カテゴリー: 品質管理用語

  • 業務に欠かせない標準類がわかる

    業務に欠かせない標準類がわかる

    「標準類って何?」、「標準類がなぜ必要なのかがわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    業務に欠かせない標準類がわかる
    • ①標準類に何があるのか?
    • ②標準類を作る理由
    • ③標準類を作る方法
    • ④標準類を更新する理由
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    標準類に何があるのか?

    標準類とは何か?

    ●難しい用語です。
    「標準」が難しいし、
    「類」って何?
    ですよね。品質管理用語としても、品質監査にしても重要なので、わかりやすく解説していきます。

    標準類とは

    ●仕事の手順・方法などを、作業者の頭の中にある知識(暗黙知)を誰もが見えるように具体的に表現した(形式知)もの

    次に、どういうものを標準類にするかを解説します。

    標準類にするもの

    誰もがわかるようにまとめた方が良いもの

    ●具体的には、以下でしょう。

    1. 繰り返し行う頻度の高い業務
    2. 全員が行う業務
    3. 頻度は低いがミスしやすい煩雑で難しい業務
    4. 継承が必須な業務
    5. 法令・規格への届け出
    6. プログラミング

    最後のプログラミングをあえて入れました。システムを導入するほどではないけど、集計や処理を個人レベルで作ってうまく運用していることが多々あります。

    そういうプログラミングは担当者が独学で学んで作ったものが多く、その担当者が異動でいなくなると、その業務が継承されなくなります。

    標準類の具体例

    ●具体例をいろいろ挙げましょう。組織にはいろいろな文書やルール、会議がありますね。

    1. 作業手順書
    2. 工程管理表
    3. 会議録
    4. 費用清算書
    5. 発注書
    6. 組織内規定
    7. 品質保証体系図

    最初は、目の前のある業務を標準化して、徐々に組織全体を俯瞰できるルールを標準類に入れました。これ以外にも必要なものは随時、標準類に含めましょう。

    標準類のメリットとデメリット

    ●当然、メリットの方が大きいですが、メリット・デメリットを両方考えてみましょう。

    標準類のメリット

    ●作業効率性、作業ばらつき、改善が期待できますね。

    1. 担当者による業務ばらつきが低減
    2. 業務改善(皆同じ標準類を使っているから気づきやすい)
    3. 教育資料に活用

    同じ標準類を皆で改善し、標準類を教育すれば、新人も早く、正しい仕事を覚えてくれます。

    標準類のデメリット

    1. 標準類作成に人と時間がかかる
    2. 標準類に慣れるまでは、業務はかえって時間がかかる
    3. 標準文書を作ることが業務目的になりがち

    標準類は皆のためとはいえ、皆にとって使えにくいものだったりします。

    究極の標準類はISOです。
    でも読んでも一発では理解できないでしょう!

    皆に合わせると抽象化したり、細かくなりすぎます。それに慣れるまでに時間がかかります。

    また、標準文書を作ることが業務目的になりがちになり、業務の本来の意味を理解していない若手・中堅が増加します。標準類に合わせるのに必死で、それ以上はできません。

    経験上、標準類に慣れるには3年はかかります。慣れるまでは、面倒な書類ばかり作る日々で、「モノづくりしたいから入社したのに、何で毎日ムダな文書作成と修正ばかりなの?」と思うでしょう。

    これが標準類のデメリットですが、そこを乗り越えると、標準類を活用して組織やチームを運用することができるようになります。

    ②標準類を作る理由

    最初から標準類があるわけではない

    ●組織が若い時は、組織の成功パターンが醸成するまで四苦八苦します。
    どのやり方が良いかを模索しながら業務するので、各担当者の独自の業務方法になりがちです。

    標準類を作るきっかけ

    ●ある程度、組織が醸成してくると、担当者が同じ業務をやっていることがわかります。
    ●すると、ルールを作って、それに準拠した方が、業務効率が上がるとわかるので、標準類を作成するようになります。

    上司の指示・命令ではなく
    組織にとってメリットがあるから標準類を作るのです!

    または、将来ISO9001取得を目指すためという理由もあります。

    誰が標準類を作るか

    ●組織共通の標準類なので、全体を見渡せる人、細部までチェックできる人などその組織で評価の高い人を選んで作った方がよいでしょう。

    仕事ができる優秀な人は、勝ち方の標準類を持っています。それを組織に落とし込んでもらえればよいのです。
    1. 管理職
    2. 後輩や周囲の人に業務方法を伝達するのが上手な人
    3. おおざっぱな性格でも全体を俯瞰できる人
    4. 細部までチェックできる人

