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ISO9001 2015 品質マネジメントの原則がわかる

ISO

「品質マネジメントの原則ってなぜ7原則もあるのか?がわからない」、と困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

ISO9001 2015 品質マネジメントの原則がわかる
  • ①品質マネジメントの原則とは
  • ②なぜ、7原則なのか?
  • ③品質マネジメントの原則を自分で考える

本記事の最も伝えたいこと

品質マネジメントの原則はよく試験で出ます!
でも、丸暗記するな!
原則の意味を理解しよう!
自分の組織に必要な品質マネジメントの原理を考えよう!
品質管理は「哲学」です。
用語を暗記しても意味が無い。
自分で考えて、自分なりに説明できて品質管理が身につくのです。

①品質マネジメントの原則とは

品質マネジメントの7原則

7原則ありますが、列挙します。

  1. 顧客重視
  2. リーダーシップ
  3. 人々の積極的参加
  4. プロセスアプローチ
  5. 改善
  6. 客観的事実に基づく意思決定
  7. 関係性管理

よく試験に出ます! 暗記せず、何でこの7つなの?と疑問に思って考えましょう。

各用語の解説

●「顧客重視」

「顧客満足」もよくISO9001では出て来ます。品質の最終目的は
・顧客満足
・収益向上
・社会的責任
・自己実現
・未来のため
など、いろいろあります。

品質の目的の1つが「顧客重視」、「顧客満足」です。

●「リーダーシップ」

●「リーダーシップ」は、すぐわかる用語ですね。関連記事にも解説しています。

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「リーダ」=「経営者」、「管理者」の場合にありますが、
「リーダシップ」はどなたでも自主的に動いて欲しいという思いがあります。

「リーダ」でなくても「リーダシップ」は必要!

●「人々の積極的参加」

「リーダシップ」にあるように、
「リーダ」でなくても「リーダシップ」は必要!です。,

自分の業務だけではなく、組織全体を俯瞰して積極的に活動してほしいという思いがあります。

●「プロセスアプローチ」

「プロセスアプローチ?」って何?

非常にわかりにくい用語です。関連記事に解説しています。一言で言うと「全体最適化」です。

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●「改善」

改善、PDCAとよく聞きますね。

改善のポイントは、一気に改善せずに
少しずつ、継続して改善すると、元の状態に戻ることなく
良い状態が維持できること

これを「継続的改善」といいます。関連記事にも解説しています。

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●「客観的事実に基づく意思決定」

経験、勘、権力ではなく、客観的データに基づいて意思決定しましょう。

●「関係性管理」

「関係性管理?」って何?

非常にわかりにくい用語です。関連記事に解説しています。一言で言うと「相手とうまく付き合っていこう!」という意味です。

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7原則を一通り解説しました。
ここで疑問に感じたらOK

  1. なぜ7原則もあるのか?
  2. なぜ、上の7つが原則になるのか?
  3. 自分で原則を考えたらダメのなのか?
疑問に浮かぶのは、「考える力がある」証拠です。
これらの疑問を解説します!

②なぜ、7原則なのか?

まず、品質を作りこむには何が必要かを考える

下図を使って、あなたが所属する組織全体において、品質の良い製品及びサービスを提供するために、何が必要かを考えましょう。

品質マネジメントの原則

●縦方向は、組織内
TOP(経営陣),MIDDLE(管理職),BOTTOM(担当者)から構成される1組織とします。

●横方向は、組織間
上流工程から下流工程の各工程にある組織間を考えます。

●最後は各単位での品質活動
各工程にある各組織内の担当者ごとの品質活動を考えます。

品質を作りこむには?

品質マネジメントの原則

図から考えると、次の式が作れそうです。
(全体の品質)=(各単位での品質活動)×(1組織内の品質活動)×(組織間全体)

図では、1単位×縦×横のイメージです。

では、
●(各単位での品質活動)
●(1組織内の品質活動)
●(組織間全体)
それぞれに該当する品質マネジメントの原則を考えましょう。

品質の作りこみ方 品質マネジメントの原則
(各単位での品質活動) 改善
客観的事実に基づく意思決定
(1組織内の品質活動 リーダーシップ
人々の積極的参加
(組織間全体) プロセスアプローチ
関係性管理
顧客重視

7原則がどの3つの枠に入るかは、人によって異なる箇所もあるでしょう。しかし、大事なのは、

自分で考えた「品質を作りこむための必要な3項目」に
品質マネジメントの7原則が入ったこと

7原則を暗記しなくても、
●(各単位での品質活動)
●(1組織内の品質活動)
●(組織間全体)
ごとに品質を作りこむために必要なことを考えたらよいと、理解すれば、品質マネジメントの原則は自分で作れます。

③品質マネジメントの原則を自分で考える

品質マネジメントの原則は自分で作っていい

ISO9001の品質マネジメントの7原則は厳守!
変更、追加はダメ!

では、ありません。

品質マネジメントの原則は自分で作っていい

もちろん、ISO9001認証審査のために7原則は含めておいてください。

何も考えずに、7原則に従って、丸暗記はせず、意味を理解して使いましょう。

自組織で必要な原則があれば加えてもよい

品質マネジメントの原則以外に、自組織で必要なものを考えてみましょう。

例えば、

  1. ITスキル(リモートワーク、DX)
  2. 力量向上
  3. 正直であること
  4. など

●ITスキルはコロナ禍のリモートワーク対応や、DXの事業化が背景にあります。

●力量向上は、個人の能力向上が事業課題として重い場合は追加してもいいでしょう。

●正直は、品質不正などで反省が強く必要な場合追加してもいいでしょう。

自分で作った品質マネジメントの原則は
時期、期間、内容、効果などを組織内で評価していろいろアレンジしてもよいでしょう。

品質マネジメントの原則の考え方を、マッピングを使って紹介しました。自分で原則を考えて組織の品質向上に役立てれば幸いです。

まとめ

ISO9001 2015 品質マネジメントの原則 をわかりやすく解説しました。

  • ①品質マネジメントの原則とは
  • ②なぜ、7原則なのか?
  • ③品質マネジメントの原則を自分で考える


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