投稿者: QCプラネッツ

  • 【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる

    「品質不正がわかったらどうしたらいいの?、見なかったことにしたいけど。。。」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由がわかる
    • ①本当に倒産するから
    • ➁隠しきれないから
    • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    品質不正に対する正しいマインドを身に着けよう!

    まず、関連記事にて、品質不正に対する正しいマインドを確認しましょう。

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    品質不正の報道が出たら、その相手を叩こうとしていませんか?本記事では品質不正に対する正しいマインドを解説します。厳しい競争にさらされつつ、挑戦する社会では、失敗もつきものですよ。失敗をある程度許容して、反省して成功につなげやすいマインドが 必須です。

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    品質不正は隠さず!出しましょう!
    品質不正は必ずバレます。
    バレてからの方がキツイ。。。

    ①本当に倒産するから

    雪印乳業の教訓

    ●品質不正を解説するにあたり、教訓として最初に学ぶべき事件は、

    2000年に発生した雪印集団食中毒事件

    私もよく覚えています。

    1. 初動対応の遅さで、被害者が増加
    2. 事故の隠ぺい
    3. 牛乳製品の自己回収の先延ばし
    4. 社長の逆切れ発言

    その結果、

    主力の雪印乳業工場が閉鎖
    「雪印」のブランドの信用は完全失墜

    そこからの信頼回復までは相当の茨の道だったでしょう。

    ほんの20年前までは、なあなあで済んだことも多かった

    ●2020年代の今から振り返ると、すべて残念な対応ですよね。

    でも、20年前は雪印くらいの対応はちょっと下手な対応くらいで
    なあなあで済んでいた品質不正事例も当時たくさんあったはず。

    ●自分の出世に響くのが怖いから、事故・不良の隠ぺい・改ざん
    ●重大トラブル対応も遅いのが当たり前
    ●「まさか、そこまでひどくならないだろう」という慢心
    ●人のうわさも75日。時間が解決するという他人事
    が普通だった時代ではないでしょうか?

    社会が企業・組織に対して厳しくなっている

    それが、2000年頃から社会が企業・組織に対して厳しくなってきたという時期に、雪印の不正が大きな社会問題になってしまいました。

    確かに、
    ●1994年のPL法制定による製造責任の厳格化
    ●米国三菱のセクハラ訴訟による多額の賠償額事例によるハラスメント防止の風潮
    ●グローバル化、多様化社会への拡張
    など、社会が厳しく目を向ける時代になっています。

    今、雪印乳業のような対応する企業は、社会から抹殺されます。

    厳しい時代になりましたが、高いマインドを醸成して社会に貢献することが求められています。

    ➁隠しきれないから

    情報ツールが豊富にある

    ●2000年頃は、インターネットも普及しており、情報の拡散が一気に広がっていきました。雪印乳業もその影響を少なからず受けたはずです。

    ●現在はどうでしょうか? SNSが一気に普及していますよね。いつでもどこでも、だれもが発信できるフリーすぎる時代です。

    おれ、品質不正実施、ナウ

    とか、つぶやくと、世界中に広まってしまいますよ。

    王様の耳はロバの耳と漏らす穴がいっぱいあるのが今の時代です。

    隠ぺいできない環境に変わっていますよ。

    内部通報制度も充実

    ●企業・組織の内部通報制度も充実しており、これによる不正発覚が多いですよね。

    個人で不正事実や隠ぺい事実を抱え込んでも、誰かがバラすことが簡単にできますよ。

    だったら、わかった時点で、明るみにした方がよいですよね。

    トラブル、事故、不正などは
    初動対応の良し悪しによって、その後の影響が大きく変わってきます。

    ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

    米国の巨額の賠償金がこわい

    2017年に発覚した、自動車部品大手のタカタの欠陥エアバッグ問題では、米国からの巨額の賠償金などで、債権額なんと35兆円となり、経営破綻しました。

    そりゃ、30兆円も賠償金が出たら、いくら優良企業でもつぶれますよね。

    ●特に、米国のような集団訴訟化しやすい地域では、わずかな事故でも、とんでもない額に膨れ上がることが多々あります。また、初動対応のまずさ、不正、隠ぺいがバレると、そこを見て懲罰的金額になるリスクが一気に上がります。

    米国と関わりのある会社では、何度も注意するよう教育しているはずです。

    グローバル化

    ●中には、「自社は国内だけ販売しているから大丈夫」というところもあるでしょう。

    しかし、材料・調達品、エンドユーザーがグローバル化によって海外で使われることが必ずあります。

    つまり、世界のどこかで、自社の製品によるトラブルが起きてもおかしくない社会になっています。

    米国に関係有無関係なく、どこかで不正やトラブルがあると自社へ襲い掛かってくるリスクがいつでも発生しています。
    昔や上司は、うまく隠し通せた!
    でも時代が変わっています!
    堂々と、明らかにしましょう。
    むしろ不正を改善する方向が大事なのです!

    まとめ

    【必読】品質不正を隠すべきでない理由を解説しました。

    • ①本当に倒産するから
    • ➁隠しきれないから
    • ➂巨額の賠償金による倒産リスクが増大

  • 同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる(その2 連続系の場合)

    同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる(その2 連続系の場合)

    「同時確率分布の分散、共分散の導出がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる
    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁【何度も復習しよう!】離散型確率分布の場合(その1で解説)
    • ➂【何度も復習しよう!】連続型確率分布の場合

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    QC検定®1級、2級でサンプリングの問題で苦戦していませんか?本記事では、QC・統計に勝てるためのサンプリング問題集(20題)を紹介します。

    2変数の確率分布関数にまず、慣れましょう!
    期待値、分散の導出から数列・積分も慣れましょう!

    サンプリングの分散公式への道ですが、徐々に難しくなっていきます。1つずつ理解してクリアーしましょう。

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    ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容

    2段サンプリングの分散の式

    「2段サンプリングの分散」の式があります。

    E(\(\bar{\bar{x}}\))=μ
    V(\(\bar{\bar{x}}\))=\(\frac{M-m}{M-1}・\frac{σ_b^2}{m}\)+\(\frac{N-n}{N-1}・\frac{σ_w^2}{mn}\)
    ・\(m\):1次サンプルの大きさ
    ・\(n\):2次サンプルの大きさ
    ・\(σ_b^2\):1次単位間の特性xの分散
    ・\(σ_w^2\):1次単位内の特性xの分散
    ・M:1次単位の総数
    ・N:1次単位の大きさ
    ・\(\frac{M-m}{M-1},\frac{N-n}{N-1}\):有限修正項
    となりますよね。

    でも、

    この式は何なの?
    何でこんな難しい式なの?
    覚えられない。。。

    と困ってしまいますよね。QCプラネッツも苦労しました。

    そこで、

    せめて、「2段サンプリングの分散」の式を導出したい!

    という思いで、解説していきます。

    2段サンプリングの分散の式に必要な内容

    まとめると、以下を理解しておく必要があります。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出
    1つの式なのにこんなに勉強が必要なの?

    残念ながら、「Yes」です。

    だから、「2段サンプリングの分散」の式を暗記して代入する問題だけ出ます。

    公式暗記・代入だけでは意味不明!

    だから、サンプリングの分散はみんな苦手なのです!

