投稿者: QCプラネッツ

  • ISO9001 2026への改訂とやるべきこと

    ISO9001 2026への改訂とやるべきこと

    本記事のテーマ

    ISO9001 2026への改訂とやるべきこと
    • ①ISO9001 2026は2026年9月に改訂
    • ②ISO9001 2026改訂の焦点
    • ③ISO9001改訂に慌てず、日々の事業品質活動に集中する

    結論

    ISO9001 取得しているユーザの皆さまに伝えたいことは、

    1. 急に対応しようと焦る必要はない。
    2. 2026年度に改訂されることは知っておこう。
    3. ISOのためだけでなく日々継続的改善をしましょう。

    ①ISO9001 2026は2026年9月に改訂

    ISO9001 2026は2026年9月に改訂

    2023年あたりから、改訂に向けた協議が進んでいましたが、
    2026年改訂は1つの節目となります。

    ②ISO9001 2026改訂の焦点

    要求事項やバックグラウンドの改訂内容はまだ決まっていませんが、

    1. リーダーによる倫理と誠実性の推進
    2. リスクマネジメントの強化
    3. ステークホルダーエンゲージメントの重視
    4. 他のマネジメントシステムとの整合性の向上(ISO 14001(環境マネジメント)、ISO 45001(労働安全衛生)等)(8の運用 8.2~8.7が縮約されるかも?)
    5. サプライチェーンマネジメント・変更管理・組織の知識管理の強化
    6. DXやAI導入による外部・内部課題への対応がより明確化

    などがあるようです。

    ③ISO9001改訂に慌てず、日々の事業品質活動に集中する

    最も伝えたいこと

    1. 急に対応しようと焦る必要はない。
    2. ISO要求事項に関係なく、日々継続的改善をしましょう。

    その理由は、

    1. ISOは手段。目的のために活動すべき
    2. ISO9001改訂の際、改訂の前後の違いを理解するには今のISO9001 2015をマスターすべき。
    3. ISO9001は要求事項4~7,9,10は経営に関するもので完成度が高い。おそらく改定後も根幹は変わらないはず。
    4. ISO9001 2015の要求事項で満足すること、足りないことを今のうちに洗い出しておく方がよい。

    認定機関、認証機関が検討する段階

    2025年9月に記事を書いていますが、今は、
    認定機関、認証機関が検討する段階です。
    専門がしっかり構築する時期です。

    ユーザはむしろISO9001 2015をしっかり継続しましょう。

    今の段階でプロにISO9001 2026のことを聞くと、かえって混乱するので、改訂時期だけ知っておけばよいです。余裕があれば情報収集してもよいでしょう。

    QCプラネッツも「知らない体」で、2026年9月になって、じっくり対応したいと考えています。

    移行期間内にゆっくり環境変化に合わせていく

    QCプラネッツはISO9001を始めたのが
    ISO9001 2008→ISO9001 2015に移行した時期でした。

    その時を思い出すと、

    ●2016年、2017年は認定機関、認証機関からの教育、指示を仰ぎ、
    ●2018年に移行審査を実施。
    ●2019年からISO9001 2015の本格審査開始
    でした。

    正直、

    事業全体を新たな規格に合わせるとはいえ、
    時間かけてゆっくり移行していくなあと
    と思いました。

    そうです。あわてる必要はありません。

    ここで今やっておいた方がよいおススメを1つ提案します。

    規格移行は事務局担当育成のチャンス!

    品質部門の皆さまへ是非やってほしいのが

    規格移行は事務局担当育成のチャンス!
    若手や年数の少ない担当に移行対応の経験を与えてほしいこと!

    10年から15年に1回の機会です。品質の技量継承やさらなる向上のために、新しい人に挑戦させてあげましょう。

    そのためにこの1年でISO9001 2015の基礎やQMS,QCの復習をしっかりやりましょう!

    QCプラネッツの役目

    ISO9001 2026移行に入る中、感じたことや留意したい点をブログで書いていきますので、一緒に規格を楽しんでいきましょう。

    移行の背景、移行のポイント、QMS構築のポイント、内部監査・外部審査のポイント、QC検定® などさまざまな情報が今後飛びかい、焦るかもしれません。

    大事なのは、

    専門用語や難しい概念に惑わされず、改訂のポイントを自分の言葉でわかりやすく職場のメンバーに伝えることです。このあたり、QCプラネッツがしっかり発信していきますので、ご安心ください!

    楽しみですね。

    まとめ

    ISO9001 2026への改訂とやるべきこと をわかりやすく解説しました。

    • ①ISO9001 2026は2026年9月に改訂
    • ②ISO9001 2026改訂の焦点
    • ③ISO9001改訂に慌てず、日々の事業品質活動に集中する
  • SDGs 17の目標 私たちにできること

    SDGs 17の目標 私たちにできること

    本記事のテーマ

    SDGs 17の目標 私たちにできること
    • ①誰もが否定できない17の項目
    • ②SDGsを利用したい側の本音
    • ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」
    • ④SDGs 17の目標 私たちにできること
    SDGs(持続可能な開発目標)
    って
    ぶっちゃけどうなん?

    あなたはどう思いますか?

    高い理想がよいことであるが、
    本当にできるのか?

    とか

    胡散臭い
    どうせ一部の人間だけが得するものなんでしょう!

    とか、思いますよね。

    SDGsどうせやるなら、
    自分でできて、本当に地球環境に役立つことをやりましょう!

    ①誰もが否定できない17の項目

    17の項目

    SDGs17の目標項目は

    1. 貧困をなくそう
    2. 飢餓をゼロに
    3. すべての人に健康と福祉を
    4. 質の高い教育をみんなに
    5. ジェンダー平等を実現しよう
    6. 安全な水とトイレを世界中に
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう
    15. 陸の豊かさも守ろう
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう

    誰もが否定できない17の項目

    これを初めて見たときは、正直、

    ●当たり前じゃん!
    ●否定できない目標って何か裏がある

    美辞麗句なものばかりで、正しいと理解しますが、「それが無理だから現実なわけで、どうしたらいいのか?ピント来ません。」

    すいません、QCプラネッツは天邪鬼なので、そう思いました。特に、ネガティブに思う理由は過去の失敗があります。

    それは、

    2010年代に「スマートコミュニティ」という素晴らしいスローガンがあり、いろいろな企業が活動したが、結局何事もなく消えていった。。。そんなスマートコミュニティと重なり、SDGs同じ道を歩むだけと思ってしまいました。

    スマートコミュニティは「綺麗なパワポ」だけ描いて、何も進まない「絵に描いた餅」でした。いろいろ仕事で振り回されて嫌な思いでしかありません。それに翻弄された人生なので、SDGsもネガティブな印象をもってしまいます。

     https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/smart_community/ より引用

    今、「スマートコミュニティ」なって誰も言わないし、あれ何だったんだろう?

