投稿者: QCプラネッツ

  • ISO9001 2015 9_2 内部監査がわかる

    ISO9001 2015 9_2 内部監査がわかる

    QCプラネッツのISO9001 2015関連ブログを多くの方に読んでいただき、とてもうれしいです。ブログの内容をさらにパワーアップして更新しました。

    本記事のテーマ

    ISO9001 2015 9_2 内部監査がわかる
    • ① ISO9001 9.2内部監査のポイントを伝授!
    • ② 第1者監査、第2者監査、第3者監査のポイントを伝授!
    • ③ QMS内部監査とISO9001内部監査の違いを伝授!
    ●ISO9001をしっかり理解し、自分の言葉で説明できるようになろう!
    ●品質監査を理解し、監査力を身に着けよう!
    ●第1者監査、第2者監査、第3者監査の違いと意図を理解しよう!
    ●上級者はQMS内部監査とISO9001内部監査の違いを説明できるようになろう!

    ① ISO9001 9.2内部監査のポイントを伝授!

    QCプラネッツの関連記事を紹介

    QCプラネッツの関連記事を紹介します。ご確認ください。

    内部監査の監査する側・される側の関係がわかる

    内部監査の監査する側・される側の関係がわかる
    内部監査のテクニック以外に必要なスキルや監査の盛り上げ方を実務経験をもとにわかりやすく解説します。

    内部監査の報告書の作り方と書き方がわかる

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    内部監査の記録書の作り方、書き方をわかりやすく解説します。 実務経験からのエッセンスを伝えます。

    ISO内部監査員養成問題集のご紹介

    QMS内部監査員養成したい方、是非ご購入ください。3,000円で販売しております。
    ISO9001 の構築、内部監査・外部審査の実施、監査のフィードバックや、今後のリスクへの対処方法を考え抜く問題集です。

    QCプラネッツの関連冊子を紹介

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください。

    テーマ 内容
    1 内部監査(第一者監査)の監査員のやる事がわかる
    2 ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる
    3 ISO9001 品質監査の監査員ってどんな人?がわかる
    4 「品質監査はいつ実施するのがベストか」がわかる
    5 内部監査の質疑ができる
    6 品質監査で不適合を受けるとどうなるか?がわかる
    7 品質のリモート監査のコツがわかる
    8 品質監査に必要な文書化した情報がわかる
    9 外部審査の計画がわかる
    10 【必読】品質の外部審査で品質不正は見抜けない

    ②第1者監査、第2者監査、第3者監査のポイントを伝授!

    ●第1者監査、第2者監査、第3者監査の違いと意図を理解しよう!
    ●ISO審査が最重要としがちだが、重要度は
    1.内部監査,2.取引先監査,3.ISO監査の順と分かることが大事!
    ●内部監査はISOに関係なく自省すべき大事な仕組み!

    QCプラネッツの関連記事を紹介

    品質監査(第一者監査、第二者監査、第三者監査)がわかる
    品質監査の種類、役割と実態について実務経験をもとにわかりやすく解説します。品質管理をマスターしたい方は必見です。

    ③ QMS内部監査とISO9001内部監査の違いを伝授!

    内部監査に慣れてくると、

    QMS内部監査と
    ISO9001 内部監査
    を混同して使っているのではないでしょうか?

    となると、

    QMS内部監査と
    ISO9001 内部監査
    何がどう違うの?
    と疑問に思うはず。

    これについて関連記事でまとめました。

    QMS内部監査とISO内部監査の違いを明確に説明できれば上級者です!

    ここまでくれば、品質監査を自分のものになっているはずです。しっかり学んでいきましょう。

    まとめ

    ISO9001 2015 9_2 内部監査 をわかりやすく解説しました。

    • ① ISO9001 9.2内部監査のポイントを伝授!
    • ② 第1者監査、第2者監査、第3者監査のポイントを伝授!
    • ③ QMS内部監査とISO9001内部監査の違いを伝授!
  • ISO9001とQMSの違いがわかる

    ISO9001とQMSの違いがわかる

    本記事のテーマ

    ISO9001とQMSの違いがわかる
    「 ISO9001とQMSの違い」が説明できますか?

    大事な問いですが、品質畑で仕事している人を含めてほとんどの人が説明できないと危惧したのでブログにまとめました。

    • ①ISO9001とQMSの違いが説明できますか?
    • ②QMSの一部がISOであるべき
    • ③【必読】QMSの世界観をつかむために

    本記事の最も伝えたいこと

    ISO9001とQMSの世界観の規模は違うこと
    QMSが目的であり、
    ISOは手段であることを
    特に、品質畑の人は理解すべき。
    目の前にあるのがISO
    目に見えない課題を考えるのがQMS
    自分で考えないとQMSと付き合うのは難しい。

    ①ISO9001とQMSの違いが説明できますか?

    QCプラネッツの愚痴(すいません。。。)

    QCプラネッツは職場で、

    「 ISO9001とQMSの違い」が説明できますか?

    と聞いています。

    この質問の答えを聞いて感じるのは

    「 ISO9001=QMS」であり、使い分けができていない。
    ごちゃごちゃになっている。
    「ISO内部監査」って書く相手に
    「内部監査はQMS内部監査でしょ!」
    と指摘してもポカンとされる。。。

    あなたはどうですか?

    第一者監査をする内部監査なのに、
    ISO内部監査としたら、
    ISO9001 9.2内部監査 しかしないのか?
    となります。

    ISO認証機関からみれば、

    内部監査は第一者監査であり
    自分で自分をチェックする監査。
    一番よくわかっている自分を振り返るのが内部監査の目的である。
    ISO要求事項は我々審査機関がやるよ!

    そりゃ、そうですよね。

    でも、経験して思うのは、
    こういう指摘は指導してわかるものでは、ありません。
    分かる人にはわかるし、
    分からない人にはわかりません。

    これ、役職、歴関係ありません。

    ISOとQMSとは

    では、はっきり定義を伝授します。

    ・QMS:自組織が自ら考え作り上げた仕組(手作り)
    ・ISO:国際機関で決められた仕組(既製品)

    大事なのは、

    ISO取得有無に関係なく、自分を改善し続ける仕組みがQMS。ISO要求事項と無関係な要求事項やチェック項目が本来あるべき。

    ②QMSの一部がISOであるべき

    QMSとISOの関係を図にします。これはQCプラネッツの考えです。もっといい関係図があれば教えてください。一緒にディスカッションできるとうれしいです!