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    「だから、教科書やサイトに、2段サンプリングの分散の式を導出する内容が書いているはず」と懇願しても、残念、ありませんでした。

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    では、1つ1つ解説します。

    本記事のテーマ(再掲)

    第3弾として「同時確率分布の分散、共分散の導出」を解説します。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出

    ●2変数の同時確率質量関数については、関連記事で解説しています。ご確認ください。

    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる
    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)が説明できますか?本記事では、2変数の確率分布関数の基礎をわかりやすく解説します。サンプリングの分散、全分散の公式導出に必須です。

    ➁【何度も復習しよう!】離散型確率分布の場合(その1で解説)

    ●まず、わかりやすい「離散型」の場合で、数列∑を使った計算を解説します。関連記事で確認ください。

    同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる(その1 離散系の場合)
    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)の期待値・分散が簡単に求められますか? 本記事では、2変数の確率分布関数(離散系)の期待値・分散をわかりやすく解説します。 期待値・分散の計算が結構難しいので、復習がとても大事です。また、サンプリングの分散、全分散の公式導出に必須です。

    本記事は、(その1)より難し目なので、まず(その1)を読んでから、本記事を読み進めてください。

    ➂【何度も復習しよう!】連続型確率分布の場合

    ●「連続型」の場合で、積分を使った計算を解説します。

    例題

    2次元の確率変数(X,Y)の同時確率密度関数が
    \(f(x,y)=\frac{1}{4}(x+2y)\) (0 ≤ \(x\) ≤ 2, 0 ≤ \(y\) ≤ 1)
    で表されている。
    (1)X,Yの周辺確率密度関数\(f_X(x)\), \(f_Y(y)\)を求めよ。
    (2)期待値E[X]、E[Y]、E[X+Y]、E[XY]を求めよ。
    (3)分散V[X]、V[Y]、共分散Cov[X,Y]を求めよ。

    (1)は関連記事で解説済なので、そちらで確認しましょう。

    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる
    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)が説明できますか?本記事では、2変数の確率分布関数の基礎をわかりやすく解説します。サンプリングの分散、全分散の公式導出に必須です。

    本記事は、(2)(3)を解説します。

    解法に必要な公式集

    連続系の場合の期待値と分散の解法に慣れるために必要な公式集をまとめます。以下の式を使って、解いていきます。なお、離散系の場合は∫を∑に変えればOKです。

    期待値の公式

    ●E[X]=\(\int_0^2 xf_X(x)dx\)
    ●E[Y]=\(\int_0^1 yf_Y(y)dy\)

    ●E[X+Y]=E[X]+E[Y]
    または、
    ●E[X+Y]=\(\int_0^2 \int_0^1 (x+y)f(x,y)dydx\)

    ●E[XY]=\(\int_0^2 \int_0^1 xyf(x,y)dydx\)
    (E[XY]とE[X]E[Y]が一致しない場合もあるので注意!)

    分散の公式

    ●E[X2]=\(\int_0^2 x^2 f_X(x)dx\)
    ●E[Y2]=\(\int_0^1 y^2 f_Y(y)dy\)

    ●V[X]=E[X2]-E[X]2
    ●V[Y]=E[Y2]-E[Y]2

    ●Cov[X,Y]= E[XY]- E[X]E[Y]

    解法(期待値)

    (2)期待値E[X]、E[Y]、E[X+Y]、E[XY]を求めよ。

    では、解いていきましょう。

    E[X]の解法

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^2 xf_X(x) dx \\
    &= \frac{1}{4} \int_0^2 x(x+1) dx \\
    &= \frac{1}{4} \left[ \frac{x^3}{3}+\frac{x^2}{2} \right]_0^2 dx\\
    \end{eqnarray}\)
    =\(\frac{7}{6}\)
    となります。

    E[Y]の解法

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^1 yf_Y(y) dy \\
    &= \frac{1}{2} \int_0^1 y(1+2y) dy \\
    &= \frac{1}{2} \left[ \frac{y^2}{2}+\frac{2y^3}{3} \right]_0^1 dy\\
    \end{eqnarray}\)
    =\(\frac{7}{12}\)
    となります。

    E[X+Y]の解法

    E[X+Y]=E[X]+E[Y]=\(\frac{7}{4}\)

    この解法でもいいですが、せっかくなので積分からでも算出しましょう。

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^2 \int_0^1 (x+y)f(x,y)dydx \\
    &= \frac{1}{4} \int_0^2 \int_0^1 (x+y)(x+2y)dydx \\
    \end{eqnarray}\)
    =\(\frac{7}{4}\)
    となります。
    (途中経過は計算してみてください)

    積分の計算の詳細はここをご覧ください。

    E[XY]の解法

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^2 \int_0^1 xyf(x,y)dydx \\
    &= \frac{1}{4} \int_0^2 \int_0^1 xy(x+2y)dydx \\
    \end{eqnarray}\)
    =\(\frac{2}{3}\)
    となります。
    (途中経過は計算してみてください)

    積分の計算の詳細はここをご覧ください。

    期待値をまとめると、
    E[X]=7/6、E[Y]=7/12、E[X+Y]=7/4、E[XY]=2/3
    となります。

    また、
    E[X+Y]= E[X]+ E[Y] は成り立ちますが、
    E[XY]= E[X] E[Y] は成り立ちません。
    X,Yは互いに独立ではないからですね。

    解法(分散)

    (3)分散V[X]、V[Y]、共分散Cov[X,Y]を求めよ。

    V[X]の解法

    ●ここで、分散V[X]の式をおさえましょう。
    まず、E[X2]が必要です。

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^2 x^2 f_X(x) dx \\
    &= \frac{1}{4} \int_0^2 x^2 (x+1) dx \\
    &= \frac{1}{4} \left[ \frac{x^4}{4}+\frac{x^3}{3} \right]_0^2 dx\\
    \end{eqnarray}\)
    =\(\frac{5}{3}\)
    となります。

    よって、
    V[X]=E[X2]-E[X]2
    =\(\frac{5}{3}\)-\((\frac{7}{6})^2\)
    =11/36

    V[Y]の解法

    ●ここで、分散V[Y]の式をおさえましょう。
    まず、E[Y2]が必要です。

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^1 y^2 f_Y(y) dy \\
    &= \frac{1}{2} \int_0^1 y^2 (1+2y) dy \\
    &= \frac{1}{2} \left[ \frac{y^3}{3}+\frac{y^4}{2} \right]_0^1 dy\\
    \end{eqnarray}\)
    =\(\frac{5}{12}\)
    となります。

    よって、
    V[Y]=E[Y2]-E[Y]2
    =\(\frac{5}{12}\)-\((\frac{7}{12})^2\)
    =11/144

    共分散COV[X,Y]の解法

    ●ここで、共分散COV[X,Y]の式をおさえましょう。
    COV[X,Y]=E[XY]-E[X]E[Y]
    =\(\frac{2}{3}\)-\(\frac{7}{6}\)・\(\frac{7}{12}\)
    =\(\frac{-1}{72}\)

    ちょっと難しいですが、解き方は1パターンなので、何度も復習しましょう。

    積分の計算の詳細はここをご覧ください。

    分散をまとめると、
    V[X]=11/36、V[Y]=11/144、Cov[X,Y]=-1/72
    となります。

    連続系は、ひたすら積分すればOKです。

    まとめ

    同時確率分布の分散、共分散の導出をわかりやすく解説しました。

    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁【何度も復習しよう!】離散型確率分布の場合(その1で解説)
    • ➂【何度も復習しよう!】連続型確率分布の場合

  • 同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる(その1 離散系の場合)

    同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる(その1 離散系の場合)

    「同時確率分布の分散、共分散の導出がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    同時確率分布の分散、共分散の導出がわかる
    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁【何度も復習しよう!】離散型確率分布の場合
    • ➂【何度も復習しよう!】連続型確率分布の場合(その2で解説)

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    QC検定®1級、2級でサンプリングの問題で苦戦していませんか?本記事では、QC・統計に勝てるためのサンプリング問題集(20題)を紹介します。

    2変数の確率分布関数にまず、慣れましょう!
    期待値、分散の導出から数列・積分も慣れましょう!

    サンプリングの分散公式への道ですが、徐々に難しくなっていきます。1つずつ理解してクリアーしましょう。

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    ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容

    2段サンプリングの分散の式

    「2段サンプリングの分散」の式があります。

    E(\(\bar{\bar{x}}\))=μ
    V(\(\bar{\bar{x}}\))=\(\frac{M-m}{M-1}・\frac{σ_b^2}{m}\)+\(\frac{N-n}{N-1}・\frac{σ_w^2}{mn}\)
    ・\(m\):1次サンプルの大きさ
    ・\(n\):2次サンプルの大きさ
    ・\(σ_b^2\):1次単位間の特性xの分散
    ・\(σ_w^2\):1次単位内の特性xの分散
    ・M:1次単位の総数
    ・N:1次単位の大きさ
    ・\(\frac{M-m}{M-1},\frac{N-n}{N-1}\):有限修正項
    となりますよね。

    でも、

    この式は何なの?
    何でこんな難しい式なの?
    覚えられない。。。

    と困ってしまいますよね。QCプラネッツも苦労しました。

    そこで、

    せめて、「2段サンプリングの分散」の式を導出したい!

