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品質不正の情報収集方法がすぐわかる

品質不正

「品質不正の情報収集方法がわからない、30社も分析しているQCプラネッツはどうやって情報収集しているの?」と疑問に思いませんか?。

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【重要】品質不正の情報収集方法がわかる
  • ①品質不正の企業分析リンク
  • ➁客観的に読むマインドが必須
  • ➂企業の報告書がベース
  • ➃ネット、ニュースから情報を取るときの注意点
ネットで十分情報は集まるけど、情報を組み合わせただけでは、
非常に浅い真因分析で終わってしまう。。。

深い分析につながる情報収集方法を解説します。企業分析に役立つスキルです!

①品質不正の企業分析リンク

過去の企業ケースの分析記事がこちらです。
情報収集力がなければ、記事は書けません。どうやって収集したか?気になりませんか?。

➁客観的に読むマインドが必須

まず、情報収集するときの、マインドは必須です。関連記事をご覧ください。

【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

大事なのは、

  • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
  • ➁対岸の火事ではない!
  • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!
批判、貶し(けなし)、悪者扱い、排除は絶対NG!

愛を持って、客観的かつ冷静に情報収集し、分析することが大事です。

マインドによって集めたい情報変わってしまう

マインドセットしたところで、本題に入ります。

➂企業の報告書がベース

特に、裏ルートで情報が入るコネはありません。皆さんと同じ、ググって検索です。

集めた素材をどうやって深い分析につなげるか?が腕の見せ所ですね!

情報収集と分析ができれば、誰でも深い分析ができます!

基本は、企業からの第3者が作った品質不正に関する報告書が一番情報をもっていますので、まずこれを読みます。ただし、報告書を読む注意点を3つあるので解説します。

  1. 報告書は第3者がその企業に向けたもの
  2. 不正が発覚した事業所数によって報告書の厚さは変わる
  3. 真因分析は必読

報告書は第3者がその企業に向けたもの

報告書の作者は、その企業ではなく、第3者委員会など構成された弁護士や経営コンサルタントです。

報告書のメリット・デメリットがあります。

  • 【メリット】:客観性が高く、企業が伏せたい情報が多い。分析に役立つ
  • 【デメリット】:企業先への忖度・配慮した報告書も見受けられる

なので、報告書を読む際は、ある程度、真因に狙いを定めつつ、それに合う情報を見ていくと、客観性の高く、企業へ忖度していない情報を入手することができます。

不正が発覚した事業所数によって報告書の厚さは変わる

報告書を読もうとしても、すぐに挫折します。なぜなら、

数百ページもあり、分厚いから

全部、いちいち読んでいられません。。。 
じゃーどうする?
読み方があります。

報告書は大概次の構成で成り立っています。

  1. 結論から入る報告書もある
    (数ページ)
  2. 報告書作成メンバー
    (数ページ)
  3. 社内アンケート実施調査時期と質疑内容
    (2,30ページくらい)
  4. 各事業所で発生した不正事例
    (事業所数×各事業所の報告(20ページくらい)
  5. 真因分析
    (10ページくらい)
  6. 再発防止提言
    (10ページくらい)

事業所数が増えるとその分、報告書も分厚くなります。

報告書の読み方を伝授します!

QCプラネッツの読み方は以下のとおりです。

  1. 基本は1ページ目から全部見ていく
  2. 1ページを1枚の絵として読む
  3. 各ページで真因となりうる情報だけメモに書き写す
  4. 報告書の真因分析結果をさらに考え抜き抽象化する

「基本は1ページ目から全部見ていく」ですが、
真因分析が報告書に書いているからといって、鵜呑みしません。
自分で真因を考えるための材料となる情報を集めるために全ページ目を通します。

「1ページを1枚の絵として読む」ですが、
細かくは読みません。専門用語などがたくさん出て来ますが、
不正につながった真因を一般化したいので、必要な情報が各ページ無いかをチェックします。

「各ページで真因となりうる情報だけメモに書き写す」ですが、
真因はある程度自分で目をつけておき、それに合う情報を集めます。
当然、偏った真因だけ集めてはいけません。客観性が最も重要です。