    ISOはQMSに内含されるべき

    QCプラネッツの考えは

    ISO9001とQMSの世界観の規模は違うこと
    QMSが目的であり、
    ISOは手段であること

    内部監査の位置もつけて下図にまとめます。いかがでしょうか?

    ③【必読】QMSの世界観をつかむために

    本来のあるべき姿

    上図のように、

    ISO9001とQMSの世界観の規模は違うこと
    QMSが目的であり、全体を覆う。
    ISOは手段であり、QMSの一部である。
    内部監査を見ると、
    QMS内部監査とISO内部監査(9.2)の領域の違いが
    明確である。

    ISO9001=QMSと考え勝ちになる理由

    QMSの世界の一部がISO9001となるべきですが、
    そう簡単に理解できないでしょう。その理由は、

    1. ISO9001 要求事項の完成度が高いから
    2. ISO9001 要求事項をマスターするのは難しいから
    3. ISOをマスターしないとISOの限界を理解し、QMSの世界の広さに気が付かないから。
    4. 一方、QMSは自組織のことで目立たないから。
    5. QMSの世界は自分で作らないといけないが、とても難しいから
    6. ISOを軸に業務していれば品質担当の成果として十分だから
    7. 本気で品質課題を見つけたいという強い気持ちがないとQMSの世界に飛び出そうとはしなから
    8. 皆QMSの世界まで見ようとしないから

    といろいろあります。

    品質畑にいても、
    品質業務が合わない人もいるし、ISOで精一杯でしょう。
    QMSまで広げて、組織のホントウの課題を見たい人は少数派でしょう。
    でも、ISOだけでは不十分だと皆わかっているけど。

    ③【必読】QMSの世界観をつかむために

    ISOだけでは不十分だとわかっている。
    では、どうやってQMSの世界観をつかみ、
    組織のホントウの課題を見つけることができるのを伝授します。

    QMSの世界観をつかむ方法

    1. 日頃から自分で問いを持つこと
    2. 品質活動しても変わらない状況に不満をもつこと
    3. 周囲が妥協してもそれに流れさないこと

    QMSの世界の入り口に案内します。

    QMSの世界の入り口は、あなた自身の不満やくやしさにあります。

    • 品質分析を何年もやっているが、組織への改善に全く響いていない。
    • ISO要求事項どおり実行しても全く組織は変わっていない。
    • 品質監査やっても致命的な品質課題や問題が抽出されない。でもトラブルは絶対発生する。

    って、よくありますが、

    なぜ、そうなるのか?
    絶対に品質が改善する施策はないのか?
    となるかどうか。。。

    と疑問に思いますよね。それを疑問のままにせず、解決するよう一歩前進しませんか?

    マインドがあるあなたへQMSへの世界に案内します。

    ISOからQMSへ飛び出そう!

    組織全体には種々の品質課題やトラブルがあります。
    確かに、ISO9001によって、上図の青色領域の課題は解決できるでしょう。

    しかし、残りの赤の領域がどうしてもISOだけでは解決しません。
    具体的にどんな課題が赤の領域として残ってしまうかをいくつか挙げてみます。
    QCプラネッツの考えや経験に基づき列挙します。

    ISOで要求された文書群をよく見ましょう。全体はISOの指示どおりしっかりできているでしょう。しかし、資料の各所を断片的に1つ1つ見ていくと、”皆がやりたくない、面倒な課題“があるはずです。それこそ、QMSで見るべき本当の課題なのです。

    ISOからQMSへ飛び出す入り口は、資料の各所にもあるし、

    上司、同僚、部下の資料・コメントをそのまま鵜呑みせず、“本当か?”とみていくと、彼らの本音部分が見える。そこにも“やりたくない、触れたくない部分”があります。それこそ、QMSで見るべき本当の課題につながります。

    具体的にいくつか挙げてみます。良い内容はありません(笑)。

    1. 責任と「権限(権力)」はISOでチェックするが、「権威」はチェックしない。この「権威」による組織内の影響(良い影響、悪い影響)はチェックしにくい。
    2. ISOは客観性を求めるが、「人の心」までは見ない。心は組織のアウトプットに大きな影響を与える。
    3. 品質管理ではないが間接的に品質に影響することがたくさんある。例:暗黙知、ローカルルール、多数派の意見による心理的安全性、少数派意見や行動を批判する保守的心理、その組織の縄張り、派閥。
    4. 標準化せず、ある業務は成果が向上しないのに同じ担当が継続する。裏に組織の癒着や既得権益があり、大胆な改革が起こそうとならない。
    5. 品質トラブルの原因を技術側ばかり見ているが、別の問題(営業による資金回収不足、顧客とのゆるい関係性)によるものが多く、品質コストがなかなか下がらない。
    6. 採用して育成するが、一人前になろうとか一番を目指そうとする決心がつかない社員が多く、力量向上が名かなか進まない。
    7. 上司側が怒るとパワハラなど言われて、課題そのものに手が出せにくい。
    8. QCDバランスが悪い業務があるが、ISOではコスト、納期の観点は見ないのでQCDバランス崩壊による品質不正のリスクを見抜くことが難しい
    9. ISOではコミュニケーションにおいて、会議や意思疎通の確認ができるが、互いの信頼・尊敬。忠誠心は見ない。
    10. 能力と成果と関係がない、評価制度になっており、やる気がなくなってしまい、他責に陥る。
    11. などなど、

    簡単に言うと、

    組織に対する不満などが、本来もっと良いアウトプットができるはずにもかかわらず、そこまでできない現状あるあるが、QMSとしてみるべき本来の課題の集合体であるように見えます。
    こうやればできるのに、なぜをしないのか?やらないのか?と不満や疑問に感じるところこそ、あなたの組織がかかえる本当の課題

    また、

    ISOのようにきれいにまとまった要求事項
    +
    実際のドロドロした組織内の課題
    の両方を見ていく必要があり、
    後者をQMS内部監査でチェックするのがよいでしょう。
    実際のドロドロした組織内の課題
    をチェックするのはストレスですけどね。。。