    という思いで、解説していきます。

    2段サンプリングの分散の式に必要な内容

    まとめると、以下を理解しておく必要があります。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出
    1つの式なのにこんなに勉強が必要なの?

    残念ながら、「Yes」です。

    だから、「2段サンプリングの分散」の式を暗記して代入する問題だけ出ます。

    公式暗記・代入だけでは意味不明!

    だから、サンプリングの分散はみんな苦手なのです!

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    「だから、教科書やサイトに、2段サンプリングの分散の式を導出する内容が書いているはず」と懇願しても、残念、ありませんでした。

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    では、1つ1つ解説します。

    本記事のテーマ(再掲)

    第3弾として「同時確率分布の分散、共分散の導出」を解説します。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出

    ●2変数の同時確率質量関数については、関連記事で解説しています。ご確認ください。

    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる
    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)が説明できますか?本記事では、2変数の確率分布関数の基礎をわかりやすく解説します。サンプリングの分散、全分散の公式導出に必須です。

    ➁【何度も復習しよう!】離散型確率分布の場合

    ●まず、わかりやすい「離散型」の場合で、数列∑を使った計算を解説します。

    例題

    ●2次元の確率変数(X,Y)が、下表のような分布を持っている。

    X/Y 1 2 3
    1 \(\frac{2}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{2}\)
    2 \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{2}{8}\) \(\frac{1}{2}\)
    \(\frac{3}{8}\) \(\frac{2}{8}\) \(\frac{3}{8}\) 1

    (1)期待値E[X],E[Y],E[X+Y],E[XY]を求めよ。
    (2)分散V[X],V[Y],共分散COV[X,Y]を求めよ。

    期待値と分散のフルセットを計算してみましょう。

    解法に必要な公式集

    離散系の場合の期待値と分散の解法に慣れるために必要な公式集をまとめます。以下の式を使って、解いていきます。なお、連続系の場合は∑を∫に変えればOKです。

    期待値の公式

    ●E[X]=∑X・Pr(X)
    ●E[Y]=∑X・Pr(Y)
    ●E[X+Y]=∑(X+Y)・Pr(X+Y)
    ●E[XY]=∑XY・Pr(XY)

    分散の公式

    ●V[X]=E[\((X-μ_X)^2\)]
    ●V[Y]=E[\((Y-μ_Y)^2\)]
    ●COV[X,Y]=E[\((X-μ_X)(Y-μ_Y)\)]
    ●Cov[X,Y]= E[XY]- E[X]E[Y]

    解法(期待値)

    (1)期待値E[X],E[Y],E[X+Y],E[XY]を求めよ。

    では、解いていきましょう。

    E[X]の解法

    表から、X=1の確率が1/2、X=2の確率が1/2ですから期待値は、
    E[X]=1×1/2+2×1/2=3/2

    簡単ですね!

    E[Y]の解法

    表から、Y=1の確率が3/8、Y=2の確率が2/8、Y=3の確率が3/8ですから期待値は、
    E[Y]=1×3/8+2×2/8+3×3/8=2

    簡単ですね!

    E[X+Y]の解法

    X+Yの場合について下表を追加しましょう。

    X/Y 1 2 3
    1 X+Y=2 X+Y=3 X+Y=4
    \(\frac{2}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\)
    2 X+Y=3 X+Y=4 X+Y=5
    \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{2}{8}\)

    表から、
    X+Y=2の確率が2/8、
    X+Y=3の確率が2/8、
    X+Y=4の確率が2/8、
    X+Y=5の確率が2/8
    ですから期待値は、
    E[X+Y]=2×2/8+3×2/8+4×2/8+5×2/8=3.5

    表を追加すれば簡単ですね!

    E[XY]の解法

    同様にXYの場合について下表を追加しましょう。

    X/Y 1 2 3
    1 XY=1 XY=2 XY=3
    \(\frac{2}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\)
    2 XY=2 XY=4 XY=6
    \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{2}{8}\)

    表から、
    XY=1の確率が2/8、
    XY=2の確率が2/8、
    XY=3の確率が1/8、
    XY=4の確率が1/8、
    XY=6の確率が2/8
    ですから期待値は、
    E[XY]=1×2/8+2×2/8+3×1/8+4×1/8+6×2/8=25/8

    表を追加すれば簡単ですね!

    期待値をまとめると、
    E[X]=3/2、E[Y]=2、E[X+Y]=3.5、E[XY]=25/8
    となります。

    また、
    E[X+Y]= E[X]+ E[Y] は成り立ちますが、
    E[XY]= E[X] E[Y] は成り立ちません。
    X,Yは互いに独立ではないからですね。

    解法(分散)

    (2)分散V[X],V[Y],共分散COV[X,Y]を求めよ。

    V[X]の解法

    ●ここで、分散V[X]の式をおさえましょう。
    V[X]=E[\((X-μ_X)^2\)]
    ですね。

    次に、Xの平均\(μ_X\)を求めましょう。
    平均\(μ_X\)はX=1,2の平均ですから3/2ですね。

    表から、X=1の確率が1/2、X=2の確率が1/2ですから分散は、

    V[X]=E[\((X-μ_X)^2\)]=E[\((X-1.5)^2\)]
    =\((1-1.5)^2\)×1/2+\((2-1.5)^2\)×1/2
    =1/4

    ちょっと難しいですね。

    V[Y]の解法

    ●ここで、分散V[Y]の式をおさえましょう。
    V[Y]=E[\((Y-μ_Y)^2\)]
    ですね。

    次に、Yの平均\(μ_Y\)を求めましょう。
    平均\(μ_Y\)はY=1,2,3の平均ですから2ですね。

    表から、Y=1の確率が3/8、Y=2の確率が2/8、Y=3の確率が3/8ですから分散は、

    V[Y]=E[\((Y-μ_Y)^2\)]=E[\((Y-2)^2\)]
    =\((1-2)^2\)×3/8+\((2-2)^2\)×2/8+\((3-2)^2\)×3/8
    =3/4

    ちょっと難しいですね。

    共分散COV[X,Y]の解法

    ●ここで、共分散COV[X,Y]の式をおさえましょう。
    COV[X,Y]=E[\((X-μ_X)(Y-μ_Y)\)]
    ですね。

    共分散は、
    COV[X,Y]=E[\((X-μ_X)(Y-μ_Y)\)]= E[\((X-1.5)(Y-2)\)]
    =(1-1.5)(1-2)×2/8+(1-1.5)(2-2)×1/8+(1-1.5)(3-2)×1/8+
    (2-1.5)(1-2)×1/8+(2-1.5)(2-2)×1/8+(2-1.5)(3-2)×2/8
    =1/8

    なお、共分散Cov[X,Y]はもう1つ公式があり、
    Cov[X,Y]= E[XY]- E[X]E[Y]
    1/8=25/8-3/2・3
    が成り立ちます。

    ちょっと難しいですが、解き方は1パターンなので、何度も復習しましょう。

    分散をまとめると、
    V[X]=1/4、V[Y]=3/4、Cov[X,Y]=1/8
    となります。

    離散系で使った公式一覧

    ➂【何度も復習しよう!】連続型確率分布の場合

    その2の記事で解説します。

    まとめ

    同時確率分布の分散、共分散の導出をわかりやすく解説しました。

    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁【何度も復習しよう!】離散型確率分布の場合
    • ➂【何度も復習しよう!】連続型確率分布の場合(その2で解説)

  • 【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】

    「品質不正への正しいマインドがわからない、批判すればいいの?」と困っていませんか?。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

    品質不正問題の演習問題を販売します!

    品質不正問題が後を絶ちません。正しく深くその組織の深部までとらえられるための品質不正を解く問題集を作成しました。

    批判、貶し(けなし)、悪者扱い、排除は絶対NG!
    もうあかん!変わらないとダメだ!と覚悟を決めた相手を
    「よくぞ!言ってくれた!」と褒めましょう!

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    ①品質不正を打ち明けた企業・組織を褒めよう!

    批判して、けなしても何の価値も生まない

    ニュース、記事、You tube動画などで、専門家や専門家っぽい人が、品質不正報告書の部分を批判して、再生回数を稼ぐことをやっていますが、

    批判して、けなしても何の価値も生みません。
    悪者にして、怒りの矛先にするのは簡単ですが、悲しいだけです。
    そんな報道して、何か価値ができるんでしょうか?

