★ 本記事のテーマ
- ➀QC検定®2級で出題される検定と推定は11種類
- ②検定と推定の解法は1つだけ
- ③母平均差に関する検定と推定の必勝解法
なお、QC検定®2級合格対策本や参考書は1冊までにしてください。
たくさん本を持っている人ほど、合格しません。
合格する方法が重要で、対策本や参考書にはその方法が書いていません。
品質管理・統計の初心者にとって分厚い本はキツイです。
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①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。
●リンクページ
➀QC検定®2級で出題される検定と推定は11種類
- (A-1)平均値に関する検定(\(σ_e^2\)既知)
- (A-1)平均値に関する検定(\(σ_e^2\)未知)
- (B-1)母平均差に関する検定(2つの分散が同じ)
- (B-2)母平均差に関する検定(2つの分散が異なる)
- (C-1)分散値に関する検定(分散が変化したか)
- (C-2)分散値に関する検定(2変数の分散値の同異)
- (D-1)二項分布に関する検定(1つの母不適合品率)
- (D-2)二項分布に関する検定(2つの母不適合品率)
- (E-1)ポアソン分布に関する検定(1つの母不適合数)
- (E-2)ポアソン分布に関する検定(2つの母不適合数)
- (F)分割表による検定
(A),(B),(C),(D),(E),(F)の6パターンに分けて、2つずつ解法パターンをおさえていきましょう。
【まとめ】検定と推定のまとめの記事
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【必読】検定と推定を解く【QC検定®2級対策】 QC検定®2級の頻出問題。検定から推定区間まで5分以内に解ける方法を伝授! |
(A)平均値に関する検定に関する関連記
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【1】平均値に関する検定と推定【QC検定®2級対策】 QC検定®2級の頻出問題。検定から推定区間まで5分以内に解ける方法を伝授! |
(B)母平均差に関する検定に関する関連記事(本記事です)
これから解説します。
(C)分散値に関する検定に関する関連記事
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【3】分散値に関する検定と推定【QC検定®2級対策】 QC検定®2級の頻出問題。検定から推定区間まで5分以内に解ける方法を伝授! |
(D)二項分布に関する検定に関する関連記事
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【4】二項分布に関する検定と推定【QC検定®2級対策】 QC検定®2級の頻出問題。検定から推定区間まで5分以内に解ける方法を伝授! |
(E)ポアソン分布に関する検定に関する関連記事
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【5】ポアソン分布に関する検定と推定【QC検定®2級対策】 QC検定®2級の頻出問題。検定から推定区間まで5分以内に解ける方法を伝授! |
(F)分割表による検定に関する関連記事
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【6】分割表(χ2乗分布)に関する検定【QC検定®2級対策】 QC検定®2級の頻出問題。検定から推定区間まで5分以内に解ける方法を伝授! |
②検定と推定の解法は1つだけ
★11種類の解法の共通
次のパターンの流れで解いていきます。QC検定®2級は11種類、QC検定®1級はもっと種類がありますが、下の6つの流れで解いていきます。
- 仮説を立てる(帰無仮説と対立仮説)
- 有意水準α(α=5%がほとんど)
- 検定統計量を設定
- 検定し有意性を判定
- 点推定の計算
- (100-α)%の推定区間を計算
③母平均差に関する検定と推定の必勝解法
「ウェルチ」という言葉が出てきたら、母平均差の検定と察しましょう。
- (B-1)母平均差に関する検定(2つの分散が同じ)
- (B-2)母平均差に関する検定(2つの分散が異なる)
解き方をおさえましょう。
| (B)母平均差に関する検定 | ||
| (B-1) | (B-2) | |
| 検定 | 2つの分散が同じ | 2つの分散が異なる |
| ①仮説の設定 | ||
| 帰無仮説 | H0:μA=μB | H0:μA=μB |
| 対立仮説 | H1:μA≠μB | H1:μA≠μB |
| ②有意水準の設定 | α=5%、両側検定 | α=5%、両側検定 |
| ③検定統計量 | t=\(\frac{\bar{x_A}-\bar{x_B}}{\sqrt{V(\frac{1}{n_A}+\frac{1}{n_B})}}\) | t=\(\frac{\bar{x_A}-\bar{x_B}}{\sqrt{\frac{V_A}{n_A}+\frac{V_B}{n_B}}}\) |
| ④検定 | ||
| 有意である | Z≧t(φ,α) | Z≧t(φ’,α) |
| 有意でない | Z < t(φ,α) | Z < t(φ’,α) |
| V=\(\frac{S_A+S_B}{(n_A-1)+(n_B-1)}\) φ=(n_A-1)+(n_B-1) |
φ’=(**) | |
| ⑤点推定 | \(\bar{x_A}-\bar{x_B}\) | \(\bar{x_A}-\bar{x_B}\) |
| ⑥(100-α)%の推定区間 | \(\bar{x_A}-\bar{x_B}\)±t(φ、α)\(\sqrt{V(\frac{1}{n_A}+\frac{1}{n_B})}\) | \(\bar{x_A}-\bar{x_B}\)±t(φ’、α)\(\sqrt{(\frac{V_A}{n_A}+\frac{V_B}{n_B})}\) |
自由度φ*はサタースウェイトの等価自由度と言って、難しい式で導出します。これはQC検定®2級には出ません。1級は出ます。ですから、母平均差は分散が同じ場合だけQC検定®2級に出題されます。
★サタースウェイトの等価自由度
サタースウェイトの等価自由度
\(\frac{(\frac{V_A}{n_A}+\frac{V_B}{n_B})^2}{φ*}\)=\(\frac{(\frac{V_A}{n_A})^2}{φ_A}\)+\(\frac{(\frac{V_B}{n_B})^2}{φ_B}\)
解法を確実におさえて、5分以内に全問正解しましょう。スピードは練習量で上がります。頭でわかっているから大丈夫な人は試験では時間内に解けません。確実に解けるように何度も繰り返して練習です。
他の検定と推定の解き方も式が違うだけで解法は同じです。確実に習得しましょう。
まとめ
QC検定®2級で、母平均差に関する検定と推定の解法を解説しました。
10問を1回ずつ解くのではなく、1問を10回解いて解法を覚えてしまいましょう。
試験本番に緊張した状態でも解けるよう何度も練習しましょう。
- ➀QC検定®2級で出題される検定と推定は11種類
- ②検定と推定の解法は1つだけ
- ③母平均差に関する検定と推定の必勝解法










