月: 2022年9月

  • 順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介

    順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介

    「順序統計量がさっぱりわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介
    • ①順序統計量のイメージが理解できる
    • ➁R管理図の変数d2,d3
    • ➂順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介
    高校数学で十分わかる!
    順序にそって、期待値が増加していることを図で理解しよう!
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    ①順序統計量のイメージが理解できる

    順序統計量とは

    順序統計量は意外と使われています。範囲R、R管理図、2点間距離の分布とかです。直観的にはわかりやすけど、数式で書くとめっちゃムズイのが順序統計量!

    定義は、

    確率変数\(X_1\),\(X_2\),…,\(X_n\)が独立の確率分布に従うとき、
    これらを大きい順に並べたとき、\(k\)番目の確率変数を\(X_{(k)}\)と書くと、
    \(X_{(1)}\) < \(X_{(2)}\) < \(X_{(k)}\) < … < \(X_{(n)}\)
    に並ぶ統計量を基本統計量という。

    定義は、そうなんだ!と言う感じですが、確率分布関数を見ると「なんじゃこりゃ」とムズくなります。

    確率分布関数\(f_{(i)}(x)\)=\(\frac{n!}{(i-1)!1!(n-i)!} F(x)^{i-1}[1-F(x)]^{n-i}f(x)\)

    順序統計量の確率分布関数を見たら、勉強辞めようとなっちゃいます!
    順序統計量は式変形の解説が多いので、わかりやすく図で理解できるよう解説します。

    順序統計量のイメージ

    言葉の定義どおり、\(X_{(1)}\) < \(X_{(2)}\) < \(X_{(k)}\) < … < \(X_{(n)}\)
    に並びます。

    面白いのは、

    確率分布関数\(f_{(i)}(x)\)の式は1つだが、整数\(i\)を0から1ずつ増やして代入してできる確率分布関数の期待値を計算すると、期待値がちゃんと増加していく!

    図で理解しましょう! 下図をご覧ください。

    順序統計量

    もともと確率分布関数\(f_{(i)}(x)\)の式は1つですが、整数\(i\)を0から1ずつ増やして代入してできる確率分布関数の期待値を計算すると、期待値がちゃんと増加しているのがわかりますよね。

    視覚的に順序統計量がイメージできたところで、実際に計算して、上図を作ってみましょう。

    ➁R管理図の変数d2,d3

    詳しくは、すでに関連記事で書いています。

    【必読】R管理図の変数d2,d3の導出が(半分)わかる
    R管理図の係数d2,d3はどうやって求めるか説明できますか?本記事では、範囲Rの確率密度関数を順序統計量の同時分布を使って導出し、途中までですが、d2,d3の導出方法を解説します。管理図をマスターしたい方は必見です。

    R管理図の変数d2,d3

    ●\(d_2\)=\(\displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} [1-(1-φ(x))^n-(φ(x))^n]dx\)
    ●\(d_3\)=\(\sqrt{2\displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} \displaystyle \int_{-\infty}^{y}f(x,y)dxdy-d_2^2 }\)
    \(f(x,y)=1-φ(y)^n-(1-φ(x))^n+(φ(y)-φ(x))^n\)

    読んでも理解ができない超難関な式です。でも、これをR管理図の係数表として有名です。どうやってこの式になったのか?と気になるのは当然!

    注意!

    先に謝っておきます!
    完璧に導出できていませんが、日本中の資料をかき集めて、自分で研究した成果を解説します。d2,d3の導出で新たな知見が出たら、ブログを更新します。
    R管理図の関連記事を書いて9カ月経過し、統計学を猛勉強して、順序統計量を解説できるレベルまで高めましたが、やっぱりR管理図の係数d2,d3は導出できない。読んでもわからない

    ●\(d_2\)=\(\displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} [1-(1-φ(x))^n-(φ(x))^n]dx\)
    ●\(d_3\)=\(\sqrt{2\displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} \displaystyle \int_{-\infty}^{y}f(x,y)dxdy-d_2^2 }\)
    \(f(x,y)=1-φ(y)^n-(1-φ(x))^n+(φ(y)-φ(x))^n\)
    は順序統計量を勉強すれば、同時分布の幅の分布から導出するのがわかりますが、その先の導出がやっぱりわからないです。

    ➂順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介

    要約は関連記事で

    【必読】R管理図の変数d2,d3の導出が(半分)わかる
    R管理図の係数d2,d3はどうやって求めるか説明できますか?本記事では、範囲Rの確率密度関数を順序統計量の同時分布を使って導出し、途中までですが、d2,d3の導出方法を解説します。管理図をマスターしたい方は必見です。

    本記事は、図書の原文を残しておきます

    導出が書いている唯一の図書が、です。大きな図書館でないと借りれません。

    1952年から70年経過しており、著作権の影響がないことと、
    この本の内容以外、R管理図の変数d2,d3の導出が書いていないため、原文を書き残して、導出過程をみなさんと協議したいと思います。

    「新編統計数値表 河出書房」P206-208の原文です。古い漢字や誤植や解釈が難しいと思われるところはQCプラネッツの方で修正しています。

    「新編統計数値表 河出書房」

    36.範囲の分布

    連続型分布で無作為標本\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を大きさの順に並べたものを
    \(x_1\) < \(x_2\) < … < \(x_n\)
    とする。\(x_r\)を\(r\)番目の順序統計量という。

    元の分布関数を\(F(x)\)、確率密度関数を\(f(x)\)とすれば、\(x_r\)の分布は、
    \(Φ(x_r)dx_r\)=\([F(x_r)]^{r-1} [1-F(x_r)]^{n-r} f(x_r)dx_r /B(r,n-r+1)\)

    \(F_1=F(x_r)\), \(F_2=F(x_{n-l+1})\)の同時分布は
    \(F_1^{r-1} (F_2 – F_1)^{n-r-l}(1-F_2)^{l-1} dF_1 dF_2 \)
    に比例する。

    つぎに、
    \(R=x_n – x_1\)と定義すると、\(R\)は範囲という。\(R\)の標本分布において、\(x_2-x_1=w\)と置くと、\(R\)の確率密度関数\(f_W (w)\)は

    \(f_W (w)\)=\(n(n-1)\)\( \displaystyle \int_{-∞}^{∞} \displaystyle \int_{-∞}^{x_2} (F_2 -F_1)^{n-2} f(x_1)f(x_1+w) dx_1 dx_2\)

    ここで、\(dF_i\)=\(df_i dx_i\)とすると、

    \(f_W (w)\)=\(n(n-1)\)\( \displaystyle \int_{-∞}^{∞} \displaystyle \int_{-∞}^{x_2} (F_2 -F_1)^{n-2} dF_1 dF_2\)
    となる。

    期待値E[\(w\)]は、
    E[\(w\)]=\(n(n-1)\)\( \displaystyle \int_{-∞}^{∞} \displaystyle \int_{-∞}^{x_2} (F_2 -F_1)^{n-2} (x_2 -x_1) dF_1 dF_2\)
    となる。

    \((F_2-F_1)^{n-2}\)を展開して、部分積分からまとめると、
    E[\(w\)]=\(n! \sum_{r=0}^{n-2} \frac{(-1)^r}{(r+1)!(n-r-1)!} \displaystyle \int_{-∞}^{∞} (1-F_2^{n-r-1})F_2^{r+1} dx_2\)
    =\(\displaystyle \int_{-∞}^{∞} (1-F_2^n-(1-F_2)^n)dx_2\)

    同様にしてE[\(w^2\)]は
    E[\(w^2\)]=\(2 \displaystyle \int_{-∞}^{∞} \displaystyle \int_{-∞}^{x_2}(1-F_2^n-(1-F_1)^n-(F_2-F_1)^n)dx_1 dx_2 \)

    従って\(w\)の母分散は
    \(σ_w^2\)= E[\(w^2\)]- E[\(w\)]2
    で与えられる。

    範囲の分布は、元の分布の母平均の値によらないから、
    \(\displaystyle \int_{0}^{1} xdF\)=0
    \(\displaystyle \int_{0}^{1} x^2dF\)=\(σ^2\)=1
    と置いても、一般性は失わない。\(σ^2\)が存在するなら、
    \( \displaystyle \lim_{x \to -\infty} xF= 0\)
    \( \displaystyle \lim_{x \to +\infty} x(1-F)= 0\)
    より、

    部分積分から、
    E[\(w\)]=\(\displaystyle \int_{-∞}^{∞} (1-F^n-(1-F)^n)dx\)
    =-\(\displaystyle \int_{0}^{1} xd[1-F^n-(1-F)^n]\)= \(\displaystyle \int_{0}^{1} x[(1-F)^n-F^n]dF\)

    シュワルツの不等式より、
    \(E[w]^2\) ≤ \(\displaystyle \int_{0}^{1} x^2dF \displaystyle \int_{0}^{1} [(1-F)^n-F^2]^2 dF\)
    =\(\frac{2n^2}{2n-1}(1-\frac{1}{_{2n-2}C_{n-1}})=K\)
    とすると、\(K\)は、
    E[\(w\)]=E[\(\frac{R}{σ}\)]=\(d_2\)
    を与える。

    E[w]の導出までは理解できますが、そのあとの計算がさっぱりわからないですね。式が正しく導出できるかが分からないです。

    導出が分かり次第報告します!

    このテーマはわかるまで研究したいと考えております。

    まとめ

    「順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介」を解説しました。

    • ①順序統計量のイメージが理解できる
    • ➁R管理図の変数d2,d3
    • ➂順序統計量からR管理図の係数d2,d3導出の紹介

  • 順序統計量の同時確率密度関数の導出がよくわかる

    本記事のテーマ

    順序統計量の同時確率密度関数の導出がよくわかる
    • ①順序統計量のイメージが理解できる
    • ➁順序統計量の教科書的な確率密度関数の導出
    • ➂順序統計量確率密度関数の導出がもっと理解できる
    • ④順序統計量の同時確率密度関数の期待値・分散がよくわかる
    高校数学で十分わかる!
    順序にそって、期待値が増加していることを図で理解しよう!

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    ①順序統計量のイメージが理解できる

    順序統計量の大事な基礎をまとめています。まず、ここで学習しましょう。

    順序統計量 【まとめ】
    「順序統計量の考え方がよくわかる」
    順序統計量をわかりやすく解説!大事な基礎をすべてまとめています。必見!

    ➁順序統計量の教科書的な確率密度関数の導出

    (1) 順序統計量の教科書的な確率密度関数の導出

    関数\(f_{(i)}(x)\)=\(\frac{n!}{(i-1)!1!(n-i)!}\)\(F(x)^{i-1}(1-F(x))^{n-1} f(x)\)の導出についてです。

    教科書の導出方法を解説します。

    \(X\)=(\(X_1,…,X_n\))を\(n\)個の独立な確率標本とし、確率密度関数、および分布関数をそれぞれ\(f(x)\),\(F(x)\)とする。また、\(F_{(i)}\),\(i=1,…,n\)を\(i\)番目の順序統計量\(X_{(i)}\)の分布案数とする。

    順序統計量

    上図のように、事象\(x\) < \(X_{(i)}\) < \(x+δx\)(\(δx\)は微小とする)の起こる確率Prは、二項定理を使って
    Pr(\(x\) < \(X_{(i)}\) < \(x+δx)\)
    =\(\frac{n!}{(i-1)!1!(n-i)!}\) \(F(x)^{i-1} (1-F(x+δx))^{n-i} (F(x+δx)-F(x))\)
    =(式1)
    と表現できる。

    二項定理から見ると、
    ●\(F(x)\)が\(i-1\)個
    ●\(F(x+δx)-F(x)\)が1個
    ●残り\(1F(x+δx)\)が\(n-i\)個
    を選ぶ、場合の数を求めるイメージです。

    (式1)の微分が関数\(f_{(i)}(x)\)になるので、
    \( \displaystyle \lim_{n \to \infty} \frac{ Pr}{δx} \)
    =\(f_{(i)}(x)\)=\(\frac{n!}{(i-1)!1!(n-i)!}\)\(F(x)^{i-1}(1-F(x))^{n-1} f(x)\)
    =(式2)

    ((式1)の中の、\((F(x+δx)-F(x))/δx\)⇒\(f(x)\)になります。)

    続いて、教科書的な同時確率密度関数の導出も見ましょう。

    (2) 順序統計量の教科書的な同時確率密度関数の導出

    関数\(f_{(i),(j)}(x_{(i)},x_{(j)})\)=\(C_{i,j}F(x_i)^{i-1}\)\((F(x_j)-F(x_i))^{j-i-1}\)\((1-F(x_j))^{n-j}f(x_i)f(x_j)\)の導出についてです。

