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    利用規約

    序文
    QCプラネッツは、QCプラネッツが運営するオンラインサービス『QC塾』(動画、図画、文章、音声、音楽、ソフトウェア、プログラム、ソースコードおよびその他一切の表現ならびに情報から構成され、以下「QC塾」といいます。)の利用について、以下のとおり会員利用規約(以下「QC塾利用規約」といいます。)を定めます。会員がQC塾を利用するためには、QC塾利用規約の全文をお読みいただき、そのすべてに同意していただく必要があります。

    第1章 共通条項
    第1条(QC塾)
    QC塾を通じ、品質管理スキルを中心とした学習コンテンツを提供します。また、学習補助機能など様々な学習に有益な機能も提供してまいります。

    第2条(利用登録)
    QC塾の利用を希望する者は、QC塾利用規約に同意したうえで、コンテンツの支払い完了時に、QC塾規約に従ったQC塾の利用契約が会員とQCプラネッツの間に成立し、会員はQC塾をQCプラネッツの定める方法で利用することができるようになります。

    第3条(禁止事項)
    会員は、QC塾を利用するにあたり、以下の各号のいずれかに該当する行為または該当するとQCプラネッツが判断する行為を行わないものとします。
    (1)他の会員または第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利または利益を侵害する行為
    (2) QC塾を、QC塾が予定している利用形態を超えて利用(複製、送信、転載、改変などの行為を含むが、これに限られない。)する行為
    (3)犯罪行為に関連する行為または公序良俗に反する行為
    (4)法令に違反する行為
    (5)コンピューター・ウィルスその他の有害なコンピューター・プログラムを含む情報を送信する行為
    (6)QCプラネッツが定める一定のデータ容量以上のデータを、QC塾を通じて送信する行為
    (7)QC塾の運営を妨げるおそれのある行為
    (8)有料コンテンツのURLを第三者に無断に教える行為
    (9)ソフトウェアを介することにより、または、第三者が提供するウェブサイトを介することにより、QC塾をダウンロードする行為
    (10)その他、QCプラネッツが不適切と判断する行為

    第4条(権利帰属等)
    会員は、著作権法上認められる場合を除き、QC塾の複製、上映、公衆送信、頒布、譲渡、貸与、翻訳および翻案の行為をしてはならないものとします。

    第5条(保証の否認および免責)
    QCプラネッツは、QC塾が会員の特定の目的に適合すること、QC塾が会員の期待する商品価値、正確性および有用性を有すること、会員によるQC塾の利用が会員に適用のある法令または業界団体の内部規則等に適合すること、ならびに、QC塾に不具合が生じないことについて、何ら保証するものではありません。
    QCプラネッツは、QC塾の提供にあたり相当の安全策を講じるものの、QC塾の中断、停止、終了、利用不能もしくは変更、データの削除もしくは消失、または、その他QC塾に関して会員が被った損害につき、賠償する責任を一切負わないものとします。付随的損害、間接損害、特別損害、将来の損害および逸失利益に係る損害については、賠償する責任を負わないものとします。
    会員はQC塾を利用するにあたり、自己の費用と責任でQC塾を利用するために必要となるパソコン、スマートフォンなどの端末、インターネット回線、ソフトウェアその他の設備を用意するものとします。会員のインターネット回線の状況、パソコン環境、その他予期せぬ理由により、コンテンツの中断、速度低下、障害、停止もしくは利用不能、または中止などの事態などが発生した場合も、これによって会員に生じた損害についてQCプラネッツは一切責任を負いません。

    第6条(やむを得ない場合の停止等)
    QCプラネッツは、以下のいずれかに該当する場合、会員に事前に通知することなく、QC塾の一部または全部の停止または中断をすることができるものとし、この場合、QCプラネッツは、会員に生じた損害について、一切の責任を負いません。
    (1)QC塾の提供に必要な装置、コンピュータ、システムまたは通信回線等の保守または点検を行う場合
    (2)QC塾の提供に必要な装置、コンピュータ、システムまたは通信回線等が不通、不良および事故等により使用不能となった場合
    (3)火災、落雷、地震、風水害,停電およびその他の天災地変に起因してサービス提供が困難な場合
    (4)いわゆるハッカー等の介入によりサービス提供が困難な場合
    (5)その他、やむを得ない事由により、QCプラネッツが停止または中断の必要があると判断した場合

    第7条(個人情報等の取扱)
    (1)基本姿勢:個人のメールアドレス、氏名、住所等の個人情報は外部に出しません。
    (2)ただし、次の項目については個人情報を利用します。
    ア ご購入いただいた、講座の代金を請求するため
    イ レポートの回答内容をQCプラネッツのブログやQC塾の紹介ページに紹介するため。
    ただし、その場合は内容を加筆・修正した上で投稿し、本人が特定できないものとします。
    ウ QC塾の効果、お薦めを紹介するため。ただし、本人の了承を必ず取ります。
    エ サービス向上アンケートや、新サービスの提供を配信するため
    オ 不正行為や犯罪防止にために確認するため。

    第8条(QC塾の内容の変更)
    QCプラネッツは、QCプラネッツの都合により、QC塾の内容を変更し、または、QC塾の提供を終了することがあり、QCプラネッツは、当該変更により会員に生じる損害には一切責任を負いません。

    第9条(利用規約の変更)
    QCプラネッツは、QCプラネッツが必要と判断する場合、利用規約の内容を変更できるものとします。QCプラネッツは、利用規約の内容を変更した場合には、会員に当該変更内容をQCプラネッツの定める方法により通知するものとし、通知後、会員がQC塾を利用した場合またはQCプラネッツの定める期間内に利用登録の抹消をしなかった場合には、会員は、利用規約の変更に同意したものとみなします。

    第10条(通知)
    QC塾に関する問い合わせその他会員からQCプラネッツに対する連絡または通知、および利用規約の変更に関する通知その他QCプラネッツから会員に対する連絡または通知は、QCプラネッツの定める方法で行うものとします。

    第11条(権利義務の譲渡禁止)
    会員は、利用規約上の地位または利用規約に基づく権利もしくは義務につき、第三者に対し、譲渡、移転、担保設定、その他の処分をすることはできません。

    第12条(反社会勢力の排除)
    QCプラネッツ及び会員は、それぞれ相手方に対し、次の各号の事項を確約します。
    (1)利用登録前又は利用登録中において、自らが、暴力団、暴力団関係企業、総会屋若しくはこれらに準ずる者又はその構成員(以下総称して「反社会的勢力」という)ではないこと。
    (2)利用登録前又は利用登録中において、自らの役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいう)又は社員が反社会的勢力ではないこと。
    (3)反社会的勢力に自己の名義を利用させ、個別契約を締結するものでないこと。
    (4)利用登録中に、自ら又は第三者を利用して、次の行為をしないこと。
    ア 相手方に対する脅迫的な言動又は暴力を用いる行為
    イ 偽計又は威力を用いて相手方の業務を妨害し、又は信用を毀損する行為
    QCプラネッツ及び会員の一方が、利用登録中に、前項に違反した場合には、その相手方は、何らの催告を要せずして、QC塾の利用契約を解除することができます。

    第13条(分離可能性)
    利用規約の一部の条項が無効とされた場合も、他の条項の効力には影響せず、他の規定は有効に存続するものとします。

    第14条(準拠法および合意管轄)
    利用規約の準拠法は日本法とします。
    利用規約またはQC塾に関して紛争が生じた場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

    第2章 有料会員特約
    この有料会員特約は、QC塾のうち有料のコンテンツ(以下「有料コンテンツ」といいます。)を利用する個人会員のみに適用されるものとします。

    第1条(有料コンテンツの利用登録)
    有料コンテンツの利用を希望する会員は、QCプラネッツが定める方法により、ポータルを通じ、有料コンテンツの利用登録を行うものとし、有料コンテンツ利用登録完了時に、有料会員特約を含む利用規約に従った有料コンテンツの利用契約が会員とQCプラネッツの間に成立し、会員は有料コンテンツをQCプラネッツの定める方法で利用することができるようになります。

    第2条(利用料金)
    有料会員が有料コンテンツを利用する場合、有料会員は、QCプラネッツの定める利用料金を、QCプラネッツの定める方法により、支払うものとします。
    QCプラネッツは、有料コンテンツの内容の変更等により、利用料金を改定する場合があります。なお、利用料金を改定する場合は、QCプラネッツの定める方法により、有料会員に対し、事前に通知するものとします。
    有料会員が利用期間の途中で利用登録を抹消した場合を含め、理由の如何にかからず、有料会員は、すでに支払った利用料金の返金は一切受けられないものとします。
    有料会員が利用料金の支払いを完了した場合のみ、有料会員は、有料コンテンツを利用できるものとします。

    第3条(自動更新)
    有料コンテンツの利用登録にあたり、有料コンテンツの利用契約は、従前と同一の条件で自動更新されます。

    第4条(利用停止等)
    第1章第 6 条および第 8 条基づき、有料コンテンツの内容が変更され、また有料会員が有料コンテンツの提供を受けられなくなったとしても、変更の場合は、変更以降も従前と同一の利用料金が発生するものとします。また、こ
    れによって有料会員が被った損害について、QCプラネッツは一切の責任を負いません。

    付則
    この利用規約は、2022 年 4 月 22 日より効力を発します。

    (c) 2022 QCプラネッツ、QC塾

  • 【QC検定®3級】正規分布がわかる

    【QC検定®3級】正規分布がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、正規分布がわからない」、「数学は苦手、文系なので正規分布ができる気がしない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】正規分布がわかる
    初めての方や文系の方向けに解説します!
    すぐわかります!お任せください!