    不正を打ち明けて変わろうとする決意を評価しよう!

    むしろ、自らの過ちを外に出して、膿を出し切り、変わろうとする姿勢を評価しませんか?

    叩かれる覚悟を決めて背水の陣で挑む姿を褒めるべき
    逃げも隠れもしない覚悟を褒めよう!
    「よくぞ!言ってくれた!」と褒めよう!

    くらいの、マインドが欲しい。

    いい時は一切褒めないのに、
    都合の悪いときだけ叩く社会は
    どこかおかしい。。。

    失敗や過ちをある程度許す社会でないと辛いよ!

    ●たしかに、コンプライアンス強化は大事ですが、自分の首を絞めている方向に行くのは良くありません。

    過剰品質
    無理なQCDの要求

    で自滅するリスクもあります。

    その一方で、コンプライアンスがちょっと緩い、海外の新興組の勢いでゲームチェンジされて、コンプライアンス強化した我々がビジネス敗退するケースも多々あります。

    それから、

    失敗や過ちを吐き出しやすい社会も大事!

    そうでないと自分を傷つけることになる!!

    ちょっと、しんどすぎない?

    ➁対岸の火事ではない!

    相手を叩いたり、批判するのは、不毛です。なぜなら、

    明日は我が身だから。。。

    明日は我が身でもある

    ●品質不正や会計不正などはどこでも発生しうることです。

    自分は大丈夫? なわけがない

    防災意識向上と同じですね。

    同業他社が品質不正したなら尚更、自社も起こり得る

    っていうか、もう自社でも不正があると思っていた方がいい。まだ、品質不正と公にする程度でないだけのことですよ。きっと。

    自分のところでは、品質不正が起きないと証明できない限り、発生すると思っておく方が良い

    人の振り見て我が振り直せ

    自分事として他社・他組織の品質不正問題を考えるべき!です。

    「競合他社が落ち込んだ!、ざまーみろ!」ではありません。明日は自分に襲い掛かるよ!と思うべき。

    他社の状況や品質不正報告書を読みながら、自社と他社の類似点や相違点を客観的に理解して、自社の状況を確認に注力しましょう。

    ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

    改革できる絶好のチャンス!

    ●不正の真因分析をして再発・未然防止できたら、その企業・組織が大きく改革できる絶好のチャンスにつながります!

    ●その企業を取り巻く内外の過剰な圧力の撤廃
    ●組織の流動性の飛躍的な向上
    ●膿を出し切り、隠すものが何もないすっきりした状態での再出発
    がその企業・組織にもう一度生まれ変わるチャンスにつながります。

    起きてしまった失敗は仕方がない
    失敗を成功につなぐ努力とそれを応援しよう!

    数少ない企業・組織の問題点抽出や分析ができるチャンス

    ●企業や組織を改革するのは至難の技で、異常事態まで陥らないと、メスを入れる事ができません。なので、会計や品質不正などの異常事態こそ、数少ない企業・組織を一気に改革するしかありません。

    自分の組織にも品質不正が起こる条件を考えて未然防止できる

    ●批判する暇があるなら、生まれ変わろうとする他社を見て、自社にもできることはないかを考えましょう。

    人の振り見て我が振り直せ

    ●当然、自社の改革も至難の技ですよね。でも、

    ○○社が品質不正でやばくなったので、うちもそうなる前に改革しよう!と言えば、普段よりは改革が進む可能性が高まります。

    日頃から品質不正などの不祥事事例を分析しておこう

    ●品質不正はあまり出てほしくないけど、

    1. 企業・組織の構造・風土の問題点がわかる好機
    2. 他社を見て自社を振り返る好機
    3. その企業・組織がとりまくビジネス特性の問題がわかる好機

    など、他人事であれば、得られるエッセンスはたくさんあります

    ●批判厳禁、許そう!
    ●人の振り見て我が振り直せ
    ●失敗は成功のもとを信じよう!

    ●精神論ですが、このマインドが日本社会には必要です。

    品質不正の事例を取り上げ、その原因を品質・経営・心理など多面的に分析した内容をQCプラネッツで解説しますが、その根幹となるマインドは本記事のとおりです。

    QCプラネッツは、品質不正から立ち直る仲間を応援します!
    がんばりましょう!

    まとめ

    【必読】品質不正を考える正しいマインドがわかる【褒めて応援すべし!】
    を解説しました。

    • ①品質不正を打ち明けた相手を褒めて応援しよう!
    • ➁対岸の火事ではない!
    • ➂「失敗は成功のもと」につなげよう!

  • 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる

    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる

    「2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる
    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)とは
    • ➂離散型確率分布の場合
    • ➃連続型確率分布の場合

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    QC検定®1級、2級でサンプリングの問題で苦戦していませんか?本記事では、QC・統計に勝てるためのサンプリング問題集(20題)を紹介します。

    2変数の確率分布関数にまず、慣れましょう!
    ➃連続型確率分布の場合が最も大事なので、最後まで読んでください。
    これを理解しないと、サンプリングの分散が理解できなくなります。
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    ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容

    2段サンプリングの分散の式

    「2段サンプリングの分散」の式があります。

    E(\(\bar{\bar{x}}\))=μ
    V(\(\bar{\bar{x}}\))=\(\frac{M-m}{M-1}・\frac{σ_b^2}{m}\)+\(\frac{N-n}{N-1}・\frac{σ_w^2}{mn}\)
    ・\(m\):1次サンプルの大きさ
    ・\(n\):2次サンプルの大きさ
    ・\(σ_b^2\):1次単位間の特性xの分散
    ・\(σ_w^2\):1次単位内の特性xの分散
    ・M:1次単位の総数
    ・N:1次単位の大きさ
    ・\(\frac{M-m}{M-1},\frac{N-n}{N-1}\):有限修正項
    となりますよね。

    でも、

    この式は何なの?
    何でこんな難しい式なの?
    覚えられない。。。

    と困ってしまいますよね。QCプラネッツも苦労しました。

    そこで、

    せめて、「2段サンプリングの分散」の式を導出したい!

    という思いで、解説していきます。

    2段サンプリングの分散の式に必要な内容

    まとめると、以下を理解しておく必要があります。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出
    1つの式なのにこんなに勉強が必要なの?

    残念ながら、「Yes」です。

    だから、「2段サンプリングの分散」の式を暗記して代入するだけの問題がよくあります。

    公式暗記・代入だけでは意味不明!

    だから、サンプリングの分散はみんな苦手なのです!

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    「だから、教科書やサイトに、2段サンプリングの分散の式を導出する内容が書いているはず」と懇願しても、残念、ありませんでした。

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    では、1つ1つ解説します。

    ➁2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)がわかる

    第2弾として「2変数の確率分布関数」を解説します。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出

    2変数の確率分布関数とは

    ●簡単にいうと、2変数(x,y)が同時に起こる確率を分布関数にしたものです。
    確率分布関数は
    \(f(x,y)\)
    で表現します。

    ●これだけなので、簡単ですね。
    徐々に複雑になっていきますが、簡単に解説していきます。

    2変数が完全に独立している場合

    なお、2変数の確率分布で、頭が混乱しがちになるのは、

    2変数が互いに独立している場合と、そうでない場合の区別がつきにくい

    です。

    ●式で書くと、
    \(f(x,y)\)=\(g(x)\)×\(h(y)\)
    と表現できます。2変数x,yは互いに独立しているので、同時確率は単純に積でよいとなります。

    ●これだけなので、簡単ですね。
    徐々に複雑になっていきますが、簡単に解説していきます。

    ●以下、例題を使って、解説しますが、よく混乱するポイントなので、読んでください。全分散の公式の導出などで、よく使う式ですが、不慣れでパニックになるところです。

    例題でおさえておくポイント

    1. 離散型の例で、2変数が互いに独立している場合を理解する
    2. 連続型の例で、X,Yそれぞれの周辺確率密度関数の求め方を理解する

    この2点をあやふやにすると、応用が利きません。。。

    ➂離散型確率分布の場合

    次の3つの例題を挙げます。2変数の確率分布の特徴に慣れましょう。

    1. 例題1(2変数が互いに独立していない例)
    2. 例題2(2変数が互いに独立してそうな例)
    3. 例題3(2変数が完全に独立している例)
    違いを理解しましょう。

