抜取検査の演習問題【QC検定®2級対策】
「QC検定®2級合格に必要な抜取検査を速く解けるようになりたい!」
こういう期待に答えます。
本記事のテーマ
抜取検査の演習問題
- 問1. サンプリングの演習問題
- 問2. OC曲線の演習問題
- 問3. 調整型抜取検査の演習問題
●You tube動画もごらんください
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。
●リンクページ
問1. サンプリングの演習問題
(1) 全100×200瓶から100瓶を選び、検査した。
(2) 200箱全部を対象とし、各箱から2瓶を選び検査した。
(3) 200箱から2箱を対象とし、その中の全瓶を検査対象とした。
(4) 200箱から20箱を選び各箱から10瓶ずつ計200本を検査対象とした。
回答欄
(1) | |
(2) | |
(3) | |
(4) |
解説(クリックで開きます)
サンプリングの問題は暗記のみです。
QC検定®2級:サンプリングの種類だけ出題
QC検定®1級:サンプリングの種類による分散値の計算も出題
サンプリングの種類も分散値も覚えにくいですが、頑張りましょう。
こう来たら、これ!と覚えましょう。
(1) | 単純ランダムサンプリング |
(2) | 層別サンプリング |
(3) | 集落サンプリング |
(4) | 2段サンプリング |
問2. OC曲線の演習問題
(1) 上図の縦軸と横軸はそれぞれ何を示すか。
(2) 以下の値が変化したらOC曲線はどう変化するか?
①Nとnは一定で、cを増やした場合。
②Nとcは一定で、nを増やした場合。
③Nをどんどん大きくした場合
(3) 第1種の誤りα=0.05とする場合の不良率と、第2種の誤りβ=0.1となる場合の不良率を求めよ。
回答欄
(1) | 縦軸 | |
横軸 | ||
(2) | ① | |
② | ||
③ | ||
(3) | α | |
β |
解説(クリックで開きます)
(1)OC曲線に慣れていない場合は、軸は覚えましょう。
(1)縦軸:ロット合格率L(p)
(2)横軸:不良率p(%)
(2)数式を使って解説します。二項分布でOC曲線を描きます。
ロット合格率L(p)は次の式で表現できます。
L(p)=\( \sum_{r=0}^{c} {}_nC_r p^r (1-p)_{n-r}\)
①cを増やします。 \( \sum_{r=0}^{c}\)の加算回数が増えるので、L(p)は増加します。
よってグラフは右上に寄ります。
②nを増やします。L(p)の式の中の\((1-p)_{n-r}\)のnが増えると、
\((1-p)_{n-r}\)の値は小さくなります。
よってグラフは左下に寄ります。
③これは知っておいてください。N=nとして、nをどんどん大きくすると
L(p)の曲線は全数検査のように折れ線みたいになります。
①②③を図でまとめます。
OC曲線の変化は暗記してもOKですが、数式からわかることも重要です。
問3. 調整型抜取検査の演習問題
①通常検査水準Ⅱ、AQL =1.0のとき、N=2000のロットのなみ検査の一回抜取方式を求めよ。
サンプルサイズ=(1), n=(2), Ac=(3), Re=(4)
②①の条件で、N=200のときのなみ検査の一回抜取方式を求めよ。
サンプルサイズ=(5), n=(6), Ac=(7), Re=(8)
③通常検査水準Ⅱ、AQL=1.0のとき、N=2000のロットのきつい検査の一回抜取方式を求めよ。
サンプルサイズ=(9), n=(10), Ac=(11), Re=(12)
④通常検査水準Ⅱ、AQL=1.0とするとき、N=2000のロットのなみ検査の二回抜取方式は以下であった。
n1=80, Ac1=1, Re1=3
n2=80, Ac2=4, Re2=5
まずロットから(13)のサンプルを抜き取って検査する。サンプル中に不適合品が
0個のときは、(14)と判定する。 1個のときは、(15)と判定する。 2個のときは、(16)と判定する。
3個のときは、(17)と判定する。 4個のときは、(18)と判定する。
検査続行となり、第2サンプルを取った場合、第2サンプルのなかに不適合品が、
0個のときは、(19)と判定する。 1個のときは、(20)と判定する。 2個のときは、(21)と判定する。
3個のときは、(22)と判定する。 4個のときは、(23)と判定する。
持ち時間5分
回答欄
(1) | (2) | (3) | (4) | ||||
(5) | (6) | (7) | (8) | ||||
(9) | (10) | (11) | (12) | ||||
(13) | (14) | (15) | (16) | ||||
(17) | (18) | (19) | (20) | ||||
(21) | (22) | (23) | (24) |
解説(クリックで開きます)
調整型抜取表(JISZ9015-1)の主抜取表を見ながら確認しましょう。
単純に表を読むだけのもの、
表の矢印↑↓の見方、
2回抜き取りの場合、
検査水準S-1~S-4,Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの区別、
を再確認してください。
回答
(1) | K | (2) | 125 | (3) | 3 | (4) | 4 |
(5) | G | (6) | 50 | (7) | 1 | (8) | 2 |
(9) | K | (10) | 125 | (11) | 2 | (12) | 3 |
(13) | 80 | (14) | 合格 | (15) | 合格 | (16) | 検査続行 |
(17) | 不合格 | (18) | 不合格 | (19) | 合格 | (20) | 合格 |
(21) | 合格 | (22) | 不合格 | (23) | 不合格 | – | – |
まとめ
QC検定®2級で、抜取検査の演習問題を解説しました。
苦手な箇所が見つかりましたか?
全問、持ち時間以内に解けそうですか?
チェックしましょう。
試験本番に緊張した状態でも解けるよう何度も練習しましょう。
- 問1. サンプリングの演習問題
- 問2. OC曲線の演習問題
- 問3. 調整型抜取検査の演習問題
Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 119