カテゴリー: 実践

  • 品質不正の情報収集方法がすぐわかる

    品質不正の情報収集方法がすぐわかる

    「品質不正の情報収集方法がわからない、30社も分析しているQCプラネッツはどうやって情報収集しているの?」と疑問に思いませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【重要】品質不正の情報収集方法がわかる
    • ①品質不正の企業分析リンク
    • ➁客観的に読むマインドが必須
    • ➂企業の報告書がベース
    • ➃ネット、ニュースから情報を取るときの注意点

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    ネットで十分情報は集まるけど、情報を組み合わせただけでは、
    非常に浅い真因分析で終わってしまう。。。

    深い分析につながる情報収集方法を解説します。企業分析に役立つスキルです!

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    ①品質不正の企業分析リンク

    過去の企業ケースの分析記事がこちらです。

    ★2022年以前の過去の品質不正事例(30社)を分析しました★

    ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。ご覧ください

    No 企業事例
    1 1_雪印集団食中毒事件から品質不正を学ぶ
    2 2_不二家の品質不正を学ぶ
    3 3_赤福の品質不正を学ぶ
    4 4_船場吉兆の品質不正を学ぶ
    5 5_東洋ゴムの品質不正を学ぶ
    6 6_日立化成の品質不正を学ぶ
    7 7_富久娘酒造の品質不正を学ぶ
    8 8_フォルクスワーゲンの品質不正を学ぶ
    9 9_三菱自動車の品質不正を学ぶ
    10 10_パロマの品質不正を学ぶ
    11 11_スバルの品質不正を学ぶ
    12 12_日産自動車の品質不正を学ぶ
    13 13_東レの品質不正を学ぶ
    14 14_三菱マテリアル子会社から品質不正を学ぶ
    15 15_東洋紡の品質不正を学ぶ
    16 16_京セラの品質不正を学ぶ
    17 17_トーカン(三菱電機子会社)の品質不正を学ぶ
    18 18_KYBの品質不正を学ぶ
    19 19_ジャムコの品質不正を学ぶ
    20 20_丸善石油化学の品質不正を考える
    21 21_小林化工から品質不正を学ぶ
    22 22_日医工の品質不正を学ぶ
    23 23_神戸製鋼の品質不正を学ぶ
    24 24_IHIの品質不正を学ぶ
    25 25_タカタの品質不正を学ぶ
    26 26_スズキの品質不正を学ぶ
    27 27_三菱電機の品質不正を学ぶ
    28 28_宇部興業の品質不正を学ぶ
    29 29_シチズン電子の品質不正を学ぶ
    30 30_(速報)日本製鋼所の品質不正を学ぶ

    情報収集力がなければ、記事は書けません。どうやって収集したか?気になりませんか?。

    ➁客観的に読むマインドが必須

    まず、情報収集するときの、マインドは必須です。関連記事をご覧ください。

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

    大事なのは、

    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!
    批判、貶し(けなし)、悪者扱い、排除は絶対NG!

    愛を持って、客観的かつ冷静に情報収集し、分析することが大事です。

    マインドによって集めたい情報変わってしまう

    マインドセットしたところで、本題に入ります。

    ➂企業の報告書がベース

    特に、裏ルートで情報が入るコネはありません。皆さんと同じ、ググって検索です。

    集めた素材をどうやって深い分析につなげるか?が腕の見せ所ですね!

    情報収集と分析ができれば、誰でも深い分析ができます!

    基本は、企業からの第3者が作った品質不正に関する報告書が一番情報をもっていますので、まずこれを読みます。ただし、報告書を読む注意点を3つあるので解説します。

    1. 報告書は第3者がその企業に向けたもの
    2. 不正が発覚した事業所数によって報告書の厚さは変わる
    3. 真因分析は必読

    報告書は第3者がその企業に向けたもの

    報告書の作者は、その企業ではなく、第3者委員会など構成された弁護士や経営コンサルタントです。

    報告書のメリット・デメリットがあります。

    • 【メリット】:客観性が高く、企業が伏せたい情報が多い。分析に役立つ
    • 【デメリット】:企業先への忖度・配慮した報告書も見受けられる

    なので、報告書を読む際は、ある程度、真因に狙いを定めつつ、それに合う情報を見ていくと、客観性の高く、企業へ忖度していない情報を入手することができます。

    不正が発覚した事業所数によって報告書の厚さは変わる

    報告書を読もうとしても、すぐに挫折します。なぜなら、

    数百ページもあり、分厚いから

    全部、いちいち読んでいられません。。。 
    じゃーどうする?
    読み方があります。

    報告書は大概次の構成で成り立っています。

    1. 結論から入る報告書もある
      (数ページ)
    2. 報告書作成メンバー
      (数ページ)
    3. 社内アンケート実施調査時期と質疑内容
      (2,30ページくらい)
    4. 各事業所で発生した不正事例
      (事業所数×各事業所の報告(20ページくらい)
    5. 真因分析
      (10ページくらい)
    6. 再発防止提言
      (10ページくらい)

    事業所数が増えるとその分、報告書も分厚くなります。

    報告書の読み方を伝授します!

    QCプラネッツの読み方は以下のとおりです。

    1. 基本は1ページ目から全部見ていく
    2. 1ページを1枚の絵として読む
    3. 各ページで真因となりうる情報だけメモに書き写す
    4. 報告書の真因分析結果をさらに考え抜き抽象化する

    「基本は1ページ目から全部見ていく」ですが、
    真因分析が報告書に書いているからといって、鵜呑みしません。
    自分で真因を考えるための材料となる情報を集めるために全ページ目を通します。

    「1ページを1枚の絵として読む」ですが、
    細かくは読みません。専門用語などがたくさん出て来ますが、
    不正につながった真因を一般化したいので、必要な情報が各ページ無いかをチェックします。

    「各ページで真因となりうる情報だけメモに書き写す」ですが、
    真因はある程度自分で目をつけておき、それに合う情報を集めます。
    当然、偏った真因だけ集めてはいけません。客観性が最も重要です。

    「報告書の真因分析結果をさらに考え抜き抽象化する」ですが、
    一見「なるほど」という内容が書いていますが、さらに、
    「なぜ、そんなことをしたのか?」、「何が不正に走らせたか?」をもう一歩突っ込みます。

    真因がいくつもある報告書が多いですが、それをさらに深い分析・思考した結果、QCプラネッツでは、

    QCDバランスがC,Dの圧力によってQが崩れしてしまった

    という原因がどの企業にも当てはまることがわかっています。

    ➃ネット、ニュースから情報を取るときの注意点

    現在進行中のケースとか、あまり世間に公開しない消極的な企業の場合、報告書がありません。その場合どうすれば情報が集まるか?を解説します。

    企業報告書が無い場合の情報収集方法

    基本は、「新聞、テレビ、本、ネット検索、Youtube動画、SNS」でOKです。

    だたし、抽出する情報に気を付けて!

    報告書以外の情報は事実と悪意が含まれている

    メディアが情報を発信する目的は、

    情報を買ってもらうこと

    買ってもらいやすくなるような書き方をしている点に注意してください。つまり、

    ●買ってもらうために情報提供なので、事実とメディアの悪意が混在。
    ●人の不幸を喜ばせると情報は売れやすいのが世の常
    ●「だからメディアが悪い!」のではなく、その情報を真に受け取る読者に問題がある
    情報には、事実と悪意が混在しているので、悪意だけ除去しましょう。
    ・情報には嘘は書けないから事実が書いているが、
    ・情報を買ってもらうための悪意も混ざっている
    ・品質不正問題は悪意が入りやすい分野なので、感情移入しないよう注意するマインドが必要。

    事実と悪意を切り分ける事

    次の方法で、欲しい事実と、不要な悪意を分別しましょう。分別ある読者であれ!

    ●感情が入った書き方、文章に気にせず、事実だけ抜き出す。
    ●読者(あなた)は感情移入してはいけない
    ●事実の正確性を確認する用、他のメディアでも情報確認する
    ●必ず引用先を明記する

    事実と悪意を切り離す例題

    例題とする記事を紹介します。

    意図的な品質不正が66件、管理職が関与した品質不正が15件──。三菱電機の品質不正が拡大した。2022年5月25日、同社の品質不正を追及する外部調査委員会(以下、調査委員会)が、「調査報告書(第3報)」(以下、報告書)を公表した。2303件の要調査事項(社員から上がった品質不正の可能性がある案件)のうち、1933件の調査を終了。合計148件を品質不正と認定した。このうち、「悪質」と言える意図的な品質不正は約45%、同じく管理職が関与した品質不正は約10%を占めることが判明した。

    では、事実と悪意を切り離します。冷静さが不可欠です。

    ●事実
    ・管理職が関与した品質不正がある
    以上

    ●悪意(読者を引き付けるための書き方)
    意図的な品質不正が66件、管理職が関与した品質不正が15件──。三菱電機の品質不正が拡大した。2022年5月25日、同社の品質不正を追及する外部調査委員会(以下、調査委員会)が、「調査報告書(第3報)」(以下、報告書)を公表した。2303件の要調査事項(社員から上がった品質不正の可能性がある案件)のうち、1933件の調査を終了。合計148件を品質不正と認定した。このうち、「悪質」と言える意図的な品質不正は約45%、同じく管理職が関与した品質不正は約10%を占めることが判明した。

