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品質不正する理由がよくわかる

品質不正

「なぜ不正してしまうのか?」と疑問に思いませんか?。

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

不正する理由がよくわかる
  • ①品質不正の企業分析リンク
  • ➁個人不正はある確率で発生
  • ➂ほとんどの人は真面目
  • ➃真面目な人が集まる組織が不正する理由

品質不正問題の演習問題を販売します!

品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

不正する人はある一定の確率でいます。
その場合は、個人を処罰すればOK
不正しないほとんどの人を組織的不正に走らせる圧力がかかっているのが本当の問題!

①品質不正の企業分析リンク

過去の企業ケースの分析記事がこちらです。

★2022年以前の過去の品質不正事例(30社)を分析しました★

ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。ご覧ください

No 企業事例
1 1_雪印集団食中毒事件から品質不正を学ぶ
2 2_不二家の品質不正を学ぶ
3 3_赤福の品質不正を学ぶ
4 4_船場吉兆の品質不正を学ぶ
5 5_東洋ゴムの品質不正を学ぶ
6 6_日立化成の品質不正を学ぶ
7 7_富久娘酒造の品質不正を学ぶ
8 8_フォルクスワーゲンの品質不正を学ぶ
9 9_三菱自動車の品質不正を学ぶ
10 10_パロマの品質不正を学ぶ
11 11_スバルの品質不正を学ぶ
12 12_日産自動車の品質不正を学ぶ
13 13_東レの品質不正を学ぶ
14 14_三菱マテリアル子会社から品質不正を学ぶ
15 15_東洋紡の品質不正を学ぶ
16 16_京セラの品質不正を学ぶ
17 17_トーカン(三菱電機子会社)の品質不正を学ぶ
18 18_KYBの品質不正を学ぶ
19 19_ジャムコの品質不正を学ぶ
20 20_丸善石油化学の品質不正を考える
21 21_小林化工から品質不正を学ぶ
22 22_日医工の品質不正を学ぶ
23 23_神戸製鋼の品質不正を学ぶ
24 24_IHIの品質不正を学ぶ
25 25_タカタの品質不正を学ぶ
26 26_スズキの品質不正を学ぶ
27 27_三菱電機の品質不正を学ぶ
28 28_宇部興業の品質不正を学ぶ
29 29_シチズン電子の品質不正を学ぶ
30 30_(速報)日本製鋼所の品質不正を学ぶ

➁個人不正はある確率で発生

個人不正は確率論

数%の社員は、倫理観の欠如やマインドが低いため、不正します。
これは確率論だから仕方がない。

横領 改ざん 個人不正 といろいろ手口がありますね。

個人不正は解雇すれば解決

なので、個人を処罰すれば問題解決します。ほとんどの人は倫理観が高い人なので、あまり組織的な問題にしなくてよいです。

急な、退職メールが来ると、「何かやらかしたな!」と思えばよく
組織は、注意メールや、教育を実施して注意喚起すればOKです。

不正として社会広まる事はない

ほんの一部の悪い社員の不正なので、確率的に発生するだけで、特に問題にしなくてよいです。

QCプラネッツが取り上げる不正は
このレベル感で言っているわけではない!
不正しない倫理観高い人が不正に走る異常事態をブログで取り上げています。

➂ほとんどの人は真面目

プロとしてのプライド

よく品質不正した企業の報告書を見ると、

  1. 技術者マインドの欠如
  2. 倫理観の欠落
  3. など

が書いていますが、

言い過ぎ!
社員や技術者をバカにしている!

と感じています。

確かに、数%の社員は悪意があり個人不正しますが、その低いレベルの話ではありません。

品質不正を起こす組織にいる、95%以上の人は高い倫理観とプロ意識を持っていますよ。

  1. その組織で働くことを誇りに思い
  2. 自分のスキルを高めているプロ
  3. 社会を良くしようと志す人達の集合体

じゃないと、みんなそんな組織から離れてしまうから。

真面目な人、不真面目な人

日本人は真面目な人が多いから、日本人的感覚や価値観で高い倫理観や品質マインドを醸成するのは簡単です。

なお、不真面目な人までは言わないが、日本の価値観から離れた人がいれば、ルール化、契約で縛ればよいわけです。日本人があまり好きじゃない契約社会とすればよいです。

真面目な人が集まる組織が不正するのはなぜでしょうか?

個人では、不正はNG!と心得ているのに、集団化すると逆になります。変ですよね。

➃真面目な人が集まる組織が不正する理由

真面目な人が集まる組織に異常な圧力がかかっているから不正に走らざるを得ない窮地に追い込まれている

と考えるのが正しいでしょうね。

  1. 検査は最速でも3日かかるのに、今日が納期! どうしよう。。。
  2. 検査に必要な装置が無いから検査できないけど、規格では必須! どうしよう。。。
  3. チャンピオンデータで検査してOKとしないと納期が間に合わない!どうしよう。。。

という、コスト(C)と納期(D)の異常な圧力がかかると、不正できる箇所に逃避して、正当化しようとなってしまいます。

十分な納期と、検査環境があれば、まじめな人が多い組織では不正しようとなりませんよね。

正直の方が本来ラク!
変に嘘をつく方がむしろストレス!

そうさせない、異常な圧力がかかっていると考えるべきです。

個人、組織の批判より外圧除去が不正防止には有効

だから、個人の処罰や個人の再教育、組織体制の改革などをしても、外圧除去しない限り、不正は再発します!

外圧を除去できるのは、経営者しかいません。それを考えて経営するのだから。

QCプラネッツでは、

  1. 不正原因の外圧を特定
  2. 外圧除去のための経営者へ依頼
  3. 担当、組織はまずできる不正再発防止化から

をお願いする体で、記事を書いています。

不正は2つあり、内容が混同したくないので本記事を作りました。
(i)もともと不正する悪い人は数%組織にはいるが、個人処罰ですぐ解決
(この内容をブログで解説しても意味が無い)
(ii)倫理観の高いほとんどのプロが集まる組織が不正するのは、何かおかしな圧力がかかっているから
その外圧をどう除去するかが経営者の腕にかかっている!

この(i)(ii)を区別して、(ii)をよく考えることが大事です。

まとめ

「不正する理由がよくわかる」を解説しました。

  • ①品質不正の企業分析リンク
  • ➁個人不正はある確率で発生
  • ➂ほとんどの人は真面目
  • ➃真面目な人が集まる組織が不正する理由


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