カテゴリー: 環境

  • ヨーロッパの環境意識が高い理由がわかる

    ヨーロッパの環境意識が高い理由がわかる

    本記事のテーマ

    ヨーロッパの環境意識が高い理由がわかる
    • ①「ヨーロッパの環境意識が高い」よくある理由
    • ②ヨーロッパの環境意識の背景を再考する
    • ③ヨーロッパは環境意識が強いホントウの理由
    • ④我々日本が取るべき環境活動

    ①「ヨーロッパの環境意識が高い」よくある理由

    ヨーロッパ諸国は環境意識が高く、日本の見習うべきものがあります。

    1. 歴史的背景:産業革命以降の公害経験
    2. 市民の強い問題意識:生活や健康に直接影響
    3. 強力な政策と国際的リーダーシップ

    どれも素晴らしい理由ばかりです。

    ②ヨーロッパの環境意識の背景を再考する

    確かにヨーロッパ諸国の環境への取り組みは素晴らしいですが、

    1. 高い税金かけても環境を守りたいか?
    2. 細かいルールや法令などを律儀に守り切れるのか?
    3. 環境意識の低い超大国に経済力、政治的にビハインドにならないのか?

    となると、疑問に思うのが

    ・ここまで手間がかかる生活が継続できるのか?
    ・日本にいる我々はここまでやる必要があるのか?

    気になりませんか?

    ヨーロッパ諸国が環境意識を高めなければならない、独自の理由があるはず
    そこを理解した上で日本にいる我々は日本独自の環境意識を磨けばいい

    と考えた方がよいでしょう。

    環境はすべて肯定となる分、
    冷静に見極める必要があります。

    ③ヨーロッパは環境意識が強いホントウの理由

    「ヨーロッパ諸国が環境意識を高めなければならない、独自の理由」
    とは何か?
    を考えてみましょう。

    ホントウの理由を列挙

    ヨーロッパ諸国の地理条件を考えると、

    • 1.ヨーロッパは1つの大陸にたくさんの国々がある。
    • 2.戦争の歴史で領土、国境は神経質。
    • 3.一方、他大陸(特に、アメリカ、中国、日本)との国際力の競争が激しい。

    という、
    ヨーロッパ内部の課題

    ヨーロッパ外部の課題

    があります。

    ヨーロッパ内部の課題

    • 1.ヨーロッパは1つの大陸にたくさんの国々がある。
    • 2.戦争の歴史で領土、国境は神経質。

    1つの大陸に10以上の国があり、戦争の歴史でもあります。

    EU統合とはいえ、基本は利害関係がある国々です。

    そのため、以下の環境課題に敏感にならざるを得ません。

    • 越境大気汚染⇒国家間の問題
    • 国際河川での水質汚濁⇒国家間の問題
    • 廃棄物による埋立⇒領地、国境問題でもめる

    となります。

    興味深いのがが、

    越境大気汚染も
    国際河川での水質汚濁も
    廃棄物による埋立も
    他大陸(特に、日本、アメリカ)にはあまり利害が発生しないもの

    もちろん、環境法規を遵守しなければなりませんが、

    ヨーロッパ諸国は
    公害被害による健康安全のリスク
    に加えて、
    周辺各国との関係
    も神経質
    にならざるを得ないことを
    我々は理解しましょう。

    ヨーロッパ外部の課題

    • 3.一方、他大陸(特に、アメリカ、中国、日本)との国際力の競争が激しい。

    よく、電気自動車の環境への良いイメージとガソリン車の環境の悪いイメージがありますが、
    前者は、ヨーロッパ諸国、後者は日本・アメリカ
    と比較されることがあります。

    ヨーロッパ諸国にとって、

    環境負荷がかかるもの方が経済的な理由で
    世界市場(シェア)を奪われることがリスク

    と考えます。

    ヨーロッパ諸国以外は彼らほど環境意識が必要なく、便利で経済的であればヨーロッパ製品以外を選ぶ可能性が高く、ヨーロッパ諸国の輸出力等へのリスクがかかってきます。

    ヨーロッパ諸国の環境事情は結構大変であることがわかりましたね。

    ヨーロッパの課題を逆に強みにするには?

    あなたがヨーロッパ諸国のリーダとします。

    ヨーロッパ諸国の環境の内外課題をクリアにし、
    世界の中で優位な位置に立つにはどうしたらよいでしょうか?

    を考えるはずです。

    その答えが

    国連などの国際機関を活用し、
    ヨーロッパ諸国の環境意識・活動のすばらしさをアピールし、
    環境負荷がかからないヨーロッパ諸国の優位性を確立すること

    となるわけですね。これが、見習うべきヨーロッパ諸国の環境活動や意識となると考えることができます。

    安くて便利でも環境負荷がかかる製品を世界に展開する国を悪者とする戦略がヨーロッパ諸国の内外課題を一気に解決する答えです。

    ④我々日本が取るべき環境活動

    冷静に判断しよう!

    我々日本は輸出型ではありますが、GDPの大半は国内です。

    確かに、四大公害病などの苦しみの歴史があるため、環境対策は世界レベルであるべきは当然ですが、

    何でもかんでも肯定して環境基準を厳しくし
    自分たちが苦しむことがない点だけ注意が必要です。

    国際機関からの提案があったとしても、

    日本にとって本当に必要か?
    私たちにとって本当に必要か?
    特に
    誰も否定できない概念や仕組
    は要注意!

    そして、

    「ほわっとする」皆がいいとするような漠然としたアイデア・概念は
    相手の【見えない下心も】がある可能性があります。

    日本独自で環境を考えるべき1つの例は、

    電気自動車が環境によく、
    ガソリン車は環境に悪いから禁止!
    は本当に正しいのか?

    確かにガソリン車は環境負荷が多いとする地域があるかもしれませんが、
    そうでない地域もあります。

    日本の自動車メーカー潰しが見え隠れする環境活動かもしれません。

    冷静な判断が必要です。

    冷静に判断するにはどうすればよいか?