    本記事に必要なスキル

    ●分布の図が描ける!
    ●図から面積が計算できる!
    ●2次関数なら大丈夫!
    つまり、高校入学したばかりの人が理解できる内容です!
    ●正規分布の式の複雑さにビビるな! 変な式ね!くらいでOKです。

    正規分布の式や使い方は関連記事にあります。QC検定®2級レベルなので
    理解できたら2級受験も視野に入れましょう。

    ●関連記事(どちらも人気記事です)

    【簡単】正規分布は怖くない!正規分布表や確率計算の求め方がすぐわかる
    「正規分布とは何か?」、「正規分布の難解な式が理解できない」、「正規分布表の意味がわからない」など困っていませんか?本記事では、教科書やwebサイトより正規分布の基本やポイントをわかりやすく解説します。最も重要な正規分布を理解したい方は必見です。

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    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①正規分布に入る前に、分布関数に慣れよう!
    • ②正規分布の勉強方法
    • ③正規分布に慣れるポイント
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ①正規分布に入る前に、分布関数に慣れよう!

    分布関数を使う目的を理解しよう!

    ●まず、「分布関数」で抵抗感がありますよね。簡単にいうと、「分布の式」です。関数と言う言葉が苦手な人が多いけど、ただの式です。

    自分に抵抗感がある言葉や式があれば、自分なりの解釈に変えましょう。そのとおり覚える必要はありません。

    分布は描けますか?

    ●「何か分布を描いて」と言われて、イメージして描けますか?
    ●「分布を描く目的は何ですか?」
    ●「分布ってどんな形ですか?」
    を意識してイメージしましょう。きっと下図のイメージになるはずです。これはいろいろ新聞やテレビ、本などを眺めているからイメージできると思います。

    分布関数

    分布から何を知りたいですか?

    ●分布の特徴が知りたい!
    ●分布を表現する式(関数)が欲しい!
    ●分布のある部分領域が全体のどれくらい占めるかを知りたい!

    図で描くと、下図のイメージですね。

    分布関数

    分布からわかることを導くには、式(関数)と領域の面積の求め方(積分)がわかれば良い!とわかりますね。

    簡単な分布関数から始めましょう。

    ちょっととがっていますが、下図のような分布があったとしましょう。

    分布関数

    分布関数を求める

    直線ですから1次関数ですね。中2数学です。2つの式はそれぞれ
    y=x+1
    y=-x+1
    ですね。

    分布の領域区間の面積を求める

    分布関数

    上図の区間の青色部分の面積は全体の面積の何%ですか?
    ●青色領域:台形なので 0.5×(0.5+1)÷2=0.375
    ●全体領域:底辺2、高さ1の三角形なので、2×1÷2=1
    ●割合は 0.375/1=0.375
    これは算数ですね。簡単。

    めっちゃ簡単な例を入れましたが、正規分布も同じことをやっているだけです。

    式が難解になっても、上の三角形の例で考えれば大したことはないとわかります!

    なお、算数の計算と同じ計算ですが、積分を入れてみましょう。積分に抵抗感があっても、三角形の面積を求めているだけ!です。

    \( \displaystyle \int_{-0.5}^{0} (x+1)dx \)=0.375
    \( \displaystyle \int_{-1}^{0} (x+1)dx \)+ \( \displaystyle \int_{0}^{1} (-x+1)dx \)=1

    正規分布になると、

    \( \displaystyle \int_{-0.5}^{0} (e^{-x^2})dx \)
    という式になり、一気に難しくなりますが、上の三角形の例と同じことをやっているだけです。

    自分に抵抗感がある言葉や式があれば、簡単な例に落として考えましょう。式より何を求めるのかを意識すれば、見た目が難しそうでもビビる必要はありません。所詮は式です。

    ②正規分布の勉強方法

    よくある分布の形は簡単な式では書けない

    ●分布関数が一次関数なら楽勝ですけど、なかなか直線型の分布は実際には存在しません。

    分布の図を最初にイメージしましたけど、下図でしたよね。

    分布関数

    よくある分布の特徴

    分布をイメージすると次の5つの特徴が挙がるでしょう。

    1. 中心にピーク来る
    2. 中心の左右は対称
    3. なめらかな曲線
    4. 中心は0でばらつきが1
    5. 分布の全区間の面積が1

    上の5つを満たす式(関数)はどんな形でしょうか?

    よくある分布の式がめっちゃ難しい

    5つの特徴を満たす式をいろいろ探しても、正規分布と呼ばれる
    \(f(x)=e^{-x^2}\)
    という式しか、今のところ無いのが現状です。

    eって何?自然対数?なんじゃそりゃ?
    eの右上に-x2ってあるし。
    勉強無理無理!となりますよね!
    でも、関数や積分に抵抗感があっても、上の三角形の面積を求めているのと同じ計算をしているだけです。式にビビる必要はありません。

    ここまで、読んでいただいて、式が難しそうでも、分布の形と領域の面積を計算しているにすぎないと割り切れたら、もう少しレベルの高い関連記事に挑戦しましょう。

    【簡単】正規分布は怖くない!正規分布表や確率計算の求め方がすぐわかる
    「正規分布とは何か?」、「正規分布の難解な式が理解できない」、「正規分布表の意味がわからない」など困っていませんか?本記事では、教科書やwebサイトより正規分布の基本やポイントをわかりやすく解説します。最も重要な正規分布を理解したい方は必見です。

    ③正規分布に慣れるポイント

    正規分布攻略の2つのキーポイント

    ●正規分布の式は、下の5つのよくある特徴を満たしてくれます。

    1. 中心にピーク来る
    2. 中心の左右は対称
    3. なめらかな曲線
    4. 中心は0でばらつきが1
    5. 分布の全区間の面積が1

    でも、式が
    \(f(x)=e^{-x^2}\)
    と難しく、自由に計算できない式でもあるため、2つの計算方法を覚える必要があります。

    1. 標準化
    2. 正規分布表の読み方

    本記事では、標準化と正規分布表が必要な理由を解説してから、応用の関連記事につなげます。

    標準化

    ●世の中のあらゆるデータを分布に取ると、ほとんどが正規分布に従うという不思議なことが起こりますが、いろいろな平均値μとばらつきσの値が出て来ます。

    でも正規分布の式は
    \(f(x)=e^{-x^2}\)
    と難しく、自由に計算できない式なので、
    平均μから0へ
    ばらつきをσから1へ
    直してから正規分布の式を使う必要があります。

    これを標準化といって
    z=\(\frac{x-μ}{σ}\)
    の式を使います。

    使い方より、使う理由を理解しましょう。

    正規分布表

    三角形の例では面積を求めるときに積分しましたよね。関数が簡単なら原始関数があるので手計算で定積分が求まります。つまり、
    \(x+1\)⇒ \( \frac{1}{2}x^2+x+c\) となりますよね。積分の基本です。

    では、正規分布の式を積分しましょう。
    \(f(x)=e^{-x^2}\) ⇒??

    正規分布の式の不定積分は存在しない。

    まじっすか? 高校数学で数Ⅲを勉強した人はそれほどびっくりしないですが、
    ・微分はどんな式でもできるけど
    ・積分はできない式もある

    高度な式になれば、不定積分が無い式もあります。

    では、どうするのか? 
    と言っても、所詮は面積です! 図を描いて面積を近似的に求めればよいのです。それをまとめたが正規分布表です。

    正規分布の式は積分ができないから正規分布表がある。逆に不定積分があれば、手計算で積分できるので、正規分布表は不要ってこと。

    ここまで、読んでいただければ、関連記事にさらに応用内容を解説します。

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    「正規分布の標準化する理由がわからない」、「平均μ、分散\(σ^2\)の一般的な正規分布の確率の計算ができない」など困っていませんか? 本記事では、標準化する理由と一般的な正規分布の区間確率の導出方法を解説します。正規分布を使った応用問題が解けずに困っている方は必見です。

    正規分布が読み解ければQC検定®32級合格が見える

    正規分布は大学1,2年の範囲なので、基本が難しいです。けどやっていることは算数で理解できることなので、焦る必要はありません。

    一方、正規分布の恐怖心が無くなり、簡単と思うようになったら、
    QC検定®32級の勉強も視野に入れましょう。

    実務でデータ分析することが必ずあります。文理系関係ありません。だからこそ、正規分布に馴染むことが大事です。困ったら、三角形の例を思い出してください。やっていることは簡単です。

    まとめ

    【QC検定®3級】正規分布をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①正規分布に入る前に、分布関数に慣れよう!
    • ②正規分布の勉強方法
    • ③正規分布に慣れるポイント

    ここまで、読めたら、関連記事に行きましょう。

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    「正規分布とは何か?」、「正規分布の難解な式が理解できない」、「正規分布表の意味がわからない」など困っていませんか?本記事では、教科書やwebサイトより正規分布の基本やポイントをわかりやすく解説します。最も重要な正規分布を理解したい方は必見です。

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  • 【QC検定®3級】初期流動管理がわかる

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    本記事のテーマ

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    • ①初期流動管理とは
    • ②初期流動管理の心得
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    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
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    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
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    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    初期流動管理とは

    初期流動管理について

    ●定義は、

    量産して品質が安定するまで、すべての部署が、通常よりきめ細やかな管理を実施する管理

    QC検定®対策ならば、バスタブ曲線、信頼性工学とセットでおさえておきましょう。
    バスタブ曲線は下図のとおりで、故障率が高い初期故障期を経て安定的な偶発故障期になるまでに注視すべき管理が初期流動管理です。

    初期流動管理

    なぜ、初めての製品は初期不良が多発しやすいのか?

