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【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】

QC検定®2級

「QC検定®2級の合格した人がやったことが知りたい」、「QC検定®2級は不合格でどうやれば合格できるかわからない」などと困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】

2人の体験記を紹介します。私と先輩の体験記です。
●全くの素人でも受験テクニックで合格できた私
●不合格でもあきらめずに頑張ると合格をつかむ先輩の強さ
の体験からヒントになれば幸いです。

私はQC検定®2級勉強開始時は
●平方和が計算できない
●検定・推定は大学で聞いたなあ、ちゃんと勉強しとけばよかった
●実験計画法って何?
●ISO9001読んでも頭に入らない
●電卓を間違えて入力、紙で計算すると途中式を写し間違える
でした。今はこれだけブログを書いていますけど。
私は超人ではなく、ただのオッサンです。
QC検定®2級の合格体験談
  • ①私の場合(1回目で合格)
  • ②先輩(3回目で合格)
  • ③体験談からわかるヒント
●商標使用について、
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

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①私の場合(1回目で合格)

私はQC検定®2級勉強開始時は
●平方和が計算できない
●検定・推定は大学で聞いたなあ、ちゃんと勉強しとけばよかった
●実験計画法って何?
●ISO9001読んでも頭に入らない
●電卓を間違えて入力、紙で計算すると途中式を写し間違える

が、どうやって1発合格したかを振り返ります。

品質管理の業務経験は0です。

現在はQC検定®1級合格を終え、さらにレベルアップしていますが、
特別な能力があったわけではなく、ゼロからのスタートでした。
3,4年あれば別人のように変わります。

勉強スタートは試験3か月前

品質管理の業務を初めてやることになり、上司から「QC検定®2級」受験したらと勧められた。「君ならできるよ!」って。困惑気味で昼休みに本屋に行き、さっと立ち読みして、「無理やな」とため息。

「範囲が広く、難解で聞いたこともない専門用語、QC7つ道具って7つは多いし、しかも苦手な統計学、実験計画法なんて聞いたこともないし」

大学2,3年レベルの試験だと難しいことを確認した。

 

短期間に広範囲な試験領域なので、2冊に絞った。むしろ3冊以上解ける余裕はなかった。

①対策本1冊
②過去問題集1冊

実際買って勉強したの本がこちら。本音からして、この2冊でOK。これ以上やっていると情報量が多すぎて消化できないはず。

●教科書
解法がシンプルにまとまっていて初心者向き。それでも私は理解するのに精一杯でした。

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●過去問題集
 6回分あるので、試験対策には十分な量

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大学2年のときに統計学の単位を取ったが、当時草野球で忙しかったのを悔やんだが時すでに遅し。

学生時代を悔やんでも、すでにオッサンなので、合格戦略を考えた。

対策本は前半が計算(基本統計量、検定と推定、相関分布、抜取検査、実験計画法)で、後半が専門用語(サンプリング、QC道具、QFD,ISO9001など)だったため、後半から勉強を開始した。

試験2か月前

専門用語が頭に入らず、特にサンプリングの種類が区別つかない。
計算問題は相関分析、抜取検査は理解できたが、基本統計量の初歩の平方和が解けない。
実験計画法って何?と手も出ず。

教科書1冊を何度も読み返し、試験範囲の広さ、分量、解法パターンに慣れていった。

品質管理業務かあ。難しい仕事をひきうけちゃったなあ。と不安でした。

試験1か月前

「敵を知ろう! 一回、過去問を見てみよう」と、一通り答えを見ながら各問を読んでいった。

当然解けないので、解説を読んで理解することから始めた。

いろいろな発見があり、勉強が加速する。

「似たようなパターンの問題しか出ない」
「1つの解法を軸に、個々の解法を応用すればできるかも」

実は、QC検定®2級は「決まったパターン」しか出題されません。
それでも合格率は20%台と低いです。なぜかわかりますか?

そもそも、大学2年の統計学を受講した人は、人口の2割程度。
(理系がそもそも3割しかいないし、大学進学率や授業を真面目に聞いていた人なんてさらに少ないでしょう)

つまり、統計学としては難問ではなく、標準的な問題しか出ないとわかりました。

勝ち方がわかりました!

●苦手とする計算の公式のパターンの書き出し
●専門用語の一覧をノートに作って何度も復習
●10問を1回ずつ解く練習ではなく、1問を10回解く練習が重要

実はこれが、「必勝メモ!」として、本ブログのQC検定®2級対策の記事のベースになります。

試験直前

公式解法パターンを毎日暗記

まだ、苦手だった平方和の公式を毎日書く。
 2パターンの書き方があるのでそれを毎日書く。

関連記事に平方和の記事を書いていますが、題名に統計学最初の関門「平方和」と最初の関門であることを強調しています。これだけ、私自身、平方和の計算に苦労しました。

【簡単】統計学最初の関門「平方和」がマスターできる【初心者向け】
なぜ、ばらつきを評価するのに平方和を使うのか説明できますか?平方和の公式変形や応用問題はスムーズに解けますか? 本記事では、平方和の式の意味、公式変形やデータ変換と平方和の関係をわかりやすく解説します。統計の最初の関門である平方和をマスターしたい方は必見です。

