カテゴリー: 実践

  • 【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる環境を作れ!

    【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる環境を作れ!

    「ミス・トラブル・不正を言うと恐ろしいくらい怒られるから、報告したくないけど、どうしようか?」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる組織環境を作れ!
    • ①あなたが所属する組織はミスを報告しやすいですか?
    • ➁本来、トラブル・ミス・不正は心理的に出したくないもの
    • ➂失敗を堂々と情報共有できる環境を作る事が大切
    品質不正に対する正しいマインドを身に着けよう!

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

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    まず、関連記事にて、品質不正に対する正しいマインドを確認しましょう。

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

    品質不正は隠さず!出しましょう!
    品質不正は必ずバレます。
    バレてからの方がキツイ。。。
    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる
    品質不正を隠すべきでない理由がわかりますか。本記事では品質不正を隠すとかなりヤバいことをわかりやすく解説します。隠そうとせず、きちっと明らかにして、不正を改善する姿勢が社会は強く求めている時代になっています。

    ①あなたが所属する組織はミスを報告しやすいですか?

    上司、上層部の反応

    ●リスクの無い仕事はありません。リスクは不確定要素なものや危険なものすべてですが、他社ができないから自社のあなたに仕事があるわけです。他社ができないものをやっている以上、リスクは必ず潜んでいます。

    そのリスクによって、ミス・トラブル・不正が発生します。

    上司や周囲に相談しやすい環境ですか?
    ●ありのままを報告・相談できる⇒OK!
    ●報告・相談すると怒られる⇒ヤバいですよ!

    上司、上層部の反応によって、ありのままを言える心理的環境がないと、不正・隠ぺい・改ざんが職場に絶対起きています。ヤバい!

    組織のルール・規定類の構築度

    ●上司、上層部がすぐに怒り、真実が言えない環境がある組織では、
    組織のルール・規定類が未熟だったり、成熟してても運用されていない可能性があります。

    組織運用を構築するルール・規定類・会議等が腐敗していないかも大事です。
    組織運用が適正であれば、上司、上層部が適正に報告・相談に乗る可能性が高いです。

    報告しやすい環境か?

    ●荒さがしばかりする同僚や上司ばかりか?
    ●組織運用が適正か?
    ●叱責が多い職場か?
    ●規定などのルールを守る人が多いか? 正しい仕事を先輩・上司から習いやすい環境か?

    報告しやすい環境でないと、倫理観が高い人でもその組織に入ると不正に手を出してしまいます。

    あなたの職場は大丈夫ですか?

    ➁本来、トラブル・ミス・不正は心理的に出したくないもの

    ●トラブル例の紹介、是正処置報告書、なぜなぜ分析、などが当たり前にできて、上層部へ報告して、真因を見抜いて再発・未然防止しようとする姿勢がある職場は素晴らしいです。

    でも、この当たり前に組織が機能するのは難しいです!

    なぜか、わかりますか?

    ミス等は、本来、言いにくいものですよね。
    1. 表に出してほしくないことばかり
    2. 恥ずかしいから
    3. 叱られるのは嫌だ
    4. 品質会議は有罪判決裁判
    5. 隠せるなら、無かったことにして逃げたい

    表に出してほしくないことばかり

    職場で、こんなことありませんか?

    1. ルール無視した我流のやり方でやっている
    2. うるさい上司のチェックを交わすための都合のよいまとめ方がある
    3. 正しい仕事ややり方を身に着けていない、教える先輩がいない

    組織で決まったルールや規定が未熟な場合もあるし、
    成熟したルールや規定があっても、面倒なので無視したやり方が主流となっているとかありませんか?

    あと、指摘が細かすぎる上司がいて、なかなか仕事が進まないから、事実をうまく調整して上司の承認が通りやすく変えたり等、してませんか?

    どれも、表に出しにくい暗黙のルールや空気感が職場にあると、品質不正の温床につながります。

    恥ずかしいから

    そんなこともできないの?
    そんなミスしてんのか? ありえんぞ!
    俺が担当の時はこんなミスしたことないぞ!

    と、威圧的に叱責されたり、馬鹿にされると、心が折れますよね。

    ミス、失敗って、ネガティブだから、言いたくないですよ。

    叱られるのは嫌だ

    ●ミスしたら、上司のところに行くと、ため息がつきますよね。

    上司、上層部にきつく叱られる
    何で、そんなミスするのか?
    俺の時はそんなミスしなかったぞ!
    基本がなってない!

    と、解決手段や手助けはなく、怒られるだけ。

    はあ、やってらんない。。。会社辞めようか?と転職サイトを眺めるオチ

    ありありですよね。

    品質会議は有罪判決裁判化しやすい

    この会議嫌ですよ! トラブル報告者は、被告人扱いで有罪判決で収監行きな心情に追い込まれますよ。

    1. 上司の説教場となりやすい
    2. みんな怒る上司側につき、誰も弁護しない
    3. ありのままを報告すると絶対炎上する

     

    こんな会議、やってらんないよと! やらされ感~

    品質会議ってどこの会社・組織にもありますが、実際どうですか? 怒られるだけの会議になっていませんか? これじゃ、怒らせないように内容を改ざんして報告するに決まっていますよ。

    こんな会議で何が改善できるんだ?? 思考停止状態ですよ

    隠せるなら、無かったことにして逃げたい

    ●普通、やらかしたら、「逃げたい」し、「無かったことにしたい」となるのが人間です。

    ●やらかした時の、その後の恐怖があれば、
    ・隠す
    ・改ざんする
    ・逃げる
    になるに、決まっているじゃないですか?

    ミス・不正をありのまま出せる環境でなければ、絶対不正が起こります。ここまで読めば、不正する理由がよくわかるはず。

    ➂失敗を堂々と情報共有できる環境を作る事が大切

    失敗を報告したら褒める
    環境が絶対に必要なんです!
    1. 報告の受け手は叱ってはいけない
    2. 叱責より、トラブルの真因を考える思考・環境をつくる
    3. トラブルが起きたら、淡々と事実を書き残す仕組みをつくる
    4. 自分事として情報共有が再発・未然防止に役立つ

    報告の受け手は叱ってはいけない

    ●上司、上層部の人は必須です。

    腹が立つかもしれないが、怒っていけない!
    トップこそ、「怒らないから真実をそのまま出してくれ!」「よくぞ、出してくれた!」と褒めよう。

    報告が適格だったおかげで、会社・組織がより改善できたと褒めることが大事です。こうなれば、部下も、「言っても大丈夫なんだ」と安心して、事実を報告するようになります。

    しばらくすると、トラブル発生したら、「ヤバい!隠せ!」ではなく、「客観的事実をメモしろ!」と変わる。

    そして、真因を考える習慣が組織にできると、なぜ発生したかを考える習慣ができます。これが理想的で、品質不正の温床リスクが低い状態と言えます。

    失敗経験のない人をトップに置くな!

    これ、結構重要です!

    おれも主任時代にやったなあ。。。

    という経験があると、当事者意識も高くなるし、部下をかばう心理も生まれます。逆にすべて完璧にノーミスで評価されてあがった人がトップになると、ヤバいです。

    おれはこんなミスしなかったけど、なんでこんなにできないの?

    と徐々に怒りがたまっていくからです。

    失敗っていやだけど、失敗経験が豊富な人を上にする組織は健全な経営をしやすい

    私の会社の経営陣の人って、過去にやらかしたことを笑い話しますね。
    でも、それが大事なんですよ。

    上司として、同じ経験にハマった部下をかばうし、距離が縮まる。
    部下も上司との心理的につながり、互いに言いやすい環境ができる。

    ミスしない、エリートは、逆説的ですが、品質不正につながります。

    叱責より、トラブルの真因を考える環境を見守る

    「なぜミスった?」 
    怒りの矛先⇒真意を考える問いへ変えましょう。

    心理的安心が組織・職場で担保できれば、部下、当事者も怒られる怖さが無くなり、真実を出して真因を知ろうとなります。

    これがPDCAサイクルで回ると、トラブルの是正から再発・未然防止につながります。健全な組織運営に役立ちます。

    どんな小さなミスでも、堂々と報告できる環境を作る

    確かに、トラブルの原因にも、電圧を間違えたとか、図面を見てなかったとか、普通怒られてもおかしくない報告もありますが、「ダメじゃん」とバカにせず、「自分の業務ならどこで起こり得るか」を考える思考ができる環境になることが大事です。

    1. 叱責は不正の温床
    2. トップ自ら褒める姿勢が大事
    3. 失敗=左遷とならない評価制度も必要
    4. 怒りの元気があるなら、その真因を考える思考に使え!
    5. どんな些細なことでも、自分事としてとらえることが再発・未然防止につながる
    6. 品質不正が発生しにくい健全な組織運営につながる

    当たり前だけど、結構難しいし、品質不正が起きる会社は、心理的安全が欠けている可能性があります。

    あなたの職場は大丈夫ですか?

