【MBA】損益計算書よりバランスシートで考える人は金持ち
「何で、バランスシート(貸借対照表)がわかると金持ちになれるの?」と疑問に思いませんか。
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
- ①家(不動産)の買い方で金持ちか貧乏かがわかる
- ②損益計算書脳は貧乏脳
- ③バランスシート脳は金持ち脳
①家(不動産)の買い方で金持ちか貧乏かがわかる
どちらの家を買いますか?
あなたは、40歳、妻、子供2人(10歳、6歳)の家族の世帯主として、年収が600万円、手持ち金が500万円あり、銀行から4,500万円の融資が受けられるとします。
同じ購入できる5,000万円の家が2つあります。家の広さ、南向き、住宅環境の良さはどちらも同じで好印象とします。さて、どちらを購入しますか?
- 新興住宅街(ニュータウン)新築一軒家。都心から電車で30分、最寄り駅からバスで15分。
- 都心部の駅近の築30年の中古マンション。
ほとんどの人が、「新興住宅街(ニュータウン)新築一軒家」を購入します。私の実家も当時は新興住宅地でした。でも、金持ち(資産増加)したいなら、
「都心部の駅近の築30年の中古マンション」を狙います。
私の家は古い中古マンションです。本当は新築に住みたいけど、戦略的に良い中古マンションを狙って住んでいます。
なぜ、新興住宅街(ニュータウン)新築一軒家ではないのか?を解説します。
そして、人は資産構築において2つのパターンに分かれます。
①損益計算書脳であること。つまり、「収入ー支出=自由に使えるお金」。家は新築一軒家が夢だけど、住宅ローン(借金)完済できるかいつも心配。収入増やすために労働時間をお金に変えている。
②バランスシート脳であること。つまり「資産を増やす生き方」。家は資産価値が上がる所を狙う。資産が上がるのは良い借金である。時間を大事にして資産をコツコツ増やす
でも、簿記、会計管理事務員になれってことではない!
●「損益計算書脳」は「貧乏脳」
●「バランスシート脳」は「金持ち脳」
の違いを解説します。ちょっと知るだけで資産が数千万円変わってきます!読み価値あり!
②損益計算書脳は貧乏脳
損益計算書とは
●「売上ー原価=利益」と小学生でも理解できる、わかりやすいものです。
つまり、
「収入ー支出=自由に使えるお金」
ですよね。
残業いっぱいして、その疲労感と達成感で、何か買っちゃおう!とか、おいしいもの食べに行こう!、旅行しよう!ってなっちゃいますよね。
損益計算書脳の思考パターン
●損益計算書脳の人が家(不動産)を買うときの思考は
- ローンが払いきれるか心配
- ローン相談員に不安をあおられる
- 収入を増やすための残業、昇進が必須と会社の言いなり
- 自分の時間をカネに変えている
損益計算書脳では資産が増えない
●実は、「損益計算書脳」では、資産が増えません。その理由は、
・資産増加の手段が、収入・時間の切り崩ししかないから
・支出や買い物に資産を上げる発想がないから
資産を増やす思考に気が付かない
「収入ー支出=自由に使えるお金」
の式で資産を上げる項目は収入しかありません。いくら収入とはいえ、多くのサラリーマンではたかがしれています。
資産価値が下がる家を購入するから、資産が増えない
●夢のマイホームですが、「新興住宅街(ニュータウン)新築一軒家」のローンを払い終えた30年後は、どうなっていますか? 「限界集落にあるぼろい家」ではないですか?
5,000万円の家が30年経過するといくらの価値になっているか考えていますか?
絶対5,000万円未満の価値で、下手したら数分の1以下に下がる可能性もあります。
ローンを払う家の資産価値は時間の経過とともに減っていく
金持ちになれるわけがない!
