投稿者: QCプラネッツ

  • 【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる

    【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる

    「MBAに合格するにはどうしたらいいの?」と疑問に思いませんか。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【MBA体験記】MBAの合格方法がわかる
    私、英語ができないので国内MBA限定です。
    • ①意外と落ちるMBA
    • ②MBA合格体験記
    • ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

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    ①意外と落ちるMBA

    入学者数は増加傾向

    国内MBAに限定しますが、
    ●1学校あたりの入学者数増加
    ●学校の増加

    で、MBAに通う人が増加しています。

    国内でもMBAに通学しやすい環境になってきました。

    参考にグロービスの例では下のリンクのとおり、年々増加しています。1学年1000人以上と巨大化しています。

    でも不合格情報はあちらこちらから聞こえて来る

    「生徒がほしいんでしょう!ビジネスとして」と軽々しく思えますが、
    実際はSNSで卒業生間の情報では、不合格者数も増加も聞いています。

    意外と落ちる人が多いんです。

    なので、慎重かつ大胆に、合格を勝ち取るための準備が必要です。本記事では、実体験をもとに解説します。

    ②MBA合格体験記

    合否基準は1つだけ

    はっきり言って、合否基準は1つだけです。

    あなたは、MBAを取得して、
    どうなりたいのか?をはっきり語れるかどうか!

    あなたの将来像、なるべき姿を設計して、
    その思いがブレずに語れるかどうか?、
    そしてその行動を今から取っているかどうか?
    が最も重要です。

    取らなくても生きていける資格だけに、
    しっかり相手(学校)に伝えるのは難しいです。
    綺麗で内容のある願書や面接テクニックを磨くより、
    どれだけ自分と向き合い、夢を考えぬく方に時間をかけてほしいです。

    なぜなら、

    卒業生から見てMBAに通って欲しい人

    こんな人には、MBAに来てほしくないし、後輩として扱いたくありません。

    1. 学位・資格だけ欲しい人
    2. MBAに通う目的が明確でない人
    3. お勉強君
    卒業生から見て、「この人はMBA学校で何がしたいんだろう?経営学などの知識はよく頭もいいけど、だから何なの?」な人にはMBAに来てほしくない。

    卒業生として、来てほしい人は、

    1. 失敗などの経験が豊富
    2. 知識暗記より意味・目的を深く考える人
    3. とにかく挑戦して行動する人
    卒業生から見て、「この人欲しい!」な人は、行動力が半端なく、そこで得た経験が豊富で、活きた知恵が豊富な人。会うごとに新鮮な話が聞ける。

    志望理由書、研究計画書

    あなたの将来像、なるべき姿を設計して、
    その思いがブレずに語れるかどうか?、
    そしてその行動を今から取っているかどうか?
    が最も重要です。

    この理念をもとに、提出する書類を作成しましょう。

    志望理由書

    あなたの理念や将来像をしっかり記述する書類ですね。模範解答や、綺麗な文章である必要はありません。

    1. あなたはどんな人か?
    2. うれしかったこと、許せなかったこと、そしてその理由
    3. あなたの軸
    4. なぜMBAなのか?MBA後、あなたはどうなりたいのか?
    5. 今、何を挑戦しているか?

    期限まで急いで書いても、読み手から内容スカスカと見抜かれます。入学はいつでもできるわけですから、上の5つをまず行動しましょう。

    MBAは手段。目的は、「あなたが挑戦すること」。
    まず挑戦してはいかがでしょうか?
    その経験を志望書に書くと、その志望書の価値は数百倍に高まります。

    入学は手段にすぎません。

    研究計画書

    研究計画書は、アカデミックな学校に出されます。上の志望書のように、熱い思いよりは、逆に冷静となって、研究者として、研究したいテーマを書いていきます。

    でも、漠然と勉強・研究しても成果はいまいちでしょうから、入学前からそのテーマを熟考しましょう。

    1. なぜ、それを研究・調査したいの?
    2. なぜ、自分ではなく学校で研究がしたいの?
    3. 研究によって何を得たいの?
    4. 研究の門に入る前に、今何を挑戦している?

    経営の研究なら、今から家でもできますよね。まずやってみて、その気づきを計画書に書くと、質の高い計画書ができるはずです。

    合格が目的はありません。あなたが成長して変化することが目的です。
    ならば、入学前から行動できるはずですよね。

    そういう人がMBAに来て欲しい。指示待ち、受動的な人は来ないでほしいし、来てもしんどいだけ。

    試験を課す学校もある

    試験を課す学校もあります。これは過去問とか、情報入手して対応しましょう。アカデミックな学校で形式的試験を課すところもあります。

    本人の熱い思いもOKですが、その学校が求める基礎学力、人間性などをチェックしたいはずです。

    面接

    ●一番大事なのが面接です。

    面接官と対決して勝とうという考えは浅いです。
    面接官も入学後ともに歩む人です。
    自分がこの学校にふさわしいメリットと
    面接官が受験者と一緒に学びたい、歩みたいと思えるかどうかが大事。

    ビジネススクールは全員大人です。講師と生徒がいますが、講座以外は同じビジネスパーソンです。パートナーとしてともに励み、歩み寄る仲間です。その環境にふさわしいことを面接で訴求できるかどうかが重要です。

    MBAの卒業生、通学生、講師が集まると、
    ・最近挑戦していること
    ・最近気づいたこと
    ・悩みごと
    など、鮮度の高い情報や仮説・思考などを共有します。

    その中に入っていくわけですから、当然
    ・自分がやりたいこと
    ・実際に挑戦して得られたこと
    ・次にやりたいこと
    は常に求められます。

    志望書に必要な項目が、学校内の普段の会話に求められます。
    ともに歩める人かどうか、面接で問われます。

    ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

    合格基準は、「うちの学校に来て欲しい」人かどうか

    MBAの卒業生、通学生、講師が集まると、
    ・最近挑戦していること
    ・最近気づいたこと
    ・悩みごと
    など、鮮度の高い情報や仮説・思考などを共有します。

