カテゴリー: QC検定®

  • 【QC検定®3級】必読!管理図がわかる

    【QC検定®3級】必読!管理図がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、管理図でどこをおさえたらよいかがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】必読!管理図がわかる
    試験では、管理図の描き方や用語の暗記だけでOKですが、
    理論よく理解していないと実務に活かせませんよね。
    でも、管理図の理論をまとめたものが無いので、本記事で詳しく解説します!
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理図で最初におさえておくべきポイント
    • ②【絶対読んで!】理論を知ってから管理図を使うべし!
    ①は試験対策のためのもの
    ②が主旨で、管理図の本当の顔を見てほしいです。
    管理図は難しい理論から作られていることを知ってほしい!

    理論を知る事は、そのツールをうまく使いこなすために必須です。

    公式暗記や異常ルールの暗記をしただけで、
    「何もわかっていない」という印象を受ける管理図がたくさん見かけます。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
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    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①管理図で最初におさえておくべきポイント

    管理図の本質を知る前に、まずは使ってみよう!ですね。

    よく出題されるポイントや、実務で活かせるポイントをシンプルにまとめます。確認して、ヌケモレがないか試験前にチェックしましょう。

    1. 管理図の種類
    2. 管理限界の式 代入
    3. 管理図の異常のパターン
    4. 工程能力指数Cp

    管理図の種類

    3種類の管理図をおさえましょう。QC検定®の階級があがると、管理図の種類が増えて、その管理図の土台となる統計分布関数も出て来ます。

    1. \(\bar{x}\)-R管理図
    2. p管理図
    3. pn管理図

    管理限界の式 代入

    それぞれの管理図の管理限界の公式があります。本来は自力で導出してほしいですが、最初は公式暗記から。

    管理限界は何か?は説明できますか?関連記事で確認してください。

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理が初めてのあなたへ。「管理項目」、「管理水準」、「管理限界」を説明できますか?本記事では教科書や他のサイトでは解説していない3つの用語をわかりやすく解説します。実務に活かせます。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    ●管理限界の公式を確認しましょう。

    管理図 UCL LCL
    \(\bar{x}\)管理図 \(\bar{\bar{x}}\)+\(A_2\)\(\bar{R}\) \(\bar{\bar{x}}\)-\(A_2\)\(\bar{R}\)
    R管理図 \(D_4\)\(\bar{R}\) \(D_3\)\(\bar{R}\)
    p管理図 \(\bar{p}\)+3\(\sqrt{\frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\) \(\bar{p}\)-3\(\sqrt{\frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\)
    pn管理図 \(n\bar{p}\)+3\(\sqrt{n\bar{p}(1-\bar{p})}\) \(n\bar{p}\)-3\(\sqrt{n\bar{p}(1-\bar{p})}\)

    ●ここで、注意すべきは、
    ・\(\sqrt{n\bar{p}(1-\bar{p})}\)が難しいです。二項分布の分散の式から来てます。
    ・\(D_3\)はnが6以上という変な制約があること。この理由は②で解説します。

    管理図の異常のパターン

    ●異常パターンはよく考えた上で、JISを見ると疑問に思うものばかりですが、一応試験対策として理解しましょう。

    1. 管理限界を超えている
    2. 並び方、傾向
    3. 連がある(「連」をおさえましょう。)

    管理限界を超えるのは、納得できますが、管理限界の中にあるパターンで、何を工程異常とするかは、JISに頼る前に、実務では考えるべきです。自分で考えると、JISに書いている異常パターンに疑問に思うはずです。

    工程能力指数Cp

    工程能力指数Cp の式

    工程能力指数Cpは
    Cp=規格の幅/6σ (σ:標準偏差)
    で計算できます。

    標準偏差が慣れないですよね。標準偏差はいろいろな単元で練習しながら習得しましょう。

    工程能力指数Cpの判断基準

    本当は、自分で判断基準の値を決めるべきですが、試験対策では暗記でよいです。

    ●Cp ≥ 1.67 :十分すぎる。コストダウン検討対象
    ●1.67 > Cp ≥ 1.33 :十分満足している。
    ●1.33 > Cp ≥ 1 :まずまず。「十分な状態」に改善する
    ●1 > Cp ≥ 0.67 :不足しているので、1.33となるように改善する
    ●0.67 > Cp :非常に不足している

    また、Cpと、「カタヨリを考慮したCpk」もあるので要注意です。

    上の値、1.67,1.33.1.0.67の意味は分かりますか?3倍すると、5,4,3,2です。これは、平均から5σ、4σ,3σ、2σ先に管理限界があるという意味で、不良率はそれぞれ正規分布(平均0,標準偏差1と仮定)から、
    5σ:不良率 1.49e-6
    4σ:不良率 1.33e-4
    3σ:不良率 0.0044
    2σ:不良率 0.053
    です。数字が大きいと不良率が小さいので、Cpが大きい方が良いとなりますね。

    ②【絶対読んで!】理論を知ってから管理図を使うべし!

    さて、使い方はよしとして、本題に入りましょう。

    次の質問が回答できますか?これが回答できないと「管理図」の本質はわかっていないということです。

    もっと大事なのは、「下の内容を疑問に思えるかどうか?」です。
    1. データによらず、1つの解法で管理図が描けるのはなぜか?
    2. 管理図係数表の値はどうやって求めるのか?
    3. 工程異常判定ルールはどうやって決まっているのか?
    4. 群内変動、群間変動の分割はどう決めるのか?(QC検定®1級対策)

    1つずつ知ってください。関連記事も紹介します。

    データによらず、1つの解法で管理図が描けるのはなぜか?

    集めたデータはそれぞれ個性あるクセや傾向がありますよね。でも何で管理図にするときは、求め方が1つに決まっているのか?不思議ですよね。

    その理由は、データは統計分布に従うという前提を入れるから。
    それぞれの統計分布に合う管理図が用意されているから。

    まず、統計分布に属するという前提を理解しましょう。

    詳しくは、関連記事を読んで下さい。内容の理解より導出の流れをまず知ってください。どうやって管理図がつくられているのかをまず知りましょう。

    ●計量値管理図の係数値の変数の導出をまとめました。変な式が多く、導出が困難な印象を受けますね。

    【重要】管理図(計量値)の変数の導出がわかる
    シューハートの管理図の計量値の各係数表の求め方を解説します。A,B,D,d2とかいっぱい変数がありますが、すべて期待値±倍数×標準偏差で表記できます。シューハートの管理図をマスターしたい方は必見です。

    統計分布に合う管理図

    管理図の種類 変数 統計分布
    x管理図 変位 正規分布
    s管理図 標準偏差 χ2乗分布
    R管理図 範囲 順位統計量
    p,pn管理図 率、個数 二項分布
    c,u管理図 個数 ポアソン分布

    管理図係数表の値はどうやって求めるのか?

    与えられるものではなく、自分で計算しようという姿勢が大事

    関連記事にもありますが、係数表はこんな表ですね。

    【試験対策】シューハート管理図の管理線公式と係数表を確認する
    シューハートの管理図の中心・管理限界公式と、係数表をまとめました。大学の試験やQC検定®対策に活用ください。1つの表で全パターンを見やすくまとめました。

    管理限界の係数 中心線の係数
    \(\bar{X}\)管理図 s管理図 R管理図 s R
    n A \(A_2\) \(A_3\) \(B_3\) \(B_4\) \(B_5\) \(B_6\) \(D_1\) \(D_2\) \(D_3\) \(D_4\) \(c_4\) \(d_2\)
    2 2.121 1.88 2.659 3.267 2.606 3.686 3.267 0.7979 1.128
    3 1.732 1.023 1.954 2.568 2.276 4.358 2.575 0.8862 1.693
    4 1.5 0.729 1.628 2.266 2.088 4.698 2.282 0.9213 2.059
    5 1.342 0.577 1.427 2.089 1.964 4.918 2.114 0.94 2.326
    6 1.225 0.483 1.287 0.03 1.97 0.029 1.874 5.079 2.004 0.9515 2.534
    7 1.134 0.419 1.182 0.118 1.882 0.113 1.806 0.205 5.204 0.076 1.924 0.9594 2.704
    8 1.061 0.373 1.099 0.185 1.815 0.179 1.751 0.388 5.307 0.136 1.864 0.965 2.847

    nが6以上でないと使えない変数とか、いろいろありますが、ほぼすべて導出できます。関連記事を紹介しますね。

    【必読】導出がわかる関連記事





    工程異常判定ルールはどうやって決まっているのか?

    JISみると、工程異常判定ルールは決まっています。

    No 異常パターン 理由 評価
    1 ゾーンAを超えた1つの点 管理限界外
    2 中心線の片側上ゾーンCの中で
    又はそれを超えて、一列になった9点
    低確率 ×
    3 一列になって上下方向に増加又は減少する6点 低確率、工程異常可能性有
    4 一列になって交互に上下する14点 低確率 ×
    5 中心線の片側上ゾーンAの中で
    又はそれを超えて、一列になった3つのうちの2つの点
    低確率 ×
    6 中心線の片側上のゾーンBの中で
    又はそれを超えて、一列になった5つのうちの4つの点
    低確率 ×
    7 中心線の上下のゾーンの中で一列になった15点 低確率 ×
    8 中心線の両側上で一列になった8つの点で、
    ゾーンCにはない
    低確率 ×

    でも、

    なぜ、上表のルールがあるのか? 本当に正しいのか?を考える姿勢が大事

    関連記事に解説しています。

    【重要】管理図の異常判定ルールは自分で設計すべき(JISに頼るな!)
    管理図の異常判定ルールは8種類ありますが、各々のルールである理由を説明できますか?本記事では、JISでも、自力でも異常判定ルールを考えるヒントを解説します。管理図をマスターしたい方は必見です。

    群内変動、群間変動の分割はどう決めるのか?(QC検定®1級対策)

    「管理図」はQC検定®3級、2級と1級では難易度が全く違います。

    ●QC検定®3級、2級の「管理図」は簡単、点数稼ぎ
    QC®検定1級「管理図」は激難

    私もQC検定®1級受験のときは、管理図は半分もとれませんでした。ボロボロ。

    「管理図」を激難にするのが、
    群内変動、群間変動の分割

    将来、QC検定®1級まで行こうとなるでしょうから、最初に知っておいてください。

    敵を知ると、勉強戦略も変わってくる!

    関連記事で紹介しますね。

    【必読】計量値管理図の群内変動と群間変動の分散が推定できる
    R管理図から群内変動と群間変動の分散が推定できますか?本記事では、群内変動と群間変動の分散を導出する方法を詳細に解説します。管理図をマスターしたい方、QC検定®1級合格したい方は必見です。

    群内変動、群間変動の分散公式で最も重要なこと

    ●実は、平方和の分解から群内変動、群間変動の分散公式を導出しますが、下の結果になります。

    \(σ_x^2\)=\(σ_b^2\)+\(σ_w^2\)は成り立つが、
    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)は計算では導出できない
    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)は計算では導出できないのに、このnで割った公式を使った式が教科書やQC検定®に出て来る

    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)は計算では導出できません。むしろ、
    \(σ_{\bar{x}}^2\)=\(σ_b^2\)+\(\frac{σ_w^2}{n}\)と定義した、よくわからない\(σ_{\bar{x}}^2\)を計算させる問題ばかりが出題します。

    上の2つの式の違いがわからないまま、QC検定®1級などに突入するので、受験者のほとんどは理解していません。だから管理図の点数がボロボロになるのです。

    だいぶ先の話ですが、先に知っておいて損はありません。

    まとめ

    【QC検定®3級】管理図をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理図で最初におさえておくべきポイント
    • ②【絶対読んで!】理論を知ってから管理図を使うべし!

  • 【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界がわかる

    「QC検定®3級でよく出る、管理項目、管理水準、管理限界がわからない」、「管理図の描き方はわかるが、何を管理図で管理したらよいかわからない」と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

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    試験では、管理図の描き方や用語の暗記だけでOKですが、
    用語をよく理解していないと実務に活かせません。
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    • ①管理項目とは?
    • ②管理水準と管理限界の違いとは?
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    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
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    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

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    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
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    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
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    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
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    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①管理項目とは?

    管理項目とは?