    初めてだから、よくわからないから

    家でもどこでもよく使う、この言い訳そのものですね。具体的には、
    ●ノウハウがわからない
    ●品質を作りこむ勘どころが分からない
    ●顧客のクレームポイントがわからない
    ●何に注意したらよいかが分からない
    ●未知の領域もあるから

    初めては怖いけど、進みながら改善していくしかありませんよね。
    何事もやってみてどうなるか?ですよね。

    初期流動管理の心得

    経営者の視点で解説

    ●多くの教科書は、技術的な観点や各部署間の連携を書きますが、本記事では経営の観点から解説していきます。

    ●基本はカネが続かないと事業はできません。特に、赤字を垂れ流しやすい新製品を量産する心得は、カネがいつまでもつかにもよります。

    ●一方、製造現場にいる多くの従業員は、この考えがほとんどなく、目の前の品質改善で精一杯なはずです。

    カネ(フリーキャッシュフロー)がなくなると事業は終わりです。
    カネを生む新製品か、カネをどぶに捨てる新製品かの見極めも
    初期流動管理として重要です。

    ●初期流動管理において、次の3つの心得を挙げます。

    1. 100点でなくてもいいからQCDのバランスを維持して製品出荷
    2. 新製品にかけるリソース(設備、機械、人的)が十分にあるか?
    3. 損益分岐点を早い段階で超えたい

    有限なカネやリソースの中で、初期流動管理を経て安定量産につなぐためのポイントを解説していきます。

    100点でなくてもいいからQCDのバランスを維持して製品出荷

    ●品質Qも大事だが、利益に関わるコストC、他社よりも早い納期Dも大事です。

    QCDはちょっと困った奴で、Q,C,Dは互いに相反しますよね。関連記事にも書きました。

    【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    QC検定®3級受験や品質管理が初めてのあなたへ。QCDやQCDPSMEを暗記・点数稼ぎで済ませず、実務で活かせていますか? 本記事では、実務に活かせるQCDやQCDPSMEの使い方を解説します。分析・論述に必須なフレームワークなので、マスターしましょう。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    Qを上げると、CもDも上がりますが、上からは
    「CとDを下げつつQを上げろ」と無茶を言いますよね。

    ●なので、QCDをすべて完璧な状態まで行かなくてもOKです。三者のバランスで70点の出来栄えでいいでしょう。

    ●Q:既存製品並みの品質であるが、何かトラブルがあるかもしれないレベルで
    ●C:利益が出る原価管理で
    ●D:顧客が満足し、他社にスキを与えない納期管理
    のQCDをまず取りましょう。

    70点から100点へは、出荷しつつ、点数を上げていけばよいです。

    新製品にかけるリソース(設備、機械、人的)が十分にあるか?

    ●新製品作るとはいえ、設備、機械、人などのリソースが新製品のために追加されることはほぼありません。

    ●実際は、技術がわかる人、稼働実績のあるモノを使って、既存製品にプラスして新製品を作ります。その方が、経営者として追加コストがかからないし、現場もわかる人で新製品を作った方が全体の品質が低下せず済むからです。

     

    でも、既存製品だけでも大変なのに、さらに新製品もやれってか?
    と現場の従業員は思いますよね。
    当然、魅力的な製品でなければ、モチベーションは低いです。

    ●なので、
    ・初期の品質トラブル対応できる内的リソースの確保
    ・新製品へのモチベーションを上げる仕掛け
    が製造現場には必須です。

     

    初期流動管理はそもそもリソースが不足な状態で実施するので、
    リソースの確保や
    担当者のモチベーションが大事です。
    初期流動管理は担当者の気持ちにも左右されます。

    ●とくに、初めての業務経験ならば、
    「本当にこれできるの?」と疑心暗鬼になっているはず。

    ●人は、できないことには高いモチベーションが続きません。この旗振りが重要ですよね。

    損益分岐点を早い段階で超えたい

    損益分岐点は知っていますか?

    ●技術畑の多い品質管理の人が多いので、経営用語が浅い人が多いです。損益分岐点とは、

    売上と原価が一致する点。それまでは赤字、それ以降は黒字を意味する。損益分岐点が高いほど、ビジネスリスクが高い

    初期流動管理

    ●これ意外と気にしない人が多いのですが、

    新製品の立ち上げ時は基本赤字、初期流動管理による追加コストも気になる。だからFMEAやFTAを使って、数量的にリスクを事前にみて追加コストを算出したくなる。

    FMEAやFTAを作らされて、面倒くさいですけど、見えない追加コストは経営者にとっては恐怖です。

    かといって、他社との競争も踏まえ、適正な価格設定にしなければならず、高利益率になりくく、損益分岐点も高い位置になりがち。立ち上げ時にかけたコストの回収をいつできるか?何カ月後なのか?は経営者にとっては最も気になる点。

    初期流動管理は技術的にも経営的にもリスクが多い。
    でも、これを乗り越えないと安定量産してキャッシュ回収ができません。
    初期流動管理は現場の人も経営者も一致団結して乗り越えるべきものです。
    事前にわかるリスクは共有して早期に解決し、
    新たな課題はすぐに共有して早期解決することが大事です。

    まとめ

    【QC検定®3級】初期流動管理をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①初期流動管理とは
    • ②初期流動管理の心得

  • 【QC検定®3級】散布図、相関係数がわかる

    【QC検定®3級】散布図、相関係数がわかる

    「QC検定®3級に出て来る、散布図、相関係数がなぜ必要なのかがよくわからない。」、と困っていませんか?

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    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    品質管理で扱う難しい統計学の中で、最も使いやすく親しみやすいのが、相関係数です。統計手法はまず、相関係数を使いこなして自信をつけてから検定や確率分布を勉強するとよいです。
    相関係数がわかると、重回帰分析も挑戦しましょう。AIの数学の基礎もわかるようになります。品質管理もAIも手が届くようになります。
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①まずは、相関係数を使いこなそう
    • ②いろいろな相関係数を知る
    • ③相関係数の留意点
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①まずは、相関係数を使いこなそう

    品質管理に実務に必須な3つの変数の1つ

    ●統計学、実験計画法、ロバスト設計、数学など難しい数学を勉強する必要がありますが、品質管理の実務に必要なのは、

    1. 平均(中心がわかる)
    2. 標準偏差(中心まわりのばらつきがわかる)
    3. 相関係数(2者間の関係がわかる)

    の3つがあれば十分です。

    なぜなら、相手は、
    データの特徴と、関係性をシンプルに伝えてほしいから

    なので、相関係数はできるようになりましょう。

    初めての人は、使いこなせること 楽しむこと

    ●まずは、Excelで出せるようにしましょう。

    実務では相手にわかりやすく伝える必要があるので、
    2者間(x,y)は1次関数で表現できることがベスト

    sin,con,tan,log df/dx とか難解な数式で精度良い式を使っても、相手は理解しないし、むしろ「なぜそうなるのか?」が相手は知りたいで、式はシンプルに、理由をわかりやすく伝えましょう。

    シンプルに相手へ伝えるのは、むしろ数学力と論理力が必須。頭の良さが相手にわかってしまうので腕の見せ所です!

    Excelから相関係数を求める

    ●実際にデータを用意して、相関係数を算出しましょう。

    x y
    1.3 23.4
    2.4 25.6
    3.2 22.7
    4.7 27.8
    5.6 24.5
    6.5 23.6
    7.3 28.6
    8.9 29.3
    9.5 31.7
    11.1 34.6

    相関係数rは
    ●\(S_{xx}\)=\(\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2\)
    ●\(S_{yy}\)=\(\sum_{i=1}^{n}(y_i-\bar{y})^2\)
    ●\(S_{xy}\)=\(\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})(y_i-\bar{y})\)

    ★寄与率R=\(\frac{S_{xy}^2}{S_{xx}S_{yy}}\)
    ★相関係数r=\(\frac{S_{xy}}{\sqrt{S_{xx}S_{yy}}}\)
    と求め方はありますが、まずはExcelでOKです。

    相関係数

    グラフを描いたら、右クリックで、近似直線を選択すると、「グラフにR-2乗値を表示する」にチェックを入れます。グラフに小数値が出ます。これが相関係数ですね。

    グラフのデータx,yの値をいろいろ変えて、相関係数rの変化を楽しんでください。実務はこれでOKです。

    慣れた人は、数理を勉強して相関係数の動きを理解する

    相関係数rは
    ●\(S_{xx}\)=\(\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2\)
    ●\(S_{yy}\)=\(\sum_{i=1}^{n}(y_i-\bar{y})^2\)
    ●\(S_{xy}\)=\(\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})(y_i-\bar{y})\)

    ★寄与率R=\(\frac{S_{xy}^2}{S_{xx}S_{yy}}\)
    ★相関係数r=\(\frac{S_{xy}}{\sqrt{S_{xx}S_{yy}}}\)
    と求め方はあります。

    相関係数は平方和の比なので、中心からのばらつきが多いと相関係数は0に近づきます。

    ②いろいろな相関係数を知る

    ●クイズですが、意外と作るのが難しいのが相関係数r=0のグラフ。作ってみましょう。

    相関係数r=0の場合

    線対称なグラフがr=0になります。わかりやすいのが2次関数です。

    相関係数r=±1の場合

    ●ばらつきが小さくすればrの絶対値は大きくなります。ばらつきが全くない状態が前提です。
    傾きが正なら、r=1,傾きが負ならr=-1です。

    いろいろな相関係数をグラフ表示

    r=-1,0,1の場合をグラフに描きます。目で覚えておくとOKです。試験で出ると意外とわからないから焦る!