    いろいろな性格のタイプを挙げましたが、いろいろなタイプを集めて作らせるとよいでしょう。

    ③標準類を作る方法

    ●標準類を作るステップがあります。標準類も成熟するまでに数年はかかるものです。

    1. 目の前の業務を標準化(工程管理表、作業手順書、会議録、発注書、費用清算書)
    2. 各部門の業務をルール化(組織内規定、ルール)
    3. 複数の部門業務を標準化(営業、技術、品質、保守 各部門を共通化)

    最初は、担当者の目の前の業務に使うものから標準化します。
    次に、標準化が進んでくると、部門内のルールを整備が必要になります。
    三段階目は、ISO取得で必須なので、品質保証体系図を作るようになり、各部門の共通業務を標準化していきます。

    成熟した組織に配属されると、最初から品質保証体系図や規定、標準文書があります。これらが作られた背景を知らずに、標準類に慣れていく必要がありますが、最初から標準類があったわけではありません。

    標準類は長年受け継がれてきた、その組織の秘伝のタレです。

    ④標準類を更新する理由

    ●一度、標準類が出来たら終わりではなく、随時更新していく必要があります。主に次の3つの理由で更新が必要です。

    1. 業務変更
    2. 法令・規格の変更
    3. 苦情トラブルの是正処置

    ●最初の業務変更はわかりやすいですね。ルール、やり方、文書が変わるからですね。

    ●法令・規格も随時更新されていきます。それまでは許可だったことが禁止になったり、その逆もあります。法令遵守の精神のもと、組織も対応していく必要があります。

    ●苦情・トラブルが発生した後、なぜ発生したのか?を振り返ります。トラブルの原因が作業工程によくあります。同じミスを繰り返さないために、業務方法を改善し、それを標準類に追加していく必要があります。

    例えば、「他部門への引継ぎが曖昧だったため、仕様モレがあった」としたら、標準類を
    ・引継書を新規に作成
    ・引継ぐ時にレビューを必ず開催し、会議録を残す
    ・引継ぎ書を受領したことを受領側が明記する
    などのルールが作られるでしょう。これらを標準類に追加していきます。

    改善は大切なのですが、改善のたびに標準類は増えていくし、複雑になっていきます。皆が嫌がる原因でもありますね。
    「改善」=「標準類の増加・煩雑化」
    だけではありません。
    作業自体をシンプルにした方法にして、
    「改善」=「標準類の圧縮・シンプル化」
    した方がよいでしょうね。

    標準類の増加・煩雑化は簡単ですが、
    標準類の圧縮・シンプル化は難しいです。
    でも、是非「標準類の圧縮・シンプル化」を目指す方がよいです。

    まとめ

    業務に欠かせない標準類についてわかりやすく解説しました。

    • ①標準類に何があるのか?
    • ②標準類を作る理由
    • ③標準類を作る方法
    • ④標準類を更新する理由

  • QC工程図がわかる

    QC工程図がわかる

    「QC工程図って何?」、「QC工程図の書き方が難しくてわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    QC工程図がわかる
    • ①QC工程図とは
    • ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる
    • ③QC工程図と品質保証体系図との関係
    QC工程図は、会社の作業工程のイメージが強いので、難しいイメージがついています。でも、日常生活の作業をQC工程図に書くとわかりやすいですよ。
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    ①QC工程図とは

    QC工程図

    厳密な定義を紹介します。難しいけど。

    QC工程図(Quality Control Chart)とは、原材料の入荷から出荷までの工程ごとに管理特性や管理方法が記載したもので、どの工程で誰がどのように品質を管理するのか、ひと目で分かるよう図示したもの

    もう少しわかりやすく、かみ砕くと、

    QC工程図(Quality Control Chart)とは、作業開始から終了までの流れと内容を書いたもので、誰がやっても同じ結果になることが目的

    みんな、我流で作業されても困りますよね。

    QC工程図に何を書けばいいの?

    QC工程図をググって、画像を見ると、QC工程図の縦横がたくさん項目があるので、理解しにくいですね。

    QC工程図は、簡単でいいんです。
    作業に必要なものを入れればOKです。

    ●作業に必要なものを挙げると、

    1. 作業内容⇒何をやるの?
    2. 管理項目⇒各作業のクリアー条件(どうなればOKなの?)
    3. 点検項目⇒作業の良し悪しの決め方
    4. 異常時の対応⇒もしものときの対処方法

    この4つは、普通に考えたら出て来る項目ですよね。最初はこれくらいでQC工程図を作りましょう。

    QC工程図は、何年もかけて何度も更新され、
    ISO審査員から指摘を受けたり、
    トラブルで顧客から怒られてきて
    複雑で難解な工程図に成長していくんです。

    その熟年の複雑で難解なQC工程図を最初から見るから、嫌気がさします。ですが、QC工程図はシンプルでOKです。

    ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる

    QC工程図を習得するには、

    あなたの日常生活の一部をQC工程図に表現すると良いです。

    QC工程図は日常生活を例に書くとわかりやすい

    例として「夕食カレーを作る!」をQC工程図に描いてみましょう。あなたも考えてみてください。

    昼食が終わって、晩御飯何にしようか?何を買ってこようかと考えますよね。そろそろ子どもも学校から帰ってくるし。と

    晩御飯はそろそろカレーが食べたいなあとしましょう。ではどんな作業や行動が必要ですか?