    ●管理する対象を選ぶことです。

    管理項目を実務で活かすには、

    何を管理対象とすればよいかを考えて選ぶこと

    管理項目を考える例題

    ●簡単な例で考えましょう。例えば、レンガを製造するメーカに所属したとしましょう。レンガの品質を管理せよ!と言われたら、何を管理項目に挙げて管理しますか?

    どうやって考えて管理項目を選びますか?
    おそらく
    ●寸法
    ●重量
    ●表面の粗さ、傷の数
    ●吸水性
    ●強さ(圧縮強さ)
    ●脆さ(割れにくさ)
    など、下図のようにいろいろ管理項目の候補が列挙できますね。

    管理項目

    ●全部の管理項目を管理図に落として、全個数管理するのは大変ですね。

    管理項目の選び方

    ●当然、優先順位をつけますよね。管理する時間、コストも考慮しないといけませんよね。

    優先順位のつけ方はいろいろありますが、例えば、

    1. 重要な品質特性を優先
    2. 簡単に管理できて、調べにくい品質特性が推定できるもの

    でしょう。やみくもに全部管理する必要はありません。

    例題のレンガにおいて、「重要な品質特性」と「簡単に管理できて、調べにくい品質特性が推定できるもの」とはどんな管理項目が該当しますか?

    ケースによりますが、例えば、

    ●「強度を売りにしたいので、圧縮強さは手間をかけても試験機で検査して管理したい。」
    ●「加工表面の綺麗さを売りにしたいので、凹凸の数を管理したい」
    ●「数万個のレンガを配置する顧客が多いので、寸法誤差を管理したい」
    といろいろ選び方があります。

    自社、顧客の戦略に合わせて、管理項目を選びましょう。

    管理項目の選び方がわからないと、意味のない管理図を作りがちになります。

    ②管理水準と管理水準の違いとは?

    ●日常管理に出て来る用語は「管理水準」
    ●管理図に出て来る用語は「管理限界」
    どう違うのかを考えます。意外とどこにも解説がないので、本記事で解説します。

    管理水準(Control Level)とは?

    正常と異常の判断基準

    方針管理や日常管理の単元でよく使う用語です。

    管理限界(Control Limit)とは?

    正常と異常の判断基準。平均値やばらつきが収まるべき範囲

    管理図を作るときによく使う用語です。

    管理水準と管理限界の違いとは?

    あれ?と思いませんか?

    管理水準と管理限界も
    「正常と異常の判断基準」
    で同じじゃん!

    教科書や他のwebサイトを調べると、同じ定義に見えます。
    2つの用語は出て来る単元や教科書のページ数が異なるので違いように見えますけど。

    英語をよく見ると、
    管理水準はLevel
    管理限界はLimit
    と違いますね。

    何がちがうのか?まだわかりません。
    そこで、違いがわかる図を用意しました。

    管理水準と管理限界

    ●管理水準と管理限界も
    「管理する程度」としては同じ軸になる(上図の右方向の矢印の方向になる)ので、混合しやすいです。

    でも、
    ●管理水準は、管理の程度として、どこら辺を狙うか?のレベルを決めるもの
    ●管理限界は、管理水準の中で、平均とばらつきが正常と決めた範囲に収まるかどうかを調べるために使うもの
    として区別しています。

    まず、管理水準を決めるのが先ですね。どこら辺を狙うか?
    次に決めた管理水準のレベルで、管理限界を決めることになります。

    大事なこと

    もし、あなたが、管理水準と管理限界の違いが頭に入らないと困ったら、
    実務上は1つの用語に統一して使ってもOKです。
    用語は所詮、手段です。
    目的は、管理して品質を作りこむことです。

    例に挙げた「レンガの品質を高めて組織の成長につなげるにはどうすればよいか」に最も注力しましょう。これがわかれば、管理方法も自分で考えて決めることができます。

    まとめ

    【QC検定®3級】管理項目、管理水準、管理限界をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①管理項目とは?
    • ②管理水準と管理限界の違いとは?

  • 【QC検定®3級】QCストーリーがわかる(暗記不要)

    【QC検定®3級】QCストーリーがわかる(暗記不要)

    「QC検定®3級でよく出る、QCストーリーがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    QCストーリーは、自分で作ろう!いちいち暗記しなくて良いです。
    試験対策の丸暗記より、品質管理を自分の頭で理解してほしい。
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①QCストーリーとは
    • ②QCストーリーは自分で考えたらわかる
    • ③品質管理用語は何でもかんでも暗記しなくていい
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①QCストーリーとは

    QCストーリーの7つのステップ

    ●7つステップがあります。試験対策だけに暗記すればよいでしょう。

    1. テーマの選定
    2. 現状の把握と目標値の設定
    3. 要因の解析
    4. 対策の立案
    5. 対策の実行
    6. 効果の確認
    7. 標準化と管理の定着

    QCストーリーの種類は3つある

    よく教科書には3種類のQCストーリーがあります。

    1. 問題解決型QCストーリー
    2. 課題解決型QCストーリー
    3. 施策実行型QCストーリー(ほとんど見ない)

    違いを書いておきます

    課題解決型 問題解決型 施策実行型
    1 テーマ選定 テーマ選定 テーマ選定
    2 攻め所の明確化 現状把握 現状把握
    3 目標設定 目標設定 対策のねらい所
    4 方策の立案 活動計画作成 目標設定
    5 成功シナリオの追究 要因解析 対策検討
    6 成功シナリオの実施 対策検討 対策実施
    7 効果確認 対策実施 効果確認
    8 標準化 効果確認 標準化
    9 管理の定着 標準化 管理の定着
    10 管理の定着

    「問題と課題の違い」を説明できますか?

    3つあるQCストーリーのうち、2つがよく使います。
    ●問題解決型QCストーリー
    ●課題解決型QCストーリー

    ところで、両者の違いは何か?もっというと

    「問題と課題の違い」を説明できますか?

    うーん、難しい。
    世の中、「問題」と「課題」が混同しています。毎日、出て来る用語で、それぞれの使い方に慣れているから、無意識に両者を使い分けていますよね。でも、意味の違いは?

    「問題」と「課題」をごちゃまぜしているし、違いをそれほど気にしていない。何かわかりやすい区別の仕方はないのか?

    辞書やwiki、webで検索しても、「問題」と「課題」をきちっと分離できていないものばかりですね。

    「問題」と「課題」の違い

    こういう時は、単語に注目しましょう。日本語ってちゃんとできてますよ。

    ●「問題」⇒「題を問う」:題を相手に問うこと
    ●「課題」⇒「題を課す」:題を自分で解くこと

    「題」を「問う」か「課す」かの違いです。

    「問題」も「課題」も共通なのが「題」ですね。「題」って何でしょう?

    ●「題」:品質では、理想と現状のギャップとするとわかりやすい

    「問題」と「課題」を明確に分けた事例があります。

    ●小学校は「学習問題」⇒子供に問題を解かせるため(自主性を求めていない)
    ●中学校以上は「学習課題」⇒子供自ら問を作って解かせる(自主性を求めている)

    これを理解した上で、もう一度、QCストーリーを見てみましょう。

    課題解決型 問題解決型 施策実行型
    1 テーマ選定 テーマ選定 テーマ選定
    2 攻め所の明確化 現状把握 現状把握
    3 目標設定 目標設定 対策のねらい所
    4 方策の立案 活動計画作成 目標設定
    5 成功シナリオの追究 要因解析 対策検討
    6 成功シナリオの実施 対策検討 対策実施
    7 効果確認 対策実施 効果確認
    8 標準化 効果確認 標準化
    9 管理の定着 標準化 管理の定着
    10 管理の定着

    「問題解決型QCストーリー」も「課題解決型QCストーリー」どちらも的確に書けていない印象です。

    「問題解決型QCストーリー」と「課題解決型QCストーリー」の明確な差がわからないまま、教科書や試験対策問題に書いている文言を丸暗記すると、かえって、頭が混乱します。結局、試験後忘れて 身につかないのがオチ。
    言葉の定義を良く理解して、整理してから本来は品質管理用語を習得したいです。

    ②QCストーリーは自分で考えたらわかる

    改善のステップを自分で考えてみよう

    言葉の定義を良く理解して、整理してから本来は品質管理用語を習得したいです。

    と書きました。なので、 QCストーリーは自分で考えて作りましょう。その方が、実務に役立ちます。

    改善のステップを自分で考えてみよう

    改善する方法を何も見ないで考えると、大体次のようにまとまるはずです。

    1. 対象を選ぶ
    2. 理想を定義する
    3. 現状を把握する
    4. ギャップを理解して、0にする方法を考える
    5. 施策を計画、実行
    6. 施策の効果を評価
    7. 次なる作戦を考える

    上は、一例です。あなたが考えた改善のステップでもOKです。

    自分の考えたステップとQCストーリはほぼ合う

    比較してみましょう。

    教科書 自分で考えたもの
    1 テーマ選定 対象を選ぶ
    2 現状の把握と目標値の設定 理想を定義する
    3 要因の解析 現状を把握する
    4 対策の立案 ギャップを理解
    5 対策の実行 施策を計画、実行
    6 効果の確認 施策の効果を評価
    7 標準化と管理の定着 次なる作戦を考える

    どうでしょうか? 大体合ってますよね

    QCストーリー7つのステップは暗記不要

    なので、暗記は不要で、むしろ、自分で考えた導出できるように理解して習得する方が重要です。

    改善して成功した経験がないと、書き出せないので、教科書丸暗記ではなく、普段の業務や生活に一工夫する努力をしましょう。

    ③品質管理用語は何でもかんでも暗記しなくていい

    ●QCストーリーを解説すると、暗記不要で、むしろ考えて書き出す!ことが大事と伝えました。これは品質管理用語に良く当てはまります。

    ●品質管理用語を勉強する注意点をまとめます。

    1. 用語を理解しないまま暗記しても忘れる
    2. 「問題」と「課題」の違いとか、「災害」と「事故」の違いなど、そもそも違いの定義が完璧でないまま、用語が一人歩きすることが多い。
    3. 用語は暗記の前に、言葉の意味を理解する
    4. 言葉を理解するのは遠回りだが、一度理解すれば永久使いこなせる
    5. 試験対策の暗記は試験後忘れる、結局身につかない。

    ●次の用語も暗記せず、理解してから覚えた方が、品質管理レベルが上がります。
    ・力量
    ・プロセスアプローチ
    ・関係性管理
    など、まず自分の言葉で説明できるよう、考えて理解しましょう。暗記はその次でよいです。

    まとめ

    【QC検定®3級】QCストーリーをわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①QCストーリーとは
    • ②QCストーリーは自分で考えたらわかる
    • ③品質管理用語は何でもかんでも暗記しなくていい

  • 【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる

    【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる

    「QC検定®3級でよく出る、ISO9001 2015が理解できない、頭に入らない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】ISO9001 2015がすぐわかる
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①【初めて勉強する人向け】ISO9001のベストな学習方法
    • ②ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法
    • ③ISO9001 2015に出て来る難解な用語
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①【初めて勉強する人向け】ISO9001のベストな学習方法

    ISO9001 2015をわかりやすく解説した関連記事

    QCプラネッツでは、ISO9001 2015をわかりやすく解説した関連記事があります。一応、リンクを張りますが、ISO9001を初めて学習する方は、リンクの前に本記事を読み進めてください。

    関連記事は、初心者も、中級者も、上級者も対象ですが、
    本記事は、初心者向けです。

    ISO9001 2015がわかる
    ISO9001 2015の要求事項をわかりやすく解説しました。暗記に走らず、理解して自分の言葉で説明できるように、実務経験から重要ポイントをわかりやすく解説! ISO9001に関わる人は必読です。

    ISO9001 2015を躓かずに学べる方法を解説します!

