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【MBA】内部環境分析ができる(SWOT)

経営戦略

「内部環境分析で、どうやるの?」、「ISOに役立つの?」と疑問に思いませんか。

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【MBA】内部環境分析ができる
  • ①内部環境の分析は簡単にできる
  • ②内部環境分析ツールの紹介
  • ③経営課題もISOも簡単に対応できる

①内部環境の分析は簡単にできる

経営課題もISOも内部環境分析は必須

●経営者以外は、経営課題なんて普段考えません。でも、ISO、ISO9001は担当の人も関わるものです。内部環境分析は、ISO9001 4.1,7.1に要求されます。

でも、ISO9001 4.1,7.1および7.2を読んでも頭に来ません。
でも、内部環境分析ツールがあれば楽勝です。

●しかも、SWOT分析,経営の三要素「ヒト・モノ・カネ」の2つのツールだけで十分!です。私もこの2つ分析ツールしか実務でも使っていませんが、楽勝に対応できます。

②内部環境分析ツールの紹介

実は、内部環境分析は、関連記事にある、外部環境分析ほど、分析ツールはありません。

【MBA】外部環境分析ができる(3C,PEST,5F)
自社の課題は何か?と聞かれて即答できますか? 本記事では経営課題やISOで要求される外部の課題をMBA分析ツールを使って簡単に課題抽出できるよう解説します。簡単ですぐにマスターできるので必読です!

SWOT分析

SWOT分析の使い方は、関連記事に書いています。

ISO9001 2015 4.1 組織及びその状況の理解 がわかる
ISO9001 2015 4.1 組織及びその状況の理解 がわかるを説明できますか? 本記事では「内部の課題と外部の課題とは何か?」、「内部の課題と外部の課題はどのように考えればよいか?」、「実務や品質監査で要求されることは何か?」を実務経験をもとにわかりやすく解説します。ISO9001 に関わる方は必読です。

●SWOT分析は、複雑に使う人もいますが、シンプルに
・S(Strength):自社の強み
・W(Weakness):自社の弱み
・O(Opportunity):自社のチャンス
・T(Threat):自社にとっての脅威
の4点を考えましょう。

経営の三要素「ヒト・モノ・カネ」

●経営に関する、最もベーシックな分析ツールは「「ヒト・モノ・カネ」で、よく耳にする言葉です。

経営に必要な3つのリソースですが、詳細は以下のとおりです。

  1. ヒト:力量、業務、育成、経験
  2. モノ:設備、機械、材料、情報ツール
  3. カネ:収益(売上、原価)

頭の整理がしにくいフレームワークは使わない方がよい

●よく、「モノ」として4M分析(Man,Machine,Method,Measure)もよく使いますが、個人的には、使いません。その理由は、
Man,MachineとMethod,Measureは粒度が違うからです。
つまり、設備、機械、材料、情報ツールと、手法、測定は英語は同じMで始まっても、
別物だからです。

粒度やカテゴリが違うのに、無理に統合したQCツールがいっぱいあります。むしろ使わない方が頭の整理がしやすいです。例えば、
・4M
・QC7つ道具
・新QC7つ道具
・など

例えば、QC7つ道具は、
・パレート図
・特性要因図
・グラフ
・ヒストグラム
・散布図
・管理図
・チェックシート
ですが、散布図やパレート図はグラフの一部なのに、どうして並列に並ぶのか?疑問に思いませんか?

粒度をそろえて整理しやすくすると、QC7つ道具は、こうなるべきです。
・グラフ:パレート図、グラフ、ヒストグラム、散布図
・図:管理図、特性要因図
・表:チェックシート
つまり、分類すべきカテゴリーの粒度をそろえた方が理解しやすいはず。

1つ上の階層で分けると、
「グラフ」、「図」、「表」の3つを用意して、各カテゴリーでよくつかうQC道具を並べるとよいでしょう。

新QC7つ道具はどうなるか?わかりやすい分類に変えるとよいでしょう。

分析ツールの使い分け

●2つの分析ツールの使い分けは以下のとおりです。

  1. 内部資源を確認するなら、「ヒト・モノ・カネ」
  2. 自社の内部環境の強み、弱みを確認したいならSWOT分析

内部環境分析の事例

●「まちのパン屋さん」をあなたが経営したとして、あなたの店の内部環境分析をしてみましょう。

「ヒト・モノ・カネ」

●ヒト:夫婦で営む、今は元気だけど、何歳まで継続できるか心配
●モノ:設備、機械が古くなってきたけど改修する余裕はない。パン生地の原価が高騰気味
●カネ:新しい住民は少なく新規顧客による売上増は見込めない。資金繰りが最近しんどい

SWOT分析

●・S自社の強み:夫婦経営なので、販売量などの臨機応変な対応ができる
・W自社の弱み:夫婦の体力が減り、新商品開発が難しい
・O自社のチャンス:最近、まちのイベントが増えて、販売機会が増加
・T自社にとっての脅威:コンビニや競合パン屋さんが周囲に出始めている

いかがでしょうか? 2つのツールを駆使すると、まちのパン屋さんの大変さがよく理解できます。
●人的リソースの限定、高齢化、
●機械、設備の老朽化
●材料の高騰化
●競合店による売上減
それでも、毎日パン屋さんを営み続けるのは素晴らしい事です。

③経営課題もISOも簡単に対応できる

フレームワークを駆使して、経営課題もISOも簡単に対応できることを解説します。

ISO9001の要求事項も簡単に抽出できる

●MBAはISOの課題抽出も簡単にできます。内部環境分析は、
・ISO9001 4.1
・ISO9001 7.1 資源
で確認されます。

●ISO9001 4.1の要求事項による「内部の課題」を列挙すると、

注記3 内部の状況の理解は,組織の価値観,文化,知識及びパフォーマンスに関する課題を検討することによって容易になり得る。

●ISO9001 7.1の要求事項による「内部の課題」を列挙すると、

7.1 資源
7.1.1 一般 a) 既存の内部資源の実現能力及び制約
7.1.2 人々
7.1.3 インフラストラクチャ
a) 建物及び関連するユーティリティ
b) 設備。これにはハードウェア及びソフトウェアを含む。
c) 輸送のための資源
d) 情報通信技術
7.1.6 組織の知識

●要求事項が結構長文で、理解が難しいです。でも、2つの分析ツールを使えば網羅できます!
・「ヒト・モノ・カネ」
・SWOT分析
なお、ISO9001は「カネ」の要求事項はありませんから、「モノ・カネ」だけです。

まちのパン屋さんの事例ですぐ、分析の概要が理解できたはずです。これでも十分、内部環境分析ができます。

QCプラネッツも、業務で内部環境分析をする際は、この2つの分析ツールを使っています。

ISOの内部の課題は
MBAの分析ツールがあれば楽勝です!
ISOの要求事項を暗記する必要はまったくありません。

MBAの分析ツールはどこでも、どの組織でも活用できます。

だから、勤務経験が無くてもツールで品質管理業務は対応できるのです!

まとめ

【MBA】内部環境分析を解説しました。

  • ①内部環境の分析は簡単にできる
  • ②内部環境分析ツールの紹介
  • ③経営課題もISOも簡単に対応できる


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