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ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる

第一者監査(内部監査)

「品質監査で監査員やっているけど、メリットがわからない」、「品質監査して何が得られるのか?がわからない」、と困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる
  • ①監査員をやるメリットとデメリット
  • ②人間力が高まる
  • ③他組織のノウハウが学べる
  • ④品質から経営が学べる
  • ⑤顔が広がる

①監査員をやるメリットとデメリット

はっきり言って、メリットしかありません。メリットを伝える品質担当が少ないか、伝えるのが下手なのかわかりませんけど。

監査員をやるメリット

メリットが多いです。やらなあ損!です。

  1. 人間力が高まる
  2. 他組織のノウハウが学べる
  3. 品質から経営が学べる
  4. 顔が広がる

監査員をやるデメリット

もちろん、デメリットはあります。でも、すぐ解決できますよ。メリットの方が効果大です。

  1. 監査が面倒くさい(すぐ慣れます)
  2. 監査の勉強が大変(すぐわかります)

監査員になって、監査質疑しましょう。普段の業務の意義や組織経営のあり方が見えるようになります。

ここから、監査員をやるメリットを4つ挙げます。

②人間力が高まる

人間力とは

ここでいう人間力とは、「あなたの能力」、「相手への配慮」、「リーダーシップ」などです。

あなたの能力が上がる

まずは、ISOや組織内の品質マネジメントシステムの概要や専門用語を勉強するので、能力が上がります。

慣れてくると、その目的や意義を自分で考えるようになります。

自分で考えると、今まで当たり前だった業務の意義がわかったり、周囲の人への指導力が高まります。

目的思考が身につくので、能力向上します。

さらに、 ISOや組織内の品質マネジメントシステムの使いにくい用語をわかりやすく解説できると、相手にわかりやすく説明できる能力もアップします。

相手への配慮

●「品質はこうあるべき」という型が、あなたの中でできてきます。しかし、実際の組織はその理想からずれた現実があります。

理想に近づけない現状を考慮した上で、改善指導ができるようになります。

品質監査で、べき論を相手に突きつけるのは簡単であるが、絶対受け入れてくれない。理想に近づけられない壁を考慮した上で、相手ができる改善策を提示するのが監査員の腕の見せ所。

相手への思いやる心がなければ、監査員はできません。

リーダーシップ

監査質疑中は、監査員自体が孤独との闘いです。

  1. 相手にちゃんと質問が伝わっているか?
  2. 相手は怒っていないか?
  3. 自分が出した質問に意味はあるのか?
  4. 監査にいるメンバーを引っ張っていけているか?

いろいろ悩みながら、質問しているのです。これだけ悩むのは、あなたのリーダーシップが成長痛を伴って、成長しようとしているから。

リーダーに向いていなそうな人も、監査経験を通じてリーダーシップが身に付きます。

③他組織のノウハウが学べる

質疑が最大の学び

相手の心を開いてもらうには、自分の心を相手に開くことです。

相手へ教えたり、質問することは、実は相手から学ぶことでもあります。

監査なので、強制的に質疑応答になりますが、自分の考えた質問と相手が考えた答えですから、それぞれそのノウハウや背景があります。互いに工夫や苦労している点を共有しましょう。

質疑応答をともにした経験も、相互の良い関係性をつくる上で重要です。いい勉強機会なんです。

④品質から経営が学べる

質疑こそ最大の学び

品質監査員で質疑してほしい理由は、

相手にわかりやすく質問できるには、品質マネジメントシステムやISOをしっかり理解できるよう勉強が必要だから
品質管理、ISOの教科書や組織内教育をやっても、受講者には身についていません。品質管理、ISOを身に着けてもらうには質問できる環境に追いやるのが一番

なので、監査員は品質管理担当以外の組織の人にお願いしましょう。品質管理以外の組織の人も、品質を勉強するよいチャンスだからです。

品質は手段、目的は何か?

当たり前の質問が、当たり前に答えられないのですが。

なぜ、品質は重要なのか?

って、すっと答えられますか?

品質の目的は何か?

品質の目的を考えることが重要で、
●収益
●社会的責任
●継続的成長
●愛
とかいろいろ出て来るはずです。

品質の目的は、まず収益(経営)だ、と考えてください。

技術側も経営を勉強すべき

つまり、「品質は経営学ぶ玄関口」です。

品質を診れるのは、技術側です。
でも、技術側は経営に興味がない人がほとんど

経営を学ぶのはなぜ重要か?

周囲に経営がわかっていない人が多いので、強く感じます。経営を学ぶのが重要な理由を挙げます。

  1. 組織運営するメカニズムを理解するには経営学が必須
  2. 経営を知らないと経験と勘で組織を見たり動かそうとする
  3. 品質改善のアプローチは経営の観点で言わないと相手は動かない
  4. 品質不正のメカニズムは経営課題なのに、技術部門と品質部門だけの問題と狭くとらえがち

つまり、

経営ノウハウを知らないと、品質改善を動機づけるのが難しい。経営を知らない技術や品質の担当がチェックしても表面的な対策しか出てこない

なので、
●品質管理⇒経営
を勉強して、
●管理職⇒経営陣へ
と歩む道に進みましょう。

⑤顔が広がる

どんな組織でも品質管理部門は1部門です。大きな組織になれば、1部門で多くの部門を監査する必要があります。

多くの部門の人と関わる機会なので、相手に名前を覚えてもらえるチャンスです。

相手への良いイメージを覚えてもらえれば、その後の組織な政治力も高まります。

地味な品質監査でも、出世に効果的なメリットが満載です。組織内でいろいろな活動をやってきた人が上にあがるのも納得できます。

是非、品質監査の監査員を申し出てみてください。

まとめ

ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットをわかりやすく解説しました。

  • ①監査員をやるメリットとデメリット
  • ②人間力が高まる
  • ③他組織のノウハウが学べる
  • ④品質から経営が学べる
  • ⑤顔が広がる


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