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  • 外部審査の審査する側・される側の関係がわかる

    外部審査の審査する側・される側の関係がわかる

    「外部審査って厳しいの?」、「審査側とどう付き合えばよいかわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    外部審査の審査する側・される側の関係がわかる
    • ①審査者の顧客は被審査側
    • ②本来は独立した関係で審査したいが
    • ③事務局(品質管理担当)の調整が肝
    • ④目的は品質向上・組織の発展

    本記事の結論

    外部審査の審査する側・される側の関係は
    誰が審査側にお金を払っているかでわかります。

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    ①審査者の顧客は被審査側

    審査の費用はだれが払っているのか?

    単純に、

    審査される側が、審査する側に審査費用やISO認証費用を支払います。

    外部審査

    現状はお客様を審査

    審査する方は、お客様を審査するわけで、お客の顔を伺いながら、審査すると甘い審査結果になりがちです。

    そうならないように、被審査側の品質管理部門が間に入って、審査する・される両者の独立な空気を作る事が大事です。

    とは言っても、審査員の中には、主観で審査する人や、被監査側の依頼を聞こうともしない人もいます。そういう審査員は随時交代するなど、納得できる質疑で審査してもらうよう、顧客として要求します。

    客づらは良くないが
    良い審査になるよう審査側に要望は出すべき

    ②本来は独立した関係で審査したいが

    例えば、下図のように間に第3者機関を入れることも考えられます。

    部屋を貸す・借りる両者の間に入る賃貸の仲介業者とか、
    出品者と購入者の間に入るフリマアプリ業者とか
    のイメージです。

    外部審査

    仲介のメリット・デメリット

    現状はISO認証の審査には、審査側と被審査側の間には仲介はいません。なぜでしょうか? 仲介のメリットとデメリットを考えましょう。

    仲介のメリット

    審査側、被審査側は完全に独立なので
    互いに本音で審査に望めること

    いいですね。なら、仲介業者を起業してISO認証で一儲けできそうです。
    でも、ないですよね。デメリットは何でしょうか?

    仲介のデメリット

    ●互いの要望を受け取るのに時間や手間がかかる。
    ●忖度なしの審査だと審査・被審査の関係が悪化しがち。

    現行のように、直接互いの要望を聞いて、両者の良い関係を構築するのが良いと考えます。

    ③事務局(品質管理担当)の調整が肝

    質のよい審査ができる環境をサポート

    実際に、審査する側とされる側の間に入るが、審査される側の事務局です。

    確かに、審査される側が費用を払うが、
    これを被審査部門に言わなければ、意外と組織内に知られることはない。
    意外と、審査する・される側の独立性が保てる。

    事務局(品質管理担当)の調整って、見えないし、地味だけど、品質維持・向上やISO認証継続にはとても重要なんです

    ただ、審査の計画すればいいのではなく、
    組織の品質維持・向上を支える重要な業務なんですね。

    こう書くと、事務局(品質管理担当)の人は救われるかな?

    審査員も対顧客審査であることはわかっている

    ほとんどの審査員は対顧客審査であることを十分認識しています。それと同時にISO認証にふさわしい組織かどうかも見なければなりません。

    対顧客への丁寧な対応と、ISOのあるべき審査が求められます。

    納得できる質の高い審査質疑をしてもらった方が、組織の品質向上につながるし、費用対効果が出るで、お互いに良い関係につながる。

    被審査側はISO,QMSに集中させること

    審査の裏側をいろいろ解説しましたが、

    被審査側はISO,QMSに集中しましょう。

    品質管理担当が、被審査部門出身で、被審査部門の同僚とつながっていることがよくあります。互いの業務の愚痴を言い合うのはOKですが、審査の裏側まではべらべら話さないでください。

    品質管理部門は、本来、組織内で独立した位置にあるべき

    品質管理担当が、被審査部門から見て、「この人誰?」くらいがよいでしょう。組織内で知らない人同士なら、緊張感が保てます。

    ④目的は品質向上・組織の発展

    手段に目が行き過ぎない事

    外部審査の裏側を解説しましたが、それはそれで、組織内の業務の品質が向上できることが最も大切です。

    内部監査、外部審査を通じて、1年に1回でも組織内の業務のやり方やあり方を見直しましょう。

    ●毎年審査結果に問題ないが、
    ・メンバーの長時間労働が多いのはよいのか?
    ・審査に出てこない、メンタル不調者増加しててよいのか?
    ・IT導入が遅く、いつまでも効率の悪い業務でよいのか?
    ・経営陣のぱっとしない目標でよいのか?
    など、

    品質監査には言いたくない、本当の課題が組織・部門にはそれぞれたくさんあります。

    監査・審査を切り抜けるのが目的になっていて
    組織・部門内の不満がずっと変わらないことは大いにある

    本当は、言えない不満をリスクと課題に挙げて、品質目標に入れるようにしたらいいのでしょうけど、ただでさえ多忙な業務があるので、なかなかそこまで首をつっこんで指示・指摘はできません。

    品質管理の指摘とはいえ
    相手が解決・達成できる課題にしないといけません。

    自組織の発展につながる審査をサポート

    ISO認証審査では、「ISOの要求事項を満たしているか」の観点で審査しますが、同時に、自組織の発展につながる課題や良い事例を審査官からいっぱい抽出してもらいましょう。

    外部の審査官が指摘して報告書を書いてもらったら
    対応しないといけない。
    だから、強制的に課題解決や発展につながる

    自分を自ら変えることは非常に難しいです。自組織なら、いろいろな意見があるので、なおさら変革するのは難しいです。だから、外から言われた方がよいですね。

    指摘対応は短期的には面倒くさい
    けど、その積み重ねがその組織の強さに変わる
    強くなる組織のために品質部門はサポートしましょう。

    外部審査の裏側を理解した上で、自組織がより強くなるよううまく審査を活用しましょう。

    まとめ

    外部審査の審査する側・される側の関係をわかりやすく解説しました。

    • ①審査者の顧客は被審査側
    • ②本来は独立した関係で審査したいが
    • ③事務局(品質管理担当)の調整が肝
    • ④目的は品質向上・組織の発展

  • 内部監査の進め方がわかる

    内部監査の進め方がわかる

    「内部監査ってどうやって進めるの?」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    内部監査の流れがわかる
    • ①事務局が立てる計画
    • ②監査実施までの準備
    • ③内部監査実施
    • ④監査まとめ
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    ①事務局が立てる計画

    事務局が立てる計画は3つあります。

    1. 関係者のアサイン
    2. 工程計画

    関係者のアサイン

    関係者は、
    ●監査する監査員(質疑するリーダと、記録するサブ2名1セット)と
    ●監査される被監査部門の窓口
    です。受査されるのは、その部門の役職者ですが、窓口として担当者に割当てることが多いです。

    監査員は監査員名簿を作成して、育成目的で監査依頼します。監査員については、関連記事で解説しています。

    誰でもいいってわけではなく、この人に監査員を!という人をアサインします。

    被監査部門の窓口担当者は、意外と長年同じ人がやっています。なので早めに内部監査を計画する事務局担当者は、窓口担当者と仲良くなっておきましょう。

    品質管理担当とはいえ、低姿勢が重要です。監査を心地よく進めたいからです!

    工程計画

    具体的に部門と監査日時を決めます。実際は監査員と被監査部門の日程調整が必要になりますが、最初は工程を埋めます。あとで調整できますと説明すればよいです。経験上、8割くらいは先に決めた日程で実施されます。

    次に、工程を考えます。例えば、組織内に30部門(15部門は本社、15部門は支社店(全国))としましょう。距離感をつかんでほしいので地図を載せます。まずは、コロナ禍前のリモート監査しない、現地に行く場合を想定します。

    内部監査

    下表に具体的な割当表を置きます。

    No 場所 部門 時間 監査リーダー 監査員
    1 東京 営業1 午前1 ?? ??
    2 東京 営業2 午前1 ?? ??
    3 東京 営業3 午前1 ?? ??
    4 東京 営業4 午前1 ?? ??
    5 東京 営業5 午前1 ?? ??
    6 東京 営業6 午後1 ?? ??
    7 東京 営業7 午前1 ?? ??
    8 東京 技術1 午後1 ?? ??
    9 東京 技術2 午後1 ?? ??
    10 東京 技術3 午後1 ?? ??
    11 東京 技術4 午後1 ?? ??
    12 東京 技術5 午後1 ?? ??
    13 東京 技術6 午後1 ?? ??
    14 東京 企画 午後1 ?? ??
    15 東京 品質 午後1 ?? ??
    16 中部 営業1 午前1 ?? ??
    17 中部 営業2 午後1 ?? ??
    18 中部 技術1 午後2 ?? ??
    19 関西 営業1 午前1 ?? ??
    20 関西 営業2 午後1 ?? ??
    21 関西 技術1 午後2 ?? ??
    22 北陸 営業1 午前 ?? ??
    23 四国 営業1 午前1 ?? ??
    24 中国 営業1 午後2 ?? ??
    25 九州 営業1 午前1 ?? ??
    26 九州 技術1 午後1 ?? ??
    27 東北 営業1 午前1 ?? ??
    28 東北 技術1 午後1 ?? ??
    29 北海道 営業1 午前1 ?? ??
    30 北海道 技術1 午後1 ?? ??
    監査員をどう割り当てますか?

