リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

本記事のテーマ

リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある
  • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
  • ②リサイクルが必須な素材とその理由
  • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
  • ④リサイクルに必要なこと
否定できない概念や用語が多い環境分野だからこそ、一途にすべて正しいと舞い上がらず、冷静かつ客観的に考える姿勢が大事です。

もちろん

地球環境を大事に生きていくべきですが、その行動は本当に環境負荷低減になっているのか? 正しい行動とは何か? をよく考えることが大事です。

大事なことは

環境分野は、大事な概念や理念を学ぶ大事な学問。
でも、それは本当なのか?を自分の目で確かめて、自分の頭で考えることが大事です。
「環境」を口実に自分の利益を優先する相手がいる可能性もあるからです。

ヨーロッパのことわざに

地獄の道は善意で敷き詰められている。

があります。本当かどうか、本質を考えるのがQCプラネッツの信念でもあります。

すべての事柄には
良い面と
悪い面がある
だから、中立した思考が求められる!

①必要なリサイクルと過剰なリサイクル

リサイクル項目

リサイクル項目は下図の通りで、家庭ごみや、リサイクルのためにスーパーマーケットや行政の施設に足を運ぶことが多々あります。

牛乳パックを開いてリサイクルするために毎日ハサミで切り開いているQCプラネッツです。

  1. プラスチック
  2. 金属
  3. ガラス
地球環境のためと思い、毎日リサイクル活動していますが、本当に役立っているのか?気になりますよね。どうせやるなら、本当に効果が出てほしいから。

②リサイクルが必須な素材とその理由

リサイクル項目の中では、

金属
特に、電子機器や半導体に含まれるレアメタル

それぞれの金属の可採年数を調べると下表になります。

項目 可採年数(年)
鉄鉱石 70
銅鉱石 35
亜鉛鉱 18
スズ 18
19
20
チタン 128
マンガン 56
クロム 15
ニッケル 50
コバルト 106

https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h23/html/hj11010102.html
●環境省 平成23年度 環境・循環型社会・生物多様性白書 第2節 持続可能性の検証と豊かさの考察
より引用。データは2011年と古い。

まだまだ採れる金属が多い中、20年以下の金属もあります。今のうちからリサイクルしておくとよいとしていいでしょう。

本心では、

金属が自然から取れなくなるからリサイクルするよりは、他国との地政学的な理由なり、都市鉱山を利活用するという環境と異なる理由でリサイクルする方が、リサイクルする動機付けになるでしょう。。

③リサイクルしなくてもよい素材とその理由

  1. プラスチック
  2. ガラス

つまり、金属以外はリサイクルが必須かどうか?疑問に思います。

金属以外はリサイクルが必須か?

あえて、この否定的な意見を書く理由は、

  1. 資源が豊富にある
  2. 紙は植林すればよいから
  3. リサイクルのために過剰に資源を消耗していないか?

環境のためにリサイクル活動は必要ですが、
逆効果になったり、
実は効果がなく、
別の解決手段の方が効果があった
にならないかを良く調べる必要があります。

紙の資源は木だから植林すればいい
ガラスの原料は石灰石。日本で100%供給できる。

だからといって、リサイクルを否定しているわけではありません。
ただ、本当に効果があるのか?を考える習慣が必要と言いたいのです。

リサイクルが逆効果になる場合もある

●https://www.mskj.or.jp/thesis/10003.html より引用(図1「リサイクルしてはいけない」武田邦彦著/青春出版社:出典)

武田氏の本を引用すれば、
新品のペットボトルより再生ペットボトルの方が
費用もかかり、
新品ペットボトルにはない
洗浄工程による過剰な環境負荷が
がかかっている。

確かにそうです。

リサイクルは素晴らしいことですが、
すべてとはいかなようです。
物質、用途に応じて、環境負荷を最小化するプロセスを
考えていく必要があります。

④リサイクルに必要なこと

QCプラネッツが思うことは

  1. リサイクルは大事!
  2. すべてリサイクルは考え物!
  3. モノを大事する気持ち行動を普段から実践する
大量生産、大量消費、大量廃棄する現代ではなく、古代から我々の良心として、「モノ・相手を重んじる心」を日々持ち合わせていきましょう。

「リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある」を解説しました。

  • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
  • ②リサイクルが必須な素材とその理由
  • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
  • ④リサイクルに必要なこと
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