    相関係数

    ③相関係数の留意点

    -1 ≤ r ≤ 1の理由

    ●相関係数が2とか、-10という値にならず、-1 ≤ r ≤ 1である理由はご存じですか?関連記事にわかりやすく解説しているので、ご確認ください。

    【必読】相関係数や寄与率が1以上にできない理由がわかる
    回帰分析の相関係数rと寄与率Rがなぜ限られた範囲しかないのかが説明できますか?本記事では数式を使ってわかりやすくその理由を解説します。与えられた変数の特徴をそのまま暗記せず、「なぜそうなるのか?」を考える大切な記事なので品質管理、AI,統計学を学ぶ人は必読です。

    相関関係=因果関係ではない

    ●これは要注意です。

    相関係数の絶対値(寄与率でもいいですが)が1に近いからといって、因果関係が絶対あると信じてはいけません。単に、直線の関係に近いと言っているだけです。なぜそうなるのかは、考える必要があります。

    ●例えば、真夏のプールで、気温が高いほど、高齢者が集まる!
    だからといって、高齢者は暑いのが大好き!という結論はただしいでしょうか?

    気温の温度(x)と、プールに来た高齢者人数(y)のデータから相関係数rを求めると1に近いとします。でも、何で、危険な暑さにも関わらず高齢者が集まるのか?これはデータではなく、我々が考えるべきです。

    例えば、孫を連れて来る高齢者が多いという理由が背景にあれば、納得ですよね!

    このように、

    相関係数の絶対値が1に近いデータがあれば、その理由をよく考えて因果関係を見つけてください。

    AIは因果関係無視してあらゆる相関関係を作る

    一方で、因果関係を無視して、あらゆる2者間の相関係数をひたすら計算させて、その中から因果関係を機械的に導こうとするのがAIです。

    人間の脳で因果関係を考えた方が、少ない検討事項で精度の高い理由を考えることができますが、
    AIは超高速なので、莫大なデータ量からあてずっぽでも、人間が考えた因果関係に近いものを導き出すことができます。

    AIが正確、精度が高いといわれる理由がここにあります。

    AIの道の第一歩は、相関係数です。相関係数と因果関係の関係性を理解しておけば、AIは大体理解できますよね。

    相関係数はわかりやすく勉強しやすい。
    品質管理の数学の第一歩であり、
    AIの理論のベースでもある。

    Excelでクリックでもいいので、直線のグラフを描いたらR値をチェックしましょう。

    まとめ

    【【QC検定®3級】散布図、相関係数をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①まずは、相関係数を使いこなそう
    • ②いろいろな相関係数を知る
    • ③相関係数の留意点

  • 【QC検定®3級】合格できる秘訣を伝授!

    【QC検定®3級】合格できる秘訣を伝授!

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    ●高品質な成果を出す人をたくさん増やしたい!のが本記事の目的です。
    とは言っても
    合格しないと、何も始まりませんよね!
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①QC検定®3級の難しさ
    • ②品質管理初級の方が目指してほしい目標
    • ③【品質初級の方は必読】品質用語集のわかりやすい解説集

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

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    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
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    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①QC検定®3級の難しさ

    ●初めて品質管理を勉強したり、QC検定®を初受験される場合、難しさに翻弄されますよね。

    QC検定®3級の難しさ

    1. 不慣れな品質管理用語が多すぎる
    2. 独特な品質管理の世界観に慣れない
    3. 統計学などの数学が難しい

    初級や勉強を始めたばかりの方は特に、「用語の理解」や「品質マネジメントシステムやISO9001の要求事項からどんな業務活動すればよいか?」が難しく感じるはずです。

    早く「品質」がわかる方法を伝授

    一夜漬け、丸暗記はNG

    急がば回れですが、1つずつ自分で理解していくことが、マスターへの近道です。

    1. 不慣れな品質管理用語が多すぎる⇒自分の言葉で説明できること
    2. 独特な品質管理の世界観に慣れない⇒良い仕事ができるために何をしたらよいかを考えること
    3. 統計学などの数学が難しい⇒手法より伝える意味、目的を優先!

    ②品質管理初級の方が目指してほしい目標

    QC検定®合格以上に大事な目標を目指してほしいです。その目標は次の3つです。

    1. 品質が好きになること
    2. 品質を職場の同僚に説明できること
    3. 日々の業務において実際に品質向上できること

    モチベーションアップして、さらに品質管理への高い目標を目指しましょう。

    ③【品質初級の方は必読】品質用語集のわかりやすい解説集

    暗記しても理解できない所や、教科書には書いていない実務経験からわかるエッセンスを関連記事で解説!
    経験をもとに解説しているので、自分事としてすぐ理解できます!

    50記事程度を目標に、わかりやすく解説! 教科書読んでもわからない場合は、ここに戻って来よう!
    No 【必読リンク】
    1 【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    2 【QC検定®3級】4Mと特性要因図がすぐわかる
    3 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    4 【QC検定®3級】FMEAとFTAがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる
    6 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    7 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    8 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    9 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    10 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    11 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    12 【QC検定®3級】QCストーリーがわかる(暗記不要)
    13 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    14 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    15 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    16 【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる
    17 【QC検定®3級】必読!管理図がわかる
    18 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    19 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    20 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    21 【QC検定®3級】品質管理は高校数学でマスターできる
    22 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
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    26 【QC検定®3級】散布図、相関係数がわかる
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    教科書のような堅い解説ではなく、実務経験をもとに自分事として、わかりやすく解説しています。すっと理解できて、自分の言葉で説明できるように力量向上してください。

    ん? 力量って何? って説明できますか? 説明できないなら、QCプラネッツのブログ記事に書いていますよ!

    QC検定®3級合格を短期的な目標として、長期的には、品質を指導できるようになりましょう。

    まとめ

    【QC検定®3級】合格できる秘訣を伝授! をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①QC検定®3級の難しさ
    • ②品質管理をゲットしよう!
    • ③【品質初級の方は必読】品質用語集のわかりやすい解説集

  • 【QC検定®3級】品質管理は高校数学でマスターできる

    【QC検定®3級】品質管理は高校数学でマスターできる

    「数学が苦手です。品質管理やQC検定®3級が解ける自信がありません。」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】品質管理は高校数学でマスターできる(高校数学を復習しよう!)
    QC検定®には高校数学で十分勝てます。
    実務なら、もっと数学が要りません。
    数学が苦手な人も品質管理は勝てます!
    数学が好きな人は、本質まで追究しよう!
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①品質管理に必要な数学一覧
    • ②【要チェック!】解けるようになって欲しい数学問題
    • ③実務に必要な数学
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①品質管理に必要な数学一覧

    品質管理に必要な数学一覧

    ●QC検定®や品質管理の教科書に出て来る数学や数式を見ると、
    「難しいなあ」とため息がでませんか? 
    なので、どの単元の数学が必要なのかを下表にまとめました。

    単元 詳細 レベル 範囲 難易度
    基本統計量 平均 中学
    分散、平方和 高校 数列 ●●
    期待値 高校 数列 ●●
    確率分布関数 大学 積分 ●●●
    検定と推定 大学 ●●●
    管理図 管理限界公式 高校 数列、確率 ●●
    抜取検査 不良率 高校 確率 ●●
    実験計画法 自由度の計算 高校 因数分解 ●●
    分散分析 高校 数列 ●●
    F検定、信頼区間 大学 ●●
    相関分析 相関係数 高校 数列 ●●
    回帰直線 高校 数列 ●●
    信頼性工学 信頼度 中学
    指数分布 高校 積分 ●●

    ●実はよくみると、

    正規分布、F分布などの確率分布関数だけが大学の範囲で、
    それ以外は高校までで十分できます!
    しかも、高校数学の中の、
    数列、確率、積分
    の3単元だけあればOK

    でも、数列はちょっと苦手な人が多いかもしれませんが、
    復習すれば、高校時代の勉強の経験が活きて来ます!