    割当方法は2つあります。

    1. 事務局(品質管理担当)2名1セットで全部門回る
    2. なるべく多くの人に監査員を依頼する

    後者をお勧めします。なぜなら、品質を理解するには、質疑することが一番で、監査経験がある人をたくさん組織内に育成すると、組織のQMSが改善しやすくなるからです。

    事務局で回る場合と、なるべく多くの人に依頼した場合の割当方法を挙げます。

    なお、1日監査できる部門数は3部門
    ●午前1: 10:00-12:00
    ●午後1: 13:00-15:00
    ●午後2: 15:00-17:00
    とします。これ以上やると疲れますね。

    事務局(品質管理担当)2名1セットで全部門回る場合

    本社15、中部3、関西3、北陸1、四国1、中国1、九州2、東北2、北海道2の計30部門なので、
    ●本社15部門は、3部門/日×5日で、第1週目に終わらせて
    ●第2週目以降支社に飛び回ります。

    本社東京からみて、 
    【第2週目】
    ●1日目:中部1日3部門、監査後関西に移動
    ●2日目:関西1日3部門、監査後四国に移動
    ●3日目:四国1部門(午前)⇒移動して午後中国1部門、監査後九州に移動
    ●4日目:九州1日2部門、監査後北海道に移動
    ●5日目:北海道1日2部門、第2週目終了

    【第3週目】
    ●1日目:東北1日2部門、監査後北陸へ移動
    ●2日目:北陸1日1部門、監査終了

    まとめると

    監査リーダ1名、監査員1名の2名体制で、2週間+2日=稼働12日で監査終了できる

    なるべく多くの人に監査員を依頼する場合

    ポイントは、

    1. 営業と技術の両部門を、監査経験させること
    2. 本社、支社店を監査経験させること
    3. 各支社店は1日で終わらせる
    4. 監査リーダは監査員より人数が少ないので、監査リーダは最少人数で
    5. 監査員は最大人数でアサインして、監査リーダ候補を選ぶ
    6. 監査リーダと監査員の組み合わせはバラにして、いろいろなリーダの質疑方法を見せる

    なお、監査リーダは5名、監査員は15人としましょう。

    ●監査リーダですが、
    ・東京本社は3部門ずつ5人で担当
    ・支社店は①中部、②関西、③北陸・中国・四国、④九州、⑤東北、⑥北海道の6セットを5人に割り振ります。

    ●監査員は、
    ・営業、技術の1セット、
    ・本社と支社店を両方経験
    ・なるべく多くの人に(30部門を複数部門経験させると最大15人の監査員をアサインできる)

    以上を考えると、次の表のように割り当てできます。

    No 場所 部門 時間 監査リーダー 監査員
    1 東京 営業1 午前1 A
    2 東京 営業2 午前1 B
    3 東京 営業3 午前1 C
    4 東京 営業4 午前1 D
    5 東京 営業5 午前1 E
    6 東京 営業6 午後1 A
    7 東京 営業7 午前1 C
    8 東京 技術1 午後1 A
    9 東京 技術2 午後1 B
    10 東京 技術3 午後1 C
    11 東京 技術4 午後1 D
    12 東京 技術5 午後1 E
    13 東京 技術6 午後1 B
    14 東京 企画 午後1 C
    15 東京 品質 午後1 E
    16 中部 営業1 午前1 A
    17 中部 営業2 午後1 A
    18 中部 技術1 午後2 A
    19 関西 営業1 午前1 B
    20 関西 営業2 午後1 B
    21 関西 技術1 午後2 B
    22 北陸 営業1 午前1 C
    23 四国 営業1 午前1 D
    24 中国 営業1 午後2 D
    25 九州 営業1 午前1 C
    26 九州 技術1 午後1 C
    27 東北 営業1 午前1 D
    28 東北 技術1 午後1 D
    29 北海道 営業1 午前1 E
    30 北海道 技術1 午後1 E
    5人 14人

    監査リーダ5人、監査員14人を動員して、14人の監査員の評価をみて、監査員の育成や監査リーダへの育成につなげます。

    ②監査実施までの準備

    ①の計画が長くなりましたが、計画がすべてなので、最も重要です。計画がしっかりできていれば、あとはよろしく~でOKです。

    計画できてから監査実施までの準備は次の3つです。

    1. 監査員、被監査部門間の日程最終確認
    2. 監査に必要な書類の共有
    3. 内部監査員の教育

    監査員、被監査部門間の日程最終確認

    監査員も被監査側も本業があるので、計画で仮決めした日時に都合が合わない場合があります。随時日程を調整してください。どうせ、日程を調整するから計画時は仮決めしなくてもよさそうですが、
    ・日程を自由に設定すると調整が手間です。
    ・仮決めするとOK/NGの判断とNGの場合は仮決めした日時の周辺の日時を選択することが多いです。
    仮決めした方が早く調整が済みます。えいや!で日程も計画しておきましょう。

    監査に必要な書類の共有

    監査に必要な書類
    ・品質マニュアル
    ・組織表、力量管理表
    ・プロセスに使っている文書
    ・QC工程図
    ・試験成績書
    ・是正処置関連書類

    など、事前に監査リーダは受領しておいた方がよいです。監査当日いきなり見て質疑できればよいですが、予習も大事です。監査をスムーズに進めて、監査する・される両側がよい空気になることが重要です。

    内部監査員の教育

    ●初めて監査員やる人
    ●初めて監査リーダで質疑する人
    ●数年ぶりに監査やる人
    を品質管理担当は事前に教育やポイントを伝えてあげましょう。監査のためでもあり、品質管理の力量向上のためでもあります。

    ③内部監査実施

    監査実施

    計画表に従って、監査していきましょう。

    監査中は事務局(品質管理担当)の業務は特にありませんが、随時質疑や困ったことが起きたら助けたあげてください。

    評価

    監査リーダが被監査部門を評価します。良いところも、改善してほしいところもたくさん見つけましょう。

    結果を事務局へ報告

    結果をまとめた報告書を事務局側に提出するよう依頼します。

    コロナ禍前は、基本出社していたので、監査員の直筆+印のついた紙を受け取っていました。
    しかし、コロナ禍になると、在宅が基本なので、紙を受け取ることができません。

    組織内のサーバやシステムを使って電子化しておくのがよいでしょう。紙に手書きする時代も卒業したいですね。

    ④監査まとめ

    監査が終わると品質管理担当は結果を集計して分析評価します。

    ●全部門の結果を集計します。結果を前年度と比較して異常がないかを確認します。

    ●各部門の良い点や改善点を列挙し、その傾向を分析します。

    ●内部監査⇒外部審査の順番で進んでいるなら、結果を早めに被監査部門に連絡し、外部審査までにできる対策を講じるよう依頼しましょう。

    外部審査までに対策が終わらなくても、外部審査時に、内部監査の結果を対応する旨とその施策が説明できればOKです。

    以上、内部監査の運営の裏側を解説しました。

    内部監査の成功の秘訣は、計画・準備です。
    ●スムーズに監査できる日程計画
    ●早めの関係者への連絡
    ●監査員を多く集めて品質管理のスキルを向上できるチャンス
    など、意識して計画しましょう。

    何事も、計画ですべて結果の質が決まりますね。

    まとめ

    内部監査の流れをわかりやすく解説しました。

    • ①事務局が立てる計画
    • ②監査実施までの準備
    • ③内部監査実施
    • ④監査まとめ

  • 外部審査の計画がわかる

    外部審査の計画がわかる

    「外部審査の計画ってどうやってやるの?」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    外部審査の計画がわかる
    • ①大きな更新審査時に認証機関から数年計画表を受け取る
    • ②監査実施数カ月前から計画・工程を何度も作成
    • ③監査実施日の予約や設定対応
    • ④「あとは、みんな頑張ってくれ」と監査当日応援

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    ①大きな更新審査時に認証機関から数年計画表を受け取る

    更新審査の間に組織内の全部門を一通り監査

    外部審査は2つに分けられ

    1. 更新審査(数年に1回更新のための大規模な審査)
    2. 定期審査(更新審査の間に実施する小規模な審査)