    全世界で全目標達成したら地球は壊滅になる

    よく、言われるのが

    「日本人と同じ生活スタイルを世界中の人がした時に必要な地球の数は2.8個」

    つまり、

    SDGsを達成するとあっという間に地球資源が枯渇し、資源略奪が起こります。

    もちろん、日本人が資源1/3化して、世界に広めたらよいですが、それって。

    今から江戸時代の生活をしろってことです。
    って無理。。。

    なので、結局

    SDGsは全世界で達成できない矛盾した目標です。

    と冷静に判断します。

    こういうのはサラリーマンには良くある話で、

    明らかにムダで無理なのに、
    上司や経営陣を横ばせるために検討する
    無駄な業務。
    でも、これを嫌がらずに頑張る人は出世しますよね。

    でも、無駄なものはムダ。時間はお金より大事です。

    ②SDGsを利用したい側の本音

    SDGs利用者の思惑

    なぜ、美辞麗句なSDGsの目標を欧州や国連が掲げるのでしょうか?

    全体を俯瞰すると以下の理由でしょう。

    1. 環境ビジネスで世界の主導権を得たい欧州の思惑
    2. 各国間の政治的駆け引きで国連をうまく巻き込めた
    3. 企業としてはSDGsの取り組みによってイメージアップが図れる
    4. ESG投資や、金融商品にSDGs概念を入れた新商品の販売化
    5. SDGsという流行に乗ると広告収入が増えるマスメディア
    地球を守るためなどの理由がなく、
    一部の人間の私利私欲をうまく隠すための方法
    のように思われる。

    電気自動車普及の本音

    よく言われますが、

    ガソリン車より環境にやさしい電気自動車を世界に普及させよう!

    ってあります。聞こえはよいのですが、

    ガソリン車も電気自動車も環境負荷はトントン

    https://www.greenpeace.org/japan/news/story_58720/ より引用

    です。

    ガソリン車より電気自動車を優先したい理由は、

    日本の自動車メーカーつぶし

    ガソリン車のエンジンを設計・製造は非常に難しく、高い技術力が求められます。
    一方、電気自動車はある意味、組み立てればできるものです。

    環境をアピールして電気自動車を普及させる欧州や中国の思惑があります。

    電気自動車は温度変化に弱く、特に極寒の地では不向きですが、ガソリン車はガソリンを燃やせばよいのでそれがありません。環境負荷もトントンなので、ガソリン車も電気自動車も両立すればよいとQCプラネッツは思います。

    SDGsによってますます貧困になる国さえある

    途上国で、化石燃料を豊富にもつ国もあります。しかし、SDGsで化石燃料ダブー視されると、そこ国家にとって大事な収入源である化石燃料が売れなくなり、かえって貧しくなることさえあります。

    SDGsの全肯定・全否定はいけません。
    全ての事象はに良し悪しがあるので、
    多面的に評価して判断することが大事です。

    ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」

    出生数を減らして人口を減らすこと

    これも当たり前ですが、一番難しい目標ですね。

    出生率を低下して、サスティナブルな環境を維持することが究極の目標です。

    しかし、

    1. 貧しい地域
    2. 農耕、酪農作業で子供がたくさん必要な地域
    3. 衛生環境が悪い地域
    4. 紛争・戦争がある地域
    5. 女性の教育がいきわたっていない地域

    は、出生率がどうしても上がります。日本も1950年は出生数4以上あり、今は約1.3と大きく変わりましたが、それでも過去の出生数は高いのがわかります。

    地域が発展し、衛生環境が整え、
    女性の教育環境を構築すると、働きたい人が増え
    出生数は低下することがわかっています。
    この支援は必須だとQCプラネッツは思います。

    人口が減るのを拒むグローバル企業

    地球環境をサスティナブルにするには、環境を消費する人間の数を減らすことはあきらかです。しかし、

    ビジネスにおいて、購入者が減ることを同時に意味します。
    人口抑制はグローバル資本主義を妨げるため、嫌がるという相反する考えがでてきます。環境と経済が相反するためです。

    本当に難しい問題です。

    ④SDGs 17の目標 私たちにできること

    SDGsの課題をいっぱい述べました。では、私たちにできることはないのでしょうか? 
    それはあります!

    自分でできる範囲で行動すればよい。

    ボトムアップの考え方ですが、各自が行動すればよいでしょう。

    あなたができるあなたらしいSDGsを考える

    目標を再掲します。

    1. 貧困をなくそう
    2. 飢餓をゼロに
    3. すべての人に健康と福祉を
    4. 質の高い教育をみんなに
    5. ジェンダー平等を実現しよう
    6. 安全な水とトイレを世界中に
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう
    15. 陸の豊かさも守ろう
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう
    あなたができることは何でしょうか?

