カテゴリー: QC検定®2級

  • 【必読】管理図と工程能力指数をマスターする【QC検定®2級対策】

    【必読】管理図と工程能力指数をマスターする【QC検定®2級対策】

    「管理図と工程能力指数は何をおさえたらいいのかわからない」などと困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】管理図と工程能力指数をマスターする【QC検定®2級対策】

    管理図で次の質問が答えられますか?

    【必読】管理図の理論が最も重要【QC検定®2級対策】
    • ①管理図の種類と公式をマスターする
    • ②統計的管理状態か工程異常かの判断方法をマスターする
    • ③工程能力指数をマスターする
    管理図と工程能力指数は決まった解き方しか出題されないので点数化しましょう。

    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月にQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらに独学でレベルアップしています。

    ●You tube動画でも解説しています。ご覧ください。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ①管理図の種類と公式をマスターする

    【まとめ】種類と必要な公式

    何度も確認しましょう。

    データ 分布 分類 管理図 UCL/LCL
    計量値 正規分布 \(\bar{x}\)-R管理図 \(\bar{x}\):\(\bar{\bar{x}}\)±\(A_2\)\(\bar{R}\) 
    R: UCL=\(D_4 \bar{R}\),LCL=\(D_3 \bar{R}\)
    計数値 二項分布 不良個数 pn管理図 \(\bar{p}n\)±3\(\sqrt{\bar{p}n(1-\bar{p}})\)
    不良率 p管理図 \(\bar{p}\)±3\(\sqrt{\frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\)
    ポアソン分布 欠点数 c管理図
    (cはconstantのc)
    \(\bar{c}±3\sqrt{\bar{c}}\) (\(\bar{c}\)=\(\frac{\sum c}{k}\))
    単位当たり
    の欠点数
    u管理図 \(\bar{u}±3\sqrt{\frac{\bar{u}}{n}}\) (\(\bar{u}\)=\(\frac{\sum c}{\sum n}\))

    計数値は A2,D3,D4の係数が与えられ
    計量値は、平均±3×標準偏差となっています。

    計量値は正規分布で仮定しているので、計数値と同様に、
    平均±3×標準偏差としても論理的は正しいでしょう。
    ただし、試験は公式どおり代入できるかを問われます。

    計量値の場合(\(\bar{x}\)-R管理図)

    次の3点がわかればOKです。

    1. 計量値の管理図は\(\bar{x}\)-R管理図しか出題されない。
    2. 範囲導出は管理図係数表から読み解く
    3. 管理図係数表の値を導出する理論が不明記

    管理図の解き方

    \(\bar{x}\)の範囲は\(A_2\),
    Rの範囲は\(D_4\),\(D_3\)を管理図係数表から求めます。

    管理図係数表はサンプル数nによって係数の値が変わります。
    nが6より小さい場合は値がないので、解答なしというひっかけ問題も頻出です。

    管理図係数表の値を導出する理論が不明記

    管理図係数表がなぜ必要なのか?正直わかりません。

    計量値(正規分布)としているので、
    平均±3×標準偏差としても論理的は正しいでしょう。

    これは、QCの歴史に原因があります。
    QCの理論は米国から輸入したものが多く、それを最初にJIS規格化したため、
    現在も管理図係数表を使って範囲を求めるようになっています。

    QC検定®2級ではこの過去のいきさつは出題されませんが、
    知っておいてください。

    公式の機械的な代入で点数取るのもいいのですが、
    不思議と思ったら、「なぜ?」と考えることも重要です。

    計数値の場合

    分布の分散公式と一緒に暗記する

    期待値と分散の値を復習しましょう。関連記事を紹介します。

    【必読】基本統計量をマスターする【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で必ず出題される基本統計量の解法を解説します。検定から推定区間まで5分以内に解けるための流れとテクニックについて解説します。QC検定®2級合格したい方は必見です。

    3つの確率分布の期待値と分散を再掲します。

    分布 確率分布関数 期待値E 分散V
    正規分布 f(x)=\( \frac{1}{\sqrt{2πσ^2}}exp(-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2})\) μ \(σ^2\)
    二項分布 f(x)=nCx\(p^x (1-p)^{n-x}\) np np(1-p)
    ポアソン分布 f(x)=\(\frac{μ^x e^{-μ}}{x!}\) μ μ

    pn管理図の場合

    平均が\(n\bar{p}\),分散が\(n\bar{p}(1-\bar{p})\)ですから、範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    \(n\bar{p}\)±3\(\sqrt{ n\bar{p}(1-\bar{p})}\)
    と計算できます。暗記不要ですね。

    p管理図の場合

    pn管理図からnで割ればOKです。範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    \(\frac{n\bar{p}}{n}\)±3\(\frac{\sqrt{ n\bar{p}(1-\bar{p})}}{n}\)
    =\(\bar{p}\)±3\(\sqrt{ \frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\)
    と計算できます。暗記不要ですね。

    c管理図の場合

    平均がc,分散がcですから、範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    c±3\(\sqrt{c}\)
    と計算できます。簡単ですね。

    u管理図の場合

    c管理図からnで割ればOKです。範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    \(\frac{c}{n}\)±3\(\frac{\sqrt{c}}{n}\)
    =u±3\(\sqrt{\frac{u}{n}}\)
    と計算できます。簡単ですね。

    計数値の場合は範囲の式は、期待値・分散公式から導出できます。
    両方同時に暗記できますね。

    ②統計的管理状態か工程異常かの判断方法をマスターする

    工程が正常・異常の判断は、
    ●上限、下限を超過したものがあれば異常
    ●上限・下限内であるが、継続的に増加・減少傾向(連)があれば異常
    ●上限・下限内であるが、ばらつきが小さすぎ、大きすぎなら異常
    と管理図をみればはっきりわかるもの

    基本は、管理図を見て、おかしい!と思えば異常、
    大丈夫か!と思えば正常でよいです。

    JISZ9020-2(2016)異常判定ルール

    ●ルール1:1つまたは複数の点がゾーンAを超えたところ(管理限界の外側)にある。

    管理図

    ●ルール2:連―中心線の片側7つ以上の連続する点がある。

    管理図

    ●ルール3:トレンド-全体的に増加または減少する連続する7つの点がある。

    管理図

    ●ルール4:明らかに不規則ではないパターンがある。

    管理図

    視覚的に異常判定条件をおさえておきましょう。

    ③工程能力指数をマスターする

    重要公式

    ●両側規格の場合: \(C_p\)=\(\frac{S_U-S_L}{6σ}\)
    ●片側規格の場合: \(C_{pk}\)=\(\frac{S_U-\bar{x}}{3σ}\)または、\(C_{pk}\)=\(\frac{\bar{x}-S_L}{3σ}\)

    標準偏差σとs

    QC検定®2級では,
    母標準偏差が既知の場合はσを用いて、\(C_p\)を使いますが、
    母標準偏差が未知の場合はsを用いて、推定値\(C_p’\)を使います。
    という区別だけ理解しておいてください。

    QC検定®1級では、
    χ2=平方和S/\(σ^2\)
    を使って、母標準偏差が未知の場合の\(C_p’\)の区間を求めたりします。

    6σで割る理由

    特にありません。片側3σ以上の不良率は0.13%以下という場合の工程能力指数を計算しているだけです。

    管理対象に合わせて工程能力指数を計算する分母を決めればよいです。

    工程能力指数の判断基準の値は目安

    ●\(C_p\) ≥ 1.33 :工程能力は十分
    ●1.00 ≤ \(C_p\) < 1.33 : 工程能力はまずまず
    ●\(C_p\) < 1.00 :工程能力は不足

    1.33,1.00の値は目安です。実際は管理対象に合わせて値を決めてください。
    なお、1.33は1.33×3σ=4σとしているようです。

    QC検定®2級は正解するためには値の暗記は必要ですが、実際は、管理対象によって値を決めてください。

    まとめ

    QC検定®2級で、管理図と工程能力指数を解説しました。

    • ①管理図の種類と公式をマスターする
    • ②統計的管理状態か工程異常かの判断方法をマスターする
    • ③工程能力指数をマスターする

  • 【まとめ】QC検定®2級を合格するために必要な解法・演習・戦略を伝授

    【まとめ】QC検定®2級を合格するために必要な解法・演習・戦略を伝授

    「QC検定®2級が合格できない」、「どんな対策や勉強をしたらいいのかがわからない」など、試験で苦戦して困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

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    合格者を増やし、
    日本・世界の品質向上と
    素晴らしい未来のために

    QC検定®2級の合格ノウハウ

    • ①QC検定®2級を知る
    • ②基本解法パターンをマスターする
    • ③基本解法パターンを何度も演習する
    • ④合格作戦と体験記をご紹介
    • ⑤手元にメモ・ドリルが必要あなたへ

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    ①QC検定®2級を知る

    QC検定®のランクと難易度(感触)

    野球で例えて比較しましょう。

    QC検定®レベル 難易度 主観的な感触
    (野球で例えると)
    合格率
    QC検定®4級 中学生レベル キャッチボール 80%
    QC検定®3級 高校2年生レベル  草野球 50%
    QC検定®2級 大学2年生レベル 
    範囲は狭い
    パターンは決まっている
    高校野球 25%
    QC検定®1級 大学2年生レベル
    範囲が広すぎる
    プロ野球ドラフト
    にかかるレベル
    5%
    MORE 自分で研究追究するレベル プロ野球選手

    ●QC検定®3級と2級は、子供と大人の差があります。
    一方、
    ●QC検定®2級と1級は学問的には同じ難易度です。基本が難しい。
    両者の違いは、範囲です。
    2級は狭い、1級は広すぎる。

    QC検定®3級は、野球のルールが分かって、草野球ができるレベル。カーブが投げれて110km/hくらいのボールの野球レベル。
    QC検定®2級は、部活動でしっかり練習したくらい、正式な野球の試合になるレベル
    QC検定®2級は、球種がストレートとカーブしかなく、アウトコース・インコースも決まったところにしか投げて来こない野球レベル。でも、140km/hくらいのプロ級のスピードが来る。
    QC検定®1級は、あらゆる球種が、あらゆるコースで、あらゆるスピードで投げて来る野球レベル。

    つまり、

    QC検定®3級は子供、QC検定®2級は大人くらいの差
    QC検定®2級は素人、QC検定®1級はプロ手前

    QC検定®2級の感触

    QC検定®2級は、球種がストレートとカーブしかなく、アウトコース・インコースも決まったところにしか投げて来こない野球レベル。でも、140km/hくらいのプロ級のスピードが来る。

    と表現した本質は、
    ●球種とコースは決まっている⇒各単元の出る問題と出し方は決まっている!
    ●プロ級のスピード⇒大学レベルの統計学
    という意味です。

    つまり、

    1. 単元内容そのものは難しい(大学レベル)
    2. 出る問題と設問はほとんど同じ
    3. 公式、解法をしっかり身に着ければOK

    逆にNGなのは、

    1. あれこれ教科書・問題集に手を付ける(3冊以上はNG)
    2. 解いた問題を復習しない
    3. 各単元の重要な問題が頭で体系化できていない

    決まったボールを決まった打ち方で打てるか!が問われる試験です。

    ②基本解法パターンをマスターする

    単元ごとの基本解法パターンを関連記事にまとめています。おさえておくべき内容と、公式と公式の使い方をコンパクトにまとめています。

    慣れない単元に長い教科書はむしろ逆効果です。

    試験出題単元と、その関連記事(8記事)を紹介します。すべて必読です!

    単元 【必読な関連記事一覧】
    基本統計量
    検定統計量
    検定と推定
    管理図
    回帰分析
    相関分析
    抜取検査
    実験計画法
    信頼性工学
    重要用語集

    おすすめは、下の表にまとめます。容易な単元から自信をつけて、
    実験計画法は最後一気に行く!感じですね。

    No 単元 難易度(★多⇒難) 時期
    8 重要用語集 試験3か月前
    1 基本統計量
    検定統計量
    ★★ 試験3か月前
    7 信頼性工学 試験3か月前
    3 回帰分析
    相関分析
    ★★ 試験3か月前
    4 管理図 ★★ 試験2か月前
    5 抜取検査 ★★ 試験2か月前
    2 検定と推定 ★★★ 試験2か月前
    6 実験計画法 ★★★ 試験1か月前

    ③基本解法パターンを何度も演習する

    単元ごとの重要なポイントがわかったあとは、
    決まった解法を、確実に解く反復練習です。

    頻出問題をドリルとして関連記事にまとめました。10回は解いてほしい!
    すぐに忘れるし、不安になるので、苦手・よく忘れるところを重点的に反復練習しましょう。

    10問を1回ずつ解くより、
    1問を10回解く方が合格に近づきます。

    解くべき必須問題をまとめた、関連記事(10記事)をご紹介します。すべて必ず解いてください。試験合格経験者が重要な基本パターン問題をまとめました。絶対解けるようにしてください。

    単元 【必読な関連記事一覧】
    基本統計量
    検定統計量
    検定と推定1
    検定と推定2
    回帰分析
    相関分析
    管理図
    抜取検査
    実験計画法1
    実験計画法2
    信頼性工学
    重要用語集

    試験対策に合わせて、演習しましょう。

    【検定と推定の演習問題クイズ】

    是非チャレンジください! いい練習になります!