    外部審査は、抜取検査なので、一部の部門の一部の業務しか監査しません。

    そのため、大規模な更新審査と小規模な定期審査を用いて、数年かけてISO対象を監査します。

    私が所属する事業部では、更新審査は3年おきです。

    品質部門のISO審査係が引き継ぐ年に限って、更新審査になりがち

    途中、部門の新設、変更、統合があれば、審査対象

    被監査部門は、基本的には審査は嫌がります。一回やったらしばらく来ないと思っているでしょうけど、組織変更があれば、変更部分は審査対象になりますので注意ください。

    ●事業部の統廃合
    ●部門の統廃合
    ●部門、組織の新設
    などは、審査対象です。

    前年度、A部門が審査を受けて、次年度A部門がA1部門、A2部門に分けたり、A部門とB部門が統合したりすると、次年度も審査対象になります。

    被監査部門への配慮

    被監査部門は、基本的には審査は嫌がります

    審査対象になると、「当たり年」
    審査対象でないと、「外れ年」
    です。厄年みたいですけど。。。

    ISO認証で受注の恩恵があるので、審査必須はみんな分かっている。
    けど、審査はいやだ。さっさと終わって欲しいが本音。

    なので、審査部門への通知は、相手の配慮をもって伝えることが重要です。

    「すいません、今年はちょっと、審査対象になっちゃいました。」
    「来年は無いのでちょっと我慢ください」

    みないな体で、よく伝えに行っています。

    「ISOのおかげで、受注できて、品質が維持・向上できているだから、審査は当然だろ! ちゃんと準備しろよ!」と高圧な態度は絶対NGです。

    ②監査実施数カ月前から計画・工程を何度も作成

    実は、計画工程案は何度も作って調整している

    認証機関の審査員と事務局と、自組織の品質担当(事務局)で数カ月前から計画と工程を練ります。外部審査の運営を仕切ると、計画・工程業務が8割です。計画が終わったら、あとは、みんなよろしく~って気分になります。

    審査したい部門(全国点在している)と日数と審査員の数を決めます。審査費用にからんできるからです。

    審査費用は、
    ●主に自組織の人数と規模ですが、
    ●日数
    ●審査員人数
    ●移動・宿泊費
    です。

    審査員のリソースも有限なので、最少人数となります。

    日数、工程、審査員数をminになるように計画します。

    審査対象組織が、全国に点在しており、移動が必要な場合は時間と移動方法も検討が必要です。これが結構手間です。

     

    定期審査において、最初は、近場や移動しやすい事業所を選んでいきますが、だんだん移動がメインの審査年になっていきます。

    計画・工程案を実際に検討してみよう

    はっきり言って、弾丸旅行計画です。

    下図のように、審査対象が点在していますが、審査員2名、4日で計画してみましょう。

    第三者審査

    ●審査場所
    ●東京本社(品川)
    ●東北支社(仙台)
    ●北海道工場(室蘭)
    ●北陸支社(富山)
    ●奈良研究所(京田辺)
    ●鳥取工場(鳥取)
    ●熊本工場(水俣)
    としましょう。結構リアルな設定です。毎年こんな感じです。

    ●審査員
    ・監査リーダ(70歳) (建設業出身)
    ・監査員(66歳) (製造業出身)

    では、計画表を埋めてみましょう。あなたも、考えてみてください。ただし、初日は1監査員は東京本社で経営陣へのトップインタビューと最終日の午後は、両方の監査員が同席してまとめと終了会議を東京本社で実施するとします。

    1日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) 開始とトップ面談
    (東京本社)
    ??
    午後(13-17) ?? ??
    夕方移動 ?? ??
    2日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) ?? ??
    午後(13-17) ?? ??
    夕方移動 ?? ??
    3日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) ?? ??
    午後(13-17) ?? ??
    夕方移動 ?? ??
    4日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) ?? ??
    午後(13-17) まとめと終了会議
    (東京本社)
    まとめと終了会議
    (東京本社)

    計画を作るポイントは、

    1. 全審査部門へ期間内に行けるのか?旅行計画を組む
    2. 移動の際の交通手段を2つくらいおさえておく
    3. 各事業所滞在時間内に審査できる部門or審査員が希望する部門をアサインする

    旅行計画を立てましょう。また、交通手段を2つあるとベストです。当日に限って飛行機や列車が遅延や運行中止があります。どうしても交通手段が1つしかない場合は、行先の事業所の担当に事前連絡して連携を取っておきましょう。

    また、移動中の事故・怪我リスクもあります。安全第一、無理のない移動工程を組む必要があります。

    第三者審査

    全国地図を見ると、東日本、西日本に分けて審査員の工程を考えてみましょう。
    ●審査員1:東京⇒東北⇒北海道⇒東京
    ●審査員2:熊本⇒鳥取⇒奈良⇒北陸⇒東京
    としました。他のルートでもOKです。あなたなりの計画設計案でOKです。

    計画案を提示すると、

    第三者審査

    1日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) 開始とトップ面談
    (東京本社)
    熊本工場
    午後(13-17) 東京本社 熊本工場
    (15時終了)
    夕方移動 仙台へ移動
    (新幹線)
    鳥取へ移動
    (新幹線、JR)
    2日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) 東北支社 鳥取工場
    午後(13-17) 東北支社
    (15時終了)
    鳥取工場
    夕方移動 北海道へ移動
    (飛行機)
    奈良へ移動
    (JR,新幹線)
    3日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) 北海道工場 奈良研究所
    午後(13-17) 北海道工場 北陸へ移動
    夕方移動 東京へ移動
    (飛行機)
    4日目 審査員1 審査員2
    午前(9-12) 東京本社 北陸支社
    11時終了
    東京に移動
    午後(13-17) まとめと終了会議
    (東京本社)
    終了会議(途中から)
    東京本社

    ポイントは、

    1. 必ず現地は前日入りして移動を確実にする
    2. 移動のために15時終了とし、審査部門数を調整する
    3. 最終日午後は、審査員全員そろって評価してもらう
    4. 審査官は評価まとめする時間がないので、移動中・宿泊中にまとめる

    数日と短期間の中で、弾丸旅行して、審査して、まとめる業務なので審査官はアクティブな人でないと務まりませんね。

    コロナ禍の恩恵

    リモート審査はまじ感謝です!

    リモート化によって、旅行計画が不要になった。
    北海道から九州に切り替わるは一瞬で済む!

    コロナは大変だけど、デジタルの加速が進みました。

    もちろん、リモート化には課題があります。
    ●現場が本当に実在するか?
    ●現場の空気感が感じられない
    ●リモートQ&Aがスムーズにできない
    ●音声画像が途中で途切れる

    結論から言うと、

    リモート審査はどなたでも2回経験すれば、慣れます!
    わざわざ現地行くのが面倒という声が出て来ました。

    もちろん、コロナ禍がある程度落ち着けば、現場の対面審査と、リモート審査の混合でもOKです。

    ③監査実施日の予約や設定対応

    キーパーソンへの早めのアポイント

    審査の最初は、経営陣への審査です。経営陣(社長、事業部長)の予定をつけておきましょう。3カ月前くらいがベストです。秘書さんに依頼しましょう。

    審査直前(2週間前)くらいに経営陣への説明会を実施します。審査の概要、質問される箇所、組織の説明をしてほしい内容などをインプットします。

    被審査部門への通知の仕方

    審査は基本嫌がるので、やんわり伝えてください。
    「今年、あたってしまったんですけど、来年は無いのでよろしくお願いいたします。」とかですね。

    内部監査を外部審査の前に実施しているなら、内部監査の時に通知して、内部監査実施後に外部審査のポイントを伝えてあげてください。

    支社店など本社から遠距離にある部門ほど情報が疎になります。丁寧にインプットしましょう。遠距離にある部門長は意外と心細く、事務局からの情報を求めています。

    審査当日の対応

    ●会議室の予約、リモート環境(音声・画像の途切れがない状態にする)
    事務局のガイド役、窓口などのアサイン
    審査員の連絡先、審査員へのトイレ、喫煙所の場所
    くらいおさえておきましょう。

    審査員の飲み物や食べ物の配慮は不要で、持参する審査員がほとんどです。

    ④「あとは、みんな頑張ってくれ」と監査当日応援

    審査運営の事務局は、審査当日は意外と暇です。これだけ準備したので、あとは、みんなよろしく~状態です。

    備えあれば、憂いなしです。

    審査結果も気になるが、まずは審査完遂が目標!