    環境系を研究すると、常に悩むのが、

    すべて正しそうに見えることは
    本当に正しいのか?
    見えない嫌なもの(既得権益、癒着、一部の利益搾取)
    がないか?
    を一度疑うこと

    でも、こういう人はおそらく環境系の仕事していない可能性も高く、
    こういうことを口に出すと村八分にされる気がします。

    だからこそ、

    すべて正しそうに見えることは
    本当に正しいのか?
    を一度疑うこと

    クリティカルシンキングなどを活用して物事を俯瞰して客観的に見ていく必要があります。

    まとめ

    以上、「ヨーロッパの環境意識が高い理由がわかる」を解説しました。

    • ①「ヨーロッパの環境意識が高い」よくある理由
    • ②ヨーロッパの環境意識の背景を再考する
    • ③ヨーロッパは環境意識が強いホントウの理由
    • ④我々日本が取るべき環境活動
  • 「公害問題で今も考えておくこと」を解説!

    「公害問題で今も考えておくこと」を解説!

    本記事のテーマ

    「公害問題で今も考えておくこと」がわかる
    • ①環境で一番大事なこと
    • ②公害の歴史
    • ③水俣病の苦難から学ぶべきこと
    • ④公害と認められるまでの道のりは長い
    • ⑤公害に近い事例を紹介
    • ⑥公害とどう向き合うか?

    公害問題で今も考えておくべきことがあります!
    「過去の辛い事故」と片付けてはいけない。
    公害問題を自分事として考えてみましょう。

    ①環境で一番大事なこと

    環境のテーマは幅広く、

    SDGs、GX、脱炭素、ISO14001(EMS)、環境教育

    などの明るいテーマも多いですが、
    QCプラネッツは一番環境で取り上げていきたいのは、

    公害対策、健康・安全確保

    です。

    土台を固めていけて初めて、キラキラしたテーマにいけると信じているからです。

    1. 失ってはいけないものを守る
    2. 良い状態に保ち続ける
    3. 自然がいいとは、努力の賜物である

    今回は、「公害問題」を取り上げていきます。

    ②公害の歴史

    「日本は、戦後の四大公害病からスタート」と思いがちですが、江戸時代や明治時代からも公害問題は頻発していました。

    公害被害は泣き寝入りするしかなかった

    • 炭田、銅山、銀山で鉱毒・鉱害・煙害発生
    • 大気汚染、水質汚濁、土壌汚染が多発
    • 農民の激しい抗議も当時は、被害者が裁判で勝訴・損害賠償請求は至難の業

    1967年の公害対策基本法、1971年環境庁ができる前の時代ですから、被害者の救済は2の次でした。

    過去の泣き寝入りは今も変わらない!

    戦前の公害は、法律や官庁が無かったから、市民が泣き寝入りするしかなかった!

    と、過去の災難として片づけてはいけません!

    公害は過去の災難ではなく、
    今も公害になりつつ火種はあります。
    そうなった場合、簡単に被害を訴求し守ってくれるでしょうか?

    答えは

    No!

    なので、

    過去の苦難・教訓を再認識し、
    現在・未来のあなたにふりかかりうる
    公害対策を心がえておく必要があります。

    そのために、過去の事例「水俣病」を振り返りましょう。

    ③水俣病の苦難から学ぶべきこと

    水俣病とは

    化学工場から海に排出された有機水銀が魚介類に蓄積し、それを日常的に食べた住民が深刻な水銀中毒を起こした。

    小学社会の問題で頻出問題であり、四大公害病、場所、原因、対策を暗記する人が多いです。

    でも、

    でも、学ぶべきところはそこじゃない!

    要は

    知識ではなく、知恵を学ぼう!

    過去の苦難から何を学ぶべきかを解説します。

    水俣病の苦難から本当に学ぶべきこと

    1. 当時、誰もが水俣病の原因は工場排水とわかっていた。
    2. 住民の要請を聞き入れ工場排水を止めていれば、被害拡大防止はできた。
    3. しかし、国は原因物質の確定が先と主張し対策を先延ばし、被害が拡大。
    4. また、国は水俣湾における魚介類の捕獲禁止を認めなかった。
    5. 当時、高度経済成長とともに、便利なビニール製品の生産が急増した。その原料を作る過程に必要な技術をもつ唯一の企業であったため、国は企業側をかばい続けた。
    ・当時は慣れない、,
    ・環境立国じゃなかった
    ・高度経済で環境より経済を優先
    ・無過失責任という概念がなかった
    ・・・
    と言い訳できます。

    しかし、

    今、同じことが起きたら、
    過去とそれほど変わらない災難になるかもしれません。

    なぜでしょうか?

    公害と認められるまでの道のりは長いからです。

    ④公害と認められるまでの道のりは長い

    いろいろ障壁があります。

    1. 企業側の責任回避
    2. 行政の判断の遅れ
    3. 科学的証明のハードルの高さ
    4. 被害者側の声が届きにくい構造
    5. 「確定的な証拠」を求めすぎる社会的傾向

    5つもあれば、

    いくら法整備やメディアがある現代でも公害と戦うのは難しい!と分かりますね。

    (i)企業側の責任回避

    企業は営利目的であるため、賠償責任や操業停止を避けたくなります。

    不誠実な企業も多々あるでしょうから
    「因果関係は不明」「他の原因も考えられる」と主張したり、
    社内データを公開しない、調査を妨げることも考えられます。

    (ii)行政の判断の遅れ

    中立な立場をとるべき行政ですが、
    地域経済が企業に依存していると、行政は強く出にくい事情もあります。

    中立な立場を貫くあまり、
    「科学的に完全に証明されるまで待つ」という姿勢が被害拡大を招くリスクもあります。

    (iii)科学的証明のハードルの高さ

    科学が発達した現代ですが、
    公害は複雑で、原因物質の特定や経路の解明に時間がかかります。

    企業や行政が積極的にデータを出さないと、研究が進まないこともあります。

    水俣病では、早い段階でメチル水銀説が有力だったにもかかわらず、政治的理由で否定された経緯があります。

    (iv)被害者側の声が届きにくい構造

    まず、自分で被害者として立ち上がる覚悟がとれるのか?
    被害者どうしで結束して強いパワーを作れるかどうか?
    相手が企業、地域、国となるわけですから、相当なエネルギーが必要です。