    まとめ

    以上、 「ISO9001とQMSの違いがわかる」をわかりやすく解説しました。

    • ①ISO9001とQMSの違いが説明できますか?
    • ②QMSの一部がISOであるべき
    • ③【必読】QMSの世界観をつかむために
  • ISO9001 2026への改訂とやるべきこと

    ISO9001 2026への改訂とやるべきこと

    本記事のテーマ

    ISO9001 2026への改訂とやるべきこと
    • ①ISO9001 2026は2026年9月に改訂
    • ②ISO9001 2026改訂の焦点
    • ③ISO9001改訂に慌てず、日々の事業品質活動に集中する

    結論

    ISO9001 取得しているユーザの皆さまに伝えたいことは、

    1. 急に対応しようと焦る必要はない。
    2. 2026年度に改訂されることは知っておこう。
    3. ISOのためだけでなく日々継続的改善をしましょう。

    ①ISO9001 2026は2026年9月に改訂

    ISO9001 2026は2026年9月に改訂

    2023年あたりから、改訂に向けた協議が進んでいましたが、
    2026年改訂は1つの節目となります。

    ②ISO9001 2026改訂の焦点

    要求事項やバックグラウンドの改訂内容はまだ決まっていませんが、

    1. リーダーによる倫理と誠実性の推進
    2. リスクマネジメントの強化
    3. ステークホルダーエンゲージメントの重視
    4. 他のマネジメントシステムとの整合性の向上(ISO 14001(環境マネジメント)、ISO 45001(労働安全衛生)等)(8の運用 8.2~8.7が縮約されるかも?)
    5. サプライチェーンマネジメント・変更管理・組織の知識管理の強化
    6. DXやAI導入による外部・内部課題への対応がより明確化

    などがあるようです。

    ③ISO9001改訂に慌てず、日々の事業品質活動に集中する

    最も伝えたいこと

    1. 急に対応しようと焦る必要はない。
    2. ISO要求事項に関係なく、日々継続的改善をしましょう。

    その理由は、

    1. ISOは手段。目的のために活動すべき
    2. ISO9001改訂の際、改訂の前後の違いを理解するには今のISO9001 2015をマスターすべき。
    3. ISO9001は要求事項4~7,9,10は経営に関するもので完成度が高い。おそらく改定後も根幹は変わらないはず。
    4. ISO9001 2015の要求事項で満足すること、足りないことを今のうちに洗い出しておく方がよい。

    認定機関、認証機関が検討する段階

    2025年9月に記事を書いていますが、今は、
    認定機関、認証機関が検討する段階です。
    専門がしっかり構築する時期です。

    ユーザはむしろISO9001 2015をしっかり継続しましょう。

    今の段階でプロにISO9001 2026のことを聞くと、かえって混乱するので、改訂時期だけ知っておけばよいです。余裕があれば情報収集してもよいでしょう。

    QCプラネッツも「知らない体」で、2026年9月になって、じっくり対応したいと考えています。

    移行期間内にゆっくり環境変化に合わせていく

    QCプラネッツはISO9001を始めたのが
    ISO9001 2008→ISO9001 2015に移行した時期でした。

    その時を思い出すと、

    ●2016年、2017年は認定機関、認証機関からの教育、指示を仰ぎ、
    ●2018年に移行審査を実施。
    ●2019年からISO9001 2015の本格審査開始
    でした。

    正直、

    事業全体を新たな規格に合わせるとはいえ、
    時間かけてゆっくり移行していくなあと
    と思いました。

    そうです。あわてる必要はありません。

    ここで今やっておいた方がよいおススメを1つ提案します。

    規格移行は事務局担当育成のチャンス!

    品質部門の皆さまへ是非やってほしいのが

    規格移行は事務局担当育成のチャンス!
    若手や年数の少ない担当に移行対応の経験を与えてほしいこと!

    10年から15年に1回の機会です。品質の技量継承やさらなる向上のために、新しい人に挑戦させてあげましょう。

    そのためにこの1年でISO9001 2015の基礎やQMS,QCの復習をしっかりやりましょう!

    QCプラネッツの役目

    ISO9001 2026移行に入る中、感じたことや留意したい点をブログで書いていきますので、一緒に規格を楽しんでいきましょう。

    移行の背景、移行のポイント、QMS構築のポイント、内部監査・外部審査のポイント、QC検定® などさまざまな情報が今後飛びかい、焦るかもしれません。

    大事なのは、

    専門用語や難しい概念に惑わされず、改訂のポイントを自分の言葉でわかりやすく職場のメンバーに伝えることです。このあたり、QCプラネッツがしっかり発信していきますので、ご安心ください!

    楽しみですね。

    まとめ

    ISO9001 2026への改訂とやるべきこと をわかりやすく解説しました。

    • ①ISO9001 2026は2026年9月に改訂
    • ②ISO9001 2026改訂の焦点
    • ③ISO9001改訂に慌てず、日々の事業品質活動に集中する
  • SDGs 17の目標 私たちにできること

    SDGs 17の目標 私たちにできること

    本記事のテーマ

    SDGs 17の目標 私たちにできること
    • ①誰もが否定できない17の項目
    • ②SDGsを利用したい側の本音
    • ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」
    • ④SDGs 17の目標 私たちにできること
    SDGs(持続可能な開発目標)
    って
    ぶっちゃけどうなん?

    あなたはどう思いますか?

    高い理想がよいことであるが、
    本当にできるのか?

    とか

    胡散臭い
    どうせ一部の人間だけが得するものなんでしょう!

    とか、思いますよね。

    SDGsどうせやるなら、
    自分でできて、本当に地球環境に役立つことをやりましょう!

    ①誰もが否定できない17の項目

    17の項目

    SDGs17の目標項目は

    1. 貧困をなくそう
    2. 飢餓をゼロに
    3. すべての人に健康と福祉を
    4. 質の高い教育をみんなに
    5. ジェンダー平等を実現しよう
    6. 安全な水とトイレを世界中に
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう
    15. 陸の豊かさも守ろう
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう

    誰もが否定できない17の項目

    これを初めて見たときは、正直、

    ●当たり前じゃん!
    ●否定できない目標って何か裏がある

    美辞麗句なものばかりで、正しいと理解しますが、「それが無理だから現実なわけで、どうしたらいいのか?ピント来ません。」

    すいません、QCプラネッツは天邪鬼なので、そう思いました。特に、ネガティブに思う理由は過去の失敗があります。

    それは、

    2010年代に「スマートコミュニティ」という素晴らしいスローガンがあり、いろいろな企業が活動したが、結局何事もなく消えていった。。。そんなスマートコミュニティと重なり、SDGs同じ道を歩むだけと思ってしまいました。

    スマートコミュニティは「綺麗なパワポ」だけ描いて、何も進まない「絵に描いた餅」でした。いろいろ仕事で振り回されて嫌な思いでしかありません。それに翻弄された人生なので、SDGsもネガティブな印象をもってしまいます。

     https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/smart_community/ より引用

    今、「スマートコミュニティ」なって誰も言わないし、あれ何だったんだろう?

