ソ連崩壊後の新生ロシアが経済混乱した理由

本記事のテーマ

ソ連崩壊の新生ロシアに世界は歓迎
でも新生ロシアが経済混乱で苦しんだ理由

おさえておきたいポイント

  • ①通説
  • ➁通説に対する疑問点・気になる点
  • ➂通説を検証して見えた真相
学校や試験対策の社会では、
真相はわからない!
自分で調べて考え抜く
本当の社会科を勉強しよう!

①通説

ソ連崩壊後の新生ロシアとは(通説)

教科書、学校、塾、親から教えてくれる内容は以下ですよね!

新生ロシアとは

  1. 新生ロシアは冷戦の終結として世界から歓迎。
  2. 東西諸国は軍事的脅威の低下により国防費の削減や経済協力の拡大が期待。
  3. バルト三国やウクライナなどは独立を果たし、民族自決の達成として歓迎。
  4. 共産主義から市場経済への移行に世界は支援した。
ソ連の恐怖がなくなり平和な世界の中、グローバル化が加速。

➁通説に対する疑問点・気になる点

調べると気づく疑問点

参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

考えるポイント

確かに、現在、強いロシアへと成長したが新生ロシアによる混乱や、ロシアになったことによる問題点がなかったのだろうか?

いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

混乱期のエリツィン、強いロシアを作っているプーチンの違いとその背景は?

真相を説明します。

➂通説を検証して見えた真相

真相

  1. 品不足だった計画経済から急に市場経済原理を導入したため物価が急上昇した。
  2. ロシア政府は国家財政立て直しのためにIMF(国際通貨基金)の支援に頼らざるを得なかった。IMFは民営化を強行。民営化に国内経済が混乱。
  3. 国家企業を民営化(株式発行)したが国民に価値が伝わらず、その価値に気づいた一部の起業家(民間企業・銀行)が二束三文で企業を買収し、急成長した。
  4. 財政が苦しいロシア政府はロシア民間銀行から融資を受けるが、その代償としてロシアの石油・天然ガス・鉱物資源が民間銀行家の所有になった。
  5. 財政が苦しいロシア政府である一方、巨額の富をもつ新興財閥(オルガルヒ)が登場した。
  6. オルガルヒは、ロシアの天然資源の輸出や、政権と癒着。その一方で、一般市民の生活はより厳しく格差社会を生み、新興財閥への不満が高まった。
新生ロシアの混乱の中、一部の新興財閥と一般貧困層の格差が拡大。
強いロシアを作るリーダを国民は求め、それがプーチンである。

まとめ

「ソ連崩壊後の新生ロシアが経済混乱した理由」を解説しました。

  • ①通説
  • ➁通説に対する疑問点・気になる点
  • ➂通説を検証して見えた真相

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