    この環境にマッチするかどうかが大事です。

    試験の成績は、点数より、「うちの学校に来て欲しい」人かどうかが大事になります。

    専門知識よりあなたの志の方が重要

    ●はっきり言いますが、経営学の知識や勉強はほとんど不要です。

    専門知識よりあなたの志の方が重要です。
    知識より知恵に価値があるから

    お勉強よりは、自分と向き合う時間をかけてください。向き合って、悩むようなら、新しい行動や挑戦をしてみてください。そこで、得た事や感じたことをノートでもいいので振り返りましょう。

    採点側で考えると、
    ググれば出て来る経営学知識より、
    その人の独自の考えや思いを聞くことに興味があります。

    誰も答えの知らないことが聞けるのだから、価値がありますよね。
    面接を受ける当の本人は自分のエピソードを恥ずかしい思いをしながら話しているだけと思うでしょうけど。

    何度もいいますが、
    専門知識よりあなたの志の方が重要です。
    その人の話が聞きたいからMBAに来て欲しいのです。

    入学前にその学校の環境に馴染んでおくこと

    入学もある意味「縁」です。「縁」があるかどうかは、入学前にその学校に馴染めるかどうか確認しましょう。これも「行動・挑戦」ですね。

    入学前に試しに「単科目」制度がある学校もあります。入学前にその学校に馴染めるかどうか確認できるし、その期間で自分と向き合う時間を作って、入学対策をとればOKでしょう。

    入学してから行動ではなく、今始めよう!と思ったときから
    あなたのMBAがスタートします。
    そして、卒業してもずっとMBAをやっていくのです。

    そんな熱い人に出会えるMBA学校はワクワクします。

    合格頑張ってください
    最大の敵は、自分です。
    試験官は合格後共に歩む仲間です。仲間を巻き込んで勝ち取りましょう!

    まとめ

    【MBA体験記】MBAの合格方法を解説しました。

    • ①意外と落ちるMBA
    • ②MBA合格体験記
    • ③自分の将来の姿とMBAがマッチしているかどうか

  • 【QC検定®3級】方針管理と日常管理がわかる

    【QC検定®3級】方針管理と日常管理がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、方針管理と日常管理がよくわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】方針管理と日常管理がわかる
    試験では、セットで覚えておいた方がよい用語ですが、
    方針管理の対義語が日常管理でもないし、
    用語から関係性がわかりにくいですよね。
    なので、わかりやすく解説します!
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①「方針管理」と「日常管理」が覚えにくい理由
    • ②方針管理と日常管理のよくある誤解
    • ③本来あるべき方針管理と日常管理
    • ④方針管理と日常管理を使う意義
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①「方針管理」と「日常管理」が覚えにくい理由

    ●方針管理と日常管理はセットで覚えるので、対義語など、関係性があると覚えやすいですよね!

    ●方針管理⇒上層部、期初
    ●日常管理⇒担当者、日常
    とイメージが対になっているので

    でも英語にしても関係性が無い用語です。
    ●方針管理⇒Policy Management
    ●日常管理⇒Daily Management

    方針の対義語は無いし、日常の対義語は「非日常」,「臨時」とかですよね。

    だから、方針管理と日常管理は別々に覚えて、あとで意味を対比させるように理解するしかないんです。

    だから、もっとわかりやすい用語や説明に変えたらよいです!

    ②方針管理と日常管理のよくある誤解

    ●教科書や他のサイトで勉強すると、試験では正解できますが、やや間違った解釈になりがちです。よくある誤解や勘違いは、

    ●経営陣:方針管理だけ、期初だけ
    ●管理職・担当:日常管理だけ、日々の業務だけ

    ●表にすると、ヌケモレがあることがわかります。

    経営陣(TOP) 中間管理職(Middle) 担当(Bottom)
    方針管理 中長期経営計画
    品質方針
    内部・外部環境分析
    目標・実績の差異分析
    なし なし
    日常管理 なし 文書・標準類の承認
    担当の進捗フォロー
    部下の育成
    異常時の指揮・窓口
    品質点検
    文書・標準類の作成
    通常業務
    緊急時の対応
    業務の改善
    関係者対応
    変化点管理

    確かに、

    ●経営陣:日常管理は不要でよいのか?
    ●中間管理職と担当者:方針を作らず通常業務をしてよいのか?

    よく考えると、役職に関係なく、方針管理も日常管理も必要なはずです。

    ③本来あるべき方針管理と日常管理

    役職関係なく両方とも考えるべき

    ●「経営者は方針を作って、部下にやらしておけば勝手に利益が出る」というほど、甘くありませんよね。
    ●「中間管理職と担当者は上からの指示に従って日々業務すればよい」というほど、質の高い結果が出るとは思えません。

    役職関係なく
    方針管理と日常管理は考えるべきで、
    各役職の考えや行動がリンクしていることが大事

    つまり、横の関係も縦の関係もリンクして関連づけて行動することが、組織の成功へつなげるために必須なのです。

    役職関係なく両方とも考えるべき

    上の表を修正しましょう。
    ●役職に関係なく、「方針管理」と「日常管理」を盛りこみ
    ●縦の関係で見ると内容が整合していること
    に注意します。すると下の表のように改善できます。

    経営陣(TOP) 中間管理職(Middle) 担当(Bottom)
    方針管理 中長期経営計画
    品質方針
    内部・外部環境分析
    目標・実績の差異分析
    品質目標
    業務分掌
    責任と権限
    体制づくり
    目標・実績の差異分析
    目標管理
    業務分掌
    日常管理 緊急時の指揮
    トップ診断
    文書・標準類の承認
    担当の進捗フォロー
    部下の育成
    異常時の指揮・窓口
    品質点検
    文書・標準類の作成
    通常業務
    緊急時の対応
    業務の改善
    関係者対応
    変化点管理

    ●いかがでしょうか。表の縦と横のつながりと、各担当のやるべき内容がはっきりしましたね。これを「方針管理」や「日常管理」と呼んだ方がわかりやすくでしょうね。

    PDCAとリンクすると考えやすい

    「方針管理」や「日常管理」は役職に関係なく、全員で取り組む重要さは理解できましたが、言葉の関係性はまだよくわかりませんよね。

    方針の対義語は無いし、日常の対義語は「非日常」,「臨時」とかですよね。

    別の用語や概念を借りると、用語の関係性が理解しやすくなることがあります。
    今回はPDCAを使って理解しましょう。

    よく考えると、
    ●「方針管理」はPDCAの「PA」に該当し、期初の計画・期末フィードバックにあたります。
    ●「日常管理」はPDCAの「DC」に該当し、日々の業務の実行とその結果の評価をします。

    となると、

    「方針管理」や「日常管理」を使わずに
    「PDCA」でいいじゃん!