    いくつか提案すると、

    1. 貧困をなくそう→ちゃんと稼いで生きよう!
    2. 飢餓をゼロに→食べ物を大事にしよう!
    3. すべての人に健康と福祉を→健康維持し、みんなにやさしくなろう!
    4. 質の高い教育をみんなに→勉学に励み、皆を支えよう!
    5. ジェンダー平等を実現しよう→相手を尊敬しよう!
    6. 安全な水とトイレを世界中に→水を大切に使おう!
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに→エネルギーのムダ使いをやめよう!
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任→責任ある行動をとる!(相手のせいにしないこと!)
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう→川、海を大事にしよう!(ポイ捨てとかあかんよ!)
    15. 陸の豊かさも守ろう→森林、土を大事にしよう!(ポイ捨てとかあかんよ!)
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう

    と例をあげましたが、これは、

    SDGsよりは
    行動規範であり
    人として当たり前のことをちゃんとやることが大事ということです。

    SDGsは大事ですが、踊らされるのではなく、よく考えて行動することが求められています。

    「SDGs 17の目標 私たちにできること」を解説しました。

    • ①誰もが否定できない17の項目
    • ②SDGsを利用したい側の本音
    • ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」
    • ④SDGs 17の目標 私たちにできること
  • リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる

    リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる

    本記事のテーマ

    リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる
    • ①日本の平均リサイクル率は低い
    • ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある
    • ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由
    リサイクルは本来良いことですが、リサイクルのための過剰な資源消耗があることも事実。リサイクルの良し悪しを冷静に判断しましょう。

    ①日本の平均リサイクル率は低い

    日本の平均リサイクル率

    日本全体のリサイクルは平均

    約20%

    で、

    OECD(経済協力開発機構)の諸外国の中でも日本は下位側

    (なぜ日本のリサイクル率は世界ランキングで低いのか?全国トップ自治体の事例から探る
    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
    59d4317798557a0b7536d74d3935cbd0fc378866
    から引用)

    ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある

    日本全国で見ると平均して約20%と低めですが、その中でも突出してリサイクル率が高い市町村があります。

    (なぜ日本のリサイクル率は世界ランキングで低いのか?全国トップ自治体の事例から探る
    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
    59d4317798557a0b7536d74d3935cbd0fc378866
    から引用)

    日本国内でリサイクル率が高い市町村とそうでない市町村があります。不思議だと思いませんか?

    なぜ、リサイクル率が高い市町村があるのか?その秘訣を分析してみましょう。

    ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由

    リサイクル率が高いことはよいことなので、全市町村が参考にすればよいですよね。

    リサイクル率が高くなるのはなぜか?

    確かに、その市町村の住民の皆さんや行政の皆さんの日々の努力の賜物ですが、

    リサイクル率を高める生活は、楽ではないはず。

    なので、QCプラネッツは

    リサイクル率が高い地域は、リサイクルをせざるを得ない状況があるのではなかいと考えます。

    リサイクル率が高くなる理由

    QCプラネッツは

    リサイクル対象によって、
    環境負荷低減になれば
    その逆効果になる
    という位置で考えます。

    リサイクル率が低い地域の理由は、怠慢だからではなく。

    1. 焼却コスト、焼却時の排ガスによる越境が他国への悪影響を及ぼすリスクが少ないこと。
    2. 埋立場所があり、埋立コストの影響が少ないこと。

    の2つの条件があえば、リサイクルが必須と判断しなくてもよいと考えます。

    日本やアメリカなど国々は大気汚染による越境の心配や
    埋立場所による隣国との領有権の干渉のリスクはありません。

    一方、欧州はその逆なので、リサイクルなどの環境意識が必然的に高まる傾向にあります。

    つまり、

    リサイクル率が高い地域は、
    焼却コスト、埋立場所・コストがその地域にとって高すぎため、
    リサイクルを選ぶ傾向になると考えることができます。

    確かに、リサイクルは良いことなので、あえてしないという選択肢をとる必要はありませんが、経済・地域・政治・技術などのさまざまな観点から各自でできる範囲のリサイクル活動を行うことが大事です。

    リサイクル意識を高めるために、リサイクル率が高い市町村を参考にしつつ、各地域でできるリサイクルとは何かを考えることが大事です。

    リサイクル率が高いからといって、何でも素晴らしいとして受け入れるのではなく、一旦は自分・地元をよく考えることが大事ですね。

    「リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる」を解説しました。

    • ①日本の平均リサイクル率は低い
    • ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある
    • ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由
  • リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

    リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

    本記事のテーマ

    リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある
    • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
    • ②リサイクルが必須な素材とその理由
    • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
    • ④リサイクルに必要なこと
    否定できない概念や用語が多い環境分野だからこそ、一途にすべて正しいと舞い上がらず、冷静かつ客観的に考える姿勢が大事です。

    もちろん

    地球環境を大事に生きていくべきですが、その行動は本当に環境負荷低減になっているのか? 正しい行動とは何か? をよく考えることが大事です。

    大事なことは

    環境分野は、大事な概念や理念を学ぶ大事な学問。
    でも、それは本当なのか?を自分の目で確かめて、自分の頭で考えることが大事です。
    「環境」を口実に自分の利益を優先する相手がいる可能性もあるからです。

    ヨーロッパのことわざに

    地獄の道は善意で敷き詰められている。

    があります。本当かどうか、本質を考えるのがQCプラネッツの信念でもあります。

    すべての事柄には
    良い面と
    悪い面がある
    だから、中立した思考が求められる!

    ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル

    リサイクル項目

    リサイクル項目は下図の通りで、家庭ごみや、リサイクルのためにスーパーマーケットや行政の施設に足を運ぶことが多々あります。

    牛乳パックを開いてリサイクルするために毎日ハサミで切り開いているQCプラネッツです。

    1. プラスチック
    2. 金属
    3. ガラス
    地球環境のためと思い、毎日リサイクル活動していますが、本当に役立っているのか?気になりますよね。どうせやるなら、本当に効果が出てほしいから。

    ②リサイクルが必須な素材とその理由

    リサイクル項目の中では、

    金属
    特に、電子機器や半導体に含まれるレアメタル

    それぞれの金属の可採年数を調べると下表になります。

    項目 可採年数(年)
    鉄鉱石 70
    銅鉱石 35
    亜鉛鉱 18
    スズ 18
    19
    20
    チタン 128
    マンガン 56
    クロム 15
    ニッケル 50
    コバルト 106

    https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h23/html/hj11010102.html
    ●環境省 平成23年度 環境・循環型社会・生物多様性白書 第2節 持続可能性の検証と豊かさの考察
    より引用。データは2011年と古い。

    まだまだ採れる金属が多い中、20年以下の金属もあります。今のうちからリサイクルしておくとよいとしていいでしょう。

    本心では、

    金属が自然から取れなくなるからリサイクルするよりは、他国との地政学的な理由なり、都市鉱山を利活用するという環境と異なる理由でリサイクルする方が、リサイクルする動機付けになるでしょう。。

    ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由

    1. プラスチック
    2. ガラス

    つまり、金属以外はリサイクルが必須かどうか?疑問に思います。

    金属以外はリサイクルが必須か?