    まとめ

    【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる組織環境を作れ!を解説しました。

    • ①あなたが所属する組織はミスを報告しやすいですか?
    • ➁本来、トラブル・ミス・不正は心理的に出したくないもの
    • ➂失敗を堂々と情報共有できる環境を作る事が大切

  • 【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

    「品質不正がわかったらどうしたらいいの?、見なかったことにしたいけど。。。」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる
    • ①本当に倒産するから
    • ➁隠しきれないから
    • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    品質不正に対する正しいマインドを身に着けよう!

    まず、関連記事にて、品質不正に対する正しいマインドを確認しましょう。

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

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    品質不正は隠さず!出しましょう!
    品質不正は必ずバレます。
    バレてからの方がキツイ。。。

    ①本当に倒産するから

    雪印乳業の教訓

    ●品質不正を解説するにあたり、教訓として最初に学ぶべき事件は、

    2000年に発生した雪印集団食中毒事件

    私もよく覚えています。

    1. 初動対応の遅さで、被害者が増加
    2. 事故の隠ぺい
    3. 牛乳製品の自己回収の先延ばし
    4. 社長の逆切れ発言

    その結果、

    主力の雪印乳業工場が閉鎖
    「雪印」のブランドの信用は完全失墜

    そこからの信頼回復までは相当の茨の道だったでしょう。

    ほんの20年前までは、なあなあで済んだことも多かった

    ●2020年代の今から振り返ると、すべて残念な対応ですよね。

    でも、20年前は雪印くらいの対応はちょっと下手な対応くらいで
    なあなあで済んでいた品質不正事例も当時たくさんあったはず。

    ●自分の出世に響くのが怖いから、事故・不良の隠ぺい・改ざん
    ●重大トラブル対応も遅いのが当たり前
    ●「まさか、そこまでひどくならないだろう」という慢心
    ●人のうわさも75日。時間が解決するという他人事
    が普通だった時代ではないでしょうか?

    社会が企業・組織に対して厳しくなっている

    それが、2000年頃から社会が企業・組織に対して厳しくなってきたという時期に、雪印の不正が大きな社会問題になってしまいました。

    確かに、
    ●1994年のPL法制定による製造責任の厳格化
    ●米国三菱のセクハラ訴訟による多額の賠償額事例によるハラスメント防止の風潮
    ●グローバル化、多様化社会への拡張
    など、社会が厳しく目を向ける時代になっています。

    今、雪印乳業のような対応する企業は、社会から抹殺されます。

    厳しい時代になりましたが、高いマインドを醸成して社会に貢献することが求められています。

    ➁隠しきれないから

    情報ツールが豊富にある

    ●2000年頃は、インターネットも普及しており、情報の拡散が一気に広がっていきました。雪印乳業もその影響を少なからず受けたはずです。

    ●現在はどうでしょうか? SNSが一気に普及していますよね。いつでもどこでも、だれもが発信できるフリーすぎる時代です。

    おれ、品質不正実施、ナウ

    とか、つぶやくと、世界中に広まってしまいますよ。

    王様の耳はロバの耳と漏らす穴がいっぱいあるのが今の時代です。

    隠ぺいできない環境に変わっていますよ。

    内部通報制度も充実

    ●企業・組織の内部通報制度も充実しており、これによる不正発覚が多いですよね。

    個人で不正事実や隠ぺい事実を抱え込んでも、誰かがバラすことが簡単にできますよ。

    だったら、わかった時点で、明るみにした方がよいですよね。

    トラブル、事故、不正などは
    初動対応の良し悪しによって、その後の影響が大きく変わってきます。

    ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

    米国の巨額の賠償金がこわい

    2017年に発覚した、自動車部品大手のタカタの欠陥エアバッグ問題では、米国からの巨額の賠償金などで、債権額なんと35兆円となり、経営破綻しました。

    そりゃ、30兆円も賠償金が出たら、いくら優良企業でもつぶれますよね。

    ●特に、米国のような集団訴訟化しやすい地域では、わずかな事故でも、とんでもない額に膨れ上がることが多々あります。また、初動対応のまずさ、不正、隠ぺいがバレると、そこを見て懲罰的金額になるリスクが一気に上がります。

    米国と関わりのある会社では、何度も注意するよう教育しているはずです。

    グローバル化

    ●中には、「自社は国内だけ販売しているから大丈夫」というところもあるでしょう。

    しかし、材料・調達品、エンドユーザーがグローバル化によって海外で使われることが必ずあります。

    つまり、世界のどこかで、自社の製品によるトラブルが起きてもおかしくない社会になっています。

    米国に関係有無関係なく、どこかで不正やトラブルがあると自社へ襲い掛かってくるリスクがいつでも発生しています。
    昔や上司は、うまく隠し通せた!
    でも時代が変わっています!
    堂々と、明らかにしましょう。
    むしろ不正を改善する方向が大事なのです!

    まとめ

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由を解説しました。

    • ①本当に倒産するから
    • ➁隠しきれないから
    • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

  • 【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】

    「品質不正への正しいマインドがわからない、批判すればいいの?」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    批判、貶し(けなし)、悪者扱い、排除は絶対NG!
    もうあかん!変わらないとダメだ!と覚悟を決めた相手を
    「よくぞ!言ってくれた!」と褒めましょう!

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    ①品質不正を打ち明けた企業・組織を褒めよう!

    批判して、けなしても何の価値も生まない

    ニュース、記事、You tube動画などで、専門家や専門家っぽい人が、品質不正報告書の部分を批判して、再生回数を稼ぐことをやっていますが、

    批判して、けなしても何の価値も生みません。
    悪者にして、怒りの矛先にするのは簡単ですが、悲しいだけです。
    そんな報道して、何か価値ができるんでしょうか?

    不正を打ち明けて変わろうとする決意を評価しよう!

    むしろ、自らの過ちを外に出して、膿を出し切り、変わろうとする姿勢を評価しませんか?

    叩かれる覚悟を決めて背水の陣で挑む姿を褒めるべき
    逃げも隠れもしない覚悟を褒めよう!
    「よくぞ!言ってくれた!」と褒めよう!

    くらいの、マインドが欲しい。

    いい時は一切褒めないのに、
    都合の悪いときだけ叩く社会は
    どこかおかしい。。。

    失敗や過ちをある程度許す社会でないと辛いよ!

    ●たしかに、コンプライアンス強化は大事ですが、自分の首を絞めている方向に行くのは良くありません。

    過剰品質
    無理なQCDの要求

    で自滅するリスクもあります。

    その一方で、コンプライアンスがちょっと緩い、海外の新興組の勢いでゲームチェンジされて、コンプライアンス強化した我々がビジネス敗退するケースも多々あります。

    それから、

    失敗や過ちを吐き出しやすい社会も大事!

    そうでないと自分を傷つけることになる!!

    ちょっと、しんどすぎない?

    ➁対岸の火事ではない!

    相手を叩いたり、批判するのは、不毛です。なぜなら、

    明日は我が身だから。。。

    明日は我が身でもある

    ●品質不正や会計不正などはどこでも発生しうることです。

    自分は大丈夫? なわけがない

    防災意識向上と同じですね。

    同業他社が品質不正したなら尚更、自社も起こり得る

    っていうか、もう自社でも不正があると思っていた方がいい。まだ、品質不正と公にする程度でないだけのことですよ。きっと。

    自分のところでは、品質不正が起きないと証明できない限り、発生すると思っておく方が良い

    人の振り見て我が振り直せ

    自分事として他社・他組織の品質不正問題を考えるべき!です。

    「競合他社が落ち込んだ!、ざまーみろ!」ではありません。明日は自分に襲い掛かるよ!と思うべき。

    他社の状況や品質不正報告書を読みながら、自社と他社の類似点や相違点を客観的に理解して、自社の状況を確認に注力しましょう。

    ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

    改革できる絶好のチャンス!

    ●不正の真因分析をして再発・未然防止できたら、その企業・組織が大きく改革できる絶好のチャンスにつながります!

    ●その企業を取り巻く内外の過剰な圧力の撤廃
    ●組織の流動性の飛躍的な向上
    ●膿を出し切り、隠すものが何もないすっきりした状態での再出発
    がその企業・組織にもう一度生まれ変わるチャンスにつながります。

    起きてしまった失敗は仕方がない
    失敗を成功につなぐ努力とそれを応援しよう!