    となりますね。
    ただ、「方針管理」や「日常管理」を使った方が良い理由があります。

    ④方針管理と日常管理を使う意義

    内容はPDCAでいい

    はっきりいうと、

    「方針管理」や「日常管理」を使わずに
    「PDCA」でいいじゃん!

    ですが、

    品質経営とか、TQM(総合品質管理)を考えるときは、
    「PDCA」より「方針管理」や「日常管理」を使うと伝わりやすいです。

    組織全体の品質管理がイメージしやすい

     

    ●「方針管理」や「日常管理」が使う場面は、
    品質経営とかTQM(総合的品質管理)を考えるときです。

    ●一方、PDCAはいつでもどこでも誰でも使える用語で、便利だが、用語として軽い。

    経営者に向かって「PDCAを回しましょう」とか、失礼にあたるので言いにくいです。そのときは、「方針管理」とか「戦略」などの経営用語を使います。慣習的なものですね。

    品質は横も縦の関係も大事

    ●品質は経営を見るので、横の関係性も、縦の関係性も大事です。
    内容はPDCAで同じでも、位の高い相手に使う用語や概念には気を使って、伝えるのも品質担当の腕の見せ所です。

    ●相手の気分を害するより、アップしてもらった方が、相手は動きやすくなりますし、相手に動いてもらうのが品質担当のミッションです。

    品質用語を機械的に暗記せず、用語の意味や利用する理由をよく考えましょう。
    そうすると、
    ●「方針管理」や「日常管理」は役職に関係なく両方やるべきこと
    ●中身は「PDCA」だが、相手によって用語を使い分ける秘訣がある
    の2点に気づきましたね。

    ●こういう、用語や概念をうまく使っていくのが品質の面白さでもあります。機械的に暗記せず、遠回りでもいいから、考える習慣をつけましょう。

    まとめ

    【QC検定®3級】方針管理と日常管理をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①「方針管理」と「日常管理」が覚えにくい理由
    • ②方針管理と日常管理のよくある誤解
    • ③本来あるべき方針管理と日常管理
    • ④方針管理と日常管理を使う意義

  • 【QC検定®3級】範囲と標準偏差がわかる

    【QC検定®3級】範囲と標準偏差がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、範囲と標準偏差がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】範囲と標準偏差がわかる
    「範囲」と「標準偏差」

    どちらも、中心・平均からのばらつきを評価する変数だけど、
    ●「なぜ2種類あるのか?」
    ●「どう違うのか?」
    ●「どっちが簡単なのか?」
    を解説します。
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①「範囲」と「標準偏差」がわかる
    • ②管理図で「範囲」と「標準偏差」を活用する
    • ③「範囲」と「標準偏差」の違い
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    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①「範囲」と「標準偏差」がわかる

    「範囲」と「標準偏差」はどちらが計算しやすいですか?

    普通は「範囲」でしょうね。
    QCプラネッツでは、「標準偏差」と答えます。なぜか?を解説しましょう。

    範囲とは

    簡単なので、最初に習得する「範囲R」ですね。

    「範囲R」=最大値―最小値

    データ5つ: 「12,24,8,30,16」の範囲は?
    max=30,min=8ですから
    R=30-8=22ですね。めちゃ簡単!

    標準偏差とは

    結構、複雑な式で、QC検定®3級にとっては最難関な方でしょう。QC検定®2級でも、これが最初に解けるかどうか、第一関門でもあります。

    「標準偏差s」= \(\sqrt{\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2}{n}}\)

    データ5つ: 「12,24,8,30,16」の標準偏差は?
    s=\(\sqrt{\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2}{n}}\)
    =19.14
    (練習問題として計算して計算してみてくださいね!)
    めちゃ難しい!

    「範囲」と「標準偏差」はどちらが計算しやすいですか?

    普通は「範囲」でしょうね。
    QCプラネッツでは、「標準偏差」と答えます。なぜか?を解説しましょう。

    ②管理図で「範囲」と「標準偏差」を活用する

    QC検定®対策の記事でもあるので、「範囲」と「標準偏差」を活用する場面を解説します。
    それは「管理図」です。管理図の種類を選んで、管理限界を求める一連の流れがあります。

    得点圏ですよね!

    管理図係数表から管理図が描ける

    管理図を勉強する中で、「管理図係数表」を読み取る必要がありますね。関連記事にまとめていますので、確認ください。

    【試験対策】シューハート管理図の管理線公式と係数表を確認する
    シューハートの管理図の中心・管理限界公式と、係数表をまとめました。大学の試験やQC検定®対策に活用ください。1つの表で全パターンを見やすくまとめました。

    データの癖によらず、管理図係数表が描けるのはなぜか?

    品質管理が初級の方が多いので、
    まずは「管理図係数表」の使い方を学ぶのが先ですけど、
    ここで「疑問に思えるかどうか?」が結構、センスが必要なところです。

    データは、個別の癖や特性があるのに、なぜ、共通の管理図係数表でどのデータも同じ公式で管理限界が計算できるのか?

