「光速不変の原理」によって「質量とエネルギーの等価性E=mc^2」がわかった

本記事のテーマ

「光速不変の原理」によって「質量とエネルギーの等価性」がわかった
  • ①粒子性と波動性を合わせたボーアの水素原子モデルが作れる
  • ②光速を精度よく計測
  • ③エーテル存在を実証する実験から光速不変の原則がわかった
  • ④「観測者によって時空が変化する奇妙な現象」がすぐわかる
  • ⑤光速不変の原理によって質量とエネルギーの等価性が成り立つ
  • ⑥高校物理「原子物理」次のお話を紹介!
  • ⑦【商品】「高校物理問題集」のご紹介
\(E=mc^2\)
(E:エネルギー、m:質量、c:光速)
という公式が突然出てきて
導出もなく、暗記して使っていませんか?

なので、ずっと-思っていたのが

(1)なんで\(E=\frac{1}{2}mc^2\)じゃないの?

(2)光だけなんで速度が不変なの?

(3)相対性理論?わけがわからない!
と思考停止になっていませんか?

なので、

①光速を計測し、
②光速が不変と分かった背景を理解し、
③光速が不変であれば何が起こるかを理解し、
④\(E=mc^2\)の導出を丁寧に解説します。

その前に、

①粒子性と波動性を合わせたボーアの水素原子モデルが作れる

本記事の「質量とエネルギーの等価性」を理解するには、
前々記事の【粒子性と波動性を合わせたボーアの水素原子モデル】
を事前に確認しておく必要があります。

前記事を復習しておいてください。

【QCセミナーの高校物理 6原子物理】リンク
「粒子性と波動性を合わせたボーアの水素原子モデルが作れる」

②光速を精度よく計測

問題集に該当する問題

詳細は
問題集 06-09 【1】
にあります。

(i)速度なら2点間距離の移動時間からわかるはず

単純に考えると、こうなります。

実際にガリレオガリレイが、遠く離れた2点でランプを使って光を往復する時間を計測しました。

でも、この事実
誰も知りませんよね。
なぜでしょうか?
詳細は問題集で解説します。

(ii)光速を精度よく計測

光速を精度よく計測したフーコーの実験があります。

高速回転する回転鏡と、回転鏡と一定距離離れた固定鏡を用意する。光源から光を照射し、反射光の位置を計測する。その結果から、精度よく光速が計測できた。

この実験から、
光速c=2.88×\(10^8\) [m/s]
(実際c=3.0×\(10^8\) [m/s]に非常に近い値)
がわかりました。

詳細は問題集で解説します。

③エーテル存在を実証する実験から光速不変の原則がわかった

問題集に該当する問題

詳細は
問題集 06-09 【2】
にあります。

光速不変がわかった背景は、

  1. 波である「音と光」で、「音」は真空は伝わらないが、
    「光」はなぜか真空の宇宙から飛んでくる。これはなぜか?
  2. 光が真空の宇宙を移動できるのは、
    光の目に見えない媒質「エーテル」
    があるからではないか?と信じられてきた。

から、

「エーテル」の存在を実証したい

という好奇心が出てくるのは当然となるわけです。

「エーテル」の存在を実証する実験

「エーテル」の存在を調べた実験で、
マイケルソンモーリの実験が有名です。

光源と干渉縞、ハーフミラーと2つの鏡を用意した。
宇宙空間に「エーテル」が存在するならば、
「地球の公転運動によってエーテルの風が吹いている」と考え、
「エーテル」によって光の速度は向きによって相対的に変化し、
東西南北に実験機器の向きを変えて、
光の速度の差により、干渉縞に変化が発生するかどうかを調べた。

「なるほど!」、難しいけど、よく考えましたね!