    あえて、この否定的な意見を書く理由は、

    1. 資源が豊富にある
    2. 紙は植林すればよいから
    3. リサイクルのために過剰に資源を消耗していないか?

    環境のためにリサイクル活動は必要ですが、
    逆効果になったり、
    実は効果がなく、
    別の解決手段の方が効果があった
    にならないかを良く調べる必要があります。

    紙の資源は木だから植林すればいい
    ガラスの原料は石灰石。日本で100%供給できる。

    だからといって、リサイクルを否定しているわけではありません。
    ただ、本当に効果があるのか?を考える習慣が必要と言いたいのです。

    リサイクルが逆効果になる場合もある

    ●https://www.mskj.or.jp/thesis/10003.html より引用(図1「リサイクルしてはいけない」武田邦彦著/青春出版社:出典)

    武田氏の本を引用すれば、
    新品のペットボトルより再生ペットボトルの方が
    費用もかかり、
    新品ペットボトルにはない
    洗浄工程による過剰な環境負荷が
    がかかっている。

    確かにそうです。

    リサイクルは素晴らしいことですが、
    すべてとはいかなようです。
    物質、用途に応じて、環境負荷を最小化するプロセスを
    考えていく必要があります。

    ④リサイクルに必要なこと

    QCプラネッツが思うことは

    1. リサイクルは大事!
    2. すべてリサイクルは考え物!
    3. モノを大事する気持ち行動を普段から実践する
    大量生産、大量消費、大量廃棄する現代ではなく、古代から我々の良心として、「モノ・相手を重んじる心」を日々持ち合わせていきましょう。

    「リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある」を解説しました。

    • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
    • ②リサイクルが必須な素材とその理由
    • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
    • ④リサイクルに必要なこと
  • 日本は異文化の受容と再構築ができる理由

    日本は異文化の受容と再構築ができる理由

    本記事のテーマ

    日本は異文化の受容と再構築ができる理由
    芥川龍之介「神神の微笑」にある『造り変える力』

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    日本の異文化の受容と再構築(通説)

    異文化の受容と再構築ができる日本

    外国から取り入れたもので、日本風にアレンジいれたものがたくさんありますよね。

    例えば

    1. 食文化
      中国の中華麺→日本のラーメン
      インドのカリー→日本のカレー
      アメリカのハンバーガ→日本のテリヤキバーガー
      イタリアのパスタ→きのこ、明太子パスタ
    2. 儒教、仏教の受容、神道との融和。日本仏教の発展
    3. 和洋折衷→相容れないものをうまく融和していく力
    4. 明治憲法ドイツ憲法をベースに天皇を軸とする中央集権化
    5. ISO(国際標準化機構)×日本の企業文化との融合
    ●異文化の受容と再構築ができる日本
    ●外来文化をそのまま取り入れたり、模倣するのではなく自国の味覚・生活様式・社会構造に合わせて再構築する力がある日本

    昔から生活していれば、違和感はないですよね。

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    なぜ日本は外来文化を受容し、自分流に再構築できるのか?

    確かに、不思議であるし、

    何となくうまく馴染んでいくことが多く、我々はそれが当たり前と感じ日々生活しているが、なぜそうできるのか?

    だって、それが普通じゃん!と言いたいですが、それの当たり前がなぜできるか?

    海外の歴史では、外来が伝来するときはキリスト教のように他を排除して自分を残そうとする場合が多い。日本はそれが無く、何となく融和できてしまうのはなぜか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    様々な研究による理由付けがありますが、今回は、日本、国体、日本らしさを理解するために、

    芥川龍之介の「神神の微笑」にある『造り変える力』を紹介したい。

    「神神の微笑」にある『造り変える力』

    海外の異質なものがやってくることは、本来、国内にとって厄介で国難になることさえあります。

    1. 日本の国難に対する先人の知恵が『造り変える力』
    2. イエズス会の宣教師が日本でのキリスト教布教に苦労する物語
    3. 日本の霊的風土に圧倒される様子が描かれ、日本人の宗教受容の姿勢に違和感を覚え、「我々の力と云うのは、『破壊する力』ではありません。『造り変える力』なのです」

    大正時代の小説ではありますが、芥川龍之介の言っていることは本質的です。確かに、大正時代は海外の思想(特に共産思想)などで日本国内が暗い時代に入るときでした。この時期に、本質をずばり小説でわかりやすく伝える芥川龍之介はさすがですね。

    日本の霊的風土に圧倒される理由は、自然豊かな日本だから宿る神の存在です。

    日本は豊かな自然があり、八百万(やおよろず)の神が自然や生活のあらゆるものに宿っている。

    自然の神、
    食の神、
    笑いの神、
    ・・・
    いろいろ目に見えないところにいます。

    自然豊かな日本に宿る八百万の神が、
    他の排除や否定する文化ではなく、うまく融合していく
    「和」文化いう日本のベースを作っている。

    歴史は結果論で済ますのではなく、その理由をしっかり考えることが大事です。

    日本の伝統に合うように造り変えて先人は受け入れてきた。
    その過程を経て儒教・仏教、外来文化が日本に根付いてきた。

    品質管理もまさに異文化融和の例

    日本の匠の技、モノづくりを支える品質管理ですが、

    日本の品質管理は
    外来の異文化から来ていますよ。

    たとえば、

    1. ISOは国際規格
    2. ISOをベースに1947年JISを設立
    3. 管理図、抜取検査は米軍規格がベース

    であり、日本独自のものではありません。

    誰も拒絶することなく、
    日本企業文化と融和し、
    強い日本企業へ成長していますよね。

    本来なら、拒絶して排除するのが普通ですが、日本はそうじゃない!
    他の良い所を引き抜き、自分らしく活かす技法は
    日本古来から受け継がれています。
    だから、それが当たり前と思っています。