    全世界で全目標達成したら地球は壊滅になる

    よく、言われるのが

    「日本人と同じ生活スタイルを世界中の人がした時に必要な地球の数は2.8個」

    つまり、

    SDGsを達成するとあっという間に地球資源が枯渇し、資源略奪が起こります。

    もちろん、日本人が資源1/3化して、世界に広めたらよいですが、それって。

    今から江戸時代の生活をしろってことです。
    って無理。。。

    なので、結局

    SDGsは全世界で達成できない矛盾した目標です。

    と冷静に判断します。

    こういうのはサラリーマンには良くある話で、

    明らかにムダで無理なのに、
    上司や経営陣を横ばせるために検討する
    無駄な業務。
    でも、これを嫌がらずに頑張る人は出世しますよね。

    でも、無駄なものはムダ。時間はお金より大事です。

    ②SDGsを利用したい側の本音

    SDGs利用者の思惑

    なぜ、美辞麗句なSDGsの目標を欧州や国連が掲げるのでしょうか?

    全体を俯瞰すると以下の理由でしょう。

    1. 環境ビジネスで世界の主導権を得たい欧州の思惑
    2. 各国間の政治的駆け引きで国連をうまく巻き込めた
    3. 企業としてはSDGsの取り組みによってイメージアップが図れる
    4. ESG投資や、金融商品にSDGs概念を入れた新商品の販売化
    5. SDGsという流行に乗ると広告収入が増えるマスメディア
    地球を守るためなどの理由がなく、
    一部の人間の私利私欲をうまく隠すための方法
    のように思われる。

    電気自動車普及の本音

    よく言われますが、

    ガソリン車より環境にやさしい電気自動車を世界に普及させよう!

    ってあります。聞こえはよいのですが、

    ガソリン車も電気自動車も環境負荷はトントン

    https://www.greenpeace.org/japan/news/story_58720/ より引用

    です。

    ガソリン車より電気自動車を優先したい理由は、

    日本の自動車メーカーつぶし

    ガソリン車のエンジンを設計・製造は非常に難しく、高い技術力が求められます。
    一方、電気自動車はある意味、組み立てればできるものです。

    環境をアピールして電気自動車を普及させる欧州や中国の思惑があります。

    電気自動車は温度変化に弱く、特に極寒の地では不向きですが、ガソリン車はガソリンを燃やせばよいのでそれがありません。環境負荷もトントンなので、ガソリン車も電気自動車も両立すればよいとQCプラネッツは思います。

    SDGsによってますます貧困になる国さえある

    途上国で、化石燃料を豊富にもつ国もあります。しかし、SDGsで化石燃料ダブー視されると、そこ国家にとって大事な収入源である化石燃料が売れなくなり、かえって貧しくなることさえあります。

    SDGsの全肯定・全否定はいけません。
    全ての事象はに良し悪しがあるので、
    多面的に評価して判断することが大事です。

    ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」

    出生数を減らして人口を減らすこと

    これも当たり前ですが、一番難しい目標ですね。

    出生率を低下して、サスティナブルな環境を維持することが究極の目標です。

    しかし、

    1. 貧しい地域
    2. 農耕、酪農作業で子供がたくさん必要な地域
    3. 衛生環境が悪い地域
    4. 紛争・戦争がある地域
    5. 女性の教育がいきわたっていない地域

    は、出生率がどうしても上がります。日本も1950年は出生数4以上あり、今は約1.3と大きく変わりましたが、それでも過去の出生数は高いのがわかります。

    地域が発展し、衛生環境が整え、
    女性の教育環境を構築すると、働きたい人が増え
    出生数は低下することがわかっています。
    この支援は必須だとQCプラネッツは思います。

    人口が減るのを拒むグローバル企業

    地球環境をサスティナブルにするには、環境を消費する人間の数を減らすことはあきらかです。しかし、

    ビジネスにおいて、購入者が減ることを同時に意味します。
    人口抑制はグローバル資本主義を妨げるため、嫌がるという相反する考えがでてきます。環境と経済が相反するためです。

    本当に難しい問題です。

    ④SDGs 17の目標 私たちにできること

    SDGsの課題をいっぱい述べました。では、私たちにできることはないのでしょうか? 
    それはあります!

    自分でできる範囲で行動すればよい。

    ボトムアップの考え方ですが、各自が行動すればよいでしょう。

    あなたができるあなたらしいSDGsを考える

    目標を再掲します。

    1. 貧困をなくそう
    2. 飢餓をゼロに
    3. すべての人に健康と福祉を
    4. 質の高い教育をみんなに
    5. ジェンダー平等を実現しよう
    6. 安全な水とトイレを世界中に
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう
    15. 陸の豊かさも守ろう
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう
    あなたができることは何でしょうか?

    いくつか提案すると、

    1. 貧困をなくそう→ちゃんと稼いで生きよう!
    2. 飢餓をゼロに→食べ物を大事にしよう!
    3. すべての人に健康と福祉を→健康維持し、みんなにやさしくなろう!
    4. 質の高い教育をみんなに→勉学に励み、皆を支えよう!
    5. ジェンダー平等を実現しよう→相手を尊敬しよう!
    6. 安全な水とトイレを世界中に→水を大切に使おう!
    7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに→エネルギーのムダ使いをやめよう!
    8. 働きがいも経済成長も
    9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
    10. 人や国の不平等をなくそう
    11. 住み続けられるまちづくりを
    12. つくる責任 つかう責任→責任ある行動をとる!(相手のせいにしないこと!)
    13. 気候変動に具体的な対策を
    14. 海の豊かさを守ろう→川、海を大事にしよう!(ポイ捨てとかあかんよ!)
    15. 陸の豊かさも守ろう→森林、土を大事にしよう!(ポイ捨てとかあかんよ!)
    16. 平和と公正をすべての人に
    17. パートナーシップで目標を達成しよう

