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【QC検定®3級】4Mと特性要因図がすぐわかる

QC検定®3級

「QC検定®3級でよく出る、4Mと特性要因図でおさえておくべきポイントがわからない」、と困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【QC検定®3級】4Mと特性要因図がすぐわかる
  • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
  • ①4Mは使いこなせると有利
  • ②慣れるまで4Mと特性要因図は1セットで活用
  • ③4Mの注意点

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●商標使用について、
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

【QC検定®3級】勉強方法がわかる
QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

試験直前の丸暗記ではなく、
考えて活かせる品質管理を伝授します。

①4Mは使いこなせると有利

4Mとは

●Man(人)
●機械(Machine)
●Material(材料)
●Method(方法)
●Measure(測定)
の5つのうち4つ

必ずあるのは、 ●Man(人)と●機械(Machine)で、残り3つから2つを選ぶことが多いです。

別に、ほかに思いついたMでもOKです。

4Mの活用シーン

よく4Mは活用しますね。どこで活用するかをまとめると

  1. 製造部門での要因分析
  2. 分析フレームワーク
  3. 技術士2次試験、QC検定®1級などの論述試験

品質管理(QC)の習い初めの場合は、製造部門での要因分析として使うものでよいですが、品質管理業務はわりと文章で説明する場面が多いです。

4Mは多くの人に認知されているので、伝わりやすいです。

論述試験に4Mは有利

4Mを使うと、4つ書くことがあり、それぞれ独立して作文すればよいので、解答用紙がうまりやすくなります。

また、人、機械、材料、測定、方法の観点から強制的に考える必要がある分、整理しやすく、高得点が狙えやすいです。

技術士2次試験で、持ち込む必須のフレームワークの4M

②慣れるまで4Mと特性要因図は1セットで活用

4Mと特性要因図を活用する

特性要因図はQC検定®3級に必ず出題されるし、視覚的にわかりやすいのですぐ覚えられるでしょう。本記事では、教科者や他のサイトに書いていないポイントを伝授します。

品質管理を学び初めの人は、おそらく、

品質管理を学び初めの人は、おそらく、
「フレームワークを使って分析・論述に慣れていない」可能性が高いです。
慣れるまでは、4Mと特性要因図は1セットで使いましょう。

まず、
●特性要因図をセットします。

特性要因図

次に、
●特性要因図の大枠に各Mを4つ入れます。

特性要因図

そして、
●特性要因図の小枠に、M毎にさらなる詳細な要因分析を考えます。

特性要因図

この手順で、少々面倒ですが、4Mの詳細分析が特性要因図からわかります。

上図の例でまとめると、

故障の原因は4つの観点からわかる。
1. 作業者の性格や疲労によるもの
2. 製造機の経年や機械疲労によるもの
3. 材料成分のばらつきや業者の納期によるもの
4. 測定の手順や校正に問題があった

どうでしょうか? 結構、説得力がある分析になりましたね!

チームでトラブルの原因などを分析するときは、頭の中を可視化する手段として特性要因図がよく活用されます。

特性要因図を使う目的を明確に

ただし、所詮、ツールです。

特性要因図の小枠をいっぱい書くことに集中しないでください。

目的は

ある事象を構成する要因を
網羅的に抽出し、
各々の理由が、報告者が納得できる内容であるようにまとめること

まずは、慣れるまでは4Mと特性要因図を1セットで使いこなし、徐々に、論理的な説得力があるかどうかを頭で考える訓練に切り替えていきましょう。

慣れると4Mだけ頭で考えることができます。

③4Mの注意点

粒度が合っていない

4Mは機械的に
●Man(人)
●機械(Machine)
●Material(材料)
●Method(方法)
●Measure(測定)
で特性を分割して考えます。

しかし、

Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)、Method(方法)、Measure(測定)を同列で比較できるものなのでしょうか?

Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)はリソース(資源)にカテゴライズできるので、同列で比較できます

しかし、Method(方法)、Measure(測定)は、手法にカテゴライズできますが、リソースとは別物ですよね。

フレームワークを使う注意点

フレームワークを使うときは、次の注意点があります。

  1. Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)のように同列で比較できること(粒度が同じといいます)
  2. 網羅性があること

例えば、日本について分割してみましょう。

「日本は、北日本、東日本、西日本、南日本から成る」
なら、不自然さはありません。

次はどうでしょうか

「日本は、北日本、東日本、大阪府、広島市から成る」
なら、変ですよね。

なぜなら、

  1. 北日本、東日本、大阪府、広島市は粒度が合っていませんので比較できません。
  2. 西日本の他の地域が漏れている

この「日本は、北日本、東日本、大阪府、広島市から成る」の説明では、聞き手は「?」となります。

これが、粒度を合わせて比較することと、網羅することが大事である理由です。

4Mの例に戻しましょう。4Mで、人・機械なら理解できますが、そこに測定、方法が同列に比較されると聞き手によっては「?」と納得してもらえない可能性があります。

便利な4Mというフレームワークだからと言って、機械的に入れて分析しすぎないよう注意しましょう。

有名だから共通認識しやすいだけ

でも、多くの人が4Mや特性要因図を知っているので、そのまま使っても聞き手に通じます。安心してください。

便利な4Mというフレームワークだからと言って、機械的に入れて分析して終わらないように注意しましょう。

QCプラネッツなら、4Mを使う場合は、次の2点を考えます。参考ください。

  1. 先ほどのリソースの観点だけ活用して、Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)の3Mとして、リソースが不足する原因に対して3Mを要因として分析します。
  2. リソースについての分析とし、Money(カネ)を追加した4Mつまり、Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)、Money(カネ)の4Mで分析します。経営課題のヒト・モノ・カネの観点で分析ができます。

分析手法を活用して慣れながら、論理の精度を上げていきましょう。

まとめ

【QC検定®3級】4Mと特性要因図をわかりやすく解説しました。

  • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
  • ①4Mは使いこなせると有利
  • ②慣れるまで4Mと特性要因図は1セットで活用
  • ③4Mの注意点


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