★ 本記事のテーマ
芥川龍之介「神神の微笑」にある『造り変える力』
★おさえておきたいポイント
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相
真相はわからない!
自分で調べて考え抜く
本当の社会科を勉強しよう!
①通説
日本の異文化の受容と再構築(通説)
外国から取り入れたもので、日本風にアレンジいれたものがたくさんありますよね。
例えば
- 食文化
中国の中華麺→日本のラーメン
インドのカリー→日本のカレー
アメリカのハンバーガ→日本のテリヤキバーガー
イタリアのパスタ→きのこ、明太子パスタ - 儒教、仏教の受容、神道との融和。日本仏教の発展
- 和洋折衷→相容れないものをうまく融和していく力
- 明治憲法→
ドイツ憲法をベースに天皇を軸とする中央集権化 - ISO(国際標準化機構)×日本の企業文化との融合
●外来文化をそのまま取り入れたり、模倣するのではなく自国の味覚・生活様式・社会構造に合わせて再構築する力がある日本
昔から生活していれば、違和感はないですよね。
➁通説に対する疑問点・気になる点
調べると気づく疑問点
参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!
確かに、不思議であるし、
だって、それが普通じゃん!と言いたいですが、それの当たり前がなぜできるか?
いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!
真相を説明します。
検証して見えた真相
様々な研究による理由付けがありますが、今回は、日本、国体、日本らしさを理解するために、
★「神神の微笑」にある『造り変える力』
海外の異質なものがやってくることは、本来、国内にとって厄介で国難になることさえあります。
- 日本の国難に対する先人の知恵が『造り変える力』
- イエズス会の宣教師が日本でのキリスト教布教に苦労する物語
- 日本の霊的風土に圧倒される様子が描かれ、日本人の宗教受容の姿勢に違和感を覚え、「我々の力と云うのは、『破壊する力』ではありません。『造り変える力』なのです」
大正時代の小説ではありますが、芥川龍之介の言っていることは本質的です。確かに、大正時代は海外の思想(特に共産思想)などで日本国内が暗い時代に入るときでした。この時期に、本質をずばり小説でわかりやすく伝える芥川龍之介はさすがですね。
日本の霊的風土に圧倒される理由は、自然豊かな日本だから宿る神の存在です。
自然の神、
食の神、
笑いの神、
・・・
いろいろ目に見えないところにいます。
他の排除や否定する文化ではなく、うまく融合していく
「和」文化いう日本のベースを作っている。
歴史は結果論で済ますのではなく、その理由をしっかり考えることが大事です。
その過程を経て儒教・仏教、外来文化が日本に根付いてきた。
★ 品質管理もまさに異文化融和の例
日本の匠の技、モノづくりを支える品質管理ですが、
外来の異文化から来ていますよ。
たとえば、
- ISOは国際規格
- ISOをベースに1947年JISを設立
- 管理図、抜取検査は米軍規格がベース
であり、日本独自のものではありません。
日本企業文化と融和し、
強い日本企業へ成長していますよね。
本来なら、拒絶して排除するのが普通ですが、日本はそうじゃない!
他の良い所を引き抜き、自分らしく活かす技法は
日本古来から受け継がれています。
だから、それが当たり前と思っています。
まとめ
「日本は異文化の受容と再構築ができる理由
芥川龍之介「神神の微笑」にある『造り変える力』」を解説しました。
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相