    1. メニューを決める
    2. 食材を購入する
    3. 調理する
    4. 盛りつける

    の5つの流れが、頭に思い描けますよね。さらに、

    「メニューを決める」決める上で、
    ●前回いつカレー食べたか確認
    ●スーパーの広告をチェック
    ●予算どうしよう?
    など、細かく考えていきますよね。

    こういうの無意識に毎日やって生きているってすごいですね。

    さらに、各作業において、詳細な工程や、各作業の注意点や、作業時間も気になります。家族のお腹がすいたちょうどいい時間にカレーができていないといけませんよね。納期が決まっているようなもんです。

    ●以上をまとめると、下表のようなQC工程図が出来上がります。

    工程 各工程1 詳細工程 注意点 時間
    夕食
    (カレー)
    を作る
    メニュー決定 家族の希望 前回いつカレー食べたか?確認 14:00
    スーパー
    の広告
    スーパーの特売品と
    冷蔵庫の中もチェック
    14:10
    予算 ○○円以内で 14:15
    食材購入 移動 自転車か歩きか?
    購買量で判断
    14:20
    食材購入 夕食をイメージして買い物する 14:30
    帰宅 子供の学校帰宅時間までに帰宅 15:00
    調理 具材を切る 具材の大きさ、形は決まっていること 17:15
    具材を炒める 油の量、炒め方、炒める時間 17:30
    ご飯を炊く 夕ご飯時間に合わせてご飯の準備 17:40
    煮込む ルーのかき混ぜ度合い、熱さ、量 18:10
    仕上げ 盛りつけ おいしそうな盛りつけ方 18:30

    何気ない日常ですが、こうまとめておくと次回のカレー作りがしやすくなるし、家族の他の人に作ってもらっても同じようにおいしいカレーが出来そうですね。

    作り方やレシピも立派なQC工程図ですね。

    「作業ができる」=「QC工程図が自分で書ける」

    QC工程図が描ける条件は、理解でなく、自分で作業ができることです。

    頭ではなく、体で何度も練習してその作業が一人でできることが大事です。

    QC工程図はすべての作業に表現できる

    夕食を作る工程図を書きましたね。次は、
    ●夕食後の片づけのQC工程図
    ●夕食後から寝るまでのQC工程図
    ●明日何するかのQC工程図

    と、しつこいですが、すべての作業や生活はQC工程図に表現できます。でも、全部書くと面倒なので、頭で理解しているわけです。

    QC工程図はすべての作業に表現できる
    実際は頭と体が動くだけ

    ●QC工程図は、他人にも同じ動きをしてほしい場合に書くか、自分が忘れないために書くかの両方があります。

    ③QC工程図と品質保証体系図との関係

    各作業のQC工程図をつなげて全体を俯瞰する

    話を、夕食からモノづくりに戻します。モノづくりの現場は、まずは各作業が発生しますから、QC工程図は必ずあります。ISO認証の所は必須です。

    その部門の全作業のQC工程図をまとめると、つまり、
    ●作業1のQC工程図
    ●作業2のQC工程図
    ・・・
    ●作業nのQC工程図
    をつなげると、その部門の品質を作りこむ流れ図ができます。これを品質保証体系図に記載しているわけですね。

    品質保証体系図は関連記事にありますので、ご確認ください。

    品質保証体系図がわかる
    品質保証体系図って何か?、この体系図から何を理解したらよいかわかりますか?本記事では、品質保証体系図をわかりやすく解説します。実際に作ると理解が深まります。ISO,品質管理を学ぶ方は必見です。

    各作業を細かく見るとQC工程図になり、
    全体を俯瞰するとその部門の品質保証体系図になります。

    ●まずはOJTで業務・作業を体で覚えて習得し
    ●慣れたらQC工程図を自分で書けるようになり
    ●全体を俯瞰できる中堅になってはじめて品質保証体系図がわかるようになります。

    品質のトラブル発生は、どこかのQC工程図の一部に問題があるわけですが、それが部門全体にどう影響するかまで考える必要がありますが、それができるのは、経験からQC工程図、品質保証体系図をステップを踏んで習得しているからですね。