    [ays_quiz id=’2′]

    [ays_quiz id=’3′]

    【管理図の演習問題クイズ】

    是非チャレンジください! いい練習になります!

    [ays_quiz id=’4′]

    [ays_quiz id=’5′]

    [ays_quiz id=’7′]

    ④合格作戦と体験記をご紹介

    勉強方法はわかった!でも、試験当日の戦い方やそれまでのマインドをどうすればいいのか?

    2つ用意しました!
    合格体験記
    試験本番の解き方(こう解く!)

    合格体験記

    一発合格した人と、3回目で合格した人の体験記をまとめました。くじけそうになったら読んでください。みんな苦労して合格しています。

    しんどいのは、あなただけでない!
    みんなと一緒に合格しよう!です!!
    【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級の合格体験談を紹介します。合格戦略や試験の解き方などの受験テクニックの参考になれば幸いです。合格したい方必見です。合格しましょう!

    You tube動画もあります。

    試験本番の解き方(こう解く!)

    勉強でわかると、試験でできるはちがう!
    90分どう戦えばいいのか?

    ご紹介します。

    初受験でしたが60分程度で行けましたという人と
    時間が無かった!という人の違いは?
    【必読】QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)
    QC検定®2級で合格できる試験当日の解き方を解説します。試験時間が足りないと困る方や初受験の方は必見です。

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    ⑤手元にメモ・ドリルが必要あなたへ

    以上、ブログで電子公開したノウハウ集です。

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    以上、勝てる方法を身に着けて、本番頑張ってください。合格しましょう。

    まとめ

    QC検定®2級で、試験で勝てるための内容、解法、戦略を解説しました。

    • ①QC検定®2級を知る
    • ②基本解法パターンをマスターする
    • ③基本解法パターンを何度も演習する
    • ④合格作戦と体験記をご紹介
    • ⑤手元にメモ・ドリルが必要あなたへ

  • 【必読】QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)

    【必読】QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)

    「QC検定®2級をしっかり勉強したのに試験時間が足らず不合格になる」、「試験をどう解けば合格できるかわからない」など、試験で苦戦して困っていませんか?

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    本記事のテーマ

    QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)
    初受験ですが、60分程度で全問解けました。
    「勉強でわかる」と、「試験会場でできる」は違います。

    QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)

    • ①私の必勝テクニック
    • ②実践編1(典型的な問題)
    • ③実践編2(苦手な実験計画法)
    • ④実践編3(文脈から解く文章問題)

    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月勉強してQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらに実験計画法に磨きをかけています。

    試験時間が足りない方が大勢います。私の解き方を参考になれば幸いです。

    ●You tube動画にも説明しています。ご確認ください。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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    ①私の必勝テクニック

    ●全文を丁寧に読まない。
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない。
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!

    の3つだけです。この3つのテクニックがあれば、60分程度で16題100問解けます。

    QC検定®1級受験直前に2級を解くと、20分くらいで解けます。(勉強しすぎ?)。ここまで来ると、答えが勝手に浮かび上がってきます。

    これだけでは、「本当に速く正確に解けるの?」と疑問が残りますので、3題例を挙げて解説します。

    ②実践編1(典型的な問題)

    ●全文を丁寧に読まない。
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない。
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!
    次の問題を5分以内で回答してください。
    できますか?
    【1】工程能力に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選び、その記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    工程能力指数\(C_p\)とは、製造工程が『(1)』状態にある場合に、その工程が作り出す品質の能力をはかる指標である。『(1)』した工程では、製品特性値は母集団分布が正規分布N(μ、σ^2)と仮定した場合に、工程能力指数をより詳しく求めるために、両側、片側を配慮した指数を計算することができる。

    1)上側規格\(S_U\)だけわかっている場合
    \(C_{pU}\)=\(\frac{S_U-μ}{3σ}\)
    2)下側規格\(S_L\)だけわかっている場合
    \(C_{pL}\)=\(\frac{S_L-μ}{3σ}\)
    3)両側の規格\(S_U\)と\(S_L\)がわかっている場合
    a)母平均が規格の中心にあると仮定してよい場合
    \(C_p\)=\(\frac{S_U-S_L}{6σ}\)
    b)母平均が規格の中心あると仮定できず偏っている場合
    \(C_{pk}\)=min(\(C_{pU}\),\(C_{pL}\))
    ここで、min(A,B)はAとBの小さい方と定義する。

    \(C_p\)と\(C_{pk}\)の使い分け方は、『(2)』は製品特性値の母平均が規格の中心である場合、または、中心と仮定しても良い場合に使用し、そうでない場合は『(3)』を用いる。

    母平均μと母標準偏差σは未知であることが多い。実際は、工程から製品をサンプリングしたn個のデータ\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を取り、母平均と母標準偏差を下の式のように『(4)』して考える。
    \(\bar{μ}\)=\(\bar{x}\)=\(\frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n} x_i\)
    \(\bar{σ}\)=s=\(\sqrt{V}\)=\(\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2}{n-1}\)
    μとσにおいて、工程能力指数の式に代入したものが、実際に使われる工程能力指数『(4)』の値である。
    \(\bar{C_{pU}}\)=\(\frac{S_U-\bar{x}}{3s}\)
    \(\bar{C_{pL}}\)=\(\frac{\bar{x}-S_L}{3s}\)
    \(\bar{C_{p}}\)=\(\frac{S_U-S_L}{6s}\)
    \(\bar{C_{pk}}\)=min(\(\bar{C_{pU},C_{pL}}\))

    工程能力を評価する場合、次の判断基準を使う。
    a) (工程能力指数) ≥ 『(5)』なら工程能力は十分である。
    b) 『(5)』> (工程能力指数) ≥ 1.00 なら工程能力はやや不足している。
    c) (工程能力指数) < 1.00なら工程能力は不足し改善が必要である。

    ただし、ここで注意すべき点がある。工程能力指数の判断基準はσに照らし合わせるべきであるが、実際は標準偏差sの値を使った工程能力指数で判断するのは適切ではない。なぜなら、標準偏差sは統計量であり、ばらつきを持つからである。実際はばらつきを考慮した工程能力の区間推定を計算し、その信頼区間を考慮して判断基準を照らし合わせると良い。

    【選択肢】
    ア.検定  イ.安定  ウ.試験  エ.\(C_p\) オ.\(C_{pk}\)
    か.推定  キ.1.10 ク.1.25   ケ.1.33  コ.1.96

    長文の問題です。これを5分でどう解けばよいでしょうか?
    ポイントは、
    全文読まない。必要なところだけ読む。
    たくさん文章あるけど、CpかCpkかの区別だけの問題です。

    では、どこを読めばよいか、マークして再度問題を読みましょう。

    【1】工程能力に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選び、その記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    工程能力指数\(C_p\)とは、製造工程が『(1)』状態にある場合に、その工程が作り出す品質の能力をはかる指標である。『(1)』した工程では、製品特性値は母集団分布が正規分布N(μ、σ^2)と仮定した場合に、工程能力指数をより詳しく求めるために、両側、片側を配慮した指数を計算することができる。

    1)上側規格\(S_U\)だけわかっている場合
    \(C_{pU}\)=\(\frac{S_U-μ}{3σ}\)
    2)下側規格\(S_L\)だけわかっている場合
    \(C_{pL}\)=\(\frac{S_L-μ}{3σ}\)
    3)両側の規格\(S_U\)と\(S_L\)がわかっている場合
    a)母平均が規格の中心にあると仮定してよい場合
    \(C_p\)=\(\frac{S_U-S_L}{6σ}\)
    b)母平均が規格の中心あると仮定できず偏っている場合
    \(C_{pk}\)=min(\(C_{pU}\),\(C_{pL}\))
    ここで、min(A,B)はAとBの小さい方と定義する。

    \(C_p\)と\(C_{pk}\)の使い分け方は、『(2)』は製品特性値の母平均が規格の中心である場合、または、中心と仮定しても良い場合に使用し、そうでない場合は『(3)』を用いる。

    母平均μと母標準偏差σは未知であることが多い。実際は、工程から製品をサンプリングしたn個のデータ\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を取り、母平均と母標準偏差を下の式のように『(4)』して考える。
    \(\bar{μ}\)=\(\bar{x}\)=\(\frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n} x_i\)
    \(\bar{σ}\)=s=\(\sqrt{V}\)=\(\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2}{n-1}\)
    μとσにおいて、工程能力指数の式に代入したものが、実際に使われる工程能力指数『(4)』の値である。
    \(\bar{C_{pU}}\)=\(\frac{S_U-\bar{x}}{3s}\)
    \(\bar{C_{pL}}\)=\(\frac{\bar{x}-S_L}{3s}\)
    \(\bar{C_{p}}\)=\(frac{S_U-S_L}{6s}\)
    \(\bar{C_{pk}}\)=min(\(\bar{C_{pU},C_{pL}}\))

    工程能力を評価する場合、次の判断基準を使う。
    a) (工程能力指数) ≥ 『(5)』なら工程能力は十分である。
    b) 『(5)』> (工程能力指数) ≥ 1.00 なら工程能力はやや不足している。
    c) (工程能力指数) < 1.00なら工程能力は不足し改善が必要である。

    ただし、ここで注意すべき点がある。工程能力指数の判断基準はσに照らし合わせるべきであるが、実際は標準偏差sの値を使った工程能力指数で判断するのは適切ではない。なぜなら、標準偏差sは統計量であり、ばらつきを持つからである。実際はばらつきを考慮した工程能力の区間推定を計算し、その信頼区間を考慮して判断基準を照らし合わせると良い。

    【選択肢】
    ア.検定  イ.安定  ウ.試験  エ.\(C_p\) オ.\(C_{pk}\)
    か.推定  キ.1.10 ク.1.25   ケ.1.33  コ.1.96

    読むところだけ抜き出します。ほとんど読むところはないですが、これでも十分回答できますね。

    【1】工程能力,各選択肢を複数回用いることはない。

    工程能力指数\(C_p\)とは、製造工程が『(1)』状態にある場合。
    \(C_p\)と\(C_{pk}\)の使い分け方は、『(2)』は製品特性値の母平均が規格の中心である場合、そうでない場合は『(3)』を用いる。

    母平均μと母標準偏差σは未知であることが多い。実際は、工程から製品をサンプリングしたn個のデータ\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を取り、母平均と母標準偏差を下の式のように『(4)』して考える。
    a) (工程能力指数) ≥ 『(5)』なら工程能力は十分である。

    【選択肢】
    ア.検定  イ.安定  ウ.試験  エ.\(C_p\) オ.\(C_{pk}\)
    か.推定  キ.1.10 ク.1.25   ケ.1.33  コ.1.96

    教科書のレベルなので、考える時間は必要ないでしょう。答えは
    『(1)』: イ 『(2)』: エ 『(3)』: オ 『(4)』: カ 『(5)』:ケ
    と教科書どおりの問題。5分あれば十分で、1つも落とせない問題ですね。

    ●全文を丁寧に読まない
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!

