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【重要】抜取検査に欠かせない標準数がわかる

抜取検査

「抜取検査表の不良率やAQLの値はどうやって決まっているの?」、「自分で値を決めたらダメなの?」など疑問に思いませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

標準数で抜取検査表の数値を決めている

標準数で抜取検査表の数値を決めている

どこにも書いていない、標準数の活躍を本記事で紹介します。

抜取検査表の疑問に感じるところ

規準型抜取検査表のp1⇒0.91,1.13.1.41.1.81,…
調整型抜取検査表のAQL⇒…,0.1,0.15,0.25,0.40,0.65,1,…
これらの値はどうやって決まったのか? わかりますか?
  • ①抜取検査表に欠かせない標準数とは
  • ②抜取検査表は標準数でなくてもOK

●You tube動画もご覧ください。

①抜取検査表に欠かせない標準数とは

検査表の数値

規準型抜取検査表のp1⇒0.91,1.13.1.41.1.81,…
調整型抜取検査表のAQL⇒…,0.1,0.15,0.25,0.40,0.65,1,…
これらの値はどうやって決まったのか? わかりますか?

規準型抜取検査表(黄色枠の数値)

p1 (%) 0.71 0.91 1.13 1.41 ・・・ 22.5 28.1
p0 (%) 0.90 1.12 1.40 1.80 ・・・ 28.0 35.5
0.09 0.112 400 1 ・・・
0.113 0.14 300 1 ・・・
0.141 0.180 500 2 250 1 ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
9.01 11.2 ・・・ 60 10 30 6

調整型抜取検査表 (黄色枠の数値)

AQL
サンプル 0.01 0.015 0.025 0.04 0.65 ・・・ 650 1000
文字 サイズ AC Re AC Re AC Re AC Re AC Re ・・・ AC Re AC Re
A 2 ・・・ 21 22 30 31
B 3 ・・・ 30 31 44 45
C 5 ・・・ 44 45
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
Q 1250 0 1 1 2 14 15 ・・・
R 2000 1 2 2 3 21 22 ・・・

黄色枠の数字はよくわからないけど、規則性があります。

●規則性1
0.1,0.015,0.025,0.4,0.65
1,1.5,2.5,4,6.5
10,15,25,40,65
100,…
1.5倍ずつ増えてそうですが、これらの数の関係性は何でしょうか?

●規則性2
2,3,5,8,13,20,32,50,80,125,200,315,500,800,1250,2000
1.5倍ずつ増えてそうですが、これらの数の関係性は何でしょうか?

別に2倍ずつでもいいじゃん!
2,4,8,16,32,64,128,256,512,・・・
とか思いますよね。

抜取検査表の数値は標準数(JISZ8601)

同じJISだからかもしれませんが、標準数が抜取表の数値として使われています。

知っている人は標準数とすぐに気が付きますが、
普通は気が付きません。

標準数って何?

何乗かして10になる等比数列の公比のこと。いくつか種類があります。

公比をRとして下表のように挙げます。

R 2 5 10
標準数 \(10^{1/2}\)=3.16 \(10^{1/5}\)=1.58 \(10^{1/10}\)=1.25
1 1 1
1.26
1.58 1.58
1.99
2.51 2.51
3.16 3.16
3.98 3.98
5.01
6.31 6.31
7.94
10 10 10

抜取検査表の数値と標準数R5を比較するとぴったり合います。

規則性1 0.1 0.15 0.25 0.4 0.65 1
規則性2 2 3 5 8 13 20
規則性2の数÷2 1 1.5 2.5 4 6.5 10
標準数R5 1 1.58 2.51 3.98 6.31 10
抜取検査の数値は標準数が使われていることがはっきりしました。

②抜取検査表は標準数でなくてもOK

抜取検査表の数値は何でもOKです。使いやすいように決めたらよいです。

抜取検査表を自分で作ろう!

規準型抜取検査表を作る場合、p1,p2の範囲と個々の区間をどう設定しますか?
調整型抜取検査表を作る場合、サンプルサイズとAQL(合格品質限界)の範囲と個々の区間をどう設定しますか?

自由に決めてよいですが、結構難しいですよね!

抜取検査表の作り方

考えてわかることは、次の通りです。

  1. 不良率やサンプルサイズは1倍~100倍または1000倍までの範囲を扱う
  2. 個々の区間は等比数列で切った方がよい

規準型抜取検査のp1,p2はなぜ0.71%,7.1%からスタートしています。自分で考えて、0.1%,1%などのわかりやすい値から表を作っても良いですね。

実際作ってみましょう。抜取表を自ら描くwebサイトはQCプラネッツだけです。

●JISの規準型抜取検査をまず描きます。

p1 (%) 0.71 0.91 1.13 1.41 ・・・ 22.5 28.1
p0 (%) 0.90 1.12 1.40 1.80 ・・・ 28.0 35.5
0.09 0.112 400 1 ・・・
0.113 0.14 300 1 ・・・
0.141 0.180 500 2 250 1 ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
9.01 11.2 ・・・ 60 10 30 6

●次に自分で作った抜取検査表を紹介します。
OC曲線は下の関連記事のVBAプログラムを入れたらすぐに描けます。

OC曲線(二項分布、ポアソン分布)を描こう
抜取検査はすべて、OC曲線をベースに考えます。OC曲線をすぐ描けるようプログラムを用意しました。二項分布、ポアソン分布両方のOC曲線を実際に描いて感触を確かめましょう。

p1 (%) 0.1 0.15 0.25 0.40 ・・・ 15 25
p0 (%) 0.14 0.24 0.39 0.64 ・・・ 24 39
0.01 0.015 2000 1 1500 1 ・・・
0.015 0.024 1500 2 1000 1 ・・・
0.025 0.039 ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
6.5 9.9 ・・・ 50 6 40 6

と自分で設計できますね。

規準型抜取検査表のp1,p2が0.09%,0.71%から始まるのは、抜取表がきれいでわかりやすいように何度も描いて確かめたであろうと実感できます。
同じ標準数R5を使いましたが、別に他の標準数でも別の公比r(r=2とか)でもOKです。
自分で抜取表を描くと、理解度が高まります。

まとめ

抜取表の区分は標準数で決めている点と、区分は自由に設定してオリジナルな抜取表を作ってもよいことを解説しました。実際に自分で作ると抜取表の理解が高まります。

  • ①抜取検査表に欠かせない標準数とは
  • ②抜取検査表は標準数でなくてもOK


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    Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/qcplanets/qcplanets.com/public_html/wp-content/themes/m_theme/sns.php on line 122
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