    まずは、カレーの作り方を習得し
    一日の生活をQC工程図で理解し、
    家族の生活の質を管理・向上する親ってすごいし、

    まずは、業務・作業を習得し
    作業工程をQC工程図で理解し、
    部門全体の品質を管理・向上する管理職ってすごいですね

    まとめ

    QC工程図についてわかりやすく解説しました。

    • ①QC工程図とは
    • ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる
    • ③QC工程図と品質保証体系図との関係

  • 品質保証体系図がわかる

    品質保証体系図がわかる

    「品質保証体系図って何?」、「品質保証体系図から何を読み取ればいいの?」と疑問に思っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    品質保証体系図がわかる
    • ①品質保証体系図とは
    • ②品質保証体系図を作ろう!
    • ③品質保証体系が機能するための条件
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    品質保証体系図とは

    品質保証体系図

    品質保証体系図とは、販売から出荷後までの全プロセスにおいて、それぞれの部門がやるべきことを明確にした図。

    つまり、
    ●営業部門はどんな業務をしたらよいか?
    ●設計部門はどんな業務をしたらよいか?
    ●製造部門はどんな業務をしたらよいか?

    と各部門のやるべきことを決めた図です。

    ●品質保証体系図の具体例は下図に挙げます。

    ●要は、

    みんな勝手に自己流で業務しないでね! うまくできる業務方法を品質保証体系図に書いていますよ!それを読んで、その通りやってね!

    品質保証体系図のポイント

    ●まずは、下の3点が細かくぎっしり定義されています。

    1. 各工程の業務・作業内容
    2. 各工程で担当する部門
    3. 工程で必要な会議、標準類(ルールや文書)

    品質保証体系図が嫌われる3つの理由

    ●本来は、組織活動において、最も重要な図なので、新人さんの頭に叩き込んでから業務開始としたいです。でも、できません。その理由は

    読みづらく、理解しづらく、暗記しづらいから

    実際は、組織に入って5年以上経験した中堅者以上が、読んで初めて「重要な体系図だ!」と思うものです。

    品質保証体系図は業務経験で覚える

    品質保証体系図は、経験でしみついているから理解できる

    ●新人や若手は、まずは先輩・上司からのOJTで一連の業務を経験しましょう。何回かサイクルを回して自分でできるようになってくると、全体のプロセスが理解できるようになります。

    1つの専門を経験すれば、他分野にも展開できる

    ●組織の都合で異動になったり、転職で異業種に行くこともあるでしょう。しかし、どこかで1つの専門を経験しておけば、品質保証体系図はどの分野にも理解できます。

    業種が違っていてもそれほど、大きく体系図は変わりませんし、変わったとしても、
    量産型か、受注型か
    BtoCか、BtoBか
    ・vソフトウェアかハードウェアか
    くらいでしょう。

    業種の違いが品質保証体系図のどこに効いてくるかを理解すればよいのです。

    一度、1つの専門性を磨けば、どの領域にも展開できます。

    品質保証体系図を作ろう!

    品質保証体系図は自分で作ってみると、とても良い勉強になります。作ってみよう!

    ●最初から下図のような複雑な図にはなりません。

    組織内で何度も見直して更新したり、何度も苦情・トラブルで先輩達が怒られてきた過去の積み重ねで品質保証体系図が出来上がっています。

    なので、
    ●品質保証体系図の最初は、ただの表です。
    ●品質保証体系図はどういう経緯で、細かい図表になるか?
    を見ていきましょう。

    最初はただの表

    ●品質保証体系図の最初は、ただの表です。

    ●事例として、営業部門、設計部門、製造部門、品質部門が組織にあったとします。この情報だけで品質保証体系図を作ると、おそらく下表になるはずです。

    プロセス 部門
    販売 営業部門
    設計開発 設計部門
    製造 製造部門
    検査 品質部門

    ただ、部門ごとに分類しただけじゃん!

    そうです!これで組織が回るなら、これも立派な品質保証体系図です!

    各プロセスで要望が出て来る

    上表はシンプルすぎです。なぜなら、各プロセスにおいて、部門内で閉じるからです。

    ●部門内に閉じる組織は、品質低下を懸念します。なぜなら、

    1. セクショナリズムに陥っている可能性がある(部門間の壁が厚い)
    2. リスクや情報が組織内で共有できていない可能性がある
    3. 各部門で全プロセスを理解できるプロはそもそもいない

    ●最初は、部門内で閉じていた組織でも、徐々に顧客要求品質を満たせず、各部門が困るようになるはずです。

    困ったら? 誰かに相談しますよね!!

    困ったから相談した!⇒これが部門間の連携するきっかけですね!