    そうなる前に、さっさと引っ越してしまうのも手かもしれません。

    地域社会で企業に逆らいにくく、
    医師や研究者が被害を訴えても「風評被害」と批判されることもあります。

    (v)「確定的な証拠」を求めすぎる社会的傾向

    公害は統計的・疫学的な証明が中心であり、100%の因果関係を求めると、認定は永遠に遅れてしまいます。

    加害者を特定するのが難しく、「無過失責任」(被害者が 加害者の過失(落ち度)を証明しなくても損害賠償を請求できる仕組み)で被害を認めてもらう以外難しい。

    たくさん困難を列挙しました。
    公害による被害が今、あなたやあなたの大事な人が受けていたら
    困難を乗り越えてでも戦いますか?

    これは、過去など関係なく、今も十分に起こりうる話です。

    ⑤公害に近い事例を紹介

    PFOA(ペルフルオロオクタン酸)汚染について紹介します。

    PFOA(ペルフルオロオクタン酸)汚染とは

    PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、
    人工化学合成物で、
    環境中で分解されにくく、
    人体や生態系に蓄積する「永続性化学物質(PFAS)」
    の一種による深刻な問題
    です。

    日本では水道水や河川から基準値を大幅に超える濃度が検出され、健康リスクや規制強化が進められています。

    フロン系を扱う工場や、空港などで消火剤を扱う場所周辺に高濃度で検知され、ニュースとなっています。

    https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014471451000 より引用

    どう思いましたか?

    ニュースで出ても

    血液検査から高濃度の汚染物質が出ても
    「ふーん」とピンと来ない対岸の火事として
    新聞やニュースでみてもピン事ない

    ではないでしょうか。

    でも、公害になる事象はこういうところが
    発端となっているのです。

    頭の中が

    「公害」=「過去、昭和」

    ではないでしょうか。

    企業、行政の対応

    PFOA汚染の問題を取り上げても、

    やはり、
    企業や行政の消極的な姿勢があり、四大公害病のときと変わっていません。
    住民がそこまで被害がないからかもしれませんが、
    その前に手を打つのが本来のあるべき行動

    ではどうしたらようのでしょうか?

    ⑥公害とどう向き合うか?

    市民として、しんどい選択となりますが、

    1. 環境に過信しないこと
    2. 目の前の醜いものや臭い者に蓋をしないこと
    3. おかしいことはおかしいと言える覚悟
    4. 孤軍奮闘でも行動する覚悟

    いろいろ覚悟が必要です。

    でも、

    勇気ある行動が、仇となるリスクもあります。
    「逃げる」ことも手です。

    水俣病の例も、
    水俣から遠く離れた場所に引っ越せば、被害はない
    と論理的には言えます。

    しかし、当時の暮らしや社会インフラの状況から、
    その場所でしか生計が立てられなかった。
    ことも被害拡大させた要因と考えることができます。

    その点、現代は移動の自由度はかなり高くなっています。

    過去の災難を情報ではなく自分事として捉えること
    勇気ある行動や覚悟は大事
    それと逃げる勇気も大事!

    綺麗な環境・社会を構築するためにも公害問題を通じて、しっかり考えることが大事です。

    まとめ

    以上、「「公害問題で今も考えておくこと」がわかる」を解説しました。

    • ①環境で一番大事なこと
    • ②公害の歴史
    • ③水俣病の苦難から学ぶべきこと
    • ④公害と認められるまでの道のりは長い
    • ⑤公害に近い事例を紹介
    • ⑥公害とどう向き合うか?
  • 共有地の悲劇  ~たくさんの環境法規が必要な理由がわかる~

    共有地の悲劇  ~たくさんの環境法規が必要な理由がわかる~

    本記事のテーマ

    共有地の悲劇  ~たくさんの環境法規が必要な理由がわかる~
    • ①環境法規って多すぎませんか?
    • ②共有地の悲劇とは
    • ③共有地の悲劇から多くの環境法規が必要とわかる

    ①環境法規って多すぎませんか?

    環境法規は多すぎ

    ISO14001、EMSを学ぶ上で、最も大事なのが、環境法規ですが、

    環境法規って多すぎませんか?

    ですよね!

    環境法規を覚えらてられないし
    都度、改正されたらついていけない。。。

    と、嘆いています。

    ISO関係の仕事するには弁護士になるしかないのか?
    それは無理。。。

    環境法規を挙げてみる

    どれくらい環境法規があるか、さっと挙げてみましょう。

    1. 地球環境・気候変動
    ・地球温暖化対策推進法(温対法)
    ・都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)
    ・気候変動適応法
    ・フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)
    ・オゾン層保護法(オゾン層保護法)
    ・フロン回収破壊法(フロン回収破壊法)

    2. 省エネルギー・エネルギー管理
    ・エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)
    ・建築物のエネルギー消費性能向上法(建築物省エネ法)

    3. 大気環境
    ・大気汚染防止法(大防法)
    ・自動車NOx・PM法(自動車排ガス総量規制)
    ・悪臭防止法
    ・航空機騒音に係る環境基準(告示)

    4. 水質・土壌・地盤
    ・水質汚濁防止法(水濁法)
    ・湖沼水質保全特別措置法(湖沼法)
    ・瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)
    ・下水道法
    ・浄化槽法
    ・土壌汚染対策法(土対法)

    5. 騒音・振動・地盤沈下
    ・騒音規制法
    ・振動規制法
    ・地盤沈下防止関連法(地下水採取規制など)

