【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
「QC検定®3級でよく出る、PL法は、どこをおさえておけばよいかがわからない」、と困っていませんか?
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
品質管理担当が理解しておくべきところを伝授
(法律の詳細が知りたいなら、法律の専門家に聞こう)
- ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
- ①PL法でおさえておくべき8項目
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。
QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。
【QC検定®3級】勉強方法がわかる QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。 |
考えて活かせる品質管理を伝授します。
①PL法でおさえておくべき8項目
8項目
- (i)PL(製造物責任)法の背景
- (ii)製造物責任(PL)とは?
- (iii)PL法で定義する製造物
- (iv)PL法で定義する3つの欠陥
- (v)PL法と免責
- (vi)PL法の2つの時効(3年,10年)
- (vii)PLPとPLD
- (viii)PL法に関わる部署
(i)PL(製造物責任)法の背景
PL
とは製造物責任の略で、英語では、Product Liabilityといいます。
●PL(製造物責任)法の背景
製品の欠陥で被害にあっても、被害者が加害者側を立証するのが困難であり、泣き寝入り状態でした。
(ii)製造物責任(PL)とは?
おさえるべき3項目があります。
●製造物責任(PL)とは?: ある製品の欠陥が原因で生じた人的・物的損害に対し、製造者が負うべき賠償責任
●無過失責任: 故意・過失がなくても損害賠償の責任を負うこと
●PL法の制定年:1994年
(iii)PL法で定義する製造物
(iv)PL法で定義する3つの欠陥
●「製造上の欠陥」,「設計上の欠陥」,「指示・警告状の欠陥」の3つがあります。
●3つの欠陥
・「製造上の欠陥」⇒製造過程における何らかの事象によって生じた欠陥
・「設計上の欠陥」⇒設計そのものの欠陥(設計ミス、仕様のヌケモレ)
・「指示・警告状の欠陥」⇒取扱説明書の記載不備など、適切な警告・リスクに対する情報や指示などを記載しないために生じた欠陥
(v)PL法と免責
●おさえておきたい「開発危険の抗弁」
(vi)PL法の2つの時効(3年,10年)
●「3年」,「10年」の2つがあります。
・損害および賠償義務者を知った時点から3年の消滅時効
・製造物を引き渡してから10年経過した場合
(vii)PLPとPLD
●この2つの概念も抑えましょう。
●製造物責任予防(PLP):事故発生自体を未然に防止するための活動
●製造物責任防御(PLD):製造物責任を最小限にするための活動
●略語
P:Prevention(防止)
D:Defence(防御)
でおさえる。
PLPとPLDの具体的な対策例
●製造物責任予防(PLP)の場合
⇒FMEA/FTA等を活用したリスクマネジメント、デザインレビューの実施、上流品質の作りこみ
●製造物責任防御(PLD)の場合
⇒訴訟に備えた文書管理、関連業者との契約の整備、社内体制の構築、保険、マスコミへの対応、被害者への対応
(viii)PL法に関わる部署
●品質管理、法務、広報、営業、設計、製造、保守 って全部門?なんですよ!
あなたもかかわるPL法です。法律は難しいので、上の8項目を理解しておけば、実務ではOKですし、QC検定®どの級でもPL法で点数が稼げます。
まとめ
【QC検定®3級】PL法をわかりやすく解説しました。
- ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
- ①PL法でおさえておくべき8項目
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