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【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】

QC検定®2級

「試験でおさえておくべき用語は何か?」、「知らない用語が出題されたらどうしよう」などと困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】
  • ①品質機能展開
  • ②自社の収益の確保(QCD)
  • ③社会情勢やあった企業活動
  • ④自社の品質活動

品質管理の用語集一覧の関連記事とリンクしています。各用語の使い方や、QC検定®に出題される文章に慣れましょう。

【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】
QC検定®2級で頻出な、品質管理用語をまとめました。全用語を1つの記事にまとめました。本記事を確認して確実に点数化しましょう。

●商標使用について、
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

記事の信頼性

記事を書いている私は、3ヶ月間勉強しQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格しています。

①品質機能展開

品質管理は”自社の事業を永続的に成長し続けるため”に必要な活動です。そのために、社会や市場のニーズや要を掴みつつ、自社の収益を獲得し続ける活動が重要です。自社の収益を獲得しながら、社会に応えていくには、私たちは日頃、何を意識してどんな活動をすればよいかを考える必要があります。その活動の結果が品質管理につながります。イメージ図が下にあります。

qms

重要用語

社会的責任、標準規格、トップマネジメント、経営理念、品質機能展開、方針管理、日常管理、PDCA

②自社の収益の確保(QCD)

顧客満足を満たすために、市場分析して顧客ニーズを抽出するマーケットインが必要である。しかし、過去は作れば売れるプロダクトアウトな時代であった。
自社を選んでもらえる魅力やQCD(品質、原価、納期)管理ができる自社の組織体制、運営が必要。

品質、QCDなどの基礎用語は、意外と理解しにくいので、関連記事にわかりやすく解説しています。

5分でわかる品質用語
品質管理に急に関わるようになったあなた。難しい品質管理用語を丸暗記しても理解できず困っていませんか?本記事では、学生時代の思い出から品質管理用語をわかりやすく解説します。すぐに品質管理用語を使いこなせたい方は必見です。

③社会情勢やあった企業活動

法令遵守

よくPL法が出題されます。

製造物責任法(PL法)

製造業者が負うべき賠償責任1994年に施行。損害賠償請求権は、損害および賠償義務者をしったときから3年の消滅時効または製造物を引き渡してから10年の除斥期間により消滅する。対策として製造物責任問題が発生してから対処する活動をPLD,発生させない活動をPLPという。

この文章一式頭に入れておきましょう。5点くらい稼げますね。

ISO9001 2015

ISO9000 2015に適合した活動として7原則があります。

●顧客重視⇒売上拡大に必須
●リーダシップ⇒トップはもちろん各自にも求められる
●人々の積極的参加⇒会議参加だけでなく、自分事として改善活動
●プロセスアプローチ⇒自工程だけでなく工程間の相互作用も重要
●改善⇒不適合、是正処置による改善や、少しずつ改善する継続的改善
●客観的事実に基づく意思決定⇒決めつけでなく、再現性、客観性がある
●関係性管理⇒関係者やステークホルダーとの良好な関係

自分の言葉でわかりやすく用語を整理しましょう。

標準規格

標準規格の種類⇒(標準化 国際、地域、国家、業界、社内)

ISO14001(環境),ISO26000(社会的責任),ISO45001(労働安全衛生)もセットでよく出題される。

④自社の品質活動

経営者(トップ)が取り組むこと

トップマネジメント、コミットメント、方針管理、理念・ビジョン、中長期経営計画、品質展開

社長、経営者が自らよい品質活動を行うと決めたコミットメントする。経営トップは方針管理を行う。

トップは組織の使命・理念・ビジョン・経営環境に基づき中長期経営計画を策定し、各部門、組織へ策定案に沿って事業活動をするように品質展開する。

各部門が取り組むこと

目標と課題、トップマネジメント、品質保証体系図、QFD(品質機能展開)、分掌業務、管理項目と管理水準、力量、OJT

各部門は、自部門の目標と課題を明確にして次期活動を計画し実施する。トップは各部門の達成状況などをチェックし、適切な対策をとるようトップマネジメントを行う。製品企画・設計・製造・検査・保守に至るまでの品質保証業務を各部門に割り振ったフローチャートである品質保証体系図を作成し、業務フローを管理する。

またQFD(品質機能展開)を定義し、顧客に満足が得られる設計品質を設定しその設計の意図を製造工程までに展開する。各部門において、分掌業務を明確にして、それぞれの責任を担う。管理項目管理水準を決定する。各部門は、人的リソースにおいて要求品質を満たす力量があるかを確認し、必要に応じて教育やOJTを通じて社員のレベルアップを図る。

各担当が取り組むこと

ギャップ、PDCA、SDCA、日常管理、TQM、QCサークル活動(小集団活動)、後工程はお客様、経験や勘、事実に基づく管理、当たり前品質、一元的品質、魅力的品質、逆評価品質、無関心品質がある

各部門やチームは、日々品質向上努めるため、目標と現状のギャップを定義し、そのギャップを埋めるための活動を行う。その活動を効果的にするためにPDCASDCA日常管理としてまわす。

また、品質活動はトップマネジメントやTQMなどの会社的なものだけでなく、チームや個人ベースのQCサークル活動(小集団活動)も定期的に実施するとよい。上からの指示だけでなく、自ら考えて行動することが会社全体の品質マインド向上につながる。各部門はそれぞれの工程を担うが、後工程はお客様の精神で責任ある業務を行う。