    6. 廃棄物・リサイクル(循環型社会)
    ・循環型社会形成推進基本法
    ・廃棄物処理法(廃掃法)
    ・PCB特措法
    ・放射性物質汚染対処特措法
    ・資源有効利用促進法
    ・容器包装リサイクル法
    ・家電リサイクル法
    ・小型家電リサイクル法
    ・建設リサイクル法
    ・食品リサイクル法
    ・自動車リサイクル法
    ・プラスチック資源循環法

    7. 化学物質管理
    ・化管法(PRTR法)
    ・労働安全衛生法(特化則含む)
    ・ダイオキシン類対策特措法
    ・毒物及び劇物取締法(毒劇法)
    ・農薬取締法
    ・化審法(化学物質審査規制法)

    8. 自然環境・生態系保全
    ・自然環境保全法
    ・自然公園法
    ・鳥獣保護管理法
    ・外来生物法
    ・文化財保護法(自然文化財)
    ・森林法(森林保全関連)
    ・漁業法(漁業権による資源管理)

    9. 環境影響評価・環境情報
    ・環境影響評価法(アセス法)
    ・環境配慮促進法(環境情報提供促進法)

    10. 環境基本法・政策関連
    ・環境基本法
    ・グリーン購入法
    ・グリーン契約法
    ・環境教育推進法(環境教育・環境保全活動推進法)

    11. 災害・放射性物質・特殊環境
    ・放射性物質汚染対処特措法
    ・原子力災害対策特別措置法
    ・東日本大震災関連の環境汚染対処法(特措法)

    ざっと、あげて66個ありました。まだあります。

    環境法規は全部必要か?と言いたくなる

    生活・身体に直接悪影響となる法規は必要とわかる!

    確かに、

    自分の生活や身体に直接悪影響を及ぼすものは、法規でしっかり守らなければいけません!

    なので、

    ●大気汚染防止法
    ●水質汚濁防止法
    ●土壌汚染対策法
    ●廃棄物処理法
    ●化管法(PRTR法)
    ●毒物及び劇物取締法

    などの、

    ●四大公害の再発防止、
    化学物質の見える化

    は、絶対必要であるとわかりますよね!

    でも、この法規まで必要か?と思うもの

    いくつか挙げてみると、

    ・自然環境保全法
    ・自然公園法
    ・鳥獣保護管理法
    ・外来生物法
    ・文化財保護法(自然文化財)
    ・森林法(森林保全関連)
    ・漁業法(漁業権による資源管理)
    環境法規は否定できないものであるため、
    「不要」と言いにくいし、
    「もう少しコンパクトな法規体制にならないか」
    と思いますよね。

    なので、一見必要でなさそうな法規も必要な理由を説明します。

    ②共有地の悲劇とは

    【共有地の悲劇】
    すべてのヒトが使用できる共有地(放牧地)がある。牧夫はだれでも自由に牛を放牧できる。しばらくの間、牧夫や牛の数が共有地の生産能力を超えない間はうまくいく。しかし、賢い牧夫であれば、自分の利益を最大化するために一頭で牛を放牧しようとする。その牧夫は増やした牛を売れば利益が増やせるが、牛が一頭増えたことにより共有地に生じた損害は皆に少しずつ負うことになる。

    という話ですが、

    それがどうかしたの?
    とすぐ思うはずです。

    ③共有地の悲劇から多くの環境法規が必要とわかる

    共有地の悲劇から、なぜ多くの環境法規が必要かを説明します。

    例:鳥獣保護管理法で考える

    都心部に住んでいれば、鳥獣保護管理法は影響ないので不要と思うでしょう。<//p>

    そこで、

    鳥獣保護管理によって、
    間接的に、遠方から
    自分や家族の生活や身体への悪影響が何か?
    を考えてみましょう。

    例えば、
    「森林とそこに住む動植物とのバランス維持ができなくなると
    台風や大雨などの大きな災害があったときに、
    弱った森林によって、都心でも思わぬ被害を被るリスクがある。

    例えば、
    鳥獣が都心部にうろつく(最近、町に熊がうろつくニュースがよくありますよね)

    など、想定されうるものはたくさんあります。

    自分の場所にとって
    間接的に、遠方から
    普段はほとんど影響がないものであっても、
    起こりうるリスクはある。

    そのリスクは、

    突然、顕在化するのではなく
    日々のバランス崩れからおこる潜在的なリスクから
    引き起こすものです。

    知らぬ間に、私たちに見えないリスク(悲劇)が襲ってくるので、そうなる前にルールで管理しましょう。という考えが大事なのです。

    とはいっても、すべての環境法規を習得するのはキツイ

    ですよね。

    なので、

    (1) 自分の生活・仕事に直接かかわるもの
    家族の生活・身体に直接悪影響を与える環境法規は最優先とする
    (2) 自分の生活・仕事に直接かかわらないもの
    「この環境法規必要?」と疑問になるものは、
    今後、自分にどんなリスクが降りかかるかを想定する(リスクアセスメント)

    の2つの考え方で分けておくといいでしょう。

    あなたにとっての軸となる環境法規を先におさえて
    枝となる個別の法規をみていくことが環境法規を学ぶ上で大事と言えます。

    また、100以上の環境法規をすべて暗記し続けるのは不可能です。

    なので、

    「環境法規を見て、活動する」
    よりは、むしろ、
    「どういう行動をすべきか」を考えた上で、環境法規を見る
    の考え方が重要です。

    目的は
    法令遵守もありますが、
    むしろ、
    自分で考えて、環境にとって良い行動がとれること
    とQCプラネッツは強く思います。

    まとめ

    以上、「 共有地の悲劇  ~たくさんの環境法規が必要な理由がわかる~」を解説しました。

    • ①環境法規って多すぎませんか?
    • ②共有地の悲劇とは
    • ③共有地の悲劇から多くの環境法規が必要とわかる
  • SDGs 17の目標 私たちにできること

    SDGs 17の目標 私たちにできること

    本記事のテーマ

    SDGs 17の目標 私たちにできること
    • ①誰もが否定できない17の項目
    • ②SDGsを利用したい側の本音
    • ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」
    • ④SDGs 17の目標 私たちにできること
    SDGs(持続可能な開発目標)
    って
    ぶっちゃけどうなん?

