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ISO9001 2015 6.3 変更の計画(品質目標)がわかる(品質目標は期の途中でも変更OK!)

ISO

「品質目標って期の途中でも変更していいのかわからない」、と困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

ISO9001 2015 6.3 変更の計画(品質目標)がわかる
  • ①ISO9001要求事項の解説
  • ②品質目標はいつでも変更OKです
短い記事ですが、どうしても伝えておくべき内容なので解説します。

①ISO9001要求事項の解説

ISO9001要求事項

6.3 変更の計画 組織が品質マネジメントシステムの変更の必要性を決定したとき,その変更は,計画的な方法で行わなければならない(4.4参照)。 組織は,次の事項を考慮しなければならない。
a) 変更の目的,及びそれによって起こり得る結果
b) 品質マネジメントシステムの“完全に整っている状態”(integrity)
c) 資源の利用可能性 d) 責任及び権限の割当て又は再割当て

うーん、ちょっと難しいですね。

かなり正当な理由が無いと、品質目標は変えてはダメ!っと受けてしまいますよね。

②品質目標はいつでも変更OKです

結論

品質目標はいつでも、期の途中でも変更OKです!
品質目標を変更したら、履歴書いて、revision管理すればOKです。
品質目標

大したことない記事と思うかもしれませんが、

品質目標は簡単に変えてはいけない!
「品質目標を途中で変更してもいいですか?」と各部門の部課長からよく問い合わせがきます。
変更してええよ!(笑)

なぜ変えてはいけないと思い込んでいるのか?変更して最新の状態に維持しないと何がまずいか?を解説します。これが現状なんですよね。

品質目標は途中で変えてはいけないと思っている人が多い

おそらく、
●品質管理担当が、ネチネチうるさい人、煙たがられる人がいるとか
●経営陣側が「ころころ変えるな!」的な空気感があるとか
●単に組織内の手続きが面倒くさいとか
とかで、「期の途中で更新はしない方がいい」と思うのかもしれません。

品質目標は維持しなければならない文書です!
(維持は最新版に更新すること、変更禁止の保持ではありません!)

「途中で変更してはいけない品質目標」はかえって監査で悪評価とされる

達成率が100%に行かない目標があり、監査で指摘されると、
組織長:「期の途中で件数が変わったが、目標値は期初の値だったから、値が100%に行かない。」
監査員:「期の途中で品質目標を更新して、目標値をあるべき値にしてください」
として、改善の指摘を受けるハメになります。

すると、監査員へ
組織長:「期の途中で品質目標を更新していいんですか?」

変更してええよ!(笑)

ただし、履歴管理はしっかりやってください。

品質目標
品質目標は維持しなければならない文書です!
(維持は最新版に更新すること、変更禁止の保持ではありません!)

まとめ

ISO9001 2015 6.3 変更の計画(品質目標)をわかりやすく解説しました。

  • ①ISO9001要求事項の解説
  • ②品質目標はいつでも変更OKです


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