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【MBA体験記】エンジニアがMBAを取得した理由

体験記

「なんでMBA取って、QCプラネッツやっているの?」、と聞かれます。

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【MBA体験記】エンジニアがMBAを取得した理由
MBAを学びにくる人は、それぞれ学ぼうとした大きなきっかけや事件があります。そうでないと、数百万円も払って、仕事・家事と勉強漬けの両立を自ら選ぼうとしません。
恥ずかしいけど、QCプラネッツがどんな人なのか?を少し紹介します。
これがないと、MBA⇒品質管理⇒QCプラネッツ、QC塾のキャリアがつながらないからです。

私は単なる、ノウハウブログを書くオッサンですけど、親近感をいただけると嬉しいです。

  • ①若い時「経営は事務屋の仕事」として見下していた
  • ②エンジニアがリーダの苦悩
  • ③組織図を見返した瞬間、経営を学ぶ重要さに気づいた
  • ④新しいキャリアにつなげてくれた会社に感謝

①若い時「経営は事務屋の仕事」として見下していた

ザ、理系大学の工学修士からメーカ研究職に入社

子供頃から、数理が得意で国語が壊滅だったので、理系大学に進みました。
親もエンジニアなので、メーカ研究職に何の疑問もなく入社しました。

工学部からメーカ就職はよくありますよね。工学部から商社とか行く時代ではなかったです。就職氷河期が終わって、やや就職しやすい時代でした。

「技術が世界を制覇」神話に酔いしれた20代

●会社も、「技術といえば」が当てはまる会社なので、
技術さえ磨けばいい!
それ以外の文系よりの業務はどうでもいい!くらい思っていました。

経営を支えているのは、高い技術力!
すげー技術開発すれば、会社は良くなる!

今は、この考えの真逆なんですけど。若いって怖いですね(笑)
●経営を支えているのは、高い技術力(20代の私)
●企業活動はすべて経営戦略にある!技術はその手段の1つだ(今の私)
人って変わってしまうんですよ。いろいろな意味でも。

いずれは工学博士と思っていた

●10年技術を会社で磨いて、35歳くらいにあったら工学博士を取りに社会人博士になろうと思っていました。技術以外知らなかったから。技術大国ニッポンを支える俺!ってかっこいい?

工学系の人は基本、このマインドのはずです。
工学系の人が、マーケティングだとか会計は専門にやらないケースが多いです。
管理職で仕方がなく対応することがあるけど。

②エンジニアがリーダの苦悩

32歳のときにチームリーダを任されて、30人くらいの関連会社の人をまとめるようになりました。ここがキャリアの転機になりました。

リーダって意外と何もできない

●プロジェクトの内容や技術はすべて理解しているので、何でもできる自信はありました。しかし、実際は、

納期、仕様、品質 QCDが毎月変わってたんです。
部課長からの指示で来るんですが、すり合わせでだらだら長時間会議やるし、
やっても何も決まらないのに、上の一言で方針転換されるし。。。

なので、直属の上司へイライラが爆発しました。
今思うと、よくこんな危ない兄ちゃんにリーダさせるなあと思います。

30歳前後のリーダって、仕事はできても
それ以外はガキで未熟なんですよね。
今、自分が直属の上司側なら危ない兄ちゃんをリーダにさせる自信はあります。
きっと私の上司も同じ経験を30歳前後でしていたからでしょうね。

エンジニアの限界

年700時間も残業したプロジェクトで、何とか完成したのですが、完成間近で中止が決定しました。それも経営者1人のさらっと一言で「ごめん、中止や」。怒りが諦めに変わってしまいました。

燃え尽き症になってしまった。

③組織図を見返した瞬間、経営を学ぶ重要さに気づいた

遅い夏休みをもらい、会社に戻って、のんびり社内のイントラネットを眺めていたら、何気ない組織図に凝視してしまいました。

組織図

「だから、プロジェクト中止は妥当だったのか!」

技術の会社とはいえ、経営戦略をもとに、
どのリソースに何をどこまでやらせるかを決定するのが会社であり組織である
技術が強い会社でも、数ある組織のうちの1つに過ぎない

研究開発部にいても、会社をすべてコントロールするわけではない!

これがようやく理解できたんです。30歳過ぎて、遅い?

技術屋とはいえ、経営の基本がわかっていないと
技術に酔いしれた残念な人で終わってしまう。
経営を学ぼう!

と、工学博士の夢はさっと捨てて、MBAに切り替わった瞬間です。

 

技術屋の致命的な弱点

経営がわかると当たり前なんですけど、

事業が成り立って技術は成長する。
 そうでない技術は衰退する。

わかりやすい例は。
●EV需要が多いから国内電池産業の技術は今後も成長できる
●家電・半導体は日本国内から撤退しているので、国内では技術は成長しない
技術屋、技術大国ニッポンでも、ビジネスがあっての話
(海外行けばいい話ですけど、多くは国内希望でしょう。)

もっと、早く気が付いておけばよかった。。。

④新しいキャリアにつなげてくれた会社に感謝

燃え尽きる業務を貰えた幸せ

●キャリアを変える、見直すことは、普段しません。でも、無我夢中でしんどい仕事をやり切った後に、キャリアを変えてみようかと考えなおす思考が生まれます。

何事も、中途半端だと、次に続かないから。

キャリアを変える瞬間は、怒りや諦めなどの負の感情が支配的になるけど、時間が経つと、その経験をさせてもらえたことはとても幸せだったと振り返ります。

だから若い人にチャンスを与えて、愚痴をこぼされてもかばってあげる上司がいるんでしょう。

必死に戦い抜くと、次のステップに進める

●MBAの門をたたいた仲間に、来た理由を聞くと、皆それなりのキャリアや頑張ってきた道があります。MBAに限らず、次のキャリヤに進むためにも、今のやるべきことをしっかりやって悔いのない日々を送る事が大切です。

 

まとめ

【MBA体験記】エンジニアがMBAを取得した理由を紹介しました。

  • ①若い時「経営は事務屋の仕事」として見下していた
  • ②エンジニアがリーダの苦悩
  • ③組織図を見返した瞬間、経営を学ぶ重要さに気づいた
  • ④新しいキャリアにつなげてくれた会社に感謝


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