    ●例えば、
    ある電子部品のデータの管理限界と
    食べ物のデータの管理限界は
    データの質が全く違うのに、同じ公式と同じ管理図係数表から管理限界が計算できます。

    なぜですか?
    単に代入して終わっていると
    絶対に気が付きません。

    データの癖によらず、管理図係数表が描ける理由

    それは、

    確率分布関数に従うことを前提としているので、
    その確率分布関数から算出した管理図係数表を使っているから

    ●管理図係数表は、
    「範囲R」を使った「R管理図」
    「標準偏差s」を使った「s管理図」
    があります。

    「範囲R」も「標準偏差s」もそれぞれ、確率分布関数があります。だから、管理図係数表ができて、使えるんです。

    単に代入して終わりとしないこと

    ③「範囲」と「標準偏差」の違い

    で、この確率分布関数の式を数学的に求めるとき、計算しやすさが「範囲」と「標準偏差」では全く違います。だから、QCプラネッツでは、「標準偏差」の方が計算しやすいと主張しています。

    人が計算しやすいのは「範囲」

    5つのデータの例で計算した通りですね。

    数学的に易しい「標準偏差」

    では、確率分布関数の導出から管理図係数表の導出までの流れを解説します。
    QC検定®1級レベルなので、関連記事は、最初、読み飛ばしてもOKです。でも、本質が書いているので、お勧めです。QCプラネッツしか解説していませんから。

    関連記事「標準偏差s」

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    関連記事「範囲R」

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    ●暗記したい公式の導出過程を一度は関連記事から見ておいてください。
    相当難しい事がわかります。それを簡単な公式を当てはめて点数化だけでは面白くないですよね。

    「範囲」より「標準偏差」を使うのを勧める理由

    QCプラネッツが「範囲R」を嫌う理由は、

    「範囲R」は絶対値が入ってくる。
    絶対値は条件によって外し方が複数通り存在するため、数式の変形が一気に難しくなる。
    絶対値を扱える確率分布関数が順序統計量という難しいものになってしまう。

    ●例として、 |x-a|の絶対値||を外してください。
    x ≥ a なら x-a
    x < a なら –(x-a)
    と場合分けが必要です。これを1つの数式で他の値を求めるのが難しいです。

    場合分けが必要な数式って、不自然。

    「標準偏差s」は2乗和の平方根で、見た目は複雑。
    でも式の展開は1通りでよいし、
    χ2乗分布にのせられるので、確率分布関数は計算しやすい

    例として \((x-a)^2\)を展開してください。
    x,aはどんな条件でも、\(x^2-2ax+a^2\)と一通りに展開できますよね。

    ●まとめると、

    初心者にとっては、「範囲R」の方が簡単。
    数学的論理まで追究した人にとっては、「標準偏差s」の方が簡単

    が本記事の結論です。
    公式代入もいいけど、本質も考えると品質管理力も桁違いにアップします。

    まとめ

    【QC検定®3級】範囲と標準偏差をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①「範囲」と「標準偏差」がわかる
    • ②管理図で「範囲」と「標準偏差」を活用する
    • ③「範囲」と「標準偏差」の違い

  • 【QC検定®3級】二項分布がわかる

    【QC検定®3級】二項分布がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、二項分布がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】二項分布がわかる
    二項分布の式から勉強すると撃沈します。
    高校数学の確率からゆっくり復習していきましょう。
    大丈夫です!
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①高校数学の確率を復習しよう
    • ②高校数学の二項定理を復習しよう
    • ③二項分布の式に慣れよう

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    品質監査の中で、一番大変なのがトップ診断
    その大変さが外から見えないので、モチベーション維持が大変。
    でも、その頑張りが品質を作りこむ仕組みやルールが醸成につながっている!

    ①高校数学の確率を復習しよう

    復習問題

    ●大学入学共通テスト(旧センター試験)レベルです。解けないと焦るレベルですから安心してください。

    商店街でがらがら抽選会がある。100玉のうち、当たりが5玉入っていることは事前に知り合いから聞いている。買い物をしたあと、抽選券を5枚貰った。5回がらがら回して、当たりが2回出る確率はいくらか?

    ●どうせ、がらがら回すから一等賞狙いたいですよね。景品のティッシュもらってもうれしくないですよね。
    さて、確率をさっと計算できますか?

    \( {}_{5}C_2 (5/100)^2 (1-5/100)^3\) =0.021=2.1% (少ない!)
    とさっと書けましたか?
    ・組み合わせのC
    ・当たりが2回出る確率
    ・外れが3回出る確率
    の積ですね。これは高校1年レベルです。

    2%だから、あまり当たりが期待できませんね。では、もう一問!

    商店街でがらがら抽選会がある。100玉のうち、当たりが5玉入っていることは事前に知り合いから聞いている。買い物をしたあと、抽選券を5枚貰った。5回がらがら回して、当たりが2回以上出る確率はいくらか?

    ●2回以上なので、2回、3回、4回、5回の確率をそれぞれ足せばよいです。式は書けますか?

    \( \sum_{r=2}^{5} {}_5C_r (5/100)^r (1-5/100)^{(5-r)}\) =0.23=2.3% (2回当たる確率と変わらない!)

    せっかくなので、当たりの回数と確率を表にします。

    回数 確率
    0 0.773
    1 0.204
    2 0.021
    3 0.001
    4 2.97e-5
    5 3.13e-7
    1

    0回の確率が77%なので、ほとんど当たらないことがわかります。残念ですけど。

    この2例で式が書けたら、実は、二項分布はマスターできます! 二項分布に入りましょう。

    復習問題の式を一般化する

    先ほどの、2回以上の確率の式を再掲します。これを一般化しましょう。

    \( \sum_{r=2}^{5} {}_{5}C_r (5/100)^r (1-5/100)^{(5-r)}\)
    ・5⇒n
    ・5/100⇒確率p
    ・2回以上⇒0回以上
    に変えると一般化します。文字だらけで数学に苦手な人はしんどいかもしれませんが、数字を文字に変えただけです。過剰にビビる必要はありません。

    \( \sum_{r=0}^{n} {}_{n}C_r (p)^r (1-p)^{(n-r)}\)
    これが二項分布の式です。がらがら抽選会の確率問題から作れるんです!