    ③実践編2(苦手な実験計画法)

    全文を読まないメリットは理解いただけと思います。では、最も難しく、受験者が苦しむであろう実験計画法(二元配置実験、繰返し有り)の場合を解いてみましょう。

    次の問題を8分以内で回答してください。
    できますか? 苦手な実験計画法です。
    【2】実験計画法に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ①ある製品特性値xを大きくしたい。因子A(2水準)、因子B(4水準)、繰返し2回の計16回の実験をランダムな順序で実施した。各因子の主効果と交互作用を調べる。AiBj水準で繰返しk番目のデータの構造式は『(1)』と書ける。なお、分散分析によって交互作用A×Bが小さく、有意でない場合、誤差項にプーリングした場合のデータの構造式は『(2)』と書ける。

    ●『(1)』,『(2)』の選択肢
    ア.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\(ε_{ijk}\)
    イ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ij}\)
    ウ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ijk}\)+\(ε_{ij}\)
    エ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ijk}\)

    ②実験の結果、下表のデータを得た。表に、データの集計結果や平均値もある。
    ここで、分散分析をした結果、次の結果が得られた。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 『(3)』
    B 8
    A×B 『(4)』
    e 1.25
    T 52

    ●『(3)』,『(4)』の選択肢
    ア.2 イ.8 ウ.16 エ.24

    ③分散分析表から、因子Aは有意水準1%,有意水準5%で有意となったが、交互作用A×Bは有意ではなかった。そこで、交互作用A×Bを誤差項にプーリングし、再度分散分析をおこなった。因子A,Bともに有意水準1%で『(5)』となった。

    ●『(5)』の選択肢
    ア.有意となった イ.有意とならなかった

    最適な水準の組み合わせは『(6)』で、その母平均の点推定値は、データの構造式『(2)』に基づき、データ表を代入して『(7)』が得られる。

    ●『(6)』の選択肢
    ア.A1B1 イ.A1B2 ウ.A1B3 エ.A1B4
    オ.A2B1 カ.A2B2 キ.A2B3 ク.A2B4

    ●『(7)』の選択肢
    ア.5.0 イ.6.0 ウ.7.0 エ.8.0
    オ.9.0 カ.10.0 キ.11.0 ク.12.0

    ④プーリング後の誤差の平均平方(不偏分散)\(V_E\)は『(8)』で有効繰返数\(n_e\)の逆数は『(9)』であり、最適な水準の組み合わせの母平均の信頼度95%の信頼区間は『(10)』である。

    ●『(8)』の選択肢
    ア.1.03 イ.1.06 ウ.1.09 エ.1.12

    ●『(9)』の選択肢
    ア.3/16 イ.5/16 ウ.7/16 エ.8/16

    ●『(10)』の選択肢
    ア.5.8,8.4 イ.6.1,8.7 ウ.6.7,9.3 エ.7.0,9.6

    *ポイントは

    ●全文読まない。
    ●自分の解き方で攻める  この場合は平方和、分散分析ですね。
    ●難問は何問か捨てる 『(9)』,『(10)』は捨てましょう。時間消耗は禁物です!

    では解いてみましょう。時間制限の中、速く解くことを意識しましょう。

    【2】実験計画法に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ある製品特性値xを大きくしたい。因子A(2水準)、因子B(4水準)、繰返し2回の計16回の実験をランダムな順序で実施した。各因子の主効果と交互作用を調べる。AiBj水準で繰返しk番目のデータの構造式は『(1)』と書ける。なお、分散分析によって交互作用A×Bが小さく、有意でない場合、誤差項にプーリングした場合のデータの構造式は『(2)』と書ける。

    ●『(1)』,『(2)』の選択肢
    ア.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\(ε_{ijk}\)
    イ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ij}\)
    ウ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ijk}\)+\(ε_{ij}\)
    エ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ijk}\)

    ●解説
    『(1)』はア、『(2)』エ です。 (イ)(ウ)はおかしい式です。添え字がεと重複しているので交絡している場合です。ただし、QC検定®1級レベルなので、教科書の式を目に焼き付けていれば、アとエはすぐにわかるはずです。何度も復習がここで力を発揮します。

    ②実験の結果、下表のデータを得た。表にた、データの集計結果や平均値もある。
    ここで、分散分析をした結果、次の結果が得られた。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 『(3)』
    B 8
    A×B 『(4)』
    e 1.25
    T 52

    ●『(3)』,『(4)』の選択肢
    ア.2 イ.8 ウ.16 エ.24

    ●解説
    分散分析を速く解くために、平方和を速く計算する必要が必須です。

    ●平方和\(S_A\),\(S_B\),\(S_{AB}\),\(S_{A×B}\)を速く解く練習と、
    ●分散分析表から平方和を求めるための必要なデータを速く取り出せる練習
    の2つが必要。実験計画法で勝つには必須です。

    ●分散分析表を埋めていきます。
    平方和\(S_A\)=\(\sum_{i=1}^{n} \frac{A_i水準のデータの和}{A_i水準のデータ数}\)-CT
    =\(\frac{32^2+48^2}{8}\)-\(\frac{80^2}{16}\)
    =416-400=16
    公式通りです。同様に\(S_B\),\(S_{AB}\),\(S_{A×B}\)を速く解けるように練習してください。

    ●自由度はすぐにわかります。
    ・φA=2-1=1
    ・φB=4-1=3
    ・φA×B=(2-1)(4-1)=3
    ・φe=残り=8

    平方和\(S_A\)と自由度を分散分析表に入れましょう。他の値も求められることがわかります。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 16 1
    B 3 8
    A×B 『(4)』 3
    e 8 1.25
    T 52 15

    自由度×不偏分散から平方和が計算できます。残りの平方和が計算できるので、分散分析表の値が埋まります。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 16 1 16
    B 24 3 8
    A×B 2 3 0.67
    e 10 8 1.25
    T 52 15

    分散分析表の穴埋め問題の解き方も重要です。平方和の計算を速くすることは重要ですが、分散分析表の穴埋めから簡単に求められないかも注視しましょう。

    ③分散分析表から、因子Aは有意水準1%,有意水準5%で有意となったが、交互作用A×Bは有意ではなかった。そこで、交互作用A×Bを誤差項にプーリングし、再度分散分析をおこなった。因子A,Bともに有意水準1%で『(5)』となった。

    ●『(5)』の選択肢
    ア.有意となった イ.有意とならなかった

    ●F検定の計算です。
    ・因子A: \(V_A\)=16/1=16
    ・因子B: \(V_B\)=24/3=8
    ・残差e: \(V_e\)=(10+2)/(8+3)=1.09

    ・\(F_A\)= \(V_A\)=/ \(V_e\)=16/1.09=14.67
    ・\(F_B\)= \(V_B\)=/ \(V_e\)=8/1.09=7.33

    ・F検定は、
    ・\(F(φ_A,φ_e,0.01)\)=F(1,11,0.01)=9.65
    ・\(F(φ_B,φ_e,0.01)\)=F(3,11,0.01)=6.22
    よって、
    ・\(F_A\) > \(F(φ_A,φ_e,0.01)\)
    ・\(F_B\) > \(F(φ_B,φ_e,0.01)\)
    よりともに有意である。『(5)』は(ア)です。
    (厳密には誤差と残差は違いますが、この場合は同じとします。)

    A,B両方計算しましたが、実際は1つで十分です。試験時間を有効活用しましょう。
    実験計画法の後半戦です。「そろそろ捨ててもいいかな」の見極めが必要です。

    最適な水準の組み合わせは『(6)』で、その母平均の点推定値は、データの構造式『(2)』に基づき、データ表を代入して『(7)』が得られる。

    ●『(6)』の選択肢
    ア.A1B1 イ.A1B2 ウ.A1B3 エ.A1B4
    オ.A2B1 カ.A2B2 キ.A2B3 ク.A2B4

    ●『(7)』の選択肢
    ア.5.0 イ.6.0 ウ.7.0 エ.8.0
    オ.9.0 カ.10.0 キ.11.0 ク.12.0

    『(5)』は捨てても『(6)』、『(7)』は落とせません。
    『(5)』は時間かかるけど、『(6)』、『(7)』は数秒で答えられるし2点稼げます。
    難問が解けないコンプレックスがあっても、数点だけです。合格すれば71点も100点も同じです。

    『(6)』は(キ) (7,8が最も大きな値)
    『(7)』は、母平均導出の式(QC検定®2級は暗記でOKです。)
    \(μ_{A_2 B_3}\)=\(μ_{A_2}\)+\(μ_{B_3}\)-μ
    より計算します。
    \(μ_{A_2 B_3}\)=\(μ_{A_2}\)+\(μ_{B_3}\)-μ
    =48/8+28/4-80/10=8 より(エ)です。

    実験計画法で、10問中7問自信があれば、あとは適当にマーク塗って1点ゲットできたらラッキーとして次の文章問題(こっちの方が簡単)でしっかり点数稼ぐことも重要です。

    次の問いは、「不合格に陥れる罠」です。QC検定®2級を少し超えるレベルで、試験時間を消耗させる罠です。でも落としても3点です。どこかで取り返せるはず。試験時間を温存しましょう。

    また、大問1から、ここまで来ると試験時間で40分程度かかるはずで、相当疲れているはずです。そろそろ小休止とってもよいでしょう。

    一応解説しますが、捨てて次の問いに行きましょうね。合格すれば何でもOK。

    ④プーリング後の誤差の平均平方(不偏分散)\(V_E\)は『(8)』で有効繰返数\(n_e\)の逆数は『(9)』であり、最適な水準の組み合わせの母平均の信頼度95%の信頼区間は『(10)』である。

    ●『(8)』の選択肢
    ア.1.03 イ.1.06 ウ.1.09 エ.1.12

    ●『(9)』の選択肢
    ア.3/16 イ.5/16 ウ.7/16 エ.8/16

    ●『(10)』の選択肢
    ア.5.8,8.4 イ.6.1,8.7 ウ.6.7,9.3 エ.7.0,9.6

    ●解説
    ・『(8)』:Ve’/φe’=12/11=1.09
    これは解けますね。

    ・『(9)』: 伊奈の式で一発計算ですが、これが難しいですよね。
    1/\(n_e\)=1/8+1/4-1/16=5/16 より(イ)

    ・『(10)』:絶対捨てましょう
    8.0±t(φ_e’,0.05)\(\sqrt{\frac{V_e’}{n_e}}\)
    =8.0±t(11,0.05) \(\sqrt{12/11×5/16}\)
    =8.0±2.306×0.5836
    =6.654,9.345 より(ウ)

    ●全文を丁寧に読まない
    ●問題文に翻弄されない
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!

    ④実践編3(文脈から解く文章問題)

    次の問題を6分以内で回答してください。
    できますか? 長い文章問題です。
    【3】QCサークル活動における次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ある会社では、QCサークル活動を全社的への展開を推進しているが、各部門がどのように活動すればよいか悩んでいる。そこで、品質部門が各部門に出向き、QCサークル活動の進め方について検討会議を実施した。

    ①営業部門との協議
    a) 不適合品発生や歩留まり低下、レビュー会など、製品にかかわる問題を直接扱わないため、テーマ探しが難しい。そこで、品質部門は、売上計画をテーマとして取り上げるよう提案した。例えば、売上成績と営業活動との関係をみると、売上成績は営業活動から生み出されるアウトプット、すなわち『(1)』である。そして、日ごろの営業活動は、その『(1)』を生み出すための『(2)』である。確実に売上計画を達成するには、営業活動という『(2)』を改善していく必要がある。よって、テーマとして取り上げることで、個々のメンバーが単に『(1)』を追求するだけでなく、より効果的な営業『(2)』がどうあるべきかを考え、自ら改善する力を養うことが期待できる。営業部門としても、QCサークル活動は有効である。

    b)実際に、売上計画についてのテーマを挙げると、「顧客訪問回数倍増による売上計画達成」というテーマがうまくいかないことを聞いた。うまくいかないのはテーマ名に問題があるのではないか。テーマ名の中に『(3)』が入っているが、適切ではない。なぜなら、訪問回数と売上計画達成の間には因果関係があるかわからないからだ。メンバーで集まって、なぜ売上計画が達成できないか要因分析する必要がある。いろいろな検討方法が考えられるが、売上計画が達成できない問題では、原因や結果、目的や手段などが複雑に絡み合っている可能性が高い。そこで、『(4)』図を用いて、矢線で論理的につなぎ、整理することもよいことだ。

    ●『(1)』~『(4)』の選択肢
    ア.課題 イ.努力 ウ.プロセス エ.連関
    オ.対策 カ.動線 キ.コミットメント ク.期待 ケ.結果

    ②間接部門
     間接部門では、各担当が少ないリソースの中で何とか仕事をしている。しかし、改善テーマと言われてもアイデアが出てこないという説明を受けた。品質部門は、各担当の業務については一見問題がないように見えるが、実際は問題が顕在化していないだけかもしれない。製造部門では作業手順書などに基づいて業務しているが、間接部門の場合は製造部門と違い、仕事の内容と実施方法が『(5)』化しないことが多い。また、個々の業務を決まった担当者が行うことが多く、仕事が『(6)』されがちである。仕事が『(5)』化されず、『(6)』化された状態では、仕事のやり方に問題があっても、外部から改善を指摘されることはなく、ムダがあっても長期間そのままであることが多い。改善すべきテーマ問題とは、『(7)』と『(8)』とのギャップである。まず、現在の業務の内容や実態をかき出し、『(7)』を可視化し、メンバーが『(8)』を設定し、共有することで、テーマを作るとよいだろう。

    ●『(5)』~『(8)』の選択肢
    ア.現状 イ.習熟 ウ.変更 エ.蓄積
    オ.属人 カ.標準 キ.過去 ク.あるべき姿

    *ポイントは
    ●全文を丁寧に読まない
    ●問題文に翻弄されない

    文脈から回答せざるを得ない問ですが、それでも必要な箇所だけ読みます。
    文章問題の後半になると試験時間が60分超えで、疲れと試験終了の焦りが出てきます。ですから、なおさら、文章をポイントだけ見て回答していくことが重要となってきます。

    では解いてみましょう。回答に必要な箇所だけ抜き出します。

    【3】QCサークル活動における次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ある会社では、QCサークル活動を全社的への展開を推進しているが、各部門がどのように活動すればよいか悩んでいる。そこで、品質部門が各部門に出向き、QCサークル活動の進め方について検討会議を実施した。