    例題1(2変数が互いに独立していない例)

    2変数が互いに独立していない、交互に影響する例を下表に挙げます。これは中学数学レベルなので安心してください。

    X/Y 1 2 3
    1 \(\frac{2}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{2}\)
    2 \(\frac{1}{8}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{2}{8}\) \(\frac{1}{2}\)
    \(\frac{3}{8}\) \(\frac{2}{8}\) \(\frac{3}{8}\) 1

    ●以下の確率を計算してみましょう。
    (1) P(X=2,Y=3)
    (2) P(X=1)
    (3) P(Y=3)
    これは簡単ですよね。ビビらないでください。

    ●答えは、表に書いていますよね。

    例題2(2変数が互いに独立してそうな例)

    例題1と同じ表ですが、値を若干変えます。

    X/Y 1 2 3
    1 \(\frac{3}{16}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{3}{16}\) \(\frac{1}{2}\)
    2 \(\frac{3}{16}\) \(\frac{1}{8}\) \(\frac{3}{16}\) \(\frac{1}{2}\)
    \(\frac{3}{8}\) \(\frac{2}{8}\) \(\frac{3}{8}\) 1

    ●ここでポイントなのは、
    どのi(i=1,2),j(j=1,2,3)に対して、
    Pr(X=i,Y=j)=Pr(X=i)×Pr(Y=j)
    が成り立ちます。

    この状態は、

    2変数が互いに独立している

    と言えます。

    例題3(2変数が完全に独立している例)

    例題2は確かに完全に独立していますが、X,Yに関係する表があると、独立しているかどうかをいちいち確認する必要があります。

    本来、独立しているわけですから、下表の方が、独立していることがはっきりしてわかりやすいです。

    X 1 2
    Pr \(\frac{1}{2}\) \(\frac{1}{2}\) 1

    Y 1 2 3
    Pr \(\frac{3}{8}\) \(\frac{2}{8}\) \(\frac{3}{8}\) 1

    別表にまとめると、独立感がありますよね。これくらいX,Yを切り離して考えましょう。

    ➃連続型確率分布の場合

    積分が複雑だけど、1つずつ見れば理解できます!

    ●離散型は簡単ですが、連続型になると難しく感じます。その理由は以下です。

    1. ∑が積分に変わる
    2. Xの確率分布関数を求めるのに、Yで積分が必要なのが理解しにくい
    3. 計算結果がイメージしにくい
    4. 二重積分に不慣れで難しい

    難しくなりますが、1つずつ記事を読み進めていけば理解できます。大丈夫です!

    例題

    2次元の確率変数(X,Y)の同時確率密度関数が
    \(f(x,y)=k(x+2y)\) (0 ≤ \(x\) ≤ 2, 0 ≤ \(y\) ≤ 1)
    で表されている。
    (1) kを求めよ。
    (2)Xの周辺確率密度関数\(f_X(x)\)を求めよ。
    (3)Yの周辺確率密度関数\(f_Y(y)\)を求めよ。

    1つずつ解説します。慣れてましょう!

    解法

    ●(1)は、早速二重積分ですが、x,yについて、2回積分すればOKです。

    \(\begin{eqnarray}
    \int_0^1 \int_0^2 f(x,y)dxdy
    &= \int_0^2 \left[ xy+y^2 \right]_0^1 dx\\
    &= \int_0^2 (x+1) dx
    &= \left[ \frac{1}{2}x^2+x \right]_0^2\\
    &= 4\\
    \end{eqnarray}\)

    確率密度関数の全積分は1なので、k=\(\frac{1}{4}\)となります。

    ●(2)これがわかりにくい。Xなので、xで積分したいが、そうではなく、yで積分します。

    さっきの、離散型で考えると、Pr(X=1)を計算するときは、Pr(X=1)に相当するYの確率の和を下図のように計算しますよね。離散型は「和」で、連続型は「積分」となるイメージで理解しましょう。

    確率密度関数

    よって、

    \(\begin{eqnarray}
    \frac{1}{4} \int_0^1 (x+2y) dy
    &= \frac{1}{4} \left[ xy+y^2 \right]_0^1 dx\\
    &= \frac{1}{4} (x+1)\\
    \end{eqnarray}\)

    となります。

    ●(3)同様に、Yなので、yで積分したいが、そうではなく、xで積分します。

    さっきの、離散型で考えると、Pr(Y=0)を計算するときは、Pr(Y=0)に相当するXの確率の和を下図のように計算しますよね。離散型は「和」で、連続型は「積分」となるイメージで理解しましょう。

    確率密度関数

    よって、

    \(\begin{eqnarray}
    \frac{1}{4} \int_0^2 (x+2y) dx
    &= \frac{1}{4} \left[ \frac{1}{2}x^2+xy \right]_0^2 dx\\
    &= \frac{1}{2} (1+2y)\\
    \end{eqnarray}\)

    となります。

    ただ、困ったことに、元の確率密度関数と、X,Yの周辺確率密度関数の式を見ると、関係性がわかりません。
    ●元の確率密度関数:\(f(x,y)=\frac{1}{4}(x+2y)\)
    ●Xの周辺確率密度関数:\(f_X(x)= \frac{1}{4} (x+1)\)
    ●Yの周辺確率密度関数:\(f_Y(x)= \frac{1}{2} (1+2y)\)

    これも、理解しにくい点ですが、積分で一発で出せる良さはあります。慣れましょう!

    まとめ

    2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)をわかりやすく解説しました。

    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)とは
    • ➂離散型確率分布の場合
    • ➃連続型確率分布の場合

  • 条件付き確率がわかる(2段サンプリングの分散式導出)

    条件付き確率がわかる(2段サンプリングの分散式導出)

    条件付き確率がわかる(2段サンプリングの分散式導出)

    「条件付き確率がわからない」、と困っていませんか?

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    条件付き確率がわかる
    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁条件付き確率とは
    • ➂条件付き確率の例題

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    QC検定®1級、2級でサンプリングの問題で苦戦していませんか?本記事では、QC・統計に勝てるためのサンプリング問題集(20題)を紹介します。

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    ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容

    2段サンプリングの分散の式

    「2段サンプリングの分散」の式があります。

    E(\(\bar{\bar{x}}\))=μ
    V(\(\bar{\bar{x}}\))=\(\frac{M-m}{M-1}・\frac{σ_b^2}{m}\)+\(\frac{N-n}{N-1}・\frac{σ_w^2}{mn}\)
    ・\(m\):1次サンプルの大きさ
    ・\(n\):2次サンプルの大きさ
    ・\(σ_b^2\):1次単位間の特性xの分散
    ・\(σ_w^2\):1次単位内の特性xの分散
    ・M:1次単位の総数
    ・N:1次単位の大きさ
    ・\(\frac{M-m}{M-1},\frac{N-n}{N-1}\):有限修正項
    となりますよね。

    でも、

    この式は何なの?
    何でこんな難しい式なの?
    覚えられない。。。

    と困ってしまいますよね。QCプラネッツも苦労しました。

    そこで、

    せめて、「2段サンプリングの分散」の式を導出したい!

    という思いで、解説していきます。

    2段サンプリングの分散の式に必要な内容

    まとめると、以下を理解しておく必要があります。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出
    1つの式なのにこんなに勉強が必要なの?

    残念ながら、「Yes」です。

    だから、「2段サンプリングの分散」の式を暗記だけして代入して終わることが多いです。

    公式暗記・代入だけでは意味不明!

    だから、サンプリングの分散はみんな苦手なのです!

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    「だから、教科書やサイトに、2段サンプリングの分散の式を導出する内容が書いているはず」と懇願しても、残念、ありませんでした。

    2段サンプリングの分散の式の丁寧な導出はQCプラネッツだけ

    では、1つ1つ解説します。

    ➁条件付き確率とは

    まず、第1弾として「条件付き確率」を解説します。条件付き確率は高校数学でも習う、「ちょっと変わった確率」です。

    1. 条件付き確率
    2. 2変数の確率分布関数(同時確率質量関数)
    3. 同時確率分布の分散、共分散の導出
    4. 条件付き確率の期待値・分散
    5. 全分散の公式の導出
    6. 2段サンプリングの分散の公式導出

    条件付き確率とは

    ●2つの事象、変数が前提です。ある事象Bが起こった条件のもとで、事象Aが起こる確率を考えるのが、「条件付き確率」ですね。

    事象Aも事象Bも同時に起こる確率は
    P(A∩B)=P(A)×P(B)
    で計算しますね。

    このANDの条件に対して、分母を
    全体1ではなく、事象Bが起こる確率と変える点が、
    「条件付き確率」の特徴です。

    条件付き確率の公式

    公式で書くと、

    ある事象Bが起こった条件のもとで、事象Aが起こる確率は
    P(A|B)=\(\frac{P(A∩B)}{P(B)}\)
    と書ける。

    条件付き確率の独立性とは?