    数少ない企業・組織の問題点抽出や分析ができるチャンス

    ●企業や組織を改革するのは至難の技で、異常事態まで陥らないと、メスを入れる事ができません。なので、会計や品質不正などの異常事態こそ、数少ない企業・組織を一気に改革するしかありません。

    自分の組織にも品質不正が起こる条件を考えて未然防止できる

    ●批判する暇があるなら、生まれ変わろうとする他社を見て、自社にもできることはないかを考えましょう。

    人の振り見て我が振り直せ

    ●当然、自社の改革も至難の技ですよね。でも、

    ○○社が品質不正でやばくなったので、うちもそうなる前に改革しよう!と言えば、普段よりは改革が進む可能性が高まります。

    日頃から品質不正などの不祥事事例を分析しておこう

    ●品質不正はあまり出てほしくないけど、

    1. 企業・組織の構造・風土の問題点がわかる好機
    2. 他社を見て自社を振り返る好機
    3. その企業・組織がとりまくビジネス特性の問題がわかる好機

    など、他人事であれば、得られるエッセンスはたくさんあります

    ●批判厳禁、許そう!
    ●人の振り見て我が振り直せ
    ●失敗は成功のもとを信じよう!

    ●精神論ですが、このマインドが日本社会には必要です。

    品質不正の事例を取り上げ、その原因を品質・経営・心理など多面的に分析した内容をQCプラネッツで解説しますが、その根幹となるマインドは本記事のとおりです。

    QCプラネッツは、品質不正から立ち直る仲間を応援します!
    がんばりましょう!

    まとめ

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    を解説しました。

    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

  • 【MBAまとめ】品質業務に必須な「活きた経営学」が身につく

    【MBAまとめ】品質業務に必須な「活きた経営学」が身につく

    「品質業務に経営学のスキルが必要なの?」と疑問に思いませんか。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【MBAまとめ】品質業務に必須な活きた経営学が身につく
    品質=技術(エンジニア)×経営(MBA)
    1. ISO,品質管理のベースとなる経営戦略がわかる
    2. ISO,品質管理のベースとなる組織論がわかる
    3. ISO,品質管理のベースとなるマーケテイングがわかる
    4. 品質の目的である収益の理解を深めるアカウンティングがわかる
    5. 知っておくと便利なファイナンスの基本がわかる
    6. エンジニアのMBA体験記のご紹介

    品質MBAの演習問題を販売します!

    経験より経営・知恵を磨き、組織改善を実現できホンモノのあなたにするための品質管理MBA問題集を提供します。是非チャレンジください!

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    経営(MBA)を取得したから、エンジニアの私は
    品質の面白さ・大切さがわかった!

    経営(MBA)を取得前の自分なら、ISOなら、監査とか、鬱陶しいイメージしかありませんでしたし、まさかブロガーになるとも思ってもいませんでした。人生は変わりますね

    品質業務も経営のエッセンスは知っておくべきです。
    決められたルールに従うだけの品質ではなく、
    自分で考えて戦略的に品質向上できる提案力が身につく記事を用意しました。

    品質管理に必要なMBA記事をまとめました。MBAについて、これだけ書いているサイトはなかなか無いでしょう。

    ①MBAの合格方法を伝授します

    QC模試 MBAの合格方法がわかりますか?本記事では国内MBAの合格方法を実体験をもとに解説します。学校側、卒業生側から「こういう人に来て欲しい」人物像を解説します。自分と向き合って新しい自分を手に入れましょう。

    ②品質管理に必要なMBA要素を冊子にまとめました

    1. ISO,品質管理のベースとなる経営戦略がわかる
    2. ISO,品質管理のベースとなる組織論がわかる
    3. ISO,品質管理のベースとなるマーケテイングがわかる
    4. 品質の目的である収益の理解を深めるアカウンティングがわかる
    5. 知っておくと便利なファイナンスの基本がわかる
    6. エンジニアのMBA体験記のご紹介

    をしっかり、1つの冊子にまとめましたので、是非読んでみてください。

    品質管理に必要なMBA要素

    No テーマー
    1 品質業務は若手には無理なのか?
    2 【MBA体験記】MBAは無駄か?
    3 【MBA体験記】エンジニアがMBAを取得した理由
    4 【MBA体験記】MBAと家庭の両立はできる
    5 【MBA体験記】MBAに通う人はどんな人?がわかる
    6 【MBA体験記】MBAの学校の選び方
    7 【MBA体験記】MBAの費用
    8 【MBA】マーケティングがわかる
    9 【MBA】損益分岐点がわかる
    10 【MBA】マーケティングのAIDMAがわかる
    11 【MBA】プラットフォーマーが儲かる理由がわかる
    12 【MBA】イノベーションのジレンマがわかる
    13 【MBA】損益計算書よりバランスシートで考える人は金持ち
    14 【MBA】簿価と時価の違いがわかる
    15 【MBA】赤字よりヤバい黒字倒産がわかる
    16 【MBA】ROAとROEがわかる
    17 【MBA】お金の現在価値がわかる
    18 【MBA】キャッシュフローとDCF法がわかる
    19 【MBA】メンタルヘルスの重要さがわかる


    【冊子のダウンロード】

    まとめ

    【MBAまとめ】品質業務に必須な活きた経営学が身につくを解説しました。

  • 【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる

    【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる

    「MBAに合格するにはどうしたらいいの?」と疑問に思いませんか。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる
    私、英語ができないので国内MBA限定です。
    • ①意外と落ちるMBA
    • ②MBA合格体験記
    • ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

    品質MBAの演習問題を販売します!

    経験より経営・知恵を磨き、組織改善を実現できホンモノのあなたにするための品質管理MBA問題集を提供します。是非チャレンジください!

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    ①意外と落ちるMBA

    入学者数は増加傾向

    国内MBAに限定しますが、
    ●1学校あたりの入学者数増加
    ●学校の増加

    で、MBAに通う人が増加しています。

    国内でもMBAに通学しやすい環境になってきました。

    参考にグロービスの例では下のリンクのとおり、年々増加しています。1学年1000人以上と巨大化しています。

    でも不合格情報はあちらこちらから聞こえて来る

    「生徒がほしいんでしょう!ビジネスとして」と軽々しく思えますが、
    実際はSNSで卒業生間の情報では、不合格者数も増加も聞いています。

    意外と落ちる人が多いんです。

    なので、慎重かつ大胆に、合格を勝ち取るための準備が必要です。本記事では、実体験をもとに解説します。

    ②MBA合格体験記

    合否基準は1つだけ

    はっきり言って、合否基準は1つだけです。

    あなたは、MBAを取得して、
    どうなりたいのか?をはっきり語れるかどうか!

    あなたの将来像、なるべき姿を設計して、
    その思いがブレずに語れるかどうか?、
    そしてその行動を今から取っているかどうか?
    が最も重要です。

    取らなくても生きていける資格だけに、
    しっかり相手(学校)に伝えるのは難しいです。
    綺麗で内容のある願書や面接テクニックを磨くより、
    どれだけ自分と向き合い、夢を考えぬく方に時間をかけてほしいです。

    なぜなら、

    卒業生から見てMBAに通って欲しい人

    こんな人には、MBAに来てほしくないし、後輩として扱いたくありません。

    1. 学位・資格だけ欲しい人
    2. MBAに通う目的が明確でない人
    3. お勉強君
    卒業生から見て、「この人はMBA学校で何がしたいんだろう?経営学などの知識はよく頭もいいけど、だから何なの?」な人にはMBAに来てほしくない。

    卒業生として、来てほしい人は、

    1. 失敗などの経験が豊富
    2. 知識暗記より意味・目的を深く考える人
    3. とにかく挑戦して行動する人
    卒業生から見て、「この人欲しい!」な人は、行動力が半端なく、そこで得た経験が豊富で、活きた知恵が豊富な人。会うごとに新鮮な話が聞ける。

    志望理由書、研究計画書

    あなたの将来像、なるべき姿を設計して、
    その思いがブレずに語れるかどうか?、
    そしてその行動を今から取っているかどうか?
    が最も重要です。

    この理念をもとに、提出する書類を作成しましょう。

    志望理由書

    あなたの理念や将来像をしっかり記述する書類ですね。模範解答や、綺麗な文章である必要はありません。

    1. あなたはどんな人か?
    2. うれしかったこと、許せなかったこと、そしてその理由
    3. あなたの軸
    4. なぜMBAなのか?MBA後、あなたはどうなりたいのか?
    5. 今、何を挑戦しているか?

    期限まで急いで書いても、読み手から内容スカスカと見抜かれます。入学はいつでもできるわけですから、上の5つをまず行動しましょう。

    MBAは手段。目的は、「あなたが挑戦すること」。
    まず挑戦してはいかがでしょうか?
    その経験を志望書に書くと、その志望書の価値は数百倍に高まります。

    入学は手段にすぎません。

    研究計画書

    研究計画書は、アカデミックな学校に出されます。上の志望書のように、熱い思いよりは、逆に冷静となって、研究者として、研究したいテーマを書いていきます。

    でも、漠然と勉強・研究しても成果はいまいちでしょうから、入学前からそのテーマを熟考しましょう。

    1. なぜ、それを研究・調査したいの?
    2. なぜ、自分ではなく学校で研究がしたいの?
    3. 研究によって何を得たいの?
    4. 研究の門に入る前に、今何を挑戦している?