    以上、外部審査の運営の裏側を解説しました。

    まとめ

    外部審査の計画をわかりやすく解説しました。

    • ①大きな更新審査時に認証機関から数年計画表を受け取る
    • ②監査実施数カ月前から計画・工程を何度も作成
    • ③監査実施日の予約や設定対応
    • ④「あとは、みんな頑張ってくれ」と監査当日応援

  • 「品質監査はいつ実施するのがベストか」がわかる

    「品質監査はいつ実施するのがベストか」がわかる

    「何で毎年、暑い夏に監査するの?」、「新規事業に配属され、年間の動きが見えない。いつ監査しようか」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    「品質監査はいつ実施するのがベストか」がわかる
    • ①監査側(管理部門側)の都合
    • ②被監査側(ライン部門)の都合
    • ③監査側と被監査側の都合があう時期がベストだけど
    • ④品質担当は、監査実施時期をよく考えている
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    ①監査側(管理部門側)の都合

    監査側は同時期に監査がしたい

    監査側や、事務局側は、やるべきこととやりたい時期が決まっています。

    毎年同じ業務を同じ時期にこなしたい
    監査時期を固定して毎年同期間の品質改善状況がみたい。

    監査側(管理部門側)の通年業務

    ざっといくと、

    ●年度初め(主に4月)
    ・品質方針の更新を経営者と確認
    ・品質目標の更新と各部門への展開

    ●年度末(主に3月)
    ・各部門の品質目標や品質活動の結果評価
    ・マネジメントレビュー実施

    なので、年度初めと年度末の間の6月から12月の間に内部監査と外部審査を実施したいと考えて毎年管理しています。

    内部監査は回数に制限がなく、外部審査は年1回ですが、組織内の活動や改善の浸透状況を考えると、内部監査も外部審査も年1回ずつが妥当でしょう。

    外部審査は、基本的に監査を受ける側が顧客なので、審査時期、内容、監査員を選ぶことができますが、当然、リソースは有限なので、早め計画を固めたい思いがあります。

    ②被監査側(ライン部門)の都合

    業務の納期によって、監査したい時期が変えたいはず

    一方、組織内で監査される側を考えます。

    毎年、同じ業務を繰り返す組織なら単純ですが、当然、納期によって閑散期と繁忙期があります。閑散期に監査をさっさと終えて、繁忙期は本業に集中したいのが本音です。

    閑散期と繁忙期を考慮して監査日程を決める

    被監査側の業務の閑散期と繁忙期を想定します。3つ考えられます。

    1. 年度初めが閑散期で、年度末につれて繁忙期になる。毎年同じサイクルである場合
    2. 閑散期と繁忙期期間は毎年同じであるが、年度途中に切り替わる場合
    3. 閑散期・繁忙期がいつ、期間がどれくらいかわからない場合

    内部監査

    1は、設備系や公共工事が該当します。毎年4月にスタートして、6月に製造開始して、12月くらいに出荷して2,3月で現地搬入するパターンです。

    2は、1の時期がずれた場合を想定します。

    3は、量産品の場合です。

    基本、製造業で考えると、インデント品(個別生産)と量産品の2種類があります。どちらかのパターンに該当する人がほとんどでしょう。

    ③監査側と被監査側の都合があう時期がベストだけど

    基本は、

    監査側:内部監査と外部審査は毎年同時期に実施したい
    被監査側:閑散期にさっさと終わらせてほしい
    の両者の都合があう時期に監査するのがベストです。

    年度初めが閑散期で、年度末につれて繁忙期になる場合

    品質監査

    このパターンが、監査する側も、される側にとってもベストです。夏の6月に内部監査を実施し、その結果をまとめ、共有して外部審査にのぞむことができます。

    ●4月:品質方針、品質目標の策定と発信
    ●5月:内部監査実施発信と監査員アサイン・教育、外部審査計画
    ●6月:内部監査実施
    ●7月:内部監査結果まとめ、外部審査実施
    ●8月:審査結果まとめ、改善の機会指示
    ●9月以降:各部門にて改善対応と浸透
    ●2月:年度内の品質活動、実績の集計
    ●3月:マネジメントレビュー実施と次年度への指示事項共有
    これを毎年繰り返す。

    各品質活動が順番ごと一定の間隔で進められるため、品質定着しやすい動きが取れるのと同時に、監査日程も毎年決まっているため、監査側もされる側も落ち着いて準備対応ができます。

    閑散期と繁忙期が、年度途中に切り替わる場合

    内部監査

    監査する月を夏から秋にずらせばよいですが、改善の機会と浸透する時期が冬になり、そのあとすぐにマネジメントレビューで経営者に報告が必要です。

    内部監査や外部審査から受けた改善指示事項を浸透したかどうかを十分に経営陣に報告できません。この条件を経営陣に理解してもらうか、または、マネジメントレビューを上期・下期年2回としたらよいでしょう。

    上期のマネジメントレビューは、改善の浸透状況を重視して報告し、
    下期のマネジメントレビューは年度の品質活動全体を報告する
    趣旨にするとか考えるとよいでしょう。

    閑散期・繁忙期の時期や期間が不定の場合

    内部監査

    量産品の場合が該当します。これは組織内で決めた方がよいです。

    1. 閑散期に合わせて毎年実施月を変える場合
    2. 繁忙期でも毎年実施月をそろえる場合

    理想は、閑散期に合わせて毎年実施月を変えることですが、監査側も監査される側も事務局も毎年対応が大変でしょう。

    繁忙期でも、監査を受審する管理職の日程を確保して監査するケースが多いと考えます。

    ISO9001 2015版になって、審査のための書類整理が不要となり、現行の業務やプロジェクトに関する文書を使って監査対応すれば問題ないはずです。

    ④品質担当は、監査実施時期をよく考えている

    理想的な品質活動の流れ

    事務局の仕事はたいして難しいものではありませんが、品質活動を順序よく、ほどよい間隔をあけて活動したいのが本音です。

    理想的な通年の流れを再掲しますが、
    ●4月:品質方針、品質目標の策定と発信
    ●5月:内部監査実施発信と監査員アサイン・教育、外部審査計画
    ●6月:内部監査実施
    ●7月:内部監査結果まとめ、外部審査実施
    ●8月:審査結果まとめ、改善の機会指示
    ●9月以降:各部門にて改善対応と浸透
    ●2月:年度内の品質活動、実績の集計
    ●3月:マネジメントレビュー実施と次年度への指示事項共有
    これを毎年繰り返す。

    何年か経過すると、監査側、被監査側、事務局、外部審査機関も通年の動きを理解してくるので、よい連携ができてきます。

    また、監査・審査実施月をそろえると12月間の品質活動の経過も確認でき、毎年の継続的改善を確認できます。

    品質活動を大きく変える必要がある場合

    ただし、大災害などの大きな外部課題が発生すると、通年の動きができなくなります。

    品質方針・目標⇒審査、監査⇒改善の機会と浸透⇒マネジメントレビューの報告の中で、優先順位を組織内で決めて、外部課題の対応をしながら組織内の品質活動を促します。

    ただの年間行事にように見えますが、
    良い品質活動につながるための計画を品質部門は考えているのです。

    まとめ

    「品質監査はいつ実施するのがベストか」をわかりやすく解説しました。

    • ①監査側(管理部門側)の都合
    • ②被監査側(ライン部門)の都合
    • ③監査側と被監査側の都合があう時期がベストだけど
    • ④品質担当は、監査実施時期をよく考えている

  • ISO9001にかかる費用がわかる

    ISO9001にかかる費用がわかる

    「ISO9001取得しているけど、いくらかかっているの?」、「それに見合うメリットがあるの?」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    ISO9001にかかる費用がわかる
    • ①実際かかる費用
    • ②費用に対するリターンはあるか?
    • ③ISO取得企業が減っている理由
    • ④ISO取得は手段、目的を明確に
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    ①実際かかる費用

    実務経験の話

    組織の規模が1,000人程度でのISO9001にかかる費用を解説します。

    年間1~200万円程度

    主な内訳は、

    年間登録料 数万円 詳細
    審査 1~2百万円 数年に1回の
    大規模審査の場合
    1百万円 毎年の部分審査の場合
    2,30万円 審査時の移動宿泊費
    1~2百万円程度

    審査は数種類あって、
    ●数年に1回の大規模な審査を1週間コースで実施

    ●毎年、継続的な小規模な審査を3日程度で実施
    があります。

    審査は、例えば、小規模、小規模、大規模と3年に1回大規模、それ以外の年は小規模として、3年で組織の全部門を一通り審査する工程になります。

    ただし、品質不正などのヤバいことが起きたら
    別途審査やり直しや
    ISOはく奪によるISO再取得のための重い審査
    があるので、日ごろからちゃんと品質管理しましょう!

    コロナによる出張費フリー化

    コロナ禍になると、移動禁止になるので、リモート審査に変わりました。現場の空気や雰囲気が伝わりにくいデメリットがありますが、移動・宿泊が無くなり、時間と費用が減るメリットが得られます。

    「支社店、現場を実際に見て感じないと審査できない」

    「行くのが面倒くさい」
    に変わる日が来る気がします。

    ただし、ペーパー会社や、架空の会社・現場ではないことを審査員が確認するために現地入りしますので、完全リモート審査にはならないはずです。

    何年も審査して、実際に支社店や現場があると信用できる組織なら、完全リモートになるでしょう。

    ISO9001,14001,45001を全組織で取得すると

    ISO取得・継続だけで年間億単位かかる

    「なんだー、2百万円程度か」と高くなさそうですけど、
    ●全組織が数万人にて、
    ●ISO9001,ISO14001,ISO45001な
    どいろいろ取得が必要になると
    数千万、億の単位で毎年かかります。

    ISO関連の担当者の人件費も結構かかる

    組織内の担当者を結構な人数を用意する必要があります。

    実際、所属している組織では、数億円くらいはISO関連で費用がかかっていますね。

    中小企業にとってISOは高い

    当然、中小企業ではISOに手が出にくくなりますよね。投資に対するリターンが見合わないといけません。

    ②費用に対するリターンはあるか?

