5分でわかる品質用語
「品質管理の用語がわかりにくい」、「QCD,関係性管理,継続的改善,ISO9001,プロセスアプローチなどの難解な品質用語がわからない」など、苦労していませんか?
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
品質管理は概念が難しいわりに、何となくできるものですよね。なぜかわかりますか?
それはすでに学生時代で習得しているからなのです。
本記事を読めば、学生時代の思い出に浸りながら品質管理のベースが理解できます。
- ➀品質,QCD,QCストーリ,PDAC(成績編)
- ②理念,方針管理,全員の積極的参加(部活編)
- ③品質管理の企業活動
さっそく見ていきましょう。
➀品質,QCD,QCストーリ,PDAC(成績編)
品質とは何か?超わかりやすく説明したい!
最初の問いです。
では、品質(ひんしつ、クオリティ = quality)は、工場で生産された製品や、サービス業が提供するサービスの有する特性、もしくは属性をいう。と書いてます。
こんな説明じゃ、わからない!
品質管理の最初の「品質」の意味がわからないと、品質管理すべてが嫌いになってしまう!
品質管理が難しく、距離を置かれる理由が、難しい説明なのです。
ならば、簡単に説明できればよいのです!
学校の悪い成績で怒られた思い出に品質管理用語が隠れている!
学校の成績が悪かったら、親は怒りましたよね! なぜ怒るんでしょうか?
それは、あなたの親があなたに「これくらい点数が取れる」と勝手に期待値を作るからです。
期待値以上なら褒めて、以下なら怒るわけですね。
ここに「品質」のエッセンスがあります。
自分ではなく相手の期待値を超えることが品質では重要なのです。
次にQCDを考えましょう。学校の成績が悪かったら、向上するよう怒られましたよね。あなたは、向上するために
「塾行かせて」、「参考書買って」、「来年まで待って」と
親に相談すると、親は
「良い成績を」、「お金使わずに」、「すぐ持って来い」と
言って、かえって怒らてしまうオチが待っていますよね。
このやりとりにQCDのエッセンスがあります。
QCDを達成するには、ちょっとしんどい
。絶対できない目標ではなく頑張れば届くからしんどい。
でもライバルもみんな同じようにしんどいから、目標達成したら自分の強みになるわけですね
次は成績向上作戦を考えましょう。ここに、QCストーリ、PDCA、重点指向のエッセンスがあります。
やみくもに勉強しても成績は向上しません。作戦が必要ですよね。
現状の把握、目標の設定、目標とのギャップを把握して、勉強対策を計画・実行して効果の確認ですね。
そして、重要なところから取り掛かりますよね
PDCAは行動の計画→実行→評価→次なる行動とサイクルを回すこと。
重点指向は、重要な項目から優先的に行動をとること。
学校の成績向上作戦は、「品質管理」そのものなのです。
日々、真面目に働くあなたは学生時代に成績向上経験があるから、品質管理を知らなくても品質向上できるのです
②理念,方針管理,全員の積極的参加(部活編)
個人プレーで得られない品質管理もある
学校の勉強からある程度の品質管理が学べますが個人戦なので、チーム戦で得られる品質管理も必要になります。
会社で普通に仕事ができるのは、学校の部活経験があるからです。部活を思い出しならが品質管理を見ましょう。
強い選手がいる/いない差ではなく、チーム運営の違いを見ましょう。表にまとめます。
弱いチーム | 強いチーム | |
1 | 仲良しが集まる | 同じ目標を目指す人が集まる |
2 | 目標は無い、あいまい | 目標設定のメンバーへ周知 |
3 | 毎日何となく練習している | 毎日の練習内容・目的を理解 | 4 | だらだら雑談が多く、動きが遅い | 必要な意思疎通と機敏な動き |
5 | 自己中心的で他責 | 自責をもってチーム貢献 |
6 | 内省はしない | 常に振り返り、成長を促す |
強いチームにするにはどうすればよいでしょうか?
強いチーム・組織作りが大変なのですが、ここにもたくさんの品質管理の概念が詰まっています。上の表の強いチームの特徴とそれを実現するために必要な要素をまとめます。この要素こそが品質管理の概念です。
特徴 | 対策 | |
1 | 同じ目標を目指す人が集まる | 理念を掲示 |
2 | 目標設定のメンバーへ周知 | 方針管理を掲示 |
3 | 毎日の練習内容・目的を理解 | 日常管理の遂行 | 4 | 必要な意思疎通と機敏な動き | コミュニケーション |
5 | 自責をもってチーム貢献 | リーダーシップ 、全員の積極的参加 |
6 | 常に振り返り、成長を促す | 継続的改善 |
品質管理用語がたくさん表にあがりましたが、わかりやすいイメージが部活動にたくさんあることがわかりますね。
部活の経験が社会人になって活きてくる理由がよくわかります。
「1.理念」は「部員の意識向上、意思統一」や部員募集時に「こういう人に来てほしい、来て欲しくない」を明示して、部員のばらつきを抑える効果があります。
「2.方針管理」は目標を明確に決めて、そこに向かう活動、工程をチームで決めることです。キャプテンや顧問が中心となって部員に展開します。
「3.日常管理」は部員の日々の生活や練習を管理することです。
「4.コミュニケーション」は会話だけではなく、部員間の意思疎通を図るもので、問題や懸案事項があればともに解決します。
「5.リーダシップ、全員の積極的参加」は4のコミュニケーションが成り立って初めて部員自ら行動できる状態になります。やらされ感で行動するのではありません。
「6.継続的改善」は少しずつ改善してレベルが上がっていくことです。
すべて回れば相当強いチームになりますが、理想的な話でもあります。現実はいろいろな価値観をもつ部員間の衝突があったり、甘えによってうまくいかないものです。
小さな成功を少しずつ勝ち取ることでチームの意識を向上できるようになれます。
③品質管理の企業活動
品質管理の企業活動は 学校の成績編(個人戦)と部活編(チーム戦)の組み合わせでほぼ対応できます。詳しくはここで説明します。
まとめ
- ➀品質,QCD,QCストーリ,PDAC(成績編)
- ②理念,方針管理,全員の積極的参加(部活編)
- ③品質管理の企業活動
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