    経営の研究なら、今から家でもできますよね。まずやってみて、その気づきを計画書に書くと、質の高い計画書ができるはずです。

    合格が目的はありません。あなたが成長して変化することが目的です。
    ならば、入学前から行動できるはずですよね。

    そういう人がMBAに来て欲しい。指示待ち、受動的な人は来ないでほしいし、来てもしんどいだけ。

    試験を課す学校もある

    試験を課す学校もあります。これは過去問とか、情報入手して対応しましょう。アカデミックな学校で形式的試験を課すところもあります。

    本人の熱い思いもOKですが、その学校が求める基礎学力、人間性などをチェックしたいはずです。

    面接

    ●一番大事なのが面接です。

    面接官と対決して勝とうという考えは浅いです。
    面接官も入学後ともに歩む人です。
    自分がこの学校にふさわしいメリットと
    面接官が受験者と一緒に学びたい、歩みたいと思えるかどうかが大事。

    ビジネススクールは全員大人です。講師と生徒がいますが、講座以外は同じビジネスパーソンです。パートナーとしてともに励み、歩み寄る仲間です。その環境にふさわしいことを面接で訴求できるかどうかが重要です。

    MBAの卒業生、通学生、講師が集まると、
    ・最近挑戦していること
    ・最近気づいたこと
    ・悩みごと
    など、鮮度の高い情報や仮説・思考などを共有します。

    その中に入っていくわけですから、当然
    ・自分がやりたいこと
    ・実際に挑戦して得られたこと
    ・次にやりたいこと
    は常に求められます。

    志望書に必要な項目が、学校内の普段の会話に求められます。
    ともに歩める人かどうか、面接で問われます。

    ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

    合格基準は、「うちの学校に来て欲しい」人かどうか

    MBAの卒業生、通学生、講師が集まると、
    ・最近挑戦していること
    ・最近気づいたこと
    ・悩みごと
    など、鮮度の高い情報や仮説・思考などを共有します。

    この環境にマッチするかどうかが大事です。

    試験の成績は、点数より、「うちの学校に来て欲しい」人かどうかが大事になります。

    専門知識よりあなたの志の方が重要

    ●はっきり言いますが、経営学の知識や勉強はほとんど不要です。

    専門知識よりあなたの志の方が重要です。
    知識より知恵に価値があるから

    お勉強よりは、自分と向き合う時間をかけてください。向き合って、悩むようなら、新しい行動や挑戦をしてみてください。そこで、得た事や感じたことをノートでもいいので振り返りましょう。

    採点側で考えると、
    ググれば出て来る経営学知識より、
    その人の独自の考えや思いを聞くことに興味があります。

    誰も答えの知らないことが聞けるのだから、価値がありますよね。
    面接を受ける当の本人は自分のエピソードを恥ずかしい思いをしながら話しているだけと思うでしょうけど。

    何度もいいますが、
    専門知識よりあなたの志の方が重要です。
    その人の話が聞きたいからMBAに来て欲しいのです。

    入学前にその学校の環境に馴染んでおくこと

    入学もある意味「縁」です。「縁」があるかどうかは、入学前にその学校に馴染めるかどうか確認しましょう。これも「行動・挑戦」ですね。

    入学前に試しに「単科目」制度がある学校もあります。入学前にその学校に馴染めるかどうか確認できるし、その期間で自分と向き合う時間を作って、入学対策をとればOKでしょう。

    入学してから行動ではなく、今始めよう!と思ったときから
    あなたのMBAがスタートします。
    そして、卒業してもずっとMBAをやっていくのです。

    そんな熱い人に出会えるMBA学校はワクワクします。

    合格頑張ってください
    最大の敵は、自分です。
    試験官は合格後共に歩む仲間です。仲間を巻き込んで勝ち取りましょう!

    まとめ

    【MBA体験記】MBAの合格方法を解説しました。

    • ①意外と落ちるMBA
    • ②MBA合格体験記
    • ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

  • 【まとめ】第一者監査(内部監査)がわかる

    【まとめ】第一者監査(内部監査)がわかる

    「第一者監査(内部監査)のノウハウがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【まとめ】第一者監査(内部監査)がわかる
    実務経験をもとに、内部監査の実態・裏側を解説します。一通り読むと、内部監査業務が理解できます。
    • ①内部監査の特徴
    • ②内部監査の計画(P)
    • ③内部監査の実行(D)
    • ④内部監査の評価(CA)
    • ⑤その他の注意点
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    ①内部監査の特徴

    他の監査との違い
    内部監査のメリットを解説します。

    監査の特徴・違い

    監査は大きく分けて3種類あります。それぞれの違い・特徴を解説します。

    品質監査(第一者監査、第二者監査、第三者監査)がわかる
    品質監査の種類、役割と実態について実務経験をもとにわかりやすく解説します。まず、ISOに頼らず、品質監査する意味を自分で考える事が重要です。また、「品質管理=ISO9001」ですが、ISO19011も重要な規格です。品質管理をマスターしたい方は必見です。

    育成

    内部監査は自分たちで実施するので、品質管理、ISO9001、自組織のQMS(品質マネジメントシステム)をマスターする人を増やすチャンスです。

    ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる
    品質の監査員はぜひやりましょう!監査員やるメリットがたくさんあることを実務経験をもとにわかりやすく解説します。 「監査難しそう」、「監査めんどくさい」と最初は思いますが、すぐ慣れるし、それをはるかに超えたメリットがあります。監査員になる方や品質管理をマスターしたい方は必見です。

    ②内部監査の計画(P)

    ●内部監査は計画が最も大事です。
    計画に必要なエッセンスを解説します。

    時期・工数・頻度

    毎年実施する内部監査ですが、いつ実施するかは、結構悩みます。それぞれの組織にとってベストシーズンを事務局が考えています。

    「品質監査はいつ実施するのがベストか」がわかる
    品質監査の実施時期をいつがよいかを解説します。監査側、被監査側の動きに合わせつつ、監査間隔を一定にしたい事務局の3者思惑を考えることが重要です。ISO関係者、品質監査している人や品質管理担当は必見です。

    内部監査実施に必要な情報

    内部監査を実施するために必要な情報を紹介します。監査のための文書管理ではなく、日ごろの品質活動が大事です。文書のための業務ではなく、業務のための文書なのです。

    品質監査に必要な文書化した情報がわかる
    品質監査に必要な文書や情報が何かわかりますか?本記事では、監査準備に慌てないために監査で必要な「文書化した情報」について実務経験をもとに、わかりやすく解説します。 監査をスムーズに進めたい方や監査員、ISO関係者は必見です。

    実施計画

    組織の規模によっては、本社・各支店・工場・現場など全国津々浦々な場合もあります。限られた期間と人的リソースを配慮した最適な実施計画が必要です。リモート監査になると移動の制約がなくなりますが、移動って監査では結構考える必要があります。

    内部監査の進め方がわかる
    品質内部監査の計画方法を解説します。全国に点在する組織への監査工程、監査員育成、スムーズに監査できるための留意点など、実務経験から重要なポイントを解説します。ISO関係者、品質監査している人や品質管理担当は必見です。

    監査員

    ●内部監査の肝は、監査員です。監査員には、たくさんの業務があり、以下を要求されます。監査員を務めるのは結構大変ですが、品質や経営を習得できるチャンスでもあります。

    1. 監査員として理解しておくべき内容
    2. 監査員としてふさわしい人
    3. 監査員のレベル・階級
    4. 監査員の育成方法
    5. 経験が少ない人への対応

    上の項目は実務経験をもとに解説します。組織内の監査を担当する方が解説する記事は貴重です。詳細はそれぞれの関連記事で解説しています。ご確認ください。

    監査員として理解しておくべき内容

    内部監査(第一者監査)の監査員のやる事がわかる
    品質について内部監査員(第一者監査)ついて実務経験をもとにわかりやすく解説します。監査員やれって言われたら、何をしたらよいか?困るはずです。そこで、実務経験をもとに、スムーズに監査員ができる方法を解説します。監査員になる方や品質管理をマスターしたい方は必見です。

    監査員としてふさわしい人

    ISO9001 品質監査の監査員ってどんな人?がわかる
    品質の監査員ってどんな人がやっているのか気になりませんか?実務経験をもとに対応した監査員の感じを紹介します。 また、自組織内の内部監査員を人選するポイントも解説します。監査員になる方や監査を運営する品質管理担当は必見です。