    ①営業部門との協議
    a) 不適合品発生や歩留まり低下、レビュー会など、製品にかかわる問題を直接扱わないため、テーマ探しが難しい。そこで、品質部門は、売上計画をテーマとして取り上げるよう提案した。例えば、売上成績と営業活動との関係をみると、売上成績は営業活動から生み出される
    アウトプット、すなわち『(1)』である。そして、日ごろの営業活動は、その『(1)』を生み出すための『(2)』である。確実に売上計画を達成するには、営業活動という『(2)』を改善していく必要がある。よって、テーマとして取り上げることで、個々のメンバーが単に『(1)』を追求するだけでなく、より効果的な営業『(2)』がどうあるべきかを考え、自ら改善する力を養うことが期待できる。営業部門としても、QCサークル活動は有効である。

    b)実際に、売上計画についてのテーマを挙げると、「顧客訪問回数倍増による売上計画達成」というテーマがうまくいかないことを聞いた。うまくいかないのはテーマ名に問題があるのではないか。テーマ名の中に『(3)』が入っているが、適切ではない。なぜなら、訪問回数と売上計画達成の間には因果関係があるかわからないからだ。メンバーで集まって、なぜ売上計画が達成できないか要因分析する必要がある。いろいろな検討方法が考えられるが、売上計画が達成できない問題では、原因や結果、目的や手段などが複雑に絡み合っている可能性が高い。そこで、『(4)』図を用いて、矢線で論理的につなぎ、整理することもよいことだ。
    ●『(1)』~『(4)』の選択肢
    ア.課題 イ.努力 ウ.プロセス エ.連関
    オ.対策 カ.動線 キ.コミットメント ク.期待 ケ.結果

    ②間接部門
     間接部門では、各担当が少ないリソースの中で何とか仕事をしている。しかし、改善テーマと言われてもアイデアが出てこないという説明を受けた。品質部門は、各担当の業務については一見問題がないように見えるが、実際は問題が顕在化していないだけかもしれない。製造部門では作業手順書などに基づいて業務しているが、間接部門の場合は製造部門と違い、仕事の内容と実施方法が『(5)』化しないことが多い。また、個々の業務を決まった担当者が行うことが多く、仕事が『(6)』されがちである。仕事が『(5)』化されず、『(6)』化された状態では、仕事のやり方に問題があっても、外部から改善を指摘されることはなく、ムダがあっても長期間そのままであることが多い。改善すべきテーマ問題とは、『(7)』と『(8)』とのギャップである。まず、現在の業務の内容や実態をかき出し、『(7)』を可視化し、メンバーが『(8)』を設定し、共有することで、テーマを作るとよいだろう。

    ●『(5)』~『(8)』の選択肢
    ア.現状 イ.習熟 ウ.変更 エ.蓄積
    オ.属人 カ.標準 キ.過去 ク.あるべき姿

    読むべきところだけ抜き出すと以下になります。

    【3】QCサークル活動、各選択肢を複数回用いることはない。

    アウトプット、すなわち『(1)』である。『(1)』を生み出すための『(2)』である。

    「顧客訪問回数倍増による売上計画達成」というテーマがうまくいかないことを聞いた。うまくいかないのはテーマ名に問題があるのではないか。テーマ名の中に『(3)』が入っているが、適切ではない。なぜなら、訪問回数と売上計画達成の間には因果関係があるかわからないからだ。原因や結果、目的や手段などが複雑に絡み合っている可能性が高い。そこで、『(4)』図を用いて、矢線で論理的につなぎ、整理することもよいことだ。
    ●『(1)』~『(4)』の選択肢
    ア.課題 イ.努力 ウ.プロセス エ.連関
    オ.対策 カ.動線 キ.コミットメント ク.期待 ケ.結果

    これでも十分回答できますよね。
    ●『(1)』はアウトプットと同じ言葉だから、(ケ)
    ●『(2)』は結果を生み出すのはプロセスだから(ウ)
    ●『(3)』は微妙な問いで文脈と選択肢の消去法から(オ)
    ●『(4)』は図法については、(エ)しかない。

    1分かかりませんね。
    後半戦行きます。

    製造部門では作業手順書などに基づいて業務しているが、間接部門の場合は製造部門と違い、仕事の内容と実施方法が『(5)』化しないことが多い。また、個々の業務を決まった担当者が行うことが多く、仕事が『(6)』されがちである改善すべきテーマ問題とは、『(7)』と『(8)』とのギャップである。

    ●『(5)』~『(8)』の選択肢
    ア.現状 イ.習熟 ウ.変更 エ.蓄積
    オ.属人 カ.標準 キ.過去 ク.あるべき姿

    これでも十分回答できますよね。
    ●『(5)』は文脈から(カ)。
    ●『(6)』は個人プレーの(オ)。
    ●『(7)』は『(8)』とセットで、(ア)と(ク)。

    1分かかりませんね。これで8点ゲットしましょう。

    大問3つを使って、試験時間で勝てる戦い方を解説しました。

    勝つ解き方

    ●全文を丁寧に読まない
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!
    (1問あたり1分程度です。罠にはまると時間切れになります)

    あとは実践! 頑張ってください。
    私はこの方法を使って60分程度で解けて見直しもあわてずにできました。

    試験時間が足りない無い方は

    ●全文を読んで時間がかかっている
    ●捨てていい問題をうまく選択できていない
    ●パターン化した解き方に少し不安がある

    の3つです。能力が十分あるのに勿体ないです。

    勝てる方法を身に着けて、本番頑張ってください。合格しましょう。

    まとめ

    QC検定®2級で、試験で勝てるための解き方を解説しました。

    • ①私の必勝テクニック
    • ②実践編1(典型的な問題)
    • ③実践編2(苦手な実験計画法)
    • ④実践編3(文脈から解く文章問題)

  • 【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】

    【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】

    「QC検定®2級の合格した人がやったことが知りたい」、「QC検定®2級は不合格でどうやれば合格できるかわからない」などと困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】

    2人の体験記を紹介します。私と先輩の体験記です。
    ●全くの素人でも受験テクニックで合格できた私
    ●不合格でもあきらめずに頑張ると合格をつかむ先輩の強さ
    の体験からヒントになれば幸いです。

    私はQC検定®2級勉強開始時は
    ●平方和が計算できない
    ●検定・推定は大学で聞いたなあ、ちゃんと勉強しとけばよかった
    ●実験計画法って何?
    ●ISO9001読んでも頭に入らない
    ●電卓を間違えて入力、紙で計算すると途中式を写し間違える
    でした。今はこれだけブログを書いていますけど。
    私は超人ではなく、ただのオッサンです。
    QC検定®2級の合格体験談
    • ①私の場合(1回目で合格)
    • ②先輩(3回目で合格)
    • ③体験談からわかるヒント

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

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    ①私の場合(1回目で合格)

    私はQC検定®2級勉強開始時は
    ●平方和が計算できない
    ●検定・推定は大学で聞いたなあ、ちゃんと勉強しとけばよかった
    ●実験計画法って何?
    ●ISO9001読んでも頭に入らない
    ●電卓を間違えて入力、紙で計算すると途中式を写し間違える

    が、どうやって1発合格したかを振り返ります。

    品質管理の業務経験は0です。

    現在はQC検定®1級合格を終え、さらにレベルアップしていますが、
    特別な能力があったわけではなく、ゼロからのスタートでした。
    3,4年あれば別人のように変わります。

    勉強スタートは試験3か月前

    品質管理の業務を初めてやることになり、上司から「QC検定®2級」受験したらと勧められた。「君ならできるよ!」って。困惑気味で昼休みに本屋に行き、さっと立ち読みして、「無理やな」とため息。

    「範囲が広く、難解で聞いたこともない専門用語、QC7つ道具って7つは多いし、しかも苦手な統計学、実験計画法なんて聞いたこともないし」

    大学2,3年レベルの試験だと難しいことを確認した。

     

    短期間に広範囲な試験領域なので、2冊に絞った。むしろ3冊以上解ける余裕はなかった。

    ①対策本1冊
    ②過去問題集1冊

    実際買って勉強したの本がこちら。本音からして、この2冊でOK。これ以上やっていると情報量が多すぎて消化できないはず。

    ●教科書
    解法がシンプルにまとまっていて初心者向き。それでも私は理解するのに精一杯でした。

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    ●過去問題集
     6回分あるので、試験対策には十分な量

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    大学2年のときに統計学の単位を取ったが、当時草野球で忙しかったのを悔やんだが時すでに遅し。

    学生時代を悔やんでも、すでにオッサンなので、合格戦略を考えた。

    対策本は前半が計算(基本統計量、検定と推定、相関分布、抜取検査、実験計画法)で、後半が専門用語(サンプリング、QC道具、QFD,ISO9001など)だったため、後半から勉強を開始した。

    試験2か月前

    専門用語が頭に入らず、特にサンプリングの種類が区別つかない。
    計算問題は相関分析、抜取検査は理解できたが、基本統計量の初歩の平方和が解けない。
    実験計画法って何?と手も出ず。

    教科書1冊を何度も読み返し、試験範囲の広さ、分量、解法パターンに慣れていった。

    品質管理業務かあ。難しい仕事をひきうけちゃったなあ。と不安でした。

    試験1か月前

    「敵を知ろう! 一回、過去問を見てみよう」と、一通り答えを見ながら各問を読んでいった。

    当然解けないので、解説を読んで理解することから始めた。

    いろいろな発見があり、勉強が加速する。

    「似たようなパターンの問題しか出ない」
    「1つの解法を軸に、個々の解法を応用すればできるかも」

    実は、QC検定®2級は「決まったパターン」しか出題されません。
    それでも合格率は20%台と低いです。なぜかわかりますか?

    そもそも、大学2年の統計学を受講した人は、人口の2割程度。
    (理系がそもそも3割しかいないし、大学進学率や授業を真面目に聞いていた人なんてさらに少ないでしょう)

    つまり、統計学としては難問ではなく、標準的な問題しか出ないとわかりました。

    勝ち方がわかりました!

    ●苦手とする計算の公式のパターンの書き出し
    ●専門用語の一覧をノートに作って何度も復習
    ●10問を1回ずつ解く練習ではなく、1問を10回解く練習が重要

    実はこれが、「必勝メモ!」として、本ブログのQC検定®2級対策の記事のベースになります。

    試験直前

    公式解法パターンを毎日暗記

    まだ、苦手だった平方和の公式を毎日書く。
     2パターンの書き方があるのでそれを毎日書く。

    関連記事に平方和の記事を書いていますが、題名に統計学最初の関門「平方和」と最初の関門であることを強調しています。これだけ、私自身、平方和の計算に苦労しました。

    【簡単】統計学最初の関門「平方和」がマスターできる【初心者向け】
    なぜ、ばらつきを評価するのに平方和を使うのか説明できますか?平方和の公式変形や応用問題はスムーズに解けますか? 本記事では、平方和の式の意味、公式変形やデータ変換と平方和の関係をわかりやすく解説します。統計の最初の関門である平方和をマスターしたい方は必見です。

    QCプラネッツで最もアクセス数の多い記事で、とてもうれしいですが、私だけでなく多くの人も苦労されていると思います。

    平方和は、
    ●2乗和をnで割る気持ち悪さ
    ●2つの式で表現できるがその変形過程が難しい(Σの計算)
    ●さっと計算できない
    点で苦労しました。
    今は、分散分析の期待値の計算を研究しすぎて、麻痺してますけど。

    実験計画法の解き方4パターン(一元配置実験(繰返し数同異)、二元配置実験(交互作用有無)など、多くの公式や解法パターンをかき出す毎日。

    ポアソン分布の式の暗記が最後までできなかった。この式何なの?ですよね! 試験出たけど全滅でした!

    過去問題集で慣らす

    専門用語は過去6回の過去問題集で、雰囲気で解ける自信が付いた。
    そして、問題文の分量が多いので、全部読む必要なく、ポイントとなる箇所だけ見れば時間に余裕がある試験だとわかった。

    QC検定®2級は全文読んだら時間切れで不合格!
    90分で100問と余裕ありそうだが、
    不慣れで、緊張する中、意外と時間が無いので注意!

    1回前の過去問題を購入し冷や汗

    少し時間に1週間程度余裕があったので、JSAのHPから前回の問題を1000円で購入して解いた。
    そしたら、40点くライしかできず。やばい!
    実は合格率が最低だった回で、解けるわけないわと落ち着かせた

    試験当日

    落ち着いて解けたが、ポアソン分布の式が書けず、大問1つはダメだった。楽勝で勝たせてくれないのがQC検定®。そんなに甘くない!実際、78点くらいとれたので、合格できた。

    同じ解き方を何度も練習して、全文読まずに回答する練習をしたので、試験時間は60分で一旦全部解けて残りは見直しの時間とした。

    合格後

    上司からかなり祝福をもらいうれしかった。
     でも、QC検定®1級は到底無理だなあと強く思った。

    そういえば、一夜漬けで一発合格した人が職場にいた。超人かもしれない。私には無理!