    教科書の導出方法を解説します。

    2つの順序統計量\(X_{(i)}\)、\(X_{(ij)}\)について考えるが、
    ●1 < \(i\) < \(j\) < \(n\)
    とする。この場合、
    \(x_i\) < \(X_{(i)}\) \(X_{(i)}\) \(x_i + δx_i\)および\(x_j\) < \(X_{(j)}\) \(X_{(j)}\) \(x_j + δx_j\)が同時に起こる確率Prは、下図と二項定理を使って以下で表現できる。

    順序統計量

    Pr(\(x\) < \(X_{(i)}\) < \(x+δx\),\(x\) < \(X_{(i)}\) < \(x+δx\))
    =\(\frac{n!}{(i-1)!1!(j-i-1)!1!(n-j)!}\) \(F(x)^{i-1} (F(x_j)-F(x_i +δx_i))^{j-i-1}\)\((1-F(x_j + δx_j))^{n-j} (F(x_i +δx_i)-F(x_i)) (F(x_j +δx_j)-F(x_j))\)
    =(式3)
    で表現できる。

    二項定理から見ると、
    ●\(F(x_i)\)が\(i-1\)個
    ●\(F(x_i+δx_i)-F(x_i)\)が1個
    ●\(F(x_j)-F(x_i + δx_i)\)が\(j-i-1\)個
    ●\(F(x_j+δx_j)-F(x_j)\)が1個
    ●1-\(F(x_j+δx_j)\)が\(n-j\)個
    を選ぶ、場合の数を求めるイメージです。

    (式3)の微分が関数\(f_{(i),(j)}(x)\)になるので、
    \( \displaystyle \lim_{n \to \infty} \frac{ Pr}{δx_i δx_j} \)
    =\(C_{i,j}F(x_i)^{i-1}\)\((F(x_j)-F(x_i))^{j-i-1}\)\((1-F(x_j))^{n-j}f(x_i)f(x_j)\)
    (ここで、\(C_{i,j}=\frac{n!}{(i-1)!(j-i-1)!(n-j)!}\))
    =(式4)

    ((式3)の中の、
    \((F(x_i+δx_i)-F(x_i))/δx_i\)⇒\(f_(i)(x)\)と
    \((F(x_j+δx_j)-F(x_j))/δx_j\)⇒\(f_(j)(x)\)に
    なります。)

    ➂順序統計量確率密度関数の導出がもっと理解できる

    二項定理から導出できるのは事実ですが、順序よく並ぶイメージがまったくありません。

    むしろ、順序よく並ぶ関数が先にあって、それを整えて作られたのが順序統計量の確率密度関数の形であるとQCプラネッツでは考えています。

    なので、

    1. 順序よく並ぶ関数の形を探す
    2. 関数の値が綺麗になるように係数で整える

    の順番で順序統計量の確率密度関数を考えていきます。

    高校数学の関数で期待値が昇順に並ぶ例を学ぶ

    1. 順序よく並ぶ関数の形を探す
    2. 関数の値が綺麗になるように係数で整える

    を簡単な事例で解説します! しかも高校数学でできます! 

    高校数学でしかも、\(x^n\)の式で、期待値が昇順に並ばせることができる関数があります。面白い!ので次の例題を提示します!大学入試に出題されてもいい良問です!

    順序統計量の確率密度関数が理解できる高校数学問題

    4次関数
    \(f_1 (x)= 5(1-x)^4\)
    \(f_2 (x)= 5x(1-x)^3\)
    \(f_3 (x)= 5x^2 (1-x)^2\)
    \(f_4 (x)= 5x^3 (1-x)^1\)
    \(f_5 (x)= 5x^4 \)
    (つまり、\(f_i (x)= 5x^{i-1} (1-x)^{5-i}\) (\(i\)=1,2,3,4,5))
    ( 0 < \(x\) < 1)
    を定義する。
    (1) \(f_i (x)= 5x^{i-1} (1-x)^{5-i}\) (\(i\)=1,2,3,4,5))の概形を描け。
    (2) 期待値E[\(x_i\)]=\( \displaystyle \int_{0}^{1} x f_i(x)\)を計算せよ。
    (3) 期待値E’ [\(x_i\)]=\(\frac{5!}{i!(5-i)!}\)E[\(x_i\)]を求めよ。
    ただし、以下の式\( \displaystyle \int_{0}^{1} x^{p-1} (1-x)^{q-1} dx\)=\(\frac{(p-1)!}{(q-1)!}{(p+q-1)!}\)は証明せずに使ってよい。

    どうでしょう。見た目、大学入試か高校の実力試験に出ても違和感ないですよね!

    実際に解いてみましょう。

    実は、上の例の(3)
    期待値E’ [\(x_i\)]=\(\frac{5!}{i!(5-i)!}\)E[\(x_i\)]こそが順序統計量の確率密度関数の形になっていますし、この期待値を計算すると\(i/n\)に近い式になり、\(i\)を増やすと期待値もそれに従って順序よく増加し、下の図のイメージになります。

    順序統計量

    順序統計量の確率密度関数を理解する方法

    再掲しますが、

    1. 順序よく並ぶ関数の形を探す
    2. 関数の値が綺麗になるように係数で整える

    最初の、順序よく並ぶ関数の形を探すは、上の例題と関連記事の解説から
    \(x^{i}(1-x)^{n-i}\)が関数の項にあれば、期待値は\(i\)を増やすごとに増加し、順序どおり並びます。

    もっと一般化すると、
    ●\(x^{i}(1-x)^{n-i}\)が関数の項にあること
    ●\(f(x)^{i}(1-f(x))^{n-i}\)が関数の項にあること
    ●\(x^{i}(y-x)^{j-i} (1-y)^{n-j}\)が関数の項にあること
    となると、これらも順序よく並びます。

    まず、二項定理から導出するのではなく、順序よく並ぶ関数を用意することが先とQCプラネッツは考えます。

    次に、関数の値が綺麗になるように係数で整えるために二項定理のような係数がつきます。

    実際に、\(x^{i}(1-x)^{n-i}\)を積分するとベータ関数を適用し、計算結果が階乗!を使いまくる式になります。そのままは使いにくいので、「!」を無くすように関数の前に係数が付きます。

    つまり、下図のように順序統計量の式は構成されています。これは同時確率密度関数の場合も同じです。

    順序統計量

    難しい公式を無理に暗記せず、意味を理解しましょう。順序統計量は意味をよく理解することが大事です。

    ④順序統計量の同時確率密度関数の期待値・分散がよくわかる

    結果を記述しますが、詳しい導出はプレミアムテキストにあります。

    期待値と分散を導出する例題

    確率変数\(X\)の確率密度関数\(f(x)\)および分布関数\(F(x)\)が
    ●\(f(x)\)=1 (0 < \(x\) < 1)
    ●\(F(x)\)=x (0 < \(x\) < 1)
    の一様分布に従うとする。このとき、\(X_{(i)}\)と\(X_{(j)}\) (0 < \(X_{(i)}\) < \(X_{(j)}\) < 1)の同時分布について
    (1)期待値E[\(X_{(i)}\)]
    (2)期待値E[\(X_{(i)} X_{(j)}\)]
    (3)分散V[\(X_{(i)}\)]
    (4)共分散Cov[\(X_{(i)} X_{(j)}\)]
    をそれぞれ求めよ。

    (i)期待値の導出

    期待値をまとめると

    【期待値】
    ●期待値E[\(X_{(i)}\)]= \(\frac{i}{n+1}\)
    ●期待値E[\(X_{(i)} X_{(j)}\)]= \(\frac{i(j+1)}{(n+1)(n+2)}\)

    (ii)分散の導出

    分散、共分散をまとめると

    【分散、共分散】
    ●期待値V[\(X_{(i)}\)]= \(\frac{i(n-i+1)}{(n+1)^2 (n+2)}\)
    ●期待値V[\(X_{(i)} X_{(j)}\)] =\(\frac{i(n-j+1)}{(n+1)^2 (n+2)}\)
    順序統計量(一様分布)の同時確率密度関数の難しい式を使う良い演習ができます!。

    結果を記述しますが、詳しい導出はプレミアムテキストにあります。

    統計学_【まとめ】順序統計量 【QCプラネッツ順序統計量プレミアム勉強プリント】リンク

    まとめ

    「順序統計量の同時確率密度関数の導出がよくわかる」を解説しました。

    • ①順序統計量のイメージが理解できる
    • ➁順序統計量の教科書的な確率密度関数の導出
    • ➂順序統計量確率密度関数の導出がもっと理解できる
    • ④順序統計量の同時確率密度関数の期待値・分散がよくわかる
  • 【まとめ】順序統計量の考え方がよくわかる

    【まとめ】順序統計量の考え方がよくわかる

    本記事のテーマ

    順序統計量の考え方がよくわかる
    • ①順序統計量のイメージが理解できる
    • ➁順序統計量がよく理解できる例題
    • ③順序統計量の解説プレミアムテキストのご紹介
    高校数学で十分わかる!
    順序にそって、期待値が増加していることを図で理解しよう!

    QCに必要な数学問題集を販売します!

    QC検定®1級合格したい方、QCに必要な数学をしっかり学びたい方におススメです。
    QC検定®1級、2級、統計検定2級以上の数学スキルを磨くのに苦戦していませんか? 広大すぎる統計学、微分積分からQC・統計に勝てるための60題に厳選した問題集を紹介します。勉強してスキルを高めましょう。

    ①順序統計量のイメージが理解できる

    順序統計量とは

    順序統計量は意外と使われています。範囲R、R管理図、2点間距離の分布とかです。直観的にはわかりやすけど、数式で書くとめっちゃムズイのが順序統計量!

    ●定義は、

    確率変数\(X_1\),\(X_2\),…,\(X_n\)が独立の確率分布に従うとき、
    これらを大きい順に並べたとき、\(k\)番目の確率変数を\(X_{(k)}\)と書くと、
    \(X_{(1)}\) < \(X_{(2)}\) < \(X_{(k)}\) < … < \(X_{(n)}\)
    に並ぶ統計量を基本統計量という。

    定義は、そうなんだ!と言う感じですが、確率分布関数を見ると「なんじゃこりゃ」とムズくなります。

    確率分布関数\(f_{(i)}x)\)=\(\frac{n!}{(i-1)!1!(n-i)!} F(x)^{i-1}[1-F(x)]^{n-i}f(x)\)

    順序統計量をわかりやすく図で理解できるよう解説します。

    順序統計量のイメージ

    言葉の定義どおり、\(X_{(1)}\) < \(X_{(2)}\) < \(X_{(k)}\) < … < \(X_{(n)}\)
    に並びます。

    面白いのは、

    確率分布関数\(f_{(i)}x)\)の式は1つだが、整数\(i\)を0から1ずつ増やして代入してできる確率分布関数の期待値を計算すると、期待値がちゃんと増加していく!

    図で理解しましょう! 下図をご覧ください。

    順序統計量

    もともと確率分布関数\(f_{(i)}x)\)の式は1つですが、整数\(i\)を0から1ずつ増やして代入してできる確率分布関数の期待値を計算すると、期待値がちゃんと増加しているのがわかりますよね。

    視覚的に順序統計量がイメージできたところで、実際に計算して、上図を作ってみましょう。

    ➁順序統計量がよく理解できる例題

    いろいろな関数を使ってよいですが、順序統計量を理解しやすく、簡単な関数を提示すると、
    \(f(x)=x^p (1-x)^{n-p}\)
    とQCプラネッツは考えています。

    QCでもおなじみの二項分布、二項定理、OC曲線、抜取検査でもよく出で来る式ですし、
    統計学でもベータ関数に持ち込めるし、
    xの何とか乗なので、わかりやすいでしょう。

    ベータ関数を復習する

    順序統計量の前に、よく活用するベータ関数を復習します。

    ベータ関数がよくわかる
    ベータ関数は自力で解けますか?本記事ではベータ関数の導出方法や性質、ガンマ関数との関係をわかりやすく解説します。大学の数学のような難解な説明は一切していません。、大学受験で頻出問題となるベータ関数は受験でも統計学でも重要です。受験生と統計学を学ぶ人は必読です。

    メインの公式は、以下です。よく使います!