    とよくある記事ですけど。。。いくら日経とはいえ、「悪意」が多い記事です。

    三菱電機が発信した情報ではなく、日経が独自につけた文章です。事実ではなく、悪意です。
    ●「意図的な品質不正が66件」
    ●「品質不正が拡大した
    ●「「悪質」と言える意図的な品質不正は約45%」
    感情移入しやすく、読みやすいけど、品質不正分析する場合は、この感情表現はすべて除去します。

    取りたい情報(事実)は、あらかじめ考えておく必要があります。今回は「誰が不正したか?指示したか?」が知りたい情報なので、それ以外は感情・悪意が入った内容ですね。それは冷静に除去しましょう。

    膨大な情報から真因をつないでいく高い思考力が必要です。
    そうでないと、情報に溺れてしまい、本当の真因にたどり着けません。

    まとめ

    「【重要】品質不正の情報収集方法がわかる」を解説しました。

    • ①品質不正の企業分析リンク
    • ➁客観的に読むマインドが必須
    • ➂企業の報告書がベース
    • ➃ネット、ニュースから情報を取るときの注意点

  • 品質不正 2022年に発覚した企業から学ぶ

    品質不正 2022年に発覚した企業から学ぶ

    「品質不正 2022年に発覚した企業からなぜ、学ぶのか?」と疑問に思いませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    品質不正 2022年に発覚した企業から学ぶ
    どの企業でも品質不正の危機が襲ってきます。
    何社も品質不正を分析すると、すでに品質不正を起こした他社のケースも同じ真因であるとわかります。
    どの企業も現在調査進行中ですが、QCプラネッツとともにQCDバランスをみながら真因を分析しましょう!
    • ①品質マインド
    • ➁品質不正の内容・被害
    • ➂品質不正に至った真因を推測
    • ➃とるべき対応策

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    品質不正事例を解説しますが、上の①~⑦は共通の章立てで解説します。他社との比較がしやすくなり、品質不正してそうなヤバい空気を見抜くことができます!
    品質不正は、技術・製造・検査・品質部門だけの問題ではありません。
    経営課題として全社的な問題です。
    品質不正を解くとは、
    経営×品質の応用問題です。

    品質不正をした相手への批判ではなく、表に出ない真因を考え抜く力を身に着けるためにブログ記事として解説していきます。

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    ①品質マインド

    品質不正を学ぶ最も大切なマインドを最初に解説します。

    ●関連記事で解説しています。まず、こちらを読んでください。

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

    ●大事な3つのマインドを再掲します。

    1. 品質不正を打ち明けた企業・組織を褒めよう!
    2. 対岸の火事ではない!
    3. 「失敗は成功のもと」につなげよう!

    ●悪い膿を出して、再生・復活する企業・組織を応援しましょう。もちろん、不正した相手の誠意が前提です。

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    ➁品質不正の内容・被害

    企業一覧

    4社、品質不正を公表しています。

    1. 日野自動車
    2. 昭和四日市石油(出光子会社)
    3. 川重冷熱工業
    4. 神東塗料
    5. 日本製鋼所

    (1)日野自動車の品質不正の内容

    報告書によると、

    ●性能が劣化し規制値に適合しない可能性を認識した上で、途中で交換し試験を継続
    ●試験結果が有利に働くような数値に設定し、実際よりも良い燃費値を燃費計に表示させるようにして試験を実施

    その結果、
    ●リコールによる約400億円を特別損失計上
    ●国交省は日本の自動車産業史上初となる型式指定の取り消す重い行政処分

    (2)昭和四日市石油(出光子会社)の品質不正の内容

    規定の試験方法を順守しなかったり、実際に測定していない数字を記載したりしていた。出光は子会社の東亜石油での検査不正を受け、グループ全社で調査。「検証の結果、品質に問題はないと判断している」不正の原因などについては調査委員会の報告を待つ

    (3)川重冷熱工業の品質不正の内容

    報告書によると、

    ➀検査成績書類への実測していないデータの記載
    【期間】1984~2022 年 【件数】1,950 件
    ②立会検査時の計測器の不適切な操作
    【期間】1984~2022 年 【件数】334 件/上記①1,950 件の内数
    (2)カタログ・仕様書の不適切な記載
    【期間】1986~2009 年 【対象機種】6 機種※5【現在の稼働台数】2,944 台

    ●発覚
    2021 年 8 月末、川重冷熱において、お客様に提出した検査成績書類と社内試験結果が異なることにア
    フターサービス部門の担当者が気づいて上司に報告して発覚した。

    (4)神東塗料の品質不正の内容

    報告書によると、

    ①日本水道協会の認証規格とは異なる条件で得られた試験結果により認証を取得した製品
    ➁規格改訂の際、使用されていた原料の報告を怠ったことにより指定外原料を使用する状態となった製品、及び同改訂後に指定外原料を使用して認証登録

    (5)日本製鋼所の品質不正の内容

    ●残留応力検査の結果の改ざん/ねつ造/虚偽記載
    ●浸透探傷検査における未報告
    ●寸法側的に伴うねつ造/不正検査
    ●指定原産地の原料が不足する場合、異なる原産地の原料混入

    ➂品質不正に至った真因を推測

    なぜ、各企業は不正に走ったのでしょうか?

    過去の企業ケースをヒントに考えましょう。過去の企業に関する関連記事はこちらです。
    企業の内外分析から、不正に入る真因を紐解いていきます。

    ★2022年以前の過去の品質不正事例(30社)を分析しました★

    ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。ご覧ください

    No 企業事例
    1 1_雪印集団食中毒事件から品質不正を学ぶ
    2 2_不二家の品質不正を学ぶ
    3 3_赤福の品質不正を学ぶ
    4 4_船場吉兆の品質不正を学ぶ
    5 5_東洋ゴムの品質不正を学ぶ
    6 6_日立化成の品質不正を学ぶ
    7 7_富久娘酒造の品質不正を学ぶ
    8 8_フォルクスワーゲンの品質不正を学ぶ
    9 9_三菱自動車の品質不正を学ぶ
    10 10_パロマの品質不正を学ぶ
    11 11_スバルの品質不正を学ぶ
    12 12_日産自動車の品質不正を学ぶ
    13 13_東レの品質不正を学ぶ
    14 14_三菱マテリアル子会社から品質不正を学ぶ
    15 15_東洋紡の品質不正を学ぶ
    16 16_京セラの品質不正を学ぶ
    17 17_トーカン(三菱電機子会社)の品質不正を学ぶ
    18 18_KYBの品質不正を学ぶ
    19 19_ジャムコの品質不正を学ぶ
    20 20_丸善石油化学の品質不正を考える
    21 21_小林化工から品質不正を学ぶ
    22 22_日医工の品質不正を学ぶ
    23 23_神戸製鋼の品質不正を学ぶ
    24 24_IHIの品質不正を学ぶ
    25 25_タカタの品質不正を学ぶ
    26 26_スズキの品質不正を学ぶ
    27 27_三菱電機の品質不正を学ぶ
    28 28_宇部興業の品質不正を学ぶ
    29 29_シチズン電子の品質不正を学ぶ
    30 30_(速報)日本製鋼所の品質不正を学ぶ

    そのために、次の3つの観点で分析しましょう。ここは経営分析、MBAの領域です。品質不正でも活用します!

    1. 外部環境の観点
    2. 組織の状況
    3. 担当レベルの動き

    外部環境の観点

    環境分析(3C,PEST)からわかることを考えます。

    ●市場の変化、競合との競争はどれくらい厳しいのか?
    ●法改正、規格の改訂などの影響はあるか?
    ●原料の調達、エンドユーザからの要求は強いか?
    ●代替、新規参入リスクはあるのか?

    など各社の状況を見て、分析すると、厳しい事業展開かどうかが見えてきます。

    組織の状況

    品質不正に手を出す理由は2つあり、

    1. 収益安定なのに、無茶な目標を突きつけるトップがいる場合
    2. 収益悪化のため、ムリなコストダウンと納期の圧力がかかる場合

    そして、組織の風土あるあるですが、

    1. 上のモノ言う風土がない
    2. 閉鎖的な風土
    3. コミュニケーション不足
    4. 顧客クレームがないから、これくらいなら大丈夫だろうという変な自信

    が、各社に無いかどうかを想定しましょう。

    担当レベルの動き

    組織の状況からみると、

    1. 人員不足(特に検査・品質部門)
    2. 教育・OJT不足
    3. 正しい仕事をしていない先輩を真似
    4. 常に納期のプレッシャーがある

    が、各社に無いかどうかを想定しましょう。

    ➂品質不正に至った真因を推測

    QCDバランスはどう崩れたか?

    不正が起きた原因は分析できました。QCプラネッツでは、分析結果をさらに、「QCD」を使って整理します。

    コスト(C)、納期(D)へ過度な圧力がかかり続けた結果、品質不正に走ってしまうケースがほとんど。

    今後各社からの報告書が出るでしょうが、不正に走らざるを得ない理由がしっかり書いているはずです。
    QCDバランスの崩れが品質不正の原因と推測できる!

    もし、違っていて新たな真因があれば、ブログを更新します!

    どの企業でも品質不正が起こりうる!!
    も強く実感できますね!

    品質不正起こす企業を悪者扱いするのは、ナンセンスで、自分事としてとらえるべき!