    各部門の連携は、普段当たり前にやっているでしょうけど、
    その当たり前に「なぜ?」をツッコむと、「相談して解決したいから」とわかりますね。

    各部門の連携の必要性が品質保証体系図を作る

    分類しただけの品質保証体系図をもう少し、肉付けします。

    品質保証体系図

    ●では、問題です!各青枠でくくった工程では、どの部門が参加すればよいでしょうか?
    ・マーケティング
    ・受注可否判断
    ・仕様検討
    ・設計開発
    ・納入仕様書
    ・製造
    ・部品調達
    ・出荷検査
    ・納入
    ・苦情・クレーム対策

    正解は1つだけではありません。むしろ、
    「あなたはなぜそう考えたのか?」が最も大切です。

    QCプラネッツでは、以下のように連携が必要としました。別に他の解でもOKです。

    営業 設計 製造 品質
    マーケティング
    受注可否判断
    仕様検討
    設計開発
    納入仕様書
    製造
    部品調達
    出荷検査
    納入
    苦情・クレーム対策

    ●それぞれの理由を説明します。別の考えてもOKです。
    ●受注可否判断は技術がわからないと判断できないため、設計・製造部門も必要。
    ●仕様検討は顧客要求、技術力の両者をみないと検討できないため、営業・設計・製造部門が必要。
    ●製造引継を設計と製造の間に追加する。仕様のヌケモレが一番起こる場所だから。
    ●検査は品質部門に任せず、製造・品質で両方みる。ただし、癒着や品質不正がないよう品質は独立した立場をとること。
    ●苦情・クレーム対策は、顧客対応、設計・製造のフィードバックやそれを品質が指揮するので全部門とする。

    以上をまとめると、下図のような品質保証体系図が出来上がります。実際の体系図に近づいてきました。

    ●あとは、どこまで細かく記載するかは組織にゆだれます。

    ③品質保証体系が機能するための条件

    せっかく、頑張って作った品質保証体系図も

    「仏作って魂入れず」では、無意味

    なので、品質保証体系が機能するための条件を考えましょう。3つ挙げます。

    1. 組織トップの方針と指示
    2. 各部門の連携力
    3. システムより人間力

    組織トップの方針と指示

    ●組織を良くも悪くもするのは、トップです。トップの方針と強いトップダウンが必要です。そうしないと、組織の担当者は誰も動きません。

    また、指示どおり強制しても、人は動きません。人は理念や思いに共感して初めて行動します。品質を作りこむ大切さを日々トップから伝えなければなりません。

    各部門の連携力

    ●普段から連携できる必要があります。具体的には

    1. 日常会話もOK。
    2. 営業が行く顧客打合せに設計・製造担当を連れて行って、顧客要求を肌で感じとらせる。
    3. 設計・製造現場に営業も行って、自組織の実力を理解する。
    4. 営業、設計、製造、品質の部門間で人を入れ替えるなどの人事異動
    相手方がわかる・相手方を経験すると連携が強まります。

    システムより人間力

    ●品質保証体系図だけ作ってもダメで、それをうまく回すのは「人」です。

    品質保証体系図にとって、「人は血液の役割がある」

    大事なのは、

    品質保証体系図と中身を暗記するのではなく、
    組織がよりよい活動になるにはどうしたらよいか、仕組と人の観点で考える事

    品質保証体系図をみれば、その組織の実力がわかってしまう理由もここにあります。

    まとめ

    品質保証体系についてわかりやすく解説しました。

    • ①品質保証体系図とは
    • ②品質保証体系図を作ろう!
    • ③品質保証体系が機能するための条件

  • 品質マニュアルがわかる

    品質マニュアルがわかる

    「品質マニュアルって何?」、「ISO9001 2015年版に品質マニュアルは必要なの?」と疑問に思っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    品質マニュアルがわかる
    品質マニュアルはISO9001 2008年版までは一番偉い文書だった。
    ISO9001 2015年版に品質マニュアルは不要です。
    けど、毎年品質マニュアル更新するよう上司から指示が来る。
    なんで??
    品質管理担当は、10年以上のベテランと、数年の中堅がいます。
    ●ベテランはISO9001 2008年版までの品質マニュアルを大事にする
    ●最近入った中堅はISO9001 2015年版しか知らないから、品質マニュアルの価値がわからない。

    過去のお偉い文書である「品質マニュアル」について解説します。

    QCプラネッツはISO9001 2015年版から実務しているので、品質マニュアル不要論側です。

    • ①品質マニュアルとは
    • ②ISO9001 2008年版までは最重要文書だった
    • ③ISO9001 2015年版からは不要な文書
    • ④品質マニュアルは自分で考えて作ってみよう
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    ①品質マニュアルとは

    品質マニュアルのあるべき定義

    「品質マニュアル」の本質は次の定義だと考えます。この定義なら品質マニュアルが必要としてもよいでしょう。

    組織が品質を作りこむためのマニュアル・秘訣が「品質マニュアル」

    あるべき品質マニュアルに必要な要素

    組織が品質を作りこむためには、何が必要ですか?考えましょう。

    1. 組織(経営)の理念、戦略
    2. 経営者の考え
    3. 組織内の全員が守るべきルール(規程)と文書類
    4. 組織の体制
    5. 品質保証体系図(営業、技術各部門がやるべき業務フロー)
    6. QC工程図(各作業の工程図)

    上の1から6をまとめた文書が「品質マニュアル」であると、本来こうあるべきです。

    組織の「品質マニュアル」にISOは関係ない

    でも、実態はどうでしょうか?