    監査員のレベル・階級

    品質の監査員の階級を作る方法がわかる
    第一者監査、第二者監査、第三者監査では、監査リーダーが指揮をとります。しかし、 監査リーダーへの昇格基準の決め方がわかりません。そこで、本記事では、昇格基準について実務経験を もとにわかりやすく解説します。監査員のアサインと育成は結構手間です。ISO、品質管理関係の人は必見です。

    監査員の育成方法

    品質の内部監査員の育成方法がわかる
    品質管理の内部監査にて、監査員の育成方法を解説します。組織の成功のためには、品質管理やISOに詳しい人を組織内に育成させることが重要です。実務経験から監査員の育成のポイントを解説します。ISO関係者、品質監査している人や品質管理担当は必見です。

    経験が少ない人への対応

    品質の内部監査が初めての人への対応方法がわかる
    初めて内部監査される・する人への対応方法を解説します。組織内で決まったことだからと指示せず、初めてで不安な人を安心させ、品質管理やISOに好感をもってもらうための工夫ポイントを実務経験から解説します。品質向上は、組織の人間関係にも影響します。ISO、品質管理関係の人は必見です。

    内部監査は計画がすべてなので、関連記事をよく理解して実践しましょう。

    ③内部監査の実行(D)

    内部監査を実施していく上で、留意すべきポイントをまとめます。関連記事をよく読んで理解しましょう。

    質疑

    ●質疑の目的を理解し、その上で内容や仕方を理解しましょう。

    【簡単】品質監査ができるようになる
    品質管理の内部監査にて、簡単に監査質疑ができる方法を解説します。ISO9001に頼らず、自分で考えた質疑をした方が組織のためであると実務経験からわかっています。ISO関係者、品質監査している人や品質管理担当は必見です。

    ●質疑は考えさせる問いを用意して、その真因に迫ることが大事です。

    内部監査の質疑ができる
    品質の内部監査において、質疑とチェックするポイントを解説します。提示された文書や回答からどう評価するかを実務経験からわかりやすく解説します。ISOや品質管理担当の人は必見です。

    リモート対応

    ●コロナ禍から、多くの組織が対応した(せざるを得ない)リモート監査です。リモート監査をスムーズに進めるためのコツを解説します。

    品質のリモート監査のコツがわかる
    コロナ禍の影響を受けて、監査を対面からリモート形式に変更せざるを得ない状況になりました。リモート形式に移行する際のポイントを実務経験からわかりやすく解説します。ISO,品質管理担当は必見です。

    開始

    ●監査開始は、監査する側も、される側も緊張します。緊張をほぐしながら、本音に迫れる良い監査を目指しましょう。

    内部監査の緊張をほぐす方法がわかる
    品質の内部監査で、緊張がほぐれる方法を知っていますか?監査する・される側と監査をとりまとめる事務局がやるべき緊張のほぐし方を実務経験から解説します。良い監査結果は、適度な緊張感で生まれます。ISOや品質管理担当の方は必見です。

    運営(マインド)

    ●監査は、相手を思いやる配慮がとても大切です。良い関係性が、良い質疑につながります。

    内部監査に必要なマインドがわかる
    品質の内部監査で、悪い空気や口論になったりませんか?本記事では、良い監査結果につながるマインド・感情コントロールについて解説します。良い監査や分析の結果をもとに、被監査側が自発的な改善につながるポイントを実務経験から解説します。ISO、品質管理担当は必見です。

    ④内部監査の評価(CA)

    ●監査質疑が終わった後の評価方法や、監査後の改善活動について解説します。

    評価・評価基準

    ●監査結果の書き方のコツを解説します。相手に考えてもらうプロセスを引き出すことが大事です。

    品質監査の評価を活かす方法がわかる
    品質監査の評価の活かし方を知っていますか?改善効果が高めるために 監査側、被監査側、事務局側のやるべきポイントを実務経験から解説します。 評価を活かして組織力を強化しましょう。ISOや品質管理担当は必見です。

    ●高評価をもらうコツを伝授します。組織の良い活動をどんどん引き出しましょう。

    品質監査で高評価がもらえるコツがわかる
    品質監査で良い評価をもらえるコツを知っていますか?本記事では、高評価につながる組織の活動のコツについて実務経験をもとに解説します。ISO、監査する人、される人は必見です。

    不適合

    ●不名誉なことですが、不適合になったらどうなるか?を解説します。あわてずに改善すればよいです!

    品質監査で不適合を受けるとどうなるか?がわかる
    品質監査で監査を受ける側が恐れる「不適合」を解説します。何をやったら「不適合」なのか?どれくらいの確率で「不適合」を受けてしまうのか?「不適合」を挽回する方法は何か?について実務経験をもとに解説します。ISOや品質管理担当は必見です。

    報告書

    ●監査員は、はっきりと伝わる報告書を作成しましょう。良い報告書の書き方を伝授します!

    内部監査の報告書の作り方と書き方がわかる
    品質内部監査の記録書をどう作ればよいか?何を書いたらよいか?わかりますか? 本記事では、内部監査の記録書の作り方、書き方をわかりやすく解説します。 実務経験からのエッセンスを伝えます。ISOや品質管理担当は必見です。

    ⑤その他の注意点

    ●その他、内部監査で注意すべきポイントを1つ紹介します。

    監査・被監査側の関係

    ●監査する・される側の本音を理解しましょう。本音や現実に沿って現状の課題を見つけて改善することが大事です。

    内部監査の監査する側・される側の関係がわかる
    品質内部監査の監査する側・される側の関係を解説します。内部監査のテクニック以外に必要なスキルや監査の盛り上げ方を実務経験をもとにわかりやすく解説します。ISO関係者、品質監査している人や品質管理担当は必見です。

    ●内部監査のコツを20の関連記事をもって紹介しました。正直、ここまで監査の実際・裏側を解説した記事はそうないと自信をもってお伝えします。

    まとめ

    【まとめ】第一者監査(内部監査)をわかりやすく解説しました。

    • ①内部監査の特徴
    • ②内部監査の計画(P)
    • ③内部監査の実行(D)
    • ④内部監査の評価(CA)
    • ⑤その他の注意点

  • 品質監査に必要な文書化した情報がわかる

    品質監査に必要な文書化した情報がわかる

    「品質監査にどんな文書が必要なのかわからない」、「高い評価をもらうための文書管理方法がわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    品質監査に必要な文書化した情報がわかる
    内部監査、外部審査、取引先監査といっぱい
    監査があるから、資料の準備が大変!
    なので日頃から準備しておきましょう。
    文書を管理するだけでも組織の品質への意識が高まりますよ!
    • ①監査質疑の流れ
    • ②監査に必要な文書化した情報
    • ③文書化した情報の改善ポイント
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    監査質疑の流れ

    監査質疑の流れは自分で考える

    いきなりISO9001の要求事項を見て、カンニングしないでください!

    監査質疑の流れは、必ず自分で考えましょう。
    頭に入れるとスムーズに監査にのぞめるからです。

    監査質疑の流れは?

    列挙します。流れの考え方は、

    部門をとりまく環境、部門のミッション、PDCAの3点で考える。

    具体的には、

    1. 前年度の結果のフィードバック状況
    2. 部門の説明(事業内容、内部・外部課題の変化)
    3. 組織体制の説明(責任と権限)
    4. プロセス流れ(営業、設計、製造とか)
    5. (Plan)品質目標の状況
    6. (Do)活動の流れ
    7. (Do)工程管理表
    8. (Do)インプット情報とアウトプット情報
    9. (Do)会議・レビュー記録と議事録
    10. (Do)力量・資源
    11. 活動の評価(Check)
    12. (Check)検査、試験結果
    13. (Check)トラブル・苦情
    14. (Check)顧客満足
    15. 次なる行動(A)
    16. (Action)是正処置
    17. (Action)継続的改善

    いっぱいありますが、一連の流れを理解すれば、すらすら書けます。各項目に必要な文書や情報を準備していきます。

    監査の流れがわからないと何を準備すればよいかもわからないから。

    自分で考えた監査質疑の流れは結果的にISO9001と合う

    ●結果的に、上で考えた流れはISO9001要求事項とぴったり合います。そうなるようにISOも作っていますから。

    上の自分で考えた流れと、それに合うISO9001 2015の要求事項を比べましょう。

    No 監査の流れ ISO9001 2015
    1 前年度の結果のフィードバック状況 10.3
    2 部門の説明(事業内容、内部・外部課題の変化) 4.1,4.2
    3 組織体制の説明(責任と権限) 5.3
    4 プロセス流れ(営業、設計、製造とか) 8
    5 (Plan)品質目標の状況 6.2
    6 (Do)活動の流れ 8
    7 (Do)工程管理表 8
    8 (Do)インプット情報とアウトプット情報 7.5
    9 (Do)会議・レビュー記録と議事録 7.5
    10 (Do)力量・資源 7.1,7.2
    11 活動の評価(Check) 9.1
    12 (Check)検査、試験結果 9.1
    13 (Check)トラブル・苦情 8.7
    14 (Check)顧客満足 9.1.2
    15 次なる行動(A) 10
    16 (Action)是正処置 10.2
    17 (Action)継続的改善 10.3

    ISO9001 2015の要求事項のほとんどをチェックしていることがわかりますね。

    監査の流れがわかったので、どんな文書化した情報を準備すればよいかを解説します。

    監査に必要な文書化した情報

    【復習】文書化した情報

    ●「文書」ではなく、「情報」なのか?とか、
    ●「文書化した情報」って何か?