    あなたはどう思いますか?

    高い理想がよいことであるが、
    本当にできるのか?

    とか

    胡散臭い
    どうせ一部の人間だけが得するものなんでしょう!

    とか、思いますよね。

    SDGsどうせやるなら、
    自分でできて、本当に地球環境に役立つことをやりましょう!

    ①誰もが否定できない17の項目

    17の項目

    SDGs17の目標項目は

    1. 貧困をなくそう
    2. 飢餓をゼロに
    3. すべての人に健康と福祉を
    4. 質の高い教育をみんなに
    5. ジェンダー平等を実現しよう
    6. 安全な水とトイレを世界中に
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう
    15. 陸の豊かさも守ろう
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう

    誰もが否定できない17の項目

    これを初めて見たときは、正直、

    ●当たり前じゃん!
    ●否定できない目標って何か裏がある

    美辞麗句なものばかりで、正しいと理解しますが、「それが無理だから現実なわけで、どうしたらいいのか?ピント来ません。」

    すいません、QCプラネッツは天邪鬼なので、そう思いました。特に、ネガティブに思う理由は過去の失敗があります。

    それは、

    2010年代に「スマートコミュニティ」という素晴らしいスローガンがあり、いろいろな企業が活動したが、結局何事もなく消えていった。。。そんなスマートコミュニティと重なり、SDGs同じ道を歩むだけと思ってしまいました。

    スマートコミュニティは「綺麗なパワポ」だけ描いて、何も進まない「絵に描いた餅」でした。いろいろ仕事で振り回されて嫌な思いでしかありません。それに翻弄された人生なので、SDGsもネガティブな印象をもってしまいます。

     https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/smart_community/ より引用

    今、「スマートコミュニティ」なって誰も言わないし、あれ何だったんだろう?

    全世界で全目標達成したら地球は壊滅になる

    よく、言われるのが

    「日本人と同じ生活スタイルを世界中の人がした時に必要な地球の数は2.8個」

    つまり、

    SDGsを達成するとあっという間に地球資源が枯渇し、資源略奪が起こります。

    もちろん、日本人が資源1/3化して、世界に広めたらよいですが、それって。

    今から江戸時代の生活をしろってことです。
    って無理。。。

    なので、結局

    SDGsは全世界で達成できない矛盾した目標です。

    と冷静に判断します。

    こういうのはサラリーマンには良くある話で、

    明らかにムダで無理なのに、
    上司や経営陣を横ばせるために検討する
    無駄な業務。
    でも、これを嫌がらずに頑張る人は出世しますよね。

    でも、無駄なものはムダ。時間はお金より大事です。

    ②SDGsを利用したい側の本音

    SDGs利用者の思惑

    なぜ、美辞麗句なSDGsの目標を欧州や国連が掲げるのでしょうか?

    全体を俯瞰すると以下の理由でしょう。

    1. 環境ビジネスで世界の主導権を得たい欧州の思惑
    2. 各国間の政治的駆け引きで国連をうまく巻き込めた
    3. 企業としてはSDGsの取り組みによってイメージアップが図れる
    4. ESG投資や、金融商品にSDGs概念を入れた新商品の販売化
    5. SDGsという流行に乗ると広告収入が増えるマスメディア
    地球を守るためなどの理由がなく、
    一部の人間の私利私欲をうまく隠すための方法
    のように思われる。

    電気自動車普及の本音

    よく言われますが、

    ガソリン車より環境にやさしい電気自動車を世界に普及させよう!

    ってあります。聞こえはよいのですが、

    ガソリン車も電気自動車も環境負荷はトントン

    https://www.greenpeace.org/japan/news/story_58720/ より引用

    です。

    ガソリン車より電気自動車を優先したい理由は、

    日本の自動車メーカーつぶし

    ガソリン車のエンジンを設計・製造は非常に難しく、高い技術力が求められます。
    一方、電気自動車はある意味、組み立てればできるものです。

    環境をアピールして電気自動車を普及させる欧州や中国の思惑があります。

    電気自動車は温度変化に弱く、特に極寒の地では不向きですが、ガソリン車はガソリンを燃やせばよいのでそれがありません。環境負荷もトントンなので、ガソリン車も電気自動車も両立すればよいとQCプラネッツは思います。

    SDGsによってますます貧困になる国さえある

    途上国で、化石燃料を豊富にもつ国もあります。しかし、SDGsで化石燃料ダブー視されると、そこ国家にとって大事な収入源である化石燃料が売れなくなり、かえって貧しくなることさえあります。

    SDGsの全肯定・全否定はいけません。
    全ての事象はに良し悪しがあるので、
    多面的に評価して判断することが大事です。

    ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」

    出生数を減らして人口を減らすこと

    これも当たり前ですが、一番難しい目標ですね。

    出生率を低下して、サスティナブルな環境を維持することが究極の目標です。

    しかし、

    1. 貧しい地域
    2. 農耕、酪農作業で子供がたくさん必要な地域
    3. 衛生環境が悪い地域
    4. 紛争・戦争がある地域
    5. 女性の教育がいきわたっていない地域

    は、出生率がどうしても上がります。日本も1950年は出生数4以上あり、今は約1.3と大きく変わりましたが、それでも過去の出生数は高いのがわかります。

    地域が発展し、衛生環境が整え、
    女性の教育環境を構築すると、働きたい人が増え
    出生数は低下することがわかっています。
    この支援は必須だとQCプラネッツは思います。

    人口が減るのを拒むグローバル企業

    地球環境をサスティナブルにするには、環境を消費する人間の数を減らすことはあきらかです。しかし、

    ビジネスにおいて、購入者が減ることを同時に意味します。
    人口抑制はグローバル資本主義を妨げるため、嫌がるという相反する考えがでてきます。環境と経済が相反するためです。

    本当に難しい問題です。

    ④SDGs 17の目標 私たちにできること

    SDGsの課題をいっぱい述べました。では、私たちにできることはないのでしょうか? 
    それはあります!