    ➃とるべき対応策

    ●何社も品質不正の分析をすると、取るべき対策は1つに抽象化できます。

    品質不正を犯した所だけ、是正・修正しても効果はない。
    組織の経営そのものを是正・修正しないと再発する。

    ●対応策については、関連記事で詳しく解説しました。批判で終わらず、建設的な改善提案と成功へつなげましょう!

    【必読】品質不正からの名誉挽回方法がわかる
    品質不正に陥った組織をどうやって立て直すかわかりますか?本記事では、批判で終わる品質不正の記事とは違って、信頼回復・改革に何が組織には必要なのかをわかりやすく解説します。誰かに任せるのではなく、自分事として自らリーダーシップをとって良い組織に生き返らせましょう!社会は温かく見守るべきです。

    QCプラネッツは、品質不正から立ち直る仲間を応援します!
    がんばりましょう!

    まとめ

    「品質不正 2022年に発覚した企業から学ぶ」を解説しました。

    • ①品質マインド
    • ➁品質不正の内容・被害
    • ➂品質不正に至った真因を推測
    • ➃とるべき対応策

  • 【必読】品質不正からの名誉挽回方法がわかる

    【必読】品質不正からの名誉挽回方法がわかる

    「品質不正って批判して蹴落として終わりだけど、どうやって名誉挽回するのかわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正からの名誉挽回方法がわかる
    • ①経営理念を見直す
    • ➁トップを見直す
    • ➂経営戦略を見直す
    • ➃組織風土を見直す
    • ➄変な自信や慢心を見直す
    • ⑥規定類・ルールを見直す
    • ⑦監査の目を厳しくする
    • ⑧まとめ

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    批判、蹴落として終わりな記事ばかりって、世の中おかしい!
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    品質不正した部門だけ是正・修正しても意味が無い!
    組織全体を見直さないと根本原因が除去できない!

    ●そこで、次の7つを見直す必要があります。1つずつ解説します。

    1. 経営理念を見直す
    2. トップを見直す
    3. 経営戦略を見直す
    4. 組織風土を見直す
    5. 変な自信や慢心を見直す
    6. 規定類・ルールを見直す
    7. 監査の目を厳しくする

    ①経営理念を見直す

    薄っぺらい言葉である経営理念を見直す価値はあるの?
    あります!

    数行に過ぎない経営理念ですが、
    その会社・組織の考え、生き方、そこで働く人たちの価値観が詰まっています。
    また、利害関係者も必ず見るものです。

    経営理念は最上位概念である理由がここにあります。

    なので、品質不正から立ち直る、姿勢や本気度を見せるためにも、経営理念を見直すべきです。

    ➁トップを見直す

    こんなトップは下して、経営陣の血を入れ替えましょう。

    1. 伝説・権力のために、無茶な圧力を組織にかけるトップ
    2. 腐った組織風土で勝ち上がってきたトップ

    前者は意外と多いです。
    安定した企業なら、小学生が社長でも経営できますよ! それが憎くなる! だから無茶して伝説化したいんでしょう。

    企業・組織はトップのためのものではなく、社会のためにあると心得るべきです。

    意外と腐った組織でも、うまく出世していく曲者がいます。
    それがトップに上がると、現状維持にしたいし
    それが自分にとって有利なんだから。
    でもそれでは困ります。

    そんなトップを入れ替えないと組織の血は濁ったままです。
    血を入れ替えた後はもっと大事です。

    改革への姿勢・本気も組織内に見せるべきです。メール・動画など何度も発信しないと、組織内の人達への心に届きません。

    1. トップを見直す
    2. トップから改革を始める
    3. 本気で改革する姿勢を何度も見せること

    ➂経営戦略を見直す

    トップが腐っている原因もありますが、無茶な戦略や中計を立てていませんか?

    品質不正で信頼がた落ちなので、誰も期待しません。それを逆手に、
    身の丈に合った目標に見直しましょう。

    モノ言う株主やマスコミの批判もありますが、自分たちがしっかり信頼を取り戻せる計画を立て直す時期です。

    ➃組織風土を見直す

    ①➁➂はトップの改革の話をしましたが、組織内のネチネチした腐った風土を改革しないと、組織内の人達がうまく改革の効果を引き出してくれません。

    また、品質不正がバレる前からの腐った組織風土や上下関係は、改革後も継続されがちです。

    思い切って、膿を出し切りましょう。

    腐った組織風土あるあるを列挙します。

    腐った組織風土あるある

    1. 顧客より上司への叱責が恐ろしい
    2. 上司の指示・命令は絶対!
    3. 上司の機嫌取りが重要!
    4. 上の報告や横展開のために過剰な会議やすり合わせがある
    5. 失敗したら叱責で怖い
    6. 公のルールより、組織内にある暗黙のルールがたくさんある
    7. 言ったもん負け、言ったとおりやっておけ!
    8. 同調圧力
    9. 上司が可愛がる無責任な奴ほど出世する
    10. 過去からこのやり方でやってきたんだから、別にいいじゃん!
    11. 顧客が困っていないなら大丈夫
    12. 人員配置が固定で、組織が閉鎖的、周囲は嫌いな奴ばかり
    13. 業務方法が明文化せず、先輩の背中を見て真似する
    14. 自分たちは優れているから、自己ルールで何が悪い!
    15. 敵は外(顧客)ではなく、内(社内)

    どの組織にも絶対ある、腐った風土ですが、中間管理職、担当員が一丸となって、意識改革しないと、トップだけ入れ替えても、品質不正は撲滅できません。

    担当者は、自分の組織のルールで動くし、それが不正でダメ!なんて思っていませんよ。今までそれで飯を食ってきたし、周囲もやってるから、俺だけわるいのはなぜ?と思いますよね。

    上の腐ったあるあるの改善策は「⑧まとめ」にあります。

    ➄変な自信や慢心を見直す

    ●よく、「不正が30年前からあった」と驚愕する事実があります。

    何で昔から不正していたの?
    何で、今までバレずに、今バレたの?

    不思議ですよね。この理由は簡単です

    社内の試験合否条件が厳しいため、不正があっても外では問題がなかった。
    しかし、
    (i)社会の要求レベルの向上
    (ii)自社のレベルの低下
    (iii)コンプライアンス強化
    によって、バレやすく、公表しないとヤバい状況になった。

    もともとは、JISなどの規格や、顧客要求より高いレベルで社内合否判定条件を作ります。それによって、変な自信や慢心が出ます。しかし、技術力が徐々に低下している状況を見落としていながら、慢心して検査する状況が現在増えています。

    人口も下がり、多様性を許容し、産業の多角化が進んだ現代社会です。高い能力を持った技術者が過去と同じくらい手に入る時代ではありません。当然、

    過去からの当たり前が、当たり前ではなくなっている状況に陥っているが、現場は気が付かないことが多々あります。

    過去では不正していても、問題ないレベルだったのが、現在では、問題になるレベルまで落ちていることがあります。

    自社の技術力は低下していると思え!

    ⑥規定類・ルールを見直す

    あるあるを挙げます

    1. ルール化していない、暗黙のルールがたくさんある
    2. コミュ障な人が担当する業務が属人化している
    3. 使いにくいツールが多く、ミスしやすい
    4. ツールの管理方法などのすり合わせで時間がかかりまくる

    「まさに、自分の職場やん!」とツッコみたい「あるある」です。

    ルールの明確化と、使いやすいツールの運営を考えたいですよね。

    こういう管理部門の業務って、基本雑用なので、優秀なリソースが付きませんが、そのツールで利益を稼ぐライン部門が毎日不平不満を言いながら、ツールを使っているのが現実です。

    ⑦監査の目を厳しくする

    ●内外への説明責任として、監査の目を厳しくせざるを得ません。

    だからと言って、外部からの監査だけ実施しても、品質不正の撲滅はしきれません。やはり、組織風土や人の意識改革、環境整備が必須です。

    ⑧まとめ

    ①~⑦の解説をまとめて表にします。腐った組織を改革し、品質不正の温床を撲滅する方法をまとめます。参考ください。

    すぐできる策はない!
    1つずつ地道に改善していくしかない!