     

    ②先輩(3回目で合格)

    自分の合格より、100倍うれしかった先輩の合格体験を紹介します。

    初受験

    私の合格を聞いた先輩が、「自分も受験を決意」として勉強開始した。先輩なりの勉強法で初受験されたが、不合格だった。点数は60点台であともうちょっとだった。

    合格は70点以上であるが、実は60点台であともう少しな人は結構多い。
    これは正規分布からわかる。平均点を計算すれば合格率が低いわりに平均点が高いからです。

    QC検定®2級の平均点はいくらか?

    45点? 60点? どれくらいでしょうか?

    合格点が70点で合格率が20%、受験者の点数の標準偏差は10点とします。
    平均点が仮に計算できますね。
    合格率20%から正規分布表からKp=0.842
    (70-x)/10=0.842 x=61.58点となります。
    平均点は意外と高く、合格点の10点しか差がありません。

    この計算の意味がわからない人は、合格がかなり怪しいので、勉強加速してください。

    平均点も60点前後で結構高い試験なので、「あと10点」が重要になります。
    「10点くらいどうにかなるわ!」としても60-70点に受験者の25%程度が分布しているため、簡単に点数が上がる領域ではありません。
    1回目の不合格は他の先輩や上司もいたので、後輩の私が上から目線でアドバイスするのは厚かましいので、そっとしていました。

    2回目受験も不合格

    2回目も残念ながら、「あと10点」届かずでした。

    運悪く試験開始時間に遅れてしまったようで、
    あわてて問いたのと、時間不足で不合格でした。
    あと5分あれば70点超えできた問題用紙を見せていただきました。

    私も何がお手伝いしたい思いと、
    「どうやれば合格できるか?」と聞かれたので、
    ●「全部は読んでいない」
    ●「解法パターンを練習すればスピードがあがる」
    などのテクニックを伝えました。

    普通ならここで諦める人が多いのですが、3回目の受験で合格されました。

    Never Give Up! こういう方は強いですね。普通はくじけるけど。
    やっぱり自分の合格より先輩の合格の方がとてもうれしかったなあ。

    たかが資格、試験ですが、ドラマはあります。
    「Happy End だらけじゃ笑顔もやっぱりつまんない」 という歌があるように。

    ③体験談からわかるヒント

    本記事を読んでいただくと次のポイントが重要であるとわかるので整理します。

    1. 平均点は60点前後と意外と高い。60⇒70点が最もしんどい。
    2. 初めての統計学、実験計画法、品質管理用語なので、暗記だけでOK。
    3. 決まった解法パターンを何度も繰り返す。
    4. 教材は最小限でよい。
    5. 問題文は全文丁寧に読むと時間切れ。
    6. QC検定®1級受験なんて到底無理⇒できるようになりますよ!

    これから受験される方、不合格だった方、など多くの方の参考になれば幸いです。

    まとめ

    QC検定®2級で、抜取検査の理論を解説しました。

    • ①私の場合(1回目で合格)
    • ②先輩(3回目で合格)
    • ③体験談からわかるヒント

  • 【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】

    【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】

    「試験でおさえておくべき用語は何か?」、「知らない用語が出題されたらどうしよう」などと困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】
    • ①品質機能展開
    • ②自社の収益の確保(QCD)
    • ③社会情勢やあった企業活動
    • ④自社の品質活動

    品質管理の用語集一覧の関連記事とリンクしています。各用語の使い方や、QC検定®に出題される文章に慣れましょう。

    【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で頻出な、品質管理用語をまとめました。全用語を1つの記事にまとめました。本記事を確認して確実に点数化しましょう。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月間勉強しQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格しています。

    ①品質機能展開

    品質管理は”自社の事業を永続的に成長し続けるため”に必要な活動です。そのために、社会や市場のニーズや要を掴みつつ、自社の収益を獲得し続ける活動が重要です。自社の収益を獲得しながら、社会に応えていくには、私たちは日頃、何を意識してどんな活動をすればよいかを考える必要があります。その活動の結果が品質管理につながります。イメージ図が下にあります。

    qms

    重要用語

    社会的責任、標準規格、トップマネジメント、経営理念、品質機能展開、方針管理、日常管理、PDCA

    ②自社の収益の確保(QCD)

    顧客満足を満たすために、市場分析して顧客ニーズを抽出するマーケットインが必要である。しかし、過去は作れば売れるプロダクトアウトな時代であった。
    自社を選んでもらえる魅力やQCD(品質、原価、納期)管理ができる自社の組織体制、運営が必要。

    品質、QCDなどの基礎用語は、意外と理解しにくいので、関連記事にわかりやすく解説しています。

    5分でわかる品質用語
    品質管理に急に関わるようになったあなた。難しい品質管理用語を丸暗記しても理解できず困っていませんか?本記事では、学生時代の思い出から品質管理用語をわかりやすく解説します。すぐに品質管理用語を使いこなせたい方は必見です。

    ③社会情勢やあった企業活動

    法令遵守

    よくPL法が出題されます。

    製造物責任法(PL法)

    製造業者が負うべき賠償責任1994年に施行。損害賠償請求権は、損害および賠償義務者をしったときから3年の消滅時効または製造物を引き渡してから10年の除斥期間により消滅する。対策として製造物責任問題が発生してから対処する活動をPLD,発生させない活動をPLPという。

    この文章一式頭に入れておきましょう。5点くらい稼げますね。

    ISO9001 2015

    ISO9000 2015に適合した活動として7原則があります。

    ●顧客重視⇒売上拡大に必須
    ●リーダシップ⇒トップはもちろん各自にも求められる
    ●人々の積極的参加⇒会議参加だけでなく、自分事として改善活動
    ●プロセスアプローチ⇒自工程だけでなく工程間の相互作用も重要
    ●改善⇒不適合、是正処置による改善や、少しずつ改善する継続的改善
    ●客観的事実に基づく意思決定⇒決めつけでなく、再現性、客観性がある
    ●関係性管理⇒関係者やステークホルダーとの良好な関係

    自分の言葉でわかりやすく用語を整理しましょう。

    標準規格

    標準規格の種類⇒(標準化 国際、地域、国家、業界、社内)

    ISO14001(環境),ISO26000(社会的責任),ISO45001(労働安全衛生)もセットでよく出題される。

    ④自社の品質活動

    経営者(トップ)が取り組むこと

    トップマネジメント、コミットメント、方針管理、理念・ビジョン、中長期経営計画、品質展開

    社長、経営者が自らよい品質活動を行うと決めたコミットメントする。経営トップは方針管理を行う。

    トップは組織の使命・理念・ビジョン・経営環境に基づき中長期経営計画を策定し、各部門、組織へ策定案に沿って事業活動をするように品質展開する。

    各部門が取り組むこと

    目標と課題、トップマネジメント、品質保証体系図、QFD(品質機能展開)、分掌業務、管理項目と管理水準、力量、OJT

    各部門は、自部門の目標と課題を明確にして次期活動を計画し実施する。トップは各部門の達成状況などをチェックし、適切な対策をとるようトップマネジメントを行う。製品企画・設計・製造・検査・保守に至るまでの品質保証業務を各部門に割り振ったフローチャートである品質保証体系図を作成し、業務フローを管理する。

    またQFD(品質機能展開)を定義し、顧客に満足が得られる設計品質を設定しその設計の意図を製造工程までに展開する。各部門において、分掌業務を明確にして、それぞれの責任を担う。管理項目管理水準を決定する。各部門は、人的リソースにおいて要求品質を満たす力量があるかを確認し、必要に応じて教育やOJTを通じて社員のレベルアップを図る。

    各担当が取り組むこと

    ギャップ、PDCA、SDCA、日常管理、TQM、QCサークル活動(小集団活動)、後工程はお客様、経験や勘、事実に基づく管理、当たり前品質、一元的品質、魅力的品質、逆評価品質、無関心品質がある

    各部門やチームは、日々品質向上努めるため、目標と現状のギャップを定義し、そのギャップを埋めるための活動を行う。その活動を効果的にするためにPDCASDCA日常管理としてまわす。

    また、品質活動はトップマネジメントやTQMなどの会社的なものだけでなく、チームや個人ベースのQCサークル活動(小集団活動)も定期的に実施するとよい。上からの指示だけでなく、自ら考えて行動することが会社全体の品質マインド向上につながる。各部門はそれぞれの工程を担うが、後工程はお客様の精神で責任ある業務を行う。

    企画、設計、製造などの各工程においては経験や勘ではなく事実に基づく管理が重要である。顧客の立場から 当たり前品質、一元的品質、魅力的品質、逆評価品質、無関心品質がある。

    各工程で取り組むこと

    品質には、各工程に求められる。企画品質、設計品質(ねらいの品質),製造品質(できばえの品質)、使用品質がある。

    ①企画

    ブレーンストーミング、自由奔放、批判厳禁、課題解決型、問題解決型、重点指向、代用特性、リスクと機会、ねらいの品質

    顧客のニーズや要求事項を考えることは難しい。そのためアイデア出しが重要である。よく実施されるブレーンストーミングでは四大ルール(を求める、改善結合、自由奔放批判厳禁)をもとに、参加者の意義あるアイデアを量産する。

    顧客のニーズを発掘する課題解決型や顧客のクレームなどの問題発生に対する問題解決型のアプローチがそれぞれある。出た課題に対して、改善効果の大きい重点課題に注目して取り組むという重点指向をもってとりかかる。要求事項に求められる品質特性のうち、直接測定できないため、その代用として用いられる品質特性を代用特性という。

    製品規格におけるリスクと機会に着目し、自社に有利な戦略を構築する。設計品質は、ねらいの品質とよばれており、設計図や製品仕様書などの規定された品質である。設計品質の良し悪しは、製品仕様が顧客の要求と十分に合致しているかが重要である。

    ②設計

    設計審査DR、ボトルネック技術、品質表、要求品質と、品質特性、品質は工程で作り込む、アクシデント、インシデント、FMEA、FTA、重要性、頻度、検出困難度、QC7つ道具、新QC7つ道具、できばえの品質

    開発の各段階にいて、設計結果が、設計要求を満足して次の段階に進めてよいかを審査する設計審査DRを必ず実施する。設計審査DRには各工程の専門家を集めて、ボトルネック技術の有無や有った場合の技術的課題解決方法を議論する。

    また、品質表を使って要求品質と品質特性にヌケモレが無いかをチェックする必要がある。品質は工程で作り込む必要があるが、企画や設計の上流工程での品質の作り込みは特に重要である。

    製造後に発生しうるトラブルやアクシデントや、潜在的なインシデントを事前につかんで対策することが顧客満足度を高めつつ、余計な品質コストの発生を抑えることができる。そのためFMEAFTAを作成し、起こりうる懸念の抽出にあたる。

    FMEAはとくに、重要性、頻度、検出困難度で懸念事項を評価し、その得点の高低で対策の優先度を決めていく。設計を効率化する手法としてQC7つ道具新QC7つ道具がある。製造品質は、できばえの品質と呼ばれる。実際に作業標準通りに作業して製造されたものの品質である。製造品質の良し悪しは設計品質として要求された品質特性と合致しているかできまる。

    ③製造

    4M(材料、設備、作業者、測定方法、5S、三現主義、5ゲン主義、管理図、工程能力、ヒヤリハット、未然防止、直行率、校正、TPM、自主保全活動7つのステップ

    製造の際必要な4M(材料、設備、作業者、測定方法)が適切などうかをチェックする。製造現場では、安全に活動するために日頃から5Sを意識し、三現主義5ゲン主義に基づき現場ラインを管理する。

    量産にむけて管理図などを駆使し、工程能力の確保に努める。<製造現場では事故を防ぐために、ヒヤリハットを見つけ、事前に対策し、事故の未然防止に努める。

    製造コストを抑えるたえに、直行率を高め、出戻りが出ないように製造する。計測器は国家基準レベルに校正されているよう管理する。設備や製造環境を守るために、自主的な活動が必要である。TPMの考え方では自主保全活動7つのステップがある。

    ④検査

    直接検査、間接検査、全数検査、抜取検査、限界見本、標準見本、初期流動管理

    他社から購入した部品においては、直接検査間接検査のいずれかを選び、全数検査抜取検査の選択を行う。検査の合否判定を決める限界値である限界見本標準見本がある。納入後、初期故障によるトラブルが多いため、自社の初期流動管理が大事である。

    ⑤納入後、保守メンテナンス

    再発防止、フェールセーフ、プールプルーフ、偶然原因、ばらつき、トレーサビリティ、源流管理

    注意しても発生してしまうトラブルに対して、原因追及し、再発防止を実施する。また事故が発生しても安全な状態を確保できるフェールセーフになるように設計が必要である。さらに、事故トラブルを発生させない仕組みをいれるプールプルーフも考える必要がある。