    上に書いたとおり、
    P(A∩B)=P(A)×P(B)
    が成り立つ場合は

    P(A|B)=\(\frac{P(A∩B)}{P(B)}\)
    =\(\frac{ P(A)×P(B)}{P(B)}\)
    =P(A)
    なります。

    「ある事象Bが起こった条件のもとで、事象Aが起こる確率は、
    単に事象Aが起こる確率と同じ」です。

    って、これって、事象Aと事象Bの関わりがまったく無いじゃん!ということで、
    事象Aと事象Bは独立である
    って言います。

    論理的には、条件付き確率の独立性は有りですけど、実際は、
    AとBが互いに影響し合う場合に考える確率問題が「条件付き確率」です。

    2段サンプリングも1段目と2段目が互いに影響するので、条件付き確率の考えが必要です。

    ➂条件付き確率の例題

    実際に例題を解いてみましょう。

    袋の中にトランプが次のように12枚入っている。
    ハートの1~4の1枚ずつ計4枚
    スペードの1~8の1枚ずつ計8枚
    袋の中から1枚取り出すとき、
    (1)カードの数が3以下である確率を求めよ。
    (2)カードがスペードとわかっている時、カードの数が3以下である確率を求めよ。
    (3)カードの数が3以下であるとわかっているとき、カードがハートである確率を求めよ。

    解いてみましょう。
    ●(1)は、全12枚中、3以下のカードは6枚あるので、確率P=1/2
    これは簡単!

    (2)(3)は条件付き確率ですね。
    ●(2)は
    ・事象A:「カードの数が3以下」
    ・事象B:「スペードとわかっている時」
    ・事象A∩B:「カードがスペードで数が3以下」
    ですから、
    P(B)=8/12
    P(A∩B)=3/12
    より
    P(A|B)=\(\frac{P(A∩B)}{P(B)}\)= (3/12)/(8/12)=3/8
    です。ちょっとわかりにくいですね。条件付き確率は。

    検算方法としては、
    ・事象B:「スペードとわかっている時」⇒8枚
    ・事象A∩B:「カードがスペードで数が3以下」⇒3枚
    から3/8としてもOKですね。こっちの方が分かりやすいですね!

    ●(3)は
    ・事象A:「カードがハート」
    ・事象B:「カードの数が3以下である」
    ・事象A∩B:「カードの数が3以下で、ハート」
    ですから、
    P(B)=4/12
    P(A∩B)=3/12
    より
    P(A|B)=\(\frac{P(A∩B)}{P(B)}\)= (3/12)/(4/12)=3/4
    です。ちょっとわかりにくいですね。条件付き確率は。

    検算方法としては、
    ・事象B:「カードの数が3以下である」⇒4枚
    ・事象A∩B:「カードの数が3以下で、ハート」⇒3枚
    から3/4としてもOKですね。こっちの方が分かりやすいですね!

    条件付き確率って馴染みにくいですけど、
    P(A|B)=\(\frac{P(A∩B)}{P(B)}\)
    の式、ガンガン使っていくので、慣れましょうね!

    まとめ

    条件付き確率をわかりやすく解説しました。

    • ①【共通】2段サンプリングの分散公式を導出するために知っておくべき内容
    • ➁条件付き確率とは
    • ➂条件付き確率の例題

  • 利用規約(QC模試)

    利用規約(QC模試)

    序文
    QCプラネッツは、QCプラネッツが運営するオンラインサービス『QC模試』(動画、図画、文章、音声、音楽、ソフトウェア、プログラム、ソースコードおよびその他一切の表現ならびに情報から構成され、以下「QC模試」といいます。)の利用について、以下のとおり会員利用規約(以下「QC模試利用規約」といいます。)を定めます。会員がQC模試を利用するためには、QC模試利用規約の全文をお読みいただき、そのすべてに同意していただく必要があります。

    第1章 共通条項
    第1条(QC模試)
    QC模試を通じ、品質管理スキルを中心とした学習コンテンツを提供します。また、学習補助機能など様々な学習に有益な機能も提供してまいります。

    第2条(利用登録)
    QC模試の利用を希望する者は、QC模試利用規約に同意したうえで、コンテンツの支払い完了時に、QC模試規約に従ったQC模試の利用契約が会員とQCプラネッツの間に成立し、会員はQC模試をQCプラネッツの定める方法で利用することができるようになります。

    第3条(禁止事項)
    会員は、QC模試を利用するにあたり、以下の各号のいずれかに該当する行為または該当するとQCプラネッツが判断する行為を行わないものとします。
    (1)他の会員または第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利または利益を侵害する行為
    (2) QC模試を、QC模試が予定している利用形態を超えて利用(複製、送信、転載、改変などの行為を含むが、これに限られない。)する行為
    (3)犯罪行為に関連する行為または公序良俗に反する行為
    (4)法令に違反する行為
    (5)コンピューター・ウィルスその他の有害なコンピューター・プログラムを含む情報を送信する行為
    (6)QCプラネッツが定める一定のデータ容量以上のデータを、QC模試を通じて送信する行為
    (7) QC模試の運営を妨げるおそれのある行為
    (8)有料コンテンツのURLを第三者に無断に教える行為
    (9)ソフトウェアを介することにより、または、第三者が提供するウェブサイトを介することにより、QC模試をダウンロードする行為
    (10)その他、QCプラネッツが不適切と判断する行為

    第4条(権利帰属等)
    会員は、著作権法上認められる場合を除き、QC模試の複製、上映、公衆送信、頒布、譲渡、貸与、翻訳および翻案の行為をしてはならないものとします。

    第5条(保証の否認および免責)
    QCプラネッツは、QC模試が会員の特定の目的に適合すること、QC模試が会員の期待する商品価値、正確性および有用性を有すること、会員によるQC模試の利用が会員に適用のある法令または業界団体の内部規則等に適合すること、ならびに、QC模試に不具合が生じないことについて、何ら保証するものではありません。
    QCプラネッツは、QC模試の提供にあたり相当の安全策を講じるものの、QC模試の中断、停止、終了、利用不能もしくは変更、データの削除もしくは消失、または、その他QC模試に関して会員が被った損害につき、賠償する責任を一切負わないものとします。付随的損害、間接損害、特別損害、将来の損害および逸失利益に係る損害については、賠償する責任を負わないものとします。
    会員はQC模試を利用するにあたり、自己の費用と責任でQC模試を利用するために必要となるパソコン、スマートフォンなどの端末、インターネット回線、ソフトウェアその他の設備を用意するものとします。会員のインターネット回線の状況、パソコン環境、その他予期せぬ理由により、コンテンツの中断、速度低下、障害、停止もしくは利用不能、または中止などの事態などが発生した場合も、これによって会員に生じた損害についてQCプラネッツは一切責任を負いません。

    第6条(やむを得ない場合の停止等)
    QCプラネッツは、以下のいずれかに該当する場合、会員に事前に通知することなく、QC模試の一部または全部の停止または中断をすることができるものとし、この場合、QCプラネッツは、会員に生じた損害について、一切の責任を負いません。
    (1) QC模試の提供に必要な装置、コンピュータ、システムまたは通信回線等の保守または点検を行う場合
    (2) QC模試の提供に必要な装置、コンピュータ、システムまたは通信回線等が不通、不良および事故等により使用不能となった場合
    (3)火災、落雷、地震、風水害,停電およびその他の天災地変に起因してサービス提供が困難な場合
    (4)いわゆるハッカー等の介入によりサービス提供が困難な場合
    (5)その他、やむを得ない事由により、QCプラネッツが停止または中断の必要があると判断した場合