    と例をあげましたが、これは、

    SDGsよりは
    行動規範であり
    人として当たり前のことをちゃんとやることが大事ということです。

    SDGsは大事ですが、踊らされるのではなく、よく考えて行動することが求められています。

    「SDGs 17の目標 私たちにできること」を解説しました。

    • ①誰もが否定できない17の項目
    • ②SDGsを利用したい側の本音
    • ③本当のSDGsは「人口を減らすこと」
    • ④SDGs 17の目標 私たちにできること
  • リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる

    リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる

    本記事のテーマ

    リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる
    • ①日本の平均リサイクル率は低い
    • ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある
    • ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由
    リサイクルは本来良いことですが、リサイクルのための過剰な資源消耗があることも事実。リサイクルの良し悪しを冷静に判断しましょう。

    ①日本の平均リサイクル率は低い

    日本の平均リサイクル率

    日本全体のリサイクルは平均

    約20%

    で、

    OECD(経済協力開発機構)の諸外国の中でも日本は下位側

    (なぜ日本のリサイクル率は世界ランキングで低いのか?全国トップ自治体の事例から探る
    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
    59d4317798557a0b7536d74d3935cbd0fc378866
    から引用)

    ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある

    日本全国で見ると平均して約20%と低めですが、その中でも突出してリサイクル率が高い市町村があります。

    (なぜ日本のリサイクル率は世界ランキングで低いのか?全国トップ自治体の事例から探る
    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/
    59d4317798557a0b7536d74d3935cbd0fc378866
    から引用)

    日本国内でリサイクル率が高い市町村とそうでない市町村があります。不思議だと思いませんか?

    なぜ、リサイクル率が高い市町村があるのか?その秘訣を分析してみましょう。

    ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由

    リサイクル率が高いことはよいことなので、全市町村が参考にすればよいですよね。

    リサイクル率が高くなるのはなぜか?

    確かに、その市町村の住民の皆さんや行政の皆さんの日々の努力の賜物ですが、

    リサイクル率を高める生活は、楽ではないはず。

    なので、QCプラネッツは

    リサイクル率が高い地域は、リサイクルをせざるを得ない状況があるのではなかいと考えます。

    リサイクル率が高くなる理由

    QCプラネッツは

    リサイクル対象によって、
    環境負荷低減になれば
    その逆効果になる
    という位置で考えます。

    リサイクル率が低い地域の理由は、怠慢だからではなく。

    1. 焼却コスト、焼却時の排ガスによる越境が他国への悪影響を及ぼすリスクが少ないこと。
    2. 埋立場所があり、埋立コストの影響が少ないこと。

    の2つの条件があえば、リサイクルが必須と判断しなくてもよいと考えます。

    日本やアメリカなど国々は大気汚染による越境の心配や
    埋立場所による隣国との領有権の干渉のリスクはありません。

    一方、欧州はその逆なので、リサイクルなどの環境意識が必然的に高まる傾向にあります。

    つまり、

    リサイクル率が高い地域は、
    焼却コスト、埋立場所・コストがその地域にとって高すぎため、
    リサイクルを選ぶ傾向になると考えることができます。

    確かに、リサイクルは良いことなので、あえてしないという選択肢をとる必要はありませんが、経済・地域・政治・技術などのさまざまな観点から各自でできる範囲のリサイクル活動を行うことが大事です。

    リサイクル意識を高めるために、リサイクル率が高い市町村を参考にしつつ、各地域でできるリサイクルとは何かを考えることが大事です。

    リサイクル率が高いからといって、何でも素晴らしいとして受け入れるのではなく、一旦は自分・地元をよく考えることが大事ですね。

    「リサイクル率が高い日本の市町村がある理由がわかる」を解説しました。

    • ①日本の平均リサイクル率は低い
    • ②リサイクル率がとても高い日本の市町村がある
    • ③リサイクル率が高い所と低い所がある理由
  • リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

    リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある

    本記事のテーマ

    リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある
    • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
    • ②リサイクルが必須な素材とその理由
    • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
    • ④リサイクルに必要なこと
    否定できない概念や用語が多い環境分野だからこそ、一途にすべて正しいと舞い上がらず、冷静かつ客観的に考える姿勢が大事です。

    もちろん

    地球環境を大事に生きていくべきですが、その行動は本当に環境負荷低減になっているのか? 正しい行動とは何か? をよく考えることが大事です。

    大事なことは

    環境分野は、大事な概念や理念を学ぶ大事な学問。
    でも、それは本当なのか?を自分の目で確かめて、自分の頭で考えることが大事です。
    「環境」を口実に自分の利益を優先する相手がいる可能性もあるからです。

    ヨーロッパのことわざに

    地獄の道は善意で敷き詰められている。

    があります。本当かどうか、本質を考えるのがQCプラネッツの信念でもあります。

    すべての事柄には
    良い面と
    悪い面がある
    だから、中立した思考が求められる!

    ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル

    リサイクル項目

    リサイクル項目は下図の通りで、家庭ごみや、リサイクルのためにスーパーマーケットや行政の施設に足を運ぶことが多々あります。

    牛乳パックを開いてリサイクルするために毎日ハサミで切り開いているQCプラネッツです。

    1. プラスチック
    2. 金属
    3. ガラス
    地球環境のためと思い、毎日リサイクル活動していますが、本当に役立っているのか?気になりますよね。どうせやるなら、本当に効果が出てほしいから。

    ②リサイクルが必須な素材とその理由

    リサイクル項目の中では、

    金属
    特に、電子機器や半導体に含まれるレアメタル

    それぞれの金属の可採年数を調べると下表になります。

    項目 可採年数(年)
    鉄鉱石 70
    銅鉱石 35
    亜鉛鉱 18
    スズ 18
    19
    20
    チタン 128
    マンガン 56
    クロム 15
    ニッケル 50
    コバルト 106

    https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h23/html/hj11010102.html
    ●環境省 平成23年度 環境・循環型社会・生物多様性白書 第2節 持続可能性の検証と豊かさの考察
    より引用。データは2011年と古い。

    まだまだ採れる金属が多い中、20年以下の金属もあります。今のうちからリサイクルしておくとよいとしていいでしょう。

    本心では、

    金属が自然から取れなくなるからリサイクルするよりは、他国との地政学的な理由なり、都市鉱山を利活用するという環境と異なる理由でリサイクルする方が、リサイクルする動機付けになるでしょう。。

    ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由

    1. プラスチック
    2. ガラス

    つまり、金属以外はリサイクルが必須かどうか?疑問に思います。

    金属以外はリサイクルが必須か?