    事故は偶然原因でおきるものや、ばらつきや工程管理不足によるものがある。製品や部品はどこで製造され、どのように製造されたかがわかるトレーサビリティの情報を提示する必要がある。不具合が発生した場合は、不具合の現象だけでなく、上流(源流)に戻って、原因を突き止める必要がある。これを源流管理という。

    試験の頻出用語を確認しました。不安な箇所は再度復習しましょう。

    まとめ

    QC検定®2級で、頻出かつ重要な品質管理用語を解説しました。

    • ①品質機能展開
    • ②自社の収益の確保(QCD)
    • ③社会情勢やあった企業活動
    • ④自社の品質活動

    品質管理の用語集一覧の関連記事とリンクしています。各用語の使い方や、QC検定®に出題される文章に慣れましょう。

    【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で頻出な、品質管理用語をまとめました。全用語を1つの記事にまとめました。本記事を確認して確実に点数化しましょう。

  • 【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】

    【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】

    「試験でおさえておくべき用語は何か?」、「知らない用語が出題されたらどうしよう」などと困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質管理の用語集一覧【QC検定®2級対策】
    • ①QC7つ道具と新QC7つ道具
    • ②重要品質用語
    10回程度の過去問から出題された全重要用語を1つの記事にまとめました。
    知らない用語や、理解が不十分な用語が無いかチェックしましょう。

    なお、用語を使った演習問題を関連記事に用意しています。ご活用ください。

    【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で頻出な、品質管理用語をまとめました。全用語に対して、説明文を見ながら用語の理解を深めることができます。本記事を確認して確実に点数化しましょう。

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    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月間勉強しQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格しています。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ①QC7つ道具と新QC7つ道具

    QC7つ道具

    1. パレート図
    2. ヒストグラム
    3. チェックリスト
    4. 層別
    5. 散布図
    6. 特性要因図
    7. 管理図

    新QC7つ道具

    1. 新和図法
    2. PDPC法
    3. マトリックス法
    4. マトリックスデータ解析法
    5. アローダイアグラム法
    6. 連関図法
    7. 系統図法
    図の特徴、図の使い方がよく出題されます。

    ②重要品質用語

    (i)工程ごとの品質

    1. 魅力的品質
    2. 一元的品質
    3. あたり前品質
    4. 無関心品質
    5. 逆評価品質

    狩野モデルの5つをセットで覚えましょう。実際そんなに使う言葉ではないけど。

    (ii)工程ごとの品質

    1. 企画品質
    2. 設計品質
    3. 製造品質
    4. 使用品質

    QFD(品質機能展開)やQC工程図を考えるときに、各工程に求められる品質ですね。

    (iii)品質保証

    1. PL(製造物責任)
    2. PLD(製造物責任防御)
    3. PLP(製造物責任予防)

    PLはPL法ですが、PLをPLD(D:Defenceの防御)、PLP(P:Preventionの予防)に分ける。違いは、
    ●PLD:事故発生後のダメージを少なくする
    ●PLP:事故発生を未然に防ぐ

    フェイルセーフとフールプルーフとセットで覚えるとよいですね。

    (iv)品質管理

    7つ用語をチェックしましょう。

    1. 顧客志向
    2. マーケットインとプロダクトアウト
    3. 後工程もお客様
    4. 自工程完結
    5. 重点指向
    6. QCサークル
    7. TQM

    穴埋め問題で用語が答えられるようにしましょう。

    (v)ISO9001 2015

    ISO9001 2015の重要用語を確認しましょう。

    1. 品質マネジメントシステム(QMS)
    2. 有効性と適合性
    3. 品質方針と品質目標
    4. 測定可能な品質目標
    5. 顧客満足
    6. トップマネジメントのコミットメント
    7. PDCA
    8. 資源
    9. リスクと機会
    10. 利害関係者(ステークホルダー)
    11. 顧客重視
    12. リーダーシップ
    13. 人々の積極的参加
    14. 客観的事実に基づく意思決定
    15. 関係性管理
    16. プロセスアプローチ
    17. 力量(その場でできる能力)
    18. 維持と保持(維持は更新OK,保持は変更NG)
    19. 文書化した情報(情報の管理方法は何でもよい)
    20. 内部監査
    21. マネジメントレビュー
    22. 不適合と是正処置
    23. 継続的改善(ちょっとずつ改善して元の悪い状態に戻らない)

    ちょっと用語が多いですが、頻出ですね。

    穴埋め問題で用語が答えられるようにしましょう。

    (vi)方針管理と日常管理

    方針管理、日常管理の違い。
    経営者のQFD,品質方針から方針管理の展開、
    各担当者の日常管理とのリンクが重要ですね。

    1. 方針管理
    2. 日常管理
    3. 中長期経営計画
    4. 年度経営方針

    (vii)監査

    立場の違いによる3つの監査があります。

    1. 第一者監査(内部監査で自分たちで監査)
    2. 第二者監査(取引先品質監査)
    3. 第三者監査(外部審査、認定機関による監査)

    (viii)その他の頻出用語

    1. デザインレビュー(DR)
    2. FTA(故障の木解析)とFMEA(故障の影響解析)
    3. FMEAのFM(Fail Mode故障モード)とEA(Effect Analysis 影響解析)
    4. 誤差:(系統誤差と偶然誤差)
    5. 誤差の4種類(ばらつき、かたより、真値、ばらつき)
    6. 官能検査(色つや、におい、表面の粗さなど)
    7. 標準化
    8. 規格:国際規格、地域規格、国家規格、社内規格
    9. JISの3種類のマーク、鉱工業品
    10. フェイルセーフとフールプルーフの違いと具体例
    11. アクシデントとインシデントの違い
    12. 直行率

    は三種類よく出題されます。
    ●鉱工業品
    ●加工技術
    ●特定側面

    誤差の種類を図で理解しましょう。

    誤差

    試験の頻出用語を確認しました。不安な箇所は再度復習しましょう。

    まとめ

    QC検定®2級で、頻出かつ重要な品質管理用語を解説しました。

    • ①QC7つ道具と新QC7つ道具
    • ②重要品質用語

    なお、用語を使った演習問題を関連記事に用意しています。ご活用ください。

    【必読】品質管理の用語集の演習問題【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で頻出な、品質管理用語をまとめました。全用語に対して、説明文を見ながら用語の理解を深めることができます。本記事を確認して確実に点数化しましょう。

  • 【必読】抜取検査の理論が最も重要【QC検定®2級対策】

    【必読】抜取検査の理論が最も重要【QC検定®2級対策】

    「抜取検査のやり方はわかるが、何をやっているのかよくわからない」、「QC検定®2級は合格できても実務に活かせない」などと困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】抜取検査の理論が最も重要【QC検定®2級対策】

    抜取検査で次の質問が答えられますか?

    1. 抜取検査はなぜ必要なのか?
    2. ②抜取検査のメリット・デメリットは何か?
    3. ③抜取検査の合否基準はどうやって決めるのか?
    4. ④サンプル数と出荷後の不良率はどうやって決めるのか?
    5. ⑤調整型のなみ、ゆるい、きついの定義はどうやって決めるのか?

    おそらく、あなたの解答はすべて、

    JISで決められている

    でしょう。
    間違っていないけど、でもなぜJISはそう決めたのか?理論的に説明はできないはずです。

    抜取検査は使い方より理論をまず理解することが重要!
    でも、どこにも理論は解説していない。

    なので、本記事で抜取検査の理論を詳細にわかやすく解説します。
    本記事を読む、読まないの差はでかいです。

    頭で考えて抜取検査を勉強するか、
    カンで抜取検査の問題演習をしているかの差があります。

    検査は、日本の強みである品質の要。確実に検査の理論を本記事でマスターしてください。

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    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    抜取検査の理論を理解する

    • ➀抜取検査が必要な理由が説明できる
    • ②抜取検査のメリット・デメリットが説明できる
    • ③抜取検査の合否基準が説明できる
    • ④サンプル数と出荷後の不良率が設計できる
    • ⑤調整型のなみ、ゆるい、きついの定義が決められる
    • ⑥抜取検査をさらに勉強したい方へ

    記事の信頼性

    記事を書いている私は、実験計画法を全く知らない状態から3ヶ月にQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらに独学で抜取検査の理論をまとめました。抜取検査の記事は超自信作です。

    ➀抜取検査が必要な理由が説明できる

    検査の種類を考えると3つある。
    ●全数検査(全部検査する)
    抜取検査(部分的に検査する)
    ●無試験(検査しない)

    3つの検査を比較すると、抜取検査が必要な場合を考えることでできます。

    抜取検査が必要な場合

    1. 部品数が膨大で全部検査できない場合
    2. 破壊検査の場合(破壊したら出荷できないから)

    抜取検査が必要な理由をまず説明できるようになりましょう。

    ②抜取検査のメリット・デメリットが説明できる

    簡単に想像つくはずです。

    【メリット】
    ●少ない数で検査判断できる(速くて、安くできる)
    【デメリット】
    ●不良品が出荷されてしまう

    デメリットである、不良品をいかに抑えるかを詰めておく必要があります。

    ③抜取検査の合否基準が説明できる

    抜取検査を研究した結果、たどり着いた結論を紹介します。

    抜取検査の検査設計は、
    すべてOC曲線で設計できる

    計数・計量、規準型・選別型・逐次・調整型、・・・とすべての抜取検査はOC曲線で設計できます。

    QCプラネッツは、QC検定®1級以上、1級、2級を対象に抜取検査50記事をまとめていますが、すべてOC曲線からスタートしています。

    OC曲線から合否判定を決める方法

    OC曲線を描きます。

    OC曲線

    見るべきポイントは以下です。暗記ではなく、しっかり理解しましょう。

    1. 2点(p0,1-α),(p1,β)を通るOC曲線で合否判定を決める
    2. p0,p1,α、βは製品の要求仕様に合わせて関係者と協議して決める

    α、βはそれぞれ第1種の誤り、第2種の誤りですね。
    α、βの値はJIS規格に準拠ではなく、必ず製品担当者で協議すべきです。出荷後の許容不良率は、予防コスト(検査コスト)と事後コスト(事故コスト)から考えて、コストやダメージが最小になるよう決めるべきです。ここは技術者の腕や経験が必要です。

    ④サンプル数と出荷後の不良率が設計できる

    JISでロットサイズとサンプルサイズの関係が規定されていますが、自分で考えるようになってください。

    サンプル数と出荷後の不良率もOC曲線から決める!

    2点(p0,1-α),(p1,β)を通るOC曲線を必ず描きますが、この2点を通る(n,c)は複数あります。。つまり、複数案のうち、nが最小なものを選べばOKです。

    抜取検査はサンプル数nにおいて、
    検査精度とコストは相反します。

    OC曲線で決めたサンプル数nと合格判定個数cがJISの主抜取表の値でもある。

    QCプラネッツは、実際に自分でOC曲線から(n,c)を計算してJISの主抜取表の値とほぼ一致することを確認しています。関連記事を紹介します。

    調整型抜取検査(1回方式)の主抜取表の作り方がわかる
    調整型抜取検査の抜取表のAc,Reの値の求め方やAQLが100以上のAc,Reの求め方について説明できますか?本記事では、OC曲線を描きながら調整型抜取検査の重要な値の導出方法を解説します。主抜取表を自分で作れるくらいマスターしたい方は必見です。

    ⑤調整型のなみ、ゆるい、きついの定義が決められる

    調整型抜取検査から次の疑問を解説します。

    1. なみ検査、ゆるい検査、きつい検査の違いは何?
    2. AQLって何?
    3. 合格判定個数はどうやって決めている?