    改善っていうのは、すぐにはできず、日々の努力の積み重ねです。でもその苦労が、元の悪い状態に戻さなくするためにも必要なのです。

    不正原因 挽回策
    理念 会社が生まれ変わる姿勢を
    内外に示す
    トップ 自分が伝説になりたいから、
    ムリを課している
    社会への責任を果たすべき
    形だけ、威張っている ●隗より始めよ!
    本気で改革する姿勢
    (通知、動画等で社員に何度も説明)
    経営
    戦略
    ●ムリな目標を押し付けている
    ●苛政は虎より猛し(顧客より上司が怖い)
    目標の見直し
    (社内外への説明責任を果たす)
    組織
    風土
    上の指示は絶対! Noと言える風土
    ●上の機嫌のお伺いが必須
    (上司の御機嫌取りのための過剰な会議で担当・現場の不正がわからない)
    ものが言える風土
    失敗は叱責のもと 失敗を許容する風土
    公のルールより、暗黙のルール 組織の風通し、ルールの運営強化
    ●言ったもん負け、やるだけ無駄
    ●同調圧力
    (変な提案するとお叱りを受ける)
    ●言われた通りやっておけばいいし
    ●提案を評価する姿勢
    ●部下が上司に相談しやすい環境
    ●無責任な奴ほど上司に
    可愛がられ出世する
    ●ゴマすり、ヨイショ、ご機嫌取り
    提案を評価する姿勢
    部下が上司に相談しやすい環境
    ●基本、思考停止状態
    ●言われた通りやっておけ!
    ●提案を評価する姿勢
    ●いつまでも勝ち続けられない危機感を持つ
    ●バレなければ大丈夫
    ●上司も周りだって過去
    同じことやってたんだから
    いいじゃん!
    品質マインド醸成、教育
    ●配置が固定化して、組織が閉鎖的
    ●周囲は嫌いな人ばかりで
    会話にならない
    人事異動による交流活性化
    品質不正を忘れさせない教育
    慢心 社内検査の方が厳しいから大丈夫 実力は年々低下していると思え!
    顧客に迷惑かけてないから
    自己流検査でOK
    ●正しい業務の再認識
    ●技術者レベルは低下の危機感
    自社の高い技術力だから大丈夫 ●資格要な技術者の育成、
    試験員の育成への対応
    規定類 ●あいまいな業務指示
    ●暗黙のルール
    ●ルールは服従という思考
    ●ルールの明確化
    ●ルールは作るもの 
    ツール ●複雑で使いにくいツールが蔓延
    ●使い方を質問したいが、
    嫌いな奴だから聞きたくない
    ●暗黙のルール、
    自己流のルールで対応化
    ●使いやすいツール
    ●ツールの統合化
    ●簡単に使えるツールへ
    監査 第三者監査強化
    ●形だけの内部監査
    ●本社の御機嫌取りな監査
    社内監査強化
    QMSのPDCAしか
    見ない外部審査
    ISO再認証

    品質不正記事は、批判と貶して終わりなものが多いですが、本来はどうやって改善して品質不正を撲滅できる組織体にするかが一番大事です。QCプラネッツはその改善策を提示し、品質不正から信頼を取り戻そうと必死に戦う皆様を心から応援しています!

    頑張っている皆は偉い!

    まとめ

    【必読】品質不正からの名誉挽回方法を解説しました。

    • ①経営理念を見直す
    • ➁トップを見直す
    • ➂経営戦略を見直す
    • ➃組織風土を見直す
    • ➄変な自信や慢心を見直す
    • ⑥規定類・ルールを見直す
    • ⑦監査の目を厳しくする
    • ⑧まとめ

  • 【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる環境を作れ!

    【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる環境を作れ!

    「ミス・トラブル・不正を言うと恐ろしいくらい怒られるから、報告したくないけど、どうしようか?」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる組織環境を作れ!
    • ①あなたが所属する組織はミスを報告しやすいですか?
    • ➁本来、トラブル・ミス・不正は心理的に出したくないもの
    • ➂失敗を堂々と情報共有できる環境を作る事が大切
    品質不正に対する正しいマインドを身に着けよう!

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

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    まず、関連記事にて、品質不正に対する正しいマインドを確認しましょう。

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

    品質不正は隠さず!出しましょう!
    品質不正は必ずバレます。
    バレてからの方がキツイ。。。
    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる
    品質不正を隠すべきでない理由がわかりますか。本記事では品質不正を隠すとかなりヤバいことをわかりやすく解説します。隠そうとせず、きちっと明らかにして、不正を改善する姿勢が社会は強く求めている時代になっています。

    ①あなたが所属する組織はミスを報告しやすいですか?

    上司、上層部の反応

    ●リスクの無い仕事はありません。リスクは不確定要素なものや危険なものすべてですが、他社ができないから自社のあなたに仕事があるわけです。他社ができないものをやっている以上、リスクは必ず潜んでいます。

    そのリスクによって、ミス・トラブル・不正が発生します。

    上司や周囲に相談しやすい環境ですか?
    ●ありのままを報告・相談できる⇒OK!
    ●報告・相談すると怒られる⇒ヤバいですよ!

    上司、上層部の反応によって、ありのままを言える心理的環境がないと、不正・隠ぺい・改ざんが職場に絶対起きています。ヤバい!

    組織のルール・規定類の構築度

    ●上司、上層部がすぐに怒り、真実が言えない環境がある組織では、
    組織のルール・規定類が未熟だったり、成熟してても運用されていない可能性があります。

    組織運用を構築するルール・規定類・会議等が腐敗していないかも大事です。
    組織運用が適正であれば、上司、上層部が適正に報告・相談に乗る可能性が高いです。

    報告しやすい環境か?

    ●荒さがしばかりする同僚や上司ばかりか?
    ●組織運用が適正か?
    ●叱責が多い職場か?
    ●規定などのルールを守る人が多いか? 正しい仕事を先輩・上司から習いやすい環境か?

    報告しやすい環境でないと、倫理観が高い人でもその組織に入ると不正に手を出してしまいます。

    あなたの職場は大丈夫ですか?

    ➁本来、トラブル・ミス・不正は心理的に出したくないもの

    ●トラブル例の紹介、是正処置報告書、なぜなぜ分析、などが当たり前にできて、上層部へ報告して、真因を見抜いて再発・未然防止しようとする姿勢がある職場は素晴らしいです。

    でも、この当たり前に組織が機能するのは難しいです!

    なぜか、わかりますか?

    ミス等は、本来、言いにくいものですよね。
    1. 表に出してほしくないことばかり
    2. 恥ずかしいから
    3. 叱られるのは嫌だ
    4. 品質会議は有罪判決裁判
    5. 隠せるなら、無かったことにして逃げたい

    表に出してほしくないことばかり

    職場で、こんなことありませんか?

    1. ルール無視した我流のやり方でやっている
    2. うるさい上司のチェックを交わすための都合のよいまとめ方がある
    3. 正しい仕事ややり方を身に着けていない、教える先輩がいない

    組織で決まったルールや規定が未熟な場合もあるし、
    成熟したルールや規定があっても、面倒なので無視したやり方が主流となっているとかありませんか?

    あと、指摘が細かすぎる上司がいて、なかなか仕事が進まないから、事実をうまく調整して上司の承認が通りやすく変えたり等、してませんか?

    どれも、表に出しにくい暗黙のルールや空気感が職場にあると、品質不正の温床につながります。

    恥ずかしいから

    そんなこともできないの?
    そんなミスしてんのか? ありえんぞ!
    俺が担当の時はこんなミスしたことないぞ!

    と、威圧的に叱責されたり、馬鹿にされると、心が折れますよね。

    ミス、失敗って、ネガティブだから、言いたくないですよ。

    叱られるのは嫌だ

    ●ミスしたら、上司のところに行くと、ため息がつきますよね。

    上司、上層部にきつく叱られる
    何で、そんなミスするのか?
    俺の時はそんなミスしなかったぞ!
    基本がなってない!

    と、解決手段や手助けはなく、怒られるだけ。

    はあ、やってらんない。。。会社辞めようか?と転職サイトを眺めるオチ

    ありありですよね。

    品質会議は有罪判決裁判化しやすい

    この会議嫌ですよ! トラブル報告者は、被告人扱いで有罪判決で収監行きな心情に追い込まれますよ。

    1. 上司の説教場となりやすい
    2. みんな怒る上司側につき、誰も弁護しない
    3. ありのままを報告すると絶対炎上する

     

    こんな会議、やってらんないよと! やらされ感~

    品質会議ってどこの会社・組織にもありますが、実際どうですか? 怒られるだけの会議になっていませんか? これじゃ、怒らせないように内容を改ざんして報告するに決まっていますよ。

    こんな会議で何が改善できるんだ?? 思考停止状態ですよ

    隠せるなら、無かったことにして逃げたい

    ●普通、やらかしたら、「逃げたい」し、「無かったことにしたい」となるのが人間です。

    ●やらかした時の、その後の恐怖があれば、
    ・隠す
    ・改ざんする
    ・逃げる
    になるに、決まっているじゃないですか?

    ミス・不正をありのまま出せる環境でなければ、絶対不正が起こります。ここまで読めば、不正する理由がよくわかるはず。

    ➂失敗を堂々と情報共有できる環境を作る事が大切

    失敗を報告したら褒める
    環境が絶対に必要なんです!
    1. 報告の受け手は叱ってはいけない
    2. 叱責より、トラブルの真因を考える思考・環境をつくる
    3. トラブルが起きたら、淡々と事実を書き残す仕組みをつくる
    4. 自分事として情報共有が再発・未然防止に役立つ

    報告の受け手は叱ってはいけない

    ●上司、上層部の人は必須です。

    腹が立つかもしれないが、怒っていけない!
    トップこそ、「怒らないから真実をそのまま出してくれ!」「よくぞ、出してくれた!」と褒めよう。

    報告が適格だったおかげで、会社・組織がより改善できたと褒めることが大事です。こうなれば、部下も、「言っても大丈夫なんだ」と安心して、事実を報告するようになります。

    しばらくすると、トラブル発生したら、「ヤバい!隠せ!」ではなく、「客観的事実をメモしろ!」と変わる。

    そして、真因を考える習慣が組織にできると、なぜ発生したかを考える習慣ができます。これが理想的で、品質不正の温床リスクが低い状態と言えます。

    失敗経験のない人をトップに置くな!

    これ、結構重要です!

    おれも主任時代にやったなあ。。。

    という経験があると、当事者意識も高くなるし、部下をかばう心理も生まれます。逆にすべて完璧にノーミスで評価されてあがった人がトップになると、ヤバいです。

    おれはこんなミスしなかったけど、なんでこんなにできないの?

