★ 本記事のテーマ
- ①便利なクーロンの法則には弱点がある
- ②電気・磁気で「場」を考える必要がある理由
- ③高校物理「電気」次のお話を紹介!
- ④【商品】「高校物理問題集」のご紹介
確かに、電場・ガウスの法則も使いますが、
クーロンの法則ですべて電気特性が説明できます。
しかし、クーロンの法則には弱点があるため、
電磁気学では「電場」「磁場」が中心となっています。

しかし、
は高校物理ではちゃんと教えてくれません。
そこで、
①便利なクーロンの法則には弱点がある
(1)高校物理の電気はクーロン力でほぼ説明できる
詳細は関連記事に書いています。ご確認ください。
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【リンク】【重要】高校物理の電気はクーロン力法則でほぼ説明できる 「クーロンの法則」「電場・ガウスの法則」「オームの法則」と別々に暗記していませんか?本記事では、電気の本質を“クーロン力”から一気に整理。バラバラだった知識がつながり、苦手意識がスッと消える学び方を紹介します。 |
高校物理の電気分野を学ぶとき、多くの人が次のように感じます。
- クーロンの法則
- 電場・ガウスの法則
- オームの法則
でも実は
クーロン力から
・電場
・電気力線
・オームの法則
などはすべて導き出せます。

つまり、電気の根っこは「電荷同士が押し合う・引き合う力」だけ。 これを理解すると、電気分野が一気に一本のストーリーになります。
(2) クーロンの法則はとてもシンプル
クーロンの式は
・距離の2乗に反比例
・電荷の大きさに比例
というだけです。
だから
しかし、クーロンの法則には“弱点”があります。
\(F\)=\(k\frac{q_1 q_2}{r^2}\)
ここが重要ポイントです!
つまり、電荷を動かしたとき、力が「いつ」伝わるかは式に入っていません。瞬時に力が入る!という意味となってしまいます。
実際、現実の電磁気は、 光の速さで伝わる(=時間がかかる) という性質を持っています。
この「伝わるまでの時間」を考えると、 エネルギー保存則が一瞬だけ成立しなくなる という論理的な問題が出てきます。
QCプラネッツの物理問題集でしっかり演習できます!
②電気・磁気で「場」を考える必要がある理由
ここでは、あなたの問題集の例題を使って、 「なぜ場という概念が必要なのか」を高校生でも理解できる形で説明します。
(1) 例題
固定した電荷を“瞬間移動”させると何が起きる?を考えてみましょう。
QCプラネッツ問題集 0404 【4】より引用
時刻\(t\)=0 に、\(q_1\)を別の場所へ瞬間移動させるとします。
(*)問題のポイント
・移動前:\(q_2\) は距離 \(r_0\) のクーロン力 \(F_0\)を受ける。
・移動後:本来なら距離 \(r_1\) のクーロン力 \(F_1\)を受けるはず。
・しかし、力は 伝播速度(光速 \(c\) )でしか伝わらない。
・伝わるまでの微小時間 \(Δt\) =\( \frac{r_1-r_0}{c}\) が存在する。
つまり、 力が切り替わるまで“タイムラグ”がある。
このタイムラグの間に、系のエネルギーを調べると不思議なことが起きます。
【問題】どんな不思議なことが起こるか?


(2) 解説
不思議なこととは、
下表のように瞬間前後の
・系全体のエネルギーE=K+U
・系全体の運動エネルギーK
(実際は電荷\(q_2\)のみの運動エネルギー)
・系全体の位置エネルギーU
\(U=-k\frac{q_1 q_2}{r}\)
・2電荷間にかかるクーロン力\(F\)
を見ていきます。
当然、外力の影響はないので、系全体のエネルギーEは
どの時刻も保存されます。
| 時刻\t(\) | 全体E \(E\) |
運動E \(K\) |
位置E \(U\) |
クーロン力 \(F\) |
| 移動前: \(t\) ≤ 0 |
\(E\) | \(K_0\) | \(U_0\) | \(F_0\) |
| 伝播中: 0 < \(t\) < \(Δt\) |
\(E_1\) | \(K_0\) | \(U_1\) | \(F_0\) |
| 伝播後: \(Δt\) ≤ \(t\) |
\(E\) | \(K_1\) | \(U_1\) | \(F_1\) |
まず、瞬間移動前後で位置エネルギーは変わります。
・移動前:\(U_0\)
・移動後:\(U_1\)(距離が変わるので\(U_0\) ≥ \(U_1\))
しかし、力が伝わるまでの \(Δt\) の間は、 \(q_2\) は「古い力 \(F_0\)」を受け続けます。
そのため、 全エネルギー E が一瞬だけ合わなくなる という現象が起きます。
式で書くと、
・\(E\) = \(K_0\) + \(U_0\)
・\(E\) = \(K_1\) + \(U_1\)
・伝播中:\(E_1\) = \(K_0\) + \(U_1\) ≠ \(E\)
となります。
つまり、
・伝播中:\(E_1\) = \(K_0\) + \(U_1\) + \(ΔE\)= \(E\)
となり、
困りました!
この ΔE が「どこから来たのか?」が問題になります。
この結論は現状は、
力が伝わるまでの短い時間、 何もない空間がエネルギーを補ったり返したりしている と考えないと、エネルギー保存則が成立しません。
ここから生まれたのが、
という概念です。

(3) 「場」を扱うと圧倒的に計算が楽になる!
高校物理では、電場・磁場が「当たり前に存在するもの」として登場します。 しかしそれが理解を難しくしていますよね。
高校物理の電気はクーロン力だけで説明できるとはいえ、 実際の計算はとても大変です。
・コンデンサの電気容量
・電流が流れるときの電場分布
–
これらはクーロン力で計算すると地獄のように面倒。 だからこそ、
電場 ガウスの法則
を使うと一気に計算が楽になります。
ただし、
なので、本ブログで解説しました。
③高校物理「電気」次のお話を紹介!
いかがでしょうか。高校物理の電気分野でわからない!
を解決するためにQCプラネッツが
ブログで解説し、
さらに学べるための問題集を作りました。
④【商品】「高校物理問題集」のご紹介
記事解説で紹介した各問題を詳細に学べるために、
を作成しました。
ブログ記事で紹介しきれない、エッセンスをわかりやすく解説します。
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【リンク】高校物理問題集「4 電気」を販売します |
まとめ
「【重要】電気と磁気はなぜ「場」を考える必要があるのかがよくわかる」を解説しました。
- ①便利なクーロンの法則には弱点がある
- ②電気・磁気で「場」を考える必要がある理由
- ③高校物理「電気」次のお話を紹介!
- ④【商品】「高校物理問題集」のご紹介