    ISO9001 の要求事項は確かに、
    読みにくいし、理解しづらい

    なので、理解しやすい勉強方法を4つ挙げます。

    1. 品質に詳しい人に聞かず、自分で理解した方がいい
    2. 経営者を演じる
    3. ISO9001の全体像を理解する
    4. ISO9001の要求事項が必要な理由を理解する

    上の4つで十分です。

    逆に、無視してていいのは

    1. ISO9001 各要求事項に何が書いているかを暗記
    2. ISO9001 各要求事項の文章の解釈
    3. 業務内容をISO9001に合わせる

    この3つが、ISO9001 の理解を妨げる悪玉菌です。

    では、勉強すべき4つのポイントを1つずつ解説します。

    品質に詳しい人に聞かず、自分で理解した方がいい

    品質専門家に聞かなくていい

    「ISOや品質に詳しい人から教えてほしい!」という気持ちは十分わかりますが、全く勧めないし、逆効果です。なぜなら、

    ISO9001の要求事項の文章から解説する人が99%くらいいて、かえって理解に苦しみます。

    「ISOや品質に詳しい人」は、10年くらい品質業務していると、100回はISOの条文を読んでいます。それなりに慣れているし、解釈に苦労したことを伝えたい思いがあるのでしょう。

    ISO9001に慣れているが、
    内容の解釈ばかり説明しがち。
    内容の本質まで考えていない専門家が結構多い。
    だから、自分の言葉でわかりやすく説明する思考がないから、初心者は理解できない

    ISOに不慣れな人は、
    ISOの細かい内容(手段)より、その意味(目的)を知りたがっています。

    つまり、
    理解しづらい、「ISO9001の要求事項の解説」ではなく
    「ISO9001の要求事項」を理解したい

    のですよね!

    それなのに、多くの品質専門家は「ISO9001の要求事項の解説」をしたがります。

    私も苦しみました。なので、QCプラネッツ ブログを始めました。

    よって、自分で考えた方がよいです。

    自分で勉強する方法

    ●ポイントは

    細かい要求事項の文章の理解より
    なぜ、それが要求されているかを
    自分の言葉で説明できること!
    ISO9001を学ぶ目的は何か?
    要求事項の内容は所詮、手段にすぎません。

    ISO9001 2015は自分の言葉で説明できていれば、細かい内容は要求事項を見ながら確認すればOKです。

    「7.5.1に何がどんなことが書いているか」はどうでもいいです。

    経営者を演じる

    さて、問題です。

    ISO9001の目的は何でしょうか?
    なぜ、品質改善が必要なんですか?
    品質改善は「手段」、ではその「目的」は?

    ●意外と回答できないんです。品質担当は無回答です。まず、この解を理解しないと、ISO勉強しても頭に入りません。

    ISO9001の目的は
    ●企業組織なら、「収益向上」
    ●もっと抽象化すると、「組織の成功」
    (組織の成功は収益以外にもあるでしょう)

    つまり、ISOの目的は、組織を経営する側の目線で考える必要があります。この理解がほとんどの人ができないのは、組織の中の、従業員であり、思考も従業員的思考だからです。

    平社員でもいいから、一旦は組織の経営陣になりきってみよう!
    その組織のトップに自分がなったイメージや
    自分が起業した会社の社長になったと仮定してみましょう。

    ISO9001の全体像を理解する

    ISOを勉強したばかりの「あなた」を「経営陣」になりきってもらっています!
    次するべきなのは、「ISO9001の全体像の理解です」

    これは、ISO9001に実際に描いている図を色付けしました。

    品質マネジメントシステム

    この図は、
    ●平社員なら、まったく理解できないが
    ●経営陣になりきると理解できる


    不思議な図です。

    ISO9001の要求事項が必要な理由を理解する

    「経営陣」を演じるあなたが、全体像の図を読んでいます。

    さて、問題です。

    あなたが経営する組織が成功するには、何が必要ですか?
    成功を揺るがすリスクは何ですか?

    ●わかりやすいのは、利益追求の企業です。企業は
    利益=売上―コスト
    から、
    ●売上が増加するチャンスと、減少するピンチを注視しますね。
    ●コストは圧縮できるチャンスと、増加するピンチを注視しますね。

    収益を減少するピンチを最小限にして、増加するチャンスを最大限しようと努力します。

    一方、企業は社会の荒波の中生き延びるわけですが、
    ●コントロールが効かない外部環境
    ●自社内の内部環境
    が常に変化します。この変化をうまく活かせるかどうかが経営陣の腕の見せ所になります。

    まとめると、経営陣は常に以下の5つを常に考える必要があります。

    1. 経営する組織の状況を把握する
    2. 常に影響を受ける外部環境・内部環境を考慮した経営戦略
    3. 自組織の目標の立案、計画、実行、評価(PDCA)
    4. 自組織に必要な経営資源(人、モノ、設備など)
    5. 実行に対する結果のフィードバック

    従業員として、自分の業務だけしか考えていないと、上の5項目は難しく感じるでしょう。でも、自分が仮に起業したとして、つぶれないようにするにはどんな活動が必要か?を想像しましょう。それだけでも「経営脳」は磨けます。

    必要な要素

    経営に必要な5要素を書き出しました。よく見るとISO9001 2015の全体像とぴったり合います。わざとそう合わせたのではなく、 ISO9001 2015の全体像は品質と経営を両方意識した要求事項だからです。

    1. 経営する組織の状況を把握する
    2. 常に影響を受ける外部環境・内部環境を考慮した経営戦略
    3. 自組織の目標の立案、計画、実行、評価(PDCA)
    4. 自組織に必要な経営資源(人、モノ、設備など)
    5. 実行に対する結果のフィードバック

    品質マネジメントシステム

    だから、経営脳があれば、ISO9001の要求事項は、自分で書き出せます!だから、各要求事項の暗記は不要なので、自分の言葉で説明できるようにしてください。

    ここまで、読んでいただければ、かなりISO9001が理解できたはずです。

    もう少し、ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法を次に解説します。

    ②ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法

    まずは、「経営脳」をもって、経営に必要な要素を考えれば、経営の手段である品質マネジメントやISO9001 2015が理解できることを解説しました。

    次は、速く習得する方法を解説します。コツは3つあります

    1. 読みにくい文章に合わせず、自分の考えを優先する
    2. 人にわかりやすく説明できること
    3. 要求事項に業務を合わせるのではない

    読みにくい文章に合わせず、自分の考えを優先する

    関連記事のように、各要求事項をわかりやすく解説しています。

    要求事項を勉強する上で大事なのは、
    ●内容暗記しないこと
    ●要求事項はつまりどういうことなのか?を考える
    ●自分なりの説明に変える

    です。

    一番ダメなのは、
    「こう書いているから、その通り業務すること」

    読みにくい文章に合わせず、自分の考えを作りましょう。

    人にわかりやすく説明できること

    要求事項の単語まで従う必要はありません。むしろ、人に説明できて、自分なり応用ができることです。

    ISOは数年に改訂されますが、本質は変わりません。変化しない本質を理解して、自分で説明できるようになりましょう。

    要求事項に業務を合わせるのではない

    ISO認証だからといって、業務をISOに合わせる必要はありません。ISO認証を辞めてもOKです。むしろ、業務改善、収益拡大、発展につながるためにISOをうまく活用しましょう。

    ●大事なのは、
    「ISO9001に書いているから、それに従う」ではなく
    「成功のためには何が必要かを考えて、あとでその施策に合う要求事項を探せばいい」

    ISO9001要求事項は「手段」
    「目的」は、あなたの成功

    ●成功を勝ち取るために何が必要かをISO関係なく、考え抜き
    その対策をあとで、ISO要求事項から探すだけ

    ③ISO9001 2015に出て来る難解な用語

    関連記事で別途わかりやすく解説しますが、難解な用語をざっと挙げます。さっと自分の言葉で友人にわかりやすく説明できますか?

    用語がわからないから教科書買ったら
    さらにわからなくなってしまった。。。
    よくある経験談です。

    難解な用語
    ●プロセスアプローチ ⇒なんじゃこりゃ?
    ●コミットメント ⇒トリートメント?
    ●リスク ⇒ 頻出だけど人によって解釈が合っていない
    ●力量 ⇒ って何?
    ●製品及びサービス ⇒ なんで 「サービス」がついているの?
    ●不適合 ⇒ 罰則があるの?
    ●マネジメントレビュー ⇒ どんな会議?
    ●継続的改善 ⇒なんじゃこりゃ?
    ●関係性管理 ⇒なんじゃこりゃ? 「関係管理」じゃダメなの?
    ●外部及び内部の課題の変化 ⇒ 課題だけでもしんどいけど、さらに変化が必要なの?
    ●文書化した情報 ⇒ 文書じゃないの?
    とつっこみ満載ですね。

    別途、個別に解説

    まとめ

    【QC検定®3級】ISO9001 2015をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①【初めて勉強する人向け】ISO9001のベストな学習方法
    • ②ISO9001 2015要求事項を速く習得する方法
    • ③ISO9001 2015に出て来る難解な用語

  • 【QC検定®3級】FMEAとFTAがすぐわかる

    【QC検定®3級】FMEAとFTAがすぐわかる

    「QC検定®3級でよく出る、4Mと特性要因図FMEAとFTAでおさえておくべきポイントがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】FMEAとFTAがすぐわかる
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①FEMAがすぐわかる
    • ②FTAがすぐわかる
    • ③日常生活の事例で練習してみる
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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

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    ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる

    QCプラネッツでは、QC検定®3級受験者、および品質管理初心者の方に、馴染みにくい品質管理用語や概念をわかりやすく解説します。

    QC検定®3級共通として、まず、勉強方法を読んでください。

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる
    QC検定®3級受験や品質管理を初めてのあなたへ、勉強方法を解説します。直前の丸暗記の合否だけではなく、品質管理を得意・好きになれる方法をわかりやすく解説します。試験合格、品質管理の理解を深めたい方は必見です。

    試験直前の丸暗記ではなく、
    考えて活かせる品質管理を伝授します。

    ★【QC検定®3級】勉強に必須な27項目をまとめました。

    以前、ブログ解説していましたが、1つのPDFにまとめました。勉強に役立ててください

    No 勉強項目
    1 【QC検定®3級】品質がわかる
    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
    3 【QC検定®3級】三現主義、5ゲン主義がわかる
    4 【QC検定®3級】QCDやQCDPSMEがすぐわかる
    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
    6 【QC検定®3級】新QC7つ道具がわかる
    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
    8 【QC検定®3級】重点指向がわかる
    9 【QC検定®3級】デザインレビュー(DR)がわかる
    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
    14 【QC検定®3級】フェールセーフとフールプルーフがわかる
    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①FMEAがすぐわかる

    FMEAの覚え方

    ●FMEAで試験によく出題されて、かつ理解すべきポイントを解説します。

    FMEAは故障モード影響解析

    FMEAなのか、FEMAなのか、FMEAなのか、だんだんわからなくなってきますので、

    FMEAは英語と日本語両方でおさえておく。
    Failure(故障) Mode(モード) and Effects(影響) Analysis(解析)
    で理解する。

    FMEAはFMとEAで理解する

    意外に、FMとEAを別々に試験で出題されることがあります。
    故障モード⇒ Failure Mode
    影響解析⇒ Effects Analysis

    これで、FMEAは確実に覚えることができますね。

    <h3故障モードの重大度が覚えにくい

    ●FMEAは個々の故障モードの重大度を評価して、優先順位をつけて対策する手法です。なお、優先順位をつけることを、重点指向っていいます。

    重点指向とは、優先順位をつけること
    重点指向は、品質管理を学び始めた人にとって難解な用語ですが、大丈夫!