    関連記事に「7.5 文書化した情報」を解説していますので、ご覧ください。

    ISO9001 2015 7_5_文書化した情報がわかる
    ISO9001 2015 7.5 文書化した情報を説明できますか? 本記事では「情報とは何か?」、「文書化した情報で求められること何か?」、「実務や品質監査で要求されることは何か?」を実務経験をもとにわかりやすく解説します。ISO9001 に関わる方は必読です。

    「文書化した情報」を簡潔にまとめると

    1. 文書(手段)にとらわれない、情報であればよい
    2. 電子化対応でもOK
    3. 過去の文書の適合性に囚われず、組織が情報をもとに機能していればよい

    監査質疑に必要な情報

    監査質疑の流れに沿って、必要な「文書化した情報」をまとめると下表になります。

    No 監査の流れ 必要な「文書化した情報」
    1 前年度の結果のフィードバック状況 前回の監査記録書
    2 部門の説明(事業内容、内部・外部課題の変化) 規定(もし書いてれば)
    3 組織体制の説明(責任と権限) 組織体制図
    4 プロセス流れ(営業、設計、製造とか) 品質保証体系図
    5 (Plan)品質目標の状況 品質目標
    6 (Do)活動の流れ 品質保証体系図
    QC工程図
    7 (Do)工程管理表 工程管理表
    8 (Do)インプット情報とアウトプット情報 各文書
    9 (Do)会議・レビュー記録と議事録 会議録
    10 (Do)力量・資源 力量管理表
    11 活動の評価(Check)
    12 (Check)検査、試験結果 試験成績書
    13 (Check)トラブル・苦情 苦情記録
    14 (Check)顧客満足 アンケート結果など
    15 次なる行動(A)
    16 (Action)是正処置 是正処置文書
    17 (Action)継続的改善

    多くの文書が必要になります。
    ここで、青字になっている文書については、関連記事がありますので、ご覧ください。

    品質マニュアルがわかる
    品質保証体系図がわかる
    QC工程図がわかる
    業務に欠かせない標準類がわかる

    各文書の書き方をわかりやすく解説しています。

    文書も先輩や過去からの見様見真似ではなく、文書が必要な目的を理解しましょう。
    監査質疑の回答をするためには、文書の目的を理解しておく必要があります。

    必要な文書とその目的を確認して、日々の品質の高い業務につなげましょう。

    ③文書化した情報の改善ポイント

    改善が大事

    文書も作る事が目的ではなく、業務へ高い品質を作りこむために必要です。より品質を改善するためにも、それを促す文書の改善が必須です。

    文書を改善・改訂する機会は
    ●組織体制の変更時期
    ●品質監査のフィードバック
    ●大きな苦情・トラブルを発生させた後の是正処置の時
    があります。

    日々の業務に満足していれば、文書改善は不要ですが、
    改善したい時、改善しないといけない時がたびたびあります。

    改善ポイント

    よく指摘されるポイントをまとめます。

    文書化した情報 よく指摘されるポイント
    組織体制図 責任と権限があいまい 戦略が見えない
    品質目標 評価基準と数字 目標項目は妥当なのか?
    力量管理表 管理項目の見直し、ベテランの次なる目標
    インプット、アウトプット 情報のヌケモレ
    会議録 5W1H 懸案事項の網羅性、解決度合
    顧客満足 分析の詳細な分析
    文書全般 ヌケモレ、文書のrev最新管理

    上の表を見て、事前にチェックしておくと、監査で悪い評価にならずに済むはずです。

    まとめ

    品質監査に必要な文書化した情報をわかりやすく解説しました。

    • ①監査質疑の流れ
    • ②監査に必要な文書化した情報
    • ③文書化した情報の改善ポイント

  • 業務に欠かせない標準類がわかる

    業務に欠かせない標準類がわかる

    「標準類って何?」、「標準類がなぜ必要なのかがわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    業務に欠かせない標準類がわかる
    • ①標準類に何があるのか?
    • ②標準類を作る理由
    • ③標準類を作る方法
    • ④標準類を更新する理由
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    標準類に何があるのか?

    標準類とは何か?

    ●難しい用語です。
    「標準」が難しいし、
    「類」って何?
    ですよね。品質管理用語としても、品質監査にしても重要なので、わかりやすく解説していきます。

    標準類とは

    ●仕事の手順・方法などを、作業者の頭の中にある知識(暗黙知)を誰もが見えるように具体的に表現した(形式知)もの

    次に、どういうものを標準類にするかを解説します。

    標準類にするもの

    誰もがわかるようにまとめた方が良いもの

    ●具体的には、以下でしょう。

    1. 繰り返し行う頻度の高い業務
    2. 全員が行う業務
    3. 頻度は低いがミスしやすい煩雑で難しい業務
    4. 継承が必須な業務
    5. 法令・規格への届け出
    6. プログラミング

    最後のプログラミングをあえて入れました。システムを導入するほどではないけど、集計や処理を個人レベルで作ってうまく運用していることが多々あります。

    そういうプログラミングは担当者が独学で学んで作ったものが多く、その担当者が異動でいなくなると、その業務が継承されなくなります。

    標準類の具体例

    ●具体例をいろいろ挙げましょう。組織にはいろいろな文書やルール、会議がありますね。

    1. 作業手順書
    2. 工程管理表
    3. 会議録
    4. 費用清算書
    5. 発注書
    6. 組織内規定
    7. 品質保証体系図

    最初は、目の前のある業務を標準化して、徐々に組織全体を俯瞰できるルールを標準類に入れました。これ以外にも必要なものは随時、標準類に含めましょう。

    標準類のメリットとデメリット

    ●当然、メリットの方が大きいですが、メリット・デメリットを両方考えてみましょう。

    標準類のメリット

    ●作業効率性、作業ばらつき、改善が期待できますね。

    1. 担当者による業務ばらつきが低減
    2. 業務改善(皆同じ標準類を使っているから気づきやすい)
    3. 教育資料に活用

    同じ標準類を皆で改善し、標準類を教育すれば、新人も早く、正しい仕事を覚えてくれます。

    標準類のデメリット

    1. 標準類作成に人と時間がかかる
    2. 標準類に慣れるまでは、業務はかえって時間がかかる
    3. 標準文書を作ることが業務目的になりがち

    標準類は皆のためとはいえ、皆にとって使えにくいものだったりします。

    究極の標準類はISOです。
    でも読んでも一発では理解できないでしょう!

    皆に合わせると抽象化したり、細かくなりすぎます。それに慣れるまでに時間がかかります。

    また、標準文書を作ることが業務目的になりがちになり、業務の本来の意味を理解していない若手・中堅が増加します。標準類に合わせるのに必死で、それ以上はできません。

    経験上、標準類に慣れるには3年はかかります。慣れるまでは、面倒な書類ばかり作る日々で、「モノづくりしたいから入社したのに、何で毎日ムダな文書作成と修正ばかりなの?」と思うでしょう。

    これが標準類のデメリットですが、そこを乗り越えると、標準類を活用して組織やチームを運用することができるようになります。

    ②標準類を作る理由

    最初から標準類があるわけではない

    ●組織が若い時は、組織の成功パターンが醸成するまで四苦八苦します。
    どのやり方が良いかを模索しながら業務するので、各担当者の独自の業務方法になりがちです。

    標準類を作るきっかけ

    ●ある程度、組織が醸成してくると、担当者が同じ業務をやっていることがわかります。
    ●すると、ルールを作って、それに準拠した方が、業務効率が上がるとわかるので、標準類を作成するようになります。

    上司の指示・命令ではなく
    組織にとってメリットがあるから標準類を作るのです!

