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【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる

QC検定®3級

「QC検定®3級でよく出る、苦情とクレームの違いがはっきりわからない」、と困っていませんか?

こういう疑問に答えます。

本記事のテーマ

【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
苦情とクレーム
顕在クレームと潜在クレーム
違いを明確にしましょう。
言葉の定義を明確に分けましょう。そのまま暗記すると後で頭が混乱しますよ。
  • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
  • ①苦情、クレームとは
  • ②苦情とクレームの違いがわかる
  • ③実務における「苦情」を調べる方法

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●商標使用について、
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

【QC検定®3級】勉強方法がわかる
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①苦情、クレームとは

「苦情」、「クレーム」はどちらも、「顧客が怒っているトラブル対応」ですね。言葉の違いを意識せず、普段使っている用語でしょう。本記事では、「苦情」、「クレーム」の違いを明確に解説します。

①苦情とは

●「苦情」とは、

何らかのトラブルに不満を感じた顧客がその不満を表す行為

②クレームとは

●「クレーム(claim)」とは、

商品・サービスに関して、直接的に損害を受けた場合の請求行為

●定義を見ると、何となく違いがわかりますね。

③苦情とクレームの違いがわかる

「苦情」、「クレーム」の違いが分かりにくい理由

「苦情」、「クレーム」の違いが分かりにくいのは、

  1. 日本語と英語を両方使っているからわかりにくい

違いをはっきりさせましょう。

違いをはっきりさせる

●意味の違いがはっきりわかるように用語を変えてでも、区別しましょう。
・「苦情」は、まだトラブルが発生してないけど、不平不満な状態
・「クレーム」は、トラブル発生して、損害請求がある状態

なので、次の用語の使い分けはいかがでしょうか?

●案1
・「苦情」⇒「不平不満」に変える
・「クレーム」⇒「損害請求」に変える
わかりやすく、日本語で統一する。

●案2
・「苦情」⇒「コンプレイン」に変える
・「クレーム」⇒「クレーム」のまま
わかりやすく、英語で統一する。

いかがでしょうか?
「苦情」の「不平不満」の意味が入り、
「クレーム」の「請求」の意味が入るので
わかりやすくなりました。

日本語と英語の両方を作ってみました。どちらが使いやすいでしょうか?英語の方がシンプルですかね?個人の好みかもしれません。

わかりにくい用語は、自分で考えて、説明しやすい用語に変えてもOKです。

大事なのは、意味の違いを理解すること

用語や定義はあくまで手段にすぎません。
大事なのは、意味の違いを理解して、顧客からの「苦情」、「クレーム」を減らすことです!

意味の違いを明確にしましょう。

●「苦情」は潜在(まだ発生していない、これから発生しうる)
●「クレーム」は顕在(発生したもの)

「潜在」、「顕在」の意味で用語の使い分けをしてもOKですね。これが最もシンプルかもしれません。

実際は、

●顕在化した「クレーム」1件に対して、
●潜在する「苦情」は何件潜んでいるか? 100件? 1000件?

「ハインリッヒの法則」や「氷山の一角」などの用語もありますが、
顕在化したものはそのまま対処すればよいが、
その背後にある潜在しているリスクは山のようにあるので要注意!
と心得ておくべきです。

是正処置

●顕在化した「クレーム」より、
●潜在する「苦情」がどれくらいあるか?を日頃から想定しておく必要があります。

③実務における「苦情」を調べる方法

「クレーム」は実害を被りますが、改善処置すればOKです。意外と簡単ですよね。

一方、潜在する数多くの「苦情」を未然に減らして、顕在化した「クレーム」を未然防止することが難しいです。でも重要です。

では、どうやって、潜在する数多くの「苦情」を未然に減らすかを考えてみましょう。

キーポイントは、「コミュニケーション」です。

2つのコミュニケーションを見逃さない

コミュニケーションは2種類あります。

  1. 言語的コミュニケーション
  2. 非言語的コミュニケーション

言語的コミュニケーションは、会話や情報のやりとりで実際に出て来るものに対して、
非言語的コミュニケーションは、言葉は無いが、態度、雰囲気、表情、姿勢などから伝わってくるものです。

顧客の態度を注視することが大事

●顧客からの評価や感想がもらえる場合は、「言語的コミュニケーション」として、組織内に情報共有できます。これは簡単です!でも、あまりもらえることは少ないでしょう。

●一方、顧客からの言葉や評価がない場合は、「非言語的コミュニケーション」として、よく相手を観察する必要があります。何等かの不満があれば、打合せ中に態度などで見えるはずです。

直接会話や評価がもらえなくても、「何かあったのかな?」とわかるところに、「潜在する苦情」があるでしょう。

直接、納入した製品の感想を質問しなくても、「最近こうだよね!」と言われたら、その回答から想定しうる、不平不満を想定できるはずです。

例えば、
・「最近、来るのが遅い!」⇒納期や組織内の動きのまずさがある
・「そうじゃないよ!」⇒仕様の質が悪く、ヌケモレがある
など、言葉から類推できる組織の課題を考えることが重要です。

「苦情」と「クレーム」の使い分けも大事
でも、一番大事なのは、見えない「苦情」を速く見抜いて改善することですね。

まとめ

【QC検定®3級】苦情とクレームの違いをわかりやすく解説しました。

  • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
  • ①苦情、クレームとは
  • ②苦情とクレームの違いがわかる
  • ③実務における「苦情」を調べる方法


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