    ●さて、故障モードの重大度の評価方法が、覚えにくいです。

    故障モードの重大度(RPN)=(影響度)×(発生度)×(検出度)

    ●RPNは危険優先数(risk priority number)といって、次の3つの変数の積で評価します。
    ・影響度⇒故障したときの影響度合い
    ・発生度⇒故障発生頻度
    ・検出度⇒故障の発見の難しさ

    よく考えると、故障モードの重大度は
    ●(ダメージ)×(発生確率)なら理解しやすいですが、次の検出度が論理的に考えても出て来ません。試験勉強しても3つのうち1つは忘れてしまいます。

    なので、

    故障モードの重大度(RPN)は、その部門やチームが評価しやすい変数に変えてもOK

    なぜなら、

    FMEAは表作ることより、故障リスクを減らすのが目的だから

    FMEAの事例

    ●実際に作ってみましょう。事例として、設計部門のリスクをFMEAで評価しましょう。

    下表のように評価しました。

    業務内容 故障モード 影響解析 原因 対策
    影響度 発生度 検出度 RPN
    設計企画 仕様のヌケモレ 5 3 4 60 顧客要重事項
    の確認不足
    デザインレビュー
    の確実な実施
    要素設計 設計ミス 2 3 1 6 担当者の思い込む 要求事項
    の確認徹底
    組立設計 要求動作不可 1 3 3 9 設計者担当者間
    の情報共有不足
    毎日昼礼で
    進捗確認
    設計検証 検証モレ 5 3 5 75 顧客要重事項
    の確認不足
    デザインレビュー
    の確実な実施

    表を作るポイントは、

    1. 作業内容は網羅する。粒度をそろえた方がわかりやすい
    2. 故障モードも粒度をそろえるといい。
    3. 数値の定義は影響が深刻な方を高い数字にする
    4. 数値の度合いは人それぞれ
    5. 原因、対策はFMEA関係なく個々の故障に対して考える

    ここで、粒度(粒の大きさ)をそろえることが重要としました。

    1つは設計全体の故障モードの内容で、
    1つがある具体的な設計の故障モードを
    FMEAの表に並べると、対策を考えにくくなる。

    上表は設計のフロー、故障モードの抽象度を同程度の粒度にそろえています。

    表を作るだけであるが、作成者の論理力が求められるので意外と難しいのがFMEA。

    以上、FMEAでした。ついでにFTAも解説します。

    ②FTAがすぐわかる

    FTAとは

    FTA(Failure Tree Analysis)は、故障の木解析といいます。
    英語をそのまま日本語にしただけです。

    故障の原因をTree構造に書いて、個別の発生確率を計算して、故障確率を算出する便利な解析方法ですね。

    FTAはANDゲート、ORゲートを使います。

    FTAの事例

    あるお父さんが、コロカ感染するリスクをFTAから求めてみましょう。

    お父さんが感染する場合を図にしましょう。

    FTA

    各可能性を挙げて、その原因を深堀りしていきます。その起こり得る確率を概算でもいいので入れてみると、感染し得る確率が概算で求められます。

    ●感染者がいる場合と感染するはAND条件とし、
    ●家、会社など場所が違うので、OR条件としました。

    上図のケースでは、お父さんは感染するリスクは0.3%としました。

    ざっと計算するものですが、

    どの要因がどの程度影響を与えているかが明確にわかりますね。

    発生確率を下げるか、仕組みを変えるか

    ●FTAは作るのが目的ではなく、故障や困る要因を減らすことが目的です。

    確率を減らしかたは、2つあります。

    1. 改善して、個々の故障要因の発生確率を低減する方法
    2. 仕組を変えて、発生自体を避ける方法

    ●上の感染確率を下げる方法では、各々の発生確率の数値を減らす努力をします。例えば、清潔に保つ、他人との距離を保つ、うがいを欠かせずに実行するなどがあります。

    ●一方、仕組を変えて、発生自体を避ける方法は、出社からリモートワークに切り替えると、会社で感染するリスクがなくなります。 感染リスクは減りますが、リモート対応の手間が増えるデメリットもあります。

    戦略を立てて、FTAを使って不具合を回避しましょう。

    ③日常生活の事例で練習してみる

    ●FMEA、FTAに限らず、品質管理の用語や概念の説明には、実際の業務内容を使って解説します。確かに、実務向けでよいかもしれませんが、内容が難しくなるし、理解が進みにくいデメリットもあります。

    専門外な話を使って品質管理を理解するのはしんどいです。

    難解な品質管理を理解できるいい勉強方法があります。それは、

    日常生活の事例で練習することです。

    例えば、

    夫婦生活を持続するためのFMEAをやってみる
    上司に振り回されないための対策をFTAで考える

    など、一見ふざけていますが、頭のいい体操になります。是非、やってみてください。

    まとめ

    【QC検定®3級】FMEAとFTAをわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①FEMAがすぐわかる
    • ②FTAがすぐわかる
    • ③日常生活の事例で練習してみる

  • 【QC検定®3級】4Mと特性要因図がすぐわかる

    【QC検定®3級】4Mと特性要因図がすぐわかる

    「QC検定®3級でよく出る、4Mと特性要因図でおさえておくべきポイントがわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】4Mと特性要因図がすぐわかる
    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①4Mは使いこなせると有利
    • ②慣れるまで4Mと特性要因図は1セットで活用
    • ③4Mの注意点

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    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
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    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
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    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①4Mは使いこなせると有利

    4Mとは

    ●Man(人)
    ●機械(Machine)
    ●Material(材料)
    ●Method(方法)
    ●Measure(測定)
    の5つのうち4つ

    必ずあるのは、 ●Man(人)と●機械(Machine)で、残り3つから2つを選ぶことが多いです。

    別に、ほかに思いついたMでもOKです。

    4Mの活用シーン

    よく4Mは活用しますね。どこで活用するかをまとめると

    1. 製造部門での要因分析
    2. 分析フレームワーク
    3. 技術士2次試験、QC検定®1級などの論述試験

    品質管理(QC)の習い初めの場合は、製造部門での要因分析として使うものでよいですが、品質管理業務はわりと文章で説明する場面が多いです。

    4Mは多くの人に認知されているので、伝わりやすいです。

    論述試験に4Mは有利

    4Mを使うと、4つ書くことがあり、それぞれ独立して作文すればよいので、解答用紙がうまりやすくなります。

    また、人、機械、材料、測定、方法の観点から強制的に考える必要がある分、整理しやすく、高得点が狙えやすいです。

    技術士2次試験で、持ち込む必須のフレームワークの4M

    ②慣れるまで4Mと特性要因図は1セットで活用

    4Mと特性要因図を活用する

    特性要因図はQC検定®3級に必ず出題されるし、視覚的にわかりやすいのですぐ覚えられるでしょう。本記事では、教科者や他のサイトに書いていないポイントを伝授します。

    品質管理を学び初めの人は、おそらく、

    品質管理を学び初めの人は、おそらく、
    「フレームワークを使って分析・論述に慣れていない」可能性が高いです。
    慣れるまでは、4Mと特性要因図は1セットで使いましょう。

    まず、
    ●特性要因図をセットします。

    特性要因図

    次に、
    ●特性要因図の大枠に各Mを4つ入れます。

    特性要因図

    そして、
    ●特性要因図の小枠に、M毎にさらなる詳細な要因分析を考えます。

    特性要因図

    この手順で、少々面倒ですが、4Mの詳細分析が特性要因図からわかります。

    上図の例でまとめると、

    故障の原因は4つの観点からわかる。
    1. 作業者の性格や疲労によるもの
    2. 製造機の経年や機械疲労によるもの
    3. 材料成分のばらつきや業者の納期によるもの
    4. 測定の手順や校正に問題があった

    どうでしょうか? 結構、説得力がある分析になりましたね!

    チームでトラブルの原因などを分析するときは、頭の中を可視化する手段として特性要因図がよく活用されます。

    特性要因図を使う目的を明確に

    ただし、所詮、ツールです。

    特性要因図の小枠をいっぱい書くことに集中しないでください。

    目的は

    ある事象を構成する要因を
    網羅的に抽出し、
    各々の理由が、報告者が納得できる内容であるようにまとめること

    まずは、慣れるまでは4Mと特性要因図を1セットで使いこなし、徐々に、論理的な説得力があるかどうかを頭で考える訓練に切り替えていきましょう。

    慣れると4Mだけ頭で考えることができます。

    ③4Mの注意点

    粒度が合っていない

    4Mは機械的に
    ●Man(人)
    ●機械(Machine)
    ●Material(材料)
    ●Method(方法)
    ●Measure(測定)
    で特性を分割して考えます。

    しかし、

    Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)、Method(方法)、Measure(測定)を同列で比較できるものなのでしょうか?

    Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)はリソース(資源)にカテゴライズできるので、同列で比較できます

    しかし、Method(方法)、Measure(測定)は、手法にカテゴライズできますが、リソースとは別物ですよね。

    フレームワークを使う注意点

    フレームワークを使うときは、次の注意点があります。

    1. Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)のように同列で比較できること(粒度が同じといいます)
    2. 網羅性があること

    例えば、日本について分割してみましょう。

    「日本は、北日本、東日本、西日本、南日本から成る」
    なら、不自然さはありません。

    次はどうでしょうか

    「日本は、北日本、東日本、大阪府、広島市から成る」
    なら、変ですよね。

    なぜなら、

    1. 北日本、東日本、大阪府、広島市は粒度が合っていませんので比較できません。
    2. 西日本の他の地域が漏れている

    この「日本は、北日本、東日本、大阪府、広島市から成る」の説明では、聞き手は「?」となります。

    これが、粒度を合わせて比較することと、網羅することが大事である理由です。

    4Mの例に戻しましょう。4Mで、人・機械なら理解できますが、そこに測定、方法が同列に比較されると聞き手によっては「?」と納得してもらえない可能性があります。

    便利な4Mというフレームワークだからと言って、機械的に入れて分析しすぎないよう注意しましょう。

    有名だから共通認識しやすいだけ

    でも、多くの人が4Mや特性要因図を知っているので、そのまま使っても聞き手に通じます。安心してください。

    便利な4Mというフレームワークだからと言って、機械的に入れて分析して終わらないように注意しましょう。

    QCプラネッツなら、4Mを使う場合は、次の2点を考えます。参考ください。

    1. 先ほどのリソースの観点だけ活用して、Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)の3Mとして、リソースが不足する原因に対して3Mを要因として分析します。
    2. リソースについての分析とし、Money(カネ)を追加した4Mつまり、Man(人)、機械(Machine)、Material(材料)、Money(カネ)の4Mで分析します。経営課題のヒト・モノ・カネの観点で分析ができます。

    分析手法を活用して慣れながら、論理の精度を上げていきましょう。

    まとめ

    【QC検定®3級】4Mと特性要因図をわかりやすく解説しました。

    • ⓪(QC検定®3級共通)QC勉強方法がわかる
    • ①4Mは使いこなせると有利
    • ②慣れるまで4Mと特性要因図は1セットで活用
    • ③4Mの注意点

  • 【QC検定®3級】勉強方法がわかる

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる

    「QC検定®3級を初受験するけど、勉強方法がわからない」、「品質管理の初心者だけど、勉強方法がわからない」と困っていませんか?

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    本記事のテーマ

    【QC検定®3級】勉強方法がわかる

    QC検定®3級 合格 「必勝メモ」+「必勝ドリル」+「品質管理入門」をセット販売します!

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。
    最初に読んで欲しい記事で、
    単なる試験合格対策で終わらずに
    品質管理のプロになっていただきたいから記事を書きました。
    QC検定®3級合格は手段にすぎません。
    もっと大切なのは、品質が好きで得意な人をたくさん増やして
    社会全体の品質を高めることです!

    QCプラネッツは、社会全体の品質を高めるために、品質のプロフェッショナルを増やしたいためにコンテンツを発信しております。

    • ①QC勉強で大事な3つの要素
    • ②QC勉強の3つのお願い事項
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    2 【QC検定®3級】PDCA,SDCA,OODAがわかる
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    5 【QC検定®3級】QC7つ道具がわかる
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    7 【QC検定®3級】5Sがすぐわかる
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    10 【QC検定®3級】QCサークルがわかる
    11 【QC検定®3級】再発防止と未然防止がすぐわかる
    12 【QC検定®3級】狩野モデルがわかる
    13 【QC検定®3級】苦情とクレームの違いがわかる
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    15 【QC検定®3級】ISO9001 2015の難解な用語がすぐわかる
    16 【QC検定®3級】「製品及びサービス」がわかる
    17 【QC検定®3級】作業標準、作業標準書がわかる
    18 【QC検定®3級】校正がわかる(管理がいい加減だとまずい)
    19 【QC検定®3級】誤差と残差の違いがすぐわかる
    20 【QC検定®3級】源流管理がわかる(上流工程で品質が決まる!)
    21 【QC検定®3級】官能検査がわかる
    22 【QC検定®3級】PL法がすぐわかる
    23 【QC検定®3級】変化点管理がわかる
    24 【QC検定®3級】トップ診断がわかる
    25 【QC検定®3級】環境側面がわかる
    26 【QC検定®3級】標準化、ISOの歴史がすぐわかる
    27 【QC検定®3級】範囲Rは標準偏差sより大きくなる

    ①QC勉強で大事な3つの要素

    3つあります。

    1. 暗記より考え抜くこと
    2. 自分の言葉で説明できること
    3. 応用発展が効くこと

    暗記より考え抜くこと

    品質管理では、
    ●品質
    ●プロセスアプローチ
    ●関係性管理

    など、難解な用語が出て来ます。

    丸暗記して試験合格しても、数日経てば忘れてしまいます。

    もったいないですよね。資格があっても力量がないわけですから
    (力量って何か、理解できていますか?)。
    関連記事をご覧ください。

    急がば回れ!丸暗記よりどういう意味かを考えましょう。

    品質管理用語
    ●品質⇒どういう意味?
    ●プロセスアプローチ⇒どういう意味?
    ●関係性管理⇒どういう意味?