    リターンがある場合は、2つあります。

    1. ISO取得組織だけ受注できる案件がある
    2. ISO取得で他社との差別化を図る

    前者は、大企業による、大規模工事が当てはまり、
    後者は中小企業が取る戦略でしょう。解説します。

    ISO取得前提の受注案件

    よく公共工事で自治体から数億円規模の新設や更新工事を受注したい場合に、ISO取得が前提となります。

    ISOで億単位払っても、それの数十倍の受注額が取れれば、ISOは簡単にペイできるわけです。

    ISO取得を差別化戦略につかう

    しかし、受注額が少ないと、ISOが簡単にはペイできません。
    しかし、その苦しさは他社も同じなので、
    ISO取得による他社との差別化戦略に使い、受注につなげる戦略には有効です。

    サービス業の中で、意外な会社や組織がISOを取得するのは、他社との差別化、自社のブランド力アップに使うためです。

    品質向上、ISO取得は
    ビジネス上重要とする戦略がある組織が取得します

    ISOや品質マネジメントシステムの文面にはビジネス色はありませんが、実際は結構な経費がかかります。是非、投資に合ったリターンをゲットしましょう。

    ③ISO取得企業が減っている理由

    ISOにかかる費用が高いので、当然取得企業が減っています。

    日本のISO取得数推移

    ISO9001もISO14001も近年は取得数が減少しています。

    ISO9001

    ISO14001

    各国の取得数推移を見ても減少傾向です。
    なぜか、中国が増加していますけど。

    ISO9001

    データは、より引用

    1. 2000年代にISO取得数が増加したが、近年は減少
    2. 建設業で公共工事に一時期ISO取得必須な時期があったため
    3. ISOのコスト負担のわりにリターンが少ないからISOやめる企業が多い

    確かに、ISO取得・継続はコストがかかります。それにあうリターンがないと企業もISO取ろうとはなりません。

    ④ISO取得は手段、目的を明確に

    ここで、重要なのは

    「ISOとってないから、仕事は我流でいいや!」ではなく、
    各組織にとって良い仕事ができる方法を確立することです。

    ISOの取得有無に関係なく、
    ●まず、良し仕事ができるチームや組織を作る
    ●結果を出し続ける
    ●ISO取得のメリットがあれば、取りに行けばよいです。

    良し仕事ができる仕組みを考えるヒントにISOの要求事項を学ぶことは有効です。ISO取得有無に関係なく、良い手本を真似ることが大事です。

    ISO取得は「手段」
    あなたの仕事の質を高めることが「目的」です。

    ISOのために働くのは、「手段」を「目的」化しており、逆です。

    まとめ

    ISO9001にかかる費用について、わかりやすく解説しました。

    • ①実際かかる費用
    • ②費用に対するリターンはあるか?
    • ③ISO取得企業が減っている理由
    • ④ISO取得は手段、目的を明確に

  • ISO9001 品質監査の監査員ってどんな人?がわかる

    ISO9001 品質監査の監査員ってどんな人?がわかる

    「品質監査の監査員って実際どんな人なの?」、って気になりますよね!

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    ISO9001 品質監査の監査員ってどんな人?がわかる
    • ①第一者監査(内部監査)の監査員あるある
    • ②第二者監査(取引先監査)の監査員あるある
    • ③第三者監査(外部審査)の監査員あるある
    • ④内部監査員って結構気を使って人選している
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    ISO9001 2015 内部監査員育成問題集をを販売します!

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    ①第一者監査(内部監査)の監査員あるある

    自分の組織内の監査員のあるあるを列挙します。

    1. 基本は、品質担当がやるべき。品質監査が本業だから
    2. 実際は、品質担当でも監査員に向かない人が多い
    3. ライン部門で仕事できる人に監査員を依頼する方がよい場合が多い

    品質担当でも監査員に向かない人が多い

    これができなかったら、何を普段仕事しているの?と思いますが、実際多いです。監査ができない理由を挙げます。

    1. ISO,QMSを理解していない
    2. 監査質疑ができる力がない
    3. 自分の偏った考えを押し付けて監査したことがある

    監査とはいえ、監査する側も、される側も気持ちよく監査するために、監査員に求められるスキルがあります。それが足りない品質担当が結構多いです。

    ライン部門で仕事できる人の方がベター

    仕事できる人は、仕事の質も高いです。
    仕事できる秘訣とISO,QMSがうまくつながっているので、監査員に向いています。

    また、日ごろ顧客などの利害関係者と業務連携しているため、相手の接し方が上手です。こういう人望の厚い人へ監査をお願いしましょう。

    ②第二者監査(取引先監査)の監査員あるある

    第二者監査(取引先監査)の監査自体が少ない

    基本は、品質担当が監査してもよいですが、他社を監査する場合は、
    ・定期的に監査したい場合
    ・トラブル発生原因が取引先だったため品質チェックしたい
    など、直接利害関係にあった組織の人を監査につけた方がよいです。

    品質担当は、第3者的な位置になりがちだが、
    直接利害にあった担当が行くと、自分事としてしっかり監査するから

    品質担当はサポートも徹すること!

    基本は、被監査側は、監査実施を嫌がります。なので、延期や中止の空気で連絡やり取りします。これでは、利害に合った部門の監査員候補も通常業務で忙しいので監査中止しようとなりがちです。

    ここは、品質担当がしっかり監査実施へのサポートをしましょう。

    監査報告先の上層部は、しっかり監査しろっていうけど、担当者間のモチベーションは低い。品質管理担当がうまくサポートしましょう。

    ③第三者監査(外部審査)の監査員あるある

    外部審査員ってこんな人

    数年、外部審査員とおつきあいありますが、大体こんな人たちです。

    1. シニアが多い(基本6,70代、50代は若手扱い)
    2. 出張が多いので元気で旅行好き
    3. 温厚な人が多いが、一部我の強い人もいる
    4. 審査のスピードはゆっくりでよく、早口は不要
    5. デジタルに疎な人が多いけど、コロナ禍によるリモート対応に慣れてきた

    基本は、被監査側が監査側に監査費用を払っている形なので、監査員を選べる裏側もありますけど、大体こんな人たちが多いです。

    シニアが多い理由

    いくつか理由がありますが、

    1. 定年退職後の職業としての監査員
    2. 年上な監査員なら、被監査員もちゃんと対応する
    3. 品質管理は経験が必要

    別に20代で社会人1年目でも、ISO、QMSに対して、バッチリ監査できたら、それでもOKです。

    年齢、見た目で相手の態度が変わるのは事実です。これは仕方がない。ですが、ギャップが大きいとそれはそれでちゃんと相手も対応します。20代の若い監査員でも、鋭い指摘を連発すれば相手が50代の部課長でもビビるはずです。

    見た目などの判断はある程度仕方がない
    けど、ISO、QMSに長けた監査員ならどなたでもOK
    経験が豊富ならベター、ないなら勉強量でカバーすればOK

    今年は、どんな監査員に出会えるか、楽しみです。

    ④内部監査員って結構気を使って人選している

    裏情報があちこちからやってくる

    組織内から監査員候補や監査員一覧表を見ると、何人か監査やって欲しい人が入っていないことがあります。

    その人を監査員にアサインしようとすると

    ちょっとちょっと!

    と、声がかかり、
    ●ここだけの話だけど・・・
    ●オフレコでお願いだけど・・・
    と人選を変える依頼が指示がきます。

    裏情報あるある

    いくつか挙げますけど

    1. ISO,QMSを理解していない
    2. 監査質疑ができる力がない
    3. ふざけてやっている、真剣さがない
    4. 自分の偏った考えを押し付けたため口論になり監査中断になった
    5. 周囲からの評判が悪い人は監査員絶対NG

    監査する能力が無いからとか、熱い思いがあるけどに相手のニーズに合わない、とかいろいろあります。

    たかが監査員名簿だけど、ある意味、閻魔帳なんです。

    私の前任者が作った内部監査員名簿ですが、見えない所に、「評価の○×列」がありました。,

    氏名 部署 監査回数 評価
    ○○○○ A 2
    △△△△ A 0(新任)
    ◆◆◆ B 5
    ★★★★★ C 4 ×
    ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

    上の表では、★★★★★さんが過去に4回監査したけど、評価は×になっており、この人を選ぶな!というメッセージがありました。

    内部監査員名簿って
    ●監査員やって欲しい人

    ●監査員させてはいけない人
    の両方の情報が入っています。

    品質担当あるあるですが、結構重要な情報です。でも、こういう表を見ると、

    「周囲からこういう目で見られているんだ」ってなっちゃいますね。

    人が人を評価するのが監査なので、機械やロボットのようにばらつきなしの標準化ができないんですよね。

    とくに、品質関連の業務は高齢な人が多くなる傾向があります。監査の相手は部課長なので、年齢や風貌もそれなりに対等でなければ、若くて優秀な監査員でも、相手がナメテかかることもあります。

    けど、若い人の方が、吸収も早く、柔軟性に富んでいるし、将来管理職になったときに監査した経験がプラスに絶対働きます。

    優秀な管理職な人と、背伸びしてもいいから若い人を監査員に推薦しましょう。
    品質監査の監査員の人選・育成・評価って結構気を使うんだけど、誰も評価してくれないんですよね。実際にやってて、そう思います。