    第7条(個人情報等の取扱)
    (1)基本姿勢:個人のメールアドレス、氏名、住所等の個人情報は外部に出しません。
    (2)ただし、次の項目については個人情報を利用します。
    ア ご購入いただいた、講座の代金を請求するため
    イ レポートの回答内容をQCプラネッツのブログやQC模試の紹介ページに紹介するため。
    ただし、その場合は内容を加筆・修正した上で投稿し、本人が特定できないものとします。
    ウ QC模試の効果、お薦めを紹介するため。ただし、本人の了承を必ず取ります。
    エ サービス向上アンケートや、新サービスの提供を配信するため
    オ 不正行為や犯罪防止にために確認するため。

    第8条(QC模試の内容の変更)
    QCプラネッツは、QCプラネッツの都合により、QC模試の内容を変更し、または、QC模試の提供を終了することがあり、QCプラネッツは、当該変更により会員に生じる損害には一切責任を負いません。

    第9条(利用規約の変更)
    QCプラネッツは、QCプラネッツが必要と判断する場合、利用規約の内容を変更できるものとします。QCプラネッツは、利用規約の内容を変更した場合には、会員に当該変更内容をQCプラネッツの定める方法により通知するものとし、通知後、会員がQC模試を利用した場合またはQCプラネッツの定める期間内に利用登録の抹消をしなかった場合には、会員は、利用規約の変更に同意したものとみなします。

    第10条(通知)
    QC模試に関する問い合わせその他会員からQCプラネッツに対する連絡または通知、および利用規約の変更に関する通知その他QCプラネッツから会員に対する連絡または通知は、QCプラネッツの定める方法で行うものとします。

    第11条(権利義務の譲渡禁止)
    会員は、利用規約上の地位または利用規約に基づく権利もしくは義務につき、第三者に対し、譲渡、移転、担保設定、その他の処分をすることはできません。

    第12条(反社会勢力の排除)
    QCプラネッツ及び会員は、それぞれ相手方に対し、次の各号の事項を確約します。
    (1)利用登録前又は利用登録中において、自らが、暴力団、暴力団関係企業、総会屋若しくはこれらに準ずる者又はその構成員(以下総称して「反社会的勢力」という)ではないこと。
    (2)利用登録前又は利用登録中において、自らの役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいう)又は社員が反社会的勢力ではないこと。
    (3)反社会的勢力に自己の名義を利用させ、個別契約を締結するものでないこと。
    (4)利用登録中に、自ら又は第三者を利用して、次の行為をしないこと。
    ア 相手方に対する脅迫的な言動又は暴力を用いる行為
    イ 偽計又は威力を用いて相手方の業務を妨害し、又は信用を毀損する行為
    QCプラネッツ及び会員の一方が、利用登録中に、前項に違反した場合には、その相手方は、何らの催告を要せずして、QC模試の利用契約を解除することができます。

    第13条(分離可能性)
    利用規約の一部の条項が無効とされた場合も、他の条項の効力には影響せず、他の規定は有効に存続するものとします。

    第14条(準拠法および合意管轄)
    利用規約の準拠法は日本法とします。
    利用規約またはQC模試に関して紛争が生じた場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

    第2章 有料会員特約
    この有料会員特約は、QC模試のうち有料のコンテンツ(以下「有料コンテンツ」といいます。)を利用する個人会員のみに適用されるものとします。

    第1条(有料コンテンツの利用登録)
    有料コンテンツの利用を希望する会員は、QCプラネッツが定める方法により、ポータルを通じ、有料コンテンツの利用登録を行うものとし、有料コンテンツ利用登録完了時に、有料会員特約を含む利用規約に従った有料コンテンツの利用契約が会員とQCプラネッツの間に成立し、会員は有料コンテンツをQCプラネッツの定める方法で利用することができるようになります。

    第2条(利用料金)
    有料会員が有料コンテンツを利用する場合、有料会員は、QCプラネッツの定める利用料金を、QCプラネッツの定める方法により、支払うものとします。
    QCプラネッツは、有料コンテンツの内容の変更等により、利用料金を改定する場合があります。なお、利用料金を改定する場合は、QCプラネッツの定める方法により、有料会員に対し、事前に通知するものとします。
    有料会員が利用期間の途中で利用登録を抹消した場合を含め、理由の如何にかからず、有料会員は、すでに支払った利用料金の返金は一切受けられないものとします。
    有料会員が利用料金の支払いを完了した場合のみ、有料会員は、有料コンテンツを利用できるものとします。

    第3条(自動更新)
    有料コンテンツの利用登録にあたり、有料コンテンツの利用契約は、従前と同一の条件で自動更新されます。

    第4条(利用停止等)
    第1章第 6 条および第 8 条基づき、有料コンテンツの内容が変更され、また有料会員が有料コンテンツの提供を受けられなくなったとしても、変更の場合は、変更以降も従前と同一の利用料金が発生するものとします。また、こ
    れによって有料会員が被った損害について、QCプラネッツは一切の責任を負いません。

    付則
    この利用規約は、2022 年 6月 18 日より効力を発します。

    (c) 2022 QCプラネッツ

  • よくある質問

    よくある質問

    常時アップしていきますので、よろしくお願いいたします。

    ご不明な点がございましたらお気軽に、お問い合わせにて、ご質問よろしくお願いいたします。

    • ①模試について
    • ②試験問題について
    • ③解答・解説と評価・採点について
    • ④トラブル?うまく受験できない場合
    • ⑤その他

    ①模試について

    絶対QC検定®に合格できますか?

    100%合格は保証しませんが、「わかる」を「できる」力が身につく良問をQC模試では提供します。

    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。

    ➁試験問題について

    質問をお受け次第、回答申し上げます。

    ➂解答・解説と評価・採点について

    質問をお受け次第、回答申し上げます。

    ➃トラブル?うまく受験できない場合

    質問をお受け次第、回答申し上げます。

    ➄その他

    質問をお受け次第、回答申し上げます。

    (c) 2022 QCプラネッツ、QC模試

  • QC模試(品質技量の腕試し&QC検定®対策)

    QC模試(品質技量の腕試し&QC検定®対策)

    QC模試へようこそ!

    こんなあなたにぴったりな試験問題を提供します!ぜひ挑戦ください!

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    公式、暗記で終わらず、自分のものにできているかを試すオリジナル試験問題です!

    • ①QC模試の受験料
    • ➁QC模試ご購入後の流れ
    • ➂QC模試試験範囲
    • ➃QC模試試験の例題
    • ➄【一読ください】ご利用の留意点
    • 【QC模試のご購入】
    ●商標使用について、
    ①QC検定®と品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
    ➁このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
    ➂QCプラネッツは、QC検定®と品質管理検定®の商標使用許可を受けています。
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    ①QC模試の受験料

    レベルと受験料の一覧です。

    レベル QC検定® 受験料
    初級 3級相当 1,000円
    中級 2級相当 1,000円
    上級 1級相当 1,000円

    全級とも、大問15程度とQC検定®の試験問題と同程度の問題量です!
    ただし、試験時間は設けていません。じっくり考え抜いてください。

    リーズナブルな価格とさせていただきます。是非ご活用ください。

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    ➁QC模試ご購入後の流れ

    ご確認ください。

    ステップ アクション
    1 ご購入
    2 問題&解答
    3 答案送付
    4 解説ページ

    (1)まず、メルカリでご購入いただき、問題用紙を送付させていただきます。

    メルカリで「QC模試」「QCプラネッツ」「QC検定®」で検索ください。

    (2)問題を解いて回答ください。
    (3)答案をQCプラネッツに送付ください。
    ご回答の質が一定以上であれば、解説ページを送付します。
    (4)解説ページを読んで復習してください。

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    ➂QC模試試験範囲

    以下、試験範囲です。QC検定®の試験範囲とそろえています。

    単元 初級 中級 上級
    基本統計量
    統計学
    確率分布
    サンプリング
    検定と推定
    管理図
    工程能力指数
    抜取検査
    実験計画法
    ノンパラメトリック検定
    相関分析
    単回帰分析
    重回帰分析
    多変量解析法
    信頼性工学
    ロバストパラメータ設計
    品質管理用語
    品質保証
    ISO9001
    品質マネジメントシステム
    品質不正
    QC7つ道具
    新QC7つ道具