    あえて、この否定的な意見を書く理由は、

    1. 資源が豊富にある
    2. 紙は植林すればよいから
    3. リサイクルのために過剰に資源を消耗していないか?

    環境のためにリサイクル活動は必要ですが、
    逆効果になったり、
    実は効果がなく、
    別の解決手段の方が効果があった
    にならないかを良く調べる必要があります。

    紙の資源は木だから植林すればいい
    ガラスの原料は石灰石。日本で100%供給できる。

    だからといって、リサイクルを否定しているわけではありません。
    ただ、本当に効果があるのか?を考える習慣が必要と言いたいのです。

    リサイクルが逆効果になる場合もある

    ●https://www.mskj.or.jp/thesis/10003.html より引用(図1「リサイクルしてはいけない」武田邦彦著/青春出版社:出典)

    武田氏の本を引用すれば、
    新品のペットボトルより再生ペットボトルの方が
    費用もかかり、
    新品ペットボトルにはない
    洗浄工程による過剰な環境負荷が
    がかかっている。

    確かにそうです。

    リサイクルは素晴らしいことですが、
    すべてとはいかなようです。
    物質、用途に応じて、環境負荷を最小化するプロセスを
    考えていく必要があります。

    ④リサイクルに必要なこと

    QCプラネッツが思うことは

    1. リサイクルは大事!
    2. すべてリサイクルは考え物!
    3. モノを大事する気持ち行動を普段から実践する
    大量生産、大量消費、大量廃棄する現代ではなく、古代から我々の良心として、「モノ・相手を重んじる心」を日々持ち合わせていきましょう。

    「リサイクルは環境負荷低減にも環境負荷増大にもある」を解説しました。

    • ①必要なリサイクルと過剰なリサイクル
    • ②リサイクルが必須な素材とその理由
    • ③リサイクルしなくてもよい素材とその理由
    • ④リサイクルに必要なこと
  • 日本は異文化の受容と再構築ができる理由

    日本は異文化の受容と再構築ができる理由

    本記事のテーマ

    日本は異文化の受容と再構築ができる理由
    芥川龍之介「神神の微笑」にある『造り変える力』

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    日本の異文化の受容と再構築(通説)

    異文化の受容と再構築ができる日本

    外国から取り入れたもので、日本風にアレンジいれたものがたくさんありますよね。

    例えば

    1. 食文化
      中国の中華麺→日本のラーメン
      インドのカリー→日本のカレー
      アメリカのハンバーガ→日本のテリヤキバーガー
      イタリアのパスタ→きのこ、明太子パスタ
    2. 儒教、仏教の受容、神道との融和。日本仏教の発展
    3. 和洋折衷→相容れないものをうまく融和していく力
    4. 明治憲法ドイツ憲法をベースに天皇を軸とする中央集権化
    5. ISO(国際標準化機構)×日本の企業文化との融合
    ●異文化の受容と再構築ができる日本
    ●外来文化をそのまま取り入れたり、模倣するのではなく自国の味覚・生活様式・社会構造に合わせて再構築する力がある日本

    昔から生活していれば、違和感はないですよね。

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    なぜ日本は外来文化を受容し、自分流に再構築できるのか?

    確かに、不思議であるし、

    何となくうまく馴染んでいくことが多く、我々はそれが当たり前と感じ日々生活しているが、なぜそうできるのか?

    だって、それが普通じゃん!と言いたいですが、それの当たり前がなぜできるか?

    海外の歴史では、外来が伝来するときはキリスト教のように他を排除して自分を残そうとする場合が多い。日本はそれが無く、何となく融和できてしまうのはなぜか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    様々な研究による理由付けがありますが、今回は、日本、国体、日本らしさを理解するために、

    芥川龍之介の「神神の微笑」にある『造り変える力』を紹介したい。

    「神神の微笑」にある『造り変える力』

    海外の異質なものがやってくることは、本来、国内にとって厄介で国難になることさえあります。

    1. 日本の国難に対する先人の知恵が『造り変える力』
    2. イエズス会の宣教師が日本でのキリスト教布教に苦労する物語
    3. 日本の霊的風土に圧倒される様子が描かれ、日本人の宗教受容の姿勢に違和感を覚え、「我々の力と云うのは、『破壊する力』ではありません。『造り変える力』なのです」

    大正時代の小説ではありますが、芥川龍之介の言っていることは本質的です。確かに、大正時代は海外の思想(特に共産思想)などで日本国内が暗い時代に入るときでした。この時期に、本質をずばり小説でわかりやすく伝える芥川龍之介はさすがですね。

    日本の霊的風土に圧倒される理由は、自然豊かな日本だから宿る神の存在です。

    日本は豊かな自然があり、八百万(やおよろず)の神が自然や生活のあらゆるものに宿っている。

    自然の神、
    食の神、
    笑いの神、
    ・・・
    いろいろ目に見えないところにいます。

    自然豊かな日本に宿る八百万の神が、
    他の排除や否定する文化ではなく、うまく融合していく
    「和」文化いう日本のベースを作っている。

    歴史は結果論で済ますのではなく、その理由をしっかり考えることが大事です。

    日本の伝統に合うように造り変えて先人は受け入れてきた。
    その過程を経て儒教・仏教、外来文化が日本に根付いてきた。

    品質管理もまさに異文化融和の例

    日本の匠の技、モノづくりを支える品質管理ですが、

    日本の品質管理は
    外来の異文化から来ていますよ。

    たとえば、

    1. ISOは国際規格
    2. ISOをベースに1947年JISを設立
    3. 管理図、抜取検査は米軍規格がベース

    であり、日本独自のものではありません。

    誰も拒絶することなく、
    日本企業文化と融和し、
    強い日本企業へ成長していますよね。

    本来なら、拒絶して排除するのが普通ですが、日本はそうじゃない!
    他の良い所を引き抜き、自分らしく活かす技法は
    日本古来から受け継がれています。
    だから、それが当たり前と思っています。