    と徐々に怒りがたまっていくからです。

    失敗っていやだけど、失敗経験が豊富な人を上にする組織は健全な経営をしやすい

    私の会社の経営陣の人って、過去にやらかしたことを笑い話しますね。
    でも、それが大事なんですよ。

    上司として、同じ経験にハマった部下をかばうし、距離が縮まる。
    部下も上司との心理的につながり、互いに言いやすい環境ができる。

    ミスしない、エリートは、逆説的ですが、品質不正につながります。

    叱責より、トラブルの真因を考える環境を見守る

    「なぜミスった?」 
    怒りの矛先⇒真意を考える問いへ変えましょう。

    心理的安心が組織・職場で担保できれば、部下、当事者も怒られる怖さが無くなり、真実を出して真因を知ろうとなります。

    これがPDCAサイクルで回ると、トラブルの是正から再発・未然防止につながります。健全な組織運営に役立ちます。

    どんな小さなミスでも、堂々と報告できる環境を作る

    確かに、トラブルの原因にも、電圧を間違えたとか、図面を見てなかったとか、普通怒られてもおかしくない報告もありますが、「ダメじゃん」とバカにせず、「自分の業務ならどこで起こり得るか」を考える思考ができる環境になることが大事です。

    1. 叱責は不正の温床
    2. トップ自ら褒める姿勢が大事
    3. 失敗=左遷とならない評価制度も必要
    4. 怒りの元気があるなら、その真因を考える思考に使え!
    5. どんな些細なことでも、自分事としてとらえることが再発・未然防止につながる
    6. 品質不正が発生しにくい健全な組織運営につながる

    当たり前だけど、結構難しいし、品質不正が起きる会社は、心理的安全が欠けている可能性があります。

    あなたの職場は大丈夫ですか?

    まとめ

    【必読】ミス・トラブル・不正を堂々出せる組織環境を作れ!を解説しました。

    • ①あなたが所属する組織はミスを報告しやすいですか?
    • ➁本来、トラブル・ミス・不正は心理的に出したくないもの
    • ➂失敗を堂々と情報共有できる環境を作る事が大切

  • 【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

    「品質不正がわかったらどうしたらいいの?、見なかったことにしたいけど。。。」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる
    • ①本当に倒産するから
    • ➁隠しきれないから
    • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    品質不正に対する正しいマインドを身に着けよう!

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    品質不正は隠さず!出しましょう!
    品質不正は必ずバレます。
    バレてからの方がキツイ。。。

    ①本当に倒産するから

    雪印乳業の教訓

    ●品質不正を解説するにあたり、教訓として最初に学ぶべき事件は、

    2000年に発生した雪印集団食中毒事件

    私もよく覚えています。

    1. 初動対応の遅さで、被害者が増加
    2. 事故の隠ぺい
    3. 牛乳製品の自己回収の先延ばし
    4. 社長の逆切れ発言

    その結果、

    主力の雪印乳業工場が閉鎖
    「雪印」のブランドの信用は完全失墜

    そこからの信頼回復までは相当の茨の道だったでしょう。

    ほんの20年前までは、なあなあで済んだことも多かった

    ●2020年代の今から振り返ると、すべて残念な対応ですよね。

    でも、20年前は雪印くらいの対応はちょっと下手な対応くらいで
    なあなあで済んでいた品質不正事例も当時たくさんあったはず。

    ●自分の出世に響くのが怖いから、事故・不良の隠ぺい・改ざん
    ●重大トラブル対応も遅いのが当たり前
    ●「まさか、そこまでひどくならないだろう」という慢心
    ●人のうわさも75日。時間が解決するという他人事
    が普通だった時代ではないでしょうか?

    社会が企業・組織に対して厳しくなっている

    それが、2000年頃から社会が企業・組織に対して厳しくなってきたという時期に、雪印の不正が大きな社会問題になってしまいました。

    確かに、
    ●1994年のPL法制定による製造責任の厳格化
    ●米国三菱のセクハラ訴訟による多額の賠償額事例によるハラスメント防止の風潮
    ●グローバル化、多様化社会への拡張
    など、社会が厳しく目を向ける時代になっています。

    今、雪印乳業のような対応する企業は、社会から抹殺されます。

    厳しい時代になりましたが、高いマインドを醸成して社会に貢献することが求められています。

    ➁隠しきれないから

    情報ツールが豊富にある

    ●2000年頃は、インターネットも普及しており、情報の拡散が一気に広がっていきました。雪印乳業もその影響を少なからず受けたはずです。

    ●現在はどうでしょうか? SNSが一気に普及していますよね。いつでもどこでも、だれもが発信できるフリーすぎる時代です。

    おれ、品質不正実施、ナウ

    とか、つぶやくと、世界中に広まってしまいますよ。

    王様の耳はロバの耳と漏らす穴がいっぱいあるのが今の時代です。

    隠ぺいできない環境に変わっていますよ。

    内部通報制度も充実

    ●企業・組織の内部通報制度も充実しており、これによる不正発覚が多いですよね。

    個人で不正事実や隠ぺい事実を抱え込んでも、誰かがバラすことが簡単にできますよ。

    だったら、わかった時点で、明るみにした方がよいですよね。

    トラブル、事故、不正などは
    初動対応の良し悪しによって、その後の影響が大きく変わってきます。

    ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

    米国の巨額の賠償金がこわい

    2017年に発覚した、自動車部品大手のタカタの欠陥エアバッグ問題では、米国からの巨額の賠償金などで、債権額なんと35兆円となり、経営破綻しました。

    そりゃ、30兆円も賠償金が出たら、いくら優良企業でもつぶれますよね。

    ●特に、米国のような集団訴訟化しやすい地域では、わずかな事故でも、とんでもない額に膨れ上がることが多々あります。また、初動対応のまずさ、不正、隠ぺいがバレると、そこを見て懲罰的金額になるリスクが一気に上がります。

    米国と関わりのある会社では、何度も注意するよう教育しているはずです。

    グローバル化

    ●中には、「自社は国内だけ販売しているから大丈夫」というところもあるでしょう。

    しかし、材料・調達品、エンドユーザーがグローバル化によって海外で使われることが必ずあります。

    つまり、世界のどこかで、自社の製品によるトラブルが起きてもおかしくない社会になっています。

    米国に関係有無関係なく、どこかで不正やトラブルがあると自社へ襲い掛かってくるリスクがいつでも発生しています。
    昔や上司は、うまく隠し通せた!
    でも時代が変わっています!
    堂々と、明らかにしましょう。
    むしろ不正を改善する方向が大事なのです!

    まとめ

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由を解説しました。

    • ①本当に倒産するから
    • ➁隠しきれないから
    • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

  • 【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】

    「品質不正への正しいマインドがわからない、批判すればいいの?」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    批判、貶し(けなし)、悪者扱い、排除は絶対NG!
    もうあかん!変わらないとダメだ!と覚悟を決めた相手を
    「よくぞ!言ってくれた!」と褒めましょう!

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    ①品質不正を打ち明けた企業・組織を褒めよう!

    批判して、けなしても何の価値も生まない

    ニュース、記事、You tube動画などで、専門家や専門家っぽい人が、品質不正報告書の部分を批判して、再生回数を稼ぐことをやっていますが、

    批判して、けなしても何の価値も生みません。
    悪者にして、怒りの矛先にするのは簡単ですが、悲しいだけです。
    そんな報道して、何か価値ができるんでしょうか?

    不正を打ち明けて変わろうとする決意を評価しよう!

    むしろ、自らの過ちを外に出して、膿を出し切り、変わろうとする姿勢を評価しませんか?

    叩かれる覚悟を決めて背水の陣で挑む姿を褒めるべき
    逃げも隠れもしない覚悟を褒めよう!
    「よくぞ!言ってくれた!」と褒めよう!

    くらいの、マインドが欲しい。

    いい時は一切褒めないのに、
    都合の悪いときだけ叩く社会は
    どこかおかしい。。。

    失敗や過ちをある程度許す社会でないと辛いよ!

    ●たしかに、コンプライアンス強化は大事ですが、自分の首を絞めている方向に行くのは良くありません。

    過剰品質
    無理なQCDの要求

    で自滅するリスクもあります。

    その一方で、コンプライアンスがちょっと緩い、海外の新興組の勢いでゲームチェンジされて、コンプライアンス強化した我々がビジネス敗退するケースも多々あります。

    それから、

    失敗や過ちを吐き出しやすい社会も大事!

    そうでないと自分を傷つけることになる!!

    ちょっと、しんどすぎない?

    ➁対岸の火事ではない!

    相手を叩いたり、批判するのは、不毛です。なぜなら、

    明日は我が身だから。。。

    明日は我が身でもある

    ●品質不正や会計不正などはどこでも発生しうることです。

    自分は大丈夫? なわけがない

    防災意識向上と同じですね。

    同業他社が品質不正したなら尚更、自社も起こり得る

    っていうか、もう自社でも不正があると思っていた方がいい。まだ、品質不正と公にする程度でないだけのことですよ。きっと。

    自分のところでは、品質不正が起きないと証明できない限り、発生すると思っておく方が良い

    人の振り見て我が振り直せ

    自分事として他社・他組織の品質不正問題を考えるべき!です。

    「競合他社が落ち込んだ!、ざまーみろ!」ではありません。明日は自分に襲い掛かるよ!と思うべき。

    他社の状況や品質不正報告書を読みながら、自社と他社の類似点や相違点を客観的に理解して、自社の状況を確認に注力しましょう。

    ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

    改革できる絶好のチャンス!

