食料危機がなくならない理由(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

本記事のテーマ

食料危機がなくならない理由
(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

おさえておきたいポイント

  • ①通説
  • ➁通説に対する疑問点・気になる点
  • ➂通説を検証して見えた真相
学校や試験対策の社会では、
真相はわからない!
自分で調べて考え抜く
本当の社会科を勉強しよう!

①通説

食料危機(通説)

食料危機は自国で農業生産が進まず起こる危機。

いくつか理由があります。

  1. 内戦・国際紛争
  2. 気候(干ばつ、洪水、異常気象)
  3. 経済ショック インフレ、通貨危機などによる食料価格の高騰
  4. 人口増加

一方、各国の穀物自給率マップを見ると、農業に強い地域もあれば、その逆もあります。

https://honkawa2.sakura.ne.jp/0319.htmlより引用

その国、地域の問題もあるが、国際協力する時代でもある!
それでも食料危機は無くならない!

➁通説に対する疑問点・気になる点

調べると気づく疑問点

参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

グローバリゼーションが進む世界・時代にもかかわらず、飽食な地域もあれば飢餓に苦しむ地域もあるのか? 

国際機関がたくさんあり、協力体制がしっかりできているはずですよね。

自国で農業を強化して飢餓を乗り越えたらよいと思うが、なぜ簡単に解決しないのだろうか?

いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

真相を説明します。

検証して見えた真相

グローバリゼーションな時代だからこそ、弱者が飢餓に苦しむ。
とくに”ランドラッシュ”という新植民地主義な問題も出てきた。

今回、

”ランドラッシュ”という言葉を紹介します。

①世界の食料システムの問題点 

  1. 農業大国の余剰農産物を途上国や自給率の低い国へ輸出する自由貿易
  2. 途上国の経済支援の代わりに自国農業の廃止による輸入依存体質化
  3. WTOの自由貿易という美名の下に農業物貿易を国際ルールに置くが、大農業国が自分たちに都合の良いルールを国際スタンダードにしていく→自由貿易は貧しい国が敗者となる

農業大国は基本、世界でも強い国で、彼らに打ち負かされて、自国の農業力が強くなれないという世界規模の仕組みの欠陥が原因と言えますね。

②外国による農地の囲い込み(ランドラッシュ)

  1. 食料を輸入に頼る国の政府が食料生産のために海外の広大な農地を手に入れようとしている。
  2. 生産コストが安く土地と水が豊富な途上国が狙われる
    (新植民地主義と呼ばれる)
  3. 外国企業が大規模の食料を生産・輸出するが、受け入れ国は慢性的な食料不足という矛盾。
    (飢えた地元民のそばで、外国勢が自国に持ち帰るために食料を生産する。)
食料自給率が低い経済大国が外国の農地を囲い込む新たな問題が出始めています。

解決する方法

食料安全保障を強化するには、小規模農業者を支援することが大事!
海外からの輸入依存を断ち切り自国で生産する力をつけることが大事です。

特に、自然豊かな地域や国は本来、食料を確保し豊かになれるはずです。でも、それをうまく活かせなくする国際機関があるのも現状です。

自然豊かな日本も食料自給率が40%前後と低いのも、そういう国際的な関係とうまくやっていくからと考えるべきです。米はどうしても国産がいいので100%に近いというわけです。

まとめ

「食料危機がなくならない理由
(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)」を解説しました。

  • ①通説
  • ➁通説に対する疑問点・気になる点
  • ➂通説を検証して見えた真相
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