    日本らしさを再認識しましょう。

    まとめ

    「日本は異文化の受容と再構築ができる理由
    芥川龍之介「神神の微笑」にある『造り変える力』」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • GHQが天皇制を維持した理由がわかる

    GHQが天皇制を維持した理由がわかる

    本記事のテーマ

    GHQが天皇制を維持した理由
    (国家元首だったが戦争責任を問わなかった)

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    昭和天皇への戦争責任(通説)

    戦時中、大日本帝国憲法のもとで統帥権をもつ国家元首だった天皇は理論上は太平洋戦争で軍の最高指揮官として戦争責任を問われる可能性があった。

    その理由は簡単で、連合国側からすれば日本の天皇は敵国のトップ。厳しい処罰を与えて、二度と戦わないように仕掛けようとしますよね。

    実際

    1. しかし、連合国側は天皇の戦争責任を問わなかった。
    2. 日本国憲法では天皇制は残し、国民の象徴とした。
      (もっとも、古代から天皇は国民の象徴である。)

    意外な結果だったのです。

    敵国の国家元首であれば通常は戦争責任を問い、厳しい処罰を受ける。
    しかし、日本の戦後はそうならなかった。

    ,

    このあたり、教科書や学校では、
    日本側から学ぶので、「そりゃそうでしょう!」
    という感触です。
    しかし、敵国側からすれば、
    「一番憎む相手」
    その相手にあまり制裁を与えなかったのは不思議ですよね。

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    連合国側、GHQが敵国の国家元首だった天皇を戦争犯罪人として処罰を一切しなかったのはなぜだろうか?

    もっと不思議なのは、

    処罰どころか、天皇制は維持し、日本国憲法でも国民の象徴とし、天皇制は残された。

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    ポイントは
    「日本」、「日本人」とはどういうものかを理解すること!
    我々日本人があまり理解していないところです。。。
    そうなるような教育を戦後してきましたから。

    なので、教育が悪いとか、GHQの押し付けに反対!より、
    「私たち、自分のことをちゃんと知りましょう!」
    が大事です!

    1. 日本、日本人とはどういうものかを連合国側が理解できていた。
    2. 昭和天皇が命乞いするのではなく「自分はどうなってもよい。国民を助けてほしい」と語ったことで、GHQマッカーサーはその人間性に感銘を受けた。
      (もともと古代から天皇が大御宝である国民についてシラスことを継続してきた)
    3. 天皇は国民を支配する王ではなく、すべての日本人の象徴である。
    4. 天皇を葬れば日本国家は崩壊し、日本国民の憎悪と憤激は未来永劫続き、復讐による悪循環が数世紀にもわたる恐れがある。
    5. 日本の天皇のシラス統治を維持することが日本統治、復興に欠かせないと連合国側も十分わかっていた。
    日本、日本人、天皇という特殊な関係を活かすことが戦後の日本統治、戦後復興に欠かせないことが連合国側にも十分伝えることができた。その結果、天皇制が維持でき、現代につながっている。

    歴史は結果論で済ますのではなく、その理由をしっかり考えることが大事です。

    日本は何となく2000年も天皇がいる。
    いつも笑顔でやさしいいい人がなぜかいる!
    ではなく、
    なぜ、日本にとって天皇制が重要なのか?
    「日本」、「日本人」とはどういうものかを理解すること!
    が大事です!

    その本質を学ぶために歴史を勉強していきましょう。

    まとめ

    「食料危機がなくならない理由
    (グローバリゼーションやランドラッシュが背景)」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • 食料危機がなくならない理由(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

    食料危機がなくならない理由(グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

    本記事のテーマ

    食料危機がなくならない理由
    (グローバリゼーションやランドラッシュが背景)

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    食料危機(通説)

    食料危機は自国で農業生産が進まず起こる危機。

    いくつか理由があります。

    1. 内戦・国際紛争
    2. 気候(干ばつ、洪水、異常気象)
    3. 経済ショック インフレ、通貨危機などによる食料価格の高騰
    4. 人口増加

    一方、各国の穀物自給率マップを見ると、農業に強い地域もあれば、その逆もあります。

    https://honkawa2.sakura.ne.jp/0319.htmlより引用

    その国、地域の問題もあるが、国際協力する時代でもある!
    それでも食料危機は無くならない!

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    グローバリゼーションが進む世界・時代にもかかわらず、飽食な地域もあれば飢餓に苦しむ地域もあるのか? 

    国際機関がたくさんあり、協力体制がしっかりできているはずですよね。

    自国で農業を強化して飢餓を乗り越えたらよいと思うが、なぜ簡単に解決しないのだろうか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    グローバリゼーションな時代だからこそ、弱者が飢餓に苦しむ。
    とくに”ランドラッシュ”という新植民地主義な問題も出てきた。

    今回、

    ”ランドラッシュ”という言葉を紹介します。

    ①世界の食料システムの問題点 

    1. 農業大国の余剰農産物を途上国や自給率の低い国へ輸出する自由貿易
    2. 途上国の経済支援の代わりに自国農業の廃止による輸入依存体質化
    3. WTOの自由貿易という美名の下に農業物貿易を国際ルールに置くが、大農業国が自分たちに都合の良いルールを国際スタンダードにしていく→自由貿易は貧しい国が敗者となる

    農業大国は基本、世界でも強い国で、彼らに打ち負かされて、自国の農業力が強くなれないという世界規模の仕組みの欠陥が原因と言えますね。

    ②外国による農地の囲い込み(ランドラッシュ)

    1. 食料を輸入に頼る国の政府が食料生産のために海外の広大な農地を手に入れようとしている。
    2. 生産コストが安く土地と水が豊富な途上国が狙われる
      (新植民地主義と呼ばれる)
    3. 外国企業が大規模の食料を生産・輸出するが、受け入れ国は慢性的な食料不足という矛盾。
      (飢えた地元民のそばで、外国勢が自国に持ち帰るために食料を生産する。)
    食料自給率が低い経済大国が外国の農地を囲い込む新たな問題が出始めています。

    解決する方法

    食料安全保障を強化するには、小規模農業者を支援することが大事!
    海外からの輸入依存を断ち切り自国で生産する力をつけることが大事です。

    特に、自然豊かな地域や国は本来、食料を確保し豊かになれるはずです。でも、それをうまく活かせなくする国際機関があるのも現状です。

    自然豊かな日本も食料自給率が40%前後と低いのも、そういう国際的な関係とうまくやっていくからと考えるべきです。米はどうしても国産がいいので100%に近いというわけです。

    まとめ

    「食料危機がなくならない理由
    (グローバリゼーションやランドラッシュが背景)」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
  • 戦後GHQが日本に統治したこと(建前と本音)

    戦後GHQが日本に統治したこと(建前と本音)

    本記事のテーマ

    戦後GHQが日本に統治したこと
    GHQは日本を骨抜きしたが、日本は自由で豊かな国に発展できた。

    おさえておきたいポイント

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
    学校や試験対策の社会では、
    真相はわからない!
    自分で調べて考え抜く
    本当の社会科を勉強しよう!