    \(B(p,q)= \displaystyle \int_{0}^{1} x^{p-1}(1-x)^{q-1} dx\)
    =\(\frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!}\)
    \(B(p,q)\)=\(\frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!}\)

    例題

    次の場合を考えます。

    \(n-1\)個のコインを投げる。コインが表になる確率は\(x\) (0 ≤ \(x\) ≤ 1)とする。この場合、\(i-1\)個のコインが表になる確率の\(n\)倍を\(f_{(i)}(x))\)とする。\(f_{(i)}(x))\)はどんな式になるか?

    なぜか、\(n\)個ではなく\(n-1\)個のコインで、
    なぜか、\(i\)個ではなく\(i-1\)個のコインの場合の確率の
    \(n\)倍するって変ですが、

    期待値、分散の計算を簡単にするために、あえてこのように設定しました。

    確率分布関数\(f_{(i)}(x))\)=\(n _{n-1}C_{i-1} x^{i-1} (1-x)^{n-i}\)
    となりますね。

    コインの表裏の確率問題はよく確率\(\frac{1}{2}\)を使いますが、一般化して\(x\)としました。そうするとベータ関数や順序統計量への応用につながります。

    いきなり難しい数学ではなく、よく勉強した高校数学からつなげて理解を深めましょう。

    期待値E,分散Vの導出

    期待値E[\(x_i\)]、分散V[\(x_i\)]は公式通りです。確認すると、
    E[\(x_i\)]=\( \displaystyle \int_{0}^{1} x f_{(i)}(x) dx\)
    E[\(x_i^2\)]=\( \displaystyle \int_{0}^{1} x^2 f_{(i)}(x) dx\)
    V[\(x_i\)]= E[\(x_i^2\)]- E[\(x_i\)]2
    ですよね。

    素直に代入します。

    期待値E[\(x_i\)]

    E[\(x_i\)]=\( \displaystyle \int_{0}^{1} x f_{(i)}(x) dx\)
    =\( \displaystyle \int_{0}^{1} x・ n _{n-1}C_{i-1} x^{i-1} (1-x)^{n-i} dx\)
    =\( n _{n-1}C_{i-1} \displaystyle \int_{0}^{1} x^i (1-x)^{n-i} dx\)
    =(式1)

    (式1)において、
    \( \displaystyle \int_{0}^{1} x^i (1-x)^{n-i} dx\)
    はベータ関数を使うと
    \( \displaystyle \int_{0}^{1} x^i (1-x)^{n-i} dx\)
    =\(B(i+1,n-i+1)\)
    =\(\frac{i!(n-i)!}{(n+1)!}\)
    =(式2)

    (式2)を(式1)に代入すると、
    (式1)=\(\frac{n!}{(i-1)!(n-i)!}\)・\(\frac{i!(n-i)!}{(n+1)!}\)
    =\(\frac{i}{n+1}\)

    まとめると、
    期待値E[\(x_i\)]=\(\frac{i}{n+1}\)
    と随分スッキリした式で表現できます!

    期待値E[\(x_i^2\)]

    期待値E[\(x_i\)]と同様に解くと、

    E[\(x_i^2\)]=\( \displaystyle \int_{0}^{1} x^2 f_{(i)}(x) dx\)
    =\( \displaystyle \int_{0}^{1} x^2・ n _{n-1}C_{i-1} x^{i-1} (1-x)^{n-i} dx\)
    =\( n _{n-1}C_{i-1} \displaystyle \int_{0}^{1} x^{i+1} (1-x)^{n-i} dx\)
    =(式3)

    (式3)において、
    \( \displaystyle \int_{0}^{1} x^{i+1} (1-x)^{n-i} dx\)
    はベータ関数を使うと
    \( \displaystyle \int_{0}^{1} x^{i+1} (1-x)^{n-i} dx\)
    =\(B(i+2,n-i+2)\)
    =\(\frac{(i+1)!(n-i)!}{(n+2)!}\)
    =(式4)

    (式4)を(式3)に代入すると、
    (式3)=\(\frac{n!}{(i-1)!(n-i)!}\)・\(\frac{(i+1)!(n-i)!}{(n+2)!}\)
    =\(\frac{i(i+1)}{(n+1)(n+2)}\)

    まとめると、
    期待値E[\(x_i^2\)]=\(\frac{i(i+1)}{(n+1)(n+2)}\)

    分散V[\(x_i\)]

    V[\(x_i\)]= E[\(x_i^2\)]- E[\(x_i\)]2より
    =\(\frac{i(i+1)}{(n+1)(n+2)}\)- \((\frac{i}{n+1})^2\)
    =\(\frac{i(n-i+1)}{(n+1)^2(n+2)}\)

    結果を可視化してチェック

    関数、期待値と分散は、それぞれ、
    ●関数\(f_{(i)}(x)\)=\(n _{n-1}C_{i-1} x^{i-1} (1-x)^{n-i}\)
    ●期待値E[\(x_i\)]=\(\frac{i}{n+1}\)
    ●分散V[\(x_i\)]=\(\frac{i(n-i+1)}{(n+1)^2(n+2)}\)
    でしたね。

    具体的にn=5としてi=1,2,3,4,5を代入しましょう。

    関数を具体的にn=5としてi=1,2,3,4,5を代入すると、
    ●\(f_{(1)}(x)\)=\(5(1-x)^4\)
    ●\(f_{(2)}(x)\)=\(20 x(1-x)^3\)
    ●\(f_{(3)}(x)\)=\(30 x^2 (1-x)^2\)
    ●\(f_{(4)}(x)\)=\(20 x^3 (1-x)\)
    ●\(f_{(5)}(x)\)=\(5 x^4\)

    グラフにしましょう。Iの値によって形が変化しています。

    順序統計量

    期待値E[\(x_i\)]

    ●期待値E[\(x_i\)]=\(\frac{i}{n+1}\)
    を実際に代入すると
    ●期待値E[\(x_1\)]=\(\frac{1}{6}\)
    ●期待値E[\(x_2\)]=\(\frac{2}{6}\)
    ●期待値E[\(x_3\)]=\(\frac{3}{6}\)
    ●期待値E[\(x_4\)]=\(\frac{4}{6}\)
    ●期待値E[\(x_5\)]=\(\frac{5}{6}\)
    これをグラフにすると、確かに順序にそって、右に期待値が増加しているのがわかりますね。

    順序統計量

    分散V [\(x_i\)]

    ●期待値V[\(x_1\)]=\(\frac{5}{6^2 7}\)
    ●期待値V[\(x_2\)]=\(\frac{8}{6^2 7}\)
    ●期待値V[\(x_3\)]=\(\frac{9}{6^2 7}\)
    ●期待値V[\(x_4\)]=\(\frac{8}{6^2 7}\)
    ●期待値V[\(x_5\)]=\(\frac{5}{6^2 7}\)
    となり、i=3の時が分散は最大になることがわかります。

    順序統計量は、視覚的に理解することが大事!

    ③順序統計量の解説プレミアムテキストのご紹介

    以前は、ブログ記事でまとめていましたが、PDFとしてまとめました。ダウンロードして学習ください。

    順序統計量のパターンがたくさんが理解できる関連記事を紹介します。上から下に沿って、それぞれの関連記事を読んでいってください。

    統計学_【まとめ】順序統計量 【QCプラネッツ順序統計量プレミアム勉強プリント】リンク

    No ブログ記事リンク
    1 順序統計量(指数関数)がよくわかる
    2 順序統計量の同時確率密度関数の期待値・分散がよくわかる
    3 順序統計量の中央値の確率密度関数がわかる
    4 順序統計量の幅の分布がわかる
    5 順序統計量の演習問題

    一緒に勉強しましょう。

    まとめ

    「順序統計量の考え方がよくわかる」を解説しました。

    • ①順序統計量のイメージが理解できる
    • ➁順序統計量がよく理解できる例題
  • 【必読】QC検定®2級 合格 「必勝ドリル」の勉強方法を解説!

    【必読】QC検定®2級 合格 「必勝ドリル」の勉強方法を解説!

    本記事のテーマ

    QC検定®2級 合格 「必勝ドリル」の勉強方法の解説と商品のご紹介
    • ①「必勝ドリル」とは
    • ➁「必勝ドリル」の内容を解説!
    • ➂なぜ「必勝ドリル」で必勝できるのか?
    • ➃「必勝ドリル」から試験問題を作ったので解いてみよう!
    • 購入方法
    「QC検定®2級 合格 「必勝ドリル」を多くの方からご購入いただき、とても嬉しいのですがQCプラネッツの思いが購入者に届いていないように感じるので、「必勝メモ」の活用方法を解説します!
    「QC検定®2級 合格 「必勝メモ」もセットでご購入いただくことも多く、「必勝メモ」の活用方法も関連記事で解説しています。ご覧ください。

    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ①「必勝ドリル」とは

    商品のご紹介

    必勝ドリル

    必勝メモに続き、必勝ドリルを提供します。
    QC検定®2級などの、品質中級者になるためには、
    「重要な問題を何度も練習して、速く解けること」が大切です。

    重要な問題を厳選したドリルを提供します。
    ●全21ページ
    ①基本統計量 平方和、期待値、分散、分散の加法性
    ②検定と推定 計量値と計数値の全パターンを1つの解法でマスター
    ③相関分析 回帰直線、分散分析、無相関の検定
    ④抜取検査 OC曲線、規準型、調整型、JIS表の読み方
    ⑤管理図と工程管理能力 管理図の書き方、異常の見つけ方
    ⑥実験計画法 一元、二元配置実験
    ⑦信頼性工学 信頼性、MTTFの3つの用語
    ⑧品質管理用語集 試験に頻出な箇所を厳選

    不安な箇所がないか、チェックリストとして
    ドリルを活用ください。

    元々は先輩向けに作っていた

    QC検定®2級を数回不合格になって苦戦していた職場の先輩向けに作ったチェックリストだったのが元です。

    よく言われた疑問なことは次の3つです。

    1. 勉強しても解き方がわからない
    2. この問題で詰まってしまった
    3. 試験時間が足りない

    なぜ、疑問に思うかと言うと、

    1. 勉強しても解き方がわからない
      決まったパターンしか出題しないのに?
    2. この問題で詰まってしまった
      復習がたりないからじゃないの?
    3. 試験時間が足りない
      数分で解けるまで練習したの?

    1発で合格した私を「君は優秀だから」、と言われるんですが、

    違う!違う! 合格する方法を知らないから落ちるだけ
    ならば、先輩の現状がわかるチェック問題を作ってみよう!

    がきっかけで、当然解けるよね! という典型的な問題を作ったのが「必勝ドリル」のきっかけです。

    試験問題や文章は典型的な問いにならないようにうまく表現しているが、試験の7割以上の問題は典型問題。典型パターンをおさえていれば冷静に時間内に解けるはず。

    QCプラネッツは実際、60分以内で全問解けて、時間的には十分余裕がありました。それは、

    決まった問題を確実に数分以内に解ける練習をして、
    同じ問題を何十回も復習して、モノにしてきたから

    「頭がいい」からではありません。頭がよかったら、勉強しなくても合格できるはず。

    ➁「必勝ドリル」の内容を解説!は

    まず、自分で内容を考えよう!

    さて、質問です。

    「必勝ドリル」を作れと言われたら、どんな問題を入れますか?

    これを解説していますが、実際、自分で考えることが大事です。次の3つですよね!

    1. 出題単元における大事な解き方
    2. 頻出問題の全パターン
    3. 注意すべきひっかけ問題

    最初の、「出題単元における大事な解き方」や「頻出問題の全パターン」って具体的に何でしょうか?

    出題範囲は以下ですよね!
    ①基本統計量
    ②検定と推定
    ③相関分析
    ④抜取検査
    ⑤管理図と工程管理能力
    ⑥実験計画法
    ⑦信頼性工学
    ⑧用語

    ①~⑦それぞれの単元で重要な内容とその解き方をリストアップすれば、解くべき問題が集まってきますよね。

    ドリルの内容が考えるようになると試験問題も作れる

    QCプラネッツから与えられた「必勝メモ」、「必勝ドリル」を受け身で解くのもいいのですが、自分で重要な内容や解き方を調べていくだけでも良い勉強になります。

    出題範囲やパターンが分かると試験問題がどうあるべきかも予想できるから

    試験問題を想定した練習ができると、なおさら、パターン練習の重要さが理解できます。

    QCプラネッツの「必勝メモ」、「必勝ドリル」の構成の意図を考えるだけでも良い勉強です。それからご購入いただくとより効果が出ます。

    ➂なぜ「必勝ドリル」で必勝できるのか?

