★ 本記事のテーマ
明治政府 近代化に必要な財源を
どうやって確保したのか?
どうやって確保したのか?
★おさえておきたいポイント
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相
学校や試験対策の社会では、
真相はわからない!
自分で調べて考え抜く
本当の社会科を勉強しよう!
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①通説
明治政府の財源(通説)
- 武士への俸禄支給(秩禄)を廃止し、国家歳出の大幅削減を実現。
- 江戸時代の年貢制度を廃止し、地価の3%を税率とし、全国統一の税制を確立。
- 明治初期の歳入の約80%が地租によるもので、国家財政の柱。
- 財源不足のため、政府紙幣(太政官札)を発行。
- 官有地、官営事業を払下げ、民間化。
- 戦時の財源調達
・日清戦争後の賠償金
・日露戦争の外債を活用した戦費調達
重工業化や軍備拡張の財源となり、近代国家形成の加速要因
➁通説に対する疑問点・気になる点
調べると気づく疑問点
参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!
文明開化、富国強兵、殖産興業とスローガンを掲げるが、その財源は国内で十分賄えたのか? いや、それは無理だったのではないか?
- 西洋からの近代技術、重工業などは高価である。
- 一方、幕末に、金銀比価問題で大量の金銀が海外に流出。
- 当時貿易は銀貨で実施。
- 確かに、地租改正や官有地の売却もあるがそれでも財源は足りない。
- 列強に借り入れすると、借金漬けになり、植民地化されるリスクが高まる。
- 軽工業から重工業とはいえ、金額の桁数が違う(洋服で軍艦は買えない。
(現在換算で洋服1万円、軍艦1000億円 毛織物で数千億円も貿易収益出せるか?)
財源がなく、海外からの借り入れができない明治政府。
殖産興業、富国強兵を可能にした財源はどこから来た?
殖産興業、富国強兵を可能にした財源はどこから来た?
いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!
真相を説明します。
検証して見えた真相
国内の改革による財源確保はできたとはいえ、近代化・重工業化には桁数が異なる財源確保が必須。
とはいえ、莫大な財を得るものが国内にはない。(金銀も大量に流出)
とはいえ、莫大な財を得るものが国内にはない。(金銀も大量に流出)
財源はどこから手に入れたか?
- 列強にとって日本がロシアの南下・アジア進出に対しての障壁とした方がベター。
- 列強にとって日本は中国清ほど侵略するほとの魅力がない(人口は多いが、鉱資源、農作物が少ない)。
- 日本は近代化のための輸入に必要な銀が底をついていた。
- イギリスはアヘンで清から銀の回収ができた。だからアジア進出を強めた。
- 日米修好通商条約で日本へのアヘン交易は禁止、各列強も同内容で締結。
教科書で明記していないが、植民地支配を回避する上でイギリスと手を組む手段として日本もイギリスと同じやり方で外貨・金銀を獲得し、近代化を成功させたと考える。
まとめ
「明治政府 近代化に必要な財源を
どうやって確保したのか?」を解説しました。
- ①通説
- ➁通説に対する疑問点・気になる点
- ➂通説を検証して見えた真相