品質不正にピッタリな「不正のトライアングル」を考える
「不正のトライアングルで品質不正が十分、分析できるのか?」と疑問に思いませんか?。
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
品質不正にピッタリな不正のトライアングルを考える
- ①品質不正の企業分析リンク
- ➁不正のトライアングルとは
- ➂「機会」,「動機」ぐらいでは品質不正は起きない
- ➃QCプラネッツが提案する不正のトライアングル
「動機」、「機会」、「正当化」
なんて、甘すぎる!
なんて、甘すぎる!
「動機」、「機会」、「正当化」くらいでは
組織的な品質不正は発生しない!
組織的な品質不正は発生しない!
もっとキツイ
不正のトライアングルを
考えるべき
不正のトライアングルを
考えるべき
①品質不正の企業分析リンク
過去の企業ケースの分析記事がこちらです。
- ●雪印集団食中毒事件から品質不正を学ぶ
- ●不二家の品質不正を学ぶ
- ●赤福の品質不正を学ぶ
- ●船場吉兆の品質不正を学ぶ
- ●東洋ゴムの品質不正を学ぶ
- ●日立化成の品質不正を学ぶ
- ●富久娘酒造の品質不正を学ぶ
- ●フォルクスワーゲンの品質不正を学ぶ
- ●三菱自動車の品質不正を学ぶ
- ●パロマの品質不正を学ぶ
- ●スバルの品質不正を学ぶ
- ●日産自動車の品質不正を学ぶ
- ●東レの品質不正を学ぶ
- ●三菱マテリアル子会社から品質不正を学ぶ
- ●東洋紡の品質不正を学ぶ
- ●京セラの品質不正を学ぶ
- ●トーカン(三菱電機子会社)の品質不正を学ぶ
- ●KYBの品質不正を学ぶ
- ●ジャムコの品質不正を学ぶ
- ●丸善石油化学の品質不正を考える
- ●小林化工から品質不正を学ぶ
- ●日医工の品質不正を学ぶ
- ●神戸製鋼の品質不正を学ぶ
- ●IHIの品質不正を学ぶ
- ●タカタの品質不正を学ぶ
- ●スズキの品質不正を学ぶ
- ●三菱電機の品質不正を学ぶ
- ●宇部興業の品質不正を学ぶ
- ●シチズン電子の品質不正を学ぶ
- ●品質不正 2022年に発覚した企業から学ぶ
情報収集だけでは深い分析はできません。どうやって分析するか?気になりませんか?。
➁不正のトライアングルとは
有名なフレームワークで、よく使われています。
- 動機
- 機会
- 正当化
つまり、
●不正に走る「動機」があり、
●不正する「機会」があり、
●それを「正当化」すると
不正に走ってしまう
●不正する「機会」があり、
●それを「正当化」すると
不正に走ってしまう
確かに、納得できますが、
「動機」、「機会」、「正当化」
なんて、甘すぎる!
なんて、甘すぎる!
「動機」、「機会」、「正当化」くらいでは
組織的な品質不正は発生しない!
組織的な品質不正は発生しない!
その理由を解説し、もっと、品質不正にぴったりなトライアングルを提案します。
➂「機会」,「動機」ぐらいでは品質不正は起きない
「機会」の意味を考える
「機会」というと、
●チャンスがある!
●ちょっとやってみたい!試してみたい!
●ポジティブな意味でよく使われる
●「リスクと機会」ってよく使う
●ちょっとやってみたい!試してみたい!
●ポジティブな意味でよく使われる
●「リスクと機会」ってよく使う
ポジティブな状況で、挑戦したい!時に使うのが「機会」です。
●不正するチャンスがある!
●ちょっと不正やインチキをやってみたい!不正を試してみたい!
ってならないですよね!
●ちょっと不正やインチキをやってみたい!不正を試してみたい!
ってならないですよね!
品質不正の入り口は、
不正せざるを得ない状況、それ以外ない状況に追い込まれた状況ではないでしょうか?
「動機」の意味を考える
動機は「モチベーション」と訳します。
●チャンスがある!
●ちょっとやってみたい!試してみたい!
●テンションが上がる
●周囲、部下への動機づけ
●ちょっとやってみたい!試してみたい!
●テンションが上がる
●周囲、部下への動機づけ
不正に当てると、
●不正するチャンスがある!
●ちょっと不正してみたい!
●不正するとテンションが上がる
●周囲、部下への不正する動機づけ
●ちょっと不正してみたい!
●不正するとテンションが上がる
●周囲、部下への不正する動機づけ
っておかしくないですか?
品質不正しようと行動する理由は、
不正せざるを得ない状況で、何とか辻褄あわせできるいい逃げ場は無いかを必死に探すことではないでしょうか?
●検査の改ざんで、納期必達のプレッシャーに対応できるなら、改ざんに手を出すでしょうし、
●検査の改ざんができないシステムなら、会社を辞めて逃げてしまうでしょうし、
●何とかならないかと「対応」という逃げ場を必死で探す状況です。
これを「動機」っという言葉を使うのは適切ではないでしょう。
「正当化」の意味を考える
これは、使える!と考えます。
正当化は
だって、しゃーなんやん。そうするしかなかったんだから。。。
これは、不正する追い込まれた状況でも、使える言葉ですね。
品質不正は「せざるを得ない窮地に追い込まれた状況」でやらかすこと
➃QCプラネッツが提案する不正のトライアングル
上の説明をまとめると、
●不正開始は、そのキツイ状況に追い込まれた状況になること
●不正実施は、何とかいい逃げ場はないかと探すこと
●その後は、開き直るしかなく正当化するしかない
●不正実施は、何とかいい逃げ場はないかと探すこと
●その後は、開き直るしかなく正当化するしかない
これにピッタリな言葉を当てはめましょう。例えば、
動機⇒窮地機会⇒逃避- 正当化⇒正当化
などは、いかがでしょうか。これなら、
- 品質不正した側の辛さがよく伝わる
- 軽々しさが出てこない
- 品質不正した大変さがわかり、対策を真剣に取り組もうと配慮
が伝わってきませんか? あなたも、あなたらしい言葉を当てはめてみてください。
周囲に合わせるために「動機」「機会」「正当化」を使うのはOK!
でも、これじゃ、不要な不正をやった悪い奴という意味しか伝わらない
品質不正に追い込まれた状況を考えた言葉を使ってほしい。
でも、これじゃ、不要な不正をやった悪い奴という意味しか伝わらない
品質不正に追い込まれた状況を考えた言葉を使ってほしい。
与えられた用語や式使いつつ、本質が伝わるかどうか考え抜くことが最も大事です。
動機⇒窮地機会⇒逃避- 正当化⇒正当化
まとめ
「品質不正にピッタリな不正のトライアングルを考える」を解説しました。
- ①品質不正の企業分析リンク
- ➁不正のトライアングルとは
- ➂「機会」,「動機」ぐらいでは品質不正は起きない
- ➃QCプラネッツが提案する不正のトライアングル
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