    ポイントは次の3点です。

    1. 絶対おさえておくべき典型問題だけ抽出
    2. 1問を何回も解くための問題集
    3. 時間がない中、最小問題数で合格につなげる

    絶対おさえておくべき典型問題だけ抽出

    QC検定®2級の試験範囲は広範囲です。しっかりまとめた教材や演習問題だと数百ページになります。これでは頭がパンクします!

    試験合格に必要なところ(エッセンス)だけ、早くマスターしたい!

    を優先して、絞り切ったのが「必勝ドリル」です。

    絶対解けるかどうかを確認してください。
    不合格で相談に来る人にドリルの問題を解かせると、
    時間はかかるし、計算ミスするし、そりゃ落ちるよね!という状態です。

    1問を何回も解くための問題集

    高校からの勉強では、次の(A)(B)どちらが成績がよいかわかりますか?

    (A)1冊を何度もボロボロになるまで勉強した人
    (B)学校、塾、問題集をたくさんもって一通り勉強した人

    答えは、

    (A)1冊を何度もボロボロになるまで勉強した人

    数学の偏差値が80以上の人は、ほぼ(A)です。イマイチな人ほど、あれもこれも手を出します!

    (A)1冊を何度もボロボロになるまで勉強した人<
    は何を学べば勝てるかを知っているから、最小1冊を選べる

    QC検定®も同じです。高校、大学の数学やISOの難解な用語を扱うので、

    勝てるための1冊がキーとなります。
    「必勝ドリル」は20枚程度のドリルですが、
    何度も見直して、解けない不安を払拭してください。
    そうすれば、合格点を試験時間内に解けるところまで来ます。

    QCプラネッツの実体験でもあるからです。QC検定®2級受験勉強開始直後は、全く知らない素人でした。だから、1冊で勝てるもので勝てました。

    合格率が20%台と低いのは、勉強方法に問題があります。必勝ドリルをみて、何度も解く練習をしてください。

    時間がない中、最小問題数で合格につなげる

    ドリルの問題自体は、シンプルです。

    なぜなら、パターン問題で何度も解いて欲しいから。
    パターン問題がしっかり習得できたら
    試験問題の文章から、どのパターンの問題かをすぐに判断して、
    パターン問題を即回答すれば時間内に解けるようになる!

    特に受験者は普段、仕事しながらの勉強なので、勉強時間が基本足りません。だから効率的に学んでいく必要があります。

    そのための「必勝ドリル」です。

    「必勝ドリル」をいつでも、どこでもすらすら書けるようになるまで何度も練習しましょう!
    これだけやってください!

    なぜなら、

    不合格だった人に、どこができなかったかを確認するとき、必勝ドリルの問題を問いかけると、絶対完答できないことを職場経験でわかっているから
    決まったパターンを何度も解いて、試験会場で数分で解ける練習こそ、QC検定®2級合格の近道です。
    「必勝ドリル」を数十回、数百回見れば、力はつきます

    そういう思いで商品を提供しております。

    ⑤購入方法

    「必勝ドリル」のご購入お待ちしております。

    ご購入後、メールにてアクセス先をご連絡します。
    紙媒体の販売では、よく転売されていたため、とりやめました。
    電子データのアクセスのみ可とさせていただきます。

    メルカリでの販売

    「QCプラネッツ」で検索ください。

    noteからの販売

    「必勝ドリル」はnoteでもご購入できます!

    必勝ドリル QC検定®2級レベル 何度も解くべき重要ドリル

    「必勝メモ」と「必勝ドリル」セット noteでもご購入できます!

    QC検定®2級必勝メモ&必勝ドリルを販売します。2000円⇒1800円とお安くさせていただきます。

    必勝ドリル

    この記事も合格の秘訣をたくさん書きましたので、読むだけで数%は合格率が上がったはずです。

    ➃「必勝ドリル」から試験問題を作ったので解いてみよう!

    ボーナス記事として、問題を作ったので、解いてみてください。少し難し目です。

    出題範囲は
    ①基本統計量
    ②検定と推定
    ③相関分析
    ④抜取検査
    ⑤管理図と工程管理能力
    ⑥実験計画法
    ⑦信頼性工学
    ⑧用語
    ですよね。これから品質管理初級の方を試す問題って結構作れますよ。作ってみましょう。ちょっと難し目にしています。

    ①基本統計量

    苦手な「平方和」、「標本分散」、「期待値Eの∑や積分」、「分散の加法性」の問題から8問くらい作れます。

    データが2種類ある。
    (A)10,12,13,15,16
    (B)確率密度関数\(f(x)=-x(x-10)\)(0 ≥ \(x\) ≥ 10)なデータ
    (1)(A)の平方和は?
    (2)(A)標本分散は?
    (3)(B)の平均と分散は?
    (4)(A)(B)を組み合わせたデータ(C)の分散は?

    ②検定と推定

    苦手なχ2乗分布、ポアソン分布の使った場合とか狙い撃ちですね。

    もともと平均100cm(正規分布N(100,32に従う)で製造していた製品があったが製造方法を変えると以下のデータとなった。
    98,100,104,110,97
    (1)製造方法を変えたことによって平均が変わったとしてよいか?
    (2)製造方法によって製品の長さの分散が変化したとみてよいか?

    ③相関分析

    回帰直線、分散分析、R、rの値、無相関の検定の一通り出ますね。

    データx,yがある。
    (1)分散分析で\(S_T\)を\(S_R\)と\(S_e\)に分ける意味を説明せよ。
    (2)相関係数r=0,1のそれぞれの場合、\(S_T\)、\(S_R\)および\(S_e\)の関係性を述べよ。
    (3)相関係数が高いのに、無相関の検定で有意でない場合とはどういう場合か?

    ④抜取検査

    OC曲線、二項分布、基準型、調整型抜取検査、抜取検査表の見方が出ますね。

    抜取検査をしたい。
    (1)サンプル数n、合格判定個数cはどうやって求めるか?
    (2)調整型の「ゆるい」、「ふつう」、「きつい」の基準は何か?
    (3)抜取検査してもよい場合とダメな場合の違いは何か?

    ⑤管理図と工程管理能力

    管理限界の公式、管理図係数表、異常パターンの求め方、工程能力指数(両側、片側)ですね。

    ある製品の物理量の変化を毎日調べ、管理上、異常の有無を確かめたい。
    (1)どんな管理図を使うか?
    (2)管理限界はどう決めるべきか?
    (3)管理の異常パターンをJISによらず自分で想定せよ

    ⑥実験計画法

    フィッシャーの三原則、分散分析から2元配置実験までですね。

    実験計画法において、
    (1)なぜ、平方和全体は各効果の平方和に分解できるのか説明せよ。
    (2)なぜ、分散分析からF検定をするのか説明し、この検定のメリット・デメリットを説明せよ。
    (3)実験計画がうまくない場合、どう計画を修正するか?

    ⑦信頼性工学

    3つの用語(MTTF,MTBF,MTTR)、バスタブ曲線ですね。

    簡単なので割愛します。

    ⑧用語

    自分の言葉で説明できるかどうか? 単なる用語の暗記だけでなく、一旦考えてみましょう。

    以下について、品質管理を知らない人にわかりやすく説明せよ。
    (1)品質と何か?なぜ必要なのか?わかりやすく説明せよ。
    (2)次の用語をわかりやすく説明せよ。
    ①プロセスアプローチ ➁力量 ➂継続的改善
    (3)品質改善を真剣に取り組まない組織に居た場合、どうやって真剣に取り組む体制を作るか?
    (4)リスクと機会の違いを説明せよ。
    (5) フェールセーフとフールプルーフの実例を挙げよ。
    (6)品質不正はなぜ発生するのか?未然防止策を提案せよ。

    「必勝ドリル」に立ち戻って、予想問題を考えてみましょう。

    まとめ

    「QC検定®2級 合格 「必勝ドリル」の勉強方法を解説!」を解説しました。

    • ①「必勝ドリル」とは
    • ➁「必勝ドリル」の内容を解説!
    • ➂なぜ「必勝ドリル」で必勝できるのか?
    • ➃「必勝ドリル」から試験問題を作ったので解いてみよう!
    • 購入方法
  • 【必読】QC検定®2級 合格 「必勝メモ」の勉強方法を解説!

    【必読】QC検定®2級 合格 「必勝メモ」の勉強方法を解説!

    本記事のテーマ

    QC検定®2級 合格 「必勝メモ」の勉強方法の解説と商品のご紹介
    • ①「必勝メモ」とは
    • ➁「必勝メモ」の内容を解説!
    • ➂なぜ10枚程度のメモで必勝できるのか?
    • ➃必勝する勉強方法を解説
    • 購入方法
    「QC検定®2級 合格 「必勝メモ」を多くの方からご購入いただき、とても嬉しいのですがQCプラネッツの思いが購入者に届いていないように感じるので、「必勝メモ」の活用方法を解します!

    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ①「必勝メモ」とは

    商品のご紹介

    必勝メモ2

    QC検定®2級を一発合格したときに作った必勝メモを提供します。
    品質管理の中級レベルの方にも最適です。

    基礎統計量
    分散の加法性
    計数値と計量値の検定、推定
    管理図と工程管理能力
    抜取検査
    実験計画法
    回帰分析と相関係数
    信頼性工学
    品質管理の基礎応用
    ISO9001の基礎
    をまとめたメモです。

    試験に重要なポイントをシンプルにすぐ分かるようにまとめました。

    また、私の名前でググると、解説ブログがありますので、両方見てマスターしましょう。

    #QC検定®
    #QC検定®2級

    元々は自分向けに作っていた

    学生時代から試験対策として、重要な公式、用語をまとめて何度も読み直して試験に臨んでいました。
    QC検定®は決まったパターンを解く問いが多いため、「必勝メモ」との相性は抜群でした。

    でも、合格率が20~30%台と非常に低いです。そのため「必勝メモ」が役に立つ野ではないかと考え、販売しています。

    ➁「必勝メモ」の内容を解説!

    ポイントは次の3点です。

    1. 最小ボリュームまで絞る
    2. 1つの解法で応用が利くようまとめる
    3. 手法の違いを明記

    最小ボリュームまで絞る

    QC検定®2級の試験範囲は広範囲です。しっかりまとめた教材だと数百ページになります。これでは頭がパンクします!

    試験合格に必要なところ(エッセンス)だけ、早くマスターしたい!

    を優先して、絞り切ったのが「必勝メモ」の10枚程度のメモです。

    10枚なら、マスターできるでしょう!

    1つの解法で応用が利くようまとめる

    特に、検定と推定の単元では全部で9種類の問いがあります。

    1. 平均値に関する検定(σ2 既知)
    2. 平均値に関する検定(σ2 未知)
    3. 分散値が変化したかどうか
    4. 2変数の分散値の同異
    5. 2 項分布、1つの母不適合品率P
    6. 2 項分布、2つの母不適合品率
    7. ポアソン分布1つの母不適合品率P
    8. ポアソン分布2 つの母不適合品率差
    9. 分割表による検定
    ばらばらに覚えず、1つの解法で9種類解けるように解き方を暗記する

    理論は合格後に勉強してもいいので、今は点数化を優先しましょう。

    「検定と推定」の必勝メモの構成

    ①平均値に
    関する検定
    (σ2 既知)
    ➁平均値に
    関する検定
    (σ2 未知)
    ➂分散値が
    変化した
    かどうか
    ・・・ ⑨分割表
    による検定
    ①仮説の設定
    ・帰無仮説
    ・対立仮説
    ➁有意水準の設定
    ➂検定統計量
    ・公式
    ・計算
    ➃検定
    ➄点推定
    ・公式
    ・計算
    ⑥信頼区間
    ・公式
    ・計算

    9種類の解法もすべて表の縦方向に沿って1つの解法でマスターできます。これを何度も練習します。試験では、9種類のうち、どれが出題かを判断して解けばOKです。

    9種類を3ページに見やすく解説しているので、
    1つの解法で9種類が解けることと、各種類の公式の違いなどが一目瞭然です。

    教科書ではこういう見やすい比較はありません。「必勝メモ」の強みです。

    手法の違いを明記

    実験計画法では4種類の解法が出題範囲です。

    1. 一元配置(繰り返し数同じ)
    2. 一元配置(繰り返し数異なる)
    3. 二元配置(繰り返し無)
    4. 二元配置(繰り返し有)

    基本は、検定と推定と同様に同じ解法で4種類を2ページに見やすく解説しています。だからこそ、それぞれの解き方の違いも一目瞭然です。

    一元配置
    (繰り返し数同じ)
    一元配置
    (繰り返し異なる)
    二元配置(繰り返し無) 二元配置(繰り返し有)
    ①2乗表を作る
    ➁平方和を計算 分母の値の違いに注意 \(S_{AB}\)の計算に注意
    ➂分散分析表
    ➃F分布
    ➄推定 有効繰返し数の違いに注意 有効繰返し数の違いに注意
    ・公式
    ・計算

    基本は縦の流れに沿った1解法で、4種類が解けますが、各手法の違いもはっきりわかるので、すぐ理解できます!

