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【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

品質不正

「品質不正がわかったらどうしたらいいの?、見なかったことにしたいけど。。。」と困っていませんか?。

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる
  • ①本当に倒産するから
  • ➁隠しきれないから
  • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大
品質不正に対する正しいマインドを身に着けよう!

まず、関連記事にて、品質不正に対する正しいマインドを確認しましょう。

【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

品質不正は隠さず!出しましょう!
品質不正は必ずバレます。
バレてからの方がキツイ。。。

①本当に倒産するから

雪印乳業の教訓

●品質不正を解説するにあたり、教訓として最初に学ぶべき事件は、

2000年に発生した雪印集団食中毒事件

私もよく覚えています。

  1. 初動対応の遅さで、被害者が増加
  2. 事故の隠ぺい
  3. 牛乳製品の自己回収の先延ばし
  4. 社長の逆切れ発言

その結果、

主力の雪印乳業工場が閉鎖
「雪印」のブランドの信用は完全失墜

そこからの信頼回復までは相当の茨の道だったでしょう。

ほんの20年前までは、なあなあで済んだことも多かった

●2020年代の今から振り返ると、すべて残念な対応ですよね。

でも、20年前は雪印くらいの対応はちょっと下手な対応くらいで
なあなあで済んでいた品質不正事例も当時たくさんあったはず。

●自分の出世に響くのが怖いから、事故・不良の隠ぺい・改ざん
●重大トラブル対応も遅いのが当たり前
●「まさか、そこまでひどくならないだろう」という慢心
●人のうわさも75日。時間が解決するという他人事
が普通だった時代ではないでしょうか?

社会が企業・組織に対して厳しくなっている

それが、2000年頃から社会が企業・組織に対して厳しくなってきたという時期に、雪印の不正が大きな社会問題になってしまいました。

確かに、
●1994年のPL法制定による製造責任の厳格化
●米国三菱のセクハラ訴訟による多額の賠償額事例によるハラスメント防止の風潮
●グローバル化、多様化社会への拡張
など、社会が厳しく目を向ける時代になっています。

今、雪印乳業のような対応する企業は、社会から抹殺されます。

厳しい時代になりましたが、高いマインドを醸成して社会に貢献することが求められています。

➁隠しきれないから

情報ツールが豊富にある

●2000年頃は、インターネットも普及しており、情報の拡散が一気に広がっていきました。雪印乳業もその影響を少なからず受けたはずです。

●現在はどうでしょうか? SNSが一気に普及していますよね。いつでもどこでも、だれもが発信できるフリーすぎる時代です。

おれ、品質不正実施、ナウ

とか、つぶやくと、世界中に広まってしまいますよ。

王様の耳はロバの耳と漏らす穴がいっぱいあるのが今の時代です。

隠ぺいできない環境に変わっていますよ。

内部通報制度も充実

●企業・組織の内部通報制度も充実しており、これによる不正発覚が多いですよね。

個人で不正事実や隠ぺい事実を抱え込んでも、誰かがバラすことが簡単にできますよ。

だったら、わかった時点で、明るみにした方がよいですよね。

トラブル、事故、不正などは
初動対応の良し悪しによって、その後の影響が大きく変わってきます。

➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

米国の巨額の賠償金がこわい

2017年に発覚した、自動車部品大手のタカタの欠陥エアバッグ問題では、米国からの巨額の賠償金などで、債権額なんと35兆円となり、経営破綻しました。

そりゃ、30兆円も賠償金が出たら、いくら優良企業でもつぶれますよね。

●特に、米国のような集団訴訟化しやすい地域では、わずかな事故でも、とんでもない額に膨れ上がることが多々あります。また、初動対応のまずさ、不正、隠ぺいがバレると、そこを見て懲罰的金額になるリスクが一気に上がります。

米国と関わりのある会社では、何度も注意するよう教育しているはずです。

グローバル化

●中には、「自社は国内だけ販売しているから大丈夫」というところもあるでしょう。

しかし、材料・調達品、エンドユーザーがグローバル化によって海外で使われることが必ずあります。

つまり、世界のどこかで、自社の製品によるトラブルが起きてもおかしくない社会になっています。

米国に関係有無関係なく、どこかで不正やトラブルがあると自社へ襲い掛かってくるリスクがいつでも発生しています。
昔や上司は、うまく隠し通せた!
でも時代が変わっています!
堂々と、明らかにしましょう。
むしろ不正を改善する方向が大事なのです!

まとめ

【必読】品質不正を隠すべきでない理由を解説しました。

  • ①本当に倒産するから
  • ➁隠しきれないから
  • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大


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