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ISO9001にかかる費用がわかる

第三者監査(外部審査)

「ISO9001取得しているけど、いくらかかっているの?」、「それに見合うメリットがあるの?」、と困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

ISO9001にかかる費用がわかる
  • ①実際かかる費用
  • ②費用に対するリターンはあるか?
  • ③ISO取得企業が減っている理由
  • ④ISO取得は手段、目的を明確に

①実際かかる費用

実務経験の話

組織の規模が1,000人程度でのISO9001にかかる費用を解説します。

年間1~200万円程度

主な内訳は、

年間登録料 数万円 詳細
審査 1~2百万円 数年に1回の
大規模審査の場合
1百万円 毎年の部分審査の場合
2,30万円 審査時の移動宿泊費
1~2百万円程度

審査は数種類あって、
●数年に1回の大規模な審査を1週間コースで実施

●毎年、継続的な小規模な審査を3日程度で実施
があります。

審査は、例えば、小規模、小規模、大規模と3年に1回大規模、それ以外の年は小規模として、3年で組織の全部門を一通り審査する工程になります。

ただし、品質不正などのヤバいことが起きたら
別途審査やり直しや
ISOはく奪によるISO再取得のための重い審査
があるので、日ごろからちゃんと品質管理しましょう!

コロナによる出張費フリー化

コロナ禍になると、移動禁止になるので、リモート審査に変わりました。現場の空気や雰囲気が伝わりにくいデメリットがありますが、移動・宿泊が無くなり、時間と費用が減るメリットが得られます。

「支社店、現場を実際に見て感じないと審査できない」

「行くのが面倒くさい」
に変わる日が来る気がします。

ただし、ペーパー会社や、架空の会社・現場ではないことを審査員が確認するために現地入りしますので、完全リモート審査にはならないはずです。

何年も審査して、実際に支社店や現場があると信用できる組織なら、完全リモートになるでしょう。

ISO9001,14001,45001を全組織で取得すると

ISO取得・継続だけで年間億単位かかる

「なんだー、2百万円程度か」と高くなさそうですけど、
●全組織が数万人にて、
●ISO9001,ISO14001,ISO45001な
どいろいろ取得が必要になると
数千万、億の単位で毎年かかります。

ISO関連の担当者の人件費も結構かかる

組織内の担当者を結構な人数を用意する必要があります。

実際、所属している組織では、数億円くらいはISO関連で費用がかかっていますね。

中小企業にとってISOは高い

当然、中小企業ではISOに手が出にくくなりますよね。投資に対するリターンが見合わないといけません。

②費用に対するリターンはあるか?

リターンがある場合は、2つあります。

  1. ISO取得組織だけ受注できる案件がある
  2. ISO取得で他社との差別化を図る

前者は、大企業による、大規模工事が当てはまり、
後者は中小企業が取る戦略でしょう。解説します。

ISO取得前提の受注案件

よく公共工事で自治体から数億円規模の新設や更新工事を受注したい場合に、ISO取得が前提となります。

ISOで億単位払っても、それの数十倍の受注額が取れれば、ISOは簡単にペイできるわけです。

ISO取得を差別化戦略につかう

しかし、受注額が少ないと、ISOが簡単にはペイできません。
しかし、その苦しさは他社も同じなので、
ISO取得による他社との差別化戦略に使い、受注につなげる戦略には有効です。

サービス業の中で、意外な会社や組織がISOを取得するのは、他社との差別化、自社のブランド力アップに使うためです。

品質向上、ISO取得は
ビジネス上重要とする戦略がある組織が取得します

ISOや品質マネジメントシステムの文面にはビジネス色はありませんが、実際は結構な経費がかかります。是非、投資に合ったリターンをゲットしましょう。

③ISO取得企業が減っている理由

ISOにかかる費用が高いので、当然取得企業が減っています。

日本のISO取得数推移

ISO9001もISO14001も近年は取得数が減少しています。

ISO9001ISO14001

各国の取得数推移を見ても減少傾向です。
なぜか、中国が増加していますけど。

ISO9001

データは、より引用

  1. 2000年代にISO取得数が増加したが、近年は減少
  2. 建設業で公共工事に一時期ISO取得必須な時期があったため
  3. ISOのコスト負担のわりにリターンが少ないからISOやめる企業が多い

確かに、ISO取得・継続はコストがかかります。それにあうリターンがないと企業もISO取ろうとはなりません。

④ISO取得は手段、目的を明確に

ここで、重要なのは

「ISOとってないから、仕事は我流でいいや!」ではなく、
各組織にとって良い仕事ができる方法を確立することです。

ISOの取得有無に関係なく、
●まず、良し仕事ができるチームや組織を作る
●結果を出し続ける
●ISO取得のメリットがあれば、取りに行けばよいです。

良し仕事ができる仕組みを考えるヒントにISOの要求事項を学ぶことは有効です。ISO取得有無に関係なく、良い手本を真似ることが大事です。

ISO取得は「手段」
あなたの仕事の質を高めることが「目的」です。

ISOのために働くのは、「手段」を「目的」化しており、逆です。

まとめ

ISO9001にかかる費用について、わかりやすく解説しました。

  • ①実際かかる費用
  • ②費用に対するリターンはあるか?
  • ③ISO取得企業が減っている理由
  • ④ISO取得は手段、目的を明確に

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