    実験計画法は2ページにわたり、4種類の解法が一望できるようにまとめています。

    ➂なぜ10枚程度のメモで必勝できるのか?

    理由は簡単です。

    1. 決まったパターンしか出題されない
    2. QC検定®2級の受験生レベルでは数百ページの参考書は読めない
    3. 試験時間も期間もそれほどない

    決まったパターンしか出題されない

    ひっかけ問題や見たことのない問題は出ません。そんな意地悪しなくても合格率は20%台です。意地悪したら合格率はもっと低下します。25回の時が少し意地悪でした。合格率は15%。

    決まったパターンしか出題されないので、
    頻出パターンは「必勝メモ」で絶対におさえましょう!

    決まったパターンで落とす人が多く、むしろ「何を勉強しているのか?」と疑問に思います。

    QC検定®2級の受験生レベルでは数百ページの参考書は読めない

    私も数年前はそうでしたが、統計学や実験計画法、ISO、品質管理用語をしっかり理解するには、相当時間がかかります。QC検定®2,3,4級は、品質管理を始めてばかりの人が多いです。

    分厚い教科書、通信教材はむしろ逆効果!
    だってそれを解ける力量がまだないから
    QCプラネッツは2冊しかやっていませんし、それしかできなかったですよ!2冊と必勝メモで精一杯でした。本当に!でも一発合格できました!

    勉強方法の工夫が大事です。

    QCプラネッツが使った教材は以下の2つだけです。ホンマに!

    例えば、こんな参考書を持っていたら、逆に不合格の予感が漂います。

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    なぜなら、

    分厚い教科書、通信教材はむしろ逆効果!
    だってそれを解ける力量がまだないから
    使いこなせていないだけ!
    試験会場では勉強やった感は出せるけど、わかる人にはすぐばれます!

    試験時間も期間もそれほどない

    品質管理を始めたばかりの人なので、長くても3カ月、ひょっとしたら一夜漬けの人も多いです。

    QCプラネッツが使った教科書2冊でさえ、ものにするには3カ月かかりました。それほど、最初慣れない人には難しいのです。

    だから10枚程度の「必勝メモ」を完璧にマスターするのはキツイはず

    ➃必勝する勉強方法を解説

    よく「10枚程度で1000円の商売するな!」と言われますが、そうじゃないです!

    「必勝メモ」のたかが10枚の内容を
    いつでも、どこでもすらすら書けるようになるまで何度も練習しましょう!
    これだけやってください!
    朝起きたら、分散分析表書けますか?
    ランチで休憩中も公式が書けますか?
    テレビでくつろいでも、品質管理用語がスラスラ出ますか?
    「必勝メモ」のたかが10枚の内容を
    いつでも、どこでもすらすら書けるようになるまで何度も練習しましょう!
    これだけやってください!

    なぜなら、

    不合格だった人に、どこができなかったかを確認するとき、必勝メモの内容を聞くと、絶対完答できないことを職場経験でわかっているから
    決まったパターンを何度も解いて、試験会場で数分で解ける練習こそ、QC検定®2級合格の近道です。
    「必勝メモ」を数十回、数百回見れば、力はつきます。

    そういう思いで商品を提供しております。

    ⑤購入方法

    「必勝メモ」のご購入お待ちしております。

    ご購入後、メールにてアクセス先をご連絡します。
    紙媒体の販売では、よく転売されていたため、とりやめました。
    電子データのアクセスのみ可とさせていただきます。

    ここまで、読んでいただき、ありがとうございます。
    この記事も合格の秘訣をたくさん書きましたので、読むだけで数%は合格率が上がったはずです。

    「必勝メモ」はnoteでもご購入できます!

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    QC検定®2級必勝メモ&必勝ドリルを販売します。2000円⇒1800円とお安くさせていただきます。

    まとめ

    「QC検定®2級 合格 「必勝メモ」の勉強方法を解説!」を解説しました。

    • ①「必勝メモ」とは
    • ➁「必勝メモ」の内容を解説!
    • ➂なぜ10枚程度のメモで必勝できるのか?
    • ➃必勝する勉強方法を解説
    • 購入方法
  • 【まとめ】正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性がよくわかる

    【まとめ】正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性がよくわかる

    本記事のテーマ

    【まとめ】正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性がよくわかる
    • ①分布関数を必要とする理由を理解する
    • ➁正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性
    • ➂分布関数を導出するために必要な数学手法
    • ➃分布関数の学ぶ順番
    高校数学で十分わかる!
    QC検定®2級、1級にも頻出なので、しっかり理解しましょう。
    平方和・分散の導出方法でχ2乗分布、F分布、t分布の関数が作られていることがわかればOK!
    正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性がわかる!

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    ①分布関数を必要とする理由を理解する

    なんで、いろいろ分布関数があるの?

    分布関数が必要な理由を最初に理解しましょう。

    それは、

    調べたい変数(特に、変位x、変位xのばらつき)があるから

    解析したい変数に合わせて分布関数がある

    私たちが知りたい変数の情報は主に3つです。

    1. 変数Xそのもの
    2. 変数Xのばらつき(平方和)
    3. 変数Xの分散の変化(分散比)

    つまり、

    1. データxの値そのものをまず調べて
    2. その値が妥当かどうかを見たいために、分散・平方和を求める
    3. また、条件変化によるデータxの変化も分散比から求めたい

    という3つの情報があります。

    4つの分布関数がありますが、関係性は下表のとおりです。

    変数 分布
    変位x 正規分布(またはt分布)
    平方和S
    分散(V)
    χ2乗分布
    分散比 F分布

    ここまでの内容は大丈夫でしょうか?わかりやすいはずですが、結構重要なエッセンスです。

    この重要なエッセンスを主に、実際数式を解いていきます。数式が複雑なだけで考え方はここまで理解できればOKです。

    ➁正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性

    関係性は図で理解する

    図を見ましょう。

    正規分布,χ2乗分布,F分布,t分布1

    勉強する順番は、

    1. 変数Xそのもの
    2. 変数Xのばらつき(平方和)
    3. 変数Xの分散の変化(分散比)

    ですから、

    1. 最初に変位Xを表現する正規分布
    2. 正規分布の2乗和を表現するχ2乗分布で平方和・分散を評価します。
    3. 分散の変化があれば、分散比を使ってF分布を使います。
    4. t分布はおまけ

    ここで、t分布は (t分布)=(正規分布)×1/√(χ2乗分布/n(自由度))な変換で導出します。イメージは

    正規分布,χ2乗分布,F分布,t分布2

    t分布が何者かわかりにくいですが、これで少しイメージが付いたと思います。

    QC検定®では、
    ①正規分布
    ➁t分布
    ➂χ2乗分布
    ➃F分布
    の順番
    ですが、

    数学的には、
    ①正規分布
    ➁χ2乗分布
    ➂F分布
    ➃t分布
    の順番の方が理解しやすい
    です。

    ➂分布関数を導出するために必要な数学手法

    ここは、QC検定®1級以上のレベルなので、初めて確率密度関数を学ぶ人はスキップしてもOKです。

    でも、導出過程を知らないと、わけのわからない関数のままです。

    分布関数を導出するために必要な数学は以下です。すべて関連記事に書いていますのでご覧ください。

    1. ベータ関数、ガンマ関数
      (正規分布の積分に必要)
    2. 確率変数の変換
      (\(Y=X^2\)のχ2乗分布を作るときに必要)
    3. 畳み込み積分
      (自由度1からnのχ2乗分布を作るときに必要)
    4. 確率変数の変換
      (F分布を作るときに必要)

    難しい式を並べず、高校数学の復習をしてから解説しているので、理解しやすいです。1つずつ何度も読んで理解を深めてください。一読でわかるものではないので注意です!

    ベータ関数、ガンマ関数

    ベータ関数

    ベータ関数がよくわかる
    本記事ではベータ関数の導出方法や性質、ガンマ関数との関係をわかりやすく解説します。大学の数学のような難解な説明は一切していません。大学受験で頻出問題となるベータ関数は受験でも重要です。

    ガンマ関数

    統計学_ガンマ分布 ガンマ分布がよくわかる
    信頼性工学で必須なガンマ分布の特徴・期待値・分散などをわかりやすく解説します。

    確率変数の変換

    統計学_2確率変数変換_Z=XY積 2変数の確率変数の変換がよくわかる(1変数の積の場合)
    2変数の確率変数の変換の基礎をわかりやすく解説します。

    畳み込み積分

    【まとめ】畳み込み積分がよくわかる
    本記事では畳み込み積分を高校数学を使ってわかりやすく解説し、 さらに一様分布、指数分布、正規分布、ポアソン分布、χ2乗分布を組み合わせた畳み込み積分の計算を途中経過を一切端折らずに解説しています。

    ➃分布関数の学ぶ順番

    何度も書いていますが、

    1. 変数Xの分布は正規分布からスタートする
    2. ばらつきを調べたいので平方和を表現するχ2乗分布が欲しくなる
    3. ばらつきの変化を調べたいので分散比を表現するF分布が欲しくなる
    4. t分布はおまけ

    を理解しましょう。ここからは、実際に数学を駆使して確率密度関数を導出しています。関連記事を見てください。

    変数Xの分布は正規分布からスタートする

    正規分布の導出がよくわかる
    本記事では専門書を読んでも理解できない正規分布の導出をわかりやすく解説しています。統計学、品質管理に関わる人は必読です。

    大事なポイントは、
    なぜ、\(e^{-x^2}\)型を正規分布は使うのかを理解することです! この理由を考えながら関連記事を読んでください。

    ばらつきを調べたいので平方和を表現するχ2乗分布が欲しくなる

    ★リンク QCプラネッツプレミアムテキスト
    「F分布、χ2乗分布の導出がよくわかる」で確認ください

    大事なポイントは、

    ①確率変数変換\(Y=X^2\)で2乗の変数を作る事です。1つの解法でどんな変換もイケます!実際に使う式は
    \(g(y)\) =\(\frac{1}{2\sqrt{y}}(f(\sqrt{y})+f(-\sqrt{y}))\)
    暗記せず、導出過程も理解していきましょう。

    ➁2乗の変換ができたら、次は、2乗和して平方和・分散の確率密度関数を作ることです。
    和は「畳み込み積分」で表現します。
    \(Z=X_1^2+X_2^2\)⇒ \( g(z)= \displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} f_1(x)f_2(z-x)dx \)
    ですね。これをくりかえします。

    \(Z=(X_1^2+X_2^2)+X_3^2\)⇒ \( g(z)= \displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} f_{1,2}(x)f_3(z-x)dx \)

    \(Z=(X_1^2+…+X_{n-1}^2)+X_n^2\)⇒ \( g(z)= \displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} f_{1,…,n-1}(x)f_n(z-x)dx \)
    こうやってχ2乗分布の確率密度関数を導出します!

    ばらつきの変化を調べたいので分散比を表現するF分布が欲しくなる

    ★リンク QCプラネッツプレミアムテキスト
    「F分布、χ2乗分布の導出がよくわかる」で確認ください

    大事なポイントは、
    \(X,Y⇒Z=X/Y,W=Y\)と確率変数を変換して、
    2変数の同時確率密度関数を導出
    します。
    そして、変数を1つ減らすために、積分した周辺確率密度関数からF分布の確率密度関数が導出できます。

    t分布はおまけ

    t分布の確率密度関数の導出がよくわかる
    t分布の確率密度関数は導出できますか?本記事では、2つの確率変数の変換の解法パターンでわかりやすく丁寧にt分布の確率密度関数を導出します。統計学を学んでいる方は必読です。

    大事なポイントは、
    \(X,Y⇒Z=X/\sqrt{\frac{Y}{n}},W=Y\)と確率変数を変換して、
    2変数の同時確率密度関数を導出
    します。
    そして、変数を1つ減らすために、積分した周辺確率密度関数からt分布の確率密度関数が導出できます。

    t分布の導出を最後として、F分布の導出の後にした理由は
    F分布と導出方法が同じで、変換する変数が異なるだけだからです。

    公式暗記に頼らず、確率密度関数の理解が深まります!相当の数学力が高まります!