    日本らしさを再認識しましょう。

    まとめ

    「日本は異文化の受容と再構築ができる理由
    芥川龍之介「神神の微笑」にある『造り変える力』」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • GHQが天皇制を維持した理由がわかる

    GHQが天皇制を維持した理由がわかる

    本記事のテーマ

    GHQが天皇制を維持した理由
    (国家元首だったが戦争責任を問わなかった)

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    昭和天皇への戦争責任(通説)

    戦時中、大日本帝国憲法のもとで統帥権をもつ国家元首だった天皇は理論上は太平洋戦争で軍の最高指揮官として戦争責任を問われる可能性があった。

    その理由は簡単で、連合国側からすれば日本の天皇は敵国のトップ。厳しい処罰を与えて、二度と戦わないように仕掛けようとしますよね。

    実際

    1. しかし、連合国側は天皇の戦争責任を問わなかった。
    2. 日本国憲法では天皇制は残し、国民の象徴とした。
      (もっとも、古代から天皇は国民の象徴である。)

    意外な結果だったのです。

    敵国の国家元首であれば通常は戦争責任を問い、厳しい処罰を受ける。
    しかし、日本の戦後はそうならなかった。

    ,

    このあたり、教科書や学校では、
    日本側から学ぶので、「そりゃそうでしょう!」
    という感触です。
    しかし、敵国側からすれば、
    「一番憎む相手」
    その相手にあまり制裁を与えなかったのは不思議ですよね。

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    連合国側、GHQが敵国の国家元首だった天皇を戦争犯罪人として処罰を一切しなかったのはなぜだろうか?

    もっと不思議なのは、

    処罰どころか、天皇制は維持し、日本国憲法でも国民の象徴とし、天皇制は残された。

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    ポイントは
    「日本」、「日本人」とはどういうものかを理解すること!
    我々日本人があまり理解していないところです。。。
    そうなるような教育を戦後してきましたから。

    なので、教育が悪いとか、GHQの押し付けに反対!より、
    「私たち、自分のことをちゃんと知りましょう!」
    が大事です!

    1. 日本、日本人とはどういうものかを連合国側が理解できていた。
    2. 昭和天皇が命乞いするのではなく「自分はどうなってもよい。国民を助けてほしい」と語ったことで、GHQマッカーサーはその人間性に感銘を受けた。
      (もともと古代から天皇が大御宝である国民についてシラスことを継続してきた)
    3. 天皇は国民を支配する王ではなく、すべての日本人の象徴である。
    4. 天皇を葬れば日本国家は崩壊し、日本国民の憎悪と憤激は未来永劫続き、復讐による悪循環が数世紀にもわたる恐れがある。
    5. 日本の天皇のシラス統治を維持することが日本統治、復興に欠かせないと連合国側も十分わかっていた。
    日本、日本人、天皇という特殊な関係を活かすことが戦後の日本統治、戦後復興に欠かせないことが連合国側にも十分伝えることができた。その結果、天皇制が維持でき、現代につながっている。

    歴史は結果論で済ますのではなく、その理由をしっかり考えることが大事です。

    日本は何となく2000年も天皇がいる。
    いつも笑顔でやさしいいい人がなぜかいる!
    ではなく、
    なぜ、日本にとって天皇制が重要なのか?
    「日本」、「日本人」とはどういうものかを理解すること!
    が大事です!

    その本質を学ぶために歴史を勉強していきましょう。

    まとめ

    「食料危機がなくならない理由
    (グローバリゼーションやランドラッシュが背景)」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • 食料危機がなくならない理由(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

    食料危機がなくならない理由(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

    本記事のテーマ

    食料危機がなくならない理由
    (グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    食料危機(通説)

    食料危機は自国で農業生産が進まず起こる危機。

    いくつか理由があります。

    1. 内戦・国際紛争
    2. 気候(干ばつ、洪水、異常気象)
    3. 経済ショック インフレ、通貨危機などによる食料価格の高騰
    4. 人口増加

    一方、各国の穀物自給率マップを見ると、農業に強い地域もあれば、その逆もあります。

    https://honkawa2.sakura.ne.jp/0319.htmlより引用

    その国、地域の問題もあるが、国際協力する時代でもある!
    それでも食料危機は無くならない!

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    グローバリゼーションが進む世界・時代にもかかわらず、飽食な地域もあれば飢餓に苦しむ地域もあるのか? 

    国際機関がたくさんあり、協力体制がしっかりできているはずですよね。

    自国で農業を強化して飢餓を乗り越えたらよいと思うが、なぜ簡単に解決しないのだろうか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    グローバリゼーションな時代だからこそ、弱者が飢餓に苦しむ。
    とくに”ランドラッシュ”という新植民地主義な問題も出てきた。

    今回、

    ”ランドラッシュ”という言葉を紹介します。

    ①世界の食料システムの問題点 

    1. 農業大国の余剰農産物を途上国や自給率の低い国へ輸出する自由貿易
    2. 途上国の経済支援の代わりに自国農業の廃止による輸入依存体質化
    3. WTOの自由貿易という美名の下に農業物貿易を国際ルールに置くが、大農業国が自分たちに都合の良いルールを国際スタンダードにしていく→自由貿易は貧しい国が敗者となる

    農業大国は基本、世界でも強い国で、彼らに打ち負かされて、自国の農業力が強くなれないという世界規模の仕組みの欠陥が原因と言えますね。

    ②外国による農地の囲い込み(ランドラッシュ)

    1. 食料を輸入に頼る国の政府が食料生産のために海外の広大な農地を手に入れようとしている。
    2. 生産コストが安く土地と水が豊富な途上国が狙われる
      (新植民地主義と呼ばれる)
    3. 外国企業が大規模の食料を生産・輸出するが、受け入れ国は慢性的な食料不足という矛盾。
      (飢えた地元民のそばで、外国勢が自国に持ち帰るために食料を生産する。)
    食料自給率が低い経済大国が外国の農地を囲い込む新たな問題が出始めています。