    実際は、ISO認証監査のための文書

    実際は、

    ISO認証のために作らされた文書ですよね。

    品質マニュアルのトップ文書からの転落ぶりをこれから解説します。

    ②ISO9001 2008年版までは最重要文書だった

    ISO9001は文書の適合性をしっかり診ていた

    ●ISO9001 2008年版までは、文書の適合性を厳しく見ていたので、文書で品質監査を見ていました。だから、審査対象の組織のトップ文書として品質マニュアルが必須でした。

    品質マニュアル

    図を見ると、品質マニュアルは、

    1. 組織の品質の最上位文書
    2. ISO審査の組織の玄関口としての文書

    なので、品質マニュアルがスタートして、各文書の整合性や適合性について、組織活動を質疑しながらチェックしていました。

    ISOの要求事項に品質マニュアルが準拠するスタイル

    ISO9001の認証は、

    組織活動が、ISO9001の要求事項にぴったり適合していること

    ですから、

    組織活動は必ず、
    1.ISO要求事項が最初に来て
    2.ISO要求事項に準拠した品質マニュアルの内容
    とするよう、厳しく要求されていました。

    今でもISO認証審査員が、
    「その組織活動は、ISO9001の要求事項の8.3.4に適合します」
    とか言いますが、それは、
    組織活動や文書がISO9001の要求事項に適合(従う)ようにしなければならかったからです。

    ISO9001 2015年版以降から品質管理業務を担当すると、
    「活動にわざわざ要求事項の番号当てはめて意味あるん?」
    と思うでしょう。

    ISO9001 2008年版までとISO9001 2015年版では全くとらえ方が違います。

    ●ISO9001 2008年版までは、まず、ISOの要求事項、次に組織活動
    ●ISO9001 2015年版は、まずは、組織活動、次にISOの要求事項

    考えたら、

    組織は、成功のために活動しているのであって、
    ISO取得・継続のために活動しているのではないです。

    ISO9001 2015年版の方が、組織が活動しやすくなっています。

    組織や業種が違うのに、品質マニュアルだけはなぜか同じような文書になっている

    取引先品質監査で他社を訪問する際、いつも思うのが、

    会社違うのに、何で品質マニュアルだけは似たような文書なんだろう?

    大体、表紙と目次を見ると、みんあ同じですね。気持ち悪い。。。

    ●よくある表紙

    品質マニュアル

    ●よくある目次

    品質マニュアル

    品質マニュアルはISO認証機関やコンサルに作らされたから

    ●似たり寄ったりな品質マニュアルである理由は、外から指示されたからです。

    本来、品質マニュアルは組織の成功の秘訣をまとめたものです。しかし、実際は、ISO認証のために作った文書です。

    ISO認証のためだけなのに、50ページくらいあるし、定期的に更新が必要なので、品質マニュアルは面倒な文書です。

    ③ISO9001 2015年版からは不要な文書

    品質マニュアルが組織最上位文書で無くなった理由

    ●一方、ISO9001 2015年版は、文章の適合性以上に組織活動の有効性を審査するので、文書のチェックは過去ほど厳しくなく、情報であれば何でもよいと変わりました。

    ISO9001 2015年版以降は、組織活動の有効性をしっかり審査するかわりに、文書の荒さがしをネチネチやらなくなりました。概念図をご覧ください。2008年版との違いがわかります。

    品質マニュアル

    ●その背景は、ISO認証していても、品質不正する企業が後を絶たず、文書の適合性だけみても、本当に組織が有効に活動しているか疑問になったからです。

    考えたら、

    組織は、成功のために活動しているのであって、
    ISO取得・継続のために活動しているのではないです。
    つまり、手段(ISO認証)が目的化している。

    なので、

    ●ISO9001 2008年版までは、まず、ISOの要求事項、次に組織活動
    ●ISO9001 2015年版は、まずは、組織活動、次にISOの要求事項
    つまり、ISO認証は手段、組織の成功が目的。当然ですよね。

    「文書化した情報」は奥深い

    関連記事、でも解説したとおり、

    ●ISO9001 2008年版までは、「文書」を審査
    ●ISO9001 2015年版は、「情報」を審査
    これは、大きな違いがあります。

    前者は、文書という「手段」を審査していただけで、
    後者は情報から「目的(組織活動や成功)」について審査します。

    組織の取り巻く環境や制約条件から
    成功のための戦略・目標と
    実際の活動が整合しているかを審査します。
    審査するために必要な情報があればよく、情報の手段は問いません。