    多くの人は、一度は勉強している内容なので、0から勉強ではありません。
    「そんなにビビる必要はありません」

    必要な中学数学

    ●全体2割くらいは中学数学ですね。 平均とか、期待値とか、信頼度などは高校入試で出る内容です。

    必要な高校数学

    全体の8割以上の範囲が高校数学なので、復習して乗り切れるはず。
    一方、正規分布、F分布などの確率分布関数などの難解式は、「そういう式だ」と割り切って良いし、結果だけ暗記でもOKです。実務にそれほど使わないので。

    必要な大学数学

    数学が好きな人は、社会人になってからも大学数学は勉強しましょう! 大学では単位を取るために一夜漬けした人も多いでしょうが、理論や背景までは理解が浅いでしょう。

    社会人は、計算より説明力が求められるので、品質管理を機会に大学数学を復習しましょう。

    品質管理では、正規分布などの広義積分、統計学が出て来ます。応用すればAIなどの領域も理解が深まります。本質を知りたい方だけ勉強すればいいでしょう。

    ②【要チェック!】解けるようになって欲しい数学問題

    具体的にどんな問題が解けたら、QC検定®や品質管理は大丈夫かを確認しましょう。

    中学数学編

    問1: 32,46,43,67,87,90 の平均はいくらか?
    問2:信頼度0.9のブロックを組み合わせて信頼度0.99以上のシステムを作れ

    これは簡単ですよね。

    高校数学編

    問1:  32,46,43,67,87,90 の平方和、標準偏差はいくらか?
    問2: 平方和 S=\(\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2\)
    =\(\sum_{i=1}^{n}x_i^2 – \frac{(\sum_{i=1}^{n}x_i)^2}{n}\)を証明せよ。
    問3: 不良率5%の製品100個がある。その中から5個選び不良2個以下である確率はいくらか。
    問4: 5組のデータがある。(x,y)=(1.2,5.2), (x,y)=(3.2,8.2), (x,y)=(4.5,7.8), (x,y)=(6.2,9.3), (x,y)=(7.5,5.2)
    これらの相関係数を求めよ。

    ちょっと重くなりましたが、さらっと解けますか?
    品質管理の中級(QC検定®2級)レベルの最初の関門は、「平方和」です。平方和の計算と数列の公式がすらすら解けるかどうかが一番重要です。関連記事に詳しく書いています。

    【簡単】統計学最初の関門「平方和」がマスターできる【初心者向け】
    なぜ、ばらつきを評価するのに平方和を使うのか説明できますか?平方和の公式変形や応用問題はスムーズに解けますか? 本記事では、平方和の式の意味、公式変形やデータ変換と平方和の関係をわかりやすく解説します。統計の最初の関門である平方和をマスターしたい方は必見です。

    大学数学編

    時間をかけて勉強してほしいですが、品質管理に出て来る大学の数学範囲は、
    ・正規分布
    ・t分布
    ・χ2乗分布
    ・F分布
    ・分布関数の関係性
    ・分散、平均の導出
    くらいです。最初は難しいでしょうが、範囲が限られているので、何回か読めば、身近なものになるでしょう。

    関連記事に、詳細に解説していますので、確認ください。

    【関連記事】
    【簡単】F分布がすぐ使いこなせる【初心者向け】
    【簡単】t分布がすぐ使いこなせる【初心者向け】
    【簡単】χ2乗分布がすぐ使いこなせる【初心者向け】
    【簡単】χ2乗分布とt分布とF分布がすぐわかる【初心者向け】
    【簡単】わかりやすく理解できるポアソン分布

    ③実務に必要な数学

    中学数学で十分

    ●実務に必要なのは、3つだけです。あとは勉強として知っておけばよいです。

    1. 平均
    2. ばらつき
    3. 相関係数

    ●「ばらつき」と「相関係数」は高校数学の範囲ですが、計算は不要なので、中学数学でもOKなんです。
    ●「ばらつき」は程度がわかればOK、大きいのか小さいのかくらい。
    ●「相関係数」はエクセルの計算方法がわかればOK

    実務では、データの「平均」と「ばらつき」でデータの特徴を理解して、
    「相関係数」から因果関係(なぜそうなるのか?)がわかればOKです。

    数学が苦手でも品質管理は問題ない!

    上の3つの「平均」と「ばらつき」と「相関係数」だけわかれば、品質管理はできます。
    一方、数学が苦手な人ほど、用語や概念を覚えようとしがちです。

    ●例えば、「心理統計学」の教科書に出て来る
    「尺度」、「質的変数」、「名義尺度」など、難解な用語があります。

    数学が苦手なのに、余計難解な用語にハマると、品質・統計と疎遠になってしまいます。

    「尺度」、「質的変数」、「名義尺度」など、難解な用語は不要!
    むしろ、何を伝えたいのか?をわかりやすくはっきり伝える方が大事!

    数学といっても所詮はツール

    ●品質管理は統計学が主なので、難しい印象があります。でも数学とっても所詮はツール!

    何を伝えたいのか?をわかりやすく伝える力と、思考力の方が重要です。

    実務経験ではっきりわかるのは

    1. データや数学処理する前に、結果がどうあるべきかを考えること
    2. データを取ってから仮説を立てるのは素人。プロは逆の思考
    3. 品質管理で提示するデータは、一次関数で表現できるデータを用意すること
    4. 難解なグラフや式を扱っている時点で、事象の整理が不完全と気づくこと
    5. 一次関数表現できると因果関係が見えやすくなる
    6. 難解な数式を苦労して解いても、因果関係や結論は出てこない
    7. 仮説、結論は式ではなく、頭で考える事

    頭で考えた事を、処理する手段が数学です。多くの人が逆の思考になるので、「だから、何なの?」みたいな資料が出来上がってしまいます。

    ●下の関連記事でも解説しましたが、
    ・数学やエクセルが苦手な人
    ・数学やエクセルが好きで、使いまわしたい人
    両方とも、やりがちな、「だから、何なの?」データ解析!
    数式、データ、グラフより、あなたが伝えたい、考えた仮説をしっかり練る方がもっと大事です。

    【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理が初めてのあなたへ。QC7つ道具を暗記して点数稼ぎしても、実務で活かせていますか? 本記事では、実務に活かせるQC7つ道具の使い方を解説します。「手段」が「目的」化して、意味の無い図表を描かないための重要な記事です。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    数学を駆使して品質管理レベルを高めるのは大事!
    でも、数学、データ、グラフは所詮「手段」!
    「何を伝えたいか」を考える思考力が最も大事です。

    まとめ

    【QC検定®3級】品質管理は高校数学でマスターできる理由をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①品質管理に必要な数学一覧
    • ②【要チェック!】解けるようになって欲しい数学問題
    • ③実務に必要な数学

  • 【QC検定®3級】必読!管理図がわかる

    【QC検定®3級】必読!管理図がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、管理図でどこをおさえたらよいかがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】必読!管理図がわかる
    試験では、管理図の描き方や用語の暗記だけでOKですが、
    理論よく理解していないと実務に活かせませんよね。
    でも、管理図の理論をまとめたものが無いので、本記事で詳しく解説します!
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理図で最初におさえておくべきポイント
    • ②【絶対読んで!】理論を知ってから管理図を使うべし!
    ①は試験対策のためのもの
    ②が主旨で、管理図の本当の顔を見てほしいです。
    管理図は難しい理論から作られていることを知ってほしい!

    理論を知る事は、そのツールをうまく使いこなすために必須です。

    公式暗記や異常ルールの暗記をしただけで、
    「何もわかっていない」という印象を受ける管理図がたくさん見かけます。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    試験直前の丸暗記ではなく、
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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
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    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
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    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①管理図で最初におさえておくべきポイント

    管理図の本質を知る前に、まずは使ってみよう!ですね。

    よく出題されるポイントや、実務で活かせるポイントをシンプルにまとめます。確認して、ヌケモレがないか試験前にチェックしましょう。

    1. 管理図の種類
    2. 管理限界の式 代入
    3. 管理図の異常のパターン
    4. 工程能力指数Cp

    管理図の種類

    3種類の管理図をおさえましょう。QC検定®の階級があがると、管理図の種類が増えて、その管理図の土台となる統計分布関数も出て来ます。

    1. \(\bar{x}\)-R管理図
    2. p管理図
    3. pn管理図

    管理限界の式 代入

    それぞれの管理図の管理限界の公式があります。本来は自力で導出してほしいですが、最初は公式暗記から。

    管理限界は何か?は説明できますか?関連記事で確認してください。

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理が初めてのあなたへ。「管理項目」、「管理水準」、「管理限界」を説明できますか?本記事では教科書や他のサイトでは解説していない3つの用語をわかりやすく解説します。実務に活かせます。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    ●管理限界の公式を確認しましょう。

    管理図 UCL LCL
    \(\bar{x}\)管理図 \(\bar{\bar{x}}\)+\(A_2\)\(\bar{R}\) \(\bar{\bar{x}}\)-\(A_2\)\(\bar{R}\)
    R管理図 \(D_4\)\(\bar{R}\) \(D_3\)\(\bar{R}\)
    p管理図 \(\bar{p}\)+3\(\sqrt{\frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\) \(\bar{p}\)-3\(\sqrt{\frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\)
    pn管理図 \(n\bar{p}\)+3\(\sqrt{n\bar{p}(1-\bar{p})}\) \(n\bar{p}\)-3\(\sqrt{n\bar{p}(1-\bar{p})}\)

    ●ここで、注意すべきは、
    ・\(\sqrt{n\bar{p}(1-\bar{p})}\)が難しいです。二項分布の分散の式から来てます。
    ・\(D_3\)はnが6以上という変な制約があること。この理由は②で解説します。

    管理図の異常のパターン

    ●異常パターンはよく考えた上で、JISを見ると疑問に思うものばかりですが、一応試験対策として理解しましょう。

    1. 管理限界を超えている
    2. 並び方、傾向
    3. 連がある(「連」をおさえましょう。)

    管理限界を超えるのは、納得できますが、管理限界の中にあるパターンで、何を工程異常とするかは、JISに頼る前に、実務では考えるべきです。自分で考えると、JISに書いている異常パターンに疑問に思うはずです。

    工程能力指数Cp

    工程能力指数Cp の式

    工程能力指数Cpは
    Cp=規格の幅/6σ (σ:標準偏差)
    で計算できます。

    標準偏差が慣れないですよね。標準偏差はいろいろな単元で練習しながら習得しましょう。

    工程能力指数Cpの判断基準

    本当は、自分で判断基準の値を決めるべきですが、試験対策では暗記でよいです。

    ●Cp ≥ 1.67 :十分すぎる。コストダウン検討対象
    ●1.67 > Cp ≥ 1.33 :十分満足している。
    ●1.33 > Cp ≥ 1 :まずまず。「十分な状態」に改善する
    ●1 > Cp ≥ 0.67 :不足しているので、1.33となるように改善する
    ●0.67 > Cp :非常に不足している

    また、Cpと、「カタヨリを考慮したCpk」もあるので要注意です。

    上の値、1.67,1.33.1.0.67の意味は分かりますか?3倍すると、5,4,3,2です。これは、平均から5σ、4σ,3σ、2σ先に管理限界があるという意味で、不良率はそれぞれ正規分布(平均0,標準偏差1と仮定)から、
    5σ:不良率 1.49e-6
    4σ:不良率 1.33e-4
    3σ:不良率 0.0044
    2σ:不良率 0.053
    です。数字が大きいと不良率が小さいので、Cpが大きい方が良いとなりますね。

    ②【絶対読んで!】理論を知ってから管理図を使うべし!

