【QC検定®3級】FMEAとFTAがすぐわかる
「QC検定®3級でよく出る、4Mと特性要因図FMEAとFTAでおさえておくべきポイントがわからない」、と困っていませんか?
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
- ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
- ①FEMAがすぐわかる
- ②FTAがすぐわかる
- ③日常生活の事例で練習してみる
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。
QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。
【QC検定®3級】勉強方法がわかる QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。 |
考えて活かせる品質管理を伝授します。
①FMEAがすぐわかる
FMEAの覚え方
●FMEAで試験によく出題されて、かつ理解すべきポイントを解説します。
FMEAなのか、FEMAなのか、FMEAなのか、だんだんわからなくなってきますので、
Failure(故障) Mode(モード) and Effects(影響) Analysis(解析)
で理解する。
FMEAはFMとEAで理解する
意外に、FMとEAを別々に試験で出題されることがあります。
●故障モード⇒ Failure Mode
●影響解析⇒ Effects Analysis
これで、FMEAは確実に覚えることができますね。
<h3故障モードの重大度が覚えにくい
●FMEAは個々の故障モードの重大度を評価して、優先順位をつけて対策する手法です。なお、優先順位をつけることを、重点指向っていいます。
重点指向は、品質管理を学び始めた人にとって難解な用語ですが、大丈夫!
●さて、故障モードの重大度の評価方法が、覚えにくいです。
●RPNは危険優先数(risk priority number)といって、次の3つの変数の積で評価します。
・影響度⇒故障したときの影響度合い
・発生度⇒故障発生頻度
・検出度⇒故障の発見の難しさ
よく考えると、故障モードの重大度は
●(ダメージ)×(発生確率)なら理解しやすいですが、次の検出度が論理的に考えても出て来ません。試験勉強しても3つのうち1つは忘れてしまいます。
なので、
なぜなら、
FMEAの事例
●実際に作ってみましょう。事例として、設計部門のリスクをFMEAで評価しましょう。
下表のように評価しました。
業務内容 | 故障モード | 影響解析 | 原因 | 対策 | |||
影響度 | 発生度 | 検出度 | RPN | ||||
設計企画 | 仕様のヌケモレ | 5 | 3 | 4 | 60 | 顧客要重事項 の確認不足 |
デザインレビュー の確実な実施 |
要素設計 | 設計ミス | 2 | 3 | 1 | 6 | 担当者の思い込む | 要求事項 の確認徹底 |
組立設計 | 要求動作不可 | 1 | 3 | 3 | 9 | 設計者担当者間 の情報共有不足 |
毎日昼礼で 進捗確認 |
設計検証 | 検証モレ | 5 | 3 | 5 | 75 | 顧客要重事項 の確認不足 |
デザインレビュー の確実な実施 |
表を作るポイントは、
- 作業内容は網羅する。粒度をそろえた方がわかりやすい
- 故障モードも粒度をそろえるといい。
- 数値の定義は影響が深刻な方を高い数字にする
- 数値の度合いは人それぞれ
- 原因、対策はFMEA関係なく個々の故障に対して考える
ここで、粒度(粒の大きさ)をそろえることが重要としました。
1つがある具体的な設計の故障モードを
FMEAの表に並べると、対策を考えにくくなる。
上表は設計のフロー、故障モードの抽象度を同程度の粒度にそろえています。
以上、FMEAでした。ついでにFTAも解説します。
②FTAがすぐわかる
FTAとは
英語をそのまま日本語にしただけです。
故障の原因をTree構造に書いて、個別の発生確率を計算して、故障確率を算出する便利な解析方法ですね。
FTAはANDゲート、ORゲートを使います。
FTAの事例
あるお父さんが、コロカ感染するリスクをFTAから求めてみましょう。
お父さんが感染する場合を図にしましょう。
各可能性を挙げて、その原因を深堀りしていきます。その起こり得る確率を概算でもいいので入れてみると、感染し得る確率が概算で求められます。
●感染者がいる場合と感染するはAND条件とし、
●家、会社など場所が違うので、OR条件としました。
上図のケースでは、お父さんは感染するリスクは0.3%としました。
ざっと計算するものですが、
発生確率を下げるか、仕組みを変えるか
●FTAは作るのが目的ではなく、故障や困る要因を減らすことが目的です。
確率を減らしかたは、2つあります。
- 改善して、個々の故障要因の発生確率を低減する方法
- 仕組を変えて、発生自体を避ける方法
●上の感染確率を下げる方法では、各々の発生確率の数値を減らす努力をします。例えば、清潔に保つ、他人との距離を保つ、うがいを欠かせずに実行するなどがあります。
●一方、仕組を変えて、発生自体を避ける方法は、出社からリモートワークに切り替えると、会社で感染するリスクがなくなります。 感染リスクは減りますが、リモート対応の手間が増えるデメリットもあります。
③日常生活の事例で練習してみる
●FMEA、FTAに限らず、品質管理の用語や概念の説明には、実際の業務内容を使って解説します。確かに、実務向けでよいかもしれませんが、内容が難しくなるし、理解が進みにくいデメリットもあります。
専門外な話を使って品質管理を理解するのはしんどいです。
難解な品質管理を理解できるいい勉強方法があります。それは、
例えば、
など、一見ふざけていますが、頭のいい体操になります。是非、やってみてください。
まとめ
【QC検定®3級】FMEAとFTAをわかりやすく解説しました。
- ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
- ①FEMAがすぐわかる
- ②FTAがすぐわかる
- ③日常生活の事例で練習してみる
Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 119