「報告書の真因分析結果をさらに考え抜き抽象化する」ですが、
一見「なるほど」という内容が書いていますが、さらに、
「なぜ、そんなことをしたのか?」、「何が不正に走らせたか?」をもう一歩突っ込みます。

真因がいくつもある報告書が多いですが、それをさらに深い分析・思考した結果、QCプラネッツでは、

QCDバランスがC,Dの圧力によってQが崩れしてしまった

という原因がどの企業にも当てはまることがわかっています。

➃ネット、ニュースから情報を取るときの注意点

現在進行中のケースとか、あまり世間に公開しない消極的な企業の場合、報告書がありません。その場合どうすれば情報が集まるか?を解説します。

企業報告書が無い場合の情報収集方法

基本は、「新聞、テレビ、本、ネット検索、Youtube動画、SNS」でOKです。

だたし、抽出する情報に気を付けて!

報告書以外の情報は事実と悪意が含まれている

メディアが情報を発信する目的は、

情報を買ってもらうこと

買ってもらいやすくなるような書き方をしている点に注意してください。つまり、

●買ってもらうために情報提供なので、事実とメディアの悪意が混在。
●人の不幸を喜ばせると情報は売れやすいのが世の常
●「だからメディアが悪い!」のではなく、その情報を真に受け取る読者に問題がある
情報には、事実と悪意が混在しているので、悪意だけ除去しましょう。
・情報には嘘は書けないから事実が書いているが、
・情報を買ってもらうための悪意も混ざっている
・品質不正問題は悪意が入りやすい分野なので、感情移入しないよう注意するマインドが必要。

事実と悪意を切り分ける事

次の方法で、欲しい事実と、不要な悪意を分別しましょう。分別ある読者であれ!

●感情が入った書き方、文章に気にせず、事実だけ抜き出す。
●読者(あなた)は感情移入してはいけない
●事実の正確性を確認する用、他のメディアでも情報確認する
●必ず引用先を明記する

事実と悪意を切り離す例題

例題とする記事を紹介します。

意図的な品質不正が66件、管理職が関与した品質不正が15件──。三菱電機の品質不正が拡大した。2022年5月25日、同社の品質不正を追及する外部調査委員会(以下、調査委員会)が、「調査報告書(第3報)」(以下、報告書)を公表した。2303件の要調査事項(社員から上がった品質不正の可能性がある案件)のうち、1933件の調査を終了。合計148件を品質不正と認定した。このうち、「悪質」と言える意図的な品質不正は約45%、同じく管理職が関与した品質不正は約10%を占めることが判明した。

では、事実と悪意を切り離します。冷静さが不可欠です。

●事実
・管理職が関与した品質不正がある
以上

●悪意(読者を引き付けるための書き方)
意図的な品質不正が66件、管理職が関与した品質不正が15件──。三菱電機の品質不正が拡大した。2022年5月25日、同社の品質不正を追及する外部調査委員会(以下、調査委員会)が、「調査報告書(第3報)」(以下、報告書)を公表した。2303件の要調査事項(社員から上がった品質不正の可能性がある案件)のうち、1933件の調査を終了。合計148件を品質不正と認定した。このうち、「悪質」と言える意図的な品質不正は約45%、同じく管理職が関与した品質不正は約10%を占めることが判明した。

とよくある記事ですけど。。。いくら日経とはいえ、「悪意」が多い記事です。

三菱電機が発信した情報ではなく、日経が独自につけた文章です。事実ではなく、悪意です。
●「意図的な品質不正が66件」
●「品質不正が拡大した
●「「悪質」と言える意図的な品質不正は約45%」
感情移入しやすく、読みやすいけど、品質不正分析する場合は、この感情表現はすべて除去します。

取りたい情報(事実)は、あらかじめ考えておく必要があります。今回は「誰が不正したか?指示したか?」が知りたい情報なので、それ以外は感情・悪意が入った内容ですね。それは冷静に除去しましょう。

膨大な情報から真因をつないでいく高い思考力が必要です。
そうでないと、情報に溺れてしまい、本当の真因にたどり着けません。

まとめ

「【重要】品質不正の情報収集方法がわかる」を解説しました。

  • ①品質不正の企業分析リンク
  • ➁客観的に読むマインドが必須
  • ➂企業の報告書がベース
  • ➃ネット、ニュースから情報を取るときの注意点


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