    さて、使い方はよしとして、本題に入りましょう。

    次の質問が回答できますか?これが回答できないと「管理図」の本質はわかっていないということです。

    もっと大事なのは、「下の内容を疑問に思えるかどうか?」です。
    1. データによらず、1つの解法で管理図が描けるのはなぜか?
    2. 管理図係数表の値はどうやって求めるのか?
    3. 工程異常判定ルールはどうやって決まっているのか?
    4. 群内変動、群間変動の分割はどう決めるのか?(QC検定®1級対策)

    1つずつ知ってください。関連記事も紹介します。

    データによらず、1つの解法で管理図が描けるのはなぜか?

    集めたデータはそれぞれ個性あるクセや傾向がありますよね。でも何で管理図にするときは、求め方が1つに決まっているのか?不思議ですよね。

    その理由は、データは統計分布に従うという前提を入れるから。
    それぞれの統計分布に合う管理図が用意されているから。

    まず、統計分布に属するという前提を理解しましょう。

    詳しくは、関連記事を読んで下さい。内容の理解より導出の流れをまず知ってください。どうやって管理図がつくられているのかをまず知りましょう。

    ●計量値管理図の係数値の変数の導出をまとめました。変な式が多く、導出が困難な印象を受けますね。

    【重要】管理図(計量値)の変数の導出がわかる
    シューハートの管理図の計量値の各係数表の求め方を解説します。A,B,D,d2とかいっぱい変数がありますが、すべて期待値±倍数×標準偏差で表記できます。シューハートの管理図をマスターしたい方は必見です。

    統計分布に合う管理図

    管理図の種類 変数 統計分布
    x管理図 変位 正規分布
    s管理図 標準偏差 χ2乗分布
    R管理図 範囲 順位統計量
    p,pn管理図 率、個数 二項分布
    c,u管理図 個数 ポアソン分布

    管理図係数表の値はどうやって求めるのか?

    与えられるものではなく、自分で計算しようという姿勢が大事

    関連記事にもありますが、係数表はこんな表ですね。

    【試験対策】シューハート管理図の管理線公式と係数表を確認する
    シューハートの管理図の中心・管理限界公式と、係数表をまとめました。大学の試験やQC検定®対策に活用ください。1つの表で全パターンを見やすくまとめました。

    管理限界の係数 中心線の係数
    \(\bar{X}\)管理図 s管理図 R管理図 s R
    n A \(A_2\) \(A_3\) \(B_3\) \(B_4\) \(B_5\) \(B_6\) \(D_1\) \(D_2\) \(D_3\) \(D_4\) \(c_4\) \(d_2\)
    2 2.121 1.88 2.659 3.267 2.606 3.686 3.267 0.7979 1.128
    3 1.732 1.023 1.954 2.568 2.276 4.358 2.575 0.8862 1.693
    4 1.5 0.729 1.628 2.266 2.088 4.698 2.282 0.9213 2.059
    5 1.342 0.577 1.427 2.089 1.964 4.918 2.114 0.94 2.326
    6 1.225 0.483 1.287 0.03 1.97 0.029 1.874 5.079 2.004 0.9515 2.534
    7 1.134 0.419 1.182 0.118 1.882 0.113 1.806 0.205 5.204 0.076 1.924 0.9594 2.704
    8 1.061 0.373 1.099 0.185 1.815 0.179 1.751 0.388 5.307 0.136 1.864 0.965 2.847

    nが6以上でないと使えない変数とか、いろいろありますが、ほぼすべて導出できます。関連記事を紹介しますね。

    【必読】導出がわかる関連記事





    工程異常判定ルールはどうやって決まっているのか?

    JISみると、工程異常判定ルールは決まっています。

    No 異常パターン 理由 評価
    1 ゾーンAを超えた1つの点 管理限界外
    2 中心線の片側上ゾーンCの中で
    又はそれを超えて、一列になった9点
    低確率 ×
    3 一列になって上下方向に増加又は減少する6点 低確率、工程異常可能性有
    4 一列になって交互に上下する14点 低確率 ×
    5 中心線の片側上ゾーンAの中で
    又はそれを超えて、一列になった3つのうちの2つの点
    低確率 ×
    6 中心線の片側上のゾーンBの中で
    又はそれを超えて、一列になった5つのうちの4つの点
    低確率 ×
    7 中心線の上下のゾーンの中で一列になった15点 低確率 ×
    8 中心線の両側上で一列になった8つの点で、
    ゾーンCにはない
    低確率 ×

    でも、

    なぜ、上表のルールがあるのか? 本当に正しいのか?を考える姿勢が大事

    関連記事に解説しています。

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    群内変動、群間変動の分割はどう決めるのか?(QC検定®1級対策)

    「管理図」はQC検定®3級、2級と1級では難易度が全く違います。

    ●QC検定®3級、2級の「管理図」は簡単、点数稼ぎ
    QC®検定1級「管理図」は激難

    私もQC検定®1級受験のときは、管理図は半分もとれませんでした。ボロボロ。

    「管理図」を激難にするのが、
    群内変動、群間変動の分割

    将来、QC検定®1級まで行こうとなるでしょうから、最初に知っておいてください。

    敵を知ると、勉強戦略も変わってくる!

    関連記事で紹介しますね。

    【必読】計量値管理図の群内変動と群間変動の分散が推定できる
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    群内変動、群間変動の分散公式で最も重要なこと

    ●実は、平方和の分解から群内変動、群間変動の分散公式を導出しますが、下の結果になります。

    \(σ_x^2\)=\(σ_b^2\)+\(σ_w^2\)は成り立つが、
    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)は計算では導出できない
    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)は計算では導出できないのに、このnで割った公式を使った式が教科書やQC検定®に出て来る

    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)は計算では導出できません。むしろ、
    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)と定義した、よくわからない\(σ_{\bar{x}}^2\)を計算させる問題ばかりが出題します。

    上の2つの式の違いがわからないまま、QC検定®1級などに突入するので、受験者のほとんどは理解していません。だから管理図の点数がボロボロになるのです。

    だいぶ先の話ですが、先に知っておいて損はありません。

    まとめ

    【QC検定®3級】管理図をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理図で最初におさえておくべきポイント
    • ②【絶対読んで!】理論を知ってから管理図を使うべし!

  • 【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、管理項目、管理水準、管理限界がわからない」、「管理図の描き方はわかるが、何を管理図で管理したらよいかわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる
    試験では、管理図の描き方や用語の暗記だけでOKですが、
    用語をよく理解していないと実務に活かせません。
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理項目とは?
    • ②管理水準と管理限界の違いとは?
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    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①管理項目とは?

    管理項目とは?

    ●管理する対象を選ぶことです。

    管理項目を実務で活かすには、

    何を管理対象とすればよいかを考えて選ぶこと

    管理項目を考える例題

    ●簡単な例で考えましょう。例えば、レンガを製造するメーカに所属したとしましょう。レンガの品質を管理せよ!と言われたら、何を管理項目に挙げて管理しますか?

    どうやって考えて管理項目を選びますか?
    おそらく
    ●寸法
    ●重量
    ●表面の粗さ、傷の数
    ●吸水性
    ●強さ(圧縮強さ)
    ●脆さ(割れにくさ)
    など、下図のようにいろいろ管理項目の候補が列挙できますね。

    管理項目

    ●全部の管理項目を管理図に落として、全個数管理するのは大変ですね。

    管理項目の選び方

    ●当然、優先順位をつけますよね。管理する時間、コストも考慮しないといけませんよね。

    優先順位のつけ方はいろいろありますが、例えば、

    1. 重要な品質特性を優先
    2. 簡単に管理できて、調べにくい品質特性が推定できるもの

    でしょう。やみくもに全部管理する必要はありません。

    例題のレンガにおいて、「重要な品質特性」と「簡単に管理できて、調べにくい品質特性が推定できるもの」とはどんな管理項目が該当しますか?

    ケースによりますが、例えば、

    ●「強度を売りにしたいので、圧縮強さは手間をかけても試験機で検査して管理したい。」
    ●「加工表面の綺麗さを売りにしたいので、凹凸の数を管理したい」
    ●「数万個のレンガを配置する顧客が多いので、寸法誤差を管理したい」
    といろいろ選び方があります。

    自社、顧客の戦略に合わせて、管理項目を選びましょう。

    管理項目の選び方がわからないと、意味のない管理図を作りがちになります。

    ②管理水準と管理水準の違いとは?