    解決する方法

    食料安全保障を強化するには、小規模農業者を支援することが大事!
    海外からの輸入依存を断ち切り自国で生産する力をつけることが大事です。

    特に、自然豊かな地域や国は本来、食料を確保し豊かになれるはずです。でも、それをうまく活かせなくする国際機関があるのも現状です。

    自然豊かな日本も食料自給率が40%前後と低いのも、そういう国際的な関係とうまくやっていくからと考えるべきです。米はどうしても国産がいいので100%に近いというわけです。

    まとめ

    「食料危機がなくならない理由
    (グローバリゼーションやランドラッシュが背景)」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • 戦後GHQが日本に統治したこと(建前と本音)

    戦後GHQが日本に統治したこと(建前と本音)

    本記事のテーマ

    戦後GHQが日本に統治したこと
    GHQは日本を骨抜きしたが、日本は自由で豊かな国に発展できた。

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    GHQによる日本の統治(通説)

    戦後、GHQが日本を7年間占領統治。現代の日本のベースを形成。
    1. 政治:民主主義の定着、平和国家
    2. 教育:教育の普及と平等化
    3. 経済:民主化と中間層の形成、労働権利の拡充
    4. 宗教・思想:信教の自由と個人主義の促進
    日本の復興を支えた1つにGHQの改革もある

    結果論ですが、GHQの押し付けとしても、意外といい政策を押し付けてくれた、そんなに悪くない印象です。まあ、そう教えられたからでしょうけど。

    植民地支配は略奪が基本で、衰退の一途をたどる運命。でも、日本はすぐ復興し、自由かつ豊かな国へと発展した。日本のすごさなのでしょう!

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    植民地支配は略奪が基本で、衰退の一途をたどる運命。でも、日本はすぐ復興し、自由かつ豊かな国へと発展した。でも、日本はなぜ発展できたのだろうか?
    ★GHQが日本に対してしたかったことは何だったのか?
    ★日本にとって良い案を提案するならなぜ戦争という大きな犠牲を払う必要があったのか?
    ★実はGHQの押し付けによって日本が抱える課題があるのではないか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    自己主張が外交の基本。
    よく考えると
    アメリカにとって都合のよい施策を
    日本に押し付けるのが基本ではないか?

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    GHQの本音は日本を骨抜きにすることだった。
    戦争で日本の強さをアメリカも痛感しており
    今度いつ日本と戦うかと考えると大きな脅威になるのは自明。
    しかも、冷戦の時代に突入し、大国ソ連との競争を考えた世界戦略をアメリカは取る必要がある。
    アメリカにとっての脅威を排除し
    むしろ日本をアメリカ側につける策
    の方が得策

    確かに、日本の列強のよる分割統治も連合国側で提案されたり、
    アメリカも数年間は日本を弱体化させる施策を押し付けていましたが、
    冷戦の時代がアメリカ単独の日本の占領と、戦後復興(朝鮮特需)による日本の復興を後押ししました。

    GHQの施策の建前と本音

    表にしました。

    1. 全般:アメリカの脅威とならないよう、軍隊解除し、平和な政府を作る。
    2. 政治:封建的・軍国主義的な価値観からの脱却(封建制の廃止)。
    3. 経済:戦争を支えた財閥による脅威を排除。
    4. 食料:農地を細分化させ、大規模農業を阻止。
    5. 教育:日本の精神的武装解除。
      愛国心、日本の神話、日本の建国、天皇・皇族の歴史を教えることを禁止。
    6. 宗教・思想:国家神道の廃止
      政教分離の原則や日本の精神的武装解除と国家主義の根絶。
    7. 言論:プレスコードによる統制が今も効いている。
    GHQの本音は日本を骨抜きにすることだった。
    でも日本は80年間平和で豊かな国になれたので、GHQの施策に対して長年の反論や暴動がなかったともいえる。

    日本側もうまく融和して戦前より豊かで強い国になっています。

    近年のSNSによるプレスコードの効き目が低下

    特に、新聞・テレビなどの報道は
    言論の統制が2010年代まで効いていましたが、
    SNSの普及とともにいろいろな意見が出るようになった印象があります。

    印象的なのは、

    テレビで報道される内容と
    SNSで知る内容が逆だったり。
    それが選挙結果に影響を与えるようになっています。

    言論の自由は客観性を与えるメリットがありますが、

    統制によるデメリットもありますが、
    言ったもん勝ちや、誤った思想が力をもつリスクもあります。
    正しい判断を我々に求められる時代でもありますね。

    今こそ、「日本」、「日本人」とは何かを再度見直す時期

    ★GHQの洗脳からの解除とか。
    ★日本を強くという「愛国心」。
    を見直そうという動きがあり、大事ですが、

    注意すべきは、

    ★GHQの洗脳からの解除とか。
    ★日本を強くという「愛国心」。
    を見直そうと発言した人・団体が誤った道へ進もうとしないかどうか。

    特に

    「愛国心」、「戦争の前の強い日本に戻る」
    などは、確かに正しいですが、
    一歩間違えると軍国主義や戦争の道に入り、
    歴史の過ちを繰り返すことにあります。それじゃ、いかんよ!
    先人・先輩が怒るよ!

    なので、「愛国心」、「強い日本を取り戻す」は行き過ぎた発言・内容と思います。

    今、私たちは、
    「日本」とは何か?
    「日本人」、「日本人らしさ」とは何か?
    を歴史から学びなおすことに注力することが大事です。
    日本人が持っている言葉「和」。
    (平和、調和、親和、融和、温和)
    の精神を世界に発信し、より皆が幸せに暮らせるよう願うことが大事とQCプラネッツは思います!

    まとめ

    「戦後GHQが日本に統治したこと
    GHQは日本を骨抜きしたが、日本は自由で豊かな国に発展できた。」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • 「フロンガスによるオゾン層破壊」が「環境問題を地球レベルに引き上げた」がわかる

    「フロンガスによるオゾン層破壊」が「環境問題を地球レベルに引き上げた」がわかる

    本記事のテーマ

    ’フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた
    • ①フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた
    • ②フロンガスとは
    • ③フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムがわかる!

    ①フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた

    なぜ、環境問題は地球規模へ広がったのか?