    まとめ

    「【まとめ】正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性がよくわかる」を解説しました。

    • ①分布関数を必要とする理由を理解する
    • ➁正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布の関係性
    • ➂分布関数を導出するために必要な数学手法
    • ➃分布関数の学ぶ順番
  • 正規分布の導出がよくわかる

    正規分布の導出がよくわかる

    本記事のテーマ

    正規分布の導出がよくわかる
    • ①正規分布の導出は難しすぎる
    • ➁正規分布は何で\(e^{-x^2}\)の式を使うの?
    • ➂わかりやすい正規分布の導出を伝授!
    「正規分布って何で\(e^{-x^2}\)なの?」、「正規分布の導出が理解できない!」と疑問に思いませんか?
    「専門書に導出過程あるけど、読んでもわからない。。。」
    を解説します!

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    ①正規分布の導出は難しすぎる

    正規分布の導出方法は専門書を読んでもわからない

    実は、正規分布の導出をしっかりまとめた本があります。

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    この本のP137~181まで、「正規分布の歴史」として、過去の偉大な数学者が式の導出を解説しています。

    でも、

    読んでもわからない。。。

    正規分布の導出方法が書いているサイトを見てもわからない。。。

    ネットにも、いろいろ解説がありますが、

    「正規分布 導出」で検索!

    でも、でも、でも

    読んでもわからない。。。

    だから、本記事を書くことにしました。

    ➁正規分布は何で\(e^{-x^2}\)の式を使うの?

    正規分布の「正規」って何なの?

    わかります? この質問?

    1. 正規分布の「正規」って、何が「正規」なの?
    2. なんで、\(e^{-x^2}\)の式を使うの?

    これを簡単に答えると、

    1. 中心が0、標準偏差が1であること
    2. 左右対称な分布関数であること
    3. [-∞,∞]で分布関数を積分しても有限な値であること

    でOKです。

    上の3条件を満たす関数なら、正規分布は\(f(x)=e^{-x^2}\)でなくてもOKです。ですが、\(f(x)=e^{-x^2}\)以外の関数を見たことがありません。

    もしあったら教えてください。

    この定義でいくと、分布関数は
    \(f(x)=x^a+・・・\)とかは、[-∞,∞]で積分すると∞に発散するのでNGです。

    なので、\(f(x)=e^{-g(x)}\)型が有効なのは理解できます。

    ここで、疑問が沸きます!

    \(f(x)=e^{-x}\)の方が、積分簡単なのに、
    なんで、\(f(x)=e^{-x^2}\)と複雑な式を使うの?

    高校数学や大学入試で、出て来る関数は圧倒的に、
    \(f(x)=e^{-x}\)の方です!

    なぜなら、

    \(f(x)=e^{-x}\)は微分も積分も簡単にできて便利!

    じゃー、正規分布も\(f(x)=e^{-x}\)にすればいいじゃん!

    これをわかりやすく解説します。

    ➂わかりやすい正規分布の導出を伝授!

    モデル式(微分方程式)を作る!

    ガウスの公理というものがあります。感覚的に理解できるものです。

    1. 大きさの大きい正と負の誤差は等しい確率で生じる
    2. 小さい誤差は大きな誤差より起こりやすい
    3. ある限界値より大きな誤差は実際上起こらない
    最初の「大きさの大きい正と負の誤差は等しい確率で生じる」は、
    y軸で対称な確率密度関数\(\f(x))を用意すればOKということ。
    先に最後の「ある限界値より大きな誤差は実際上起こらない」は、
    モデル式とは関係ないので一旦保留にしておきます。

    モデル式で大事なのは、

    モデル式で大事なのは、
    2つ目の「小さい誤差は大きな誤差より起こりやすい」。

    これを式でQCプラネッツ的に考えます。

    ヒントするのは、高校数学・物理で習う、「放射性物質の時間に対する質量の変化率は質量に変化する」です。

    確率密度関数は下図のように、ある点\(x\)での確率\(f(x)\)(<1)の確率の変化\(f’(x)\)は、その確率\(f(x)\)(<1)に関係があるはずで、誤差が増える(\(x\)が増える)ほど、確率\(f(x)\)は0に近づくように値が下がっていきます。

    正規分布1

    これを表現すると
    \(f’(x)\)=\(-af(x)\) (\(a\) >0)
    と置いてもよいでしょう。

    この微分方程式を解くと、
    \(\frac{df}{dx}=-af\)
    \(\frac{df}{f}=-adx\)
    両辺を積分すると
    \(log(f(x))=-ax\)
    \(f(x)=e^{-ax}\)
    となります。

    あれ? 正規分布の式\(f(x)=e^{-x^2}\)じゃない!

    正規分布が\(f(x)=e^{-x}\)でない理由の1つは、
    下図のように尖っているから

    正規分布2

    ヒストグラムを書くと、もう少し滑らかな確率分布関数ですよね!

    正規分布3

    なので、モデル式を改造して再検討しましょう!

    モデル式(微分方程式)を修正して再度解く!

    正規分布は滑らかさが必要!
    これをどうやってモデル式に表現したらよいか?

    ヒストグラムを見ると、滑らかさの秘訣がわかります。

    ある点まではゆっくり\(f(x)\)が下がるが
    ある点を超えると一気に\(f(x)\)が下がる!

    これを表現できるいい方法があります!
    モデル式をこう変えます!

    \(f’(x)\)=\(-af(x)\) (\(a\) >0)を
    \(f’(x)\)=\(-axf(x)\) (\(a\) >0)に
    変える!

    つまり、\(x\)の積を追加すればOK!

    \(x\)は 0 < \(x\) <1 の時、
    \(f’(x)\)= \(axf(x)\) < \(af(x)\)より、
    \(f’(x)\)は小さいから、\(f(x)\)の下がり方は小さい!

    \(x\)は 1 < \(x\) の時、
    \(f’(x)\)= \(axf(x)\) > \(af(x)\)より、
    \(f’(x)\)は大きくなるから、\(f(x)\)は一気に下がる!

    \(x\)の積を追加すれば、
    正規分布の滑らかさが表現できていますね!

    正規分布4

    この微分方程式を解くと、
    \(\frac{df}{dx}=-axf\)
    \(\frac{df}{f}=-axdx\)
    両辺を積分すると
    \(log(f(x))=-\frac{1}{2}ax^2\)
    \(f(x)=e^{-\frac{1}{2}ax^2}\)
    となります。

    正規分布の式になりましたね!

    正規分布5

    この説明の方が、正規分布の導出は理解しやすい!です。

    本記事の注意点

    正規分布の導出を簡易的に理解できる方法を本記事で解説しました。

    ただし、厳密な証明をやっぱり身に着けたい方は、本や他のサイトで勉強してください。

    QCプラネッツも厳密な証明方法をわかりやすく解説したかったのですが、
    難しくて挫折したのと、
    専門書の導出過程は強引な所が多々あるため、

    本記事の簡易的な導出方法としました。

    専門書と本記事を比較しても正規分布の導出については、
    それほど説明力は変わらないのかもしれません。

    難しい式や概念は、精度を下げてもいいから、わかりやすいものから理解する!
    慣れてきたら、専門書で厳密な定義を理解する!

    わかりやすい正規分布の導出方法を解説しました。

    まとめ

    「正規分布の導出がよくわかる」を解説しました。

    • ①正規分布の導出は難しすぎる
    • ➁正規分布は何で\(e^{-x^2}\)の式を使うの?
    • ➂わかりやすい正規分布の導出を伝授!
  • ベータ関数がよくわかる

    ベータ関数がよくわかる

    本記事のテーマ

    ベータ関数がよくわかる
    • ①ベータ関数とは
    • ➁ベータ関数を導出
    • ➂ベータ関数を使った頻出な大学入試問題
    高校数学で十分わかる!
    大学入試問題練習にも復習にもなる!
    ガンマ関数の前に、ベータ関数から理解してきましょう!

    QCに必要な数学問題集を販売します!

    QC検定®1級合格したい方、QCに必要な数学をしっかり学びたい方におススメです。
    QC検定®1級、2級、統計検定2級以上の数学スキルを磨くのに苦戦していませんか? 広大すぎる統計学、微分積分からQC・統計に勝てるための60題に厳選した問題集を紹介します。勉強してスキルを高めましょう。

    ①ベータ関数とは

    ベータ関数とは

    \(B(p,q)= \displaystyle \int_{0}^{1} x^{p-1}(1-x)^{q-1} dx\)
    =\(\frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!}\)

    なんじゃこりゃ!ですが、大丈夫です!

    高校数学でよく出て来るベータ関数

    一番大事なのは、

    曲線と直線間の面積公式が最初

    そして、よく見かける式がベータ関数の入り口です。

    \(\displaystyle \int_{α}^{β} (x-α)^m (x-β)^n dx \)

    ここで、m=n=1なら、2次関数と直線との面積で、暗記する公式
    \(\displaystyle \int_{α}^{β} (x-α) (x-β)dx \)=\(-\frac{1}{6}(β-α)^3\)
    ですよね!

    ベータ関数

    ベータ関数とガンマ関数の関係式

    大学数学以上では頻繁に使うので、先に紹介します。

    \(B(p,q)=\frac{Γ(p)Γ(q)}{Γ(p+q)} \)

    この証明は、ガンマ関数の記事で解説しますが、ここでは簡単なイメージです。

    \(B(p,q)\)=\(\frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!}\)
    \(Γ(p)=(p-1)!\)、\(Γ(q)=(q-1)!\)、\(Γ(p+q)=(p+q-1)!\)より
    \(B(p,q)\)=\(\frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!}\)= \(\frac{Γ(p)Γ(q)}{Γ(p+q)} \)と
    階乗「!」でみていけば公式が成り立つのが、わかりますね。

    高校数学で十分説明つきますね!

    ガンマ関数をベータ関数でまとめられないか?を考える

    では、ベータ関数を導出してみましょう。

    ➁ベータ関数を導出

    【大学入試頻出問題】積分から

    次の式を証明しましょう! 大学入試で絶対マスターすべき良問です!

    【問】以下の式を導出せよ。
    \(I(m,n)= \displaystyle \int_{a}^{b} (x-a)^m (x-b)^ndx \)
    =\((-1)^n \frac{m!n!}{(m+n+1)!}(b-a)^{m+n+1}\)

    解法

    まず、部分積分すると、漸化式が作れます。

    \(\left[ \frac{1}{m+1}(x-a)^{m+1} (x-b)^n \right]_{a}^{b}\)=\(I(m,n)+\frac{n}{m+1}I(m+1,n-1)\)
    なお、(左辺)は0なので、
    \(I(m,n)\)=\(-\frac{n}{m+1}I(m+1,n-1)\) (式1)

    (式1)から、
    \(I(m,n)\)=\(-\frac{n}{m+1}I(m+1,n-1)\)= \((-\frac{n}{m+1})(-\frac{n-1}{m+2})I(m+2,n-2)\)
    =…=\((-1)^n \frac{m!n1}{(m+n)!} I(m+n,0)\)
    =\((-1)^n \frac{m!n1}{(m+n+1)!} (b-a)^{m+n+1}\) (式2)

    と証明できます。今後、演習問題として取り上げたいので、計算途中を端折りましたが、一度は見ながら導出してみてください。

    ベータ関数への導出

    問:次の式を導出せよ。
    \(B(a,b)= \displaystyle \int_{0}^{1} x^{a-1}(1-x)^{b-1} dx\)
    =\(\frac{(a-1)!(b-1)!}{(a+b-1)!}\)

    これも、大学入試で出題されてもいい良問です。まさにベータ関数の導出です。

    (式2)を再掲します。
    \(I(m,n)\)=\((-1)^n \frac{m!n1}{(m+n+1)!} (b-a)^{m+n+1}\) (式2)

    ここで、上手な置き換えをします。
    \(t=\frac{x-a}{b-a}\)と置くと、

    ●\((x-a)=t(b-a)\)
    ●\((x-b)=(t-1)(b-1)\)
    ●\(dx=(b-a)dt\)

    積分区間は

    積分区間
    x a b
    t 0 1

    これを(式2)に代入すると
    \(I(m,n)= \displaystyle \int_{a}^{b} (x-a)^m (x-b)^ndx \)
    =\((-1)^n \frac{m!n1}{(m+n+1)!} (b-a)^{m+n+1}\)

    (右辺)=\(\displaystyle \int_{a}^{b} (x-a)^m (x-b)^ndx \)
    =\(\displaystyle \int_{0}^{1} t^m (b-a)^m (t-1)^n (b-a)^n (b-a) dt \)
    =\((-1)^n (b-a)^{m+n+1} \displaystyle \int_{0}^{1} t^m (1-t)^n dt \)
    =\((-1)^n \frac{m!n1}{(m+n+1)!} (b-a)^{m+n+1}\)
    より、

    \(\displaystyle \int_{0}^{1} t^m (1-t)^n dt \)=\(\frac{m!n!}{(m+n+1)!} \)
    ここで、 \(m⇒m-1,n⇒n-1\)に変えると、
    \(\displaystyle \int_{0}^{1} t^{m-1} (1-t)^{n-1} dt \)=\(\frac{(m-1)!(n-1)!}{(m+n-1)!} \)
    となり、ベータ関数が導出できます!