    自分でできる範囲で行動すればよい。

    ボトムアップの考え方ですが、各自が行動すればよいでしょう。

    あなたができるあなたらしいSDGsを考える

    目標を再掲します。

    1. 貧困をなくそう
    2. 飢餓をゼロに
    3. すべての人に健康と福祉を
    4. 質の高い教育をみんなに
    5. ジェンダー平等を実現しよう
    6. 安全な水とトイレを世界中に
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう
    15. 陸の豊かさも守ろう
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう
    あなたができることは何でしょうか?

    いくつか提案すると、

    1. 貧困をなくそう→ちゃんと稼いで生きよう!
    2. 飢餓をゼロに→食べ物を大事にしよう!
    3. すべての人に健康と福祉を→健康維持し、みんなにやさしくなろう!
    4. 質の高い教育をみんなに→勉学に励み、皆を支えよう!
    5. ジェンダー平等を実現しよう→相手を尊敬しよう!
    6. 安全な水とトイレを世界中に→水を大切に使おう!
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに→エネルギーのムダ使いをやめよう!
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任→責任ある行動をとる!(相手のせいにしないこと!)
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう→川、海を大事にしよう!(ポイ捨てとかあかんよ!)
    15. 陸の豊かさも守ろう→森林、土を大事にしよう!(ポイ捨てとかあかんよ!)
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう

    と例をあげましたが、これは、

    SDGsよりは
    行動規範であり
    人として当たり前のことをちゃんとやることが大事ということです。

    SDGsは大事ですが、踊らされるのではなく、よく考えて行動することが求められています。

    「SDGs 17の目標 私たちにできること」を解説しました。

    • ①誰もが否定できない17の項目
    • ②SDGsを利用したい側の本音
    • ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」
    • ④SDGs 17の目標 私たちにできること
  • リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる

    リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる

    本記事のテーマ

    リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる
    • ①日本の平均リサイクル率は低い
    • ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある
    • ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由
    リサイクルは本来良いことですが、リサイクルのための過剰な資源消耗があることも事実。リサイクルの良し悪しを冷静に判断しましょう。

    ①日本の平均リサイクル率は低い

    日本の平均リサイクル率

    日本全体のリサイクルは平均

    約20%

    で、

    OECD(経済協力開発機構)の諸外国の中でも日本は下位側

    (なぜ日本のリサイクル率は世界ランキングで低いのか?全国トップ自治体の事例から探る
    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
    59d4317798557a0b7536d74d3935cbd0fc378866
    から引用)

    ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある

    日本全国で見ると平均して約20%と低めですが、その中でも突出してリサイクル率が高い市町村があります。

    (なぜ日本のリサイクル率は世界ランキングで低いのか?全国トップ自治体の事例から探る
    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
    59d4317798557a0b7536d74d3935cbd0fc378866
    から引用)

    日本国内でリサイクル率が高い市町村とそうでない市町村があります。不思議だと思いませんか?

    なぜ、リサイクル率が高い市町村があるのか?その秘訣を分析してみましょう。

    ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由

    リサイクル率が高いことはよいことなので、全市町村が参考にすればよいですよね。

    リサイクル率が高くなるのはなぜか?

    確かに、その市町村の住民の皆さんや行政の皆さんの日々の努力の賜物ですが、

    リサイクル率を高める生活は、楽ではないはず。

    なので、QCプラネッツは

    リサイクル率が高い地域は、リサイクルをせざるを得ない状況があるのではなかいと考えます。

    リサイクル率が高くなる理由

    QCプラネッツは

    リサイクル対象によって、
    環境負荷低減になれば
    その逆効果になる
    という位置で考えます。

    リサイクル率が低い地域の理由は、怠慢だからではなく。

    1. 焼却コスト、焼却時の排ガスによる越境が他国への悪影響を及ぼすリスクが少ないこと。
    2. 埋立場所があり、埋立コストの影響が少ないこと。

    の2つの条件があえば、リサイクルが必須と判断しなくてもよいと考えます。

    日本やアメリカなど国々は大気汚染による越境の心配や
    埋立場所による隣国との領有権の干渉のリスクはありません。

    一方、欧州はその逆なので、リサイクルなどの環境意識が必然的に高まる傾向にあります。

    つまり、

    リサイクル率が高い地域は、
    焼却コスト、埋立場所・コストがその地域にとって高すぎため、
    リサイクルを選ぶ傾向になると考えることができます。

    確かに、リサイクルは良いことなので、あえてしないという選択肢をとる必要はありませんが、経済・地域・政治・技術などのさまざまな観点から各自でできる範囲のリサイクル活動を行うことが大事です。

    リサイクル意識を高めるために、リサイクル率が高い市町村を参考にしつつ、各地域でできるリサイクルとは何かを考えることが大事です。

    リサイクル率が高いからといって、何でも素晴らしいとして受け入れるのではなく、一旦は自分・地元をよく考えることが大事ですね。

    「リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる」を解説しました。

    • ①日本の平均リサイクル率は低い
    • ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある
    • ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由
  • リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

    リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

    本記事のテーマ

    リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある
    • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
    • ②リサイクルが必須な素材とその理由
    • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
    • ④リサイクルに必要なこと
    否定できない概念や用語が多い環境分野だからこそ、一途にすべて正しいと舞い上がらず、冷静かつ客観的に考える姿勢が大事です。

    もちろん

    地球環境を大事に生きていくべきですが、その行動は本当に環境負荷低減になっているのか? 正しい行動とは何か? をよく考えることが大事です。

    大事なことは

    環境分野は、大事な概念や理念を学ぶ大事な学問。
    でも、それは本当なのか?を自分の目で確かめて、自分の頭で考えることが大事です。
    「環境」を口実に自分の利益を優先する相手がいる可能性もあるからです。

    ヨーロッパのことわざに

    地獄の道は善意で敷き詰められている。

    があります。本当かどうか、本質を考えるのがQCプラネッツの信念でもあります。

    すべての事柄には
    良い面と
    悪い面がある
    だから、中立した思考が求められる!

    ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル

    リサイクル項目

    リサイクル項目は下図の通りで、家庭ごみや、リサイクルのためにスーパーマーケットや行政の施設に足を運ぶことが多々あります。

    牛乳パックを開いてリサイクルするために毎日ハサミで切り開いているQCプラネッツです。

    1. プラスチック
    2. 金属
    3. ガラス
    地球環境のためと思い、毎日リサイクル活動していますが、本当に役立っているのか?気になりますよね。どうせやるなら、本当に効果が出てほしいから。

    ②リサイクルが必須な素材とその理由

    リサイクル項目の中では、

    金属
    特に、電子機器や半導体に含まれるレアメタル

    それぞれの金属の可採年数を調べると下表になります。

    項目 可採年数(年)
    鉄鉱石 70
    銅鉱石 35
    亜鉛鉱 18
    スズ 18
    19
    20
    チタン 128
    マンガン 56
    クロム 15
    ニッケル 50
    コバルト 106

    https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h23/html/hj11010102.html
    ●環境省 平成23年度 環境・循環型社会・生物多様性白書 第2節 持続可能性の検証と豊かさの考察
    より引用。データは2011年と古い。

    まだまだ採れる金属が多い中、20年以下の金属もあります。今のうちからリサイクルしておくとよいとしていいでしょう。

    本心では、

    金属が自然から取れなくなるからリサイクルするよりは、他国との地政学的な理由なり、都市鉱山を利活用するという環境と異なる理由でリサイクルする方が、リサイクルする動機付けになるでしょう。。

    ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由

    1. プラスチック
    2. ガラス

    つまり、金属以外はリサイクルが必須かどうか?疑問に思います。

    金属以外はリサイクルが必須か?

    あえて、この否定的な意見を書く理由は、

    1. 資源が豊富にある
    2. 紙は植林すればよいから
    3. リサイクルのために過剰に資源を消耗していないか?

    環境のためにリサイクル活動は必要ですが、
    逆効果になったり、
    実は効果がなく、
    別の解決手段の方が効果があった
    にならないかを良く調べる必要があります。

    紙の資源は木だから植林すればいい
    ガラスの原料は石灰石。日本で100%供給できる。

    だからといって、リサイクルを否定しているわけではありません。
    ただ、本当に効果があるのか?を考える習慣が必要と言いたいのです。

    リサイクルが逆効果になる場合もある

    ●https://www.mskj.or.jp/thesis/10003.html より引用(図1「リサイクルしてはいけない」武田邦彦著/青春出版社:出典)

    武田氏の本を引用すれば、
    新品のペットボトルより再生ペットボトルの方が
    費用もかかり、
    新品ペットボトルにはない
    洗浄工程による過剰な環境負荷が
    がかかっている。

    確かにそうです。

    リサイクルは素晴らしいことですが、
    すべてとはいかなようです。
    物質、用途に応じて、環境負荷を最小化するプロセスを
    考えていく必要があります。

    ④リサイクルに必要なこと

    QCプラネッツが思うことは

    1. リサイクルは大事!
    2. すべてリサイクルは考え物!
    3. モノを大事する気持ち行動を普段から実践する
    大量生産、大量消費、大量廃棄する現代ではなく、古代から我々の良心として、「モノ・相手を重んじる心」を日々持ち合わせていきましょう。

    「リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある」を解説しました。

    • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
    • ②リサイクルが必須な素材とその理由
    • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
    • ④リサイクルに必要なこと
  • 「フロンガスによるオゾン層破壊」が「環境問題を地球レベルに引き上げた」がわかる

    「フロンガスによるオゾン層破壊」が「環境問題を地球レベルに引き上げた」がわかる

    本記事のテーマ

    ’フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた
    • ①フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた
    • ②フロンガスとは
    • ③フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムがわかる!

    ①フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた

    なぜ、環境問題は地球規模へ広がったのか?

    フロンガスの化学的特徴や、オゾン層破壊の原因も大事ですが、最も伝えたいことがあり、ブログ記事にしました。

    それは、

    フロンガスによるオゾン層破壊までは、環境問題は日本の四大公害のように特定地域限定の公害問題で、その場で公害の原因者と被害者は明確でした。

    しかし、

    フロンガスによるオゾン層破壊は、フロンガス排出者とオゾン層破壊による被害者がわからず、世界中で公害が起こる「地球規模の環境問題」へと発展するきっかけとなりました。
    例 四大公害 フロンガスによるオゾン層破壊
    地域 局所的(地域限定) 全域(地球全体)
    被害者 その地域住民 不定
    加害者 その地域企業 不定
    環境問題 地域限定 地球規模

    上の表から

    フロンガス固有の特徴が地球規模の環境問題を考えさせるきっかけとなったことをしっかり理解しましょう!

    環境に関する仕組み・法整備ができた背景を理解する

    環境の勉強で苦労していませんか?

    ●100以上ある環境法
    ●持続可能、サステナブル、SDGsと何でもあり
    ●範囲が広すぎるし、理解が難しい!だから丸暗記!

    環境の勉強で大事なこと

    様々な法律や概念ができたり、ひろがった理由や歴史的背景をおさえよう!

    QCプラネッツから環境の歴史背景をまとめます。

    環境問題の歴史に「フロンガスによるオゾン層破壊」は欠かせない!
    1. 環境問題の最初は地域限定の「公害問題」
    2. 地域限定から世界規模に発展
    3. 地球レベルで環境問題を協議
    4. サステナビリティ、SDGsなどと拡張するが、ここは一旦止めてもいい(何でもありになり、わけがわからなくなる!)
    環境問題は
    (1)まず「公害対策」が基本! なぜなら、今も報道されないが公害問題は国内各地で水面下である!公害は過去のものではない!
    (2)次に、「地域限定から地球規模」で環境を考える! このきっかけがフロンガスであり、様々な法整備につながったきっかけ!
    この2点をまずおさえましょう!