    ●日常管理に出て来る用語は「管理水準」
    ●管理図に出て来る用語は「管理限界」
    どう違うのかを考えます。意外とどこにも解説がないので、本記事で解説します。

    管理水準(Control Level)とは?

    正常と異常の判断基準

    方針管理や日常管理の単元でよく使う用語です。

    管理限界(Control Limit)とは?

    正常と異常の判断基準。平均値やばらつきが収まるべき範囲

    管理図を作るときによく使う用語です。

    管理水準と管理限界の違いとは?

    あれ?と思いませんか?

    管理水準と管理限界も
    「正常と異常の判断基準」
    で同じじゃん!

    教科書や他のwebサイトを調べると、同じ定義に見えます。
    2つの用語は出て来る単元や教科書のページ数が異なるので違いように見えますけど。

    英語をよく見ると、
    管理水準はLevel
    管理限界はLimit
    と違いますね。

    何がちがうのか?まだわかりません。
    そこで、違いがわかる図を用意しました。

    管理水準と管理限界

    ●管理水準と管理限界も
    「管理する程度」としては同じ軸になる(上図の右方向の矢印の方向になる)ので、混合しやすいです。

    でも、
    ●管理水準は、管理の程度として、どこら辺を狙うか?のレベルを決めるもの
    ●管理限界は、管理水準の中で、平均とばらつきが正常と決めた範囲に収まるかどうかを調べるために使うもの
    として区別しています。

    まず、管理水準を決めるのが先ですね。どこら辺を狙うか?
    次に決めた管理水準のレベルで、管理限界を決めることになります。

    大事なこと

    もし、あなたが、管理水準と管理限界の違いが頭に入らないと困ったら、
    実務上は1つの用語に統一して使ってもOKです。
    用語は所詮、手段です。
    目的は、管理して品質を作りこむことです。

    例に挙げた「レンガの品質を高めて組織の成長につなげるにはどうすればよいか」に最も注力しましょう。これがわかれば、管理方法も自分で考えて決めることができます。

    まとめ

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理項目とは?
    • ②管理水準と管理限界の違いとは?

  • 【QC検定®3級】QCストーリーがわかる(暗記不要)

    【QC検定®3級】QCストーリーがわかる(暗記不要)

    「QC検定®3級でよく出る、QCストーリーがわからない」、と困っていませんか?

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    【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    QCストーリーは、自分で作ろう!いちいち暗記しなくて良いです。
    試験対策の丸暗記より、品質管理を自分の頭で理解してほしい。
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①QCストーリーとは
    • ②QCストーリーは自分で考えたらわかる
    • ③品質管理用語は何でもかんでも暗記しなくていい
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    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

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    試験直前の丸暗記ではなく、
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    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①QCストーリーとは

    QCストーリーの7つのステップ

    ●7つステップがあります。試験対策だけに暗記すればよいでしょう。

    1. テーマの選定
    2. 現状の把握と目標値の設定
    3. 要因の解析
    4. 対策の立案
    5. 対策の実行
    6. 効果の確認
    7. 標準化と管理の定着

    QCストーリーの種類は3つある

    よく教科書には3種類のQCストーリーがあります。

    1. 問題解決型QCストーリー
    2. 課題解決型QCストーリー
    3. 施策実行型QCストーリー(ほとんど見ない)

    違いを書いておきます

    課題解決型 問題解決型 施策実行型
    1 テーマ選定 テーマ選定 テーマ選定
    2 攻め所の明確化 現状把握 現状把握
    3 目標設定 目標設定 対策のねらい所
    4 方策の立案 活動計画作成 目標設定
    5 成功シナリオの追究 要因解析 対策検討
    6 成功シナリオの実施 対策検討 対策実施
    7 効果確認 対策実施 効果確認
    8 標準化 効果確認 標準化
    9 管理の定着 標準化 管理の定着
    10 管理の定着

    「問題と課題の違い」を説明できますか?

    3つあるQCストーリーのうち、2つがよく使います。
    ●問題解決型QCストーリー
    ●課題解決型QCストーリー

    ところで、両者の違いは何か?もっというと

    「問題と課題の違い」を説明できますか?

    うーん、難しい。
    世の中、「問題」と「課題」が混同しています。毎日、出て来る用語で、それぞれの使い方に慣れているから、無意識に両者を使い分けていますよね。でも、意味の違いは?

    「問題」と「課題」をごちゃまぜしているし、違いをそれほど気にしていない。何かわかりやすい区別の仕方はないのか?

    辞書やwiki、webで検索しても、「問題」と「課題」をきちっと分離できていないものばかりですね。

    「問題」と「課題」の違い

    こういう時は、単語に注目しましょう。日本語ってちゃんとできてますよ。

    ●「問題」⇒「題を問う」:題を相手に問うこと
    ●「課題」⇒「題を課す」:題を自分で解くこと

    「題」を「問う」か「課す」かの違いです。

    「問題」も「課題」も共通なのが「題」ですね。「題」って何でしょう?

    ●「題」:品質では、理想と現状のギャップとするとわかりやすい

    「問題」と「課題」を明確に分けた事例があります。

    ●小学校は「学習問題」⇒子供に問題を解かせるため(自主性を求めていない)
    ●中学校以上は「学習課題」⇒子供自ら問を作って解かせる(自主性を求めている)

    これを理解した上で、もう一度、QCストーリーを見てみましょう。

    課題解決型 問題解決型 施策実行型
    1 テーマ選定 テーマ選定 テーマ選定
    2 攻め所の明確化 現状把握 現状把握
    3 目標設定 目標設定 対策のねらい所
    4 方策の立案 活動計画作成 目標設定
    5 成功シナリオの追究 要因解析 対策検討
    6 成功シナリオの実施 対策検討 対策実施
    7 効果確認 対策実施 効果確認
    8 標準化 効果確認 標準化
    9 管理の定着 標準化 管理の定着
    10 管理の定着

    「問題解決型QCストーリー」も「課題解決型QCストーリー」どちらも的確に書けていない印象です。

    「問題解決型QCストーリー」と「課題解決型QCストーリー」の明確な差がわからないまま、教科書や試験対策問題に書いている文言を丸暗記すると、かえって、頭が混乱します。結局、試験後忘れて 身につかないのがオチ。
    言葉の定義を良く理解して、整理してから本来は品質管理用語を習得したいです。

    ②QCストーリーは自分で考えたらわかる

    改善のステップを自分で考えてみよう

    言葉の定義を良く理解して、整理してから本来は品質管理用語を習得したいです。

    と書きました。なので、 QCストーリーは自分で考えて作りましょう。その方が、実務に役立ちます。

    改善のステップを自分で考えてみよう

    改善する方法を何も見ないで考えると、大体次のようにまとまるはずです。

    1. 対象を選ぶ
    2. 理想を定義する
    3. 現状を把握する
    4. ギャップを理解して、0にする方法を考える
    5. 施策を計画、実行
    6. 施策の効果を評価
    7. 次なる作戦を考える

    上は、一例です。あなたが考えた改善のステップでもOKです。

    自分の考えたステップとQCストーリはほぼ合う

    比較してみましょう。

    教科書 自分で考えたもの
    1 テーマ選定 対象を選ぶ
    2 現状の把握と目標値の設定 理想を定義する
    3 要因の解析 現状を把握する
    4 対策の立案 ギャップを理解
    5 対策の実行 施策を計画、実行
    6 効果の確認 施策の効果を評価
    7 標準化と管理の定着 次なる作戦を考える

    どうでしょうか? 大体合ってますよね

    QCストーリー7つのステップは暗記不要

    なので、暗記は不要で、むしろ、自分で考えた導出できるように理解して習得する方が重要です。

    改善して成功した経験がないと、書き出せないので、教科書丸暗記ではなく、普段の業務や生活に一工夫する努力をしましょう。

    ③品質管理用語は何でもかんでも暗記しなくていい

    ●QCストーリーを解説すると、暗記不要で、むしろ考えて書き出す!ことが大事と伝えました。これは品質管理用語に良く当てはまります。

    ●品質管理用語を勉強する注意点をまとめます。

    1. 用語を理解しないまま暗記しても忘れる
    2. 「問題」と「課題」の違いとか、「災害」と「事故」の違いなど、そもそも違いの定義が完璧でないまま、用語が一人歩きすることが多い。
    3. 用語は暗記の前に、言葉の意味を理解する
    4. 言葉を理解するのは遠回りだが、一度理解すれば永久使いこなせる
    5. 試験対策の暗記は試験後忘れる、結局身につかない。

    ●次の用語も暗記せず、理解してから覚えた方が、品質管理レベルが上がります。
    ・力量
    ・プロセスアプローチ
    ・関係性管理
    など、まず自分の言葉で説明できるよう、考えて理解しましょう。暗記はその次でよいです。

    まとめ

    【QC検定®3級】QCストーリーをわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①QCストーリーとは
    • ②QCストーリーは自分で考えたらわかる
    • ③品質管理用語は何でもかんでも暗記しなくていい

  • 【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる

    【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる

    「QC検定®3級でよく出る、ISO9001 2015が理解できない、頭に入らない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①【初めて勉強する人向け】ISO9001のベストな学習方法
    • ②ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法
    • ③ISO9001 2015に出て来る難解な用語
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①【初めて勉強する人向け】ISO9001のベストな学習方法

    ISO9001 2015をわかりやすく解説した関連記事

    QCプラネッツでは、ISO9001 2015をわかりやすく解説した関連記事があります。一応、リンクを張りますが、ISO9001を初めて学習する方は、リンクの前に本記事を読み進めてください。

    関連記事は、初心者も、中級者も、上級者も対象ですが、
    本記事は、初心者向けです。

    ISO9001 2015がわかる
    ISO9001 2015の要求事項をわかりやすく解説しました。暗記に走らず、理解して自分の言葉で説明できるように、実務経験から重要ポイントをわかりやすく解説! ISO9001に関わる人は必読です。

    ISO9001 2015を躓かずに学べる方法を解説します!