    ②高校数学の二項定理を復習しよう

    ●さて、一旦話を変えます。高校数学で出て来る「二項」は
    「二項分布」と「二項定理」です。
    「二項分布」はがらがら抽選会の確率問題から作れました!
    次は「二項定理」を復習しましょう。

    (x+y)のn乗の展開式

    (x+y)の2乗,3乗の展開式

    いきなりn乗はしんどいので、2乗、3乗してから、一般化のnに変えましょう。

    ●2乗
    \((x+y)^2\)=\(x^2+2xy+y^2\) (中3レベル)
    \((x+y)^3\)=\(x^3+3x^2y+3xy^2+y^3\) (高1レベル)

    3乗の式をよく観察しますね。
    \((x+y)^3\)=\({}_3C_0 x^{(3-0)}y^0\)+\({}_3C_1 x^{(3-1)}y^1\)+\({}_3C_2x^{(3-2)}y^2\)+\({}_3C_3 x^{(3-3)}y^3\)
    ちょっと無理矢理感ありますが、(右辺)の4つの項は同じ式で書けて、値が変化しているだけであることがわかります。

    3乗の式を整理すると、
    \((x+y)^3\)=\({}_3C_0 x^{(3-0)}y^0\)+\({}_3C_1 x^{(3-1)}y^1\)+\({}_3C_2x^{(3-2)}y^2\)+\({}_3C_3 x^{(3-3)}y^3\)
    =\(\sum_{r=0}^{3} {}_3C_r x^r y^{(3-r)}\)
    と書けますね。r=0,1,2,3と変えて和にすると(右辺)の4つの式になります。

    展開式を一般化する

    ●3乗をnに変えましょう。
    ・\((x+y)^3\)=\(\sum_{r=0}^{3} {}_3C_r x^r y^{(3-r)}\)
    ・\((x+y)^n\)=\(\sum_{r=0}^{n} {}_nC_r x^r y^{(n-r9}\)
    とすると二項定理の公式ができますね。

    公式は丸暗記せず、作り方を理解しましょう。どこがポイントか?公式を作る制約条件は何か?公式の弱点は何か?が自分でわかるようになります。

    二項分布の式に変形する

    2つの「二項分布」の式ができました。
    ●\( \sum_{r=0}^{n} {}_{n}C_r (p)^r (1-p)^{(n-r)}\)
    ●\((x+y)^n\)=\(\sum_{r=0}^{n} {}_nC_r x^r y^{(n-r)}\)
    同じ式で、見た目が違うことがわかりますか?

    ●x=p,y=1-pを入れると、(下の式)が(上の式)に変化しますね。
    ●\((x+y)^n\)
    =\((p+(1-p))^n\)
    =\(\sum_{r=0}^{n} {}_nC_r p^r (1-p)^{(n-r)}\)
    =(上の式)

    なお、 \((x+y)^n\)=\((p+(1-p))^n\)=\(1^n\)=1ですから、
    (上の式)= \( \sum_{r=0}^{n} {}_{n}C_r (p)^r (1-p)^{(n-r)}\)=1
    です。変な式の結果は1です。不思議です。

    「二項定理」と「二項分布」は同じ式です。同じことを言っていると数式を変形すればわかりますね。公式2つを暗記せず、1つで済みました。

    ③二項分布の式に慣れよう

    二項分布の式

    ●慣れてきましたか?二項分布の式!
    1=\(\sum_{r=0}^{n} {}_nC_r p^r (1-p)^{n-r}\)

    二項分布を実際に作ると正規分布に近づくのがわかる

    ●では、二項分布について例題を使って実際に作ってみましょう。不思議なことに気が付きます。

    【例題】等確率で出るサイコロがある。サイコロの目は1,2,3,4,5,6である。
    サイコロを振って出る目をx軸に、その目が出る確率をy軸にして分布を図示したい。
    (1)サイコロを1回振る場合
    (2)サイコロを2回振る場合
    (3)サイコロを4回振る場合
    (4)サイコロを6回振る場合

    ●すべて同じ公式
    \({}_nC_r p^r (1-p)^{n-r}\)
    を使います。

    (1)サイコロを1回振る場合

    ●サイコロを1回振って、目が1,2,3,4,5,6それぞれ出る確率はすべて1/6ですよね。簡単!
    分布をグラフにしましょう。

    二項分布

    直線のグラフですね。

    (2)サイコロを2回振る場合

    ●サイコロを2回振ると、出る目は2~12になります。また、サイコロの目の合計が例えば3ならば、(2,1)と(1,2)の2通りあったり、合計が4の場合は(1,3),(2,2),(3,1)となります。
    目の合計とその確率を表にまとめます。

    目の和 確率
    2 1/36
    3 2/36
    4 3/36
    5 4/36
    6 5/36
    7 6/36
    8 5/36
    9 4/36
    10 3/36
    11 2/36
    12 1/36

    グラフにすると下図になります。

    二項分布

    折れ線のグラフで、真ん中をセンターに対称な図ですね。

    (3)サイコロを4回振る場合

    場合分けが増えて来るので、ここからはプログラムで計算させましょう。

    目の和 確率 目の和 確率
    4 1/1296 15 140/1296
    5 4/1296 16 125/1296
    6 10/1296 17 104/1296
    7 20/1296 18 80/1296
    8 35/1296 19 56/1296
    9 56/1296 20 35/1296
    10 80/1296 21 20/1296
    11 104/1296 22 10/1296
    12 125/1296 23 4/1296
    13 140/1296 24 1/1296
    14 146/1296

    グラフは下図で、丸みを帯びてきます。

    二項分布

    (4)サイコロを6回振る場合

    場合分けが増えて来るので、ここからはプログラムで計算させましょう。

    グラフは下図で、丸みを帯びてきます。

    二項分布

    サイコロの目を増やしていくと、中心を軸に左右対称性のある、丸みを帯びた分布関数になることがわかりますね。実は正規分布に近づくことが、数学的にわかっています。

    二項分布は正規分布に近似できることを覚えるのではなく、実際にサイコロの例などで数式を手で計算してから、正規分布に近づく感触を体験しましょう。

    二項分布は抜取検査を支えている

    抜取検査の理論はすべてOC曲線から作られる

    抜取検査は、QCプラネッツが研究した結果、次のことが言えます。

    JISを使わなくても、二項分布の式から作れる
    OC曲線ですべて抜取検査が設計できる!

    ●関連記事に、魂込めてまとめました。必読ですが、ちょっと難しいです。QCレベルを上げてからでも構いません。大丈夫!QCプラネッツのブログはあなたの帰りを待っています!

