品質工学、ここがわからない!と思ったら読んで!

「品質工学を勉強してもどうもよく、わからない」などと困っていませんか?
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
おさえておきたいポイント
- ①2段階設計でばらつきを先に考える理由
- ➁因子の種類が多い理由
- ➂混合系直交表をよく使う理由
- ➃品質工学の教科書が理解しにくい理由
- ➄品質工学で大事なこと
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手法に溺れるな!
数式と理論で理解しよう!
ロバストパラメータ設計
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のどの教科書も同じ書き方だから
それが正しいように見えるけど、
結局わからない、なぜ?
品質工学、ロバストパラメータ設計、タグチメソッド
結局わからない!
⇒QCプラネッツが解決!
①2段階設計でばらつきを先に考える理由
品質工学のオリジナリティがある2段階設計つまり、
- ばらつき低減してから
- 目標値を狙う
で、
これ、理由は簡単です。
分散を評価する分散分析している段階で、最初にばらつきからチェックしているんですよ!
実験計画法や回帰分析も品質工学のように、最初にばらつきを評価しているんですよね!
➁因子の種類が多い理由
いろいろな種類の因子がありますが、覚えますか?
- 制御因子
- 誤差因子
- 信号因子
- 標示因子
- ブロック因子
むしろデータの構造式をどう定義する方がはるかに大事!
計算機が未熟な時代は、手計算でそこそこの結果がほしいので因子を区別していたんでしょうけど、今の時代は計算できるので、モデル式をどう定義するかの方が重要です。
品質工学独特な因子があると、実験計画法や回帰分析と比較しにくくなるため、解析結果の妥当性が見えにくくなります。
今の時代に合わないと考えます。
➂混合系直交表をよく使う理由
これが一番わからない!
先にデータを特徴づけるデータの構造式を立てる方が大事
混合系を使う理由は、交互作用を避けたい理由であることは理解できますが、
そもそもデータを構成する要因は互いに影響し合うので、交互作用は必ずあります。
それを省くモデルを使って混合系直交表で解析するのは違和感があります。
また、混合系直交表は直交表の中でも突然変異みたいに、たまたま見つかった直交表なので、データの構造式をベースとするL8,L16,L27などの一般直交表を使った方がよいでしょう。直交表を自分で作るとL12,L18などの混合系直交表は特殊なものであるとよくわかります。直交表作ってみてください。
➃品質工学の教科書が理解しにくい理由
過去の偉い先生の教科書の流れと合わせようとする同調圧力を感じます。偉い先生であっても、時代は変化しています。今のAIや成熟した計算機を使って解析する我々の価値観と合わない教科書を勉強しても理解しにくい理由がここにあります。
確かに、昔は1つのデータを取るのが、非常に手間であり、手計算でどうにかした方が速かったですが、今は、まったく逆です。
データがあり、モデル式を立ててから、
仮説を十分に立ててから実験で確かめる時代です。
今の時代に合う考え方で品質工学を再定義したいですよね。
QCプラネッツはそんな思いで、必ず、データの構造式から話を進めます。
➄品質工学で大事なこと
QCプラネッツの考えですが、
- 単元手法によらず1つの解法でできること
- 実験計画法や回帰分析と同様にデータの構造式がベース
- データの構造式の各項の2乗和が一致することを確かめること
- 分散分析を先に行うのでばらつきを先に評価することを理解すること
- 直交表から最適条件を見つけるのもよいが、データ全体の変動を各因子がどう取り合っているかも理解すること
- 実験計画法や回帰分析などの他の手法と品質工学の解析結果を比較すること
- 常に時代に合った考え方で品質工学を更新すること
と考えています。
実験計画法を究めた後、全ての教科書を勉強して、1つの解法でできるにはどうしたらよいかをQCプラネッツなりに考えた結論です。QCプラネッツが自分で考え抜いて作った豊富な関連記事があるので、自信があります。
まとめ
「品質工学、ここがわからない!と思ったら読んで!」を解説しました。
- ①2段階設計でばらつきを先に考える理由
- ➁因子の種類が多い理由
- ➂混合系直交表をよく使う理由
- ➃品質工学の教科書が理解しにくい理由
- ➄品質工学で大事なこと
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