    と疑問に思って、考え始めましょう。

    しんどいけど、意味を考えることが品質管理マスターの近道です。

    自分の言葉で説明できること

    品質管理の用語がどういう意味かを考えるようになると、自分なりの解釈で説明しようと意識しましょう。

    QCプラネッツでは、品質の定義はISOとは変えています。なぜか?わかりますか?考えてみましょう。

    ●本来備わっている特性の集まりが,要求事項を満たす程度。(ISO9000 2015 3.6.2)
    ●相手が満足する基準(QCプラネッツ)

    ISOとQCプラネッツでは、どちらの定義がわかりやすいですか?

    自分の言葉でわかりやすく説明できることが大切です。
    正解は1つではありませんから、常に考えましょう。

    応用発展が効くこと

    方針管理や品質機能展開などの用語になると、丸暗記だけでは頭に入りません。

    用語の意味を自分の言葉で説明できるようになると、応用の概念も、自分の言葉や頭で理解することができます。

    QCプラネッツでは、用語や概念をわかりやすく解説しますが、
    自分の言葉で理解できるように考えてくださいね。

    ②QC勉強の3つのお願い事項

    品質が好きになって欲しい

    QC検定®合格より、合格の先の目標を決めましょう。
    ⇒品質が好きになって欲しい!

    好きになるには、自分の頭で考えて理解を深めることです

    難しい用語をわかりやすく解釈できるまで考え抜くと、
    すっきりするし、自信がつくし、誰かに説明したくなるはずです。

    QCプラネッツでは、「品質とは何か?」を考える際に、
    ●どういう状況が「品質が悪いか」、
    ●どういう状況が「品質が良いか」、
    をイメージしました。

    物は必ず壊れます。でも
    「同じ壊れた事実が同じでも相手が怒ったり、褒めたりするのはなぜか?」
    と考えると、
    相手の期待値を超えたかどうかで品質を判断するから
    と考えたからです。

    いろいろ考えて、自分なりに解釈しやすい説明になるまで考えてみましょう。

    品質から幅広い専門性を学んで欲しい

    丸暗記はNG
    「どういう意味か?」
    「なぜそうなのか?」
    を考えましょう。

    品質管理を考え抜くと、次の分野へ開拓することができます。

    1. 技術(エンジニアリング)
    2. 経営学,組織学
    3. 世界史

    品質管理は、主に技術者が担当しますが、経営学や世界史などの分野も理解を深めることができます。

    品質問題は、技術・品質管理部門の問題にしがちですが、
    その組織の体質やその社会の慣習が影響することも多々あります。

    歴史、経営の観点から品質問題を解けると、
    品質のプロフェッショナルとして
    活躍いただけます。

    品質のプロフェッショナルをたくさん増やしたい!

    品質管理の勉強のモチベーションを高めるのが、QC検定®ですね。

    当面は、QC検定®の級を上げていけばよいですが、1級合格で終わっているともったいないです。

    QC検定®を超えて、
    品質問題を解決できる品質のプロフェッショナルをたくさん増やしたい!

    試験勉強で得られる知識は多々ありますが、
    実務や、経営・歴史などの専門も深めて
    品質問題をリードできる専門家をたくさん増やしたいです。

    試験合格でモチベーションを上げつつ
    品質のプロも目指してください。

    品質のプロになるために、QCプラネッツでは、役立つ情報を挙げていきます。

    まとめ

    【QC検定®3級】勉強方法をわかりやすく解説しました。

    • ①QC勉強で大事な3つの要素
    • ②QC勉強の3つのお願い事項

  • 【必読】管理図と工程能力指数をマスターする【QC検定®2級対策】

    【必読】管理図と工程能力指数をマスターする【QC検定®2級対策】

    「管理図と工程能力指数は何をおさえたらいいのかわからない」などと困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】管理図と工程能力指数をマスターする【QC検定®2級対策】

    管理図で次の質問が答えられますか?

    【必読】管理図の理論が最も重要【QC検定®2級対策】
    • ①管理図の種類と公式をマスターする
    • ②統計的管理状態か工程異常かの判断方法をマスターする
    • ③工程能力指数をマスターする
    管理図と工程能力指数は決まった解き方しか出題されないので点数化しましょう。

    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月にQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらに独学でレベルアップしています。

    ●You tube動画でも解説しています。ご覧ください。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ①管理図の種類と公式をマスターする

    【まとめ】種類と必要な公式

    何度も確認しましょう。

    データ 分布 分類 管理図 UCL/LCL
    計量値 正規分布 \(\bar{x}\)-R管理図 \(\bar{x}\):\(\bar{\bar{x}}\)±\(A_2\)\(\bar{R}\) 
    R: UCL=\(D_4 \bar{R}\),LCL=\(D_3 \bar{R}\)
    計数値 二項分布 不良個数 pn管理図 \(\bar{p}n\)±3\(\sqrt{\bar{p}n(1-\bar{p}})\)
    不良率 p管理図 \(\bar{p}\)±3\(\sqrt{\frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\)
    ポアソン分布 欠点数 c管理図
    (cはconstantのc)
    \(\bar{c}±3\sqrt{\bar{c}}\) (\(\bar{c}\)=\(\frac{\sum c}{k}\))
    単位当たり
    の欠点数
    u管理図 \(\bar{u}±3\sqrt{\frac{\bar{u}}{n}}\) (\(\bar{u}\)=\(\frac{\sum c}{\sum n}\))

    計数値は A2,D3,D4の係数が与えられ
    計量値は、平均±3×標準偏差となっています。

    計量値は正規分布で仮定しているので、計数値と同様に、
    平均±3×標準偏差としても論理的は正しいでしょう。
    ただし、試験は公式どおり代入できるかを問われます。

    計量値の場合(\(\bar{x}\)-R管理図)

    次の3点がわかればOKです。

    1. 計量値の管理図は\(\bar{x}\)-R管理図しか出題されない。
    2. 範囲導出は管理図係数表から読み解く
    3. 管理図係数表の値を導出する理論が不明記

    管理図の解き方

    \(\bar{x}\)の範囲は\(A_2\),
    Rの範囲は\(D_4\),\(D_3\)を管理図係数表から求めます。

    管理図係数表はサンプル数nによって係数の値が変わります。
    nが6より小さい場合は値がないので、解答なしというひっかけ問題も頻出です。

    管理図係数表の値を導出する理論が不明記

    管理図係数表がなぜ必要なのか?正直わかりません。

    計量値(正規分布)としているので、
    平均±3×標準偏差としても論理的は正しいでしょう。

    これは、QCの歴史に原因があります。
    QCの理論は米国から輸入したものが多く、それを最初にJIS規格化したため、
    現在も管理図係数表を使って範囲を求めるようになっています。

    QC検定®2級ではこの過去のいきさつは出題されませんが、
    知っておいてください。

    公式の機械的な代入で点数取るのもいいのですが、
    不思議と思ったら、「なぜ?」と考えることも重要です。

    計数値の場合

    分布の分散公式と一緒に暗記する

    期待値と分散の値を復習しましょう。関連記事を紹介します。

    【必読】基本統計量をマスターする【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級で必ず出題される基本統計量の解法を解説します。検定から推定区間まで5分以内に解けるための流れとテクニックについて解説します。QC検定®2級合格したい方は必見です。

    3つの確率分布の期待値と分散を再掲します。

    分布 確率分布関数 期待値E 分散V
    正規分布 f(x)=\( \frac{1}{\sqrt{2πσ^2}}exp(-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2})\) μ \(σ^2\)
    二項分布 f(x)=nCx\(p^x (1-p)^{n-x}\) np np(1-p)
    ポアソン分布 f(x)=\(\frac{μ^x e^{-μ}}{x!}\) μ μ

    pn管理図の場合

    平均が\(n\bar{p}\),分散が\(n\bar{p}(1-\bar{p})\)ですから、範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    \(n\bar{p}\)±3\(\sqrt{ n\bar{p}(1-\bar{p})}\)
    と計算できます。暗記不要ですね。

    p管理図の場合

    pn管理図からnで割ればOKです。範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    \(\frac{n\bar{p}}{n}\)±3\(\frac{\sqrt{ n\bar{p}(1-\bar{p})}}{n}\)
    =\(\bar{p}\)±3\(\sqrt{ \frac{\bar{p}(1-\bar{p})}{n}}\)
    と計算できます。暗記不要ですね。

    c管理図の場合

    平均がc,分散がcですから、範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    c±3\(\sqrt{c}\)
    と計算できます。簡単ですね。

    u管理図の場合

    c管理図からnで割ればOKです。範囲は
    (平均)±3\(\sqrt{分散}\)より
    \(\frac{c}{n}\)±3\(\frac{\sqrt{c}}{n}\)
    =u±3\(\sqrt{\frac{u}{n}}\)
    と計算できます。簡単ですね。

    計数値の場合は範囲の式は、期待値・分散公式から導出できます。
    両方同時に暗記できますね。

    ②統計的管理状態か工程異常かの判断方法をマスターする

    工程が正常・異常の判断は、
    ●上限、下限を超過したものがあれば異常
    ●上限・下限内であるが、継続的に増加・減少傾向(連)があれば異常
    ●上限・下限内であるが、ばらつきが小さすぎ、大きすぎなら異常
    と管理図をみればはっきりわかるもの

    基本は、管理図を見て、おかしい!と思えば異常、
    大丈夫か!と思えば正常でよいです。

    JISZ9020-2(2016)異常判定ルール

    ●ルール1:1つまたは複数の点がゾーンAを超えたところ(管理限界の外側)にある。

    管理図

    ●ルール2:連―中心線の片側7つ以上の連続する点がある。

    管理図

    ●ルール3:トレンド-全体的に増加または減少する連続する7つの点がある。

    管理図

    ●ルール4:明らかに不規則ではないパターンがある。

    管理図

    視覚的に異常判定条件をおさえておきましょう。

    ③工程能力指数をマスターする

    重要公式

    ●両側規格の場合: \(C_p\)=\(\frac{S_U-S_L}{6σ}\)
    ●片側規格の場合: \(C_{pk}\)=\(\frac{S_U-\bar{x}}{3σ}\)または、\(C_{pk}\)=\(\frac{\bar{x}-S_L}{3σ}\)

    標準偏差σとs

    QC検定®2級では,
    母標準偏差が既知の場合はσを用いて、\(C_p\)を使いますが、
    母標準偏差が未知の場合はsを用いて、推定値\(C_p’\)を使います。
    という区別だけ理解しておいてください。

    QC検定®1級では、
    χ2=平方和S/\(σ^2\)
    を使って、母標準偏差が未知の場合の\(C_p’\)の区間を求めたりします。

    6σで割る理由

    特にありません。片側3σ以上の不良率は0.13%以下という場合の工程能力指数を計算しているだけです。

    管理対象に合わせて工程能力指数を計算する分母を決めればよいです。

    工程能力指数の判断基準の値は目安

    ●\(C_p\) ≥ 1.33 :工程能力は十分
    ●1.00 ≤ \(C_p\) < 1.33 : 工程能力はまずまず
    ●\(C_p\) < 1.00 :工程能力は不足

    1.33,1.00の値は目安です。実際は管理対象に合わせて値を決めてください。
    なお、1.33は1.33×3σ=4σとしているようです。

    QC検定®2級は正解するためには値の暗記は必要ですが、実際は、管理対象によって値を決めてください。

    まとめ

    QC検定®2級で、管理図と工程能力指数を解説しました。

    • ①管理図の種類と公式をマスターする
    • ②統計的管理状態か工程異常かの判断方法をマスターする
    • ③工程能力指数をマスターする

  • 【まとめ】QC検定®2級を合格するために必要な解法・演習・戦略を伝授

    【まとめ】QC検定®2級を合格するために必要な解法・演習・戦略を伝授

    「QC検定®2級が合格できない」、「どんな対策や勉強をしたらいいのかがわからない」など、試験で苦戦して困っていませんか?