    究める!抜取検査
    抜取検査は使い方だけ理解して終わっていませんか?実務で活用するには、抜取検査の理論の習得が必須です。本記事では、抜取検査全体の理論をわかりやすく解説します。品質にかかわる技術者は必読です。

    抜取検査の理論はすべてOC曲線から作られる

    抜取検査のOC曲線

    ●不良率pを変数とし、ロットの合格率をL(p)として描くのが、OC曲線です。その式は、
    L(p)= \( \sum_{r=0}^{c} {}_{n}C_r (p)^r (1-p)^{(n-r)}\)
    (右辺)見ると、二項分布の式
    \( \sum_{r=0}^{n} {}_{n}C_r (p)^r (1-p)^{(n-r)}\)
    のΣの上がn⇒cに変わっただけで、あと同じです。

    二項分布の式に慣れると、抜取検査の理論がすべてわかる!

    二項分布は、正規分布より目立たないけど、抜取検査では主役

    ●確率分布関数は、正規分布に近づくので、正規分布さえ理解すればOKです。
    一方で、二項分布は抜取検査の理論を支える式なので、二項分布は正規分布ほど確率分布関数としては目立ちませんが、抜取検査の方で大活躍します。

    公式暗記ですませず、いろいろな例を見て慣れ親しむことが大事です。

    ●なお、二項分布の
    期待値、分散、正規分布近似
    は重要な内容ですが、大学数学範囲なので、QC初級レベルを卒業したら勉強しましょう。

    まとめ

    【QC検定®3級】二項分布をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①高校数学の確率を復習しよう
    • ②高校数学の二項定理を復習しよう
    • ③二項分布の式に慣れよう

  • 【QC検定®3級】度数分布表とヒストグラムがわかる

    【QC検定®3級】度数分布表とヒストグラムがわかる

    「QC検定®3級でよく出る、度数分布表とヒストグラムで注意すべき所がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】度数分布表とヒストグラムがわかる
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①度数分布表とは
    • ②【要注意】階級の分け方によって特徴が変化する
    • ③度数分布表とヒストグラムの正しい分析方法
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    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
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    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
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    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
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    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    データを階級で区分した表が度数分布表
    度数分布表をグラフにしたのがヒストグラム
    わかりやすく、描きやすいヒストグラムですが分析の際は要注意です!

    ①度数分布表とヒストグラムとは

    度数分布表とは

    データを階級で区分した表が度数分布表

    ●例を挙げると
    データ:4,5,12,14,15,22,24,25,27,35,34

    ●度数分布表を作りましょう。区分はきりのいい10とします。

    区分 データ数
    0~9 2
    10~20 3
    21~29 4
    30~39 2

    ヒストグラムとは

    度数分布表をグラフにしたのがヒストグラム

    上の表をヒストグラムにしましょう。

    度数分布表

    ヒストグラムの特徴

    ヒストグラムの特徴は、

    タイプ 説明
    一般型 分布の中心付近のグラフが最も高くなり、
    両端に向けて左右対称に減少。
    ふた山型 グラフの左右が2つの山になって、中央が低いタイプ。
    中央値のデータに誤りがある可能性や異なる要因が
    入り混じっている場合がある。
    歯抜け型 区分ごとに数量がバラバラで凸凹なカタチ。
    データの総量が少ないときや、各区分の振り幅が少ない。
    すそ引き型 右側か左側の一方に分布が偏っているタイプ
    絶壁型 平均値が極端に偏り、絶壁状。
    データが意図的に選別されている恐れがある。
    離れ小島型 中央値の山型から離れてポッカリと山ができた状態。
    他のデータが混入しているケースや、測定の誤りがある。

    図にすると下図のようになります。基本は、「一般形」が理想で、ヒストグラムの歪みを直したいと考えます。

    ヒストグラム

    ②【要注意】階級の分け方によって特徴が変化する

    ●面白い事に、

    正規分布に従うデータをいくつか取って、ヒストグラムにすると、区分した階級の幅によってヒストグラムの見え方が変化します。

    つまり、「一般形」になるデータでも、区分した階級の幅によってヒストグラムの見え方が変化すると言っています。

    ヒストグラムを見ただけで結果を判断するのは早とちりである可能性があります。要注意です!

    実例を挙げてみてみましょう。

    事例

    ●平均50 標準偏差10の正規分布に従うデータ100個を用意します。Excelで
    int(normdiv(rand(),50,10))
    で計算したデータです。

    データ100個
    41, 40, 64, 52, 53, 42, 69, 59, 51, 32
    46, 49, 43, 55, 43, 51, 64, 53, 60, 50
    58, 48, 46, 40, 45, 37, 64, 38, 67, 43
    39, 49, 43, 40, 42, 51, 40, 33, 50, 52
    35, 52, 67, 50, 51, 56, 46, 57, 48, 42
    63, 42, 46, 46, 39, 33, 63, 64, 43, 53
    56, 60, 70, 42, 50, 44, 65, 41, 44, 56
    48, 52, 56, 51, 51, 63, 41, 48, 41, 44
    33, 54, 48, 65, 45, 71, 62, 66, 38, 67
    39, 45, 62, 45, 52, 36, 69, 66, 44, 65

    図にすると下図のように、「一般形」か、やや「絶壁型」になります。ちなみに区切った階級範囲は10です。

    ヒストグラム

    区分の区間とヒストグラムの特徴

    ●上のデータをExcelを使って、区切る階級範囲を変えてみましょう。ヒストグラムの見た目の変化を見ましょう。

    ヒストグラム

    区分区間を変えると、同じデータでもヒストグラムの見え方が変わるのがわかりますよね。

    ヒストグラムを見ただけで結果を判断するのは早とちりである可能性があります。要注意です!

    ③度数分布表とヒストグラムの正しい分析方法

    ●では、データの妥当性を吟味するにはどうすればよいのでしょうか?

