【品質管理心得】➂冷静な客観視がわかる
「品質管理業務で思うように進まず、悩んだり困ったりしていませんか?」
こういう疑問・悩みに答えます。
本記事のテーマ
QCプラネッツと一緒に
品質管理心得をしっかり習得して
一皮むけましょう!
悩みは成長痛の証です。そんなあなたをQCプラネッツは応援します。
- ①「【品質管理心得】➂冷静な客観視がわかる」がなぜ必要なのか?
- ②周囲に惑わされない
- ③冷血ではなく冷静
- ➃冷静に判断できるテクニックを身に着ける
①「【品質管理心得】➂冷静な客観視がわかる」がなぜ必要なのか?
5つの品質管理心得
品質管理業務は基本
- 結果が出るまで、数カ月・数年と時間がかかる
- 周囲の応援は基本ない
- あなたを阻害する雑音や誘惑が多い
- 大事と皆わかっているがやりたくない、嫌われ役
- 常に進化が求められる
などが要求されます。ただし、選ばれた人だけが悩めるものです。だから、心得をしっかり学んでブレないプロになってほしいです。
5つの心得は、関連記事のように
「品質管理業務で思うように進まず、悩んだり困ったりしていませんか?」あるべき理想へ組織改善したいが、周囲の不協力、反発、改善より昇進などの様々な邪心が組織にはあります。そんな状況下でも、あなたが目指すべき方向を示すための5つの心得を解説します。 |
- ①孤高になる覚悟
- ②相手への動機づけ
- ③冷静な客観視
- ➃待てる覚悟
- ➄成長する信念
の5つをQCプラネッツから提言しています。
3つ目は「➂冷静な客観視がわかる」
本記事は、3つ目の「冷静な客観視」です。
相手が些細な事と思っていても冷静に本質を見抜きましょう
困ったときに頼りにあるあなたになるために!
では、解説していきます。
②周囲に惑わされない
主観・思い込みはもってのほか
他人からの噂話などを鵜呑みしたり、不十分な解析で結論を出すのは品質管理担当としてNGです。
また、相手からの相談やミスした内容が、あなたにとって些細なことだっとしても、些細なこととして扱わずに、潜在する本質を見抜き、提案することがあなたに求められています。
「何か本質が潜んでいないか?」
「横展開すべき内容まで広げられないか?」
など自問自答を繰り返しましょう。
一生懸命聞くから相手を大切にできるのです。
(でも、相手の話が長い場合がほとんどだけど。。。)
ISO19011 7.2.2 個人の行動がベース
このルールは、監査員としての資質を問うものですが、品質管理を業務とする者へ求める資質であっても過言ではありません。全文を引用します。
b) 心が広い。すなわち,別の考え方又は視点を進んで考慮する。
c) 外交的である。すなわち,目的を達成するように人と上手に接する。
d) 観察力がある。すなわち,物理的な周囲の状況及び活動を積極的に観察する。
e) 知覚が鋭い。すなわち,状況を認知し,理解できる。
f) 適応性がある。すなわち,異なる状況に容易に合わせることができる。
g) 粘り強い。すなわち,根気があり,目的の達成に集中する。
h) 決断力がある。すなわち,論理的な理由付け及び分析に基づいて,時宜を得た結論に到達することができる。
i) 自立的である。すなわち,他の人々と有効なやりとりをしながらも独立して活動し,役割を果たすことができる。
j) 不屈の精神をもって活動できる。すなわち,その活動が,ときには受け入れられず,意見の相違又は対立をもたらすことがあっても,責任をもち,倫理的に活動することができる。
k) 改善に対して前向きである。すなわち,進んで状況から学ぶ。
l) 文化に対して敏感である。すなわち,被監査者の文化を観察し,尊重する。
m) 協力的である。すなわち,監査チームメンバー及び被監査者の要員を含む他の人々とともに有効に活動する。
(https://kikakurui.com/q/Q19011-2019-01.htmlから引用)
主観しない姿勢がはっきり書いていますよね。
客観視できるためには多面的に考え抜く必要がある
客観視できるためには何が必要でしょうか?