    ●不正の真因分析をして再発・未然防止できたら、その企業・組織が大きく改革できる絶好のチャンスにつながります!

    ●その企業を取り巻く内外の過剰な圧力の撤廃
    ●組織の流動性の飛躍的な向上
    ●膿を出し切り、隠すものが何もないすっきりした状態での再出発
    がその企業・組織にもう一度生まれ変わるチャンスにつながります。

    起きてしまった失敗は仕方がない
    失敗を成功につなぐ努力とそれを応援しよう!

    数少ない企業・組織の問題点抽出や分析ができるチャンス

    ●企業や組織を改革するのは至難の技で、異常事態まで陥らないと、メスを入れる事ができません。なので、会計や品質不正などの異常事態こそ、数少ない企業・組織を一気に改革するしかありません。

    自分の組織にも品質不正が起こる条件を考えて未然防止できる

    ●批判する暇があるなら、生まれ変わろうとする他社を見て、自社にもできることはないかを考えましょう。

    人の振り見て我が振り直せ

    ●当然、自社の改革も至難の技ですよね。でも、

    ○○社が品質不正でやばくなったので、うちもそうなる前に改革しよう!と言えば、普段よりは改革が進む可能性が高まります。

    日頃から品質不正などの不祥事事例を分析しておこう

    ●品質不正はあまり出てほしくないけど、

    1. 企業・組織の構造・風土の問題点がわかる好機
    2. 他社を見て自社を振り返る好機
    3. その企業・組織がとりまくビジネス特性の問題がわかる好機

    など、他人事であれば、得られるエッセンスはたくさんあります

    ●批判厳禁、許そう!
    ●人の振り見て我が振り直せ
    ●失敗は成功のもとを信じよう!

    ●精神論ですが、このマインドが日本社会には必要です。

    品質不正の事例を取り上げ、その原因を品質・経営・心理など多面的に分析した内容をQCプラネッツで解説しますが、その根幹となるマインドは本記事のとおりです。

    QCプラネッツは、品質不正から立ち直る仲間を応援します!
    がんばりましょう!

    まとめ

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    を解説しました。

    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

  • 【MBAまとめ】品質業務に必須な「活きた経営学」が身につく

    【MBAまとめ】品質業務に必須な「活きた経営学」が身につく

    「品質業務に経営学のスキルが必要なの?」と疑問に思いませんか。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【MBAまとめ】品質業務に必須な活きた経営学が身につく
    品質=技術(エンジニア)×経営(MBA)
    1. ISO,品質管理のベースとなる経営戦略がわかる
    2. ISO,品質管理のベースとなる組織論がわかる
    3. ISO,品質管理のベースとなるマーケテイングがわかる
    4. 品質の目的である収益の理解を深めるアカウンティングがわかる
    5. 知っておくと便利なファイナンスの基本がわかる
    6. エンジニアのMBA体験記のご紹介

    品質MBAの演習問題を販売します!

    経験より経営・知恵を磨き、組織改善を実現できホンモノのあなたにするための品質管理MBA問題集を提供します。是非チャレンジください!

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    経営(MBA)を取得したから、エンジニアの私は
    品質の面白さ・大切さがわかった!

    経営(MBA)を取得前の自分なら、ISOなら、監査とか、鬱陶しいイメージしかありませんでしたし、まさかブロガーになるとも思ってもいませんでした。人生は変わりますね

    品質業務も経営のエッセンスは知っておくべきです。
    決められたルールに従うだけの品質ではなく、
    自分で考えて戦略的に品質向上できる提案力が身につく記事を用意しました。

    品質管理に必要なMBA記事をまとめました。MBAについて、これだけ書いているサイトはなかなか無いでしょう。

    ①MBAの合格方法を伝授します

    QC模試 MBAの合格方法がわかりますか?本記事では国内MBAの合格方法を実体験をもとに解説します。学校側、卒業生側から「こういう人に来て欲しい」人物像を解説します。自分と向き合って新しい自分を手に入れましょう。

    ②品質管理に必要なMBA要素を冊子にまとめました

    1. ISO,品質管理のベースとなる経営戦略がわかる
    2. ISO,品質管理のベースとなる組織論がわかる
    3. ISO,品質管理のベースとなるマーケテイングがわかる
    4. 品質の目的である収益の理解を深めるアカウンティングがわかる
    5. 知っておくと便利なファイナンスの基本がわかる
    6. エンジニアのMBA体験記のご紹介

    をしっかり、1つの冊子にまとめましたので、是非読んでみてください。

    品質管理に必要なMBA要素

    No テーマー
    1 品質業務は若手には無理なのか?
    2 【MBA体験記】MBAは無駄か?
    3 【MBA体験記】エンジニアがMBAを取得した理由
    4 【MBA体験記】MBAと家庭の両立はできる
    5 【MBA体験記】MBAに通う人はどんな人?がわかる
    6 【MBA体験記】MBAの学校の選び方
    7 【MBA体験記】MBAの費用
    8 【MBA】マーケティングがわかる
    9 【MBA】損益分岐点がわかる
    10 【MBA】マーケティングのAIDMAがわかる
    11 【MBA】プラットフォーマーが儲かる理由がわかる
    12 【MBA】イノベーションのジレンマがわかる
    13 【MBA】損益計算書よりバランスシートで考える人は金持ち
    14 【MBA】簿価と時価の違いがわかる
    15 【MBA】赤字よりヤバい黒字倒産がわかる
    16 【MBA】ROAとROEがわかる
    17 【MBA】お金の現在価値がわかる
    18 【MBA】キャッシュフローとDCF法がわかる
    19 【MBA】メンタルヘルスの重要さがわかる


    【冊子のダウンロード】

    まとめ

    【MBAまとめ】品質業務に必須な活きた経営学が身につくを解説しました。

  • 【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる

    【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる

    「MBAに合格するにはどうしたらいいの?」と疑問に思いませんか。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる
    私、英語ができないので国内MBA限定です。
    • ①意外と落ちるMBA
    • ②MBA合格体験記
    • ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

    品質MBAの演習問題を販売します!

    経験より経営・知恵を磨き、組織改善を実現できホンモノのあなたにするための品質管理MBA問題集を提供します。是非チャレンジください!

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    ①意外と落ちるMBA

    入学者数は増加傾向

    国内MBAに限定しますが、
    ●1学校あたりの入学者数増加
    ●学校の増加

    で、MBAに通う人が増加しています。

    国内でもMBAに通学しやすい環境になってきました。

    参考にグロービスの例では下のリンクのとおり、年々増加しています。1学年1000人以上と巨大化しています。

    でも不合格情報はあちらこちらから聞こえて来る

    「生徒がほしいんでしょう!ビジネスとして」と軽々しく思えますが、
    実際はSNSで卒業生間の情報では、不合格者数も増加も聞いています。

    意外と落ちる人が多いんです。

    なので、慎重かつ大胆に、合格を勝ち取るための準備が必要です。本記事では、実体験をもとに解説します。

    ②MBA合格体験記

    合否基準は1つだけ

    はっきり言って、合否基準は1つだけです。

    あなたは、MBAを取得して、
    どうなりたいのか?をはっきり語れるかどうか!

    あなたの将来像、なるべき姿を設計して、
    その思いがブレずに語れるかどうか?、
    そしてその行動を今から取っているかどうか?
    が最も重要です。

    取らなくても生きていける資格だけに、
    しっかり相手(学校)に伝えるのは難しいです。
    綺麗で内容のある願書や面接テクニックを磨くより、
    どれだけ自分と向き合い、夢を考えぬく方に時間をかけてほしいです。

    なぜなら、

    卒業生から見てMBAに通って欲しい人

    こんな人には、MBAに来てほしくないし、後輩として扱いたくありません。

    1. 学位・資格だけ欲しい人
    2. MBAに通う目的が明確でない人
    3. お勉強君
    卒業生から見て、「この人はMBA学校で何がしたいんだろう?経営学などの知識はよく頭もいいけど、だから何なの?」な人にはMBAに来てほしくない。

    卒業生として、来てほしい人は、

    1. 失敗などの経験が豊富
    2. 知識暗記より意味・目的を深く考える人
    3. とにかく挑戦して行動する人
    卒業生から見て、「この人欲しい!」な人は、行動力が半端なく、そこで得た経験が豊富で、活きた知恵が豊富な人。会うごとに新鮮な話が聞ける。

    志望理由書、研究計画書

    あなたの将来像、なるべき姿を設計して、
    その思いがブレずに語れるかどうか?、
    そしてその行動を今から取っているかどうか?
    が最も重要です。

    この理念をもとに、提出する書類を作成しましょう。

    志望理由書

    あなたの理念や将来像をしっかり記述する書類ですね。模範解答や、綺麗な文章である必要はありません。

    1. あなたはどんな人か?
    2. うれしかったこと、許せなかったこと、そしてその理由
    3. あなたの軸
    4. なぜMBAなのか?MBA後、あなたはどうなりたいのか?
    5. 今、何を挑戦しているか?