    または、将来ISO9001取得を目指すためという理由もあります。

    誰が標準類を作るか

    ●組織共通の標準類なので、全体を見渡せる人、細部までチェックできる人などその組織で評価の高い人を選んで作った方がよいでしょう。

    仕事ができる優秀な人は、勝ち方の標準類を持っています。それを組織に落とし込んでもらえればよいのです。
    1. 管理職
    2. 後輩や周囲の人に業務方法を伝達するのが上手な人
    3. おおざっぱな性格でも全体を俯瞰できる人
    4. 細部までチェックできる人

    いろいろな性格のタイプを挙げましたが、いろいろなタイプを集めて作らせるとよいでしょう。

    ③標準類を作る方法

    ●標準類を作るステップがあります。標準類も成熟するまでに数年はかかるものです。

    1. 目の前の業務を標準化(工程管理表、作業手順書、会議録、発注書、費用清算書)
    2. 各部門の業務をルール化(組織内規定、ルール)
    3. 複数の部門業務を標準化(営業、技術、品質、保守 各部門を共通化)

    最初は、担当者の目の前の業務に使うものから標準化します。
    次に、標準化が進んでくると、部門内のルールを整備が必要になります。
    三段階目は、ISO取得で必須なので、品質保証体系図を作るようになり、各部門の共通業務を標準化していきます。

    成熟した組織に配属されると、最初から品質保証体系図や規定、標準文書があります。これらが作られた背景を知らずに、標準類に慣れていく必要がありますが、最初から標準類があったわけではありません。

    標準類は長年受け継がれてきた、その組織の秘伝のタレです。

    ④標準類を更新する理由

    ●一度、標準類が出来たら終わりではなく、随時更新していく必要があります。主に次の3つの理由で更新が必要です。

    1. 業務変更
    2. 法令・規格の変更
    3. 苦情トラブルの是正処置

    ●最初の業務変更はわかりやすいですね。ルール、やり方、文書が変わるからですね。

    ●法令・規格も随時更新されていきます。それまでは許可だったことが禁止になったり、その逆もあります。法令遵守の精神のもと、組織も対応していく必要があります。

    ●苦情・トラブルが発生した後、なぜ発生したのか?を振り返ります。トラブルの原因が作業工程によくあります。同じミスを繰り返さないために、業務方法を改善し、それを標準類に追加していく必要があります。

    例えば、「他部門への引継ぎが曖昧だったため、仕様モレがあった」としたら、標準類を
    ・引継書を新規に作成
    ・引継ぐ時にレビューを必ず開催し、会議録を残す
    ・引継ぎ書を受領したことを受領側が明記する
    などのルールが作られるでしょう。これらを標準類に追加していきます。

    改善は大切なのですが、改善のたびに標準類は増えていくし、複雑になっていきます。皆が嫌がる原因でもありますね。
    「改善」=「標準類の増加・煩雑化」
    だけではありません。
    作業自体をシンプルにした方法にして、
    「改善」=「標準類の圧縮・シンプル化」
    した方がよいでしょうね。

    標準類の増加・煩雑化は簡単ですが、
    標準類の圧縮・シンプル化は難しいです。
    でも、是非「標準類の圧縮・シンプル化」を目指す方がよいです。

    まとめ

    業務に欠かせない標準類についてわかりやすく解説しました。

    • ①標準類に何があるのか?
    • ②標準類を作る理由
    • ③標準類を作る方法
    • ④標準類を更新する理由

  • QC工程図がわかる

    QC工程図がわかる

    「QC工程図って何?」、「QC工程図の書き方が難しくてわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    QC工程図がわかる
    • ①QC工程図とは
    • ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる
    • ③QC工程図と品質保証体系図との関係
    QC工程図は、会社の作業工程のイメージが強いので、難しいイメージがついています。でも、日常生活の作業をQC工程図に書くとわかりやすいですよ。
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    ①QC工程図とは

    QC工程図

    厳密な定義を紹介します。難しいけど。

    QC工程図(Quality Control Chart)とは、原材料の入荷から出荷までの工程ごとに管理特性や管理方法が記載したもので、どの工程で誰がどのように品質を管理するのか、ひと目で分かるよう図示したもの

    もう少しわかりやすく、かみ砕くと、

    QC工程図(Quality Control Chart)とは、作業開始から終了までの流れと内容を書いたもので、誰がやっても同じ結果になることが目的

    みんな、我流で作業されても困りますよね。

    QC工程図に何を書けばいいの?

    QC工程図をググって、画像を見ると、QC工程図の縦横がたくさん項目があるので、理解しにくいですね。

    QC工程図は、簡単でいいんです。
    作業に必要なものを入れればOKです。

    ●作業に必要なものを挙げると、

    1. 作業内容⇒何をやるの?
    2. 管理項目⇒各作業のクリアー条件(どうなればOKなの?)
    3. 点検項目⇒作業の良し悪しの決め方
    4. 異常時の対応⇒もしものときの対処方法

    この4つは、普通に考えたら出て来る項目ですよね。最初はこれくらいでQC工程図を作りましょう。

    QC工程図は、何年もかけて何度も更新され、
    ISO審査員から指摘を受けたり、
    トラブルで顧客から怒られてきて
    複雑で難解な工程図に成長していくんです。

    その熟年の複雑で難解なQC工程図を最初から見るから、嫌気がさします。ですが、QC工程図はシンプルでOKです。

    ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる

    QC工程図を習得するには、

    あなたの日常生活の一部をQC工程図に表現すると良いです。

    QC工程図は日常生活を例に書くとわかりやすい

    例として「夕食カレーを作る!」をQC工程図に描いてみましょう。あなたも考えてみてください。

    昼食が終わって、晩御飯何にしようか?何を買ってこようかと考えますよね。そろそろ子どもも学校から帰ってくるし。と

    晩御飯はそろそろカレーが食べたいなあとしましょう。ではどんな作業や行動が必要ですか?

    1. メニューを決める
    2. 食材を購入する
    3. 調理する
    4. 盛りつける

    の5つの流れが、頭に思い描けますよね。さらに、

    「メニューを決める」決める上で、
    ●前回いつカレー食べたか確認
    ●スーパーの広告をチェック
    ●予算どうしよう?
    など、細かく考えていきますよね。

    こういうの無意識に毎日やって生きているってすごいですね。

    さらに、各作業において、詳細な工程や、各作業の注意点や、作業時間も気になります。家族のお腹がすいたちょうどいい時間にカレーができていないといけませんよね。納期が決まっているようなもんです。

    ●以上をまとめると、下表のようなQC工程図が出来上がります。

    工程 各工程1 詳細工程 注意点 時間
    夕食
    (カレー)
    を作る
    メニュー決定 家族の希望 前回いつカレー食べたか?確認 14:00
    スーパー
    の広告
    スーパーの特売品と
    冷蔵庫の中もチェック
    14:10
    予算 ○○円以内で 14:15
    食材購入 移動 自転車か歩きか?
    購買量で判断
    14:20
    食材購入 夕食をイメージして買い物する 14:30
    帰宅 子供の学校帰宅時間までに帰宅 15:00
    調理 具材を切る 具材の大きさ、形は決まっていること 17:15
    具材を炒める 油の量、炒め方、炒める時間 17:30
    ご飯を炊く 夕ご飯時間に合わせてご飯の準備 17:40
    煮込む ルーのかき混ぜ度合い、熱さ、量 18:10
    仕上げ 盛りつけ おいしそうな盛りつけ方 18:30

    何気ない日常ですが、こうまとめておくと次回のカレー作りがしやすくなるし、家族の他の人に作ってもらっても同じようにおいしいカレーが出来そうですね。

    作り方やレシピも立派なQC工程図ですね。

    「作業ができる」=「QC工程図が自分で書ける」

    QC工程図が描ける条件は、理解でなく、自分で作業ができることです。

    頭ではなく、体で何度も練習してその作業が一人でできることが大事です。

    QC工程図はすべての作業に表現できる

    夕食を作る工程図を書きましたね。次は、
    ●夕食後の片づけのQC工程図
    ●夕食後から寝るまでのQC工程図
    ●明日何するかのQC工程図

    と、しつこいですが、すべての作業や生活はQC工程図に表現できます。でも、全部書くと面倒なので、頭で理解しているわけです。

    QC工程図はすべての作業に表現できる
    実際は頭と体が動くだけ

    ●QC工程図は、他人にも同じ動きをしてほしい場合に書くか、自分が忘れないために書くかの両方があります。

    ③QC工程図と品質保証体系図との関係

    各作業のQC工程図をつなげて全体を俯瞰する

    話を、夕食からモノづくりに戻します。モノづくりの現場は、まずは各作業が発生しますから、QC工程図は必ずあります。ISO認証の所は必須です。

    その部門の全作業のQC工程図をまとめると、つまり、
    ●作業1のQC工程図
    ●作業2のQC工程図
    ・・・
    ●作業nのQC工程図
    をつなげると、その部門の品質を作りこむ流れ図ができます。これを品質保証体系図に記載しているわけですね。

    品質保証体系図は関連記事にありますので、ご確認ください。

    品質保証体系図がわかる
    品質保証体系図って何か?、この体系図から何を理解したらよいかわかりますか?本記事では、品質保証体系図をわかりやすく解説します。実際に作ると理解が深まります。ISO,品質管理を学ぶ方は必見です。