    なかなか、外に出ない情報ですけど、貴重なので紹介しました。

    まとめ

    ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットをわかりやすく解説しました。

    • ①監査員をやるメリットとデメリット
    • ②人間力が高まる
    • ③他組織のノウハウが学べる
    • ④品質から経営が学べる
    • ⑤顔が広がる

  • ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる

    ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる

    「品質監査で監査員やっているけど、メリットがわからない」、「品質監査して何が得られるのか?がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットがわかる
    • ①監査員をやるメリットとデメリット
    • ②人間力が高まる
    • ③他組織のノウハウが学べる
    • ④品質から経営が学べる
    • ⑤顔が広がる
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    ①監査員をやるメリットとデメリット

    はっきり言って、メリットしかありません。メリットを伝える品質担当が少ないか、伝えるのが下手なのかわかりませんけど。

    監査員をやるメリット

    メリットが多いです。やらなあ損!です。

    1. 人間力が高まる
    2. 他組織のノウハウが学べる
    3. 品質から経営が学べる
    4. 顔が広がる

    監査員をやるデメリット

    もちろん、デメリットはあります。でも、すぐ解決できますよ。メリットの方が効果大です。

    1. 監査が面倒くさい(すぐ慣れます)
    2. 監査の勉強が大変(すぐわかります)

    監査員になって、監査質疑しましょう。普段の業務の意義や組織経営のあり方が見えるようになります。

    ここから、監査員をやるメリットを4つ挙げます。

    ②人間力が高まる

    人間力とは

    ここでいう人間力とは、「あなたの能力」、「相手への配慮」、「リーダーシップ」などです。

    あなたの能力が上がる

    まずは、ISOや組織内の品質マネジメントシステムの概要や専門用語を勉強するので、能力が上がります。

    慣れてくると、その目的や意義を自分で考えるようになります。

    自分で考えると、今まで当たり前だった業務の意義がわかったり、周囲の人への指導力が高まります。

    目的思考が身につくので、能力向上します。

    さらに、 ISOや組織内の品質マネジメントシステムの使いにくい用語をわかりやすく解説できると、相手にわかりやすく説明できる能力もアップします。

    相手への配慮

    ●「品質はこうあるべき」という型が、あなたの中でできてきます。しかし、実際の組織はその理想からずれた現実があります。

    理想に近づけない現状を考慮した上で、改善指導ができるようになります。

    品質監査で、べき論を相手に突きつけるのは簡単であるが、絶対受け入れてくれない。理想に近づけられない壁を考慮した上で、相手ができる改善策を提示するのが監査員の腕の見せ所。

    相手への思いやる心がなければ、監査員はできません。

    リーダーシップ

    監査質疑中は、監査員自体が孤独との闘いです。

    1. 相手にちゃんと質問が伝わっているか?
    2. 相手は怒っていないか?
    3. 自分が出した質問に意味はあるのか?
    4. 監査にいるメンバーを引っ張っていけているか?

    いろいろ悩みながら、質問しているのです。これだけ悩むのは、あなたのリーダーシップが成長痛を伴って、成長しようとしているから。

    リーダーに向いていなそうな人も、監査経験を通じてリーダーシップが身に付きます。

    ③他組織のノウハウが学べる

    質疑が最大の学び

    相手の心を開いてもらうには、自分の心を相手に開くことです。

    相手へ教えたり、質問することは、実は相手から学ぶことでもあります。

    監査なので、強制的に質疑応答になりますが、自分の考えた質問と相手が考えた答えですから、それぞれそのノウハウや背景があります。互いに工夫や苦労している点を共有しましょう。

    質疑応答をともにした経験も、相互の良い関係性をつくる上で重要です。いい勉強機会なんです。

    ④品質から経営が学べる

    質疑こそ最大の学び

    品質監査員で質疑してほしい理由は、

    相手にわかりやすく質問できるには、品質マネジメントシステムやISOをしっかり理解できるよう勉強が必要だから
    品質管理、ISOの教科書や組織内教育をやっても、受講者には身についていません。品質管理、ISOを身に着けてもらうには質問できる環境に追いやるのが一番

    なので、監査員は品質管理担当以外の組織の人にお願いしましょう。品質管理以外の組織の人も、品質を勉強するよいチャンスだからです。

    品質は手段、目的は何か?

    当たり前の質問が、当たり前に答えられないのですが。

    なぜ、品質は重要なのか?

    って、すっと答えられますか?

    品質の目的は何か?

    品質の目的を考えることが重要で、
    ●収益
    ●社会的責任
    ●継続的成長
    ●愛
    とかいろいろ出て来るはずです。

    品質の目的は、まず収益(経営)だ、と考えてください。

    技術側も経営を勉強すべき

    つまり、「品質は経営学ぶ玄関口」です。

    品質を診れるのは、技術側です。
    でも、技術側は経営に興味がない人がほとんど

    経営を学ぶのはなぜ重要か?

    周囲に経営がわかっていない人が多いので、強く感じます。経営を学ぶのが重要な理由を挙げます。

    1. 組織運営するメカニズムを理解するには経営学が必須
    2. 経営を知らないと経験と勘で組織を見たり動かそうとする
    3. 品質改善のアプローチは経営の観点で言わないと相手は動かない
    4. 品質不正のメカニズムは経営課題なのに、技術部門と品質部門だけの問題と狭くとらえがち

    つまり、

    経営ノウハウを知らないと、品質改善を動機づけるのが難しい。経営を知らない技術や品質の担当がチェックしても表面的な対策しか出てこない

    なので、
    ●品質管理⇒経営
    を勉強して、
    ●管理職⇒経営陣へ
    と歩む道に進みましょう。

    ⑤顔が広がる

    どんな組織でも品質管理部門は1部門です。大きな組織になれば、1部門で多くの部門を監査する必要があります。

    多くの部門の人と関わる機会なので、相手に名前を覚えてもらえるチャンスです。

    相手への良いイメージを覚えてもらえれば、その後の組織な政治力も高まります。

    地味な品質監査でも、出世に効果的なメリットが満載です。組織内でいろいろな活動をやってきた人が上にあがるのも納得できます。

    是非、品質監査の監査員を申し出てみてください。

    まとめ

    ISO9001 品質監査の監査員をやるメリットをわかりやすく解説しました。

    • ①監査員をやるメリットとデメリット
    • ②人間力が高まる
    • ③他組織のノウハウが学べる
    • ④品質から経営が学べる
    • ⑤顔が広がる

  • 内部監査(第一者監査)の監査員のやる事がわかる

    内部監査(第一者監査)の監査員のやる事がわかる

    「内部監査の監査員やれって言われたけど、何をしたらよいかがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    内部監査(第一者監査)の監査員のやる事がわかる
    • ①ISO19011に準拠
    • ②自組織オリジナルルールでもいい
    • ③内部監査員になったら、何をすればいいの?

    本記事の最も伝えたいこと

    ISOとか、品質とか難しいのに、監査やれって? 無理!
    いやいや!!通常業務できれば監査できます!!

    ISO9001 2015 内部監査員育成問題集をを販売します!

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    ①ISO19011に準拠

    ISO9001 9.2内部監査を読んだらISO19011も読むこと

    ISO9001だけ読んでおけばOKでしょう!

    と思いますよね。難しいから。

    ISO19011もあります。品質担当に解説をもらってください。
    でもせっかくなので、わかりやすく解説します。
    あなたの仕事を客観的に振り返ってもらい、監査対象側の業務の良い悪しを、あなた目線で診るだけで内部監査は十分できます!

    大丈夫です! 無理とか不安がっている人ほど、監査がとてもお上手なんです。逆に変な自信家は監査させない方がよいですね。

    ISO9001でおさえておくべき内容

    「ISO9001 9.2内部監査」をさらっと読んで、次を確認しましょう。自分で考えてもOKですし、品質管理担当に質問してもいいし、QCプラネッツにお問い合わせいただいてもOKです!