    フロンガスの化学的特徴や、オゾン層破壊の原因も大事ですが、最も伝えたいことがあり、ブログ記事にしました。

    それは、

    フロンガスによるオゾン層破壊までは、環境問題は日本の四大公害のように特定地域限定の公害問題で、その場で公害の原因者と被害者は明確でした。

    しかし、

    フロンガスによるオゾン層破壊は、フロンガス排出者とオゾン層破壊による被害者がわからず、世界中で公害が起こる「地球規模の環境問題」へと発展するきっかけとなりました。
    例 四大公害 フロンガスによるオゾン層破壊
    地域 局所的(地域限定) 全域(地球全体)
    被害者 その地域住民 不定
    加害者 その地域企業 不定
    環境問題 地域限定 地球規模

    上の表から

    フロンガス固有の特徴が地球規模の環境問題を考えさせるきっかけとなったことをしっかり理解しましょう!

    環境に関する仕組み・法整備ができた背景を理解する

    環境の勉強で苦労していませんか?

    ●100以上ある環境法
    ●持続可能、サステナブル、SDGsと何でもあり
    ●範囲が広すぎるし、理解が難しい!だから丸暗記!

    環境の勉強で大事なこと

    様々な法律や概念ができたり、ひろがった理由や歴史的背景をおさえよう!

    QCプラネッツから環境の歴史背景をまとめます。

    環境問題の歴史に「フロンガスによるオゾン層破壊」は欠かせない!
    1. 環境問題の最初は地域限定の「公害問題」
    2. 地域限定から世界規模に発展
    3. 地球レベルで環境問題を協議
    4. サステナビリティ、SDGsなどと拡張するが、ここは一旦止めてもいい(何でもありになり、わけがわからなくなる!)
    環境問題は
    (1)まず「公害対策」が基本! なぜなら、今も報道されないが公害問題は国内各地で水面下である!公害は過去のものではない!
    (2)次に、「地域限定から地球規模」で環境を考える! このきっかけがフロンガスであり、様々な法整備につながったきっかけ!
    この2点をまずおさえましょう!

    ②フロンガスとは

    フロンガスは冷蔵庫の冷媒として普及。
    それまで二酸化硫黄やアンモニアを使っていたが、臭いし、有毒。
    無毒で安定な化学物質としてフロンが発明。
    家電製品の普及とともにフロンガスの生産・消費が急増。

    冷蔵庫に二酸化硫黄やアンモニアを使っていたようですが、あまり想像したくありませんね。

    フロンガスは安定した化学構造で、
    爆発や有毒性もないので、
    便利な人工化学物質だったわけです。

    ③フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムがわかる!

    ここで大事なのは、

    1. フロンガスの大気中濃度を調べてわかったが、なぜ大気中濃度を測定しようと思ったのか?
      (別に危険や物質ではなく、問題もなかったので測定しようとならないはず。)
    2. フロンガスが大気中に放出したらなぜ問題なのか?なぜオゾン層破壊の原因物質になってしまうのか?
      (大気中に滞在すれば他の原子や太陽光によって化学反応し、フロンガスはオゾン層を破壊するに至らないのではないか?)
    3. 他の物質も大気中に放出したらオゾンと反応はするが、なぜフロンガスはそれがマズイのか?
      (オゾンと化学反応すればフロンガスも分解されてるから、オゾンと反応しなくなるのではないか?)
    4. フロンガスがオゾンと反応する化学的知見からなぜ地球規模の環境問題にすぐ発展したのか?(普通は、問題を提起してもすぐには皆動かないもの)

    いかがでしょうか。気になりませんか?

    フロンガスがオゾン層を破壊する理由を知っていても、
    他の物質でも起こりうる!でもなぜ、フロンガスはまずいのか?
    なぜすぐ国際問題に発展したのか?
    理由を深堀しなければ環境分野を理解するのが難しくなる!

    1つずつ解説します。

    大気中のフロンガスを測定しようとした理由

    安定した物質フロンガスなので、ヤバイという認識はないはず。でも、
    南極に向かう船の上で空気を集め、フロン濃度を測定した実験がありました。

    なぜ、計測したの?

    これは、

    興味本位的な要素が強く
    1970年初めごろに研究者が調べてみたら
    「あれ!ヤバくないか?」
    と気づいたようです。
    1. フロンガスは人工合成物質で自然界に存在しないことは1970年以前から既知である。
    2. 大気中に不純物として混入した気体はどのように除去されるかを調べたかった(太陽光による分解、雨水による洗い落とし、大気中の気体原子との化学反応など)

    3. フロンは工業利用のためにきわめて反応しにくいように設計された分子であるため、自然界に放出したらどのように変化するかを知りたかった。
    4. フロンは人工物であり、都市部から放出される。人間が住めない環境(南極や南半球側)の上空にフロンがいるのか?を知りたかった。

    大気中のフロンガスを測定してわかったこと

    データを取ると、下図のように場所とフロン濃度の関係がわかりました。

    (1971年、J.E.Lovelockによる
    フロン: 地球を蝕む物質 1990 富永 健 (著)
    より引用)

    あれ?おかしくねえか?
    と気づきませんか?
    1. 北半球の大都市から放出されたフロンの大気中濃度は、なぜか誰も住んでいない数千~数万km離れた南極側の緯度になるほど高い。それだけ長い期間大気中にフロンガスは分解されず、雨に溶けずに上空を漂っていることがわかる。
    2. 南極側での大気中濃度が高い。フロンガスが集まりやすい環境条件が南極の上空ではあるのかもしれない。
    でも、これだけだと、単に上空にフロンガスが集まるだけで、地球規模の環境問題までは発展しなさそうですね!

