★ 本記事のテーマ
日本の古代からある人質制度がわかる
★おさえておきたいポイント
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相
学校や試験対策の社会では、
真相はわからない!
自分で調べて考え抜く
本当の社会科を勉強しよう!
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①通説
人質制度とは(通説)
教科書、学校、塾、親から教えてくれる内容は以下ですよね!
●人質(ひとじち)は、交渉を有利にするために、人の身柄を拘束することや、拘束された人の事である。
●日本史でも人質事例はたくさんある
●日本史でも人質事例はたくさんある
- 百済王子(飛鳥時代):百済復興のため日本が支援し、王子を人質として保護。
- 高句麗王子(飛鳥時代):高句麗との外交関係の中で来日。人質的立場で滞在。
- 多治比氏(奈良時代):地方豪族で、中央政権との関係強化に人質的役割を果たす。
- 足利義満(室町時代):父・義詮が南朝との和睦のために人質として差し出した。
- 徳川家康(戦国時代):今川義元へ人質として送られた。後の今川家との同盟の証。
人質と聞けば、事件性がある良くない話。
➁通説に対する疑問点・気になる点
調べると気づく疑問点
参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!
日本史でも人質事例はたくさんあるが、よく事例をみると、
●外交関係によるもの
●地方豪族と中央政権との関係強化
●和睦のため
●戦国大名どうしの同盟の証
など、良好関係を構築する目的が強い!
●外交関係によるもの
●地方豪族と中央政権との関係強化
●和睦のため
●戦国大名どうしの同盟の証
など、良好関係を構築する目的が強い!
双方の良好な関係のために人質を送っている。人質は悪いことなのだろうか?
いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!
真相を説明します。
➂通説を検証して見えた真相
- 百済の王子は日本(倭国)で育ち、その後百済の国王になり戻る。倭国と同じ政治体制を百済にも敷くのに双方にとって都合がよかった。(相手国の文化を破壊しない。その国の文化・伝統はそのままで、政治は倭国と同じとなる)
- 古代において、近隣諸国の王子は親となる国に集められ、そこで育つため、その後国境紛争になっても王同士の信頼関係で穏便に事を済ませることができた。
- 小作人の子供は地主のもとに預けられた。地主の屋敷や農地が大きいため、炊事・掃除・洗濯・料理・裁縫・田植え・農作業・行儀作法などを集団生活の中で教えられる。習った経験を自分の家で実践していった。
- ヨーロッパの国室は皆、親戚で国王同士の紛争回避しようとする習慣が広がる。近衛兵は王の下の貴族の息子たちが多く、貴族が王を裏切らないように集められていた。
以上から、
- 「人質」と言えば聞こえは悪い。でも、真相はそうではなかった。
- 「人質」よりは現代の「期間限定の出向」に近い。
- 奴隷としてこき使われる人質ではなく、平和のための習慣しての人質とみることができる。
確かに、人質先で問題を起こせば厳しい処分になるでしょうが、
子供時代、若い時に他国に世話になった、他国に知り合いがいるとなると、いざもめたときも柔軟な対応ができますよね。
ビジネスパートナー先への期間限定の出向に近いですね。相手がわかるからよい提案もできるみたいなものでしょうね。
まとめ
「日本の古代からある人質制度がわかる」を解説しました。
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相