★ 本記事のテーマ
★おさえておきたいポイント
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相
真相はわからない!
自分で調べて考え抜く
本当の社会科を勉強しよう!
①通説
大航海時代とは(通説)
教科書、学校、塾、親から教えてくれる内容は以下ですよね!
・中南米、アフリカ、アジア諸国をヨーロッパの植民地化
・植民地からの豊富な資源を搾取し、経済的優位性を高めた。
➁通説に対する疑問点・気になる点
調べると気づく疑問点
参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!
★なぜ西欧だけが、非西欧(アメリカ、アフリカ、アジア)支配できたのか?
★当時世界の中心だった、インド、中国も大航海時代があってもいいはず。
いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!
確かに、世界の経済の重心の移動をみると、下図のように、長年はインド、中国が世界のGDPの7割近くを占めていたので、それが西欧側へ移動するのは変ですよね!
(McKinsey Global Instituteの “Urban world: Cities and the rise of the consuming class”(June, 2012)より引用)
真相を説明します。
➂通説を検証して見えた真相
考えるポイント
●大航海できなかった
●大航海する必要がなかった
その結果、西欧の飛躍的発展による支配となってしまった。
と考えるとよいでしょう。
真相
たくさん条件が上がりますが、文献から考えると、
- 他地域より高い軍事力
- 他地域より感染症による免疫力の高さ
- 危険を冒してでも他地域から手に入れたいもの
が考えられます。
次に、
- なぜ3つの条件があれば、他地域支配ができたのか?
- なぜ、西欧だけ3つの条件がそろっていたのか?
を考えてみましょう。
なぜ3つの条件があれば、他地域支配ができたのか?
★①他地域より高い軍事力
銃、鉄からできた武具、防具があれば、それをもっていない他地域の住民を支配することができました。
★②他地域より感染症による免疫力の高さ
確かに、軍事力の高さも大事ですが、意外に影響が強かったのが『感染症』です。特に、スペインが南米に進出した際、スペイン人からの感染症によって、南米の原住民人口が激減しました。見えない敵がいたというわけです。
★③危険を冒してでも他地域から手に入れたいもの
現在の航海は安全ですが、当時の航海はとても危険なものでした。その危険を冒してでも手に入れたかったのが、香辛料です。香辛料は当時アジアから陸を通って西欧に輸出されていましたが、途中の手数料や関税などで、数百倍の値段に跳ね上がっていました。
航海で直接買い付ければ、莫大な利益が手に入ることが、大きなモチベーションでした。
なぜ、西欧だけ3つの条件がそろっていたのか?
3つの理由は下のように
・①高い軍事力
・②感染症による免疫力
と
・③危険を冒してでも他地域から手に入れたいもの
と2つに分けることができます。
★大規模集団社会があったこと
特に、
・人口が増え、人口密度が増える
・余剰食糧により農耕以外で生計を立てる人が増え、鉄や銃などの発明につながる
・人口密度が高く、家畜が多いと、感染症が増える
この条件が整ったのが、数少ない地域で、その1つがヨーロッパでした。そして、もう1つがインドや中国がある南・東・東南アジアでした。
★危険を冒してでもほしいものがあること
ヨーロッパ
と
インド・中国
そうなると、
なぜ、インド・中国が大航海しかったのか?を考えると、いくつか理由はありますが、もっともシンプルな理由があります。
となりますね。
【まとめ】大航海時代を迎えたのはヨーロッパだけだった理由
以上を下表にまとめると、確かにヨーロッパだけ大航海時代が必要だったことがわかりますね。
まとめ
「なぜ四つだけ大きな文明ができた?(四大文明)がわかる」を解説しました。
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相