    期限まで急いで書いても、読み手から内容スカスカと見抜かれます。入学はいつでもできるわけですから、上の5つをまず行動しましょう。

    MBAは手段。目的は、「あなたが挑戦すること」。
    まず挑戦してはいかがでしょうか?
    その経験を志望書に書くと、その志望書の価値は数百倍に高まります。

    入学は手段にすぎません。

    研究計画書

    研究計画書は、アカデミックな学校に出されます。上の志望書のように、熱い思いよりは、逆に冷静となって、研究者として、研究したいテーマを書いていきます。

    でも、漠然と勉強・研究しても成果はいまいちでしょうから、入学前からそのテーマを熟考しましょう。

    1. なぜ、それを研究・調査したいの?
    2. なぜ、自分ではなく学校で研究がしたいの?
    3. 研究によって何を得たいの?
    4. 研究の門に入る前に、今何を挑戦している?

    経営の研究なら、今から家でもできますよね。まずやってみて、その気づきを計画書に書くと、質の高い計画書ができるはずです。

    合格が目的はありません。あなたが成長して変化することが目的です。
    ならば、入学前から行動できるはずですよね。

    そういう人がMBAに来て欲しい。指示待ち、受動的な人は来ないでほしいし、来てもしんどいだけ。

    試験を課す学校もある

    試験を課す学校もあります。これは過去問とか、情報入手して対応しましょう。アカデミックな学校で形式的試験を課すところもあります。

    本人の熱い思いもOKですが、その学校が求める基礎学力、人間性などをチェックしたいはずです。

    面接

    ●一番大事なのが面接です。

    面接官と対決して勝とうという考えは浅いです。
    面接官も入学後ともに歩む人です。
    自分がこの学校にふさわしいメリットと
    面接官が受験者と一緒に学びたい、歩みたいと思えるかどうかが大事。

    ビジネススクールは全員大人です。講師と生徒がいますが、講座以外は同じビジネスパーソンです。パートナーとしてともに励み、歩み寄る仲間です。その環境にふさわしいことを面接で訴求できるかどうかが重要です。

    MBAの卒業生、通学生、講師が集まると、
    ・最近挑戦していること
    ・最近気づいたこと
    ・悩みごと
    など、鮮度の高い情報や仮説・思考などを共有します。

    その中に入っていくわけですから、当然
    ・自分がやりたいこと
    ・実際に挑戦して得られたこと
    ・次にやりたいこと
    は常に求められます。

    志望書に必要な項目が、学校内の普段の会話に求められます。
    ともに歩める人かどうか、面接で問われます。

    ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

    合格基準は、「うちの学校に来て欲しい」人かどうか

    MBAの卒業生、通学生、講師が集まると、
    ・最近挑戦していること
    ・最近気づいたこと
    ・悩みごと
    など、鮮度の高い情報や仮説・思考などを共有します。

    この環境にマッチするかどうかが大事です。

    試験の成績は、点数より、「うちの学校に来て欲しい」人かどうかが大事になります。

    専門知識よりあなたの志の方が重要

    ●はっきり言いますが、経営学の知識や勉強はほとんど不要です。

    専門知識よりあなたの志の方が重要です。
    知識より知恵に価値があるから

    お勉強よりは、自分と向き合う時間をかけてください。向き合って、悩むようなら、新しい行動や挑戦をしてみてください。そこで、得た事や感じたことをノートでもいいので振り返りましょう。

    採点側で考えると、
    ググれば出て来る経営学知識より、
    その人の独自の考えや思いを聞くことに興味があります。

    誰も答えの知らないことが聞けるのだから、価値がありますよね。
    面接を受ける当の本人は自分のエピソードを恥ずかしい思いをしながら話しているだけと思うでしょうけど。

    何度もいいますが、
    専門知識よりあなたの志の方が重要です。
    その人の話が聞きたいからMBAに来て欲しいのです。

    入学前にその学校の環境に馴染んでおくこと

    入学もある意味「縁」です。「縁」があるかどうかは、入学前にその学校に馴染めるかどうか確認しましょう。これも「行動・挑戦」ですね。

    入学前に試しに「単科目」制度がある学校もあります。入学前にその学校に馴染めるかどうか確認できるし、その期間で自分と向き合う時間を作って、入学対策をとればOKでしょう。

    入学してから行動ではなく、今始めよう!と思ったときから
    あなたのMBAがスタートします。
    そして、卒業してもずっとMBAをやっていくのです。

    そんな熱い人に出会えるMBA学校はワクワクします。

    合格頑張ってください
    最大の敵は、自分です。
    試験官は合格後共に歩む仲間です。仲間を巻き込んで勝ち取りましょう!

    まとめ

    【MBA体験記】MBAの合格方法を解説しました。

    • ①意外と落ちるMBA
    • ②MBA合格体験記
    • ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

  • 業務に欠かせない標準類がわかる

    業務に欠かせない標準類がわかる

    「標準類って何?」、「標準類がなぜ必要なのかがわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    業務に欠かせない標準類がわかる
    • ①標準類に何があるのか?
    • ②標準類を作る理由
    • ③標準類を作る方法
    • ④標準類を更新する理由
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    標準類に何があるのか?

    標準類とは何か?

    ●難しい用語です。
    「標準」が難しいし、
    「類」って何?
    ですよね。品質管理用語としても、品質監査にしても重要なので、わかりやすく解説していきます。

    標準類とは

    ●仕事の手順・方法などを、作業者の頭の中にある知識(暗黙知)を誰もが見えるように具体的に表現した(形式知)もの

    次に、どういうものを標準類にするかを解説します。

    標準類にするもの

    誰もがわかるようにまとめた方が良いもの

    ●具体的には、以下でしょう。

    1. 繰り返し行う頻度の高い業務
    2. 全員が行う業務
    3. 頻度は低いがミスしやすい煩雑で難しい業務
    4. 継承が必須な業務
    5. 法令・規格への届け出
    6. プログラミング

    最後のプログラミングをあえて入れました。システムを導入するほどではないけど、集計や処理を個人レベルで作ってうまく運用していることが多々あります。

    そういうプログラミングは担当者が独学で学んで作ったものが多く、その担当者が異動でいなくなると、その業務が継承されなくなります。

    標準類の具体例

    ●具体例をいろいろ挙げましょう。組織にはいろいろな文書やルール、会議がありますね。

    1. 作業手順書
    2. 工程管理表
    3. 会議録
    4. 費用清算書
    5. 発注書
    6. 組織内規定
    7. 品質保証体系図

    最初は、目の前のある業務を標準化して、徐々に組織全体を俯瞰できるルールを標準類に入れました。これ以外にも必要なものは随時、標準類に含めましょう。

    標準類のメリットとデメリット

    ●当然、メリットの方が大きいですが、メリット・デメリットを両方考えてみましょう。

    標準類のメリット

    ●作業効率性、作業ばらつき、改善が期待できますね。

    1. 担当者による業務ばらつきが低減
    2. 業務改善(皆同じ標準類を使っているから気づきやすい)
    3. 教育資料に活用

    同じ標準類を皆で改善し、標準類を教育すれば、新人も早く、正しい仕事を覚えてくれます。

    標準類のデメリット

    1. 標準類作成に人と時間がかかる
    2. 標準類に慣れるまでは、業務はかえって時間がかかる
    3. 標準文書を作ることが業務目的になりがち

    標準類は皆のためとはいえ、皆にとって使えにくいものだったりします。

    究極の標準類はISOです。
    でも読んでも一発では理解できないでしょう!

    皆に合わせると抽象化したり、細かくなりすぎます。それに慣れるまでに時間がかかります。

    また、標準文書を作ることが業務目的になりがちになり、業務の本来の意味を理解していない若手・中堅が増加します。標準類に合わせるのに必死で、それ以上はできません。

    経験上、標準類に慣れるには3年はかかります。慣れるまでは、面倒な書類ばかり作る日々で、「モノづくりしたいから入社したのに、何で毎日ムダな文書作成と修正ばかりなの?」と思うでしょう。

    これが標準類のデメリットですが、そこを乗り越えると、標準類を活用して組織やチームを運用することができるようになります。

    ②標準類を作る理由

    最初から標準類があるわけではない

    ●組織が若い時は、組織の成功パターンが醸成するまで四苦八苦します。
    どのやり方が良いかを模索しながら業務するので、各担当者の独自の業務方法になりがちです。

    標準類を作るきっかけ

    ●ある程度、組織が醸成してくると、担当者が同じ業務をやっていることがわかります。
    ●すると、ルールを作って、それに準拠した方が、業務効率が上がるとわかるので、標準類を作成するようになります。

    上司の指示・命令ではなく
    組織にとってメリットがあるから標準類を作るのです!