    【QC模試のご購入】へ

    ➃QC模試試験の例題

    次の3点を試験で課します。QC検定®にはない完全オリジナル問題で、さらにレベルアップを図ることができます。

    1. QCに必須な基本パターンが習得できているか?
    2. 公式、用語の暗記だけで済ませていないか?
    3. 自分の言葉でわかりやすく説明できるか?

    初級の試験問題例

    試験問題例(クリックで開きます)

    【1】手法編

    問:10個のデータがある。

    10、13、15、17、21、15、19、16、22、23

    (1)この10個のデータの範囲Rを求めよ。
    (2)この10個のデータの標準偏差sを求めよ。
    (3)一般的に、範囲Rは標準偏差sより大きくなることを数式で証明せよ。

    【2】実践編

    問:「QCD」という用語がある。
    (1)Q,C,Dはそれぞれ何の略語か答えよ。
    (2)Q,C,Dの3つを同時改善することは難しい。その理由を説明せよ。

    QC検定®の頻出問題からさらに洗練させた問題と、QC模試独自の「理論や本質を考えて説明でき、実務に活かせる」問題などを盛り込んでいます。是非、実力向上にQC模試をご活用ください。

    中級の試験問題例

    試験問題例(クリックで開きます)

    【1】手法編

    問:実験計画法には3つの原則がある。
    (1)各々の原則を答えよ。
    (2)各々の原則を満たさない場合、実験計画にどんな不具合が生じるかを、具体的なデータを示しながら説明せよ。

    【2】実践編

    問:「QCストーリー」について、
    (1)「QCストーリー」のステップを説明せよ。
    (2)「QCストーリー」の具体例を説明せよ。

    QC検定®の頻出問題からさらに洗練させた問題と、QC模試独自の「理論や本質を考えて説明でき、実務に活かせる」問題などを盛り込んでいます。是非、実力向上にQC模試をご活用ください。

    上級の試験問題例

    試験問題例(クリックで開きます)

    【1】手法編

    問:あるスナック菓子の重量は正規分布に従っている。出荷検査では平均値が100g(\(μ_0\))以上の製品だけ合格させたいが、平均98g(\(μ_1\))以下の製品はできるだけ不合格にしたい。今までのデータから製品の重量の標準偏差は1.6g(σ)であることがわかっている。この場合、α=0.05,β=0.10を満足する計量抜取検査方式で検査する。
    (1)下限合格判定重量を\(X_L\)とする。\(X_L\)を(\μ_0\),(\μ_1\),n(サンプル数), \(K_α\), \(K_β\)(K:有意確率)を用いて2式で表現せよ。
    (2)サンプル数nを計算せよ。
    (3) 下限合格判定重量を\(X_L\)を計算せよ。

    【2】実践編

    問:ISO9001 2015を取得認定済の優良企業による品質不正の不祥事が後を絶たない。その一方で、毎年ISO9001の外部審査を実施している。
    (1)なぜISO9001の外部審査では、品質不正が見抜けないのかを説明せよ。
    (2)あなたがISO9001の外部審査員ならば、どのように品質不正を見抜くか提言せよ。

    QC検定®の頻出問題からさらに洗練させた問題と、QC模試独自の「理論や本質を考えて説明でき、実務に活かせる」問題などを盛り込んでいます。是非、実力向上にQC模試をご活用ください。

    【QC模試のご購入】へ

    ➄【一読ください】ご利用の留意点

    利用規約、プライバシーポリシー、よくある質問、特定商取引法の表示はコンテンツ「QC模試」とほぼ同じです。以下を一読ください。

    利用規約

    利用規約(QC模試)
    利用規約(QC模試)です。ご利用の前に一読ください。よろしくお願いいたします。

    プライバシーポリシー

    プライバシーポリシー
    QCプラネッツとQC塾のプライバシーポリシーです。必ず読んでください。よろしくお願いいたします。

    よくある質問

    よくある質問
    コンテンツについての、よくある質問をご確認ください。よろしくお願いいたします。

    特定商取引法の表示

    特定商取引法に基づく表記の記載
    特定商取引法に基づく表記の記載を必ず読んでください。よろしくお願いいたします。

    ⑥【QC模試のご購入】

    ご購入の際は、下記の内容を承諾いただいたとみなします。必ずご確認ください。
    特定商取引法に基づく表記の記載
    利用規約
    プライバシーポリシー

    本サイトからのご購入

    直接ご購入いただけます。
    購入後、すぐに試験ページのサイトとパスワードを送付させていただきます。

    上級

    [asp_product id=”10875″]

    中級

    [asp_product id=”10874″]

    初級

    [asp_product id=”10873″]

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    noteでご購入

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    (c) 2022 QCプラネッツ

  • 【MBAまとめ】品質業務に必須な「活きた経営学」が身につく

    【MBAまとめ】品質業務に必須な「活きた経営学」が身につく

    「品質業務に経営学のスキルが必要なの?」と疑問に思いませんか。

    こういう疑問に答えます。

    本記事のテーマ

    【MBAまとめ】品質業務に必須な活きた経営学が身につく
    品質=技術(エンジニア)×経営(MBA)
    1. ISO,品質管理のベースとなる経営戦略がわかる
    2. ISO,品質管理のベースとなる組織論がわかる
    3. ISO,品質管理のベースとなるマーケテイングがわかる
    4. 品質の目的である収益の理解を深めるアカウンティングがわかる
    5. 知っておくと便利なファイナンスの基本がわかる
    6. エンジニアのMBA体験記のご紹介

    品質MBAの演習問題を販売します!

    経験より経営・知恵を磨き、組織改善を実現できホンモノのあなたにするための品質管理MBA問題集を提供します。是非チャレンジください!

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    経営(MBA)を取得したから、エンジニアの私は
    品質の面白さ・大切さがわかった!

    経営(MBA)を取得前の自分なら、ISOなら、監査とか、鬱陶しいイメージしかありませんでしたし、まさかブロガーになるとも思ってもいませんでした。人生は変わりますね

    品質業務も経営のエッセンスは知っておくべきです。
    決められたルールに従うだけの品質ではなく、
    自分で考えて戦略的に品質向上できる提案力が身につく記事を用意しました。

    品質管理に必要なMBA記事をまとめました。MBAについて、これだけ書いているサイトはなかなか無いでしょう。

    ①MBAの合格方法を伝授します

    QC模試 MBAの合格方法がわかりますか?本記事では国内MBAの合格方法を実体験をもとに解説します。学校側、卒業生側から「こういう人に来て欲しい」人物像を解説します。自分と向き合って新しい自分を手に入れましょう。

    ②品質管理に必要なMBA要素を冊子にまとめました

    1. ISO,品質管理のベースとなる経営戦略がわかる
    2. ISO,品質管理のベースとなる組織論がわかる
    3. ISO,品質管理のベースとなるマーケテイングがわかる
    4. 品質の目的である収益の理解を深めるアカウンティングがわかる
    5. 知っておくと便利なファイナンスの基本がわかる
    6. エンジニアのMBA体験記のご紹介

    をしっかり、1つの冊子にまとめましたので、是非読んでみてください。

    品質管理に必要なMBA要素

    No テーマー
    1 品質業務は若手には無理なのか?
    2 【MBA体験記】MBAは無駄か?
    3 【MBA体験記】エンジニアがMBAを取得した理由
    4 【MBA体験記】MBAと家庭の両立はできる
    5 【MBA体験記】MBAに通う人はどんな人?がわかる
    6 【MBA体験記】MBAの学校の選び方
    7 【MBA体験記】MBAの費用
    8 【MBA】マーケティングがわかる
    9 【MBA】損益分岐点がわかる
    10 【MBA】マーケティングのAIDMAがわかる
    11 【MBA】プラットフォーマーが儲かる理由がわかる
    12 【MBA】イノベーションのジレンマがわかる
    13 【MBA】損益計算書よりバランスシートで考える人は金持ち
    14 【MBA】簿価と時価の違いがわかる
    15 【MBA】赤字よりヤバい黒字倒産がわかる
    16 【MBA】ROAとROEがわかる
    17 【MBA】お金の現在価値がわかる
    18 【MBA】キャッシュフローとDCF法がわかる
    19 【MBA】メンタルヘルスの重要さがわかる


    【冊子のダウンロード】

    まとめ

    【MBAまとめ】品質業務に必須な活きた経営学が身につくを解説しました。

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