    各作業を細かく見るとQC工程図になり、
    全体を俯瞰するとその部門の品質保証体系図になります。

    ●まずはOJTで業務・作業を体で覚えて習得し
    ●慣れたらQC工程図を自分で書けるようになり
    ●全体を俯瞰できる中堅になってはじめて品質保証体系図がわかるようになります。

    品質のトラブル発生は、どこかのQC工程図の一部に問題があるわけですが、それが部門全体にどう影響するかまで考える必要がありますが、それができるのは、経験からQC工程図、品質保証体系図をステップを踏んで習得しているからですね。

    まずは、カレーの作り方を習得し
    一日の生活をQC工程図で理解し、
    家族の生活の質を管理・向上する親ってすごいし、

    まずは、業務・作業を習得し
    作業工程をQC工程図で理解し、
    部門全体の品質を管理・向上する管理職ってすごいですね

    まとめ

    QC工程図についてわかりやすく解説しました。

    • ①QC工程図とは
    • ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる
    • ③QC工程図と品質保証体系図との関係

  • 品質保証体系図がわかる

    品質保証体系図がわかる

    「品質保証体系図って何?」、「品質保証体系図から何を読み取ればいいの?」と疑問に思っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    品質保証体系図がわかる
    • ①品質保証体系図とは
    • ②品質保証体系図を作ろう!
    • ③品質保証体系が機能するための条件
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    品質保証体系図とは

    品質保証体系図

    品質保証体系図とは、販売から出荷後までの全プロセスにおいて、それぞれの部門がやるべきことを明確にした図。

    つまり、
    ●営業部門はどんな業務をしたらよいか?
    ●設計部門はどんな業務をしたらよいか?
    ●製造部門はどんな業務をしたらよいか?

    と各部門のやるべきことを決めた図です。

    ●品質保証体系図の具体例は下図に挙げます。

    ●要は、

    みんな勝手に自己流で業務しないでね! うまくできる業務方法を品質保証体系図に書いていますよ!それを読んで、その通りやってね!

    品質保証体系図のポイント

    ●まずは、下の3点が細かくぎっしり定義されています。

    1. 各工程の業務・作業内容
    2. 各工程で担当する部門
    3. 工程で必要な会議、標準類(ルールや文書)

    品質保証体系図が嫌われる3つの理由

    ●本来は、組織活動において、最も重要な図なので、新人さんの頭に叩き込んでから業務開始としたいです。でも、できません。その理由は

    読みづらく、理解しづらく、暗記しづらいから

    実際は、組織に入って5年以上経験した中堅者以上が、読んで初めて「重要な体系図だ!」と思うものです。

    品質保証体系図は業務経験で覚える

    品質保証体系図は、経験でしみついているから理解できる

    ●新人や若手は、まずは先輩・上司からのOJTで一連の業務を経験しましょう。何回かサイクルを回して自分でできるようになってくると、全体のプロセスが理解できるようになります。

    1つの専門を経験すれば、他分野にも展開できる

    ●組織の都合で異動になったり、転職で異業種に行くこともあるでしょう。しかし、どこかで1つの専門を経験しておけば、品質保証体系図はどの分野にも理解できます。

    業種が違っていてもそれほど、大きく体系図は変わりませんし、変わったとしても、
    量産型か、受注型か
    BtoCか、BtoBか
    ・vソフトウェアかハードウェアか
    くらいでしょう。

    業種の違いが品質保証体系図のどこに効いてくるかを理解すればよいのです。

    一度、1つの専門性を磨けば、どの領域にも展開できます。

    品質保証体系図を作ろう!

    品質保証体系図は自分で作ってみると、とても良い勉強になります。作ってみよう!

    ●最初から下図のような複雑な図にはなりません。

    組織内で何度も見直して更新したり、何度も苦情・トラブルで先輩達が怒られてきた過去の積み重ねで品質保証体系図が出来上がっています。

    なので、
    ●品質保証体系図の最初は、ただの表です。
    ●品質保証体系図はどういう経緯で、細かい図表になるか?
    を見ていきましょう。

    最初はただの表

    ●品質保証体系図の最初は、ただの表です。

    ●事例として、営業部門、設計部門、製造部門、品質部門が組織にあったとします。この情報だけで品質保証体系図を作ると、おそらく下表になるはずです。

    プロセス 部門
    販売 営業部門
    設計開発 設計部門
    製造 製造部門
    検査 品質部門

    ただ、部門ごとに分類しただけじゃん!

    そうです!これで組織が回るなら、これも立派な品質保証体系図です!

    各プロセスで要望が出て来る

    上表はシンプルすぎです。なぜなら、各プロセスにおいて、部門内で閉じるからです。

    ●部門内に閉じる組織は、品質低下を懸念します。なぜなら、

    1. セクショナリズムに陥っている可能性がある(部門間の壁が厚い)
    2. リスクや情報が組織内で共有できていない可能性がある
    3. 各部門で全プロセスを理解できるプロはそもそもいない

    ●最初は、部門内で閉じていた組織でも、徐々に顧客要求品質を満たせず、各部門が困るようになるはずです。

    困ったら? 誰かに相談しますよね!!

    困ったから相談した!⇒これが部門間の連携するきっかけですね!

    各部門の連携は、普段当たり前にやっているでしょうけど、
    その当たり前に「なぜ?」をツッコむと、「相談して解決したいから」とわかりますね。

    各部門の連携の必要性が品質保証体系図を作る

    分類しただけの品質保証体系図をもう少し、肉付けします。

    品質保証体系図

    ●では、問題です!各青枠でくくった工程では、どの部門が参加すればよいでしょうか?
    ・マーケティング
    ・受注可否判断
    ・仕様検討
    ・設計開発
    ・納入仕様書
    ・製造
    ・部品調達
    ・出荷検査
    ・納入
    ・苦情・クレーム対策

    正解は1つだけではありません。むしろ、
    「あなたはなぜそう考えたのか?」が最も大切です。

    QCプラネッツでは、以下のように連携が必要としました。別に他の解でもOKです。

    営業 設計 製造 品質
    マーケティング
    受注可否判断
    仕様検討
    設計開発
    納入仕様書
    製造
    部品調達
    出荷検査
    納入
    苦情・クレーム対策

    ●それぞれの理由を説明します。別の考えてもOKです。
    ●受注可否判断は技術がわからないと判断できないため、設計・製造部門も必要。
    ●仕様検討は顧客要求、技術力の両者をみないと検討できないため、営業・設計・製造部門が必要。
    ●製造引継を設計と製造の間に追加する。仕様のヌケモレが一番起こる場所だから。
    ●検査は品質部門に任せず、製造・品質で両方みる。ただし、癒着や品質不正がないよう品質は独立した立場をとること。
    ●苦情・クレーム対策は、顧客対応、設計・製造のフィードバックやそれを品質が指揮するので全部門とする。

    以上をまとめると、下図のような品質保証体系図が出来上がります。実際の体系図に近づいてきました。

    ●あとは、どこまで細かく記載するかは組織にゆだれます。

    ③品質保証体系が機能するための条件

    せっかく、頑張って作った品質保証体系図も

    「仏作って魂入れず」では、無意味

    なので、品質保証体系が機能するための条件を考えましょう。3つ挙げます。

    1. 組織トップの方針と指示
    2. 各部門の連携力
    3. システムより人間力

    組織トップの方針と指示

    ●組織を良くも悪くもするのは、トップです。トップの方針と強いトップダウンが必要です。そうしないと、組織の担当者は誰も動きません。

    また、指示どおり強制しても、人は動きません。人は理念や思いに共感して初めて行動します。品質を作りこむ大切さを日々トップから伝えなければなりません。

    各部門の連携力

    ●普段から連携できる必要があります。具体的には

    1. 日常会話もOK。
    2. 営業が行く顧客打合せに設計・製造担当を連れて行って、顧客要求を肌で感じとらせる。
    3. 設計・製造現場に営業も行って、自組織の実力を理解する。
    4. 営業、設計、製造、品質の部門間で人を入れ替えるなどの人事異動
    相手方がわかる・相手方を経験すると連携が強まります。

    システムより人間力

    ●品質保証体系図だけ作ってもダメで、それをうまく回すのは「人」です。

    品質保証体系図にとって、「人は血液の役割がある」

    大事なのは、

    品質保証体系図と中身を暗記するのではなく、
    組織がよりよい活動になるにはどうしたらよいか、仕組と人の観点で考える事

    品質保証体系図をみれば、その組織の実力がわかってしまう理由もここにあります。

    まとめ

    品質保証体系についてわかりやすく解説しました。

    • ①品質保証体系図とは
    • ②品質保証体系図を作ろう!
    • ③品質保証体系が機能するための条件

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