    ➂ベータ関数を使った頻出な大学入試問題

    三角関数の積分とベータ関数

    ベータ関数は

    \(B(a,b)= \displaystyle \int_{0}^{1} x^{a-1}(1-x)^{b-1} dx\)
    =\(\frac{(a-1)!(b-1)!}{(a+b-1)!}\)

    ここで、\(t\)は 0 ≤ \(t\) ≤ 1ですから、何か \(cos,sin\)で置きたくなります。

    \(t=sin^2 θ\)と置くと、
    \(B(a,b)= 2\displaystyle \int_{0}^{\frac{π}{2}} sin^{2a-1}θ cos^{2b-1} θ dθ\)
    =\(\frac{(a-1)!(b-1)!}{(a+b-1)!}\)
    となる。

    これは、よく \(x^{\frac{a}{b}}+y^{\frac{c}{d}}=1\)の曲線の面積を求める時によく使いますし、大学入試でも頻出問題ですね。

    ベータ関数に関する大学入試問題

    過去の入試問題を紹介しましょう。解けるかな?

    自然数\(m,n\)において、第1象限内の曲線\(x^{\frac{1}{m}}+y^{\frac{1}{n}}\)と\(x\)軸、\(y軸\)で囲まれる部分の面積\(A(m,n)\)を求めよ。(東工大)
    正の整数\(m,n\)において、\(A(m,n)\)を次の定積分で定める。(東北大)
    \(A(m,n)=\displaystyle \int_{0}^{\frac{π}{2}} cos^m x sin^n x dx\)
    (1) 等式 \(A(m,n)=A(n,m)\)および \(A(m+2,n)+A(m,n+2)=A(m,n)\)を示せ。
    (2) 等式 \(A(m,n+2)\)=\(\frac{n+1}{m+1}A(m+2,n)\)を示せ。

    ベータ関数を身に着けるための重要な演習問題です。是非解いてみてください。

    いろいろな関数を使って、確率変数の変換を見て慣れていきましょう!

    本記事の内容は、ほぼ高校数学で解けましたね!

    まとめ

    「ベータ関数がよくわかる」を解説しました。

    • ①ベータ関数とは
    • ➁ベータ関数を導出
    • ➂ベータ関数を使った頻出な大学入試問題
  • 2変数の確率変数の変換がよくわかる(Z=X/Y商の場合)

    2変数の確率変数の変換がよくわかる(Z=X/Y商の場合)

    本記事のテーマ

    2変数の確率変数の変換がよくわかる(Z=X/Y商の場合)
    • ①2変数の確率変数の変換の基本をマスターする
    • ➁ Z=X/Y商の場合(事例1)
    • ➂ Z=X/Y商の場合(事例2)

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    ①2変数の確率変数の変換の基本をマスターする

    基本は次の関連記事でまとめていますので、確認ください。

    統計学_2確率変数変換_Z=XY積 2変数の確率変数の変換がよくわかる(1変数の積の場合)
     2変数の変換の基礎と、積の場合をわかりやすく解説しています!

    では、実践編に入ります。最初は簡単な式から行きます!

    ➁ Z=X/Y積の場合(事例1)

    2変数の前に、1変数の変換については、関連記事でまとめていますが、主にZ=X+Y,Z=X-Yの加減についてですね。

    【まとめ】1変数の確率変数の変換がよくわかる
    本記事では,理解が難しい公式をそのまま使わずに,高校数学で十分解ける解法を解説します。今回は変換したいパターンをすべてを解説!

    では、解説していきます。2例解説します。

    (1) 1変数でZ=X/Y(商)の場合の変換方法

    【例題】
    2つの確率変数\(X\),\(Y\)が独立で、それぞれ一様分布U(0,1)に従うとき、確率変数\(Z\)を\(Z=X/Y\)とするときの、確率密度関数\(h(z)\)を求めよ。

    やってみましょう。

    まず、\(X,Y\)の確率密度関数を定義します。
    \(f(x)\)=1 (0 ≤ \(x\) ≤ 1)
    \(g(y)\)=1 (0 ≤ \(y\) ≤ 1)

    解き方は、

    1. \(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す
    2. \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する
    3. 2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
      \(g(z,w)=f(x(z,w),y(z,w)|det J| \)で求まる。
    4. 実際は\(z,w\)のうち、どちらかは不要な変数なので、片方の変数で積分して、残りの変数についての周囲確率密度関数
      (例えば \(g(z)= \displaystyle \int_{w_1}^{w_2} g(z,w)dw \))
      を計算する。

    ですから、1つずつ行きましょう。

    (i)\(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す

    ここで、変換する変数を定義します。

    \(Z\)=\(X/Y\)、\(W\)=\(Y\)とおく、つまり
    \(Z\)=\(X/W\)、\(W\)=\(Y\)とおきます。

    \(x=x(z,w),y=y(z,w)\)に直します。
    \(x\)=\(zw\)
    \(y\)=\(w\)

    (ii)\(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する

    次に、ヤコビ行列から行列式ヤコビアンを求めます。

    ヤコビ行列Jは
    Jは
    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{\partial x}{ \partial z} & \frac{\partial x}{\partial w} \\
    \frac{\partial y}{\partial z} & \frac{\partial y}{\partial w}
    \end{pmatrix}\)

    J=\(\begin{pmatrix}
    w & z \\
    0 & 1
    \end{pmatrix}\)

    次に行列式ヤコビアンは
    \(det J\)=\(w・1-0・z\)
    =\(w \)
    で計算できます。

    ここまで大丈夫ですね!

    (iii)2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)を導出

    代入すると、

    \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)
    \(f(x(z,w)\)=1, \(g(x(z,w)\)=1に注意して、
    =\( 1・1・ w dzdw\)
    =\(p(z,w)dzdw\)
    =(式1)

    結構、スッキリしますね!

    2変数\(z,w\)に関する同時確率密度関数\(p(z,w)dzdw\)が求まりました。
    次に、zについての周囲確率密度関数を求めます。

    なぜなら、\(w=y\)であり、\(w\)は不要な変数だから\(w\)で積分します。

    ここで、注意なのが、

    変数の範囲が限定されているため、積分区間は場合分けが必要
    (0 ≤ \(x\) ≤ 1)
    (0 ≤ \(y\) ≤ 1)

    変数\(w\)については、以下の3つの場合分けが発生します。

    ①\( h(z)\)=0 (\(z\) ≤ 0) (積分区間が無い)
    ➁\( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{1} w dw \)=\(\left[\frac{1}{2}w^2 \right]_{0}^{1}\)=\(\frac{1}{2}\)(0 < \(z\) ≤ 1)
    ➂\( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{z} w dw \)=\(\left[\frac{1}{2}w^2 \right]_{0}^{z}\)=\(\frac{1}{2}z^2\)(1 < \(z\))

    となります。図で解説します。ただし、\(z=x/y\)であり\(w=y\)で積分するので、\(xy\)の軸が通常と逆にしています。

    5-1

    1変数の積の変換は2変数の変換から計算できますね!

    もう1つ事例を挙げます。次は、指数分布どうしです。

    ➂ Z=X/Y商の場合(事例2)

    (2) 1変数でZ=X/Y商の場合の変換方法

    【例題】
    2つの確率変数\(X\),\(Y\)が独立で、それぞれ指数分布に従うとき、
    \(f(x)=λe^{-λx} \)(0 ≤ \(x\))
    \(g(y)=μe^{-μy} \)(0 ≤ \(y\))
    確率変数\(Z\)を\(Z=X/Y\)とするときの、確率密度関数\(h(z)\)を求めよ。

    やってみましょう。

    解き方は、事例1と同じです。

    1. \(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す
    2. \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する
    3. 2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
      \(g(z,w)=f(x(z,w),y(z,w)|det J| \)で求まる。
    4. 実際は\(z,w\)のうち、どちらかは不要な変数なので、片方の変数で積分して、残りの変数についての周囲確率密度関数
      (例えば \(g(z)= \displaystyle \int_{w_1}^{w_2} g(z,w)dw \))
      を計算する。

    ですから、1つずつ行きましょう。

    (i)\(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す

    ここで、変換する変数を定義します。

    \(Z\)=\(X/Y\)、\(W\)=\(Y\)とおく、つまり
    \(Z\)=\(X/W\)、\(W\)=\(Y\)とおきます。

    \(x=x(z,w),y=y(z,w)\)に直します。
    \(x\)=\(zw\)
    \(y\)=\(w\)

    (ii)\(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する

    次に、ヤコビ行列から行列式ヤコビアンを求めます。

    ヤコビ行列Jは
    Jは
    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{\partial x}{ \partial z} & \frac{\partial x}{\partial w} \\
    \frac{\partial y}{\partial z} & \frac{\partial y}{\partial w}
    \end{pmatrix}\)

    J=\(\begin{pmatrix}
    w & z \\
    0 & 1
    \end{pmatrix}\)

    次に行列式ヤコビアンは
    \(det J\)=\(w・1-0・z \)
    =\(w\)
    で計算できます。

    ここまで大丈夫ですね!

    (iii)2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)を導出

    代入すると、

    \(f(x,y)dxdy\)=\(λe^{-λx}・μe^{-μy}\)
    =\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)
    =\(λμe^{-λ(zw)}・e^{-μw} w dw\)
    =(式1)

    よって、2変数\(z,w\)に関する同時確率密度関数\(p(z,w)dzdw\)は、
    \(p(z,w)dzdw\)=\(λμe^{-λ(zw)}・e^{-μw} w \)

    2変数\(z,w\)に関する同時確率密度関数\(p(z,w)dzdw\)が求まりました。
    次に、zについての周囲確率密度関数を求めます。

    なぜなら、\(w=y\)であり、\(w\)は不要な変数だから\(w\)で積分します。

    ここで、注意なのが、

    変数の範囲が限定されているため、積分区間は場合分けが必要
    (0 ≤ \(x\))
    (0 ≤ \(y\))

    変数\(w\)については、以下2つの場合分けが発生します。

    ●\( h(z)\)=0 (\(w\) ≤ 0) (積分区間が無い)
    ●\( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{∞} (λμe^{-λ(zw)}・e^{-μw} w dw \)

    積分すると、
    \( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{∞} (λμe^{-(λz+μ)w)} w dw \)
    =\(\left[-\frac{λμ}{(λz+μ)^2} e^{-(λz+μ)w} \right]_{0}^{∞}\)
    =\(\frac{λμ}{(λz+μ)^2}\)

    計算できました!

    伝えたいことは

    1変数の積の変換は2変数の変換から計算できますね!

    いろいろな関数を使って、確率変数の変換を見て慣れていきましょう!

    本記事の内容は、ほぼ高校数学で解けましたね!

    まとめ

    「2変数の確率変数の変換がよくわかる(Z=X/Y商の場合)」を解説しました。

    • ①2変数の確率変数の変換の基本をマスターする
    • ➁ Z=X/Y商の場合(事例1)
    • ➂ Z=X/Y商の場合(事例2)
  • 2変数の確率変数の変換がよくわかる(1変数の積の場合)

    2変数の確率変数の変換がよくわかる(1変数の積の場合)

    本記事のテーマ

    2変数の確率変数の変換がよくわかる(Z=XY積の場合)
    • ①2変数の確率変数の変換の基本をマスターする
    • ➁ (導入)簡単な事例
    • ③ Z=XY積の場合(事例1)
    • ④ Z=XY積の場合(事例2)

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    QC検定®1級合格したい方、QCに必要な数学をしっかり学びたい方におススメです。
    QC検定®1級、2級、統計検定2級以上の数学スキルを磨くのに苦戦していませんか? 広大すぎる統計学、微分積分からQC・統計に勝てるための60題に厳選した問題集を紹介します。勉強してスキルを高めましょう。

    ①2変数の確率変数の変換の基本をマスターする

    確率変数の変換は高校数学でほぼイケます!大丈夫!