    答えを端的に述べます。詳細は関連記事に書いています。ヒントは、すべてOC曲線から作れる!です。

    1. なみ検査、ゆるい検査、きつい検査の違いは、JISではAQLの1マス分の差。別の他の定義でもよい。
    2. AQLはなみ検査のp0(OC曲線)の値。
    3. 合格判定個数は、2点を通るOC曲線から求める。

    OC曲線

    ⑥抜取検査をさらに勉強したい方へ

    以上、抜取検査のエッセンスをさらっと解説しました。QC検定2級レベルはこの内容で十分です。しかし、抜取検査の世界の2%くらいしか紹介していません。もっと勉強がしたい方は、抜取検査のトップ記事を紹介しますので、確認してください。

    究める!抜取検査
    抜取検査は使い方だけ理解して終わっていませんか?実務で活用するには、抜取検査の理論の習得が必須です。本記事では、抜取検査全体の理論をわかりやすく解説します。品質にかかわる技術者は必読です。

    資格試験合格も大事ですが、本質を理解する方はもっと重要です。実務に活かせる論理を是非ご覧ください。

    まとめ

    QC検定®2級で、抜取検査の理論を解説しました。

    • ➀抜取検査が必要な理由が説明できる
    • ②抜取検査のメリット・デメリットが説明できる
    • ③抜取検査の合否基準が説明できる
    • ④サンプル数と出荷後の不良率が設計できる
    • ⑤調整型のなみ、ゆるい、きついの定義が決められる
    • ⑥抜取検査をさらに勉強したい方へ

  • 信頼性工学の演習問題【QC検定®2級対策】

    信頼性工学の演習問題【QC検定®2級対策】

    「QC検定®2級合格に必要な信頼性工学を速く解けるようになりたい!」

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    本記事のテーマ

    絶対にミスできない信頼性工学を確認

    信頼性工学の演習問題

    • 問1.MTTF,MTBF,MTTR(その1)
    • 問2. MTTF,MTBF,MTTR(その2)
    • 問3. 指数分布による信頼度の計算
    • 問4. 故障モード(バスタブ曲線)
    • 問5. システムの信頼度(直列、並列)

    内容が簡単なので、持ち時間は短いです。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    問1. MTTF,MTBF,MTTR(その1)

    問1 . 以下の用語に適する説明文を選べ。持ち時間2分
    用語: (A) MTTF (B) MTBF (C) MTTR
    (1) 電球100個が1個平均あたりに壊れるまでの時間
    (2) 電気スタンドを1000日使っているが、過去に4回壊れて修理した。故障中は1日不使用だった。
    (3) 故障した部品を取り換えるのにかかる時間

    回答欄

    (1) (2) (3)
    回答

    解説(クリックで開きます)

    MTTF⇒非修理系(一度壊れると修理不能)
    MTBT,MTTR⇒修理系(都度修理しながら使うもの)

    後ろの2文字で区別する

    MTTF⇒Mean Time to Failure
    MTBT⇒Mean Time between Failures
    MTTR⇒Mean Time to Repair

    非修理系は、使い捨て品などのメンテナンスしない量産品など
    修理系は、設備などメンテナンスするもの

    (1)の電球は一度壊れたら終わりですね(修理できる人はいますが)。
    ⇒MTTF

    (2)の電気スタンドは都度、直しているので修理系です。
    ⇒MTBF

    故障した部品を取り換えるのは修理系です。
    ⇒MTTR

    まとめると

    (1) (2) (3)
    回答 MTTF MTBF MTTR

    問2. MTTF,MTBF,MTTR(その2)

    問2.以下の( )を埋めよ。持ち時間5分
    ① 電球が200時間,150時間,250時間で故障した場合,平均動作時間(1)をといい,その時間は(2)時間である。
    ② ある設備を10000時間稼働している。過去に4回故障のため1回ずつ修理を設けた。平均稼働時間を(3)といい、その時間は(4)時間である。故障率λは(5)である。平均修理期間を(6)といい、その期間は(7)である。また、アベイラビリティは(8)である。

    回答欄

    (1) (2) (3) (4)
    (5) (6) (7) (8)

    解説(クリックで開きます)

    (1) 非修理系なのでMTTF
    (2) (200+150+250)/3=200時間
    (3) MTBF
    (4) (10000-1×)/4=2499時間
    (5)λ=1/2499=0.0004
    (6)MTTR
    (7)1時間
    (8)1-λ=0.999

    まとめると、

    (1) MTTF (2) 200 (3) MTBF (4) 2499
    (5) 0.0004 (6) MTTR (7) 1 (8) 0.9996

    問3. 指数分布による信頼度の計算

    問3. あるシステムのMTBFは2000時間である。故障率λを使って信頼度R(t)を R(t)=exp(-λt)とする。1000時間における信頼度はいくらか。持ち時間3分

    回答欄

    回答:

    解説(クリックで開きます)

    λ=1/2000に従う指数分布でt=1000を代入します。
    exp(-1/2000×1000)=0.607

    まとめると、

    0.607

    問4. 故障モード(バスタブ曲線)

    問4.故障モードは以下の3つに区分される。アからカのうち2つずつ選べ。持ち時間3分
    (1) 初期段階にみられ、時間経過とともに故障率が低下。
    (2) 一定の確率で故障が発生。
    (3) 寿命に伴う故障率の増加。
    ア.偶発故障 イ.摩耗故障 ウ.初期故障
    エ.CFR型 オ.IFR型 カ.DFR型

    回答欄

    (1) (2) (3)

    解説(クリックで開きます)

    バスタブ曲線と合わせて確認したいところですね。
    初期故障⇒偶発故障⇒摩耗故障の順に
    Decrease(減少)⇒Constant(一定)⇒Increase(増加)
    となります。

    まとめると、

    (1) ウ、カ (2) ア、エ (3) イ、オ

    問5. システムの信頼度(直列、並列)

    問5.信頼度が0.9の要素が1つある。この要素を組み合わせた以下のシステムの信頼度を計算せよ。持ち時間3分
    (1) 要素を直列に2つつないだ場合。
    (2) 要素を並列に1つつないだ場合。
    (3) (2)の要素と直列に1つつないだ場合

    回答欄

    (1) (2) (3)

    解説(クリックで開きます)

    直列は信頼度の積、並列は1-(1-信頼度)×(1-信頼度)です。

    (1) 0.9×0.9=0.81
    (2) 1-(1-0.9)(1-0.9)=0.99
    (3) 0.99×0.9=0.891

    まとめると、

    (1) 0.81 (2) 0.99 (3) 0.891

    まとめ

    QC検定®2級で、信頼性工学の演習問題を解説しました。

    問を見て、さっと解法が浮かびましたか?
    苦手な箇所が見つかりましたか?
    全問、持ち時間以内に解けそうですか?
    チェックしましょう。
    10問を1回ずつ解くのではなく、1問を10回解いて解法を覚えてしまいましょう。
    試験本番に緊張した状態でも解けるよう何度も練習しましょう。
    • 問1.MTTF,MTBF,MTTR(その1)
    • 問2. MTTF,MTBF,MTTR(その2)
    • 問3. 指数分布による信頼度の計算
    • 問4. 故障モード(バスタブ曲線)
    • 問5. システムの信頼度(直列、並列)

  • 実験計画法(二元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】

    実験計画法(二元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】

    「QC検定®2級合格に必要な実験計画法を速く解けるようになりたい!」

    こういう期待に答えます。

    本記事のテーマ

    実験計画法の頻出問題(4種類)をマスター

    本記事は実験計画法(二元配置実験)の演習問題

    • 問1. 一元配置実験(繰返し数同じ)の演習問題(その1)
    • 問2. 一元配置実験(繰返し数異なる)の演習問題(その1)
    • 問3. 二元配置実験(繰返し無し)の演習問題
    • 問4. 二元配置実験(繰返し有り)の演習問題
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    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    問1,2は関連記事にあります。

    実験計画法(一元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で必ず出題される実験計画法の演習問題とその解法を解説します。一元配置実験、二元配置実験の4パターンを10分以内に解けるための流れとテクニックについて解説します。QC検定®2級合格したい方は必見です。さっと解けるか?チェックしてください。

    問3. 二元配置実験(繰返し無し)の演習問題

    問3 . 品質特性yに影響を与える因子A(3水準),因子B(4水準)用意して1回ずつ計測した結果が下表である。持ち時間8分
    (1) データ構造式を示せ。
    (2) 分散分析表を作成し、因子A,Bの有意性を有意水準5%で検定せよ。
    (3) 各水準の点推定と信頼度95%の信頼区間を求めよ。
    (4) 最適条件(特性が最も大きい条件)の母平均、信頼度95%の信頼区間を求めよ。

    <データ>

    N0 B1 B2 B3 B4
    A1 4 7 6 3 20
    A2 5 8 5 5 23
    A3 6 9 7 7 29
    15 24 18 15 72

    回答欄

    (1)
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A
    B
    e
    T
    有意性
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1
    A2
    A3
    B1
    B2
    B3
    B4
    (4) 最適条件 点推定 有効繰返し数 下限値 上限値

    解説(クリックで開きます)

    (1)データの構造式
    yij=μ+αijij

    (2)
    ①2乗表を作成します。

    B1 B2 B3 B4
    A1 16 49 36 9 110
    A2 25 64 25 25 139
    A3 36 81 49 49 215
    77 194 110 83 464

    ②平方和、自由度、不偏分散、分散比を計算します。
    ●平方和S
    修正項CT=\(\frac{(\sum_{i=1}^{12}x_i)^2}{n}\)=722/12=432
    ST=\(\sum_{i=1}^{12} x_i^2\)-CT=464-432=32

    SA=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =(202/4+232/4+292/4)-432=442.5-432=10.5

    SB=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =(152/3+242/3+182/3+152/3)-432=450-432=18

    Se= ST– SA– SB=32-10.5-18=3.5

    ●自由度φ
    φT=12-1=11
    φA=3-1=2
    φB=4-1=3

    φeTAB=6

    ●不偏分散V
    VA= SAA=10.5/2=5.25
    VB= SBB=18/3=6
    Ve=See=3.5/6=0.583

    ●F値
    FA= VA/ Ve=5.25/0.583=9
    FB= VB/ Ve=6/0.583=10.286
    FA0=F(φAe,α=F(2,6,0.05)=5.14
    FB0=F(φBe,α=F(3,6,0.05)=4.76

    有意性の判定
    FA=9 &gt: FA0=5.14
    より因子Aの有意性は有り。
    FB=10.286 &gt: FA0=4.76
    より因子Bの有意性は有り。

    (3)
    ●点推定
    A1: 20/4=5
    A2: 23/4=5.75
    A3: 29/4=7.25
    B1: 15/3=5
    B2: 24/3=8
    B3: 18/3=6
    B4: 15/3=5

    ●95%の信頼区間:
    点推定±t(φe,α)×\(\sqrt{\frac{V_e}{n}}\)
    ■A1: 5±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/4}\)=5±0.934
    ■A2: 5.75±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/4}\)=5.75±0.934
    ■A3: 7.25±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/4}\)=7.25±0.934
    ■B1: 5±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/3}\)=5±1.079
    ■B2: 8±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/3}\)=8±1.079
    ■B3:6±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/3}\)=6±1.079
    ■B4: 5±t(6,0.05)×\(\sqrt{0.583/3}\)=5±1.079

    (4)
    最適条件: A3B2
    点推定: 9.25(=29/4+24/3-72/12)
    有効繰返し数: 2 ⇒(\(\frac{1}{n_e}\)=\(\frac{1}{4}+\frac{1}{3}-\frac{1}{12}\))
    信頼区間 9.25±t(6,0.05) ×\(\sqrt{0.583/2}\)=9.25±1.321

    まとめると、

    (1) yij=μ+αijij
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A 10.5 2 5.25 9 5.14
    B 18 3 6 10.286 4.76
    e 3.5 6 0.583
    T 46 11
    有意性 A:有り,B:有り
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1 5 4.066 5.934
    A2 5.75 4.816 6.684
    A3 7.25 6.316 8.184
    B1 5 3.921 6.079
    B2 8 6.921 9.079
    B3 6 4.921 7.079
    B4 5 3.921 6.079
    (4) 最適条件 点推定 有効繰返し数 下限値 上限値
    A3B2 9.25 2 7.929 10.571

    問4. 二元配置実験(繰返し有り)の演習問題

    問4. 品質特性yに影響を与える因子A(4水準),因子B(3水準)用意して2回ずつ計測した結果が下表である。持ち時間10分
    (1) データ構造式を示せ。
    (2) 分散分析表を作成し、因子A,Bの有意性を有意水準5%で検定せよ。
    (3) 各水準の点推定と信頼度95%の信頼区間を求めよ。
    (4) 最適条件(特性が最も大きい条件)の母平均、信頼度95%の信頼区間を求めよ。

    <データ>

    B1 B2 B3
    A1 1
    3
    5
    1
    4
    4
    4
    6
    8
    36
    A2 2
    5
    8
    4
    6
    8
    6
    8
    7
    54
    A3 3
    5
    7
    6
    7
    8
    8
    9
    7
    60
    A4 4
    6
    8
    7
    8
    9
    9
    10
    5
    66
    57 72 87 216

    回答欄

    (1)
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A
    B
    A×B
    e
    T
    有意性
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1
    A2
    A3
    A4
    B1
    B2
    B3
    (4) 最適条件 点推定 有効繰返し数 下限値 上限値

    解説(クリックで開きます)

    (1)データの構造式
    yijk=μ+αij+(αβ)ijijk

    (2)
    ①2乗表を作成します。

    B1 B2 B3
    A1 1
    9
    25
    1
    16
    16
    16
    36
    64
    184
    A2 4
    25
    64
    16
    36
    64
    36
    64
    49
    358
    A3 9
    25
    49
    36
    49
    64
    64
    81
    49
    426
    A4 16
    36
    64
    49
    64
    81
    81
    100
    25
    516
    327 492 665 1484