    ISO9001 の要求事項は確かに、
    読みにくいし、理解しづらい

    なので、理解しやすい勉強方法を4つ挙げます。

    1. 品質に詳しい人に聞かず、自分で理解した方がいい
    2. 経営者を演じる
    3. ISO9001の全体像を理解する
    4. ISO9001の要求事項が必要な理由を理解する

    上の4つで十分です。

    逆に、無視してていいのは

    1. ISO9001 各要求事項に何が書いているかを暗記
    2. ISO9001 各要求事項の文章の解釈
    3. 業務内容をISO9001に合わせる

    この3つが、ISO9001 の理解を妨げる悪玉菌です。

    では、勉強すべき4つのポイントを1つずつ解説します。

    品質に詳しい人に聞かず、自分で理解した方がいい

    品質専門家に聞かなくていい

    「ISOや品質に詳しい人から教えてほしい!」という気持ちは十分わかりますが、全く勧めないし、逆効果です。なぜなら、

    ISO9001の要求事項の文章から解説する人が99%くらいいて、かえって理解に苦しみます。

    「ISOや品質に詳しい人」は、10年くらい品質業務していると、100回はISOの条文を読んでいます。それなりに慣れているし、解釈に苦労したことを伝えたい思いがあるのでしょう。

    ISO9001に慣れているが、
    内容の解釈ばかり説明しがち。
    内容の本質まで考えていない専門家が結構多い。
    だから、自分の言葉でわかりやすく説明する思考がないから、初心者は理解できない

    ISOに不慣れな人は、
    ISOの細かい内容(手段)より、その意味(目的)を知りたがっています。

    つまり、
    理解しづらい、「ISO9001の要求事項の解説」ではなく
    「ISO9001の要求事項」を理解したい

    のですよね!

    それなのに、多くの品質専門家は「ISO9001の要求事項の解説」をしたがります。

    私も苦しみました。なので、QCプラネッツ ブログを始めました。

    よって、自分で考えた方がよいです。

    自分で勉強する方法

    ●ポイントは

    細かい要求事項の文章の理解より
    なぜ、それが要求されているかを
    自分の言葉で説明できること!
    ISO9001を学ぶ目的は何か?
    要求事項の内容は所詮、手段にすぎません。

    ISO9001 2015は自分の言葉で説明できていれば、細かい内容は要求事項を見ながら確認すればOKです。

    「7.5.1に何がどんなことが書いているか」はどうでもいいです。

    経営者を演じる

    さて、問題です。

    ISO9001の目的は何でしょうか?
    なぜ、品質改善が必要なんですか?
    品質改善は「手段」、ではその「目的」は?

    ●意外と回答できないんです。品質担当は無回答です。まず、この解を理解しないと、ISO勉強しても頭に入りません。

    ISO9001の目的は
    ●企業組織なら、「収益向上」
    ●もっと抽象化すると、「組織の成功」
    (組織の成功は収益以外にもあるでしょう)

    つまり、ISOの目的は、組織を経営する側の目線で考える必要があります。この理解がほとんどの人ができないのは、組織の中の、従業員であり、思考も従業員的思考だからです。

    平社員でもいいから、一旦は組織の経営陣になりきってみよう!
    その組織のトップに自分がなったイメージや
    自分が起業した会社の社長になったと仮定してみましょう。

    ISO9001の全体像を理解する

    ISOを勉強したばかりの「あなた」を「経営陣」になりきってもらっています!
    次するべきなのは、「ISO9001の全体像の理解です」

    これは、ISO9001に実際に描いている図を色付けしました。

    品質マネジメントシステム

    この図は、
    ●平社員なら、まったく理解できないが
    ●経営陣になりきると理解できる


    不思議な図です。

    ISO9001の要求事項が必要な理由を理解する

    「経営陣」を演じるあなたが、全体像の図を読んでいます。

    さて、問題です。

    あなたが経営する組織が成功するには、何が必要ですか?
    成功を揺るがすリスクは何ですか?

    ●わかりやすいのは、利益追求の企業です。企業は
    利益=売上―コスト
    から、
    ●売上が増加するチャンスと、減少するピンチを注視しますね。
    ●コストは圧縮できるチャンスと、増加するピンチを注視しますね。

    収益を減少するピンチを最小限にして、増加するチャンスを最大限しようと努力します。

    一方、企業は社会の荒波の中生き延びるわけですが、
    ●コントロールが効かない外部環境
    ●自社内の内部環境
    が常に変化します。この変化をうまく活かせるかどうかが経営陣の腕の見せ所になります。

    まとめると、経営陣は常に以下の5つを常に考える必要があります。

    1. 経営する組織の状況を把握する
    2. 常に影響を受ける外部環境・内部環境を考慮した経営戦略
    3. 自組織の目標の立案、計画、実行、評価(PDCA)
    4. 自組織に必要な経営資源(人、モノ、設備など)
    5. 実行に対する結果のフィードバック

    従業員として、自分の業務だけしか考えていないと、上の5項目は難しく感じるでしょう。でも、自分が仮に起業したとして、つぶれないようにするにはどんな活動が必要か?を想像しましょう。それだけでも「経営脳」は磨けます。

    必要な要素

    経営に必要な5要素を書き出しました。よく見るとISO9001 2015の全体像とぴったり合います。わざとそう合わせたのではなく、 ISO9001 2015の全体像は品質と経営を両方意識した要求事項だからです。

    1. 経営する組織の状況を把握する
    2. 常に影響を受ける外部環境・内部環境を考慮した経営戦略
    3. 自組織の目標の立案、計画、実行、評価(PDCA)
    4. 自組織に必要な経営資源(人、モノ、設備など)
    5. 実行に対する結果のフィードバック

    品質マネジメントシステム

    だから、経営脳があれば、ISO9001の要求事項は、自分で書き出せます!だから、各要求事項の暗記は不要なので、自分の言葉で説明できるようにしてください。

    ここまで、読んでいただければ、かなりISO9001が理解できたはずです。

    もう少し、ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法を次に解説します。

    ②ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法

    まずは、「経営脳」をもって、経営に必要な要素を考えれば、経営の手段である品質マネジメントやISO9001 2015が理解できることを解説しました。

    次は、速く習得する方法を解説します。コツは3つあります

    1. 読みにくい文章に合わせず、自分の考えを優先する
    2. 人にわかりやすく説明できること
    3. 要求事項に業務を合わせるのではない

    読みにくい文章に合わせず、自分の考えを優先する

    関連記事のように、各要求事項をわかりやすく解説しています。

    要求事項を勉強する上で大事なのは、
    ●内容暗記しないこと
    ●要求事項はつまりどういうことなのか?を考える
    ●自分なりの説明に変える

    です。

    一番ダメなのは、
    「こう書いているから、その通り業務すること」

    読みにくい文章に合わせず、自分の考えを作りましょう。

    人にわかりやすく説明できること

    要求事項の単語まで従う必要はありません。むしろ、人に説明できて、自分なり応用ができることです。

    ISOは数年に改訂されますが、本質は変わりません。変化しない本質を理解して、自分で説明できるようになりましょう。

    要求事項に業務を合わせるのではない

    ISO認証だからといって、業務をISOに合わせる必要はありません。ISO認証を辞めてもOKです。むしろ、業務改善、収益拡大、発展につながるためにISOをうまく活用しましょう。

    ●大事なのは、
    「ISO9001に書いているから、それに従う」ではなく
    「成功のためには何が必要かを考えて、あとでその施策に合う要求事項を探せばいい」

    ISO9001要求事項は「手段」
    「目的」は、あなたの成功

    ●成功を勝ち取るために何が必要かをISO関係なく、考え抜き
    その対策をあとで、ISO要求事項から探すだけ

    ③ISO9001 2015に出て来る難解な用語

    関連記事で別途わかりやすく解説しますが、難解な用語をざっと挙げます。さっと自分の言葉で友人にわかりやすく説明できますか?

    用語がわからないから教科書買ったら
    さらにわからなくなってしまった。。。
    よくある経験談です。

    難解な用語
    ●プロセスアプローチ ⇒なんじゃこりゃ?
    ●コミットメント ⇒トリートメント?
    ●リスク ⇒ 頻出だけど人によって解釈が合っていない
    ●力量 ⇒ って何?
    ●製品及びサービス ⇒ なんで 「サービス」がついているの?
    ●不適合 ⇒ 罰則があるの?
    ●マネジメントレビュー ⇒ どんな会議?
    ●継続的改善 ⇒なんじゃこりゃ?
    ●関係性管理 ⇒なんじゃこりゃ? 「関係管理」じゃダメなの?
    ●外部及び内部の課題の変化 ⇒ 課題だけでもしんどいけど、さらに変化が必要なの?
    ●文書化した情報 ⇒ 文書じゃないの?
    とつっこみ満載ですね。

    別途、個別に解説

    まとめ

    【QC検定®3級】ISO9001 2015をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①【初めて勉強する人向け】ISO9001のベストな学習方法
    • ②ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法
    • ③ISO9001 2015に出て来る難解な用語

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