    「情報」が「文書化」されてもいいし、データベースでもいいわけです。

    審査するために必要な情報を引き出すためには、品質マニュアルである必要はないです

    よって、品質マニュアルが必要ではなくなったわけです。

    「文書」より「情報」から組織活動を評価する時代です。

    ISO9001 2015年版でも審査機関から品質マニュアル提出を求められる

    毎年困るのが、

    審査前に今年度の品質マニュアルを提出してください

    と審査機関から要求されます。

    品質マニュアルはいらんでしょう!

    と突き返したいのですが、現実はそうではありません。この理由は、

    1. 審査員が2008年版から継続しているから、その名残
    2. 品質マニュアルは組織体制図、理念、ISO9001の要求事項と組織活動がわかる文書なので便利

    「便利だから」という理由が強いですね。

    ●仕組上、品質マニュアルは不要ですが、
    ●運用上は、便利なので
    品質マニュアルを毎年更新しています。

    ④品質マニュアルは自分で考えて作ってみよう

    自分で考えて作る事は大事

    ●ISO認証のための品質マニュアルは不要になりましたが、ISO関係なく自組織の成功の秘訣をまとめた品質マニュアルは一度考えて作った方がよいでしょうね。

    ●品質マニュアルとは、何か? どうあるべきか?
    ●品質の作りこみに、何が必要か?
    ●組織に品質の重要さをどう醸成させたらよいか?
    など、品質の本質を考える習慣がつきます。

    品質は従うとつまらない!
    品質は考えるから面白い!

    新技術や新規事業展開する際に品質マニュアルの設計が必須

    成熟産業なら、ほぼ無いですが、近年、DXやAIなどで既存事業が大きく変わる局面に来ています。

    ほぼ、匠の技で培ってきた組織に、急にDXの波が来て、デジタル化する組織に変化したら、どうやって品質を担保しますか?品質を作りこむ方法をどう考えるか?など、問われます。

    新しい概念が入れた品質マニュアルを急に作る必要が出て来ます。そうなる前に、既存のビジネスや組織活動の品質マニュアルの作り方を一度自分で考えて作ってみましょう。

    QCプラネッツでは、今後、品質マニュアルを自分で作る演習サイトを立ち上げる予定です。

    まとめ

    品質マニュアルについてわかりやすく解説しました。

    • ①品質マニュアルとは
    • ②ISO9001 2008年版までは最重要文書だった
    • ③ISO9001 2015年版からは不要な文書
    • ④品質マニュアルは自分で考えて作ってみよう

  • 5分でわかる品質用語

    5分でわかる品質用語

    「品質管理の用語がわかりにくい」、「QCD,関係性管理,継続的改善,ISO9001,プロセスアプローチなどの難解な品質用語がわからない」など、苦労していませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【初心者向け】難解な品質管理用語が簡単にマスターできる【5分で理解できます】

    品質管理は概念が難しいわりに、何となくできるものですよね。なぜかわかりますか?

    それはすでに学生時代で習得しているからなのです。

    本記事を読めば、学生時代の思い出に浸りながら品質管理のベースが理解できます。

    • ➀品質,QCD,QCストーリ,PDAC(成績編)
    • ②理念,方針管理,全員の積極的参加(部活編)
    • ③品質管理の企業活動

    さっそく見ていきましょう。

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    ➀品質,QCD,QCストーリ,PDAC(成績編)

    品質、QCD、PDCA、QCストーリ、重点指向がわかる!

    品質とは何か?超わかりやすく説明したい!

    最初の問いです。

    品質とは何か説明できますか?

    では、品質(ひんしつ、クオリティ = quality)は、工場で生産された製品や、サービス業が提供するサービスの有する特性、もしくは属性をいう。と書いてます。

    こんな説明じゃ、わからない!

    品質管理の最初の「品質」の意味がわからないと、品質管理すべてが嫌いになってしまう!

    品質管理が難しく、距離を置かれる理由が、難しい説明なのです。
    ならば、簡単に説明できればよいのです!

    学校の悪い成績で怒られた思い出に品質管理用語が隠れている!

    学校の成績が悪かったら、親は怒りましたよね! なぜ怒るんでしょうか?

