QCプラネッツ 品質のプロフェッショナルを育成するサイト

01-10_必要条件と十分条件がわかる

1_2次関数

「必要条件と十分条件が苦手!」と困っていませんか?

こういう期待に答えます。

本記事のテーマ

01-10_必要条件と十分条件がわかる
  • ①おさえるべき重要問題
  • ②解法
  • ③全問題の解説は問題集にあります
必要条件と十分条件は「軌跡・領域」の範囲で図を描くとわかりやすい

●図を描く!
●場合分けを丁寧に!
●同じ問題を何度も練習

  • ①重要問題
  • ②重要問題を解説
  • ③全問題の解説は問題集にあります
高校数学はひらめき、才能、天性は不要!
決まったパターンを反復練習すれば偏差値80は超えます!

決まったパターンを反復練習していないから、できないんですよ!って何度も言っても、それでもやってくれないんです! やったもん勝ちですよ!

①重要問題

2問あります。絶対解けるまで何度も練習しよう!

問1

【問1】
次の□に当てはまる文章を
①「必要十分条件である」
➁「必要条件であるが、十分条件ではない」
➂「十分条件であるが、必要条件ではない」
➃「必要条件でもなく、十分条件でもない」
から選べ。ただし、文字はすべて実数とする。
(1) \(x\) > 1 は\(x^2\) > 1であるための□。
(2) |\(x-3\)|+|\(x+1\)| ≤ 6であることは、\(x^2-2x-8\) ≤ 0であることの□。
(3) \(x\) > 1 かつ\(y\) > 1であるためには、 \(x+y\) >2 \(xy\) >1 であることの□。
(4)\(b\) < 0 は、\(x^2+ax+b\)=0を満たす実数\(x\)が存在するための□。
(5)\(b\) >0は、すべての実数\(x\)に対して、\(x^2+ax+b\) >0 となるための□。

問2

【問2】
問1と同様に□に入る文章を①~➃から選べ。
(1) 整数\(n\)について、\(n\)が12の倍数であることは、\(n\)が12の倍数であることの□。
(2) 自然数\(m,n\)について、\(m\)と\(n\)がともに5の倍数であることは、\(m+n\)かつ\(mn\)がともに5の倍数であることの□

②重要問題を解説

本ブログでは、【問1】を解説!
それ以外の問いは、「③全問題の解説は問題集にあります」をご覧ください。

問1でおさえるべきポイント

 

問1でおさえるべきポイントは、

「軌跡・領域」の範囲で図を描くとわかりやすい

たしかに、反例となる\(x,y\)を1つ挙げればよいですが、図形で考えましょう。ただし、図形の「軌跡・領域」は高2数学の範囲なので、高1の方は理解できればOKです。

問1の解法

(1)の解法

\(x^2\) > 1を計算すると \(x\) < -1 ,1 < \(x\)ですよね。よって、

条件 判定 条件
\(x\) > 1
\(x\) < -1 ,1 < \(x\)
×

より、「➂十分条件であるが、必要条件ではない」

(2)の解法

● |\(x-3\)|+|\(x+1\)| ≤ 6を計算しましょう。
丁寧に場合分けして絶対値を外しましょう。

(i) \(x\) ≤ -1のとき、
\(-(x-3)-(x+1)\) ≤ 6
\(-2x+2\)≤ 6 より \(x\) ≥ -2 まとめると、-2 ≤ \(x\) ≤ -1

(ii) -1 ≤\(x\) ≤ 3のとき、
\(-(x-3)+(x+1)\) ≤ 6
4 ≤ 6 より この区間の\(x\)はすべて満たす。まとめると、-1 ≤ \(x\) ≤ 3

(iii) 3 ≤ \(x\)のとき、
\((x-3)+(x+1)\) ≤ 6
\(2x-2\)≤ 6 より \(x\) ≥ 4 まとめると、3≤ \(x\) ≤ 4

全部まとめると、-2 ≤ \(x\) ≤ 4となりますね。

● \(x^2-2x-8\) ≤ 0を計算すると、-2 ≤ \(x\) ≤ 4となりますね。

つまり、両者とも同じ区間なので、

条件 判定 条件
|\(x-3\)|+|\(x+1)\)| ≤ 6
\(x^2-2x-8\) ≤ 0

より、「①必要十分条件である」

(3)の解法

\(x\) > 1 かつ\(y\) > 1と \(x+y\) >2 \(xy\) >1 の領域を下図に図示します。青い斜線部がはみ出ていますね。つまり、\(x+y\) >2 \(xy\) >1であるが、\(x\) > 1 かつ\(y\) > 1でない領域があります。よって、

必要条件と十分条件
条件 判定 条件
\(x\) > 1 かつ\(y\) > 1
\(x+y\) >2 \(xy\) >1
×

より、「➂十分条件であるが、必要条件ではない」

(4)の解法

確かに\(b\)が負なら、下図のように\(x\)の実数解は存在しますね。

必要条件と十分条件

一方、\(x^2+ax+b\)=0を満たす実数\(x\)が存在するには、
判別式D=\(a^2-4b\) ≥ 0の条件が必要です。ただし、\(a^2\) ≥ \(4b\) ならば、別に\(b\)が正でもOKですね。よって、

条件 判定 条件
\(b\) < 0
\(x^2+ax+b\)=0を満たす実数\(x\)が存在
×

より、「➂十分条件であるが、必要条件ではない」

(5)の解法

\(b\) >0だからといって、下図のように、\(x^2+ax+b\) <0の領域がありますよね。判別式Dが正の場合です。

必要条件と十分条件

逆にすべての実数\(x\)において、\(x^2+ax+b\) >0とするには、\(b\) >0は必要ですね。よって、

条件 判定 条件
\(b\) >0 ×
\(x^2+ax+b\) >0

より、「➁必要条件であるが、十分条件ではない」

面倒くさがらず、コツコツ場合分けしましょう!
場合分けに慣れると一気に勝率が上がるし、
場合分けもパターンがあるので、慣れると簡単!

「図を描いて、条件式を作り、場合分けするスキル」は絶対に習得しましょう! 一気に高校数学が得意になれます!

③全問題の解説は問題集にあります

「第1章 二次関数」で、大学受験も大学以降でも習得すべき、
二次関数の重要問題を解説しています。
目次を紹介します。

「第1章 二次関数」の目次
第1章 二次関数

01-00 2次関数の勉強の心得
01-01 2次関数とそのグラフ
01-02 2次関数の値域
01-03 2次方程式
01-04 2次不等式
01-05 2次方程式の解の存在範囲
01-06 絶対値を含む関数
01-07 絶対値を含む方程式・不等式
01-08 命題・条件
01-09 含意命題と包含関係
01-10 必要条件・十分条件

問題集はメルカリでご購入いただけます。
(現在問題集作成中。)

問題集イメージ図(予定)

是非、ブログを参考にいただき、ご購入よろしくお願いいたします。

まとめ

「01-10_必要条件と十分条件」を解説しました。

  • ①おさえるべき重要問題
  • ②解法
  • ③全問題の解説は問題集にあります


Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 119

    Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 122
error: Content is protected !!