    区間を変えて特徴を見極める

    ●ヒストグラムを1回作って終わりではなく、いくつか区間を変えてデータの妥当性を確認しましょう。

    ヒストグラムの見た目より、そのデータの数値自体妥当かを見極める方が大事です。

    よく使われる√則は数学的根拠がない

    よくデータ数の平方根を取った区間に設定するとヒストグラムは綺麗に書けると教科書に書いていますが、数学的根拠は全くありません。ただの経験則にすぎません。経験則で図を描いても正しくデータを評価することはできません。

    図表より、その理由を相手は知りたいから

    データの妥当性を吟味

    データの正常、異常の判断は図表を使うと整理しやすいですが、一番大事なのは、そのデータの値になった根拠を考える事です。

    ●ただの誤差なのか?
    ●系統誤差、ロット誤差なのか?
    ●また、全体的に同程度のデータであっても、それは妥当なのか?
    を評価しましょう。

    図表は手段にすぎません。
    伝えたいのは、データから導く仮説や説明力です。
    ヒストグラムはわかりやすい優秀なツールですが、
    頼りきらず、データの妥当性は自分の頭で考えるべきです。

    まとめ

    【QC検定®3級】度数分布表とヒストグラムをわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①度数分布表とは
    • ②【要注意】階級の分け方によって特徴が変化する
    • ③度数分布表とヒストグラムの正しい分析方法

  • 品質のリーダーを育成する「QC塾」

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    (3)反社会的勢力に自己の名義を利用させ、個別契約を締結するものでないこと。
    (4)利用登録中に、自ら又は第三者を利用して、次の行為をしないこと。
    ア 相手方に対する脅迫的な言動又は暴力を用いる行為
    イ 偽計又は威力を用いて相手方の業務を妨害し、又は信用を毀損する行為
    QCプラネッツ及び会員の一方が、利用登録中に、前項に違反した場合には、その相手方は、何らの催告を要せずして、QC塾の利用契約を解除することができます。

    第13条(分離可能性)
    利用規約の一部の条項が無効とされた場合も、他の条項の効力には影響せず、他の規定は有効に存続するものとします。

    第14条(準拠法および合意管轄)
    利用規約の準拠法は日本法とします。
    利用規約またはQC塾に関して紛争が生じた場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

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    第1条(有料コンテンツの利用登録)
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    第2条(利用料金)
    有料会員が有料コンテンツを利用する場合、有料会員は、QCプラネッツの定める利用料金を、QCプラネッツの定める方法により、支払うものとします。
    QCプラネッツは、有料コンテンツの内容の変更等により、利用料金を改定する場合があります。なお、利用料金を改定する場合は、QCプラネッツの定める方法により、有料会員に対し、事前に通知するものとします。
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    有料会員が利用料金の支払いを完了した場合のみ、有料会員は、有料コンテンツを利用できるものとします。

    第3条(自動更新)
    有料コンテンツの利用登録にあたり、有料コンテンツの利用契約は、従前と同一の条件で自動更新されます。

    第4条(利用停止等)
    第1章第 6 条および第 8 条基づき、有料コンテンツの内容が変更され、また有料会員が有料コンテンツの提供を受けられなくなったとしても、変更の場合は、変更以降も従前と同一の利用料金が発生するものとします。また、こ
    れによって有料会員が被った損害について、QCプラネッツは一切の責任を負いません。

    付則
    この利用規約は、2022 年 4 月 22 日より効力を発します。

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  • 【QC検定®3級】正規分布がわかる

    【QC検定®3級】正規分布がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、正規分布がわからない」、「数学は苦手、文系なので正規分布ができる気がしない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】正規分布がわかる
    初めての方や文系の方向けに解説します!
    すぐわかります!お任せください!

    本記事に必要なスキル

    ●分布の図が描ける!
    ●図から面積が計算できる!
    ●2次関数なら大丈夫!
    つまり、高校入学したばかりの人が理解できる内容です!
    ●正規分布の式の複雑さにビビるな! 変な式ね!くらいでOKです。

    正規分布の式や使い方は関連記事にあります。QC検定®2級レベルなので
    理解できたら2級受験も視野に入れましょう。

    ●関連記事(どちらも人気記事です)

    【簡単】正規分布は怖くない!正規分布表や確率計算の求め方がすぐわかる
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    【初心者必見】正規分布の標準化や応用問題は怖くない!必勝解法を解説します。
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    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①正規分布に入る前に、分布関数に慣れよう!
    • ②正規分布の勉強方法
    • ③正規分布に慣れるポイント
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
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    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ①正規分布に入る前に、分布関数に慣れよう!

    分布関数を使う目的を理解しよう!

    ●まず、「分布関数」で抵抗感がありますよね。簡単にいうと、「分布の式」です。関数と言う言葉が苦手な人が多いけど、ただの式です。

    自分に抵抗感がある言葉や式があれば、自分なりの解釈に変えましょう。そのとおり覚える必要はありません。

    分布は描けますか?

    ●「何か分布を描いて」と言われて、イメージして描けますか?
    ●「分布を描く目的は何ですか?」
    ●「分布ってどんな形ですか?」
    を意識してイメージしましょう。きっと下図のイメージになるはずです。これはいろいろ新聞やテレビ、本などを眺めているからイメージできると思います。

    分布関数

    分布から何を知りたいですか?

    ●分布の特徴が知りたい!
    ●分布を表現する式(関数)が欲しい!
    ●分布のある部分領域が全体のどれくらい占めるかを知りたい!

    図で描くと、下図のイメージですね。

    分布関数

    分布からわかることを導くには、式(関数)と領域の面積の求め方(積分)がわかれば良い!とわかりますね。

    簡単な分布関数から始めましょう。

    ちょっととがっていますが、下図のような分布があったとしましょう。

    分布関数

    分布関数を求める

    直線ですから1次関数ですね。中2数学です。2つの式はそれぞれ
    y=x+1
    y=-x+1
    ですね。

    分布の領域区間の面積を求める

    分布関数

    上図の区間の青色部分の面積は全体の面積の何%ですか?
    ●青色領域:台形なので 0.5×(0.5+1)÷2=0.375
    ●全体領域:底辺2、高さ1の三角形なので、2×1÷2=1
    ●割合は 0.375/1=0.375
    これは算数ですね。簡単。

    めっちゃ簡単な例を入れましたが、正規分布も同じことをやっているだけです。

    式が難解になっても、上の三角形の例で考えれば大したことはないとわかります!