QCプラネッツは以下と考えます。
●技術、経営、組織、人間、心、コスト、日程などさまざまな観点で一回考えること。
●考えたことを一回抽象化してまとめること。
●抽象化した結論を横展開できるにはどうすればよいか?を考えること。
この4つを常に意識して、頭を使っています。
主観している暇はない!
これが冷静な客観視につながります。
③冷血ではなく冷静
相手を論破しない
「冷静」とはいえ、「冷血」ではいけません。相手を論破したり、できない要求を相手に突きつけてはいけません。むしろ逆効果です。最悪、不正に走る原因にもなります。
特に、多律相反な関係が絡むため、最適解を見つけるのが難しい。
できないのはわかっている!だからあなたに聞いている!
という矛盾した問いを、それなりの最適解にもっていくことがあなたに求められます。
品質を管理するとは、互いに相反する絡みの中で、ベストなものを選ぶことでもあります。
だから、
相手に寄り添い、相手が確実にできる解を提案する温かさが必要です。
「冷たい奴だなあ」は冷血であり、NGです。
落ち着いて、相手に寄り添う優しさが必要です。
でも独立した存在であること
違うときは違うとはっきり言う
相手に寄り添うと言っても、全員する必要はありません。
中には、「手抜きしたい人、いい加減な人」も組織にはいるし、
「自分の思うどおりにしてほしい」というわがままな人も組織にはいます。
と判断して「No」という姿勢も大事です。
簡単には相談に乗ってくれない素ぶりも必要です。
優しい奴になれ!
何でもかんでも相談に来る人や
丁寧な対応をないがしろに扱う相手も
中にはいます。
安易に接してくるな!
という姿勢も見せましょう。
低評価な人は頑張らないといけないとあなたの背中で理解させればいいのです。
ただの便利屋ではないよう注意しましょう。
➃冷静に判断できるテクニックを身に着ける
➁➂は人間性や内面性を解説しましたが、手法テクニックも重要です。
- データ分析に強くなること
- 文章力、思考力を磨くこと
- わかりやすく伝える力
この3つは案外難しいです。今後QCプラネッツの問題集にも取り上げていくテーマです。
データ分析に強くなること
冷静に客観視できるためには、定性・定量データが必須です。データが無い場合はどんなデータを取ればよいか?を考えるところから始まります。
データで注意してほしいのは、
仮説を立ててからデータを取るべし!
よく、数量データを何とかグラフなどの図表を作って、それらしいプレゼンする資料がほとんどですが、
「だから何なの?」と相手には伝わりません。Excelが得意でも無意味なアウトプットですよね。
文章力、思考力を磨くこと
相手からの相談事項は、大概、
「文章になっていない! 」
「何が問題なのか?明確でない、とにかくヤバいって言って来る、何がヤバいの?」
「話が長くて、何が言いたいの?」
というものですね。
だから、イライラするかもしれませんが。
だから、問いと解をあなたが会話から組立ていけばOKです。
いつも、QCプラネッツも組織内から相談を受けて、電話対応しますが、
相手の話を聞きながら、
「○○が問いでしょうか?」
と返して、相手の反応を見ていきます。
実はこれは文章力や思考力を磨かないとできないし、
話の通じない相手と喧嘩になるだけです。
ビミョウか会話から本質的な問いを作る思考力とそれをわかりやすく表現する文章力が求められます。
わかりやすく伝える力
相手のわかりにくい相談内容から問いができ、解決したら、上司やチームに報告する段階があります。こここそ、「わかりやすく伝える力」が要求されます。
わかりやすく伝える思考力、文章力、プレゼンテーション能力が必須と言えます。
会話は短くできますよね。だからQCプラネッツは会話が少ない!
周囲は長い話ばかりですね。会話する準備段階が肝でなんです!
冷静に客観視できるためには、たくさんのスキルを磨く必要がありますが、是非挑戦しましょう。
まとめ
「【品質管理心得】➂冷静な客観視がわかる」をわかりやすく解説しました。
- ①「【品質管理心得】➂冷静な客観視がわかる」がなぜ必要なのか?
- ②周囲に惑わされない
- ③冷血ではなく冷静
- ➃冷静に判断できるテクニックを身に着ける
Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 119