③バランスシート脳は金持ち脳
バランスシート
バランスシートは貸借対照表といいますが、下図のように、左に「資産」、右に「負債」に分けて両者を一致させるものです。
大事なのは、この図を使って、資産を増やす思考を鍛えることです。
先ほどの、金持ちになれる「都心部の駅近の築30年の中古マンション」を購入したとしましょう。
バランスシートの左側が家(5,000万円)
右上が借金(4,500万円)、右下が資金(500万円)で左右のバランスが取れています。
ここで、大事なのは、
左の資産を上げることを考えることです。
仮に、都心部の中古マンション市場に人気が上がり、6,000万円の価値になれば、
・左の資産は、5,000万円⇒6,000万円
・右上の借金は、4,500万円のまま
・右下の資産は、500万円⇒勝手に1,500万円に増加
しますよね。
何もしなくても、住んでいるだけで、資産が上がります。だから金持ちになれる!
資産をどう上げるかという発想が金持ち脳の切替え
是非、お金が減っていくだけの損益計算書脳から
資産を増やすバランスシート脳に切り替えましょう。
日頃の生活習慣も変わるので、積み重ねで結構な資産額が増加していきます。
住宅購入で本来心配すべきことが間違っている
住宅購入検討でよく相談するのが、
ローン返済ですよね。
この記事を読めば、「違う!」とわかるはずです。
その家は価値が上がるのか?
ローンの相談側は、ローンを組ませて、手数料がほしいだけではないでしょうか?
ホンモノの相談員なら、資産増加する家かどうか判断するはず。
住宅神話の本当の話
でも、昭和の時代から「夢のマイホーム」で、パパが家を購入して専業主婦の教育ママな、幸せモデルが今も浸透していますよね!
ここに、昭和と令和で唯一違う点があります。
一方、令和は、経済は横ばい。人口減少傾向。家は戦略的に買わないと負債になる
例えば、昭和20年代に世田谷の一軒家を購入した場合、1,000万円もしなかったでしょう。
その35年後は、バブル時代で、下手すると数億円まで価値が上がったわけです。35年暮らして、資産が1,000万円から数億円に上がれば、そりゃ金持ちになれますよね。お金貰って家に住むようなものですから。
昭和の経済発展で、「土地神話」信仰が出て、今もその名残りがあります。
高級住宅地の住民はなぜずっと金持ちなのか?
年収も高い、ともとも金持ちという理由もありますが、
家の資産が30年経過しても下がらないなら、家賃は30年間実質0円ですよね。
クイズに出した2つの家の30年後の資産を比較とすると、例えば4,000万円くらい差が出ます。この差はでかい!
– | 0年 | 30年後 | 差額 |
新興住宅地一軒家 | 5,000万円 | 1,000万円 | -4,000万円 |
都心部中古マンション | 5,000万円 | 5,000万円 | 0 |
今回は不動産の例で挙げましたが、他にも、
自動車、ブランド品、教育費、なども
資産を上げるものなのか? お金を垂れ流すもの(負債)なのか?をよく吟味する必要があります。
私自身も20代と今(40代)で随分価値観が変わりました。MBA取得した理由が強いかな
– | 20代 | 今 |
家 | 新興住宅地一軒家が持ちたい | 資産になる家 |
自動車 | マイカー持ちたい | 要らないから、手放した |
教育費 | 子供を名門塾、名門学校 | 子供が行きたいなら行かせる |
外食 | 自分にご褒美 | 自炊 |
労働 | 残業時間で稼ぐ | お金より時間が大事 |
つきあい | 交流を広げること大事 | 交流しない生き方 |
簿記で会計事務員はなぜ金持ちではないのか?
●唯一不思議なのは、
おそらく、
・勘定科目を正しく入れることに注力しているが、
・自己資産を増やす経営者の発想がないから
でしょう。
自分自身、いくらの資産が増えたかは計算していないけど、自分らしいいい生活ができています。
まとめ
【MBA】損益計算書よりバランスシートで考える人は金持ちを解説しました。
- ①家(不動産)の買い方で金持ちか貧乏かがわかる
- ②損益計算書脳は貧乏脳
- ③バランスシート脳は金持ち脳
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