    あなたがわからないことを質問した時点で、内部監査する素質、力量は十分あります。
    1. あなたの組織の品質マネジメントシステムをイメージできるか?
    2. 品質管理として組織で使っている文書、ルールを確認する
    3. あなたの業務フロー(あなたの組織には必ずQC工程図があるはずです)
    4. 前年度のあなたの組織の内部監査、外部審査の結果報告書を読む

    <p上の4つを確認するだけで、バッチリ!です。

    ●組織の品質マネジメントシステムのイメージ

    関連記事、にも解説していますが、
    横がプロセス、
    縦が組織体制
    マトリックスで、それぞれ品質を作りこむ仕組みですね。

    プロセス

    品質マネジメントシステムって、こんな図やイメージでOKです。

    ●文書、ルールを確認

    上司や先輩から何回も修正して書き直しさせられる面倒な文書で、
    読んでも理解しづらい社内規定とかありますよね。

    折角なので、よく使っているものでOKなので文書やルールの意味を理解しましょう。
    上司や先輩達が苦労したところを、今後苦労かけないために作られた愛情ある文書やルールであるとわかります。でも何度も修正ってダルいけど

    あなたが後輩たちへ指導する番や時期なのでしょう。

    ●あなたの業務フロー(あなたの組織には必ずQC工程図があるはずです)

    業務フローは慣れるまで2,3年かかり、何度も修正させられて習得したはずです。でも、誰がやっても同質の結果になるようにQC工程図が規定されているはずです。そうでないと、皆我流になってしまいます。

    QC工程図を見たら、暗記は不要で、内容を理解(なぜこのフローが必要なのかをツッコむこと)しましょう。説明求められても大丈夫にしておきましょう。

    ●前年度のあなたの組織の内部監査、外部審査の結果報告書を読む

    最低限、これだけやりましょう。どんな監査やって、どんな結果なの?を見て、雰囲気を把握しましょう。まずは、報告書のモノマネから入りましょう。

    ISO9001には書いていない、実務のエッセンスを解説しました。
    でも、ISO9001には監査員や監査の仕方は書いていません。ISO19011に書いています。

    ISO19001でおさておくべき内容

    たくさん書いているわりに、何をどうやればいいのかがわかりにくいです。

    知りたいのは「how」
    でもISOは「what」しか書いていない
    どないしたらいいの?ってなっちゃう!

    ISOは私たちが一番知りたい「how」は書いていません。つまり、「how」はお任せで良いということですし、考えて実行しようということです。

    ISO19011 ここだけ知っておいて!

    2点あります。

    1. 何を監査するのか?(ISO19011 5.2)
    2. どんな人が監査員になるべきか?(ISO19011 7.22)

    何を監査するのか?(ISO19011 5.2)

    要求事項をシンプルにまとめると次のとおりになります。

    1. 外部の課題、内部の課題
    2. 組織のリスクと機会
    3. 利害関係者のニーズと機会
    4. 組織の一連のプロセス(営業、技術、製造など)
    5. 品質目標などのパフォーマンス評価(KPI、不適合など結果)
    6. 前回の監査結果の対応

    あなたの組織の監査報告書の項目に書いている内容に近づいでしょう。監査項目は上の要求事項から来ています。

    どんな人が監査員になるべきか?(ISO19011 7.22)

    いっぱい書いていますが、ポイントは

    1. 倫理的、公正、信用、正直、誠実
    2. 心が広い、外交的
    3. 観察力がある、適応性がある
    4. 粘り強い、協力的である

    つまり、悪意なく客観的に評価でき、被監査側と協力して、課題を抽出できる人です。高圧的で、言いくるめる人、主観的な人はNGです。

    監査員って品質部門でやればいいけど、品質部門の人で監査員NGなタイプも結構います。

    ②自組織オリジナルルールでもいい

    ISOに要求されていない事項は自分たちで決めてよい

    自分たちで決める必要がある項目は例えば、

    1. 監査員資格(役職、年齢、業務経験、人柄)
    2. 監査員期間(設けてもいいし、設けなくてもいい)
    3. 監査員ランク(ISOはリーダ、監査員と分けている、それ以外でもOK)
    4. 監査員育成方法

    など、があります。監査運営する中で、わからないこと&ISOに書いていないことは、自分たちで決めてよいです。

    ISO認証機関やコンサルからヒントを得ても良い

    自分たちで決めるとなっても、意外と手間です。
    ●意見が合わない
    ●誰も決めない
    からです。

    外部の助言が、うまく進むことが結構あります。実務経験でよく感じます。

    ●外部審査と内部監査がリンクすることが多いので、外部審査する機関側からアドバイスもらうのがよいでしょう。また、彼らも売り込みに来ますから、うまく活用しましょう。

    ③内部監査員になったら、何をすればいいの?

    先輩のモノマネでいい

    最初は、内部監査に出席して、雰囲気、メモ、議事録のとり方をモノマネします。

    監査リーダの質疑方法もよく見ておきましょう。基本は先輩のマネでOKです。反面教師的なリーダならその逆をやれば、あなたも立派な監査員になれます。

    監査リーダになったら?

    何回か内部監査を出席して、雰囲気をつかんで、監査リーダを依頼されたら、
    もう少し気合を入れてましょう。

    監査リーダがやることは、

    1. 事務局(品質部門)との連携
    2. 被監査側への事前挨拶メール
    3. 監査に必要な文書を事前に被監査側から受け取る
    4. 受け取った文書を見て、達成・未達の項目や前年度から大きく変わった点をチェック

    などがあります。自分が質問しなければならなくなるので、
    ●相手の文書の内容
    ●評価基準のための社内ルールの確認
    などを意識して準備するはずです。

    監査員のやるべきことは、ISO19011にすべては書いていませんが、実務運営するために必要なことを考えて行動すればOKです。
    監査員が慣れた頃に、ISO9001、ISO19011を読むと理解が深まります。
    でも監査員が慣れた頃に、監査員卒業ってよくあるんですよね。品質管理で監査員の育成を考える側としては、ちょっと寂しいんですけど。

    まとめ

    内部監査(第一者監査)の監査員のやる事をわかりやすく解説しました。

    • ①ISO19011に準拠
    • ②自組織オリジナルルールでもいい
    • ③内部監査員になったら、何をすればいいの?

  • 品質監査(第一者監査、第二者監査、第三者監査)がわかる

    品質監査(第一者監査、第二者監査、第三者監査)がわかる

    「品質監査があるけど、何で必要なのかがわからない」、「品質監査して何が得られるのか?がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    品質監査(第一者監査、第二者監査、第三者監査)がわかる
    • ①どんな監査が必要かを考える?
    • ②監査実施に何が必要なのか?
    • ③ISO9001とISO19011をセットでおさえる

    本記事の最も伝えたいこと

    ISOを読む前に、自分で品質監査とは何かを考えましょう。
    ISOや監査は手段、得たい目的を明確に!

    ISO9001 2015 内部監査員育成問題集をを販売します!

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    ①どんな監査が必要かを考える?

    ●なぜ監査が必要なのか?
    ●監査で得たい目的は?
    ●誰を監査するのか?

    目的別に3つの監査が考えられる

    目的と相手を考える

    1. まず、自分に対して品質が作りこめる組織かをチェック
    2. 次に、取引先に対して要求品質が作りこめているかをチェック
    3. ある標準の認証を得たいから認証機関がチェック
    4. 他に、目的があれば

    それぞれを見ていくと、
    ●自分に対しては、第一者
    ●相手に対しては、第二者
    ●認証に対しては、第三者
    ●それ以外は、第四者

    と区分できますね。

    実際は、自分、相手、認証機関の第一者、第二者、第三者の3つがあります。もし4つ目以降があれば教えてください。第四者監査以降は聞いたことがありませんが、論理的に考えたらあっても良さそうですね。

    ISO19011では監査のタイプをまとめています。暗記せず、自分で考えたものと同じですね。

    第一者監査 第二者監査 第三者監査
    内部監査 外部提供者監査 認証審査及び
    /又は認定監査
    外の外部利害関係者
    による監査
    法令、規制及び
    類似の監査

    第一者監査は、自分で監査するので、「内部監査」
    第二者監査は、わかりやすく「取引先監査」
    第三者監査は、よく「外部審査」
    という言い方で区分します。

    監査の実態

    第一者監査(内部監査)はISO有無に関係ない

    第一者監査(内部監査)は、ISO認証取得する/しないに関係なく、自主的に監査しても良いです。トップなどの責任者が監督することが多いです。

    しかし、自ら面倒なことはしたくないですよね。
    ・よっぽど社会や外から叱られて、収益悪化した場合
    ・世界一を目指すストイックな組織
    以外は内部監査を自主的に実施しないですね。

    ISO9001取得すると内部監査、外部審査は必須

    ISO9001の要求事項には、「9.2 内部監査」があります。もちろん、認証機関からの外部審査もあります。

    ISO9001取得すると
    ●内部監査
    ●外部審査
    が必須になります。

    ISO9001になぜ「内部監査」を要求するのか?

    自主的に実施する内部監査を、なぜISO認証の方が要求するのか?変ですよね!理由は2つあります。

    1. 自主的に内部監査しないから
    2. 外部審査は費用と時間を考慮すると全数検査ではなく抜取検査しかできない。一方、全数検査したエビデンスが欲しいため、内部監査で全組織を監査するよう要求

    ISO9001の「内部監査」は「外部審査」の補完する形になります。けど、どうせ自主的に監査するなら、攻めの姿勢で監査して、組織力を高めましょう!

    第二者監査は実施しづらい

    自分VS相手 で利害関係は真逆です。

    相手は監査を嫌がります。
    第二者監査は必須、やれ!とはISOには書いていない
    相手とは取引契約以外はできない

    第二者監査は他の監査に比べて、実施のハードルが高いのが実態です。

    相手は監査延期や中止しようと逃げます。コロナ禍なら、なおさら

    ②監査実施に何が必要なのか?