    または、将来ISO9001取得を目指すためという理由もあります。

    誰が標準類を作るか

    ●組織共通の標準類なので、全体を見渡せる人、細部までチェックできる人などその組織で評価の高い人を選んで作った方がよいでしょう。

    仕事ができる優秀な人は、勝ち方の標準類を持っています。それを組織に落とし込んでもらえればよいのです。
    1. 管理職
    2. 後輩や周囲の人に業務方法を伝達するのが上手な人
    3. おおざっぱな性格でも全体を俯瞰できる人
    4. 細部までチェックできる人

    いろいろな性格のタイプを挙げましたが、いろいろなタイプを集めて作らせるとよいでしょう。

    ③標準類を作る方法

    ●標準類を作るステップがあります。標準類も成熟するまでに数年はかかるものです。

    1. 目の前の業務を標準化(工程管理表、作業手順書、会議録、発注書、費用清算書)
    2. 各部門の業務をルール化(組織内規定、ルール)
    3. 複数の部門業務を標準化(営業、技術、品質、保守 各部門を共通化)

    最初は、担当者の目の前の業務に使うものから標準化します。
    次に、標準化が進んでくると、部門内のルールを整備が必要になります。
    三段階目は、ISO取得で必須なので、品質保証体系図を作るようになり、各部門の共通業務を標準化していきます。

    成熟した組織に配属されると、最初から品質保証体系図や規定、標準文書があります。これらが作られた背景を知らずに、標準類に慣れていく必要がありますが、最初から標準類があったわけではありません。

    標準類は長年受け継がれてきた、その組織の秘伝のタレです。

    ④標準類を更新する理由

    ●一度、標準類が出来たら終わりではなく、随時更新していく必要があります。主に次の3つの理由で更新が必要です。

    1. 業務変更
    2. 法令・規格の変更
    3. 苦情トラブルの是正処置

    ●最初の業務変更はわかりやすいですね。ルール、やり方、文書が変わるからですね。

    ●法令・規格も随時更新されていきます。それまでは許可だったことが禁止になったり、その逆もあります。法令遵守の精神のもと、組織も対応していく必要があります。

    ●苦情・トラブルが発生した後、なぜ発生したのか?を振り返ります。トラブルの原因が作業工程によくあります。同じミスを繰り返さないために、業務方法を改善し、それを標準類に追加していく必要があります。

    例えば、「他部門への引継ぎが曖昧だったため、仕様モレがあった」としたら、標準類を
    ・引継書を新規に作成
    ・引継ぐ時にレビューを必ず開催し、会議録を残す
    ・引継ぎ書を受領したことを受領側が明記する
    などのルールが作られるでしょう。これらを標準類に追加していきます。

    改善は大切なのですが、改善のたびに標準類は増えていくし、複雑になっていきます。皆が嫌がる原因でもありますね。
    「改善」=「標準類の増加・煩雑化」
    だけではありません。
    作業自体をシンプルにした方法にして、
    「改善」=「標準類の圧縮・シンプル化」
    した方がよいでしょうね。

    標準類の増加・煩雑化は簡単ですが、
    標準類の圧縮・シンプル化は難しいです。
    でも、是非「標準類の圧縮・シンプル化」を目指す方がよいです。

    まとめ

    業務に欠かせない標準類についてわかりやすく解説しました。

    • ①標準類に何があるのか?
    • ②標準類を作る理由
    • ③標準類を作る方法
    • ④標準類を更新する理由

  • QC工程図がわかる

    QC工程図がわかる

    「QC工程図って何?」、「QC工程図の書き方が難しくてわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    QC工程図がわかる
    • ①QC工程図とは
    • ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる
    • ③QC工程図と品質保証体系図との関係
    QC工程図は、会社の作業工程のイメージが強いので、難しいイメージがついています。でも、日常生活の作業をQC工程図に書くとわかりやすいですよ。
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    ①QC工程図とは

    QC工程図

    厳密な定義を紹介します。難しいけど。

    QC工程図(Quality Control Chart)とは、原材料の入荷から出荷までの工程ごとに管理特性や管理方法が記載したもので、どの工程で誰がどのように品質を管理するのか、ひと目で分かるよう図示したもの

    もう少しわかりやすく、かみ砕くと、

    QC工程図(Quality Control Chart)とは、作業開始から終了までの流れと内容を書いたもので、誰がやっても同じ結果になることが目的

    みんな、我流で作業されても困りますよね。

    QC工程図に何を書けばいいの?

    QC工程図をググって、画像を見ると、QC工程図の縦横がたくさん項目があるので、理解しにくいですね。

    QC工程図は、簡単でいいんです。
    作業に必要なものを入れればOKです。

    ●作業に必要なものを挙げると、

    1. 作業内容⇒何をやるの?
    2. 管理項目⇒各作業のクリアー条件(どうなればOKなの?)
    3. 点検項目⇒作業の良し悪しの決め方
    4. 異常時の対応⇒もしものときの対処方法

    この4つは、普通に考えたら出て来る項目ですよね。最初はこれくらいでQC工程図を作りましょう。

    QC工程図は、何年もかけて何度も更新され、
    ISO審査員から指摘を受けたり、
    トラブルで顧客から怒られてきて
    複雑で難解な工程図に成長していくんです。

    その熟年の複雑で難解なQC工程図を最初から見るから、嫌気がさします。ですが、QC工程図はシンプルでOKです。

    ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる

    QC工程図を習得するには、

    あなたの日常生活の一部をQC工程図に表現すると良いです。

    QC工程図は日常生活を例に書くとわかりやすい

    例として「夕食カレーを作る!」をQC工程図に描いてみましょう。あなたも考えてみてください。

    昼食が終わって、晩御飯何にしようか?何を買ってこようかと考えますよね。そろそろ子どもも学校から帰ってくるし。と

    晩御飯はそろそろカレーが食べたいなあとしましょう。ではどんな作業や行動が必要ですか?

    1. メニューを決める
    2. 食材を購入する
    3. 調理する
    4. 盛りつける

    の5つの流れが、頭に思い描けますよね。さらに、

    「メニューを決める」決める上で、
    ●前回いつカレー食べたか確認
    ●スーパーの広告をチェック
    ●予算どうしよう?
    など、細かく考えていきますよね。

    こういうの無意識に毎日やって生きているってすごいですね。

    さらに、各作業において、詳細な工程や、各作業の注意点や、作業時間も気になります。家族のお腹がすいたちょうどいい時間にカレーができていないといけませんよね。納期が決まっているようなもんです。

    ●以上をまとめると、下表のようなQC工程図が出来上がります。

    工程 各工程1 詳細工程 注意点 時間
    夕食
    (カレー)
    を作る
    メニュー決定 家族の希望 前回いつカレー食べたか?確認 14:00
    スーパー
    の広告
    スーパーの特売品と
    冷蔵庫の中もチェック
    14:10
    予算 ○○円以内で 14:15
    食材購入 移動 自転車か歩きか?
    購買量で判断
    14:20
    食材購入 夕食をイメージして買い物する 14:30
    帰宅 子供の学校帰宅時間までに帰宅 15:00
    調理 具材を切る 具材の大きさ、形は決まっていること 17:15
    具材を炒める 油の量、炒め方、炒める時間 17:30
    ご飯を炊く 夕ご飯時間に合わせてご飯の準備 17:40
    煮込む ルーのかき混ぜ度合い、熱さ、量 18:10
    仕上げ 盛りつけ おいしそうな盛りつけ方 18:30

    何気ない日常ですが、こうまとめておくと次回のカレー作りがしやすくなるし、家族の他の人に作ってもらっても同じようにおいしいカレーが出来そうですね。

    作り方やレシピも立派なQC工程図ですね。

    「作業ができる」=「QC工程図が自分で書ける」

    QC工程図が描ける条件は、理解でなく、自分で作業ができることです。

    頭ではなく、体で何度も練習してその作業が一人でできることが大事です。

    QC工程図はすべての作業に表現できる

    夕食を作る工程図を書きましたね。次は、
    ●夕食後の片づけのQC工程図
    ●夕食後から寝るまでのQC工程図
    ●明日何するかのQC工程図

    と、しつこいですが、すべての作業や生活はQC工程図に表現できます。でも、全部書くと面倒なので、頭で理解しているわけです。

    QC工程図はすべての作業に表現できる
    実際は頭と体が動くだけ

    ●QC工程図は、他人にも同じ動きをしてほしい場合に書くか、自分が忘れないために書くかの両方があります。

    ③QC工程図と品質保証体系図との関係

    各作業のQC工程図をつなげて全体を俯瞰する

    話を、夕食からモノづくりに戻します。モノづくりの現場は、まずは各作業が発生しますから、QC工程図は必ずあります。ISO認証の所は必須です。

    その部門の全作業のQC工程図をまとめると、つまり、
    ●作業1のQC工程図
    ●作業2のQC工程図
    ・・・
    ●作業nのQC工程図
    をつなげると、その部門の品質を作りこむ流れ図ができます。これを品質保証体系図に記載しているわけですね。

    品質保証体系図は関連記事にありますので、ご確認ください。

    品質保証体系図がわかる
    品質保証体系図って何か?、この体系図から何を理解したらよいかわかりますか?本記事では、品質保証体系図をわかりやすく解説します。実際に作ると理解が深まります。ISO,品質管理を学ぶ方は必見です。

    各作業を細かく見るとQC工程図になり、
    全体を俯瞰するとその部門の品質保証体系図になります。

    ●まずはOJTで業務・作業を体で覚えて習得し
    ●慣れたらQC工程図を自分で書けるようになり
    ●全体を俯瞰できる中堅になってはじめて品質保証体系図がわかるようになります。

    品質のトラブル発生は、どこかのQC工程図の一部に問題があるわけですが、それが部門全体にどう影響するかまで考える必要がありますが、それができるのは、経験からQC工程図、品質保証体系図をステップを踏んで習得しているからですね。

    まずは、カレーの作り方を習得し
    一日の生活をQC工程図で理解し、
    家族の生活の質を管理・向上する親ってすごいし、

    まずは、業務・作業を習得し
    作業工程をQC工程図で理解し、
    部門全体の品質を管理・向上する管理職ってすごいですね

    まとめ

    QC工程図についてわかりやすく解説しました。

    • ①QC工程図とは
    • ②日常生活はQC工程図ですべて表現できる
    • ③QC工程図と品質保証体系図との関係

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