    確率変数の変換は難しいけど、
    理解しないと、正規分布、t分布、χ2乗分布、F分布との関係が理解できないから困っている!
    確率変数の変換は高校数学でほぼイケます!大丈夫!
    ただし、公式暗記より、実演でマスターしよう!

    慣れてきたら、公式を見ましょう。

    2変数の確率変数の変換の求め方

    1変数の確率変数の変換方法と同様に決まった解法があります。

    変数\(x,y\)を変数\(z,w\)に変換するとします。

    1. \(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す
    2. \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する
    3. 2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
      \(g(z,w)=f(x(z,w),y(z,w)|det J| \)で求まる。
    4. 実際は\(z,w\)のうち、どちらかは不要な変数なので、片方の変数で積分して、残りの変数についての周囲確率密度関数
      (例えば \(g(z)= \displaystyle \int_{w_1}^{w_2} g(z,w)dw \))
      を計算する。

    ここで、注意点があります。
    Jは
    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{\partial x}{ \partial z} & \frac{\partial x}{\partial w} \\
    \frac{\partial y}{\partial z} & \frac{\partial y}{\partial w}
    \end{pmatrix}\)

    また、\(det J\)は行列式ヤコビアンといいますね。

    A=\(\begin{pmatrix}
    a & b \\
    c & d
    \end{pmatrix}\)
    のとき、行列式ヤコビアン\(det A\)は、
    \(det A=ad-bc\)
    で計算できます。

    計算力が求められる場合がありますが、基本は高校数学でイケます!

    では、実践編に入ります。最初は簡単な式から行きます!

    ➁ (導入)簡単な事例

    (1) (導入)簡単な事例

    【例題】
    確率変数(\(X,Y\))の同時確率密度関数\(f(x,y)\)が
    \(f(x,y)\)=\(\frac{1}{2}xy^2\) (0 ≤ \(x\) ≤ 2, 0 ≤ \(y\) ≤ 1)
    に対して、確率変数\(Z,W\)を
    \(Z=2X+Y\)
    \(W=X-2Y\)
    と定義した場合の、確率変数\(Z,W\)についての同時確率密度関数\(g(z,w)\)を求めよ。

    解いていきましょう。解法は、

    1. \(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す
    2. \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する
    3. 2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
      \(g(z,w)=f(x(z,w),y(z,w)|det J| \)で求まる。
    4. 実際は\(z,w\)のうち、どちらかは不要な変数なので、片方の変数で積分して、残りの変数についての周囲確率密度関数
      (例えば \(g(z)= \displaystyle \int_{w_1}^{w_2} g(z,w)dw \))
      を計算する。

    ですから、1つずつ行きましょう。

    (i)\(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す

    \(x=x(z,w),y=y(z,w)\)に直します。
    \(x\)=\(\frac{1}{5}(2z+w)\)
    \(y\)=\(\frac{1}{5}(z-2w)\)
    連立方程式から求められます。

    (ii)\(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する

    次に、ヤコビアン行列から行列式ヤコビアンを求めます。

    \(det J\)=\(\frac{2}{5}・(-\frac{2}{5})\)-\(\frac{1}{5}・\frac{1}{5}\)
    =\(-\frac{1}{5}\)
    で計算できます。

    (iii)2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)を導出

    代入すると、

    \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)
    =\(\frac{1}{2} × \frac{1}{5}(2z+w) ×\frac{1}{25}(z-2w)^2 ×|-\frac{1}{5}| dzdw\)
    =\(\frac{1}{1250} (2z+w) (z-2w)^2 dzdw\)

    よって、同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
    \(g(z,w)= \frac{1}{1250} (2z+w) (z-2w)^2 \)
    と計算できます。

    なお、ここから\(z\)または、\(w\)だけの周辺確率分布関数が必要なら、不要な変数について積分が必要となります。

    今回の\(f(x,y)\)は簡単な式ですが、正規分布やχ2乗分布の確率分布関数でも同様の解法で変換していきます!

    ③ Z=XY積の場合(事例1)

    (2) 1変数でZ=XY(積)の場合の変換方法

    【例題】
    2つの確率変数\(X\),\(Y\)が独立で、それぞれ一様分布U(0,1)に従うとき、確率変数\(Z\)を\(Z=XY\)とするときの、確率密度関数\(h(z)\)を求めよ。

    やってみましょう。

    まず、\(X,Y\)の確率密度関数を定義します。
    \(f(x)=1\) (0 ≤ \(x\) ≤ 1)
    \(g(y)=1\) (0 ≤ \(y\) ≤ 1)

    解き方は、

    1. \(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す
    2. \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する
    3. 2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
      \(g(z,w)=f(x(z,w),y(z,w)|det J| \)で求まる。
    4. 実際は\(z,w\)のうち、どちらかは不要な変数なので、片方の変数で積分して、残りの変数についての周囲確率密度関数
      (例えば \(g(z)= \displaystyle \int_{w_1}^{w_2} g(z,w)dw \))
      を計算する。

    ですから、1つずつ行きましょう。

    (i)\(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す

    ここで、変換する変数を定義します。

    \(Z\)=\(XY\)、\(W\)=\(Y\)とおく、つまり
    \(Z\)=\(XW\)、\(W\)=\(Y\)とおきます。

    \(x=x(z,w),y=y(z,w)\)に直します。
    \(x\)=\(\frac{z}{w}\)
    \(y\)=\(w\)

    (ii)\(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する

    次に、ヤコビ行列から行列式ヤコビアンを求めます。

    ヤコビ行列Jは
    Jは
    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{\partial x}{ \partial z} & \frac{\partial x}{\partial w} \\
    \frac{\partial y}{\partial z} & \frac{\partial y}{\partial w}
    \end{pmatrix}\)

    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{1}{w} & -\frac{z}{w^2} \\
    0 & 1
    \end{pmatrix}\)

    次に行列式ヤコビアンは
    \(det J\)=\(\frac{1}{w}・1-0・(-\frac{z}{w^2}) \)
    =\(\frac{1}{w} \)
    で計算できます。

    ここまで大丈夫ですね!

    (iii)2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)を導出

    代入すると、

    \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)
    \(f(x(z,w)\)=1, \(g(x(z,w)\)=1に注意して、
    =\( 1・1 \frac{1}{w} dzdw\)
    =\(p(z,w)dzdw\)
    =(式1)

    結構、スッキリしますね!

    2変数\(z,w\)に関する同時確率密度関数\(p(z,w)dzdw\)が求まりました。
    次に、zについての周囲確率密度関数を求めます。

    なぜなら、\(w=y\)であり、\(w\)は不要な変数だから\(w\)で積分します。

    ここで、注意なのが、

    変数の範囲が限定されているため、積分区間は場合分けが必要
    (0 ≤ \(x\) ≤ 1)
    (0 ≤ \(y\) ≤ 1)

    変数\(w\)については、以下の3つの場合分けが発生します。

    ●\( h(z)\)=0 (\(w\) ≤ 0) (積分区間が無い)
    ●\( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{w} \frac{1}{w}dw \)=\(\left[log w \right]_{z}^{1}\)=\(-log z\)
    ●\( h(z)\)=0 (\(w\) ≥ 0) (積分区間が無い)

    となります。ここが難しいですね!

    1変数の積の変換は2変数の変換から計算できますね!

    もう1つ事例を挙げます。次は、積分が困難なので、途中で終わる場合です。

    ④ Z=XY積の場合(事例2)

    (3) 1変数でZ=XY(積)の場合の変換方法

    【例題】
    2つの確率変数\(X\),\(Y\)が独立で、それぞれ指数分布に従うとき、
    \(f(x)=λe^{-λx} \)(0 ≤ \(x\))
    \(g(y)=μe^{-μy} \)(0 ≤ \(y\))
    確率変数\(Z\)を\(Z=XY\)とするときの、確率密度関数\(h(z)\)を求めよ。

    やってみましょう。

    解き方は、事例1と同じです。

    1. \(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す
    2. \(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する
    3. 2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)は
      \(g(z,w)=f(x(z,w),y(z,w)|det J| \)で求まる。
    4. 実際は\(z,w\)のうち、どちらかは不要な変数なので、片方の変数で積分して、残りの変数についての周囲確率密度関数
      (例えば \(g(z)= \displaystyle \int_{w_1}^{w_2} g(z,w)dw \))
      を計算する。

    ですから、1つずつ行きましょう。

    (i)\(x=x(z,w),y=(z,w)\)の式を\(z=z(x,y),w=w(x,y)\)の式に直す

    ここで、変換する変数を定義します。

    \(Z\)=\(XY\)、\(W\)=\(Y\)とおく、つまり
    \(Z\)=\(XW\)、\(W\)=\(Y\)とおきます。

    \(x=x(z,w),y=y(z,w)\)に直します。
    \(x\)=\(\frac{z}{w}\)
    \(y\)=\(w\)

    (ii)\(f(x,y)dxdy\)=\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)に変換する

    次に、ヤコビ行列から行列式ヤコビアンを求めます。

    ヤコビ行列Jは
    Jは
    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{\partial x}{ \partial z} & \frac{\partial x}{\partial w} \\
    \frac{\partial y}{\partial z} & \frac{\partial y}{\partial w}
    \end{pmatrix}\)

    J=\(\begin{pmatrix}
    \frac{1}{w} & -\frac{1}{w^2} \\
    0 & 1
    \end{pmatrix}\)

    次に行列式ヤコビアンは
    \(det J\)=\(\frac{1}{w}・1-0・(-\frac{1}{w^2}) \)
    =\(\frac{1}{w} \)
    で計算できます。

    ここまで大丈夫ですね!

    (iii)2変数\(z,w\)の同時確率密度関数\(g(z,w)\)を導出

    代入すると、

    \(f(x,y)dxdy\)=\(λe^{-λx}・μe^{-μy}\)
    =\(f(x(z,w),y(z,w)|det J| dzdw\)
    =\(λμe^{-λ\frac{z}{w}}・e^{-μw} \frac{1}{w}dw\)
    =(式1)

    よって、2変数\(z,w\)に関する同時確率密度関数\(p(z,w)dzdw\)は、
    \(p(z,w)dzdw\)=\(λμe^{-λ\frac{z}{w}}・e^{-μw} \frac{1}{w}\)

    2変数\(z,w\)に関する同時確率密度関数\(p(z,w)dzdw\)が求まりました。
    次に、zについての周囲確率密度関数を求めます。

    なぜなら、\(w=y\)であり、\(w\)は不要な変数だから\(w\)で積分します。

    ここで、注意なのが、

    変数の範囲が限定されているため、積分区間は場合分けが必要
    (0 ≤ \(x\))
    (0 ≤ \(y\))

    変数\(w\)については、以下2つの場合分けが発生します。

    ●\( h(z)\)=0 (\(w\) ≤ 0) (積分区間が無い)
    ●\( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{∞} λμe^{-λ\frac{z}{w}}・e^{-μw} \frac{1}{w}dw \)

    実は、この
    \( h(z)=\displaystyle \int_{0}^{∞} λμe^{-λ\frac{z}{w}}・e^{-μw} \frac{1}{w}dw \)
    の積分が非常に難しいです。なぜなら、

    \(e^{-\frac{1}{w}}・e^{-w}\)の積分で、特に、\(e^{-\frac{1}{w}}\)が難しいです。

    一旦ここで、保留しましょう。

    指数関数の指数が分数で、分母に積分したい変数が入ると計算が一気に難しくなるので、あまりZ=XYのパターンは出ないと思ってよいでしょう。

    うまく計算ができないパターンもブログとして掲載しますね。
    教科書は、うまく計算ができる例だけしかないので、あたかもどんな関数でも変換ができるように錯覚しがちです。

    とは、言っても、伝えたいことは

    1変数の積の変換は2変数の変換から計算できますね!

    いろいろな関数を使って、確率変数の変換を見て慣れていきましょう!

    本記事の内容は、ほぼ高校数学で解けましたね!

    まとめ

    「2変数の確率変数の変換がよくわかる(Z=XY積の場合)」を解説しました。

    • ①2変数の確率変数の変換の基本をマスターする
    • ➁ (導入)簡単な事例
    • ③ Z=XY積の場合(事例1)
    • ④ Z=XY積の場合(事例2)
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