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【必読】基本統計量をマスターする【QC検定®2級対策】

QC検定®2級

「QC検定®2級合格に必要な基本統計量を速くマスターできず困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

本記事だけ読めば合格できる基本統計量の解き方

基本統計量の解き方

  • ➀最初の関門は平方和
  • ②試験に頻出な3つの統計分布
  • ③期待値と分散の加法性に慣れる
  • ④4つの分布関数と検定統計量
  • ⑤第1種の誤りと第2種の誤り

記事の信頼性

記事を書いている私は、実験計画法を全く知らない状態から3ヶ月にQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらに実験計画法に磨きをかけています。

本記事だけ読めば合格できます。
なお、QC検定®2級合格対策本や参考書は1冊までにしてください。
たくさん本を持っている人ほど、合格しません。
合格する方法が重要で、対策本や参考書にはその方法が書いていません。
品質管理・統計の初心者にとって分厚い本はキツイです。

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●商標使用について、
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

➀最初の関門は平方和

平方和の導出が難しい!

平方和の公式はQC検定®2級、3級受験者にとって重荷です。特に2つの式をおさえておきましょう。

S=\(\sum_{i} (x_i-\bar{x})^2\)

\( S=\sum_{i} x_i^2- (\sum_{i} x_i)^2/n \)(こちらをよく使う)

関連記事がありますので、こちらも必読です。

【簡単】統計学最初の関門「平方和」がマスターできる【初心者向け】
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ついでに、不偏分散V=\(\frac{S}{n-1}\)
標準偏差s=\(\sqrt{V}\)
も覚えましょう。

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②試験に頻出な3つの統計分布

正規分布、二項分布、ポアソン分布

3つの分布について、確率分布関数、期待値E、分散Vをそれぞれ公式暗記します。この3つの分布関数は、検定、推定と管理図の範囲の公式にも出てきます。

分布 確率分布関数 期待値E 分散V
正規分布 f(x)=\( \frac{1}{\sqrt{2πσ^2}}exp(-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2})\) μ \(σ^2\)
二項分布 f(x)=nCx\(p^x (1-p)^{n-x}\) np np(1-p)
ポアソン分布 f(x)=\(\frac{μ^x e^{-μ}}{x!}\) μ μ

正規分布でマスターしておくべき内容

標準化してから正規分布表を使って確率を求める方法は試験に絶対出ます。

【初心者必見】正規分布の標準化や応用問題は怖くない!必勝解法を解説します。
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二項分布でマスターしておくべき内容

検定だけでなく、抜取検査のOC曲線のベースにもなります。

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ポアソン分布は慣れよう

関連記事を読んで、慣れましょう。

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③期待値と分散の加法性に慣れる

下表のとおり、加法性を覚えましょう。イメージも大事です。

期待値E 分散V
平行移動 E[X+a]=E[X]+a
(分布全体を平行移動するイメージ)
V(X+a)=V(X)
(分布を平行移動しても分散は変化しない)
数倍化 E[cX}=cE[X]
(分布全体をc倍)
V(cX)=c2V(X)
(分散はcの2乗する)
加法 E[X±Y]=E[X]±E[Y]
(異なる分布の平均はそのまま加減)
V(X±Y)=V(X)+2Cov(X,Y)+V(Y)
異なる分布は加減どちらも、加法する
QC検定®2級では共分散Covは扱わない

期待値は感覚で公式暗記しやすいですが、分散が平方和のように不慣れなため、公式が覚えにくいです。とくに加法性はQC検定®2級で必ず出題されますから、練習が必要です。

関連記事に、期待値、分散の関連を数式で解説していますが、最初は見るだけOKですが、慣れたら理解していただきたい重要な内容です。

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④4つの分布関数と検定統計量

  1. 正規分布
  2. t分布
  3. χ2乗分布
  4. F分布

4つの分布の関連性

・正規分布を現実化した分布がt分布
・正規分布に従うXの分散を分布にしたのがχ2乗分布
 (分散も検定できるようになる)
・分散比も検定したいからできたF分布

4つの分布の関連も知っておくと、検定と推定、実験計画法の分散分析まで応用が利くようになります。

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4つの分布の特徴をおさえる

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⑤第1種の誤りと第2種の誤り

試験に頻出で、OC曲線にも出てきますので必ずマスターしましょう。

表記 別名1 別名2 定義
第1種の誤り α あわて者の誤り 生産者危険 良品なのに不良品と判定する誤り
第2種の誤り β ぼんやり者の誤り 消費者危険 不良品なのに良品と判定する誤り

また、α、βの関係もよく出ます。1-βの検出力はQC検定®1級で頻出です。

確率 帰無仮説が正しいと判断 対立仮説が正しいと判断
帰無仮説 1-α α
対立仮説 β 1-β(検出力)

解法を確実におさえて、5分以内に全問正解しましょう。スピードは練習量で上がります。頭でわかっているから大丈夫な人は試験では時間内に解けません。確実に解けるように何度も繰り返して練習です。

まとめ

QC検定®2級で、基本統計量の解法を解説しました。
10問を1回ずつ解くのではなく、1問を10回解いて解法を覚えてしまいましょう。
試験本番に緊張した状態でも解けるよう何度も練習しましょう。

  • ➀最初の関門は平方和
  • ②試験に頻出な3つの統計分布
  • ③期待値と分散の加法性に慣れる
  • ④4つの分布関数と検定統計量
  • ⑤第1種の誤りと第2種の誤り


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