    AiBjの2乗和も計算します。

    B1 B2 B3
    A1 81 81 324 486
    A2 225 324 441 990
    A3 225 441 576 1242
    A4 324 576 576 1476
    855 1422 1917 4194

    ②平方和、自由度、不偏分散、分散比を計算します。
    ●平方和S
    *修正項CT=\(\frac{(\sum_{i=1}^{36}x_i)^2}{n}\)=2162/36=1296
    *ST=\(\sum_{i=1}^{36} x_i^2\)-CT=1484-1296=188

    *SA=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =(362/9+542/9+602/9+662/9)-1296=56

    *SB=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =(572/12+722/12+872/12)-1296=37.5

    *SAB=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =4194/3-1296=102
    *SA×B= SAB– SA– SB
    =8.5
    *Se= ST– SA– SB– SA×B
    =188-56-37.5-8.5=86

    ●自由度φ
    φT=36-1=35
    φA=4-1=3
    φB=3-1=2
    φA×B=(4-1)(3-1)=6
    φeTABA×B
    =24

    ●不偏分散V
    VA= SAA=56/3=18.67
    VB= SBB=37.5/2=18.75
    V A×B = S A×B A×B =8.5/6=1.42
    Ve=See=86/24=3.58

    ●F値
    FA= VA/ Ve=18.67/3.58=5.21
    FB= VB/ Ve=18.75/3.58=5.23
    F A×B = V A×B / Ve=1.42/3.58=0.39

    FA0=F(φAe,α=F(3,24,0.05)=3.01
    FB0=F(φBe,α=F(2,24,0.05)=3.4
    FA×B0=F(φA×Be,α=F(6,24,0.05)=2.37

    有意性の判定
    FA=5.21 &gt: FA0=3.01
    より因子Aの有意性は有り。
    FB=5.23 &gt: FA0=3.4
    より因子Bの有意性は有り。< br >
    FA×B=0.39 &lt: FA×B0=2.37
    より交互作用A×Bの有意性は無い。

    (3)
    ●点推定
    A1: 36/9=4
    A2: 54/9=6
    A3: 60/9=6.67
    A4: 66/9=7.33
    B1: 57/12=4.75
    B2: 72/12=6
    B3: 87/12=7.25

    ●95%の信頼区間:
    点推定±t(φe,α)×\(\sqrt{\frac{V_e}{n}}\)
    ■A1: 4±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/9}\)=4±1.302
    ■A2: 6±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/9}\)=6±1.302
    ■A3: 6.67±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/9}\)=6.67±1.302
    ■A4: 7.33±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/9}\)=7.33±1.302
    ■B1: 4.75±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/12}\)=4.75±1.127
    ■B2: 6±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/12}\)=6±1.127
    ■B3:7.25±t(24,0.05)×\(\sqrt{3.58/12}\)=7.25±1.127

    (4)
    最適条件: A4B3
    点推定: 8(=(9+10+5)/3)
    有効繰返し数: 3 ⇒(\(\frac{1}{n_e}\)=\(\frac{1}{3}\))
    信頼区間 8±t(24,0.05) ×\(\sqrt{3.58/3}\)=8±2.254

    まとめると、

    (1) yijk=μ+αij+(αβ)ijijk
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A 56 3 18.67 5.21 3.01
    B 37.5 2 18.75 5.23 3.4
    A×B 8.5 6 1.42 0.395 2.37
    e 86 24 3.58 0.39
    T 188 35
    有意性 A:有,B:有,A×B:無
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1 4 2.698 5.302
    A2 6 4.698 7.302
    A3 6.67 5.368 7.972
    A4 7.33 6.028 8.632
    B1 4.75 3.623 5.877
    B2 6 4.873 7.127
    B3 7.25 6.123 8.377
    (4) 最適条件 点推定 有効繰返し数 下限値 上限値
    A4B3 8 3 5.746 10.254

    まとめ

    QC検定®2級で、実験計画法の演習問題を解説しました。

    問を見て、さっと解法が浮かびましたか?
    苦手な箇所が見つかりましたか?
    全問、持ち時間以内に解けそうですか?
    チェックしましょう。
    10問を1回ずつ解くのではなく、1問を10回解いて解法を覚えてしまいましょう。
    試験本番に緊張した状態でも解けるよう何度も練習しましょう。
    • 問1. 一元配置実験(繰返し数同じ)の演習問題(その1)
    • 問2. 一元配置実験(繰返し数異なる)の演習問題(その1)
    • 問3. 二元配置実験(繰返し無し)の演習問題
    • 問4. 二元配置実験(繰返し有り)の演習問題

    問1,2は関連記事にあります。

    実験計画法(一元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で必ず出題される実験計画法の演習問題とその解法を解説します。一元配置実験、二元配置実験の4パターンを10分以内に解けるための流れとテクニックについて解説します。QC検定®2級合格したい方は必見です。さっと解けるか?チェックしてください。

  • 実験計画法(一元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】

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    「QC検定®2級合格に必要な実験計画法を速く解けるようになりたい!」

    こういう期待に答えます。

    本記事のテーマ

    実験計画法の頻出問題(4種類)をマスター

    本記事は実験計画法(一元配置実験)の演習問題

    • 問1. 一元配置実験(繰返し数同じ)の演習問題
    • 問2. 一元配置実験(繰返し数異なる)の演習問題
    • 問3. 二元配置実験(繰返し無し)の演習問題(その2)
    • 問4. 二元配置実験(繰返し有り)の演習問題(その2)

    問3,4は関連記事にあります。

    実験計画法(二元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で必ず出題される実験計画法の演習問題とその解法を解説します。一元配置実験、二元配置実験の4パターンを10分以内に解けるための流れとテクニックについて解説します。QC検定®2級合格したい方は必見です。さっと解けるか?チェックしてください。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    問1. 一元配置実験(繰返し数同じ)の演習問題

    問1 品質特性yに影響を与える因子A(3水準)用意して4回繰り返し、下表に結果をまとめた。持ち時間8分
    (1) データの構造式を示せ。
    (2) 分散分析表を作成し、因子Aの有意性を有意水準5%で検定せよ。
    (3) 各水準の点推定と、信頼度95%の信頼区間を求めよ。
    (4) 最も特性値の大きい水準はどれか。

    データ

    A1 A2 A3
    1 4 9 5 18
    2 5 7 7 19
    3 6 8 6 20
    15 24 18 57

    回答欄

    (1)
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A
    e
    T
    有意性
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1
    A2
    A3
    (4)

    解説(クリックで開きます)

    実験計画法をマスターするには、2段階必要です。
    ①まず、公式暗記して慣れること
    ②慣れたら、意味を考えること

    QC検定®2級、1級合格には①だけでOKです。
    でも②の意味も考えてほしいので、QCプラネッツでは
    実験計画法が1つの解法ですべて解けるように解説しています。

    (1)データの構造式が実験計画法の根幹です。
    ただし、QC検定®2級合格には、式の暗記だけでOKです。
    yij=μ+αiij

    (2)
    ①2乗表を作成します。

    A1 A2 A3
    1 16 81 25 122
    2 25 49 49 123
    3 36 64 36 136
    77 194 110 381

    ②平方和、自由度、不偏分散、分散比を計算します。
    ●平方和S
    修正項CT=\(\frac{(\sum_{i=1}^{9}x_i)^2}{n}\)=572/9=361
    ST=\(\sum_{i=1}^{9} x_i^2\)-CT=381-361=20

    SA=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =(152/3+242/3+182/3)-361=375-361=14

    Se= ST– SA=20-14=6

    ●自由度φ
    φT=9-1=8
    φA=3-1=2
    φeTA=6

    ●不偏分散V
    VA= SAA=14/2=7
    Ve=See=6/6=1

    ●F値
    FA= VA/ Ve=7
    FA0=F(φAe,α=F(2,6,0.05)=5.14

    ●有意性の判定
    FA=7 &gt: FA0=5.14
    より因子Aの有意性がある。

    (3)
    ●点推定
    A1: (4+5+6)/3=5
    A2: (9+7+8)/3=8
    A3: (5+7+6)/3=6

    ●95%の信頼区間:
    点推定±t(φe,α)×\(\sqrt{\frac{V_e}{n_{Ai}}}\)
    ■A1: 5±t(6,0.05)×\(\sqrt{1/3}\)=5±1.413
    ■A2: 8±t(6,0.05)×\(\sqrt{1/3}\)=8±1.413
    ■A3: 6±t(6,0.05)×\(\sqrt{1/3}\)=6±1.413

    (4)最も特性値の大きい水準はA4

    まとめると、

    (1) yij=μ+αiij
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A 14 2 7 7 5.14
    e 6 6 1
    T 20 8
    有意性 有り
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1 5 3.587 6.413
    A2 8 6.587 9.413
    A3 6 4.587 7.413
    (4) A4

    問2. 一元配置実験(繰返し数異なる)の演習問題

    問2 品質特性yに影響を与える因子A(3水準)用意して5回繰り返したが、一部データが欠損した。下表に結果をまとめた。持ち時間8分
    (1) データの構造式を示せ。
    (2) 分散分析表を作成し、因子Aの有意性を有意水準5%で検定せよ。
    (3) 各水準の点推定と、信頼度95%の信頼区間を求めよ。
    (4) 最も特性値の大きい水準はどれか。

    データ

    No A1 A2 A3
    1 4 5 3 12
    2 6 6 4 16
    3 5 7 5 17
    4 7 8 × 15
    5 8 10 × 18
    30 36 12 78

    回答欄

    (1)
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A
    B
    e
    T
    有意性
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1
    A2
    A3
    B1
    B2
    B3
    B4
    (4) 最適条件 点推定 有効繰返し数 下限値 上限値

    解説(クリックで開きます)

    (1)データの構造式
    yij=μ+αiij

    (2)
    ①2乗表を作成します。

    No A1 A2 A3
    1 16 25 9 50
    2 36 36 16 88
    3 25 49 25 99
    4 49 64 × 113
    5 64 100 × 164
    190 274 50 514

    ②平方和、自由度、不偏分散、分散比を計算します。
    ●平方和S
    修正項CT=\(\frac{(\sum_{i=1}^{13}x_i)^2}{n}\)=782/13=468
    ST=\(\sum_{i=1}^{13} x_i^2\)-CT=514-468=46

    SA=(各水準合計の2乗/各水準個数)-CT
    =(302/5+362/5+122/3)-468=487.2-468=19.2

    Se= ST– SA=46-19.2=26.8

    ●自由度φ
    φT=13-1=12
    φA=3-1=2
    φeTA=10

    ●不偏分散V
    VA= SAA=19.2/2=9.6
    Ve=See=26.8/10=2.68

    ●F値
    FA= VA/ Ve=9.6/2.68=3.58
    FA0=F(φAe,α=F(2,10,0.05)=4.1

    ●有意性の判定
    FA=3.58 &lt: FA0=4.1
    より因子Aの有意性は無い。

    (3)
    ●点推定
    A1: 30/5=6
    A2: 36/5=7.2
    A3: 12/3=4

    ●95%の信頼区間:
    点推定±t(φe,α)×\(\sqrt{\frac{V_e}{n_{Ai}}}\)
    ■A1: 6±t(10,0.05)×\(\sqrt{2.68/5}\)=6±1.631
    ■A2: 7.2±t(10,0.05)×\(\sqrt{2.68/5}\)=7.2±1.631
    ■A3: 4±t(10,0.05)×\(\sqrt{2.68/3}\)=4±2.228

    (4)最も特性値の大きい水準はA2

    まとめると、

    (1) yij=μ+αiij
    (2) 効果 平方和S 自由度φ 不偏分散V 分散比F F0
    A 19.2 2 9.6 3.58 4.1
    e 26.8 10 2.68
    T 46 12
    有意性 無し
    (3) 点推定 下限値 上限値
    A1 6 4.369 7.631
    A2 7.2 5.569 8.831
    A3 4 1.895 6.105
    (4) A2

    まとめ

    QC検定®2級で、実験計画法の演習問題を解説しました。

    問を見て、さっと解法が浮かびましたか?
    苦手な箇所が見つかりましたか?
    全問、持ち時間以内に解けそうですか?
    チェックしましょう。
    10問を1回ずつ解くのではなく、1問を10回解いて解法を覚えてしまいましょう。
    試験本番に緊張した状態でも解けるよう何度も練習しましょう。
    • 問1. 一元配置実験(繰返し数同じ)の演習問題
    • 問2. 一元配置実験(繰返し数異なる)の演習問題
    • 問3. 二元配置実験(繰返し無し)の演習問題(その2)
    • 問4. 二元配置実験(繰返し有り)の演習問題(その2)

    問3,4は関連記事にあります。

    実験計画法(二元配置実験)の演習問題【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で必ず出題される実験計画法の演習問題とその解法を解説します。一元配置実験、二元配置実験の4パターンを10分以内に解けるための流れとテクニックについて解説します。QC検定®2級合格したい方は必見です。さっと解けるか?チェックしてください。

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