    ②フロンガスとは

    フロンガスは冷蔵庫の冷媒として普及。
    それまで二酸化硫黄やアンモニアを使っていたが、臭いし、有毒。
    無毒で安定な化学物質としてフロンが発明。
    家電製品の普及とともにフロンガスの生産・消費が急増。

    冷蔵庫に二酸化硫黄やアンモニアを使っていたようですが、あまり想像したくありませんね。

    フロンガスは安定した化学構造で、
    爆発や有毒性もないので、
    便利な人工化学物質だったわけです。

    ③フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムがわかる!

    ここで大事なのは、

    1. フロンガスの大気中濃度を調べてわかったが、なぜ大気中濃度を測定しようと思ったのか?
      (別に危険や物質ではなく、問題もなかったので測定しようとならないはず。)
    2. フロンガスが大気中に放出したらなぜ問題なのか?なぜオゾン層破壊の原因物質になってしまうのか?
      (大気中に滞在すれば他の原子や太陽光によって化学反応し、フロンガスはオゾン層を破壊するに至らないのではないか?)
    3. 他の物質も大気中に放出したらオゾンと反応はするが、なぜフロンガスはそれがマズイのか?
      (オゾンと化学反応すればフロンガスも分解されてるから、オゾンと反応しなくなるのではないか?)
    4. フロンガスがオゾンと反応する化学的知見からなぜ地球規模の環境問題にすぐ発展したのか?(普通は、問題を提起してもすぐには皆動かないもの)

    いかがでしょうか。気になりませんか?

    フロンガスがオゾン層を破壊する理由を知っていても、
    他の物質でも起こりうる!でもなぜ、フロンガスはまずいのか?
    なぜすぐ国際問題に発展したのか?
    理由を深堀しなければ環境分野を理解するのが難しくなる!

    1つずつ解説します。

    大気中のフロンガスを測定しようとした理由

    安定した物質フロンガスなので、ヤバイという認識はないはず。でも、
    南極に向かう船の上で空気を集め、フロン濃度を測定した実験がありました。

    なぜ、計測したの?

    これは、

    興味本位的な要素が強く
    1970年初めごろに研究者が調べてみたら
    「あれ!ヤバくないか?」
    と気づいたようです。
    1. フロンガスは人工合成物質で自然界に存在しないことは1970年以前から既知である。
    2. 大気中に不純物として混入した気体はどのように除去されるかを調べたかった(太陽光による分解、雨水による洗い落とし、大気中の気体原子との化学反応など)

    3. フロンは工業利用のためにきわめて反応しにくいように設計された分子であるため、自然界に放出したらどのように変化するかを知りたかった。
    4. フロンは人工物であり、都市部から放出される。人間が住めない環境(南極や南半球側)の上空にフロンがいるのか?を知りたかった。

    大気中のフロンガスを測定してわかったこと

    データを取ると、下図のように場所とフロン濃度の関係がわかりました。

    (1971年、J.E.Lovelockによる
    フロン: 地球を蝕む物質 1990 富永 健 (著)
    より引用)

    あれ?おかしくねえか?
    と気づきませんか?
    1. 北半球の大都市から放出されたフロンの大気中濃度は、なぜか誰も住んでいない数千~数万km離れた南極側の緯度になるほど高い。それだけ長い期間大気中にフロンガスは分解されず、雨に溶けずに上空を漂っていることがわかる。
    2. 南極側での大気中濃度が高い。フロンガスが集まりやすい環境条件が南極の上空ではあるのかもしれない。
    でも、これだけだと、単に上空にフロンガスが集まるだけで、地球規模の環境問題までは発展しなさそうですね!

    大気中のフロンガスがオゾン層にとってマズイ理由

    結論

    フロンガスが成層圏まで上がると太陽光の紫外線と反応し、オゾンと反応する。
    その際、塩素原子単体が長期的に存在する化学反応を起こすため、
    その分、オゾン層のオゾンが分解されてしまう。
    これがオゾン層破壊する原因であり、フロンガス使用が大問題となった。

    化学反応のメカニズムを下図で解説します。

    フロンガスによるオゾン層破壊
    が地球規模の環境問題にのし上げた理由は
    オレンジ領域にて、何度も塩素原子が生成され、そのたびにオゾンが分解されること。
    理論計算では塩素原子1個に対し、10万個のオゾン分子が分解される。
    フロンガスは安定物質のよさが仇となり、成層圏まで分解されずにやってくる。
    そこで大量のオゾンを破壊することにある。

    フロンガスがオゾン層破壊がすぐ世界中に知りわたり対策をとるように進んだ理由

    大問題が発生しても何もしないのが世の中。
    四大公害で犠牲者が出ても、政府も行政も企業も経済優先でいた。
    でもフロンガスによるオゾン層破壊の件はなぜかすぐに世界中の人を動かすことができた!
    それはなぜでしょうか?

    結論

    これまでの環境問題と全く異質なものだったから

    つまり、

    ●加害者と被害者が全く一致しない。
    ●北半球の都市部で放出したら、南極でオゾンホールができる。
    ●いつどこで誰がダメージを受けるかわからない。
    ●環境問題は地球規模で考えなければならないと思い知らされたから。
    ●フロンガスは安定物質で使いやすさもあり、簡単に辞めることができない。
    フロンガスによるオゾン層破壊は、フロンガス排出者とオゾン層破壊による被害者がわからず、世界中で公害が起こる「地球規模の環境問題」へと発展するきっかけとなりました。
    例 四大公害 フロンガスによるオゾン層破壊
    地域 局所的(地域限定) 全域(地球全体)
    被害者 その地域住民 不定
    加害者 その地域企業 不定
    環境問題 地域限定 地球規模

    となることがよくわかりますね!

    環境問題は、内容・原因・化学的メカニズム・法的整備など学ぶことが多いですが、その土台となる
    「背景」をしっかり考えて理解することが大事です。

    まとめ

    「フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた」を解説しました。

    • ①フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた
    • ②フロンガスとは
    • ③フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムがわかる!
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