【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
「QC検定®3級でよく出る、PDCA,SDCA,OODAを暗記しただけで、これらのサイクルを実際にうまく回すにはどうすればよいかがわからない」、と困っていませんか?
こういう疑問に答えます。
本記事のテーマ
でも、本質をしっかり理解する方がもっと大事!
- ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
- ①PDCAがわかる
- ②SDCAがわかる
- ③OODAがわかる
①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。
QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。
【QC検定®3級】勉強方法がわかる QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。 |
考えて活かせる品質管理を伝授します。
①PDCAがわかる
PDCAとは
●超有名なのであえて解説ほどではありませんが、
・P:Plan(計画)
・D:Do(実行)
・C:Check(評価)
・A:Action(行動)
ですね。
PDCAの適用場面
●ところで、PDCAという言葉を最初に聞いたのは、いつ・どこでしょうか? 小中校大? 入社してから? それとも最近? まさか、本記事?
●「PDCAを回せ」と言われても、回し方を知らない、身についていないとできません。
PDCAを知らなくても、知らないうちにPDCAを回せるようになっていませんか?
そうでないと、大人になってから新しい習慣を身に着けようとなると数年はかかりますよね。
PDCAの習得方法
●品質管理のベースとなるPDCAは、
幼少のころから習得しています。逆にいうと、幼少から身に着けたものを活かしたのが品質管理といってもよいでしょう。
●意外とたくさんあります。
・悪いことをして友人、先生、親に怒られた、次は怒られないようにしよう。
・宿題、テスト、習い事
・受験勉強で目標の学校を目指した。
・中高の定期試験で目標の点数を目指した。
・中高の部活で心身を鍛えた。よく先輩や顧問に叱られた。
など
子供の頃の多くの思いでや経験からPDCAが知らない間に身に着けています。
QCプラネッツでは、難しい用語であるQMS(品質マネジメントシステム)は学校の勉強や部活の思い出をテーマにしてわかりやすく説明しています。つまり、社会人になる前から、品質管理の基礎を習得して自身を鍛えてきたはずだからです。
5分でわかる品質用語 品質管理に急に関わるようになったあなた。難しい品質管理用語を丸暗記しても理解できず困っていませんか?本記事では、学生時代の思い出から品質管理用語をわかりやすく解説します。すぐに品質管理用語を使いこなせたい方は必見です。 |
●なので、あなたなりのPDCAの回し方をすでに学生時代に身に着けたはずで、それを社会人になってからも組織のPDCAに合わせやすいわけです。
だから、品質管理を理解できていない、苦手でも、品質管理ができるんですよね!
②SDCAがわかる
SDCAとは
●超有名なのであえて解説ほどではありませんが、
・S:Standardize(標準化)
・D:Do(実行)
・C:Check(評価)
・A:Action(行動)
ですね。
●試験でPDCAが出たら、ついでにSDCAでS(標準化)も点数化したいところです。
でもSDCAって何かちゃんと説明できますか?どんな場面でPDCAやSDCAをそれぞれ活用するか友人に説明できますか?
SDCAの適用場面
●PDCAよりは使用頻度は少ないですよね。次の2つくらいでしょうか?
- PDCAをいくつか回して、各担当者の行動や、業務工程を共通化・ルール化した方がよいと分かった場合
- 是正処置など、改善が必要で、再発防止にルール化や仕組化が必要な場合
●前者は、自発的な取り組みですが、後者は、半強制的な取り組みです。どちらかといえば後者の方が実務上は多いですね。
●標準化は「良いイメージを持つ人」と「嫌なイメージを持つ人」がいます。
・業務効率改善、業務価値創出したい人は前者
・変化を嫌う保守的な人は後者
標準化に対する思いは同じ組織内でも両極端なイメージを持つ人がいます。
急な標準化に抵抗する人は組織に必ずいます。だから、是正処置など、改善など、標準化を強制しないと再発防止できないような状況でないとSDCAは回しにくいと考えられます。
本来は、変化を拒む抵抗勢力は組織から排除して、上へ上へと目指すべきですが、現実はそうできないでしょう。
SDCAの習得方法
●自発的にSDCAを回したい方について解説します。
●標準化まで行きつくには、
・業務の全体が俯瞰できる力、経験が必要
・常に外部から標準化に活かせる情報を収集が重要
・組織内のメンバーを巻き込む力、リーダーシップ、信頼
結構、標準化は大変ですね。上司の権限で強制的にSDCAやっても、みんな回ろうとしませんから、普段からの周囲からの評価が重要となります。
でも、そんな人、そんなにいませんから、個人レベルのPDCAが回るのが組織の現状と考えてよいでしょう。
③OODAがわかる
OODAとは
ここ数年で急に出てきた「OODA」があります。ちょっと解説します。
●超有名なのであえて解説ほどではありませんが、
・O:Observe(観察)
・O:Orient(状況判断)
・D:Decide(決定)
・A:Action(行動)
ですね。
PDCAのAだけ一緒ですね。
●でも、OODAは新しい概念でも何でもありません。
緊急事態の対処や、高速行動で相手を圧倒させたい場合に回すものです。
OODAの適用場面
PDCAとの違いは、
●PDCAはじっくり計画立てて、一定期間実行して評価、フィードバックする、1サイクルが長い。
●OODAは速く何度もサイクルを回しながら、優位な立場を獲得する。
そして、
●PDCAは古い(昭和?)
●OODAは今風(令和?)
な感じでしょうか?
OODAは、現場で状況を見ながら速い意思決定して実行します。現場やベンチャー企業、軍隊のイメージがあります。
PDCAは、組織(本社)の管理職が年間の業務・QMS(品質マネジメントシステム)・ISO9001を回すイメージがあります。
OODAの習得方法
でも、トラブル発生時の緊急事態の対応は基本OODA
品質管理は古風なので、OODAの波に乗らず、基本PDCAで十分です。しかし、緊急事態など、一刻を争う事態では、OODAサイクルを自然と回すはずです。
例えば、
・災害で病院が停電し、生命維持装置が止まり、すぐに復電しないといけない場合
・火災が発生し、消化を迅速に急ぐ必要がある場合
・事故や怪我は発生し、迅速に負傷者を救援する場合
・製造現場で装置が壊れ、すぐに修復が必須な場合
まさに、「火事場の馬鹿力」が必要な場合、ゆっくり・じっくり計画立ててPDCAを現場でやっている場合ではありませんよね。
その場合は、
・O:Observe(観察) 現場・現物・現実を観察して
・O:Orient(状況判断) 現場にいるメンバー、連絡がつく上司と状況判断して
・D:Decide(決定) 応急処置など処置方法を迅速に決定して
・A:Action(行動) 緊急事態を脱するよう行動する。
と考えるとOODAは「しんどいサイクル」ですね。
しかし、緊急事態の場合はOODAサイクルが自然に発生しますね。
緊急時のOODAサイクルを回せるためには、普段から、
ヤバい状況を想定したリスクマネジメントが必須です。
まとめ
【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAをわかりやすく解説しました。
- ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
- ①PDCAがわかる
- ②SDCAがわかる
- ③OODAがわかる
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