【問題集で使います】OC曲線の自動作成プログラムの使い方
「OC曲線の自動作成プログラムの使い方を解説します!」
本記事のテーマ
4つのファイルをダウンロードしてお使いいただけます。
- ①1回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
- ②2回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
- ➂選別型抜取検査のAOQL(二項分布)
- ➃調整型抜取検査のOC曲線(二項分布)
プログラムの考え方は関連記事にあります。ご参照ください。
OC曲線(二項分布、ポアソン分布)を描こう 抜取検査はすべて、OC曲線をベースに考えます。OC曲線をすぐ描けるようプログラムを用意しました。二項分布、ポアソン分布両方のOC曲線を実際に描いて感触を確かめましょう。 |
2回抜取方式のOC曲線(二項分布とポアソン分布)をプログラムで描こう 抜取検査を2回する場合の確率の計算やOC曲線は描けますか?抜取検査を1回から2回に分けるメリットは何かわかりますか?本記事では、2回抜取検査におけるロット合格率の求め方、OC曲線の描き方、2回に検査を分けるメリットを解説します。多回抜取検査について知りたい方は必見です。 |
- ①プログラムのダウンロード方法
- ➁1回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
- ➂2回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
- ➃選別型抜取検査のAOQL(二項分布)
- ➄調整型抜取検査のOC曲線(二項分布)
①プログラムのダウンロード方法
ダウンロードすると、4つのファイルがあります。確認ください。
● 1_oc-curve1.xlsm
● 2_oc-curve2.xlsm
● 3_aoql.xlsm
● 4_oc-curve_ad.xlsm
インターネットからダウンロードしたマクロファイルなので、保護ビューのままを勧めることがありますので、一旦フォルダーに移動して保存してください。
➁1回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
使うファイル
使い方
上図のように、
1.代入
●不良率の間隔p (%) (0~100の値)
●第一種の誤りα(%) (0~100の値)
●第二種の誤りβ(%) (0~100の値)
●サンプルサイズN(自然数)
●判定個数C(自然数)
ここで、
不良率の間隔pの値により、計算する行数が変化します。
例えば、
・p=1%の時は、 100/p=100/1=100行計算します。
・p=2%の時は、 100/p=100/2=50行計算します。
2.計算
黄色枠をダブルクリックしてください。自動計算が開始します。
3.計算結果
緑枠に計算結果が出ます。
●各不良率pにおけるロット合格率
●不良率100-α(%)におけるロット合格率p0
●不良率β(%)におけるロット合格率p1
p0とp1は主抜取表の値を求めるときに使います。
二項分布、ポアソン分布
二項分布、ポアソン分布と2つのシートがありますが、使い方は共通です。
ただし、ポアソン分布においては、
●不良率100-α(%)におけるロット合格率p0
●不良率β(%)におけるロット合格率p1
はありませんので、ご注意ください。
➂2回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
使うファイル
使い方
上図のように、
1.代入
●不良率の間隔p (%) (0~100の値)
●第一種の誤りα(%) (0~100の値)
●第二種の誤りβ(%) (0~100の値)
●サンプルサイズn1,n2(自然数)
●合格判定個数ac1,ac2(自然数)
●不合格判定個数re1,re2
ここで、
不良率の間隔pの値により、計算する行数が変化します。
例えば、
・p=1%の時は、 100/p=100/1=100行計算します。
・p=2%の時は、 100/p=100/2=50行計算します。
2.計算
黄色枠をダブルクリックしてください。自動計算が開始します。
3.計算結果
緑枠に計算結果が出ます。
●各不良率pにおけるロット合格率
●不良率100-α(%)におけるロット合格率p0
●不良率β(%)におけるロット合格率p1
p0とp1は主抜取表の値を求めるときに使います。
二項分布、ポアソン分布
二項分布、ポアソン分布と2つのシートがありますが、使い方は共通です。
ただし、ポアソン分布においては、
●不良率100-α(%)におけるロット合格率p0
●不良率β(%)におけるロット合格率p1
はありませんので、ご注意ください。
➃選別型抜取検査のAOQL(二項分布)
使うファイル
使い方
上図のように、
1.代入
●不良率の間隔p (%) (0~100の値)
●第一種の誤りα(%) (0~100の値)
●第二種の誤りβ(%) (0~100の値)
●サンプルサイズN(自然数)
●判定個数C(自然数)
ここで、
不良率の間隔pの値により、計算する行数が変化します。
例えば、
・p=1%の時は、 100/p=100/1=100行計算します。
・p=2%の時は、 100/p=100/2=50行計算します。
2.計算
黄色枠をダブルクリックしてください。自動計算が開始します。
3.計算結果
緑枠に計算結果が出ます。
●各不良率pにおけるロット合格率
●不良率100-α(%)におけるロット合格率p0
●不良率β(%)におけるロット合格率p1
p0とp1は主抜取表の値を求めるときに使います。
二項分布、ポアソン分布
二項分布、ポアソン分布と2つのシートがありますが、使い方は共通です。
➄調整型抜取検査のOC曲線(二項分布)
使うファイル
使い方
上図のように、
1.代入
●不良率の間隔p (%) (0~100の値)
●第一種の誤りα(%) (0~100の値)
●第二種の誤りβ(%) (0~100の値)
●サンプルサイズN(自然数)
●判定個数C(自然数)
●調整の選択(なみ、ゆるい、きつい)から1つ選択
ここで、
不良率の間隔pの値により、計算する行数が変化します。
例えば、
・p=1%の時は、 100/p=100/1=100行計算します。
・p=2%の時は、 100/p=100/2=50行計算します。
また、
調整の選択として、なみ、ゆるい、きついは
●なみ : m=1
●ゆるい: m=1.584
●きつい: m=0.631
として計算しています。
mの値については、関連記事をもとに計算していますので、ご確認ください。
【簡単】AQL(合格品質水準)がすぐわかる AQL(合格品質水準)はOC曲線上でどの値なのかが説明できますか?JISや教科書の説明ではよくわからないはずです。本記事では、AQLの定義をわかりやすく解説します。調整型抜取検査をマスターしたい方は必見です。 |
2.計算
黄色枠をダブルクリックしてください。自動計算が開始します。
3.計算結果
緑枠に計算結果が出ます。
●各不良率pにおけるロット合格率
●不良率100-α(%)におけるロット合格率p0
●不良率β(%)におけるロット合格率p1
p0とp1は主抜取表の値を求めるときに使います。
二項分布、ポアソン分布
調整型抜取検査は二項分布のみです。
主抜取表への見方
自動計算結果から、
(n,c)=(20,0)のとき、p0=0.174%,p1=6.87%ですから、
●p0=0.174の行と
●p1=6.87の列に
(n,c)=(20,0)が主抜取表に来るということです。
さまざまな(n,c)のパターンによるOC曲線を自動で描いて、p0,p1を計算して、その結果から主抜取表を作ればJISの調整型抜取検査の主抜取表ができます。
JISの主抜取表を自分で作れる感覚をゲットしてください。
これが、
方法だけ学ぶ抜取検査
から
自分で設計できる抜取検査
に変革できる大事なポイントです!
まとめ
「OC曲線の自動作成プログラムの使い方」を解説しました。
- ①プログラムのダウンロード方法
- ➁1回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
- ➂2回抜取検査のOC曲線(二項分布、ポアソン分布)
- ➃選別型抜取検査のAOQL(二項分布)
- ➄調整型抜取検査のOC曲線(二項分布)
Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 119