    それは、あなたの親があなたに「これくらい点数が取れる」と勝手に期待値を作るからです。
    期待値以上なら褒めて、以下なら怒るわけですね。

    ここに「品質」のエッセンスがあります。

    「品質」とは、「相手が満足する基準」

    自分ではなく相手の期待値を超えることが品質では重要なのです。

    次にQCDを考えましょう。学校の成績が悪かったら、向上するよう怒られましたよね。あなたは、向上するために
    「塾行かせて」、「参考書買って」、「来年まで待って」と
    親に相談すると、親は
    「良い成績を」、「お金使わずに」、「すぐ持って来い」と
    言って、かえって怒らてしまうオチが待っていますよね。

    このやりとりにQCDのエッセンスがあります

    QCDでは、高いQ(品質)を安いC(コスト)ですぐD(納期)達成することが求められる

    QCDを達成するには、ちょっとしんどい。絶対できない目標ではなく頑張れば届くからしんどい。
    でもライバルもみんな同じようにしんどいから、目標達成したら自分の強みになるわけですね

    次は成績向上作戦を考えましょう。ここに、QCストーリ、PDCA、重点指向のエッセンスがあります。
    やみくもに勉強しても成績は向上しません。作戦が必要ですよね。
    現状の把握、目標の設定、目標とのギャップを把握して、勉強対策を計画・実行して効果の確認ですね。
    そして、重要なところから取り掛かりますよね

    QCストーリは、現状の把握、目標の設定、目標達成に必要な行動を取ること。
    PDCAは行動の計画→実行→評価→次なる行動とサイクルを回すこと。
    重点指向は、重要な項目から優先的に行動をとること。

    学校の成績向上作戦は、「品質管理」そのものなのです。
    日々、真面目に働くあなたは学生時代に成績向上経験があるから、品質管理を知らなくても品質向上できるのです

    ②理念,方針管理,全員の積極的参加(部活編)

    個人プレーで得られない品質管理もある

    学校の勉強からある程度の品質管理が学べますが個人戦なので、チーム戦で得られる品質管理も必要になります。
    会社で普通に仕事ができるのは、学校の部活経験があるからです。部活を思い出しならが品質管理を見ましょう。

    弱いチームと強いチームの違い

    強い選手がいる/いない差ではなく、チーム運営の違いを見ましょう。表にまとめます。

    弱いチーム 強いチーム
    1 仲良しが集まる 同じ目標を目指す人が集まる
    2 目標は無い、あいまい 目標設定のメンバーへ周知
    3 毎日何となく練習している 毎日の練習内容・目的を理解
    4 だらだら雑談が多く、動きが遅い 必要な意思疎通と機敏な動き
    5 自己中心的で他責 自責をもってチーム貢献
    6 内省はしない 常に振り返り、成長を促す

    強いチームにするにはどうすればよいでしょうか?

    強いチーム・組織作りが大変なのですが、ここにもたくさんの品質管理の概念が詰まっています。上の表の強いチームの特徴とそれを実現するために必要な要素をまとめます。この要素こそが品質管理の概念です。

    特徴 対策
    1 同じ目標を目指す人が集まる 理念を掲示
    2 目標設定のメンバーへ周知 方針管理を掲示
    3 毎日の練習内容・目的を理解 日常管理の遂行
    4 必要な意思疎通と機敏な動き コミュニケーション
    5 自責をもってチーム貢献 リーダーシップ
    全員の積極的参加
    6 常に振り返り、成長を促す 継続的改善

    品質管理用語がたくさん表にあがりましたが、わかりやすいイメージが部活動にたくさんあることがわかりますね。
    部活の経験が社会人になって活きてくる理由がよくわかります。

    「1.理念」は「部員の意識向上、意思統一」や部員募集時に「こういう人に来てほしい、来て欲しくない」を明示して、部員のばらつきを抑える効果があります。

    「2.方針管理」は目標を明確に決めて、そこに向かう活動、工程をチームで決めることです。キャプテンや顧問が中心となって部員に展開します。

    「3.日常管理」は部員の日々の生活や練習を管理することです。

    「4.コミュニケーション」は会話だけではなく、部員間の意思疎通を図るもので、問題や懸案事項があればともに解決します。

    「5.リーダシップ、全員の積極的参加」は4のコミュニケーションが成り立って初めて部員自ら行動できる状態になります。やらされ感で行動するのではありません。

    「6.継続的改善」は少しずつ改善してレベルが上がっていくことです。

    すべて回れば相当強いチームになりますが、理想的な話でもあります。現実はいろいろな価値観をもつ部員間の衝突があったり、甘えによってうまくいかないものです。
    小さな成功を少しずつ勝ち取ることでチームの意識を向上できるようになれます。

    ③品質管理の企業活動

    品質管理の企業活動は 学校の成績編(個人戦)と部活編(チーム戦)の組み合わせでほぼ対応できます。詳しくはここで説明します。

    まとめ

    • ➀品質,QCD,QCストーリ,PDAC(成績編)
    • ②理念,方針管理,全員の積極的参加(部活編)
    • ③品質管理の企業活動

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