    対応者

    誰が何をしなければならないか? 登場人物を挙げて考えます。3者いますね。

    1. 監査する人(監査員)
    2. 監査される人(被監査員) 対象組織の部課長
    3. 事務局(品質担当)

    監査をうまく運営するためには、3者に何が必要かを考えましょう。

    何もない状態で、監査開始しても下図のようになります。

    ISO19011

    何をすれば、監査が機能するかを考えましょう。

    監査者に必要なもの

    考えると、

    1. 監査質疑する力
    2. 監査結果の評価する力

    被監査者に必要なもの

    考えると、

    1. 監査の回答への準備
    2. 品質関連の文書管理
    3. 自組織の戦略、実績、評価が自分の言葉で説明できること

    ただし、1つだけ必要としなくてよいものがあります。

    ISO,品質管理の専門用語は不要。自分の言葉でわかりやすく説明できたらOK

    事務局が必要なもの

    監査側と被監査側の両方をサポートしましょう。単なる事務員ではダメです。

    1. 監査員の育成、教育
    2. 組織内のルール構築、文書管理
    3. 監査の計画、運営、サポート
    4. 監査結果のフィードバック

    自分で監査をすべてリードするのが品質事務局の役割です。

    ISO,品質管理の専門用語を使ってはいけません。わかりやすく解説できる力も求められます。

    ③ISO9001とISO19011をセットでおさえる

    ISO9001がベース

    ISOと言ったら、「ISO9001」というくらい有名です。

    品質管理はISO9001だけ見ておけばいいと思いがち。
    ISO19011も要チェック!

    ISOの文面は解釈が難しいです。QCプラネッツはわかりやすく関連記事で解説しています。ISO9001で理解が不安な場合、関連記事で確認ください。

    大事なポイントは、

    要求事項をそのまま読んで暗記せず、理解すること!

    ISO19011に監査の指針がまとめてある

    ISO19001は監査の方法、監査員についてまとめています。

    何をやるか(what)は書いているが、どうやるか(how)は書いていない
    あなたの組織で品質監査をしていたら、その質疑や記録書のフォーマットはどのように作られたのか?を考える必要があります。なぜなら、ISOで規定されていないから

    監査の質疑やまとめ方は、組織内の過去の遺産をそのまま流用している可能性が高いです。間違っているわけではないけど、なぜこうなっているのか?は一度考えるとよいです。

    QCプラネッツでは、なぜ?という部分を詳しく解説していきます。

    まとめ

    品質監査(第一者監査、第二者監査、第三者監査)をわかりやすく解説しました。

    • ①どんな監査が必要かを考える?
    • ②監査実施に何が必要なのか?
    • ③ISO9001とISO19011をセットでおさえる

  • ISO9001 2015がわかる

    ISO9001 2015がわかる

    「ISO9001 2015の内容がわからない」、「ISO9001 2015で何をしたらよいかわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    ISO9001 2015がわかる
    • ①ISO9001 2015で理解すべきポイント
    • ②各要求事項をわかりやすく解説
    • ③【必読】ISO9001 2015各要求事項のリンク集

    本記事の最も伝えたいこと

    要求事項は暗記不要です。
    「品質向上には、何が必要か?」が自分で説明できるようになることです。
    品質管理は「哲学」です。
    用語を暗記しても意味が無い。
    試験で点数とれても、体に浸透しないと効果がない。
    自分で考えて、自分なりに説明できて品質管理が身につくのです。
    要求事項に書いているから、指示通りやれ!
    と言っても、人や組織は動きません。
    納得して理解して行動するまで時間がかかるものです。

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    ①ISO9001 2015で理解すべきポイント

    4点あります。個々の要求事項の解説の前におさえてください。

    1. 暗記しない、自分の言葉で説明できること
    2. ISO9001 2015認証は手段、目的を明確にすること
    3. ISO9001 2015は全体像を最初に理解すること
    4. 品質向上には何が必要かを考えること

    暗記しない、自分の言葉で説明できること

    ●いきなり暗記しても、頭に入りません。

    1. 用語の定義を辞書や言葉の意味から考える
    2. なぜ、その要求事項が必要なのか?を考える
    3. 自分なりの言葉で説明できること

    ●上の3段階に事例として「力量」を挙げましょう。
    ・用語の意味⇒力量って何?を調べて自分の言葉で理解する。
    ・必要性⇒力量管理や力量向上はなぜ必要なのか?組織にとってどんなメリットがあるか?を考える
    ・説明できること⇒自分の言葉でわかりやすく説明できること
    をやりましょう。

    時間がかかるけど、一回説明できるようになれば、永久に理解でき、説明もできます!

    ISO9001 2015認証は手段、目的を明確にすること

    ●品質管理も、ISOも、所詮は手段にすぎません
    目的は何かを理解しましょう。

    目的は何か?

    ●組織の事業成長
    ●事業の収益向上
    ●社会的責任
    ●給料アップ

    品質活動する目的を理解し、それが達成するための手段がいろいろあります。

    品質目標達成のための手段は
    ISO9001に準拠してもいいし、
    自己流でもいい

    ISO9001 2015は全体像を最初に理解すること

    要求事項を1ページから入ると、眠くなります。
    最初は 全体像を理解しましょう。

    全体を俯瞰して、気になる所から個別に詳しく理解していけばOKです。

    品質マネジメントシステム

    ●図の見方を解説します。

    1. 4.組織の状況から、内部・外部の課題、リスクを抽出します。
    2. 5.リーダシップが組織内の活動をPDCAして、課題やリスクを解消します。
    3. 組織の品質活動のために計画、支援・運用、評価、改善が必要と理解できます。
    全体像を理解すれば、「大枠として何が必要か?」が理解できます。
    ここが理解できたら、個別の要求事項を理解していけばOKです。

    品質向上には何が必要かを考えること

    ISO9001 2015認証は手段、目的を明確にすること

    あなたの業務での、品質要求事項が何か?を考えて、行動することが最も大事です。

    1. やみくもに仕事せず、まずは計画を立てる
    2. 業務のリスクは何か?
    3. 業務の責任と権限はどこまであるのか?
    4. 業務中、チームメンバーとのコミュニケーションは取っているか?
    5. 自分の業務における評価、振り返りはしているか?
    6. 次の業務に向けて、何を改善・習得・成長するか?

    自己成長のために、何を普段から意識して取り組むか? があなたに求められるISO9001要求事項でもあります。

    ISO9001 2015認証は手段、目的を明確にすること
    あなたが成長することが最もおさえてほしい目的・目標です。
    少しずつでいいので、一歩ずつ継続して前進すればOK!

    ②各要求事項をわかりやすく解説

    わかりにくい解説ばかり

    教科書やサイトにいっぱいISO9001の解説があります。しかし、それを読んで理解できたためしがありません。その理由は,

    1. 教科書は間違った解釈は絶対NGなので、ISO原文通り解説する。だから理解できない。
    2. 教科書は読者を考えさせるためなので、十分理解させる気はない。
    3. コンサルタントのサイトに解説があるが、顧客獲得のためのもので、十分知りたい内容がない。
    4. 品質管理業務の実担当が解説したものが一番わかりやすい。なぜなら、実際それで組織の品質を回しているから。でも、実担当の視点で解説したものがない。

    「品質管理業務の実担当が解説したものが一番わかりやすい。なぜなら、実際それで組織の品質を回しているから。でも、実担当の視点で解説したものがない。」という課題を解決するために、QCプラネッツが、実業務で実際使っている、わかりやすい解説を持ってきました。

    【必見】QCプラネッツがわかりやすい解説集を公開します!

    わからなくなったら、QCプラネッツにお任せください。では、リンク集から理解していってください。

    ③【必読】ISO9001 2015各要求事項のリンク集

    0章 一般

    理解しにくい用語をわかりやすく解説しました。




    4章 組織の状況

    ●内部・外部の課題、リスクと機会、利害関係者についての章です。




    5章 リーダーシップ

    リーダー、リーダーシップ、コミットメントをしっかり理解しましょう。



    6章 計画

    PDCAのPです。品質方針、品質目標と品質マネジメントシステムのコアな部分を理解しましょう。要求事項の解説だけでなく、品質目標の実際の作り方も解説しています。


    7章 支援

    資源、力量、認識、コミュニケーション、文書化した情報の理解と、実務でのポイントを解説しています。





    8章 運用

    ●実際の業務プロセス(営業、設計、研究開発、購買、製造、検査)についての要求事項を解説しています。







    9章 評価

    評価、内部監査、マネジメントレビューの方法や実際の業務について解説します。

    9.2内部監査は後日リンクアップします。

    10章 改善

    改善し続けるポイントを解説します。


    ISO9001 2015なんて怖くない! 要求されるのではなく、自主的に成長できるツールとしてうまく活用しましょう! 成長したもん勝ちです!

    まとめ

    ISO9001 2015 をわかりやすく解説しました。

    • ①ISO9001 2015で理解すべきポイント
    • ②各要求事項をわかりやすく解説
    • ③【必読】ISO9001 2015各要求事項のリンク集

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