    大気中のフロンガスがオゾン層にとってマズイ理由

    結論

    フロンガスが成層圏まで上がると太陽光の紫外線と反応し、オゾンと反応する。
    その際、塩素原子単体が長期的に存在する化学反応を起こすため、
    その分、オゾン層のオゾンが分解されてしまう。
    これがオゾン層破壊する原因であり、フロンガス使用が大問題となった。

    化学反応のメカニズムを下図で解説します。

    フロンガスによるオゾン層破壊
    が地球規模の環境問題にのし上げた理由は
    オレンジ領域にて、何度も塩素原子が生成され、そのたびにオゾンが分解されること。
    理論計算では塩素原子1個に対し、10万個のオゾン分子が分解される。
    フロンガスは安定物質のよさが仇となり、成層圏まで分解されずにやってくる。
    そこで大量のオゾンを破壊することにある。

    フロンガスがオゾン層破壊がすぐ世界中に知りわたり対策をとるように進んだ理由

    大問題が発生しても何もしないのが世の中。
    四大公害で犠牲者が出ても、政府も行政も企業も経済優先でいた。
    でもフロンガスによるオゾン層破壊の件はなぜかすぐに世界中の人を動かすことができた!
    それはなぜでしょうか?

    結論

    これまでの環境問題と全く異質なものだったから

    つまり、

    ●加害者と被害者が全く一致しない。
    ●北半球の都市部で放出したら、南極でオゾンホールができる。
    ●いつどこで誰がダメージを受けるかわからない。
    ●環境問題は地球規模で考えなければならないと思い知らされたから。
    ●フロンガスは安定物質で使いやすさもあり、簡単に辞めることができない。
    フロンガスによるオゾン層破壊は、フロンガス排出者とオゾン層破壊による被害者がわからず、世界中で公害が起こる「地球規模の環境問題」へと発展するきっかけとなりました。
    例 四大公害 フロンガスによるオゾン層破壊
    地域 局所的(地域限定) 全域(地球全体)
    被害者 その地域住民 不定
    加害者 その地域企業 不定
    環境問題 地域限定 地球規模

    となることがよくわかりますね!

    環境問題は、内容・原因・化学的メカニズム・法的整備など学ぶことが多いですが、その土台となる
    「背景」をしっかり考えて理解することが大事です。

    まとめ

    「フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた」を解説しました。

    • ①フロンガスによるオゾン層破壊が環境問題を地球レベルに引き上げた
    • ②フロンガスとは
    • ③フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムがわかる!
  • 太平洋戦争が勃発した理由がわかる(ヨーロッパから考えてみる)

    太平洋戦争が勃発した理由がわかる(ヨーロッパから考えてみる)

    本記事のテーマ

    太平洋戦争が勃発した理由
    ヨーロッパから考えてみる

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    太平洋戦争勃発(通説)

    1. 日本のハワイ真珠湾攻撃によって太平洋戦争が勃発。
    2. 開戦理由として、日本が輸出依存していた石油・鉄・ゴムなどの対日輸出を全面禁止され、到底受諾できないハルノートをアメリカから突き付けられた。
    真珠湾攻撃は戦略的には成功したが、宣戦布告が攻撃後に届いたことが、
    アメリカ世論を激怒させ、結果的に長期戦へと突入する要因なった。

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    ・アメリカのルーズベルトは国民に不戦を訴え大統領に就任。簡単に参戦できない状況であった。
    ・アメリカも日本も本当は戦争したくなかった。できるだけ戦争回避で外交の努力をしてきた。
    ・でも、なぜ最悪な事態を選択してしまったのだろうか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    日米だけの関係で勃発した戦争と考えてよいだろうか?
    ヨーロッパから太平洋戦争が起きた理由を考えてみましょう。

    ナチスドイツが強すぎ、連合国が大苦戦

    下の地図のように、ナチスドイツが第2次世界大戦を開戦してから、領土を次々と拡大し、
    ●連合国側のフランスは攻め落とされ
    ●イギリスは首都ロンドンが空爆され、ドイツに負けそうな状況
    ●ソ連もドイツに大苦戦、首都モスクワの近くまで攻め込まれていた

    https://www.german-interpretation.com/blog/dt9wb9xrcw94kfmkam5hnxd9pe5jksより引用、一部文字・図を追加

    ナチスドイツが強すぎ、ヨーロッパ諸国が苦戦
    どうしても経済大国になったアメリカの支援が必要だった。

    アメリカは戦争意思はなかった

    どころが、

    アメリカ大統領ルーズベルト
    国民に参戦しない約束で就任したため
    ヨーロッパ戦線に送るのは無理だった。

    頼りとなるアメリカが不戦となると、困るのは反ドイツなヨーロッパ連合国側ですよね。

    戦争反対世論を覆すような事件が
    アメリカ国内で起きなければアメリカは参戦しない。

    となりますよね。

    そこで、よいターゲットとされたのがドイツと同盟国な日本。

    日本と周辺国との関係

    当時、あまり良い外交関係になっていませんでした。これもそうさせられたのかもしれません。

    1. 中国に対して、蔣介石と対立。一方、蒋介石に英、米が支援
    2. ソ連も、日露戦争や満州周辺との衝突が相次ぐ。
    3. 日本は石油などの天然資源をアメリカ輸入に依存する弱みもあった
    4. 油田があるインドシナ半島を支配したフランス、オランダがドイツに負けたため、インドシナ半島は同盟国側の支配権となっていた。

    となると、

    日本を窮地に立たせ、アメリカへ攻撃させる状況へ追い込ませられないか?と悪魔のささやきが出てくるのがわかりますよね。

    日本は天然資源がないから、経済封鎖すれば窮地に追いやるのは簡単。さらにハルノートなどの厳しい条件を突きつけたらアメリカがヨーロッパへ戦線する理由ができる。

    当然、

    最後の最後まで、
    戦争回避を互いに外交で進めてきたとしても、
    止む無しとなってしまった。

    (注意!)現在の日本でも同じ事されるとどうなるか?を想像しよう!

    確かに時代的に日本の軍部の暴走なり
    今の日本より血の気が多い日本だった点もありますが、
    基本は外交努力で相反する事柄をうまく進めるのは
    今も昔も同じです。
    1940年代のことと同じことを今、世界から仕掛けられると日本も窮地に追いやられ、悲惨な過去を繰り返すリスクもある点を理解しましょう。

    大事なのは、

    歴史を正しく学び、
    平和で幸せに生きるための努力をすることです。
    先人の苦労をしっかり学び受け継ぐことが大事です!

    まとめ

    「太平洋戦争が勃発した理由
    ヨーロッパから考えてみる」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
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