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【MBA】外部環境分析ができる(3C,PEST,5F)

経営戦略

MBA_外部の課題

「外部環境分析で、どうやるの？」、「ISOに役立つの？」と疑問に思いませんか。

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【MBA】外部環境分析ができる
  • ①外部環境の分析は簡単にできる
  • ②3C,PEST,5F分析ツールの紹介
  • ③経営課題もISOも簡単に対応できる

①外部環境の分析は簡単にできる

経営課題もISOも外部環境分析は必須

●経営者以外は、経営課題なんて普段考えません。でも、ISO、ISO9001は担当の人も関わるものです。外部環境分析は、ISO9001 4.1に要求されます。

でも、ISO9001 4.1を読んでも頭に来ません。
でも、外部環境分析ツールがあれば楽勝です。

●しかも、3C分析,PEST分析,5F分析の3つのツールだけで十分!です。私もこの３つ分析ツールしか実務でも使っていませんが、楽勝に対応できます。

②3C,PEST,5F分析ツールの紹介

3C分析と5F分析

3C分析,5F分析ツールの使い方は、関連記事に書いています。

ISO9001 2015 4.1 組織及びその状況の理解 がわかる
ISO9001 2015 4.1 組織及びその状況の理解 がわかるを説明できますか？ 本記事では「内部の課題と外部の課題とは何か？」、「内部の課題と外部の課題はどのように考えればよいか？」、「実務や品質監査で要求されることは何か？」を実務経験をもとにわかりやすく解説します。ISO9001 に関わる方は必読です。

PEST分析

●4つの頭文字をとってPEST分析といいます。

  1. P(Politics)政治：政党、政治、法令などの変化による影響
  2. E(Economy)経済：各国の経済状況、経済政策による影響
  3. S(Social)社会：社会問題による影響
  4. T(Technology)技術：新技術開発による影響

●例えば、過去にあった、「自動車の排ガス規制」をPEST分析してみましょう。
・P：排ガス規制を法令化
・E：電気自動車補助金で普及化
・S：喘息などの病気の深刻化
・T：触媒技術開発
それぞれの観点から、自動車メーカはどんな施策を取るべきかが見えてきますね。

PEST分析

分析ツールの使い分け

●3つの分析ツールの使い分けは以下のとおりです。

  1. 自社のシェアを確認したい場合は3C分析
  2. 法令遵守、社会問題を確認したい場合はPEST分析
  3. 自社の周囲の関係性を確認したい場合は5F分析

③経営課題もISOも簡単に対応できる

フレームワークを駆使して、経営課題もISOも簡単に対応できることを解説します。

事例紹介

●自動車メーカーの場合で考えてみましょう。まず、分析ツールを使う前に、

自社って大丈夫なの？
どんな課題が外部にあるの？

という問いを立ててから、3C,PEST,5Fを使ってみましょう。

経営課題が簡単に分析できる

3C分析

●販売シェアはどうでしょうか？ 3C分析すると、

  1. C(市場)：自動車市場は国内低迷、アジア・北米は増加
  2. C(競合)：先進国、新興国ともに自動車メーカーの競争力アップ
  3. C(自社)：自社のシェアの維持・拡大が喫緊の課題

3C分析から、競争が世界規模で激化しており、海外でのシェア獲得が重要とわかりますね。

PEST分析

●ビジネスをする中で注意すべき点はどうでしょうか？

  1. P：環境クリーン法令が厳格化
  2. E：EVなどの普及化を推進
  3. S：SDGsなどの地球にやさしい製品の要求
  4. T：新型電池の開発競争

PEST分析から、環境にやさしい乗り物を届けることが重要とわかりますね。

5F分析

●自社の周囲との関係はどうでしょうか？

  1. 売り手：コロナ禍で部品供給が遅延、価格高騰
  2. 買い手：ユーザの価格交渉力が強まる
  3. 新規：新興国から自動車メーカが次々に誕生
  4. 代替：車に乗らない人の増加、リモートワークの普及
  5. 自社の周囲：競争激化

5F分析から、自社を取り巻く環境が厳しいことがわかります。

分析ツールからわかったこと

３つの分析ツールを使うだけで、たくさんの課題が見つかりますね。まとめると、

  1. 市場、競合による競争が激化
  2. 法令、SDGsによるクリーンな乗り物が必須
  3. コロナ禍で原価高騰と安価な乗り物の提供

ツールを使って、機械的に課題を抽出しましたが、説得力がありますよね。これを皆が「すごい」って勝手に思ってくれるんです。

ISO9001の要求事項も簡単に抽出できる

●MBAはISOの課題抽出も簡単にできます。

●ISO9001 4.1の要求事項による「外部の課題」を列挙すると、

注記2 外部の状況の理解は，国際，国内，地方又は地域を問わず，
法令，技術，競争，市場，文化，社会及び経済の環境から
生じる課題を検討することによって容易になり得る。

●「国際，国内，地方又は地域, 法令，技術, 文化，社会及び経済」
はPEST分析でカバーできますし、
「競争，市場」
は3C分析でカバーできます。

さらに、ダメ押しとして、ISO9001に頻出用語として「リスク」があります。
これは5F分析でカバーできます。

●品質監査で監査員から、「外部課題」を最初に聞かれます。3C,5F,PESTを駆使して
・市場
・競合
・自社
・利害関係者(売り手、買い手)
・新規参入と代替によるリスク
・法令遵守
・社会情勢・経済、環境
・技術
を回答していけば、完璧です！

ISOの外部の課題は
MBAの分析ツールがあれば楽勝です！
ISOの要求事項を暗記する必要はまったくありません。

MBAの分析ツールはどこでも、どの組織でも活用できます。

だから、勤務経験が無くてもツールで品質管理業務は対応できるのです！

まとめ

【MBA】外部環境分析を解説しました。

  • ①外部環境の分析は簡単にできる
  • ②3C,PEST,5F分析ツールの紹介
  • ③経営課題もISOも簡単に対応できる


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