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    合格者を増やし、
    日本・世界の品質向上と
    素晴らしい未来のために

    QC検定®2級の合格ノウハウ

    • ①QC検定®2級を知る
    • ②基本解法パターンをマスターする
    • ③基本解法パターンを何度も演習する
    • ④合格作戦と体験記をご紹介
    • ⑤手元にメモ・ドリルが必要あなたへ

    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月勉強してQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらにレベルアップしています。

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    ●商標使用について、
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    ●You tube動画もご覧ください。

    ①QC検定®2級を知る

    QC検定®のランクと難易度(感触)

    野球で例えて比較しましょう。

    QC検定®レベル 難易度 主観的な感触
    (野球で例えると)
    合格率
    QC検定®4級 中学生レベル キャッチボール 80%
    QC検定®3級 高校2年生レベル  草野球 50%
    QC検定®2級 大学2年生レベル 
    範囲は狭い
    パターンは決まっている
    高校野球 25%
    QC検定®1級 大学2年生レベル
    範囲が広すぎる
    プロ野球ドラフト
    にかかるレベル
    5%
    MORE 自分で研究追究するレベル プロ野球選手

    ●QC検定®3級と2級は、子供と大人の差があります。
    一方、
    ●QC検定®2級と1級は学問的には同じ難易度です。基本が難しい。
    両者の違いは、範囲です。
    2級は狭い、1級は広すぎる。

    QC検定®3級は、野球のルールが分かって、草野球ができるレベル。カーブが投げれて110km/hくらいのボールの野球レベル。
    QC検定®2級は、部活動でしっかり練習したくらい、正式な野球の試合になるレベル
    QC検定®2級は、球種がストレートとカーブしかなく、アウトコース・インコースも決まったところにしか投げて来こない野球レベル。でも、140km/hくらいのプロ級のスピードが来る。
    QC検定®1級は、あらゆる球種が、あらゆるコースで、あらゆるスピードで投げて来る野球レベル。

    つまり、

    QC検定®3級は子供、QC検定®2級は大人くらいの差
    QC検定®2級は素人、QC検定®1級はプロ手前

    QC検定®2級の感触

    QC検定®2級は、球種がストレートとカーブしかなく、アウトコース・インコースも決まったところにしか投げて来こない野球レベル。でも、140km/hくらいのプロ級のスピードが来る。

    と表現した本質は、
    ●球種とコースは決まっている⇒各単元の出る問題と出し方は決まっている!
    ●プロ級のスピード⇒大学レベルの統計学
    という意味です。

    つまり、

    1. 単元内容そのものは難しい(大学レベル)
    2. 出る問題と設問はほとんど同じ
    3. 公式、解法をしっかり身に着ければOK

    逆にNGなのは、

    1. あれこれ教科書・問題集に手を付ける(3冊以上はNG)
    2. 解いた問題を復習しない
    3. 各単元の重要な問題が頭で体系化できていない

    決まったボールを決まった打ち方で打てるか!が問われる試験です。

    ②基本解法パターンをマスターする

    単元ごとの基本解法パターンを関連記事にまとめています。おさえておくべき内容と、公式と公式の使い方をコンパクトにまとめています。

    慣れない単元に長い教科書はむしろ逆効果です。

    試験出題単元と、その関連記事(8記事)を紹介します。すべて必読です!

    単元 【必読な関連記事一覧】
    基本統計量
    検定統計量
    検定と推定
    管理図
    回帰分析
    相関分析
    抜取検査
    実験計画法
    信頼性工学
    重要用語集

    おすすめは、下の表にまとめます。容易な単元から自信をつけて、
    実験計画法は最後一気に行く!感じですね。

    No 単元 難易度(★多⇒難) 時期
    8 重要用語集 試験3か月前
    1 基本統計量
    検定統計量
    ★★ 試験3か月前
    7 信頼性工学 試験3か月前
    3 回帰分析
    相関分析
    ★★ 試験3か月前
    4 管理図 ★★ 試験2か月前
    5 抜取検査 ★★ 試験2か月前
    2 検定と推定 ★★★ 試験2か月前
    6 実験計画法 ★★★ 試験1か月前

    ③基本解法パターンを何度も演習する

    単元ごとの重要なポイントがわかったあとは、
    決まった解法を、確実に解く反復練習です。

    頻出問題をドリルとして関連記事にまとめました。10回は解いてほしい!
    すぐに忘れるし、不安になるので、苦手・よく忘れるところを重点的に反復練習しましょう。

    10問を1回ずつ解くより、
    1問を10回解く方が合格に近づきます。

    解くべき必須問題をまとめた、関連記事(10記事)をご紹介します。すべて必ず解いてください。試験合格経験者が重要な基本パターン問題をまとめました。絶対解けるようにしてください。

    単元 【必読な関連記事一覧】
    基本統計量
    検定統計量
    検定と推定1
    検定と推定2
    回帰分析
    相関分析
    管理図
    抜取検査
    実験計画法1
    実験計画法2
    信頼性工学
    重要用語集

    試験対策に合わせて、演習しましょう。

    【検定と推定の演習問題クイズ】

    是非チャレンジください! いい練習になります!

    [ays_quiz id=’2′]

    [ays_quiz id=’3′]

    【管理図の演習問題クイズ】

    是非チャレンジください! いい練習になります!

    [ays_quiz id=’4′]

    [ays_quiz id=’5′]

    [ays_quiz id=’7′]

    ④合格作戦と体験記をご紹介

    勉強方法はわかった!でも、試験当日の戦い方やそれまでのマインドをどうすればいいのか?

    2つ用意しました!
    合格体験記
    試験本番の解き方(こう解く!)

    合格体験記

    一発合格した人と、3回目で合格した人の体験記をまとめました。くじけそうになったら読んでください。みんな苦労して合格しています。

    しんどいのは、あなただけでない!
    みんなと一緒に合格しよう!です!!
    【必読】QC検定®2級の合格体験談【QC検定®2級対策】
    QC検定®2級の合格体験談を紹介します。合格戦略や試験の解き方などの受験テクニックの参考になれば幸いです。合格したい方必見です。合格しましょう!

    You tube動画もあります。

    試験本番の解き方(こう解く!)

    勉強でわかると、試験でできるはちがう!
    90分どう戦えばいいのか?

    ご紹介します。

    初受験でしたが60分程度で行けましたという人と
    時間が無かった!という人の違いは?
    【必読】QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)
    QC検定®2級で合格できる試験当日の解き方を解説します。試験時間が足りないと困る方や初受験の方は必見です。

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    ⑤手元にメモ・ドリルが必要あなたへ

    以上、ブログで電子公開したノウハウ集です。

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    手元に置いておきたい!
    紙の方が見やすい!

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    以上、勝てる方法を身に着けて、本番頑張ってください。合格しましょう。

    まとめ

    QC検定®2級で、試験で勝てるための内容、解法、戦略を解説しました。

    • ①QC検定®2級を知る
    • ②基本解法パターンをマスターする
    • ③基本解法パターンを何度も演習する
    • ④合格作戦と体験記をご紹介
    • ⑤手元にメモ・ドリルが必要あなたへ

  • 【必読】QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)

    【必読】QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)

    「QC検定®2級をしっかり勉強したのに試験時間が足らず不合格になる」、「試験をどう解けば合格できるかわからない」など、試験で苦戦して困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)
    初受験ですが、60分程度で全問解けました。
    「勉強でわかる」と、「試験会場でできる」は違います。

    QC検定®2級が合格できる解き方を解説(試験実践編)

    • ①私の必勝テクニック
    • ②実践編1(典型的な問題)
    • ③実践編2(苦手な実験計画法)
    • ④実践編3(文脈から解く文章問題)

    記事の信頼性

    記事を書いている私は、3ヶ月勉強してQC検定®2級を合格し、さらに、QC検定®1級合格して、さらに実験計画法に磨きをかけています。

    試験時間が足りない方が大勢います。私の解き方を参考になれば幸いです。

    ●You tube動画にも説明しています。ご確認ください。

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    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。
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    ①私の必勝テクニック

    ●全文を丁寧に読まない。
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない。
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!

    の3つだけです。この3つのテクニックがあれば、60分程度で16題100問解けます。

    QC検定®1級受験直前に2級を解くと、20分くらいで解けます。(勉強しすぎ?)。ここまで来ると、答えが勝手に浮かび上がってきます。

    これだけでは、「本当に速く正確に解けるの?」と疑問が残りますので、3題例を挙げて解説します。

    ②実践編1(典型的な問題)

    ●全文を丁寧に読まない。
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない。
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!
    次の問題を5分以内で回答してください。
    できますか?
    【1】工程能力に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選び、その記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    工程能力指数\(C_p\)とは、製造工程が『(1)』状態にある場合に、その工程が作り出す品質の能力をはかる指標である。『(1)』した工程では、製品特性値は母集団分布が正規分布N(μ、σ^2)と仮定した場合に、工程能力指数をより詳しく求めるために、両側、片側を配慮した指数を計算することができる。

    1)上側規格\(S_U\)だけわかっている場合
    \(C_{pU}\)=\(\frac{S_U-μ}{3σ}\)
    2)下側規格\(S_L\)だけわかっている場合
    \(C_{pL}\)=\(\frac{S_L-μ}{3σ}\)
    3)両側の規格\(S_U\)と\(S_L\)がわかっている場合
    a)母平均が規格の中心にあると仮定してよい場合
    \(C_p\)=\(\frac{S_U-S_L}{6σ}\)
    b)母平均が規格の中心あると仮定できず偏っている場合
    \(C_{pk}\)=min(\(C_{pU}\),\(C_{pL}\))
    ここで、min(A,B)はAとBの小さい方と定義する。

    \(C_p\)と\(C_{pk}\)の使い分け方は、『(2)』は製品特性値の母平均が規格の中心である場合、または、中心と仮定しても良い場合に使用し、そうでない場合は『(3)』を用いる。

    母平均μと母標準偏差σは未知であることが多い。実際は、工程から製品をサンプリングしたn個のデータ\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を取り、母平均と母標準偏差を下の式のように『(4)』して考える。
    \(\bar{μ}\)=\(\bar{x}\)=\(\frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n} x_i\)
    \(\bar{σ}\)=s=\(\sqrt{V}\)=\(\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2}{n-1}\)
    μとσにおいて、工程能力指数の式に代入したものが、実際に使われる工程能力指数『(4)』の値である。
    \(\bar{C_{pU}}\)=\(\frac{S_U-\bar{x}}{3s}\)
    \(\bar{C_{pL}}\)=\(\frac{\bar{x}-S_L}{3s}\)
    \(\bar{C_{p}}\)=\(\frac{S_U-S_L}{6s}\)
    \(\bar{C_{pk}}\)=min(\(\bar{C_{pU},C_{pL}}\))

    工程能力を評価する場合、次の判断基準を使う。
    a) (工程能力指数) ≥ 『(5)』なら工程能力は十分である。
    b) 『(5)』> (工程能力指数) ≥ 1.00 なら工程能力はやや不足している。
    c) (工程能力指数) < 1.00なら工程能力は不足し改善が必要である。

    ただし、ここで注意すべき点がある。工程能力指数の判断基準はσに照らし合わせるべきであるが、実際は標準偏差sの値を使った工程能力指数で判断するのは適切ではない。なぜなら、標準偏差sは統計量であり、ばらつきを持つからである。実際はばらつきを考慮した工程能力の区間推定を計算し、その信頼区間を考慮して判断基準を照らし合わせると良い。

    【選択肢】
    ア.検定  イ.安定  ウ.試験  エ.\(C_p\) オ.\(C_{pk}\)
    か.推定  キ.1.10 ク.1.25   ケ.1.33  コ.1.96

    長文の問題です。これを5分でどう解けばよいでしょうか?
    ポイントは、
    全文読まない。必要なところだけ読む。
    たくさん文章あるけど、CpかCpkかの区別だけの問題です。

    では、どこを読めばよいか、マークして再度問題を読みましょう。

    【1】工程能力に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選び、その記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    工程能力指数\(C_p\)とは、製造工程が『(1)』状態にある場合に、その工程が作り出す品質の能力をはかる指標である。『(1)』した工程では、製品特性値は母集団分布が正規分布N(μ、σ^2)と仮定した場合に、工程能力指数をより詳しく求めるために、両側、片側を配慮した指数を計算することができる。