    なお、算数の計算と同じ計算ですが、積分を入れてみましょう。積分に抵抗感があっても、三角形の面積を求めているだけ!です。

    \( \displaystyle \int_{-0.5}^{0} (x+1)dx \)=0.375
    \( \displaystyle \int_{-1}^{0} (x+1)dx \)+ \( \displaystyle \int_{0}^{1} (-x+1)dx \)=1

    正規分布になると、

    \( \displaystyle \int_{-0.5}^{0} (e^{-x^2})dx \)
    という式になり、一気に難しくなりますが、上の三角形の例と同じことをやっているだけです。

    自分に抵抗感がある言葉や式があれば、簡単な例に落として考えましょう。式より何を求めるのかを意識すれば、見た目が難しそうでもビビる必要はありません。所詮は式です。

    ②正規分布の勉強方法

    よくある分布の形は簡単な式では書けない

    ●分布関数が一次関数なら楽勝ですけど、なかなか直線型の分布は実際には存在しません。

    分布の図を最初にイメージしましたけど、下図でしたよね。

    分布関数

    よくある分布の特徴

    分布をイメージすると次の5つの特徴が挙がるでしょう。

    1. 中心にピーク来る
    2. 中心の左右は対称
    3. なめらかな曲線
    4. 中心は0でばらつきが1
    5. 分布の全区間の面積が1

    上の5つを満たす式(関数)はどんな形でしょうか?

    よくある分布の式がめっちゃ難しい

    5つの特徴を満たす式をいろいろ探しても、正規分布と呼ばれる
    \(f(x)=e^{-x^2}\)
    という式しか、今のところ無いのが現状です。

    eって何?自然対数?なんじゃそりゃ?
    eの右上に-x2ってあるし。
    勉強無理無理!となりますよね!
    でも、関数や積分に抵抗感があっても、上の三角形の面積を求めているのと同じ計算をしているだけです。式にビビる必要はありません。

    ここまで、読んでいただいて、式が難しそうでも、分布の形と領域の面積を計算しているにすぎないと割り切れたら、もう少しレベルの高い関連記事に挑戦しましょう。

    【簡単】正規分布は怖くない!正規分布表や確率計算の求め方がすぐわかる
    「正規分布とは何か?」、「正規分布の難解な式が理解できない」、「正規分布表の意味がわからない」など困っていませんか?本記事では、教科書やwebサイトより正規分布の基本やポイントをわかりやすく解説します。最も重要な正規分布を理解したい方は必見です。

    ③正規分布に慣れるポイント

    正規分布攻略の2つのキーポイント

    ●正規分布の式は、下の5つのよくある特徴を満たしてくれます。

    1. 中心にピーク来る
    2. 中心の左右は対称
    3. なめらかな曲線
    4. 中心は0でばらつきが1
    5. 分布の全区間の面積が1

    でも、式が
    \(f(x)=e^{-x^2}\)
    と難しく、自由に計算できない式でもあるため、2つの計算方法を覚える必要があります。

    1. 標準化
    2. 正規分布表の読み方

    本記事では、標準化と正規分布表が必要な理由を解説してから、応用の関連記事につなげます。

    標準化

    ●世の中のあらゆるデータを分布に取ると、ほとんどが正規分布に従うという不思議なことが起こりますが、いろいろな平均値μとばらつきσの値が出て来ます。

    でも正規分布の式は
    \(f(x)=e^{-x^2}\)
    と難しく、自由に計算できない式なので、
    平均μから0へ
    ばらつきをσから1へ
    直してから正規分布の式を使う必要があります。

    これを標準化といって
    z=\(\frac{x-μ}{σ}\)
    の式を使います。

    使い方より、使う理由を理解しましょう。

    正規分布表

    三角形の例では面積を求めるときに積分しましたよね。関数が簡単なら原始関数があるので手計算で定積分が求まります。つまり、
    \(x+1\)⇒ \( \frac{1}{2}x^2+x+c\) となりますよね。積分の基本です。

    では、正規分布の式を積分しましょう。
    \(f(x)=e^{-x^2}\) ⇒??

    正規分布の式の不定積分は存在しない。

    まじっすか? 高校数学で数Ⅲを勉強した人はそれほどびっくりしないですが、
    ・微分はどんな式でもできるけど
    ・積分はできない式もある

    高度な式になれば、不定積分が無い式もあります。

    では、どうするのか? 
    と言っても、所詮は面積です! 図を描いて面積を近似的に求めればよいのです。それをまとめたが正規分布表です。

    正規分布の式は積分ができないから正規分布表がある。逆に不定積分があれば、手計算で積分できるので、正規分布表は不要ってこと。

    ここまで、読んでいただければ、関連記事にさらに応用内容を解説します。

    【初心者必見】正規分布の標準化や応用問題は怖くない!必勝解法を解説します。
    「正規分布の標準化する理由がわからない」、「平均μ、分散\(σ^2\)の一般的な正規分布の確率の計算ができない」など困っていませんか? 本記事では、標準化する理由と一般的な正規分布の区間確率の導出方法を解説します。正規分布を使った応用問題が解けずに困っている方は必見です。

    正規分布が読み解ければQC検定®32級合格が見える

    正規分布は大学1,2年の範囲なので、基本が難しいです。けどやっていることは算数で理解できることなので、焦る必要はありません。

    一方、正規分布の恐怖心が無くなり、簡単と思うようになったら、
    QC検定®32級の勉強も視野に入れましょう。

    実務でデータ分析することが必ずあります。文理系関係ありません。だからこそ、正規分布に馴染むことが大事です。困ったら、三角形の例を思い出してください。やっていることは簡単です。

    まとめ

    【QC検定®3級】正規分布をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①正規分布に入る前に、分布関数に慣れよう!
    • ②正規分布の勉強方法
    • ③正規分布に慣れるポイント

    ここまで、読めたら、関連記事に行きましょう。

    【簡単】正規分布は怖くない!正規分布表や確率計算の求め方がすぐわかる
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