企画、設計、製造などの各工程においては経験や勘ではなく事実に基づく管理が重要である。顧客の立場から 当たり前品質、一元的品質、魅力的品質、逆評価品質、無関心品質がある。

各工程で取り組むこと

品質には、各工程に求められる。企画品質、設計品質(ねらいの品質),製造品質(できばえの品質)、使用品質がある。

①企画

ブレーンストーミング、自由奔放、批判厳禁、課題解決型、問題解決型、重点指向、代用特性、リスクと機会、ねらいの品質

顧客のニーズや要求事項を考えることは難しい。そのためアイデア出しが重要である。よく実施されるブレーンストーミングでは四大ルール(を求める、改善結合、自由奔放批判厳禁)をもとに、参加者の意義あるアイデアを量産する。

顧客のニーズを発掘する課題解決型や顧客のクレームなどの問題発生に対する問題解決型のアプローチがそれぞれある。出た課題に対して、改善効果の大きい重点課題に注目して取り組むという重点指向をもってとりかかる。要求事項に求められる品質特性のうち、直接測定できないため、その代用として用いられる品質特性を代用特性という。

製品規格におけるリスクと機会に着目し、自社に有利な戦略を構築する。設計品質は、ねらいの品質とよばれており、設計図や製品仕様書などの規定された品質である。設計品質の良し悪しは、製品仕様が顧客の要求と十分に合致しているかが重要である。

②設計

設計審査DR、ボトルネック技術、品質表、要求品質と、品質特性、品質は工程で作り込む、アクシデント、インシデント、FMEA、FTA、重要性、頻度、検出困難度、QC7つ道具、新QC7つ道具、できばえの品質

開発の各段階にいて、設計結果が、設計要求を満足して次の段階に進めてよいかを審査する設計審査DRを必ず実施する。設計審査DRには各工程の専門家を集めて、ボトルネック技術の有無や有った場合の技術的課題解決方法を議論する。

また、品質表を使って要求品質と品質特性にヌケモレが無いかをチェックする必要がある。品質は工程で作り込む必要があるが、企画や設計の上流工程での品質の作り込みは特に重要である。

製造後に発生しうるトラブルやアクシデントや、潜在的なインシデントを事前につかんで対策することが顧客満足度を高めつつ、余計な品質コストの発生を抑えることができる。そのためFMEAFTAを作成し、起こりうる懸念の抽出にあたる。

FMEAはとくに、重要性、頻度、検出困難度で懸念事項を評価し、その得点の高低で対策の優先度を決めていく。設計を効率化する手法としてQC7つ道具新QC7つ道具がある。製造品質は、できばえの品質と呼ばれる。実際に作業標準通りに作業して製造されたものの品質である。製造品質の良し悪しは設計品質として要求された品質特性と合致しているかできまる。

③製造

4M(材料、設備、作業者、測定方法、5S、三現主義、5ゲン主義、管理図、工程能力、ヒヤリハット、未然防止、直行率、校正、TPM、自主保全活動7つのステップ

製造の際必要な4M(材料、設備、作業者、測定方法)が適切などうかをチェックする。製造現場では、安全に活動するために日頃から5Sを意識し、三現主義5ゲン主義に基づき現場ラインを管理する。

量産にむけて管理図などを駆使し、工程能力の確保に努める。ヒヤリハットを見つけ、事前に対策し、事故の未然防止に努める。

製造コストを抑えるたえに、直行率を高め、出戻りが出ないように製造する。計測器は国家基準レベルに校正されているよう管理する。設備や製造環境を守るために、自主的な活動が必要である。TPMの考え方では自主保全活動7つのステップがある。

④検査

直接検査、間接検査、全数検査、抜取検査、限界見本、標準見本、初期流動管理

他社から購入した部品においては、直接検査間接検査のいずれかを選び、全数検査抜取検査の選択を行う。検査の合否判定を決める限界値である限界見本標準見本がある。納入後、初期故障によるトラブルが多いため、自社の初期流動管理が大事である。

⑤納入後、保守メンテナンス

再発防止、フェールセーフ、プールプルーフ、偶然原因、ばらつき、トレーサビリティ、源流管理

注意しても発生してしまうトラブルに対して、原因追及し、再発防止を実施する。また事故が発生しても安全な状態を確保できるフェールセーフになるように設計が必要である。さらに、事故トラブルを発生させない仕組みをいれるプールプルーフも考える必要がある。

事故は偶然原因でおきるものや、ばらつきや工程管理不足によるものがある。製品や部品はどこで製造され、どのように製造されたかがわかるトレーサビリティの情報を提示する必要がある。不具合が発生した場合は、不具合の現象だけでなく、上流(源流)に戻って、原因を突き止める必要がある。これを源流管理という。

試験の頻出用語を確認しました。不安な箇所は再度復習しましょう。

まとめ

QC検定®2級で、頻出かつ重要な品質管理用語を解説しました。

  • ①品質機能展開
  • ②自社の収益の確保(QCD)
  • ③社会情勢やあった企業活動
  • ④自社の品質活動

品質管理の用語集一覧の関連記事とリンクしています。各用語の使い方や、QC検定®に出題される文章に慣れましょう。

【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】
QC検定®2級で頻出な、品質管理用語をまとめました。全用語を1つの記事にまとめました。本記事を確認して確実に点数化しましょう。


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