    1)上側規格\(S_U\)だけわかっている場合
    \(C_{pU}\)=\(\frac{S_U-μ}{3σ}\)
    2)下側規格\(S_L\)だけわかっている場合
    \(C_{pL}\)=\(\frac{S_L-μ}{3σ}\)
    3)両側の規格\(S_U\)と\(S_L\)がわかっている場合
    a)母平均が規格の中心にあると仮定してよい場合
    \(C_p\)=\(\frac{S_U-S_L}{6σ}\)
    b)母平均が規格の中心あると仮定できず偏っている場合
    \(C_{pk}\)=min(\(C_{pU}\),\(C_{pL}\))
    ここで、min(A,B)はAとBの小さい方と定義する。

    \(C_p\)と\(C_{pk}\)の使い分け方は、『(2)』は製品特性値の母平均が規格の中心である場合、または、中心と仮定しても良い場合に使用し、そうでない場合は『(3)』を用いる。

    母平均μと母標準偏差σは未知であることが多い。実際は、工程から製品をサンプリングしたn個のデータ\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を取り、母平均と母標準偏差を下の式のように『(4)』して考える。
    \(\bar{μ}\)=\(\bar{x}\)=\(\frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n} x_i\)
    \(\bar{σ}\)=s=\(\sqrt{V}\)=\(\frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i-\bar{x})^2}{n-1}\)
    μとσにおいて、工程能力指数の式に代入したものが、実際に使われる工程能力指数『(4)』の値である。
    \(\bar{C_{pU}}\)=\(\frac{S_U-\bar{x}}{3s}\)
    \(\bar{C_{pL}}\)=\(\frac{\bar{x}-S_L}{3s}\)
    \(\bar{C_{p}}\)=\(frac{S_U-S_L}{6s}\)
    \(\bar{C_{pk}}\)=min(\(\bar{C_{pU},C_{pL}}\))

    工程能力を評価する場合、次の判断基準を使う。
    a) (工程能力指数) ≥ 『(5)』なら工程能力は十分である。
    b) 『(5)』> (工程能力指数) ≥ 1.00 なら工程能力はやや不足している。
    c) (工程能力指数) < 1.00なら工程能力は不足し改善が必要である。

    ただし、ここで注意すべき点がある。工程能力指数の判断基準はσに照らし合わせるべきであるが、実際は標準偏差sの値を使った工程能力指数で判断するのは適切ではない。なぜなら、標準偏差sは統計量であり、ばらつきを持つからである。実際はばらつきを考慮した工程能力の区間推定を計算し、その信頼区間を考慮して判断基準を照らし合わせると良い。

    【選択肢】
    ア.検定  イ.安定  ウ.試験  エ.\(C_p\) オ.\(C_{pk}\)
    か.推定  キ.1.10 ク.1.25   ケ.1.33  コ.1.96

    読むところだけ抜き出します。ほとんど読むところはないですが、これでも十分回答できますね。

    【1】工程能力,各選択肢を複数回用いることはない。

    工程能力指数\(C_p\)とは、製造工程が『(1)』状態にある場合。
    \(C_p\)と\(C_{pk}\)の使い分け方は、『(2)』は製品特性値の母平均が規格の中心である場合、そうでない場合は『(3)』を用いる。

    母平均μと母標準偏差σは未知であることが多い。実際は、工程から製品をサンプリングしたn個のデータ\(x_1\),\(x_2\),…, \(x_n\)を取り、母平均と母標準偏差を下の式のように『(4)』して考える。
    a) (工程能力指数) ≥ 『(5)』なら工程能力は十分である。

    【選択肢】
    ア.検定  イ.安定  ウ.試験  エ.\(C_p\) オ.\(C_{pk}\)
    か.推定  キ.1.10 ク.1.25   ケ.1.33  コ.1.96

    教科書のレベルなので、考える時間は必要ないでしょう。答えは
    『(1)』: イ 『(2)』: エ 『(3)』: オ 『(4)』: カ 『(5)』:ケ
    と教科書どおりの問題。5分あれば十分で、1つも落とせない問題ですね。

    ●全文を丁寧に読まない
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!

    ③実践編2(苦手な実験計画法)

    全文を読まないメリットは理解いただけと思います。では、最も難しく、受験者が苦しむであろう実験計画法(二元配置実験、繰返し有り)の場合を解いてみましょう。

    次の問題を8分以内で回答してください。
    できますか? 苦手な実験計画法です。
    【2】実験計画法に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ①ある製品特性値xを大きくしたい。因子A(2水準)、因子B(4水準)、繰返し2回の計16回の実験をランダムな順序で実施した。各因子の主効果と交互作用を調べる。AiBj水準で繰返しk番目のデータの構造式は『(1)』と書ける。なお、分散分析によって交互作用A×Bが小さく、有意でない場合、誤差項にプーリングした場合のデータの構造式は『(2)』と書ける。

    ●『(1)』,『(2)』の選択肢
    ア.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\(ε_{ijk}\)
    イ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ij}\)
    ウ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ijk}\)+\(ε_{ij}\)
    エ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ijk}\)

    ②実験の結果、下表のデータを得た。表に、データの集計結果や平均値もある。
    ここで、分散分析をした結果、次の結果が得られた。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 『(3)』
    B 8
    A×B 『(4)』
    e 1.25
    T 52

    ●『(3)』,『(4)』の選択肢
    ア.2 イ.8 ウ.16 エ.24

    ③分散分析表から、因子Aは有意水準1%,有意水準5%で有意となったが、交互作用A×Bは有意ではなかった。そこで、交互作用A×Bを誤差項にプーリングし、再度分散分析をおこなった。因子A,Bともに有意水準1%で『(5)』となった。

    ●『(5)』の選択肢
    ア.有意となった イ.有意とならなかった

    最適な水準の組み合わせは『(6)』で、その母平均の点推定値は、データの構造式『(2)』に基づき、データ表を代入して『(7)』が得られる。

    ●『(6)』の選択肢
    ア.A1B1 イ.A1B2 ウ.A1B3 エ.A1B4
    オ.A2B1 カ.A2B2 キ.A2B3 ク.A2B4

    ●『(7)』の選択肢
    ア.5.0 イ.6.0 ウ.7.0 エ.8.0
    オ.9.0 カ.10.0 キ.11.0 ク.12.0

    ④プーリング後の誤差の平均平方(不偏分散)\(V_E\)は『(8)』で有効繰返数\(n_e\)の逆数は『(9)』であり、最適な水準の組み合わせの母平均の信頼度95%の信頼区間は『(10)』である。

    ●『(8)』の選択肢
    ア.1.03 イ.1.06 ウ.1.09 エ.1.12

    ●『(9)』の選択肢
    ア.3/16 イ.5/16 ウ.7/16 エ.8/16

    ●『(10)』の選択肢
    ア.5.8,8.4 イ.6.1,8.7 ウ.6.7,9.3 エ.7.0,9.6

    *ポイントは

    ●全文読まない。
    ●自分の解き方で攻める  この場合は平方和、分散分析ですね。
    ●難問は何問か捨てる 『(9)』,『(10)』は捨てましょう。時間消耗は禁物です!

    では解いてみましょう。時間制限の中、速く解くことを意識しましょう。

    【2】実験計画法に関する次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ある製品特性値xを大きくしたい。因子A(2水準)、因子B(4水準)、繰返し2回の計16回の実験をランダムな順序で実施した。各因子の主効果と交互作用を調べる。AiBj水準で繰返しk番目のデータの構造式は『(1)』と書ける。なお、分散分析によって交互作用A×Bが小さく、有意でない場合、誤差項にプーリングした場合のデータの構造式は『(2)』と書ける。

    ●『(1)』,『(2)』の選択肢
    ア.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\(ε_{ijk}\)
    イ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ij}\)
    ウ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ijk}\)+\(ε_{ij}\)
    エ.\(x_{ijk}\)=μ+\(α_i\)+\(β_j\)+\({αβ}_{ij}\)+\(ε_{ijk}\)

    ●解説
    『(1)』はア、『(2)』エ です。 (イ)(ウ)はおかしい式です。添え字がεと重複しているので交絡している場合です。ただし、QC検定®1級レベルなので、教科書の式を目に焼き付けていれば、アとエはすぐにわかるはずです。何度も復習がここで力を発揮します。

    ②実験の結果、下表のデータを得た。表にた、データの集計結果や平均値もある。
    ここで、分散分析をした結果、次の結果が得られた。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 『(3)』
    B 8
    A×B 『(4)』
    e 1.25
    T 52

    ●『(3)』,『(4)』の選択肢
    ア.2 イ.8 ウ.16 エ.24

    ●解説
    分散分析を速く解くために、平方和を速く計算する必要が必須です。

    ●平方和\(S_A\),\(S_B\),\(S_{AB}\),\(S_{A×B}\)を速く解く練習と、
    ●分散分析表から平方和を求めるための必要なデータを速く取り出せる練習
    の2つが必要。実験計画法で勝つには必須です。

    ●分散分析表を埋めていきます。
    平方和\(S_A\)=\(\sum_{i=1}^{n} \frac{A_i水準のデータの和}{A_i水準のデータ数}\)-CT
    =\(\frac{32^2+48^2}{8}\)-\(\frac{80^2}{16}\)
    =416-400=16
    公式通りです。同様に\(S_B\),\(S_{AB}\),\(S_{A×B}\)を速く解けるように練習してください。

    ●自由度はすぐにわかります。
    ・φA=2-1=1
    ・φB=4-1=3
    ・φA×B=(2-1)(4-1)=3
    ・φe=残り=8

    平方和\(S_A\)と自由度を分散分析表に入れましょう。他の値も求められることがわかります。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 16 1
    B 3 8
    A×B 『(4)』 3
    e 8 1.25
    T 52 15

    自由度×不偏分散から平方和が計算できます。残りの平方和が計算できるので、分散分析表の値が埋まります。

    平方和S 自由度φ 不偏分散V
    A 16 1 16
    B 24 3 8
    A×B 2 3 0.67
    e 10 8 1.25
    T 52 15

    分散分析表の穴埋め問題の解き方も重要です。平方和の計算を速くすることは重要ですが、分散分析表の穴埋めから簡単に求められないかも注視しましょう。

    ③分散分析表から、因子Aは有意水準1%,有意水準5%で有意となったが、交互作用A×Bは有意ではなかった。そこで、交互作用A×Bを誤差項にプーリングし、再度分散分析をおこなった。因子A,Bともに有意水準1%で『(5)』となった。

    ●『(5)』の選択肢
    ア.有意となった イ.有意とならなかった

    ●F検定の計算です。
    ・因子A: \(V_A\)=16/1=16
    ・因子B: \(V_B\)=24/3=8
    ・残差e: \(V_e\)=(10+2)/(8+3)=1.09

    ・\(F_A\)= \(V_A\)=/ \(V_e\)=16/1.09=14.67
    ・\(F_B\)= \(V_B\)=/ \(V_e\)=8/1.09=7.33

    ・F検定は、
    ・\(F(φ_A,φ_e,0.01)\)=F(1,11,0.01)=9.65
    ・\(F(φ_B,φ_e,0.01)\)=F(3,11,0.01)=6.22
    よって、
    ・\(F_A\) > \(F(φ_A,φ_e,0.01)\)
    ・\(F_B\) > \(F(φ_B,φ_e,0.01)\)
    よりともに有意である。『(5)』は(ア)です。
    (厳密には誤差と残差は違いますが、この場合は同じとします。)

    A,B両方計算しましたが、実際は1つで十分です。試験時間を有効活用しましょう。
    実験計画法の後半戦です。「そろそろ捨ててもいいかな」の見極めが必要です。

    最適な水準の組み合わせは『(6)』で、その母平均の点推定値は、データの構造式『(2)』に基づき、データ表を代入して『(7)』が得られる。

    ●『(6)』の選択肢
    ア.A1B1 イ.A1B2 ウ.A1B3 エ.A1B4
    オ.A2B1 カ.A2B2 キ.A2B3 ク.A2B4

    ●『(7)』の選択肢
    ア.5.0 イ.6.0 ウ.7.0 エ.8.0
    オ.9.0 カ.10.0 キ.11.0 ク.12.0

    『(5)』は捨てても『(6)』、『(7)』は落とせません。
    『(5)』は時間かかるけど、『(6)』、『(7)』は数秒で答えられるし2点稼げます。
    難問が解けないコンプレックスがあっても、数点だけです。合格すれば71点も100点も同じです。