    ①通説

    GHQによる日本の統治(通説)

    戦後、GHQが日本を7年間占領統治。現代の日本のベースを形成。
    1. 政治:民主主義の定着、平和国家
    2. 教育:教育の普及と平等化
    3. 経済:民主化と中間層の形成、労働権利の拡充
    4. 宗教・思想:信教の自由と個人主義の促進
    日本の復興を支えた1つにGHQの改革もある

    結果論ですが、GHQの押し付けとしても、意外といい政策を押し付けてくれた、そんなに悪くない印象です。まあ、そう教えられたからでしょうけど。

    植民地支配は略奪が基本で、衰退の一途をたどる運命。でも、日本はすぐ復興し、自由かつ豊かな国へと発展した。日本のすごさなのでしょう!

    ➁通説に対する疑問点・気になる点

    調べると気づく疑問点

    参考文献やYoutube動画を調べていくと、通説と異なることがわかります。それを陰謀論として片づけてしまってもよいですが、物事は多面的に見て、客観視する必要があります。QCプラネッツは品質管理を専門としています。品質管理は客観視が必須です。同じ姿勢で取り組みます!

    植民地支配は略奪が基本で、衰退の一途をたどる運命。でも、日本はすぐ復興し、自由かつ豊かな国へと発展した。でも、日本はなぜ発展できたのだろうか?
    ★GHQが日本に対してしたかったことは何だったのか?
    ★日本にとって良い案を提案するならなぜ戦争という大きな犠牲を払う必要があったのか?
    ★実はGHQの押し付けによって日本が抱える課題があるのではないか?

    いかがでしょうか?疑問が湧きますよね!

    自己主張が外交の基本。
    よく考えると
    アメリカにとって都合のよい施策を
    日本に押し付けるのが基本ではないか?

    真相を説明します。

    検証して見えた真相

    GHQの本音は日本を骨抜きにすることだった。
    戦争で日本の強さをアメリカも痛感しており
    今度いつ日本と戦うかと考えると大きな脅威になるのは自明。
    しかも、冷戦の時代に突入し、大国ソ連との競争を考えた世界戦略をアメリカは取る必要がある。
    アメリカにとっての脅威を排除し
    むしろ日本をアメリカ側につける策
    の方が得策

    確かに、日本の列強のよる分割統治も連合国側で提案されたり、
    アメリカも数年間は日本を弱体化させる施策を押し付けていましたが、
    冷戦の時代がアメリカ単独の日本の占領と、戦後復興(朝鮮特需)による日本の復興を後押ししました。

    GHQの施策の建前と本音

    表にしました。

    1. 全般:アメリカの脅威とならないよう、軍隊解除し、平和な政府を作る。
    2. 政治:封建的・軍国主義的な価値観からの脱却(封建制の廃止)。
    3. 経済:戦争を支えた財閥による脅威を排除。
    4. 食料:農地を細分化させ、大規模農業を阻止。
    5. 教育:日本の精神的武装解除。
      愛国心、日本の神話、日本の建国、天皇・皇族の歴史を教えることを禁止。
    6. 宗教・思想:国家神道の廃止
      政教分離の原則や日本の精神的武装解除と国家主義の根絶。
    7. 言論:プレスコードによる統制が今も効いている。
    GHQの本音は日本を骨抜きにすることだった。
    でも日本は80年間平和で豊かな国になれたので、GHQの施策に対して長年の反論や暴動がなかったともいえる。

    日本側もうまく融和して戦前より豊かで強い国になっています。

    近年のSNSによるプレスコードの効き目が低下

    特に、新聞・テレビなどの報道は
    言論の統制が2010年代まで効いていましたが、
    SNSの普及とともにいろいろな意見が出るようになった印象があります。

    印象的なのは、

    テレビで報道される内容と
    SNSで知る内容が逆だったり。
    それが選挙結果に影響を与えるようになっています。

    言論の自由は客観性を与えるメリットがありますが、

    統制によるデメリットもありますが、
    言ったもん勝ちや、誤った思想が力をもつリスクもあります。
    正しい判断を我々に求められる時代でもありますね。

    今こそ、「日本」、「日本人」とは何かを再度見直す時期

    ★GHQの洗脳からの解除とか。
    ★日本を強くという「愛国心」。
    を見直そうという動きがあり、大事ですが、

    注意すべきは、

    ★GHQの洗脳からの解除とか。
    ★日本を強くという「愛国心」。
    を見直そうと発言した人・団体が誤った道へ進もうとしないかどうか。

    特に

    「愛国心」、「戦争の前の強い日本に戻る」
    などは、確かに正しいですが、
    一歩間違えると軍国主義や戦争の道に入り、
    歴史の過ちを繰り返すことにあります。それじゃ、いかんよ!
    先人・先輩が怒るよ!

    なので、「愛国心」、「強い日本を取り戻す」は行き過ぎた発言・内容と思います。

    今、私たちは、
    「日本」とは何か?
    「日本人」、「日本人らしさ」とは何か?
    を歴史から学びなおすことに注力することが大事です。
    日本人が持っている言葉「和」。
    (平和、調和、親和、融和、温和)
    の精神を世界に発信し、より皆が幸せに暮らせるよう願うことが大事とQCプラネッツは思います!

    まとめ

    「戦後GHQが日本に統治したこと
    GHQは日本を骨抜きしたが、日本は自由で豊かな国に発展できた。」を解説しました。

    • ①通説
    • ➁通説に対する疑問点・気になる点
    • ➂通説を検証して見えた真相
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