予想外の実験結果

しかし、実験結果は、

実験機器の向きを変えても干渉縞に変化がなかった。

なお、東西、南北それぞれに
実験機器の向きを変えた場合の
・光の往復にかかる時間
・干渉縞のズレ
などの、計算問題については、

詳細は問題集で解説します。

この実験結果から

「エーテル」の存在が否定
光速はどの向きでも常に一定(光速不変の原理)
の真理が見えた

わけです。

④「観測者によって時空が変化する奇妙な現象」がすぐわかる

問題集に該当する問題

詳細は
問題集 06-09 【3】
にあります。
問題集では、観測者の違いによる
同じ落下運動でもかかる時間が変化る
奇妙な思考実験を演習します。

本記事ではもう少し簡単な事例で説明します。

「はじき」の公式

当たり前な話ですが、

「速度」=「距離」/「時間」

ですね。

「距離」と「時間」はどんな観測者でも同一(絶対的)であり、
「速度」は対象者との相対的なもの

も理解しやすいですね。

対向車が来る場合は、相手の車が非常に速く走るように感じ
車を追い越すときは、相手の車が非常に低速のように感じますよね。
これは、距離、時間は不変で、速度が相手との相対的なものだからです。

でも、光速だけは話が違う

光だけは、話が違ってきます。

「光速」は「絶対的」であるため、
絶対的な「距離」と絶対的な「時間」を相対的な「速度」で調整することができなくなります。

「距離」、「時間」、「速度」全てが絶対的になると、
等号成立できません。

ただし、

「速度」=「距離」/「時間」
の定義は変わりません。

となると、どう考えれば、等号成立するのでしょうか?

光速から「距離」と「時間」も相対的であるという発想に気が付く

「光速」が絶対的なので、
「距離」と「時間」は観測者によって相対的であると
という発想に行き着くわけです。

ここが「相対性理論」の入り口です。

「距離」、「時間」の相対性という発想は
ローレンツ変換などの式で表現します。

このあたりの式の導出については、

詳細は問題集で解説します。

⑤光速不変の原理によって質量とエネルギーの等価性が成り立つ

問題集に該当する問題

詳細は
問題集 06-09 【4】
にあります。
静止物体から光を放出した場合を考える。
これを一定速度で動く観測者から見た場合において、
運動量保存の法則から関係式を導出する。
(「光速不変の原理」も活用している)
その結果、
\(E=mc^2\)
の関係式が導出できる。

 

\(E=mc^2\)までの丁寧な導出過程は

詳細は問題集で解説します。

「質量とエネルギーの等価性」式の導出方法はいろいろありますが、
一番シンプルでわかりやすい事例を問題集で解説します。

「質量とエネルギーの等価性」式は
高校物理の「核分裂」で必須となる重要式です。
だから、導出はしておきましょう。

公式も道具そうですが、
その意味を考えなければ、
利用の効用がわかりません。

⑥高校物理「原子物理」次のお話を紹介!

高校物理の「6.原子物理」の終盤になりました。

次に解説したい話は、

「高校物理から大学物理へのつなぎ」
を解説したいです。

この話を伝えたい理由は

高校物理「原子物理」の次は、
大学物理の「量子力学」になるが、
この間がかけ離れており、連続性がわからず
「両者は全く別物」としがち

また、大学物理の量子力学では
「シュレディンガー方程式」を詳しく導出しますが、

「シュレディンガー方程式」の導出は
偏微分、微分方程式など、
大学数学を前提に導出するため、
高校物理とのつながりが見えません。

歴史からみれば、
高校物理範囲の解明から、
「シュレディンガー方程式」へつながる

わけですから、

ここをおさえることが大事です。

大学受験範囲ではありませんが、
大学後の学びに不可欠なところなので、
解説します!

リンク

⑤【商品】「高校物理問題集」のご紹介

記事解説で紹介した各問題を詳細に学べるために、

「高校物理問題集」

を作成しました。

ブログ記事で紹介しきれない、エッセンスをわかりやすく解説します。

是非ご購入いただき、一緒に学びましょう
【QCセミナーの高校物理】リンク
【「6.原子物理」編】の紹介・ご購入ページ

まとめ

「「光速不変の原理」によって「質量とエネルギーの等価性」がわかった」を解説しました。

  • ①粒子性と波動性を合わせたボーアの水素原子モデルが作れる
  • ②光速を精度よく計測
  • ③エーテル存在を実証する実験から光速不変の原則がわかった
  • ④「観測者によって時空が変化する奇妙な現象」がすぐわかる
  • ⑤光速不変の原理によって質量とエネルギーの等価性が成り立つ
  • ⑥高校物理「原子物理」次のお話を紹介!
  • ⑦【商品】「高校物理問題集」のご紹介

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