    『(6)』は(キ) (7,8が最も大きな値)
    『(7)』は、母平均導出の式(QC検定®2級は暗記でOKです。)
    \(μ_{A_2 B_3}\)=\(μ_{A_2}\)+\(μ_{B_3}\)-μ
    より計算します。
    \(μ_{A_2 B_3}\)=\(μ_{A_2}\)+\(μ_{B_3}\)-μ
    =48/8+28/4-80/10=8 より(エ)です。

    実験計画法で、10問中7問自信があれば、あとは適当にマーク塗って1点ゲットできたらラッキーとして次の文章問題(こっちの方が簡単)でしっかり点数稼ぐことも重要です。

    次の問いは、「不合格に陥れる罠」です。QC検定®2級を少し超えるレベルで、試験時間を消耗させる罠です。でも落としても3点です。どこかで取り返せるはず。試験時間を温存しましょう。

    また、大問1から、ここまで来ると試験時間で40分程度かかるはずで、相当疲れているはずです。そろそろ小休止とってもよいでしょう。

    一応解説しますが、捨てて次の問いに行きましょうね。合格すれば何でもOK。

    ④プーリング後の誤差の平均平方(不偏分散)\(V_E\)は『(8)』で有効繰返数\(n_e\)の逆数は『(9)』であり、最適な水準の組み合わせの母平均の信頼度95%の信頼区間は『(10)』である。

    ●『(8)』の選択肢
    ア.1.03 イ.1.06 ウ.1.09 エ.1.12

    ●『(9)』の選択肢
    ア.3/16 イ.5/16 ウ.7/16 エ.8/16

    ●『(10)』の選択肢
    ア.5.8,8.4 イ.6.1,8.7 ウ.6.7,9.3 エ.7.0,9.6

    ●解説
    ・『(8)』:Ve’/φe’=12/11=1.09
    これは解けますね。

    ・『(9)』: 伊奈の式で一発計算ですが、これが難しいですよね。
    1/\(n_e\)=1/8+1/4-1/16=5/16 より(イ)

    ・『(10)』:絶対捨てましょう
    8.0±t(φ_e’,0.05)\(\sqrt{\frac{V_e’}{n_e}}\)
    =8.0±t(11,0.05) \(\sqrt{12/11×5/16}\)
    =8.0±2.306×0.5836
    =6.654,9.345 より(ウ)

    ●全文を丁寧に読まない
    ●問題文に翻弄されない
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!

    ④実践編3(文脈から解く文章問題)

    次の問題を6分以内で回答してください。
    できますか? 長い文章問題です。
    【3】QCサークル活動における次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ある会社では、QCサークル活動を全社的への展開を推進しているが、各部門がどのように活動すればよいか悩んでいる。そこで、品質部門が各部門に出向き、QCサークル活動の進め方について検討会議を実施した。

    ①営業部門との協議
    a) 不適合品発生や歩留まり低下、レビュー会など、製品にかかわる問題を直接扱わないため、テーマ探しが難しい。そこで、品質部門は、売上計画をテーマとして取り上げるよう提案した。例えば、売上成績と営業活動との関係をみると、売上成績は営業活動から生み出されるアウトプット、すなわち『(1)』である。そして、日ごろの営業活動は、その『(1)』を生み出すための『(2)』である。確実に売上計画を達成するには、営業活動という『(2)』を改善していく必要がある。よって、テーマとして取り上げることで、個々のメンバーが単に『(1)』を追求するだけでなく、より効果的な営業『(2)』がどうあるべきかを考え、自ら改善する力を養うことが期待できる。営業部門としても、QCサークル活動は有効である。

    b)実際に、売上計画についてのテーマを挙げると、「顧客訪問回数倍増による売上計画達成」というテーマがうまくいかないことを聞いた。うまくいかないのはテーマ名に問題があるのではないか。テーマ名の中に『(3)』が入っているが、適切ではない。なぜなら、訪問回数と売上計画達成の間には因果関係があるかわからないからだ。メンバーで集まって、なぜ売上計画が達成できないか要因分析する必要がある。いろいろな検討方法が考えられるが、売上計画が達成できない問題では、原因や結果、目的や手段などが複雑に絡み合っている可能性が高い。そこで、『(4)』図を用いて、矢線で論理的につなぎ、整理することもよいことだ。

    ●『(1)』~『(4)』の選択肢
    ア.課題 イ.努力 ウ.プロセス エ.連関
    オ.対策 カ.動線 キ.コミットメント ク.期待 ケ.結果

    ②間接部門
     間接部門では、各担当が少ないリソースの中で何とか仕事をしている。しかし、改善テーマと言われてもアイデアが出てこないという説明を受けた。品質部門は、各担当の業務については一見問題がないように見えるが、実際は問題が顕在化していないだけかもしれない。製造部門では作業手順書などに基づいて業務しているが、間接部門の場合は製造部門と違い、仕事の内容と実施方法が『(5)』化しないことが多い。また、個々の業務を決まった担当者が行うことが多く、仕事が『(6)』されがちである。仕事が『(5)』化されず、『(6)』化された状態では、仕事のやり方に問題があっても、外部から改善を指摘されることはなく、ムダがあっても長期間そのままであることが多い。改善すべきテーマ問題とは、『(7)』と『(8)』とのギャップである。まず、現在の業務の内容や実態をかき出し、『(7)』を可視化し、メンバーが『(8)』を設定し、共有することで、テーマを作るとよいだろう。

    ●『(5)』~『(8)』の選択肢
    ア.現状 イ.習熟 ウ.変更 エ.蓄積
    オ.属人 カ.標準 キ.過去 ク.あるべき姿

    *ポイントは
    ●全文を丁寧に読まない
    ●問題文に翻弄されない

    文脈から回答せざるを得ない問ですが、それでも必要な箇所だけ読みます。
    文章問題の後半になると試験時間が60分超えで、疲れと試験終了の焦りが出てきます。ですから、なおさら、文章をポイントだけ見て回答していくことが重要となってきます。

    では解いてみましょう。回答に必要な箇所だけ抜き出します。

    【3】QCサークル活動における次の文章において、『』に入るもっとも適切なもの下欄の選択肢からそれぞれ一つ選び、この記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

    ある会社では、QCサークル活動を全社的への展開を推進しているが、各部門がどのように活動すればよいか悩んでいる。そこで、品質部門が各部門に出向き、QCサークル活動の進め方について検討会議を実施した。

    ①営業部門との協議
    a) 不適合品発生や歩留まり低下、レビュー会など、製品にかかわる問題を直接扱わないため、テーマ探しが難しい。そこで、品質部門は、売上計画をテーマとして取り上げるよう提案した。例えば、売上成績と営業活動との関係をみると、売上成績は営業活動から生み出される
    アウトプット、すなわち『(1)』である。そして、日ごろの営業活動は、その『(1)』を生み出すための『(2)』である。確実に売上計画を達成するには、営業活動という『(2)』を改善していく必要がある。よって、テーマとして取り上げることで、個々のメンバーが単に『(1)』を追求するだけでなく、より効果的な営業『(2)』がどうあるべきかを考え、自ら改善する力を養うことが期待できる。営業部門としても、QCサークル活動は有効である。

    b)実際に、売上計画についてのテーマを挙げると、「顧客訪問回数倍増による売上計画達成」というテーマがうまくいかないことを聞いた。うまくいかないのはテーマ名に問題があるのではないか。テーマ名の中に『(3)』が入っているが、適切ではない。なぜなら、訪問回数と売上計画達成の間には因果関係があるかわからないからだ。メンバーで集まって、なぜ売上計画が達成できないか要因分析する必要がある。いろいろな検討方法が考えられるが、売上計画が達成できない問題では、原因や結果、目的や手段などが複雑に絡み合っている可能性が高い。そこで、『(4)』図を用いて、矢線で論理的につなぎ、整理することもよいことだ。
    ●『(1)』~『(4)』の選択肢
    ア.課題 イ.努力 ウ.プロセス エ.連関
    オ.対策 カ.動線 キ.コミットメント ク.期待 ケ.結果

    ②間接部門
     間接部門では、各担当が少ないリソースの中で何とか仕事をしている。しかし、改善テーマと言われてもアイデアが出てこないという説明を受けた。品質部門は、各担当の業務については一見問題がないように見えるが、実際は問題が顕在化していないだけかもしれない。製造部門では作業手順書などに基づいて業務しているが、間接部門の場合は製造部門と違い、仕事の内容と実施方法が『(5)』化しないことが多い。また、個々の業務を決まった担当者が行うことが多く、仕事が『(6)』されがちである。仕事が『(5)』化されず、『(6)』化された状態では、仕事のやり方に問題があっても、外部から改善を指摘されることはなく、ムダがあっても長期間そのままであることが多い。改善すべきテーマ問題とは、『(7)』と『(8)』とのギャップである。まず、現在の業務の内容や実態をかき出し、『(7)』を可視化し、メンバーが『(8)』を設定し、共有することで、テーマを作るとよいだろう。

    ●『(5)』~『(8)』の選択肢
    ア.現状 イ.習熟 ウ.変更 エ.蓄積
    オ.属人 カ.標準 キ.過去 ク.あるべき姿

    読むべきところだけ抜き出すと以下になります。

    【3】QCサークル活動、各選択肢を複数回用いることはない。

    アウトプット、すなわち『(1)』である。『(1)』を生み出すための『(2)』である。

    「顧客訪問回数倍増による売上計画達成」というテーマがうまくいかないことを聞いた。うまくいかないのはテーマ名に問題があるのではないか。テーマ名の中に『(3)』が入っているが、適切ではない。なぜなら、訪問回数と売上計画達成の間には因果関係があるかわからないからだ。原因や結果、目的や手段などが複雑に絡み合っている可能性が高い。そこで、『(4)』図を用いて、矢線で論理的につなぎ、整理することもよいことだ。
    ●『(1)』~『(4)』の選択肢
    ア.課題 イ.努力 ウ.プロセス エ.連関
    オ.対策 カ.動線 キ.コミットメント ク.期待 ケ.結果

    これでも十分回答できますよね。
    ●『(1)』はアウトプットと同じ言葉だから、(ケ)
    ●『(2)』は結果を生み出すのはプロセスだから(ウ)
    ●『(3)』は微妙な問いで文脈と選択肢の消去法から(オ)
    ●『(4)』は図法については、(エ)しかない。

    1分かかりませんね。
    後半戦行きます。

    製造部門では作業手順書などに基づいて業務しているが、間接部門の場合は製造部門と違い、仕事の内容と実施方法が『(5)』化しないことが多い。また、個々の業務を決まった担当者が行うことが多く、仕事が『(6)』されがちである改善すべきテーマ問題とは、『(7)』と『(8)』とのギャップである。

    ●『(5)』~『(8)』の選択肢
    ア.現状 イ.習熟 ウ.変更 エ.蓄積
    オ.属人 カ.標準 キ.過去 ク.あるべき姿

    これでも十分回答できますよね。
    ●『(5)』は文脈から(カ)。
    ●『(6)』は個人プレーの(オ)。
    ●『(7)』は『(8)』とセットで、(ア)と(ク)。

    1分かかりませんね。これで8点ゲットしましょう。

    大問3つを使って、試験時間で勝てる戦い方を解説しました。

    勝つ解き方

    ●全文を丁寧に読まない
    ●自分の解き方で解く。問題文に翻弄されない
    ●難問は何問か捨てる 時間消耗は防ぐ!
    (1問あたり1分程度です。罠にはまると時間切れになります)

    あとは実践! 頑張ってください。
    私はこの方法を使って60分程度で解けて見直しもあわてずにできました。

    試験時間が足りない無い方は

    ●全文を読んで時間がかかっている
    ●捨てていい問題をうまく選択できていない
    ●パターン化した解き方に少し不安がある

    の3つです。能力が十分あるのに勿体ないです。

    勝てる方法を身に着けて、本番頑張ってください。合格しましょう。

    まとめ

    QC検定®2級で、試験で勝てるための解き方を解説しました。

    • ①私の必勝テクニック
    • ②実践編1(典型的な問題)
    • ③実践編2(苦手な実験計画法)
    • ④実践編3(文脈から解く文章問題)

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