QCプラネッツで最もアクセス数の多い記事で、とてもうれしいですが、私だけでなく多くの人も苦労されていると思います。

平方和は、
●2乗和をnで割る気持ち悪さ
●2つの式で表現できるがその変形過程が難しい(Σの計算)
●さっと計算できない
点で苦労しました。
今は、分散分析の期待値の計算を研究しすぎて、麻痺してますけど。

実験計画法の解き方4パターン(一元配置実験(繰返し数同異)、二元配置実験(交互作用有無)など、多くの公式や解法パターンをかき出す毎日。

ポアソン分布の式の暗記が最後までできなかった。この式何なの?ですよね! 試験出たけど全滅でした!

過去問題集で慣らす

専門用語は過去6回の過去問題集で、雰囲気で解ける自信が付いた。
そして、問題文の分量が多いので、全部読む必要なく、ポイントとなる箇所だけ見れば時間に余裕がある試験だとわかった。

QC検定®2級は全文読んだら時間切れで不合格!
90分で100問と余裕ありそうだが、
不慣れで、緊張する中、意外と時間が無いので注意!

1回前の過去問題を購入し冷や汗

少し時間に1週間程度余裕があったので、JSAのHPから前回の問題を1000円で購入して解いた。
そしたら、40点くライしかできず。やばい!
実は合格率が最低だった回で、解けるわけないわと落ち着かせた

試験当日

落ち着いて解けたが、ポアソン分布の式が書けず、大問1つはダメだった。楽勝で勝たせてくれないのがQC検定®。そんなに甘くない!実際、78点くらいとれたので、合格できた。

同じ解き方を何度も練習して、全文読まずに回答する練習をしたので、試験時間は60分で一旦全部解けて残りは見直しの時間とした。

合格後

上司からかなり祝福をもらいうれしかった。
 でも、QC検定®1級は到底無理だなあと強く思った。

そういえば、一夜漬けで一発合格した人が職場にいた。超人かもしれない。私には無理!

 

②先輩(3回目で合格)

自分の合格より、100倍うれしかった先輩の合格体験を紹介します。

初受験

私の合格を聞いた先輩が、「自分も受験を決意」として勉強開始した。先輩なりの勉強法で初受験されたが、不合格だった。点数は60点台であともうちょっとだった。

合格は70点以上であるが、実は60点台であともう少しな人は結構多い。
これは正規分布からわかる。平均点を計算すれば合格率が低いわりに平均点が高いからです。

QC検定®2級の平均点はいくらか?

45点? 60点? どれくらいでしょうか?

合格点が70点で合格率が20%、受験者の点数の標準偏差は10点とします。
平均点が仮に計算できますね。
合格率20%から正規分布表からKp=0.842
(70-x)/10=0.842 x=61.58点となります。
平均点は意外と高く、合格点の10点しか差がありません。

この計算の意味がわからない人は、合格がかなり怪しいので、勉強加速してください。

平均点も60点前後で結構高い試験なので、「あと10点」が重要になります。
「10点くらいどうにかなるわ!」としても60-70点に受験者の25%程度が分布しているため、簡単に点数が上がる領域ではありません。
1回目の不合格は他の先輩や上司もいたので、後輩の私が上から目線でアドバイスするのは厚かましいので、そっとしていました。

2回目受験も不合格

2回目も残念ながら、「あと10点」届かずでした。

運悪く試験開始時間に遅れてしまったようで、
あわてて問いたのと、時間不足で不合格でした。
あと5分あれば70点超えできた問題用紙を見せていただきました。

私も何がお手伝いしたい思いと、
「どうやれば合格できるか?」と聞かれたので、
●「全部は読んでいない」
●「解法パターンを練習すればスピードがあがる」
などのテクニックを伝えました。

普通ならここで諦める人が多いのですが、3回目の受験で合格されました。

Never Give Up! こういう方は強いですね。普通はくじけるけど。
やっぱり自分の合格より先輩の合格の方がとてもうれしかったなあ。

たかが資格、試験ですが、ドラマはあります。
「Happy End だらけじゃ笑顔もやっぱりつまんない」 という歌があるように。

③体験談からわかるヒント

本記事を読んでいただくと次のポイントが重要であるとわかるので整理します。

  1. 平均点は60点前後と意外と高い。60⇒70点が最もしんどい。
  2. 初めての統計学、実験計画法、品質管理用語なので、暗記だけでOK。
  3. 決まった解法パターンを何度も繰り返す。
  4. 教材は最小限でよい。
  5. 問題文は全文丁寧に読むと時間切れ。
  6. QC検定®1級受験なんて到底無理⇒できるようになりますよ!

これから受験される方、不合格だった方、など多くの方の参考になれば幸いです。

まとめ

QC検定®2級で、抜取検査の理論を解説しました。

  • ①私の場合(1回目で合格)
  • ②先輩(3回目で合格)
  • ③体験談からわかるヒント


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